2011年9月15日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対してじり高。米商務省が14日発表した8月の米小売売上高(季節調整済み)は前月比横ばいとなった。市場予想平均の前月比0.2%増を下回ったことを受けて円買いが入った。また、ユーロドルの上昇につれた円高・ドル安も進んだ。
 一方、ユーロに対しては買い先行後、売られた。予想を下回る8月米小売売上高を受けた時間外の米株価指数先物の上げ幅縮小に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが先行した。 格付け会社フィッチは14日、スペインの5つの地域の格付けを引き下げたと発表したほか、「オーストリア議会委員会は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の強化を承認しなかった」との一部報道も材料視され、円買いが加速した。ただ、オーストリア財務省報道官が「議会はEFSF拡充案の議題としての審議を拒否した」「EFSF拡充案の承認は当初予定された9月21日に採決できないが、承認が危ぶまれることはない」との見解を示したため、先に円買いを進めた短期筋が反対売買を迫られた。
 ギリシャ・独・仏首脳の電話会談でギリシャの財政問題が進展するとの期待感が高まるなか、ダウ平均の上昇につれて円が散発的に売られた。会談後にギリシャ政府は「ギリシャは財政計画達成のためあらゆる行動を実施する決意がある」などの声明を発表。独仏首脳も「ギリシャとの協議で7月21日の決定を実行することがさらに必要不可欠」「ギリシャの将来はユーロ圏にあると確信している」などの声明を発表した。ギリシャの追加融資を巡る不透明感やユーロ圏離脱の懸念が後退するとの見方が広がり、円売りユーロ買いが強まった。ダウ平均の一段高も円の押し下げ要因となった。
 なお、その他の通貨に対しては円ユーロ相場同様に買いが先行した後、上昇が一服した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。本日は事業法人の仲値決済が集中しやすい連休前の5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りドル買いが先行した。ただ、円の下値では国内輸出企業など実需の円買いドル売り注文が厚く、円売りが一巡すると持ち直した。対ユーロでは、「米格付け会社ムーディーズがイタリアを格下げする」との噂を手掛かりに円買いが入った。
 なお、野田佳彦首相は15日午前の参院本会議で、「(為替について)あらゆる処置を排除せず、必要あれば断固として行動する」「一方的に偏った円高が続いていることを懸念している」などと述べたものの、目立った反応は見られなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。ギリシャのデフォルトに対する警戒感が根強いなか、米ドルに対してアジア通貨やオセアニア通貨が下落。これにつれる格好で円買いアジア通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。ただ、夕刻にかけては弱含んだ。欧州株相場が上昇して始まったことなどをながめ、円売り外貨買いが優勢となった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に、低金利の円を売って外貨を買う動きが出た。ニューヨーク勢参入後は、ドルに対し米長期金利の上昇を手掛かりとした円売りが出て、円全体を押し下げた。市場参加者間では「日銀のレートチェックが入ったとの噂が広がった」との声も聞かれた。更に22時過ぎに、欧州中央銀行(ECB)が、米連邦準備理事会(FRB)イングランド銀行(BOE)スイス国立銀行(SNB)、日本銀行と協調して、3カ月物のドル資金供給オペを行うと発表すると、ユーロ圏内の金融機関のドル調達懸念が緩和し、対ユーロ中心に円売りの勢いが増した。ECBのドル流動性供給策発表を受けて欧州株が上げ幅を拡大したことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米10年債利回りの上昇幅拡大や日銀のレートチェックの噂を背景に、1ドル=77円32銭前後まで上げたものの、ECBの発表を受けて対ユーロ中心にドル売り圧力が高まると76円台後半に沈んだ。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=106円99銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは大幅高。欧州圏内の株価指数の上昇を受けて買いが先行した。市場参加者からは「16-17日に欧州連合(EU)財務相非公式会合を控えて、ユーロの売り持ちを解消する動きが出た」との声が聞かれた。更に、ECBのドル資金供給オペの話が伝わると一段高となった。22時過ぎに1ドル=1.3937ドル前後と本日高値を付けた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.6 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.1]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の経済と金融のリスクは増加している」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-5.6 HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -0.3 CRHDP -0.4]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の金融市場のセンチメントは悪化している」「ユーロ圏のソブリン債務懸念や、弱い世界経済見通しが、世界の金融機関の資金調達のひっ迫の原因となっている。この状況が改善しなければ、NZの金融機関の調達コストが増加するだろう」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP+6.0 HDP -0.5 CHDP +0.2 RHDP -0.7 CRHDP -0.4]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「最近の世界情勢がNZ経済に軽度の影響しか与えなければ、政策金利は引き上げられる必要がある可能性」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.8 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界経済と金融リスクの最近の激化を考えると、政策金利を2.5%で引き続き維持することが賢明」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP+4.8 HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.4]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「消費者物価指数は、1-3%の目標を上回り続ける」

