2011年6月4日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。米労働省が発表した5月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比5万4000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増を大幅に下回ったほか、失業率も9.1%と市場予想平均の8.9%より弱かった。米雇用市場への懸念が高まったことでダウ平均が寄り付きから急落すると、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が拡大し、円買い外貨売りが先行した。ただ、売り一巡後はダウ平均が下げ幅を縮めたこともあり、一転して戻り売り優勢の展開に。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月非製造業指数(NMI)が54.6と市場予想平均の54.0を上回ったことも、投資家のリスク許容度改善を促した。
 特にユーロに対しては売りが目立つ展開。欧州連合(EU)欧州中央銀行(ECB)国際通貨基金(IMF)が、ギリシャに関して「次回のギリシャ支援は7月に行われると予想している」との声明を出したことを受け、ギリシャの債務懸念が後退したことが円売りユーロ買い材料として意識された。
 一方、ドルに対しては底堅い。米雇用統計を受けて買いが先行した後、5月米ISM非製造業指数が市場予想を上回ると米長期金利の低下幅が縮小したことからいったんは戻り売りに押される場面があった。もっとも、ギリシャ債務懸念が後退したユーロなどに対してドル売りが進行すると、つれて再び買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は戻りが鈍い。米雇用統計が予想を下回ったことが嫌気され、21時30分過ぎには1ドル=80円05銭前後と5月5日以来の安値を更新した。米10年物国債利回りが低下幅を縮小したことで80円67銭前後まで買い戻される場面があったが、買い戻し一服後は再び80円台前半まで押し戻された。市場では「リアルマネーからまとまった円買いドル売りが出た」との指摘もあった。
・ユーロ円は米雇用統計の発表後に1ユーロ=115円92銭前後と本日安値を更新したが、売り一巡後は買い戻しが優位に。米株の下げ幅縮小やギリシャ問題への改善期待などを背景に23時30分過ぎには117円58銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルはしっかり。弱い米雇用統計を嫌気しダウ先物やWTI原油先物相場が大幅安となるとリスクポジションを閉じる動きが強まり、22時前には本日安値の1ユーロ=1.44501ドル前後まで値を下げる場面があった。ただ、「アジア系ソブリンネームからの買いが下値を支えたほか、米系銀行からもまとまった規模の買いが持ち込まれた」との声が聞かれるなかで切り返すと、次第に上げ幅を広げる展開に。ギリシャ債務問題の改善期待などを背景とする買いも入り、1.45ドル台後半に観測されていたストップロスの買い注文をこなして、4時前には1.4643ドル前後と5月5日以来の高値を更新した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ジャン=クロード・ユンケル[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏は新たなギリシャ支援計画を承認」

ゲオルギオス・パパンドレウ[NP     HDP -5.6 CHDP +0.3 RHDP -5.6 CRHDP +0.3]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャ支援計画は成長と雇用の強化のためのもの」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・EU、IMF、ECBは3日、ギリシャに関して「次回のギリシャ支援は7月に行われると予想している」との声明を出した。

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
・米ホワイトハウス「米経済・予算計画の改定公表を7月16日まで延期する」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ブラジル政府関係[NP+3.0 HDP -0.2 CHDP +0.2 RHDP -0.2 CRHDP +0.2]
・マンテガ・ブラジル財務相「経済は今後数年間、4.5-5.0%で持続的に成長できる」「インフレ目標を達成する見込み」

2011年6月4日のFX要人発言・ニュース

ジャン=クロード・ユンケル[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・ユンケル・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏は新たなギリシャ支援計画を承認」

ゲオルギオス・パパンドレウ[NP     HDP -5.6 CHDP +0.3 RHDP -5.6 CRHDP +0.3]
ゲオルギオス・パパンドレウ・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャ支援計画は成長と雇用の強化のためのもの」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・EU、IMF、ECBは3日、ギリシャに関して「次回のギリシャ支援は7月に行われると予想している」との声明を出した。

