2010年10月26日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りに押された。欧州・オセアニア通貨がドルに対して持ち高調整目的で売られたことにつれてドル以外の通貨に対しては円買いが先行した。ただ、米10年債利回りが上昇に転じたことにつれて円売りドル買いの勢いが増したため上値が切り下がった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日の海外市場でドルの買い戻しが進んだ流れを引き継いで、円売りドル買いが先行した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による追加金融緩和観測を背景にしたドル売り圧力は強く、円の下値は限られた。国内輸出企業からとみられる円買いも入り相場を支えた。
 野田佳彦財務相は26日、「急激な円の変動があれば、各国に協力を呼び掛ける」「G20サミットで為替介入回避の提案が仮にあったとしても、日本は該当しない」などと述べたが、目立った反応はなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。新規の材料に乏しい中、しばらくはもみ合い展開が続いていたが、夕刻にかけて円売りが優勢となった。市場では「7-9月期の英国内総生産(GDP、速報値)の結果が強い数字になる」との思惑から対ポンドで円売りが先行。英国立統計局が17時30分に発表した7-9月期の英GDP速報値が物価変動の影響を除いた実質で前期比0.8%増、前年同期比2.8%増と市場予想を上回ったことが分かると、円売りポンド買いが加速し他の通貨に対しても円売りが波及した。
 仙谷由人官房長官の話として「世界経済や為替がどう動くか、財務事務次官と意見交換した」と伝わり、政府日銀による為替介入への警戒感が高まったことも円の重しとなった。国内勢からとみられるまとまった規模の円売りドル買いが出されると、損失覚悟の円売り注文を断続的に巻き込んで下げ足を速めた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は対ドルやポンドでは下げ幅を拡大。日本の金融当局の為替介入への警戒感が高まったことが円の買い持ち高を解消する動きを誘ったほか、国内勢からまとまった規模の円売りがドルに対して出たことも円全体を押し下げた。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上げ幅を広げていることを背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも出たほか、対欧州オセアニア通貨でドルが買い戻されていることも円売りドル買いを誘っている。ポンドに対しては7-9月期英国内総生産(GDP)速報値が予想よりも強かったことや、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の格付け「AAA」の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更したことなどを材料とした円売りポンド買いが出た。
 一方、円はユーロやオセアニア通貨などに対しては売り先行後、もみ合い。対ドルでまとまった規模の円売りが出たことにつれて円売りが先行した。その後は対ドルでの円売りと、欧州・オセアニア通貨がドルに対して売られていることにつれた円買いが綱引きしもみ合いの展開となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=81円41銭前後まで上げた。
・ユーロ円は序盤にドル円にまとまった買いが入った場面で1ユーロ=113円28銭前後まで上げた。
・ポンド円は大幅高。一時1ポンド=129円07銭前後まで上げた。7-9月期英GDP速報値やS&Pの英国の格付け見通しの引き上げを受けた動き。ポンドドルは1ポンド=1.5897ドル前後まで上昇している。
・ユーロドルは下値を探る展開。英・独の株安の下落を背景にリスク資産圧縮目的の売りが出た。ユーロポンドが大幅安となっていることもユーロドルの重しとなったほか、8月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が前年比1.7%上昇と前月の前年比3.2%上昇から悪化し市場予想平均の前年比2.2%上昇より弱かったことが嫌気されて時間外の米株価指数先物の下げ幅が拡大したことも売りを誘った。現物の米国株が安く寄り付いていることも売り材料とされて22時30分過ぎに22時過ぎに1ユーロ=1.3857ドル前後と本日安値を付けている。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

日本政府関係[NP-6.4 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.2]
・五十嵐財務副大臣(ブルームバーグが伝える)「投機的円高には断固たる措置」、「『サプライズ』介入に効果」

ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP-6.0 HDP +0.1 CHDP -1.6 RHDP +0.1 CRHDP -1.6]
・メイレレス・ブラジル中銀ディレクター「必要であれば為替で更なる措置を取るかもしれない」「為替相場の動きを注意深く見ている」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のエコノミストが25日、「ドイツの景気回復が進み、回復のペースが引き続き速まると、成長率は他のユーロ圏各国を上回る可能性が高い」とし、ドイツ経済の強い回復で欧州中央銀行(ECB)は「比較的早期に」利上げを開始せざる得ない、との認識を示した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・日銀が28日の金融政策決定会合で報告する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、2012年度の物価上昇率が1%未満にとどまると公表する見通しとなったと、日経新聞が報じた。日銀は1%程度の物価上昇が見通せるまで、政策金利を「0-0.1%」とするとの認識を示していることから、ゼロ金利が続く可能性が高まったと伝えている。

