2011年2月8日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で、円は対ユーロで上値が重い。12月の独製造業新規受注が市場予想を下回ったことを受けたユーロ売りの流れを引き継いで、序盤は売りが先行した。もっとも、米10年物国債利回りの上昇幅縮小や欧米株式相場が堅調に推移したことを背景に対ドルでユーロが買い戻されると、対円でもユーロの買い戻しが優位に。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁が「ECBは流動性措置の解除をしなくても利上げは可能」と発言したことが伝わり、いったんは後退していたECBの利上げ観測が再び高まったことも重しとなった。
 一方、対資源国通貨では底堅い展開。株高を受けて投資家のリスク許容度が高まったため、低金利の円は売りが先行した。ただ、エジプト情勢に対する懸念が緩和する中、供給不安の後退からWTI原油先物相場が下落すると、豪ドルやカナダドルに対しては買い戻された。なお、ドルに対しては方向感に乏しかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対欧州通貨で弱含み。ドルに対して欧州通貨が買い戻されている流れに沿って、円売り欧州通貨買いが散見された。一方で、対ユーロの下値では国内輸出企業からと見られる円買い注文が指摘されており下値は限られている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。ドルに対してオセアニア通貨を物色する動きが進むと、つれて円売りオセアニア通貨買いが出たため、一時円全般が押し下げられた。
 ただ、同時に全般的にドル売りが進んだことが円買いドル売りを誘った上、対ポンドで円買いが強まったこともあって、円の下値は限られた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。中国人民銀行は8日、1年物の預金金利と貸出金利を0.25%引き上げると発表。中国の経済成長のペースが鈍化し、資源需要が後退するとの見方から、資源国通貨の豪ドルが売られ円が買われた。また、ポンドに対しても堅調だった。「英政府は来月の予算で銀行税を引き上げるだろう」と英BBCが報じたことを受け、全般的にポンド売りが進んだ流れに沿った。
 一方、ドルに対してはもみ合い。時間外の米10年物国債利回りが上昇幅を縮小したことや、円ユーロの上昇につれた円買いドル売りが入った。ただ、豪ドルやポンドなどに対して米ドルの買い戻しが進むと、対円でもドルが買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=81円99銭前後まで値を下げたものの、すぐに82円台を回復している。市場では「本日のNYカット(日本時間24時)で権利行使期限を迎える82円25銭のオプションの存在が意識され、小幅なレンジでの値動きに収れんしやすいようだ」との指摘があった。
・ポンド円は軟調。前日の安値1ポンド=132円24銭前後を下抜けて、22時30分過ぎに一時131円88銭前後まで下げ足を速めた。英BBCの報道を嫌気したポンド売りが出たほか、対ドルやユーロでポンド安が進んだ流れに沿った。
・ユーロドルは底堅い動き。中国の利上げを受けユーロ豪ドルが急伸すると、対ドルでもユーロ買いが進んだ。1ユーロ=1.3650ドル前後のストップロスを巻き込んで、20時30分過ぎに一時1.3667ドル前後まで値を上げた。その後は米長期金利の上昇や、12月独鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことが意識されやや上値を切り下げた。市場関係者からは「本日に権利行使期限を迎えるオプションが1.3650ドルに観測されており、同水準が意識されている」との声が聞かれた。
・ユーロ豪ドルは一時1ユーロ=1.3495豪ドルまでユーロ高豪ドル安が進んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.6 CRHDP +0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「追加量的緩和には反対する」

イブ・メルシュ[NP+5.4 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.7 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBは流動性措置の解除をしなくても利上げは可能」

オーストラリア政府関係[NP     HDP -1.0 CHDP +1.5 RHDP -1.0 CRHDP +1.5]
・オーストラリア(豪)連邦統計局は8日、洪水やサイクロン後に集計するデータの破損により、一部統計の発表が2週間ほど遅れる可能性があると発表した。

中国人民銀行関係[NP+6.8 HDP +2.1 CHDP +0.1 RHDP +4.8 CRHDP +0.0]
・中国人民銀行は8日、1年物預金金利と貸出金利を0.25%引き上げた。なお、金利の引き上げは9日から適用するとのこと。

