2012年1月28日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して堅調。米国の実質ゼロ金利政策が長期化するとの見方からドルが売られやすい地合いとなるなか、10-12月期米国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比年率2.8%増と市場予想平均の3.0%増を下回ったことを受けて円高ドル安が進んだ。中盤以降、対欧州通貨でドルが断続的に売られたことも円買いドル売りを促した。
 一方、円はドル以外の通貨に対して買い先行後、売られた。予想を下回る10-12月期米GDP速報値を材料に、対ドルで円買いが強まった影響を受けたほか、欧州株や時間外の米株価指数先物の下げ幅拡大に伴いリスク回避的な円買いが優位となった。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてまとまったポンド売りが持ち込まれた」との声が聞かれ、円買いポンド売りが急速に進んだことも円全体を押し上げた。
 ただ、フィキシングを通過すると対ポンドで持ち高調整の円売りが広がった。また、ダドリーNY連銀総裁が「最近はインフレに著しい減速が見られる」「失業率は2012年末に非常に高くなると予想」などと語ったほか、ギリシャ政府高官の見解として「ギリシャ債務再編をめぐる交渉の合意を原則として日曜日の夕刻までに目指す」と伝わったことを受けて、ユーロ買いドル売りが優勢に。ユーロなどに対して円が同時に売られた。もっとも、資源国通貨に対しては目立った円売りが見られず、週末とあって次第に商いが薄れた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=76円65銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は1ユーロ=100円60銭前後まで値を下げた後、101円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは一転上昇。10-12月期米GDP速報値を嫌気した株安に押され、1ユーロ=1.3092-95ドルまで下げ足を速めた。ただ、米国の金融緩和が当面継続するとの観測や、ギリシャの債務交換交渉が週末にも合意に達するとの期待が高まっており、1.3100ドル前後を下回った水準では押し目買いが入った。ロンドン16時のフィキシングに向けてはポンド絡みの取引が中心となり、1.3125ドル前後で一進一退となったが、ダドリーNY連銀総裁の発言やギリシャ政府高官の見解が伝わると買いが優勢となった。前日高値の1.3184ドル前後やオプションのバリアが観測されていた1.3200ドル前後を上抜け、2011年12月13日以来の高値となる1.3235ドル前後まで上げ幅を広げた。
 なお、格付け会社フィッチがイタリア、スペイン、ベルギー、キプロス、スロベニアのユーロ圏5カ国の格付けを引き下げたことを受けて1.3163-66ドルまで失速する場面があったが、売りは長続きしなかった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ウィリアム・ダドリー[NP-5.0 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「インフレはさらに下向く可能性」

ウィリアム・ダドリー[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.1]
・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「金融政策は景気回復を支援する役割を実行するだろう」「景気回復のペースは遅い」「欧州の不確実性はゆがんだ下振れリスクをもたらす」「失業率は当面の間非常に高い可能性」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ政府当局者は27日、「欧州連合(EU)は第2次支援後、不足分の資金を供給することはしない見通しだが他の選択肢もある」との見解を示したと伝わった。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは27日、イタリア、スペイン、ベルギー、キプロス、スロベニアのユーロ圏5カ国の格付けを引き下げたと発表した。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

デビッド・マイルズ[NP+1.0 HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.2]
・マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員「2月の量的緩和がすでに決まったことだと考えるのはおこがましい」

2012年1月28日のFX要人発言・ニュース

ウィリアム・ダドリー[NP-5.0 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「インフレはさらに下向く可能性」

ウィリアム・ダドリー[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.1]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「金融政策は景気回復を支援する役割を実行するだろう」「景気回復のペースは遅い」「欧州の不確実性はゆがんだ下振れリスクをもたらす」「失業率は当面の間非常に高い可能性」

ウィリアム・ダドリー[NP-5.0 HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「最近はインフレに著しい減速が見られる」「2014年後半までの低金利の目標は中銀にパニックをもたらしていない」

デビッド・マイルズ[NP+1.0 HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.2]
デビッド・マイルズ・マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員「2月の量的緩和がすでに決まったことだと考えるのはおこがましい」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府高官は27日、「ギリシャ債務再編をめぐる交渉の合意を原則として日曜日の夕刻までに目指す」との見解を示したと伝わった。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府当局者は27日、「欧州連合(EU)は第2次支援後、不足分の資金を供給することはしない見通しだが他の選択肢もある」との見解を示したと伝わった。

エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP     HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
エヴァンゲロス・ベニゼロス・ベニゼロス・ギリシャ財務相「債務スワップの提案に関する正式発表は2月15日以前に行われなければならない」

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は27日、ニューヨーク連銀を通じて2014年3月-2015年1月に償還を迎える米国債87億4000万ドルを売却したと発表した。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは27日、イタリア、スペイン、ベルギー、キプロス、スロベニアのユーロ圏5カ国の格付けを引き下げたと発表した。

マリオ・モンティ[NP     HDP -3.2 CHDP -1.3 RHDP -3.2 CRHDP -1.3]
マリオ・モンティ・モンティ・イタリア首相「(フィッチによるイタリア格下げについて聞かれ)格付け会社のシグナルがとりわけ新しいと考えていない」

ルーカス・パパデモス[NP     HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
ルーカス・パパデモス・パパデモス・ギリシャ首相「今後数日で債務スワップ交渉が合意に達すると楽観している」「少なくとも来週半ばまでにEUやIMFとの交渉を完了することを目指す」「ギリシャはデフォルトしないだろう」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府当局者は27日、「同国の債務交換交渉で法的、技術的な問題について大きな進展があった」「明日も債務交換交渉は継続」との見解を示した。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・国際金融協会(IIF)声明として「IIFとギリシャは技術的かつ法的な問題に関して大きな進展があった」「ギリシャの債務交換協議は明日継続する」と伝えた。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相(CNBCが伝える)「金融取引税は正しい考え」「ギリシャのデフォルトは大惨事となるだろう」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・27日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して堅調。米国の実質ゼロ金利政策が長期化するとの見方からドルが売られやすい地合いとなるなか、10-12月期米国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比年率2.8%増と市場予想平均の3.0%増を下回ったことを受けて円高ドル安が進んだ。中盤以降、対欧州通貨でドルが断続的に売られたことも円買いドル売りを促した。
 一方、円はドル以外の通貨に対して買い先行後、売られた。予想を下回る10-12月期米GDP速報値を材料に、対ドルで円買いが強まった影響を受けたほか、欧州株や時間外の米株価指数先物の下げ幅拡大に伴いリスク回避的な円買いが優位となった。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてまとまったポンド売りが持ち込まれた」との声が聞かれ、円買いポンド売りが急速に進んだことも円全体を押し上げた。
 ただ、フィキシングを通過すると対ポンドで持ち高調整の円売りが広がった。また、ダドリーNY連銀総裁が「最近はインフレに著しい減速が見られる」「失業率は2012年末に非常に高くなると予想」などと語ったほか、ギリシャ政府高官の見解として「ギリシャ債務再編をめぐる交渉の合意を原則として日曜日の夕刻までに目指す」と伝わったことを受けて、ユーロ買いドル売りが優勢に。ユーロなどに対して円が同時に売られた。もっとも、資源国通貨に対しては目立った円売りが見られず、週末とあって次第に商いが薄れた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=76円65銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は1ユーロ=100円60銭前後まで値を下げた後、101円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは一転上昇。10-12月期米GDP速報値を嫌気した株安に押され、1ユーロ=1.3092-95ドルまで下げ足を速めた。ただ、米国の金融緩和が当面継続するとの観測や、ギリシャの債務交換交渉が週末にも合意に達するとの期待が高まっており、1.3100ドル前後を下回った水準では押し目買いが入った。ロンドン16時のフィキシングに向けてはポンド絡みの取引が中心となり、1.3125ドル前後で一進一退となったが、ダドリーNY連銀総裁の発言やギリシャ政府高官の見解が伝わると買いが優勢となった。前日高値の1.3184ドル前後やオプションのバリアが観測されていた1.3200ドル前後を上抜け、2011年12月13日以来の高値となる1.3235ドル前後まで上げ幅を広げた。
 なお、格付け会社フィッチがイタリア、スペイン、ベルギー、キプロス、スロベニアのユーロ圏5カ国の格付けを引き下げたことを受けて1.3163-66ドルまで失速する場面があったが、売りは長続きしなかった。

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