2011年5月28日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。プロボポラス・ギリシャ中銀総裁は27日、「欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)のプログラムが継続すれば、ギリシャはリプロファイリングなしに債務を完済できるだろう」などと述べたと伝わった。ギリシャの財政問題に対する懸念が若干和らぐとの見方から、対ユーロ中心に円売りが先行した。5月の米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)が74.3と市場予想平均の72.4程度を上回ったほか、ダウ平均やWTI原油先物相場が堅調に推移し、投資家のリスク許容度が改善するとして対資源国通貨中心に円を売る動きも見られた。
 ただ、4月の米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比11.6%低下と市場予想平均の前月比1.0%低下を大幅に下回ったことがわかると、円買いドル売りが優位に。その他の通貨にも円の買い戻しが広がった。中盤以降は英米の3連休を控えて市場参加者が次第に減少し、方向感のない取引が継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は5月の米消費者態度指数が予想を上回ったことを受けて1ドル=81円28-31銭前後まで上げた。ただ、4月の米住宅販売保留指数が予想より弱い内容となったため、80円70銭前後まで失速した。ユーロ円はプロボポラス・ギリシャ中銀総裁の発言が買い材料視され1ユーロ=115円99銭前後まで上げた。ただ、「ギリシャ党首会談では債務危機についての合意が得られなかった」と伝わり、ギリシャの債務不安が再び意識されたほか、ドル円の下落に押され115円台前半まで値を下げた。その後は115円台半ばで動意に欠ける展開となった。
・ドルスイスフランは売り優勢。英米の3連休を控えて商いが薄れるなか、オプションのバリアが観測されていた1ドル=0.8500スイスフランの下抜けを狙った仕掛け的な売りが強まった。引けにかけて史上最安値となる0.8462スイスフランまで急ピッチで下落した。市場関係者からは「弱い米住宅指標を受けて米国の景気減速懸念や、低金利政策が長期化するとの思惑が改めて高まり、ドルに対して逃避的なスイスフラン買いが入ったのでは」との声もあった。
・ユーロドルは底堅い。プロボポラス・ギリシャ中銀総裁の発言を受けて1ユーロ=1.4299ドル前後まで買いが先行したが、ギリシャ党首会談に絡んだ報道が嫌気され1.42ドル台前半まで失速した。ただ、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ買いが入った」との声が聞かれたほか、ダウ平均が一時80ドル超上昇するにつれて1.43031ドル前後まで持ち直した。その後は手掛かり材料難から高値圏でのもみ合いが続いたが、引けにかけてドルスイスフランが急ピッチで下落した流れに沿って1.4325ドル前後までユーロ高・ドル安が進んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ギリシャは財政計画を厳密に実施しなければならない」「インフレは中期的に2%を下回るだろう」「ユーロやインフレは安定している」

スペンサー・デール[NP-4.0 HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・英中銀(BOE)のデール氏(BBCが伝える)「景気回復の強さについて確信しておらず家計セクターは弱い」「今後1、2年の経済は暗くなるだろうが、ポンド安が輸出を支援すべき」

スペンサー・デール[NP+5.4 HDP -0.6 CHDP +0.3 RHDP -0.6 CRHDP +0.3]
・英中銀(BOE)のデール氏(BBCが伝える)「高いインフレが続く可能性を懸念したため利上げに票を投じた」

ブラジル政府関係[NP+5.2 HDP -0.2 CHDP +0.3 RHDP -0.2 CRHDP +0.3]
・マンテガ・ブラジル財務相「世界の成長は新興市場によって加速が続いていてる」「政府はインフレの管理を維持することにコミット」

ブラジル政府関係[NP-4.8 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
・マンテガ・ブラジル財務相「通貨高に立ち向かう輸出業者を支援するための措置を検討している」「通貨にとって理想的な水準はない」「QE2の終了はドル高をもたらすだろう」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ブラジル政府関係[NP+4.6 HDP -0.5 CHDP +0.4 RHDP -0.5 CRHDP +0.4]
・マンテガ・ブラジル財務相「コモディティ価格が引き続き下落することは十分保証されない」

2011年5月28日のFX要人発言・ニュース

ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ギリシャは財政計画を厳密に実施しなければならない」「インフレは中期的に2%を下回るだろう」「ユーロやインフレは安定している」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャの最大野党である新民主主義党(ND)サマラス党首は27日、「政府の緊縮財政策に同意しない」と述べたと伝わった。同氏は「経済成長のために減税すべきであり、政府案は間違っている」との見解を示した。