ウィリアム・ダドリー[NP-6.4 HDP -1.3 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「現在の失業率とインフレ率は受け入れることが出来ない」、「一段のFRBの行動が見通しにより、おそらく正当化される」、「完全な景気回復の道のりは長く、起伏のあるものになりそう」

トーマス・ホーニグ[NP+5.2 HDP +3.2 CHDP +0.0 RHDP +4.3 CRHDP -0.1]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBはゼロ金利を変更すべき」「一段の量的緩和は危険な賭け」

トーマス・ホーニグ[NP+6.8 HDP +3.3 CHDP +0.1 RHDP +4.4 CRHDP +0.1]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBは段階的に政策金利を引き上げるべきで、最初は1%そして2%」

野田佳彦[NP-5.4 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.0]
・野田佳彦財務相「G20サミットで為替介入回避の提案が仮にあったとしても、日本は該当しない」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は26日、英国の格付け「AAA」の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたと発表した。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・豊田章男・トヨタ社長(テレビ東京とのインタビューで)「(円高で)時期を見て円相場の想定を見直す」、「円高でかなりの危機感を感じている」、「想定為替レートを1ドル=80円に修正する可能性が高い」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP-6.0 HDP +0.1 CHDP -1.6 RHDP +0.1 CRHDP -1.6]
・メイレレス・ブラジル中銀ディレクター「必要であれば為替で更なる措置を取るかもしれない」「為替相場の動きを注意深く見ている」

2010年10月26日のFX要人発言・ニュース

日本政府関係[NP-6.4 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.2]
日本政府関係・五十嵐財務副大臣(ブルームバーグが伝える)「投機的円高には断固たる措置」、「『サプライズ』介入に効果」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「保護主義者のプレッシャーを回避しなければならない」、「為替の『口先武装解除』は正当化される」、「中国の人民元は上昇の過程にある」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「為替レートの変動は有益でない」、「ユーロの水準に言及することは意味をなさない」

ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP-6.0 HDP +0.1 CHDP -1.6 RHDP +0.1 CRHDP -1.6]
ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係・メイレレス・ブラジル中銀ディレクター「必要であれば為替で更なる措置を取るかもしれない」「為替相場の動きを注意深く見ている」

アクセル・ウェーバー[NP+2.0 HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「政策金利は依然適切」「ECBは非標準的措置の解除過程にある」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のエコノミストが25日、「ドイツの景気回復が進み、回復のペースが引き続き速まると、成長率は他のユーロ圏各国を上回る可能性が高い」とし、ドイツ経済の強い回復で欧州中央銀行(ECB)は「比較的早期に」利上げを開始せざる得ない、との認識を示した。

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
米政府関係・米財務省によると、5年物インフレ指数連動債(TIPS)入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りがマイナス0.550%、応札倍率(カバー)が2.84倍となった。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
日本銀行(日銀)関係・日銀が28日の金融政策決定会合で報告する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、2012年度の物価上昇率が1%未満にとどまると公表する見通しとなったと、日経新聞が報じた。日銀は1%程度の物価上昇が見通せるまで、政策金利を「0-0.1%」とするとの認識を示していることから、ゼロ金利が続く可能性が高まったと伝えている。

ジェームズ・ブラード[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
ジェームズ・ブラード・ブラード・セントルイス連銀総裁「規制改革は完了からは依然として遠い」、「経済的な決定は、規則設定の環境の不透明性により影響を受ける」

ジョージ・プロボポラス[NP-4.0 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
ジョージ・プロボポラス・プロボポラス・ギリシャ中銀総裁「ユーロ圏の経済回復は持続的で、2番底懸念は見られないが、一様ではない」、「欧州中央銀行(ECB)の政策金利や、金融政策が緩和的であることは適切」

ブラジル政府関係[NP     HDP +1.0 CHDP -2.5 RHDP +1.0 CRHDP -2.5]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「G20は通貨での協調手段を模索する見通し」、「ガイトナー米財務長官がドルをこれ以上弱くしないと確約」

ゲオルギオス・パパンドレウ[NP-4.8 HDP -5.9 CHDP +0.1 RHDP -5.9 CRHDP +0.1]
ゲオルギオス・パパンドレウ・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャの先行きを懸念している」、「依然として警戒態勢が続いている」

ブラジル政府関係[NP     HDP +1.0 CHDP -2.5 RHDP +1.0 CRHDP -2.5]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「より強いドルは人民元の引き上げを促す可能性がある」

マーヴィン・キング[NP     HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
マーヴィン・キング・キング英中銀総裁「BOEはバーゼルⅢのタイムテーブルを短縮する意図はない」「銀行はもっと新株発行で資本増強すべき」

マーヴィン・キング[NP+2.0 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.2]
マーヴィン・キング・キング英中銀総裁「米住宅市場が回復している明確な兆しはない」「英国の住宅価格は3分の2程度回復した」「低い実質金利は米国や英国の住宅価格を押上げだ」

