為替・株式・商品マーケット概要

為替・株式・商品マーケット概要のイメージ画像

 2009年10月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2009年10月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2009年10月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2009-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。4-6月期米国内総生産(確定値)が市場予想平均よりも強かったことを受けて米長期金利が一時上昇した。対ドルで円売りが強まると、他の通貨に対しても円売りが広がった。その後、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が市場予想を下回ったため米国株式相場が下げに転じ、リスク資産圧縮目的の円買いが支えとなった。ただ、上値の重さが嫌気されると利益確定の円売りが出たほか、米国株が一時持ち直したことも重しとなり売りに押された。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

[2009-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で、金先物相場の中心となる12月限は上げ幅を拡大。一時前日比17.2ドル高の1トロイオンス=1035.0ドルと2008年3月17日高値の1033.9ドルを上抜けて史上最高値を更新した。

為替・株式・商品マーケット概要による2009年10月 発言・ニュース

[2009-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。4-6月期米国内総生産(確定値)が市場予想平均よりも強かったことを受けて米長期金利が一時上昇した。対ドルで円売りが強まると、他の通貨に対しても円売りが広がった。その後、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が市場予想を下回ったため米国株式相場が下げに転じ、リスク資産圧縮目的の円買いが支えとなった。ただ、上値の重さが嫌気されると利益確定の円売りが出たほか、米国株が一時持ち直したことも重しとなり売りに押された。

[2009-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日のダウ工業株30種平均は、一時大幅安となったものの下げ渋って取引を終え、リスク志向が大幅に低下しなかったため、オセアニア通貨やユーロなどに対して円を売る動きが見られた。1日前場の日経平均株価が10000円を割り込むなど日本株が軟調に推移すると買い戻しが入ったものの、持ち高調整の域を出ず上値は限られた。その後は、野田財務副大臣が「過度な為替変動は経済に害を与える」「藤井財務相は円高容認発言はしていない」などと発言したと伝わったことが重しとなり再び値を下げている。また、日銀が9月調査の企業短期経済観測調査(短観)を発表したが、特に反応はなかった。

[2009-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。後場の日本株が下げ幅を拡大しリスク志向が低下したことが円の支えとなる半面、対欧州オセアニア通貨でリスクポジション解消目的でドル買いが入り、対ドルで円売りが出ると円全般の上値が抑えられる形となり方向感が定まらなかった。

[2009-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が1日、「ユーログループは為替について協議した」「急激な為替変動が悪影響を与えている」と述べたこと材料に、対ユーロ中心に円買いが入った。出口戦略を意識した発言がなかったことも円買いユーロ売りを誘ったほか、時間外のダウ先物の下落も意識された。一方、資源国通貨に対してはもみ合い。ダウ先物の下落が円の支援材料になる半面、原油先物価格が底堅く推移していることなどが重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は頭が重い展開。22時過ぎに一時本日安値となる1ドル=89円57銭前後まで値を下げた。NY市場の取引時間帯に入ると、米長期金利の低下を意識した円買いドル売りも見られた。
・ユーロ円は軟調。22時過ぎに一時1ユーロ=130円46銭前後と本日安値を更新した。
・ユーロドルは下値が堅い。ダウ先物の下落やユーロ圏要人発言が重しとなり一時本日安値となる1ユーロ=1.4518ドル前後まで値を下げたものの、売り一巡後はショートカバーでやや値を戻している。原油先物相場が持ち直したことや米長期金利の低下が意識された。

[2009-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調。序盤、米金利が低下したことを背景に対ドルで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の製造業景気指数が市場予想より弱い内容となったことを受けて米国株式相場が下げ幅を広げたことも円買いを誘い値を上げた。ニューヨーク時間午後はしばらく動意の薄い展開となったが、ダウ工業株30種平均が200ドルを超す下落となって引けたことも支えとなった。一方ドルに対しては買い先行後、伸び悩み。米金利の低下を背景にした円買いドル売りが強まり、上昇に弾みが付いた。ただ、上値では株安や商品相場の下落などを受け対欧州オセアニア通貨でのドル買いにつれた円売りドル買いが出ると上げ幅を縮めた。

[2009-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は強含み。米国や日本株の大幅安を受けて、リスクポジション解消目的で円を買い戻す動きが見られた。ポジション調整の円売りで若干値を下げたが、対ドルで買いが再開すると再び円全般が値を上げている。

[2009-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買いが優位。早朝のロンドン勢から対ドルで欧州通貨買い、オセアニア通貨買いが入ると、つられて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出て値を下げた。ただ、時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大するとリスクポジションを解消する動きが優位になり円が買い戻されている。