アラン・ボラード[NP-5.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP -0.3]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「NZドルはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に対して過大評価されている」「NZドル高は輸出業者の一部に著しく不利」

野田佳彦[NP-5.0 HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
・野田佳彦首相「(為替について)あらゆる処置を排除せず、必要あれば断固として行動する」「一方的に偏った円高が続いていることを懸念している」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.0 CRHDP -0.4]
・スイス国立銀行(SNB)声明「ユーロスイスフランで1.2000スイスフランに設定した最低水準を防衛する」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.6 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP -0.2]
・スイス国立銀行(SNB)声明「無制限に外貨を購入する用意がある」「景気見通しやデフレリスクによって必要であれば一段の措置を講じる用意がある

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.0 HDP -3.0 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.4]
・スイス国立銀行(SNB)声明「当座預金の残高を2000億スイスフランを超えた水準に維持する」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.8 HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP -0.1]
・スイス国立銀行(SNB)声明「ユーロスイスフランは1.2000スイスフランでも依然として低く、長期的に上昇が必要である」

安住淳[NP-5.4 HDP -4.1 CHDP -0.1 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
・安住淳財務相「日銀には果断な金融政策を取るように期待している」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-5.4 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.2 CRHDP -0.4]
・欧州中央銀行(ECB)月報「インフレリスクの見通しは均衡しており、もはや上昇傾向にない」「景気見通しへのリスクは下方向へ転じた」

スペイン政府関係[NP     HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・スペイン議会は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の拡充案を承認したという。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.8 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP +1.2 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)は、米連邦準備理事会(FRB)と協調して、ユーロ圏内の銀行に対してドルの流動性を供給する措置を発表した。なお、英中銀(BOE)、スイス国立銀行(SNB)、日銀とも協調するという。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-5.6 HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -0.3 CRHDP -0.4]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の金融市場のセンチメントは悪化している」「ユーロ圏のソブリン債務懸念や、弱い世界経済見通しが、世界の金融機関の資金調達のひっ迫の原因となっている。この状況が改善しなければ、NZの金融機関の調達コストが増加するだろう」

2011年9月15日のFX要人発言・ニュース

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府報道官の話として「ギリシャ首相は独仏首脳と日本時間15日1時45分に電話会議を行う」と報じた。また、「ギリシャ首相は15日に不動産税の詳細を説明する」「ギリシャ首相府は独仏首脳との電話会議後に声明を発表する」などとした。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府報道官の話として「債務スワップの計画は前向きに進展しつつある」と伝えた。

ロバート・ゼーリック[NP     HDP -0.8 CHDP +0.4 RHDP -0.8 CRHDP +0.4]
ロバート・ゼーリック・ゼーリック世界銀行総裁「世界経済は新たな損傷ゾーンに入っている」「日米欧が経済を立て直す厳しい決断を下さない限り、世界経済の足を引っ張るだろう」

トーマス・ジョーダン[NP-5.6 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.1]
トーマス・ジョーダン・ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)副総裁(8月19日に行われた一部メディアに対するインタビューで)「現時点で、スイスでインフレの兆しは見られない」「スイスの銀行は、ユーロ周辺国に対するエクスポージャーはほとんどない」「経済状況が、物価の下振れ圧力を高めている」「必要なら流動性を吸収することが出来る」「無制限にスイスフランを創り出すことが出来る」

ユルキ・カタイネン[NP-5.0 HDP -5.0 CHDP 0.00 RHDP -5.0 CRHDP 0.00]
ユルキ・カタイネン・カタイネン・フィンランド首相「以前合意されたように、支出削減と税率の引き上げが実行される」「経済状況は厳しい」

ジム・フラハティ[NP+2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.0 CRHDP -0.1]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「エコノミストのほどんとが新たなカナダのリセッションを見込んでいない」