ジェフリー・ラッカー[NP+5.6 HDP +1.9 CHDP +0.0 RHDP +2.8 CRHDP -0.1]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「FOMCは量的緩和の再評価を真剣に行うべき」「米経済は着実にペースを速めながら拡大していく見通し」「今年のインフレ率は1.5-2.0%になると予想」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

バラク・オバマ[NP-4.6 HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「法人税を下げたうえで抜け道をなくすべき」「法人税減税は財政赤字を拡大しない」

2011年2月8日のFX要人発言・ニュース

バラク・オバマ[NP-4.6 HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.3]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「法人税を下げたうえで抜け道をなくすべき」「法人税減税は財政赤字を拡大しない」

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「景気二番底とデフレのリスクは後退した」「失業が米国で最も差し迫った問題」「インフレ圧力を注視している」

リチャード・フィッシャー[NP-2.0 HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「海外の物価圧力はまだ米国に波及していない」「我々が出来ることには限界がある」

リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.6 CRHDP +0.1]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「追加量的緩和には反対する」

イブ・メルシュ[NP+5.4 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.7 CRHDP -0.2]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBは流動性措置の解除をしなくても利上げは可能」

イブ・メルシュ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.8 CRHDP +0.1]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBはインフレ率の上昇を一時的なものと見ている」「インフレ率は今年の終わりまでに2%を下回る見込み」

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.3]
ベン・バーナンキ・複数のメディアが報じたところによると、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は3月1-2日に議会証言を行う。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・7日のニューヨーク外国為替市場で、円は対ユーロで上値が重い。12月の独製造業新規受注が市場予想を下回ったことを受けたユーロ売りの流れを引き継いで、序盤は売りが先行した。もっとも、米10年物国債利回りの上昇幅縮小や欧米株式相場が堅調に推移したことを背景に対ドルでユーロが買い戻されると、対円でもユーロの買い戻しが優位に。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁が「ECBは流動性措置の解除をしなくても利上げは可能」と発言したことが伝わり、いったんは後退していたECBの利上げ観測が再び高まったことも重しとなった。
 一方、対資源国通貨では底堅い展開。株高を受けて投資家のリスク許容度が高まったため、低金利の円は売りが先行した。ただ、エジプト情勢に対する懸念が緩和する中、供給不安の後退からWTI原油先物相場が下落すると、豪ドルやカナダドルに対しては買い戻された。なお、ドルに対しては方向感に乏しかった。

野田佳彦[NP     HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「長期金利の上昇を注視している」

日本政府関係[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.6 CRHDP +0.0]
日本政府関係・与謝野馨・経済財政担当相「日銀総裁の発言と景気認識は一致」

ジョン・キー[NP-4.6 HDP -3.3 CHDP -0.1 RHDP -3.3 CRHDP -0.1]
ジョン・キー・キー・ニュージーランド(NZ)首相「NZドル高が輸出企業の負担になっている」「政府は安定的で予測可能な金融政策を支持する」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+1.0 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・コーベット豪準備銀行(RBA)政策委員「洪水は長期的な物価トレンドに影響はないだろう」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対欧州通貨で弱含み。ドルに対して欧州通貨が買い戻されている流れに沿って、円売り欧州通貨買いが散見された。一方で、対ユーロの下値では国内輸出企業からと見られる円買い注文が指摘されており下値は限られている。

オーストラリア政府関係[NP     HDP -1.0 CHDP +1.5 RHDP -1.0 CRHDP +1.5]
オーストラリア政府関係・オーストラリア(豪)連邦統計局は8日、洪水やサイクロン後に集計するデータの破損により、一部統計の発表が2週間ほど遅れる可能性があると発表した。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・スバラオ・インド準備銀行(中央銀行)総裁「過小評価された人民元がインド経済を傷つけている」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。ドルに対してオセアニア通貨を物色する動きが進むと、つれて円売りオセアニア通貨買いが出たため、一時円全般が押し下げられた。
 ただ、同時に全般的にドル売りが進んだことが円買いドル売りを誘った上、対ポンドで円買いが強まったこともあって、円の下値は限られた。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは8日、ヨルダンのソブリン格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。