[2009-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。しばらくは9月米雇用統計の発表を前に、持ち高調整の取引に終始していたが、指標発表後は時間外のダウ先物の急落を受けてリスクポジション解消目的の円買い外貨売りが膨らんだ。米労働省が発表した9月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比26万3000人減と予想より弱い内容となった。失業率は9.8%と8月の9.7%から上昇し、市場予想平均の9.8%と同じだった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時本日安値となる1ドル=88円84銭前後。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時7月13日以来の安値となる1ユーロ=129円02銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは荒い値動き。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、弱い米雇用統計をきっかけにダウ先物が下げ幅を広げると一時1ユーロ=1.4480ドル前後まで売り込まれた。ただ、1.44ドル台では買いが厚く、売り一巡後は買い戻しが優勢に。22時過ぎに一時1.4568ドルまで値を上げた。

[2009-10-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては荒い値動き。米労働省が発表した9月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比26万3000人減と市場予想より弱くダウ先物が下げ幅を拡大。リスクポジション圧縮目的の円買いが膨らんだ。買い一巡後は現物の米国株式相場が底堅く推移したほか、対欧州オセアニア通貨でのドル売りが強まると円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが重しとなった。ニューヨーク時間午後に入ると、週末を前に積極的な売買は手控えられた。一方対ドルでは、弱い米雇用統計を受けた円買いで値を上げたが、米国株が底堅く推移したことを受けた円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨に押された。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円売りや、市場参加者から「 デンマークコペンハーゲン市内で開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会での2016年夏季五輪開催地を決定する投票で、東京が落選したことが円売りに繋がった可能性がある」との声が聞かれるなど、円売りが膨らみ下げ足を速めた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は弱い米雇用統計を受けて、一時1ドル=88円60銭前後まで売り込まれた。買い一巡後米国株が底堅く推移したほか、クロス円のショートカバーなどを受けて89円94銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は一時7月13日以来の安値となる1ユーロ=129円02銭前後まで値を下げた。その後、買い戻しで131円25銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは売り先行後、買い戻し。米雇用指標を受けてダウ先物が売られたため、一時9月9日以来の安値の1ユーロ=1.4480ドル前後まで値を下げた。ただ、1.44ドル台では買いが厚かったほか、米金利が一時低下したことや、現物の米国株が底堅く推移したことなどを受けてショートカバーで値を戻した。ストップロスを断続的に巻き込み、1.4650ドル前後まで買いが進んだ。買い一巡後は昨日高値の1.4668ドルが意識され利益確定の売りや戻り売りでやや上げ幅を縮めた。

[2009-10-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。事業法人の決済が集中しやすいゴトー日にあたり仲値決済に絡んだ円売りが対ドル中心に出たほか、国内機関投資家から期初に絡んだ円売りが対欧州通貨やオセアニア通貨中心に入った。時間外の米株価指数先物の上昇も円の重しとなった。

[2009-10-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はもみ合い。5日の日本株相場や時間外のダウ先物の値動きに一喜一憂する展開が続いた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ユーロの水準について、現在最も大きな脅威ではない」などと述べたことを受けて、対ユーロで円売りが出る場面があったが一時的だった。

[2009-10-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は底堅い。欧州市場の取引時間帯の序盤に時間外のダウ先物がしっかりとした展開だったこともあって、リスクマネーのフローが保たれ対オセアニア通貨中心に円を売る動きが見られた。もっとも、米国の現物株の取り引き開始に向けてダウ先物が上げ幅を縮小すると、利益確定の円買いやポジション調整の円買いが入り若干値を戻した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=89円98銭前後まで上げたが、90円に接近すると上値が重くなった。「90円ちょうど前後に通貨オプションが設定されていることが意識されている」との指摘があったほか、90円台から上値には売り注文が厚いことが影響したようだ。
・豪ドル円は20時前に1豪ドル=78円71銭前後まで値を上げたほか、NZドル円は21時過ぎに1NZドル=64円94銭前後まで買われた。
・ユーロドルは上値が重い。22時過ぎに1ユーロ=1.4591-96ドル前後まで下げた。時間外のダウ先物の伸び悩みや、原油先物相場が下げ幅を拡大していることなどが上値を抑えた。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が5日、「米金融当局が強いドルは米国の国益と発言することを信じている」、「行き過ぎた為替相場のボラティリティは好ましくない」などと述べたと伝わったことも重しとなった。