ジム・フラハティ[NP+2.0 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +1.2 CRHDP +0.2]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「カナダの為替市場で介入する意思はない」

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
欧州連合(EU)・14日、16-17日にポーランドで開催される欧州連合(EU)財務相非公式理事会に向けた文書として「ユーロの悪影響は市場に拡大しており、危機はシステミックになっている」「リスクはソブリン債務や銀行の資金調達、マイナス成長の悪循環に存在する」「EUは信頼感回復のためのステップを準備すべき」などと報じた。

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
米政府関係・米財務省によると、30年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが3.310%、応札倍率(カバー)が2.85倍となった。

ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル[NP     HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル・デ・ヤーヘルオランダ財務相「ギリシャに関してあきらめていない」「ユーロの救済にコミット」

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は、ギリシャに関する非公式の理事会を開催したことを明らかにした。何らかの意思決定を目的としたものではないとしている。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
ギリシャ政府関係・ギリシャと独仏首脳は「ギリシャはユーロの一部である」との見解を示したと報じた。「ギリシャは予算目標を達成するために全てのことを行うと決意」とも伝わっている。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府は14日、「ギリシャは財政計画達成のためあらゆる行動を実施する決意がある」との声明を発表した。また、「ギリシャのここ数日の予算決定は目標達成の支援となる」「ギリシャの予算決定は経済を保護するだろう」などとした。

ニコラ・サルコジ[NP     HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
ニコラ・サルコジ・サルコジ・フランス大統領「ギリシャに関する7月21日の合意を実行することが必要不可欠」

ニコラ・サルコジ[NP     HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
ニコラ・サルコジ・サルコジ・フランス大統領「ギリシャの予算削減はユーロ安定のために道を開く」

ドイツ政府関係[NP     HDP +1.0 CHDP -0.2 RHDP +1.0 CRHDP -0.2]
ドイツ政府関係・独政府報道官は14日、独仏首脳がギリシャ首相に対し「ギリシャの将来はユーロ圏にあると確信している」との認識を示したと伝えたと伝えられた。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)は15日、政策金利を現行の2.50%のまま据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.6 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.1]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の経済と金融のリスクは増加している」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-5.6 HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -0.3 CRHDP -0.4]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の金融市場のセンチメントは悪化している」「ユーロ圏のソブリン債務懸念や、弱い世界経済見通しが、世界の金融機関の資金調達のひっ迫の原因となっている。この状況が改善しなければ、NZの金融機関の調達コストが増加するだろう」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP+6.0 HDP -0.5 CHDP +0.2 RHDP -0.7 CRHDP -0.4]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「最近の世界情勢がNZ経済に軽度の影響しか与えなければ、政策金利は引き上げられる必要がある可能性」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.8 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界経済と金融リスクの最近の激化を考えると、政策金利を2.5%で引き続き維持することが賢明」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP+4.8 HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.4]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「消費者物価指数は、1-3%の目標を上回り続ける」

アラン・ボラード[NP-5.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP -0.3]
アラン・ボラード・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「NZドルはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に対して過大評価されている」「NZドル高は輸出業者の一部に著しく不利」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対してじり高。米商務省が14日発表した8月の米小売売上高(季節調整済み)は前月比横ばいとなった。市場予想平均の前月比0.2%増を下回ったことを受けて円買いが入った。また、ユーロドルの上昇につれた円高・ドル安も進んだ。
 一方、ユーロに対しては買い先行後、売られた。予想を下回る8月米小売売上高を受けた時間外の米株価指数先物の上げ幅縮小に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが先行した。 格付け会社フィッチは14日、スペインの5つの地域の格付けを引き下げたと発表したほか、「オーストリア議会委員会は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の強化を承認しなかった」との一部報道も材料視され、円買いが加速した。ただ、オーストリア財務省報道官が「議会はEFSF拡充案の議題としての審議を拒否した」「EFSF拡充案の承認は当初予定された9月21日に採決できないが、承認が危ぶまれることはない」との見解を示したため、先に円買いを進めた短期筋が反対売買を迫られた。
 ギリシャ・独・仏首脳の電話会談でギリシャの財政問題が進展するとの期待感が高まるなか、ダウ平均の上昇につれて円が散発的に売られた。会談後にギリシャ政府は「ギリシャは財政計画達成のためあらゆる行動を実施する決意がある」などの声明を発表。独仏首脳も「ギリシャとの協議で7月21日の決定を実行することがさらに必要不可欠」「ギリシャの将来はユーロ圏にあると確信している」などの声明を発表した。ギリシャの追加融資を巡る不透明感やユーロ圏離脱の懸念が後退するとの見方が広がり、円売りユーロ買いが強まった。ダウ平均の一段高も円の押し下げ要因となった。
 なお、その他の通貨に対しては円ユーロ相場同様に買いが先行した後、上昇が一服した。