ウィリアム・ダドリー[NP-6.4 HDP -1.3 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「現在の失業率とインフレ率は受け入れることが出来ない」、「一段のFRBの行動が見通しにより、おそらく正当化される」、「完全な景気回復の道のりは長く、起伏のあるものになりそう」

ウィリアム・ダドリー[NP-4.0 HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「米国がリセッションに向かうリスクはきわめて低い」、「米国の景気回復の継続を予想」、「FRBのバランスシートの規模はインフレの問題を引き起こさないだろう」

ウィリアム・ダドリー[NP     HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「金融政策委員はまだ資産を買い入れるかどうか決定していない」

ウィリアム・ダドリー[NP     HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「ドルは金融政策の目標ではない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・25日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りに押された。欧州・オセアニア通貨がドルに対して持ち高調整目的で売られたことにつれてドル以外の通貨に対しては円買いが先行した。ただ、米10年債利回りが上昇に転じたことにつれて円売りドル買いの勢いが増したため上値が切り下がった。

日本政府関係[NP     HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.2]
日本政府関係・政府は26日、日本企業による海外投資案件で民間金融機関が市場調達をまかないきれない場合、外為特会から1.5兆円をめどに国際協力銀行(JBIC)に外貨を融資すると発表した。

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP +0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「過度な為替の変動は経済・金融に悪影響」「市場を重大な関心をもってみる」

日本政府関係[NP-4.6 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
日本政府関係・海江田万里・経済財政担当相「FOMCを前に投機筋がドルを売っている」「FOMCの対応を見守る」

日本政府関係[NP-4.8 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
日本政府関係・海江田万里・経済財政担当相「(為替介入について)急激で一方的な変動の場合は許容範囲」

トーマス・ホーニグ[NP+3.0 HDP +3.2 CHDP +0.0 RHDP +4.4 CRHDP +0.1]
トーマス・ホーニグ・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「米国は緩やかな景気回復の中にある」

トーマス・ホーニグ[NP+5.2 HDP +3.2 CHDP +0.0 RHDP +4.3 CRHDP -0.1]
トーマス・ホーニグ・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBはゼロ金利を変更すべき」「一段の量的緩和は危険な賭け」

トーマス・ホーニグ[NP+6.8 HDP +3.3 CHDP +0.1 RHDP +4.4 CRHDP +0.1]
トーマス・ホーニグ・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBは段階的に政策金利を引き上げるべきで、最初は1%そして2%」

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP +0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「G7では経常収支4%を含め議論したが、G20で4%目標に慎重だった国は複数あった」

野田佳彦[NP-5.0 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「昨日のマーケットは一方向に偏った動き」「必要なら断固たる措置を取る」

野田佳彦[NP-4.8 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「一段のドル安を食い止めることが国益」

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「急激な円の変動があれば、各国に協力を呼び掛ける」

野田佳彦[NP-5.4 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「G20サミットで為替介入回避の提案が仮にあったとしても、日本は該当しない」

アジア開発銀行関係[NP     HDP +2.0 CHDP +0.1 RHDP +2.0 CRHDP +0.1]
アジア開発銀行関係・黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁「韓国ウォンは依然過小評価されている」「アジアは通貨の再調整で協力する必要」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日の海外市場でドルの買い戻しが進んだ流れを引き継いで、円売りドル買いが先行した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による追加金融緩和観測を背景にしたドル売り圧力は強く、円の下値は限られた。国内輸出企業からとみられる円買いも入り相場を支えた。
 野田佳彦財務相は26日、「急激な円の変動があれば、各国に協力を呼び掛ける」「G20サミットで為替介入回避の提案が仮にあったとしても、日本は該当しない」などと述べたが、目立った反応はなかった。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相(仏レゼコー紙が伝える)「ユーロ圏は弱いドルに苦しんでいる」

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・UBSは26日、7-9月期決算を発表した。純利益は16億6000万スイスフランと市場予想の11億6000万スイスフランを上回った。

野田佳彦[NP-4.0 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「円高の長期化は日本にとって厳しい」「為替水準は市場がファンダメンタルズを反映して決定」

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「介入するかどうかや規模についてはコメントしない」「(為替介入について)大規模かつ長期的に一定水準を目指すことが目標でない」

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「G20で一定の合意なければさらにドル安になっていただろう」「FOMCの追加金融緩和の動向をよく注視していく」

日本政府関係[NP     HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
日本政府関係・仙谷由人官房長官「世界経済や為替がどう動くか、財務事務次官と意見交換した」