[2009-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は買いが先行も、オセアニア通貨やユーロなどに対しては押し戻された。時間外のダウ先物が上げ幅を縮小したことや、米国株式市場でダウ工業株30種平均が寄り付き直後に小幅に下げに転じたことを背景にリスクポジションを閉じる目的で買いが入った。ただ、9月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことを背景に米国株式相場が堅調し、投資家がリスクを取る動きが強まると日本と金利差のあるオセアニア通貨や、ユーロなどに対して円売りが出て押し戻された。半面、ドルに対しては、オセアニア通貨やユーロに対するドル売りにつれた円買いドル売りが入りじり高となった。

[2009-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。序盤は日本株相場の上昇を見越した円売りが対欧州通貨やオセアニア通貨中心に出たものの、売り一巡後は値を戻す展開に。「アラブ諸国は中国、ロシア、フランス、日本とともに原油決済を米ドル建てから他の通貨で構成するバスケットに移す」との英紙報道をきっかけに、対ドルで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。

[2009-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。対豪ドルでは、オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が市場の大方の予想に反して政策金利を3.25%に引き上げたことを材料に円売りが強まった。一方で、米ドルに対しては底堅い動き。関係各国から英紙報道を否定する発言が相次いだものの、押し目買い意欲は根強く下値は限定的だった。対ポンドでは、英国立統計局が発表した8月英鉱工業生産指数、8月製造業生産指数が予想を大幅に下回る結果となったため、円買いが優勢となっている。

[2009-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で、金先物相場の中心となる12月限は上げ幅を拡大。一時前日比17.2ドル高の1トロイオンス=1035.0ドルと2008年3月17日高値の1033.9ドルを上抜けて史上最高値を更新した。

[2009-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は方向感の乏しい展開。暫く手掛かり難から方向感の定まらない展開が目立った。もっとも、カナダドルに対してはWTI原油先物相場の上昇を背景にした売りが優位だった半面、対ポンドでは英経済指標が弱い内容だったこと受けた買いが膨らんだ。NY勢が参入すると対ポンドでの円買いが加速し、その他の通貨に対しても円買いの勢いが増している。
【 通貨ペア 】
・ポンド円の売りが加速したことを受けて、ドル円は22時30分過ぎに1ドル=88円67銭前後、ユーロ円は1ユーロ=130円56銭前後とそれぞれ本日安値をつけた。
・ポンド円は下値を探る展開。英国立統計局が発表した8月英鉱工業生産指数、8月製造業生産指数が大幅に予想を下回ったことを受けた。1ポンド=140円97銭前後まで下げた。
・ユーロドルは上値が重い。NY金先物相場が過去最高値を更新したことが支えとなり、22時過ぎに1ユーロ=1.4741-46ドル前後まで上げた。ただ、対円でユーロ売りや、対ポンドでのドル買いがユーロ売りドル買いを誘い上値が重くなっている。

[2009-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。英インディペンデント紙が「アラブ諸国は中国、ロシア、フランス、日本とともに原油決済を米ドル建てから他の通貨で構成するバスケットに移す」と伝えたことを背景にドルの基軸通貨としての地位低下が懸念されたため、対ドルで円が買われやすかったほか、市場予想より弱い英経済指標を背景に対ポンドで円買いも支えとなり、他の通貨に対しても円買いが波及した。米国株式相場が堅調に推移したため上値では円売りに押されたが、米国株が上げ幅を縮めると再び円買いが入り値を戻した。

[2009-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。対ドルでは、欧州通貨やオセアニア通貨でドルの買い戻しが強まった影響を受けたほか、仲値決済に絡んだ円売りが出たため、やや上値を切り下げた。一方、ドル以外の通貨に対しては日本株相場の上昇を見越した円売り外貨買いが先行したものの、その後は対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が下落したことにつれた円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入ったため、もみ合いの展開となっている。

[2009-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。対ドル中心に、国内輸出企業からの円買いドル売りや欧米ヘッジファンドからのドル売りが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及した。損失覚悟の円買い注文も巻き込んだ。