クリスティーヌ・ラガルド[NP-4.8 HDP -0.2 CHDP -0.1 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「先進国は景気鈍化に直面している」「新興国には景気過熱のリスクがある」

野田佳彦[NP-5.0 HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦首相「(為替について)あらゆる処置を排除せず、必要あれば断固として行動する」「一方的に偏った円高が続いていることを懸念している」

野田佳彦[NP-4.0 HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦首相「日本の経済状況は依然として厳しいが持ち直してきている」「円高などで景気の下振れリスクがある」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。本日は事業法人の仲値決済が集中しやすい連休前の5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りドル買いが先行した。ただ、円の下値では国内輸出企業など実需の円買いドル売り注文が厚く、円売りが一巡すると持ち直した。対ユーロでは、「米格付け会社ムーディーズがイタリアを格下げする」との噂を手掛かりに円買いが入った。
 なお、野田佳彦首相は15日午前の参院本会議で、「(為替について)あらゆる処置を排除せず、必要あれば断固として行動する」「一方的に偏った円高が続いていることを懸念している」などと述べたものの、目立った反応は見られなかった。

韓国政府関係[NP-5.4 HDP -6.4 CHDP +0.1 RHDP -6.0 CRHDP +0.1]
韓国政府関係・韓国為替当局は15日、ウォン安抑制のためにドル売りウォン買い介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。

フランス政府関係[NP     HDP +0.1 CHDP +0.3 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
フランス政府関係・ペクレス仏予算相「フランスの銀行は健全」「フランスの銀行の支払い能力と流動性には問題ない」

会社・企業関係[NP     HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
会社・企業関係・UBSは投資銀行部門の許可されていないトレーディングで20億ドルの損失を被ったようだ。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・スイス国立銀行(中央銀行)は15日、政策金利である3カ月物銀行間取引金利の誘導目標中心値を現行の0.00%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果だった。

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.0 CRHDP -0.4]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・スイス国立銀行(SNB)声明「ユーロスイスフランで1.2000スイスフランに設定した最低水準を防衛する」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.6 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP -0.2]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・スイス国立銀行(SNB)声明「無制限に外貨を購入する用意がある」「景気見通しやデフレリスクによって必要であれば一段の措置を講じる用意がある

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.0 HDP -3.0 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.4]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・スイス国立銀行(SNB)声明「当座預金の残高を2000億スイスフランを超えた水準に維持する」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-6.8 HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP -0.1]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・スイス国立銀行(SNB)声明「ユーロスイスフランは1.2000スイスフランでも依然として低く、長期的に上昇が必要である」

安住淳[NP-5.4 HDP -4.1 CHDP -0.1 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
安住淳・安住淳財務相「日銀には果断な金融政策を取るように期待している」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP +1.6 CRHDP -0.3]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)月報「今年のインフレ率は2%超にとどまる見通し」「不確実性は非常に高い。下方向へのリスクが強まった」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+2.0 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +4.0 CRHDP +0.1]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBは債券購入に伴うリスクを承知している」「欧州共同債は極端な解決策」「物価安定の責務に変わりはない」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-5.4 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.2 CRHDP -0.4]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)月報「インフレリスクの見通しは均衡しており、もはや上昇傾向にない」「景気見通しへのリスクは下方向へ転じた」