ジョゼ・ソクラテス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ジョゼ・ソクラテス・ソクラテス・ポルトガル首相「優先事項は財政赤字の削減であり、かつ成長を促進すること」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -3.7 CHDP -1.0 RHDP -3.7 CRHDP -1.0]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府は8日、26週物政府証券(Tビル)入札を実施した。平均落札利回りは4.64%と前回の4.90%を下回った。応札倍率は4.54倍と前回の3.4倍を上回った。発行高は3億9000万ユーロとなった。

中国人民銀行関係[NP+6.8 HDP +2.1 CHDP +0.1 RHDP +4.8 CRHDP +0.0]
中国人民銀行関係・中国人民銀行は8日、1年物預金金利と貸出金利を0.25%引き上げた。なお、金利の引き上げは9日から適用するとのこと。

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、ヨルダンの格付けを「BB+」から「BBB-」に引き下げたと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ユーロ圏は今年、危機から立ち直ると確信している」

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・複数の通信社が伝えたところによると、イタリア国籍の原油タンカーがインド洋にてハイジャックされたようだ。

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP +0.4 CHDP +0.4 RHDP +0.4 CRHDP +0.4]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「経済見通しは大幅に改善する見込み」「現状に満足するべきではない」「ユーロは強い通貨として維持している」

ジェフリー・ラッカー[NP+5.6 HDP +1.9 CHDP +0.0 RHDP +2.8 CRHDP -0.1]
ジェフリー・ラッカー・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「FOMCは量的緩和の再評価を真剣に行うべき」「米経済は着実にペースを速めながら拡大していく見通し」「今年のインフレ率は1.5-2.0%になると予想」

ジェフリー・ラッカー[NP+4.8 HDP +2.0 CHDP +0.1 RHDP +2.8 CRHDP +0.0]
ジェフリー・ラッカー・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「今年の米国の経済成長は4%近くになると予想」「雇用の回復は継続する見通し」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・8日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。中国人民銀行は8日、1年物の預金金利と貸出金利を0.25%引き上げると発表。中国の経済成長のペースが鈍化し、資源需要が後退するとの見方から、資源国通貨の豪ドルが売られ円が買われた。また、ポンドに対しても堅調だった。「英政府は来月の予算で銀行税を引き上げるだろう」と英BBCが報じたことを受け、全般的にポンド売りが進んだ流れに沿った。
 一方、ドルに対してはもみ合い。時間外の米10年物国債利回りが上昇幅を縮小したことや、円ユーロの上昇につれた円買いドル売りが入った。ただ、豪ドルやポンドなどに対して米ドルの買い戻しが進むと、対円でもドルが買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=81円99銭前後まで値を下げたものの、すぐに82円台を回復している。市場では「本日のNYカット(日本時間24時)で権利行使期限を迎える82円25銭のオプションの存在が意識され、小幅なレンジでの値動きに収れんしやすいようだ」との指摘があった。
・ポンド円は軟調。前日の安値1ポンド=132円24銭前後を下抜けて、22時30分過ぎに一時131円88銭前後まで下げ足を速めた。英BBCの報道を嫌気したポンド売りが出たほか、対ドルやユーロでポンド安が進んだ流れに沿った。
・ユーロドルは底堅い動き。中国の利上げを受けユーロ豪ドルが急伸すると、対ドルでもユーロ買いが進んだ。1ユーロ=1.3650ドル前後のストップロスを巻き込んで、20時30分過ぎに一時1.3667ドル前後まで値を上げた。その後は米長期金利の上昇や、12月独鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことが意識されやや上値を切り下げた。市場関係者からは「本日に権利行使期限を迎えるオプションが1.3650ドルに観測されており、同水準が意識されている」との声が聞かれた。
・ユーロ豪ドルは一時1ユーロ=1.3495豪ドルまでユーロ高豪ドル安が進んだ。

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