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP +0.3 RHDP +0.2 CRHDP +0.3]
ドイツ政府関係・ブリューデレ独経済相「危険な為替操作は貿易を歪曲させる可能性」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。新規の材料に乏しい中、しばらくはもみ合い展開が続いていたが、夕刻にかけて円売りが優勢となった。市場では「7-9月期の英国内総生産(GDP、速報値)の結果が強い数字になる」との思惑から対ポンドで円売りが先行。英国立統計局が17時30分に発表した7-9月期の英GDP速報値が物価変動の影響を除いた実質で前期比0.8%増、前年同期比2.8%増と市場予想を上回ったことが分かると、円売りポンド買いが加速し他の通貨に対しても円売りが波及した。
 仙谷由人官房長官の話として「世界経済や為替がどう動くか、財務事務次官と意見交換した」と伝わり、政府日銀による為替介入への警戒感が高まったことも円の重しとなった。国内勢からとみられるまとまった規模の円売りドル買いが出されると、損失覚悟の円売り注文を断続的に巻き込んで下げ足を速めた。

ジョージ・オズボーン[NP     HDP -0.6 CHDP +0.6 RHDP -0.6 CRHDP +0.6]
ジョージ・オズボーン・オズボーン英財務相「第3四半期のGDPは、世界の状況が不安定であっても安定的な景気回復が進行中であることに確信を与える」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.6 CHDP +0.2 RHDP -1.6 CRHDP +0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「政府は賢明な財政政策をコミットしなければならない」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は26日、英国の格付け「AAA」の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたと発表した。

ジョージ・オズボーン[NP+4.0 HDP -0.1 CHDP +0.5 RHDP -0.1 CRHDP +0.5]
ジョージ・オズボーン・オズボーン英財務相「英国は力強く成長している」、「S&Pの英格付け見通しの引き上げは、英政府の政策に対する信任投票」

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・フォード・モーターは26日、第3四半期決算を発表した。調整後1株利益は0.48ドルと市場予想平均の0.38ドルの利益を上回った。

ガイ・クアデン[NP     HDP -1.3 CHDP -0.2 RHDP -1.3 CRHDP -0.2]
ガイ・クアデン・クアデン欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー「ユーロ相場は実際、経済のファンダメンタルズから抜け出ていない」、「為替相場の値動きは決して荒くない」

ガイ・クアデン[NP-2.0 HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
ガイ・クアデン・クアデン欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー「ECBの金利は引き続き適正」、「通貨戦争は最悪の戦争」、「強いユーロはインフレリスクの抑制を支援する」

アンドリュー・センタンス[NP+6.4 HDP +2.1 CHDP +0.1 RHDP +1.7 CRHDP +0.1]
アンドリュー・センタンス・センタンス・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「インフレはやや心配される水準」「金利とインフレの間にミスマッチがある」「刺激策を抑制し、徐々に金利を上げるべき」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・26日の欧州外国為替市場で円は対ドルやポンドでは下げ幅を拡大。日本の金融当局の為替介入への警戒感が高まったことが円の買い持ち高を解消する動きを誘ったほか、国内勢からまとまった規模の円売りがドルに対して出たことも円全体を押し下げた。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上げ幅を広げていることを背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも出たほか、対欧州オセアニア通貨でドルが買い戻されていることも円売りドル買いを誘っている。ポンドに対しては7-9月期英国内総生産(GDP)速報値が予想よりも強かったことや、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の格付け「AAA」の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更したことなどを材料とした円売りポンド買いが出た。
 一方、円はユーロやオセアニア通貨などに対しては売り先行後、もみ合い。対ドルでまとまった規模の円売りが出たことにつれて円売りが先行した。その後は対ドルでの円売りと、欧州・オセアニア通貨がドルに対して売られていることにつれた円買いが綱引きしもみ合いの展開となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=81円41銭前後まで上げた。
・ユーロ円は序盤にドル円にまとまった買いが入った場面で1ユーロ=113円28銭前後まで上げた。
・ポンド円は大幅高。一時1ポンド=129円07銭前後まで上げた。7-9月期英GDP速報値やS&Pの英国の格付け見通しの引き上げを受けた動き。ポンドドルは1ポンド=1.5897ドル前後まで上昇している。
・ユーロドルは下値を探る展開。英・独の株安の下落を背景にリスク資産圧縮目的の売りが出た。ユーロポンドが大幅安となっていることもユーロドルの重しとなったほか、8月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が前年比1.7%上昇と前月の前年比3.2%上昇から悪化し市場予想平均の前年比2.2%上昇より弱かったことが嫌気されて時間外の米株価指数先物の下げ幅が拡大したことも売りを誘った。現物の米国株が安く寄り付いていることも売り材料とされて22時30分過ぎに22時過ぎに1ユーロ=1.3857ドル前後と本日安値を付けている。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・豊田章男・トヨタ社長(テレビ東京とのインタビューで)「(円高で)時期を見て円相場の想定を見直す」、「円高でかなりの危機感を感じている」、「想定為替レートを1ドル=80円に修正する可能性が高い」

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