スペイン政府関係[NP     HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
スペイン政府関係・スペイン政府は15日、2019年7月30日償還債、2020年4月30日償還債、2020年10月31日償還債の3つの国債入札を実施した。19年7月30日償還債の調達額は10億2200万ユーロで応札倍率は2.2倍、20年4月30日償還債の調達額は13億9600万ユーロで応札倍率は2.0倍、20年10月31日償還債の調達額は15億3200万ユーロで応札倍率は2.0倍となった。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
アンゲラ・メルケル・メルケルドイツ首相「ドイツはユーロの長期的な将来を確実にすることに貢献する責務を負っている」「ドイツはユーロを支援するために必要なことを行う準備がある」「欧州共同債は完全に間違っている」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。ギリシャのデフォルトに対する警戒感が根強いなか、米ドルに対してアジア通貨やオセアニア通貨が下落。これにつれる格好で円買いアジア通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。ただ、夕刻にかけては弱含んだ。欧州株相場が上昇して始まったことなどをながめ、円売り外貨買いが優勢となった。

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.3]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「年末まで成長は事実上停止するだろう」「金融市場の環境は急激に悪化している」

エワルド・ノボトニー[NP     HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.0]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ECBの債券買い取りは一時的なもの」「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)拡充の批准が遅れていることを懸念」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチのアナリストは「いまのところドイツ主要銀行の資本状況に欧州債務危機の影響はない」「現時点でドイツ主要銀行に流動性ひっ迫の兆しはない」との見解を示した。

エレナ・サルガド[NP     HDP +0.0 CHDP -0.4 RHDP +0.0 CRHDP -0.4]
エレナ・サルガド・サルガド・スペイン財務相「今週末に迅速かつ断固とした行動が必要」「BRICs諸国にスペイン債券購入を促していないが、BRICs諸国にとって優れたビジネスとなるだろう」

南アフリカ政府関係[NP     HDP -0.7 CHDP +0.4 RHDP -0.7 CRHDP +0.4]
南アフリカ政府関係・ゴーダン南ア財務相は14日、「政府はユーロ建て債券の購入について結論を出していない」と述べ、「南アは自国外貨準備高をこういう目的で使用できる他のBRICS諸国とは違う立場にある」との見解を示した。BRICSのEFSF債購入観測が強まっているなかで、南アの慎重な姿勢が示されている。

スペイン政府関係[NP     HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
スペイン政府関係・スペイン議会は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の拡充案を承認したという。

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.0]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融規制の調査が決定的に重要」(経済や金融政策についてコメントせず)

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.8 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP +1.2 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)は、米連邦準備理事会(FRB)と協調して、ユーロ圏内の銀行に対してドルの流動性を供給する措置を発表した。なお、英中銀(BOE)、スイス国立銀行(SNB)、日銀とも協調するという。

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)当局者の話として報じたところによると、ガイトナー米財務長官は欧州に対し、米国のターム物資産担保証券貸出制度(TALF)に沿った欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の活用を提案する可能性があるという。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に、低金利の円を売って外貨を買う動きが出た。ニューヨーク勢参入後は、ドルに対し米長期金利の上昇を手掛かりとした円売りが出て、円全体を押し下げた。市場参加者間では「日銀のレートチェックが入ったとの噂が広がった」との声も聞かれた。更に22時過ぎに、欧州中央銀行(ECB)が、米連邦準備理事会(FRB)イングランド銀行(BOE)スイス国立銀行(SNB)、日本銀行と協調して、3カ月物のドル資金供給オペを行うと発表すると、ユーロ圏内の金融機関のドル調達懸念が緩和し、対ユーロ中心に円売りの勢いが増した。ECBのドル流動性供給策発表を受けて欧州株が上げ幅を拡大したことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米10年債利回りの上昇幅拡大や日銀のレートチェックの噂を背景に、1ドル=77円32銭前後まで上げたものの、ECBの発表を受けて対ユーロ中心にドル売り圧力が高まると76円台後半に沈んだ。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=106円99銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは大幅高。欧州圏内の株価指数の上昇を受けて買いが先行した。市場参加者からは「16-17日に欧州連合(EU)財務相非公式会合を控えて、ユーロの売り持ちを解消する動きが出た」との声が聞かれた。更に、ECBのドル資金供給オペの話が伝わると一段高となった。22時過ぎに1ドル=1.3937ドル前後と本日高値を付けた。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.2 CHDP -0.1 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「オバマ米大統領の雇用対策を歓迎」「ユーロ圏の債務危機が悪化している」

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
国際通貨基金(IMF)・朱民・国際通貨基金(IMF)副専務理事「IMFはソブリン債務危機の銀行への拡大を懸念」

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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