スペンサー・デール[NP-4.0 HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
スペンサー・デール・英中銀(BOE)のデール氏(BBCが伝える)「景気回復の強さについて確信しておらず家計セクターは弱い」「今後1、2年の経済は暗くなるだろうが、ポンド安が輸出を支援すべき」

スペンサー・デール[NP+5.4 HDP -0.6 CHDP +0.3 RHDP -0.6 CRHDP +0.3]
スペンサー・デール・英中銀(BOE)のデール氏(BBCが伝える)「高いインフレが続く可能性を懸念したため利上げに票を投じた」

ブラジル政府関係[NP+4.6 HDP -0.5 CHDP +0.4 RHDP -0.5 CRHDP +0.4]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「コモディティ価格が引き続き下落することは十分保証されない」

ブラジル政府関係[NP+5.2 HDP -0.2 CHDP +0.3 RHDP -0.2 CRHDP +0.3]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「世界の成長は新興市場によって加速が続いていてる」「政府はインフレの管理を維持することにコミット」

ブラジル政府関係[NP-4.8 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「通貨高に立ち向かう輸出業者を支援するための措置を検討している」「通貨にとって理想的な水準はない」「QE2の終了はドル高をもたらすだろう」

ゲオルギオス・パパンドレウ[NP     HDP -5.6 CHDP +0.3 RHDP -5.6 CRHDP +0.3]
ゲオルギオス・パパンドレウ・パパンドレウ・ギリシャ首相「野党と歩み寄る余地はあると依然として確信」「危機脱却に向けたすべての提案を排除しない」「総選挙は2013年に実施する」

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
米政府関係・米財務省は27日、為替報告書で中国を為替操作国と認定しなかった。なお、「人民元相場は依然として著しく過小評価されている」「中国は人民元相場の柔軟化を進めているが、なお不十分」「人民元相場の切り上げペースを注視していく」との見解を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・27日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。プロボポラス・ギリシャ中銀総裁は27日、「欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)のプログラムが継続すれば、ギリシャはリプロファイリングなしに債務を完済できるだろう」などと述べたと伝わった。ギリシャの財政問題に対する懸念が若干和らぐとの見方から、対ユーロ中心に円売りが先行した。5月の米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)が74.3と市場予想平均の72.4程度を上回ったほか、ダウ平均やWTI原油先物相場が堅調に推移し、投資家のリスク許容度が改善するとして対資源国通貨中心に円を売る動きも見られた。
 ただ、4月の米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比11.6%低下と市場予想平均の前月比1.0%低下を大幅に下回ったことがわかると、円買いドル売りが優位に。その他の通貨にも円の買い戻しが広がった。中盤以降は英米の3連休を控えて市場参加者が次第に減少し、方向感のない取引が継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は5月の米消費者態度指数が予想を上回ったことを受けて1ドル=81円28-31銭前後まで上げた。ただ、4月の米住宅販売保留指数が予想より弱い内容となったため、80円70銭前後まで失速した。ユーロ円はプロボポラス・ギリシャ中銀総裁の発言が買い材料視され1ユーロ=115円99銭前後まで上げた。ただ、「ギリシャ党首会談では債務危機についての合意が得られなかった」と伝わり、ギリシャの債務不安が再び意識されたほか、ドル円の下落に押され115円台前半まで値を下げた。その後は115円台半ばで動意に欠ける展開となった。
・ドルスイスフランは売り優勢。英米の3連休を控えて商いが薄れるなか、オプションのバリアが観測されていた1ドル=0.8500スイスフランの下抜けを狙った仕掛け的な売りが強まった。引けにかけて史上最安値となる0.8462スイスフランまで急ピッチで下落した。市場関係者からは「弱い米住宅指標を受けて米国の景気減速懸念や、低金利政策が長期化するとの思惑が改めて高まり、ドルに対して逃避的なスイスフラン買いが入ったのでは」との声もあった。
・ユーロドルは底堅い。プロボポラス・ギリシャ中銀総裁の発言を受けて1ユーロ=1.4299ドル前後まで買いが先行したが、ギリシャ党首会談に絡んだ報道が嫌気され1.42ドル台前半まで失速した。ただ、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ買いが入った」との声が聞かれたほか、ダウ平均が一時80ドル超上昇するにつれて1.43031ドル前後まで持ち直した。その後は手掛かり材料難から高値圏でのもみ合いが続いたが、引けにかけてドルスイスフランが急ピッチで下落した流れに沿って1.4325ドル前後までユーロ高・ドル安が進んだ。

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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