2011年12月17日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。寄り付き後に100ドル近い上昇を見せたダウ平均が失速したことを受けて、リスク回避姿勢を強めた投資家からの円買い外貨売りが出た。ユーロに対しては、米格付け会社フィッチが「ベルギーやスペイン、スロベニア、イタリア、アイルランド、キプロスなどの格付けを『ウォッチ・ネガティブ』にする」と発表したことも円買いを誘う手掛かりとなったもよう。もっとも、マイナス圏に沈んでいたダウ平均が下げ幅を縮めたことから、買い一巡後は戻り売りに押される場面が目立った。
 一方、ドルに対しては行って来い。対ユーロなどで進んだドル売りの流れに沿ったほか、ロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに向けて円買いドル売りも入ったことで値を上げたが、買い一巡後はクロス・円全般が買い戻されたことにつれた円売りドル買いに押されて上げ幅を縮めた。
 なお、フィッチはフランスの格付け「AAA」を確認し、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したほか、引け際には米格付け会社ムーディーズがベルギーの格付けを「AA1」から「Aa3」に引き下げたと発表した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はロンドン・フィキシングにかけて売り圧力が高まると、前日安値の1ドル=77円74銭前後を下抜けて一時77円62銭前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後は一転して買い戻しが優勢に。ユーロ円などの上昇につれて77円92銭前後まで下値を切り上げた。
・ユーロ円はフィッチの発表を受けて欧州財政懸念が高まったため、3時前には1ユーロ=101円12銭前後まで値を下げる場面があった。もっとも、その後は米株の買い戻しなどに伴って101円台半ばまで下げ幅を縮めた。
・ユーロドルは弱含み。1ユーロ=1.3090ドルに観測された厚い売り注文が意識されて売りが先行した。フィッチの発表や米株の失速なども重しとなり、一時は節目の1.3000ドルを下抜けて1.2995ドル前後まで下落。もっとも、1.30ドル割れ水準では押し目買いも観測され、売り一巡後は1.3047ドル前後まで買い戻された。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.4]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「FRBは失業率が7%に低下するまで緩和的な金融政策を推進する」「米経済の回復は他の国と同じようにかなり遅れている」

リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「量的緩和策第3弾(QE3)には反対する」「FRBはかなり安心して出口戦略を実行することが可能」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.4]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「FRBは失業率が7%に低下するまで緩和的な金融政策を推進する」「米経済の回復は他の国と同じようにかなり遅れている」

2011年12月17日のFX要人発言・ニュース

ウィリアム・ダドリー[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「市場は欧州債務問題の持続可能性について信頼を求めている」

ウィリアム・ダドリー[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「安定的な住宅価格が住宅需要を高めることにつながる」「住宅価格の上昇が消費者の信頼感を高めた」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP-4.8 HDP +1.2 CHDP -0.1 RHDP +3.6 CRHDP -0.1]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「通貨戦争のリスクが見られる」「危機後の世界は、より良くはなさそうだ」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP +1.2 CHDP -0.1 RHDP +3.6 CRHDP -0.1]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「新興国は現在、危機の影響を免れている」

ドミートリー・メドヴェージェフ[NP     HDP +4.0 CHDP 0.00 RHDP +4.0 CRHDP 0.00]
ドミートリー・メドヴェージェフ・メドヴェージェフ露大統領は16日、シルアノフ財務相代行を財務相に任命した。

チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.4]
チャールズ・エバンズ・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「FRBは失業率が7%に低下するまで緩和的な金融政策を推進する」「米経済の回復は他の国と同じようにかなり遅れている」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・米格付け会社フィッチは16日、ベルギーやスペイン、スロベニア、イタリア、アイルランド、キプロスなどの格付けを「ウォッチ・ネガティブ」にすると発表した。なお、フィッチは「格下げが正当との結論に達しても1-2段階の引き下げにとどまり、2012年1月末までには格付け見直しを完了する見通しである」との見解も示した。

リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP +0.3]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「米企業は雇用を増やすことに慎重」「現在の緩和策は、雇用を押し上げることはほとんどない」「ユーロ圏の危機が米国に影響を及ぼすのは明白」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは16日、フランスの格付け「AAA」を確認し、見通しは「ネガティブ」とした。

リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「量的緩和策第3弾(QE3)には反対する」「FRBはかなり安心して出口戦略を実行することが可能」

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
米政府関係・米下院は16日、1兆ドルの歳出削減法案を可決し上院へ送付した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは16日、ベルギーの信用格付けを「AA1」から「AA3」に引き下げたと発表した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・16日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。寄り付き後に100ドル近い上昇を見せたダウ平均が失速したことを受けて、リスク回避姿勢を強めた投資家からの円買い外貨売りが出た。ユーロに対しては、米格付け会社フィッチが「ベルギーやスペイン、スロベニア、イタリア、アイルランド、キプロスなどの格付けを『ウォッチ・ネガティブ』にする」と発表したことも円買いを誘う手掛かりとなったもよう。もっとも、マイナス圏に沈んでいたダウ平均が下げ幅を縮めたことから、買い一巡後は戻り売りに押される場面が目立った。
 一方、ドルに対しては行って来い。対ユーロなどで進んだドル売りの流れに沿ったほか、ロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに向けて円買いドル売りも入ったことで値を上げたが、買い一巡後はクロス・円全般が買い戻されたことにつれた円売りドル買いに押されて上げ幅を縮めた。
 なお、フィッチはフランスの格付け「AAA」を確認し、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したほか、引け際には米格付け会社ムーディーズがベルギーの格付けを「AA1」から「Aa3」に引き下げたと発表した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はロンドン・フィキシングにかけて売り圧力が高まると、前日安値の1ドル=77円74銭前後を下抜けて一時77円62銭前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後は一転して買い戻しが優勢に。ユーロ円などの上昇につれて77円92銭前後まで下値を切り上げた。
・ユーロ円はフィッチの発表を受けて欧州財政懸念が高まったため、3時前には1ユーロ=101円12銭前後まで値を下げる場面があった。もっとも、その後は米株の買い戻しなどに伴って101円台半ばまで下げ幅を縮めた。
・ユーロドルは弱含み。1ユーロ=1.3090ドルに観測された厚い売り注文が意識されて売りが先行した。フィッチの発表や米株の失速なども重しとなり、一時は節目の1.3000ドルを下抜けて1.2995ドル前後まで下落。もっとも、1.30ドル割れ水準では押し目買いも観測され、売り一巡後は1.3047ドル前後まで買い戻された。

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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