2011年11月26日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。イタリア国債入札が不調に終わったことを手掛かりに、欧州時間入りから急ピッチでリスク回避目的の円買い外貨売りが進んだ反動が出た。週末を前にした持ち高調整目的の円売りも加わったほか、ダウ平均が一時100ドル超高まで上昇したことも円売りを促したようだ。
 もっとも、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がベルギーの格付けを「AA+」から「AA」に引き下げたと発表したほか、フィッチが「イタリアはおそらくすでにリセッション入りしている」との見解を示すなど、欧州の債務懸念が再度意識されると再び投資家のリスク志向が低下。ダウ平均が失速したこともあって円は買い戻される場面も見られた。ただ、本日は感謝祭翌日で米債券・株式市場が短縮取引だったことから、外国為替市場でも取引参加者が減少。総じて薄商いとなったため、次第に方向感の乏しい動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。23日高値の1ドル=77円58銭前後を上抜けると、目先のストップをこなしながら一時77円79銭前後と10日以来の高値を付ける場面があった。ただ、市場では「78円ちょうどにかけては断続的に売り注文も並んでいた」との指摘もあり、その後は高値圏で伸び悩んだ。
・ユーロ円は強含み。ショートカバー主導で0時過ぎには1ユーロ=103円21銭前後まで値を上げた。もっとも、日通し高値の103円25銭前後が意識されたため、売り一巡後は102円台後半まで押し戻された。
・ユーロドルは上値が重い。根強い欧財政懸念を背景に22時30分過ぎには一時1ユーロ=1.32125ドル前後と10月4日以来の安値を付けた。その後は1.3200ドルに観測されていたオプションのバリアに絡んだ防戦買いに支えられたほか、ユーロスイスフランの上昇につれた買いも入り1.3299ドル前後まで下値を切り上げたが、節目の1.3300ドルが意識されると再び売りに押される展開に。ダウ平均がマイナス圏に沈んだことも重しとなり、1.3220ドル台まで値を下げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

マーティン・ウィール[NP-6.0 HDP -0.2 CHDP -0.2 RHDP -0.2 CRHDP -0.2]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「緩和的なBOEの政策は当面続くとみる」「インフレ見通しは追加緩和を強く示唆」「英国経済が急速に減速すれば、すぐに量的緩和の拡大が検討される」

ゴンザレス・パラモ[NP+1.0 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP -0.3]
・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBは今のところ追加の流動性供給は必要ないと判断」

イブ・メルシュ[NP+2.0 HDP +0.9 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP -0.3]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBによる債券購入は一時的な措置」「政府が要求している継続的な債券購入を受け入れることはできない」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは25日、イタリアの中堅銀行8行を格下げしたと発表した。また、「イタリアは恐らくすでにリセッション入りしている」との見解を示した。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ゴンザレス・パラモ[NP+1.0 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP -0.3]
・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBは今のところ追加の流動性供給は必要ないと判断」

2011年11月26日のFX要人発言・ニュース

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
ギリシャ政府関係・ギリシャ財務省は25日、財政赤字のGDP比率目標の最新版を公表。2012年は対GDPで5.4%、13年は6.1%、14年は5.1%、15年は4.2%とした。

ゴンザレス・パラモ[NP     HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP +1.2 CRHDP +0.1]
ゴンザレス・パラモ・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBによる債券購入は市場の変動を抑制している」「対GDP比で3%を超える財政赤字はユーロ圏17カ国で承認されるべき」

マーティン・ウィール[NP-6.0 HDP -0.2 CHDP -0.2 RHDP -0.2 CRHDP -0.2]
マーティン・ウィール・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「緩和的なBOEの政策は当面続くとみる」「インフレ見通しは追加緩和を強く示唆」「英国経済が急速に減速すれば、すぐに量的緩和の拡大が検討される」

イブ・メルシュ[NP-5.0 HDP +0.9 CHDP -0.1 RHDP +2.1 CRHDP -0.1]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「いくつかの銀行は1年以上の期間に渡って、資金借り換え上の問題を抱えている」「ECBは必要に応じて追加的な流動性の供給が可能」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「EU首脳は12月9日に決断をするだろう」「EUの財務相は来週にギリシャへの支払いを決定する」

ゴンザレス・パラモ[NP+1.0 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP -0.3]
ゴンザレス・パラモ・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBは今のところ追加の流動性供給は必要ないと判断」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ユーロが崩壊するとは思わない」「ユーロ圏首脳はユーロのために必要なことはすべて実施するだろう」

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「欧州の債務危機は現在、世界的に伝染している」

イブ・メルシュ[NP+2.0 HDP +0.9 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP -0.3]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBによる債券購入は一時的な措置」「政府が要求している継続的な債券購入を受け入れることはできない」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日、ベルギーの格付けを「AA+」から「AA」に引き下げたと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは25日、イタリアの中堅銀行8行を格下げしたと発表した。また、「イタリアは恐らくすでにリセッション入りしている」との見解を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・25日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。イタリア国債入札が不調に終わったことを手掛かりに、欧州時間入りから急ピッチでリスク回避目的の円買い外貨売りが進んだ反動が出た。週末を前にした持ち高調整目的の円売りも加わったほか、ダウ平均が一時100ドル超高まで上昇したことも円売りを促したようだ。
 もっとも、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がベルギーの格付けを「AA+」から「AA」に引き下げたと発表したほか、フィッチが「イタリアはおそらくすでにリセッション入りしている」との見解を示すなど、欧州の債務懸念が再度意識されると再び投資家のリスク志向が低下。ダウ平均が失速したこともあって円は買い戻される場面も見られた。ただ、本日は感謝祭翌日で米債券・株式市場が短縮取引だったことから、外国為替市場でも取引参加者が減少。総じて薄商いとなったため、次第に方向感の乏しい動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。23日高値の1ドル=77円58銭前後を上抜けると、目先のストップをこなしながら一時77円79銭前後と10日以来の高値を付ける場面があった。ただ、市場では「78円ちょうどにかけては断続的に売り注文も並んでいた」との指摘もあり、その後は高値圏で伸び悩んだ。
・ユーロ円は強含み。ショートカバー主導で0時過ぎには1ユーロ=103円21銭前後まで値を上げた。もっとも、日通し高値の103円25銭前後が意識されたため、売り一巡後は102円台後半まで押し戻された。
・ユーロドルは上値が重い。根強い欧財政懸念を背景に22時30分過ぎには一時1ユーロ=1.32125ドル前後と10月4日以来の安値を付けた。その後は1.3200ドルに観測されていたオプションのバリアに絡んだ防戦買いに支えられたほか、ユーロスイスフランの上昇につれた買いも入り1.3299ドル前後まで下値を切り上げたが、節目の1.3300ドルが意識されると再び売りに押される展開に。ダウ平均がマイナス圏に沈んだことも重しとなり、1.3220ドル台まで値を下げた。

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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