ブラジル政府関係[NP+3.0 HDP -0.2 CHDP +0.2 RHDP -0.2 CRHDP +0.2]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「経済は今後数年間、4.5-5.0%で持続的に成長できる」「インフレ目標を達成する見込み」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ギリシャ政府の最新のコミットメントは、財政の持続性の改善が不可欠」「ギリシャは、効果的で迅速な構造改革が必要なままである」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「EUは更に技術的な支援を提供する用意がある」

ダニエル・タルーロ[NP     HDP -4.2 CHDP +0.3 RHDP -4.2 CRHDP +0.3]
ダニエル・タルーロ・タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事「FRBはリスクの上昇につながる銀行合併には反対すべき」

ゴンザレス・パラモ[NP     HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.0]
ゴンザレス・パラモ・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事「債務再編はギリシャの問題を解決しないだろう」「ギリシャは、所有している資産で債務を返済できる」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP +0.6 CHDP +0.2 RHDP +0.6 CRHDP +0.2]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)の報告書は来週に公表されるだろう」「トロイカによる報告書が評価された後、ユーロ圏諸国は次の対応を決定することになる」

エリック・ローゼングレン[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP +0.1]
エリック・ローゼングレン・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「銀行の必要要件は危機の際にショックを和らげることにある」

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
米政府関係・米ホワイトハウス「米経済・予算計画の改定公表を7月16日まで延期する」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。米労働省が発表した5月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比5万4000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増を大幅に下回ったほか、失業率も9.1%と市場予想平均の8.9%より弱かった。米雇用市場への懸念が高まったことでダウ平均が寄り付きから急落すると、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が拡大し、円買い外貨売りが先行した。ただ、売り一巡後はダウ平均が下げ幅を縮めたこともあり、一転して戻り売り優勢の展開に。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月非製造業指数(NMI)が54.6と市場予想平均の54.0を上回ったことも、投資家のリスク許容度改善を促した。
 特にユーロに対しては売りが目立つ展開。欧州連合(EU)欧州中央銀行(ECB)国際通貨基金(IMF)が、ギリシャに関して「次回のギリシャ支援は7月に行われると予想している」との声明を出したことを受け、ギリシャの債務懸念が後退したことが円売りユーロ買い材料として意識された。
 一方、ドルに対しては底堅い。米雇用統計を受けて買いが先行した後、5月米ISM非製造業指数が市場予想を上回ると米長期金利の低下幅が縮小したことからいったんは戻り売りに押される場面があった。もっとも、ギリシャ債務懸念が後退したユーロなどに対してドル売りが進行すると、つれて再び買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は戻りが鈍い。米雇用統計が予想を下回ったことが嫌気され、21時30分過ぎには1ドル=80円05銭前後と5月5日以来の安値を更新した。米10年物国債利回りが低下幅を縮小したことで80円67銭前後まで買い戻される場面があったが、買い戻し一服後は再び80円台前半まで押し戻された。市場では「リアルマネーからまとまった円買いドル売りが出た」との指摘もあった。
・ユーロ円は米雇用統計の発表後に1ユーロ=115円92銭前後と本日安値を更新したが、売り一巡後は買い戻しが優位に。米株の下げ幅縮小やギリシャ問題への改善期待などを背景に23時30分過ぎには117円58銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルはしっかり。弱い米雇用統計を嫌気しダウ先物やWTI原油先物相場が大幅安となるとリスクポジションを閉じる動きが強まり、22時前には本日安値の1ユーロ=1.44501ドル前後まで値を下げる場面があった。ただ、「アジア系ソブリンネームからの買いが下値を支えたほか、米系銀行からもまとまった規模の買いが持ち込まれた」との声が聞かれるなかで切り返すと、次第に上げ幅を広げる展開に。ギリシャ債務問題の改善期待などを背景とする買いも入り、1.45ドル台後半に観測されていたストップロスの買い注文をこなして、4時前には1.4643ドル前後と5月5日以来の高値を更新した。

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