[2009-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は一進一退。対ドルで欧米のヘッジファンドや国内輸出企業などからの円買いが入ると、その他通貨にも買いが波及した。ただ、円ドル相場が88.00円に設定された通貨オプションを意識した戻り売りが厚く、上値を抑えられると一転円全般が売り優位になった。短期スタンスで円買いを進めていた参加者が損失覚悟の円売りを迫られて急ピッチで値を下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=88円01銭前後と1月23日以来の安値をつけたが、下値では通貨オプションなどを意識した買いや、売り方の買い戻しが入り急ピッチで値を戻した。22時過ぎには89円40銭前後と本日高値を付けている。
・ユーロ円は一時1ユーロ=129円58銭前後と本日安値をつけたが、ドル円の戻りにつれて値を上げて22時過ぎに131円10銭前後と日通しの高値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。対円でドル売りが一時強まったことや、NY金先物相場が過去最高値を連日で更新したことなどを背景に一時1ユーロ=1.4737ドル前後まで上げたが、対円でドルの買い戻しが強まったことに連動してユーロ売りドル買いが出た上、現物の米国株が取引終了後にアルコアの決算発表を控えて上値の重い展開となるとリスクポジションを閉じる動きが進み1.4657ドル前後と本日安値を付けている。

[2009-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後は買い戻し。欧州市場で対ドルで円買いを進めた参加者からの損失覚悟の円売りが膨らみ、他の通貨にも円売りが波及した流れを引き継いだ。ただ、売り一巡後はアルコアの第3四半期決算結果発表を控え、米国株式相場が上値の重い展開だったため対ドルや資源国通貨中心に持ち高調整の円買いが広がり円全般が値を戻した。

[2009-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては弱含み。9月豪雇用統計が予想より強い内容となったことをきっかけに、対豪ドルで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。米アルコアの好決算を背景に、時間外のダウ先物が堅調に推移していることも円の重しとなった。一方、ドルに対しては底堅い動き。豪ドル米ドルの上昇をきっかけに、ドル全面安となった影響を受けた。

[2009-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してはさえない。ロンドン勢から午前中に発表された豪雇用統計を蒸し返す格好で対豪ドルで円売りが出ると、他の通貨にも円売りが広がった。時間外のダウ先物の上昇や商品相場高を背景にした円売り資源国通貨買いも出た。一方、ドルに対しては神経質な値動き。対欧州通貨や資源国通貨でのドル売りにつれた円買いドル売りが入る半面、通貨オプションに絡んだ円売りドル買いなどが上値を抑えた。

[2009-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は弱含み。時間外のダウ先物が上昇したほか、NY金先物相場が過去最高値を更新するなどリスク志向が保たれる中で、強い豪雇用指標を材料に対豪ドルで円売りが続くと、その他通貨にも円を売る動きが波及した。対米ドルで円の上値の重さを嫌気しポジション調整の円売りが膨らんだことも、円全般の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=88円67-70銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=130円88銭前後と本日高値をつけた。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁がユーロ高牽制などを行わなかったことを受けて買いが入った上、ドル円の買いが一時強まったことも円売りユーロ買いを促した。
・ユーロドルは荒い値動き。ECBは8日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表した。トリシェECB総裁の定例記者会見では、「経済指標がユーロ圏の経済が安定していることを示している」、「雇用市場は、予想していたよりも悪化しないかも知れない」などの比較的楽観的な景気認識が示されたほか、このところのユーロ高進行に関しても踏み込んだ牽制などがなかったこともあり、短期筋などからの買いで22時過ぎに1.4802ドルと本日高値をつけた。ただ、1.48ドル台では戻り売りが厚く上値が重かったため利益確定の売りに押し戻された。

[2009-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調。ドル先安観を背景に対欧州資源国通貨でのドル売りを受けた円売り欧州通貨買い、円売り資源国通貨買いが出た。ニューヨーク金先物相場が史上最高値を更新したことをはじめ、商品相場全般が買われたことも円売り資源国通貨買い要因となった。一方、対ドルに対しては一進一退。対ユーロでドルが買われた場面で円売りドル買いが出たが、対ユーロなど欧州通貨や資源国通貨などでドル売りが膨らむと円買いドル売りが入り値を戻した。その後は、米30年債入札が不調だったことを受けて米長期金利が上昇したため売りに押された。

[2009-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドル中心に売りが優勢。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長がワシントンでの講演で「経済見通しが十分に改善すれば、FRBは金融政策を引き締める必要があるだろう」と述べたことをきっかけに、ドルの買い戻しが強まった影響を受けた。サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長が「米国は強いドルにコミットする」と述べたことや、ホーニグ米カンザスシティー連銀総裁が「ドルは主要な準備通貨であり続けるだろう」と述べたこともドルの買い戻しを誘った。日本、アジア株相場が堅調に推移していることも円の重しとなった。

[2009-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はもみ合い。序盤は、ロンドン勢から午前中に伝わった米要人発言を蒸し返す格好で対ドル中心に円売りが出た。米長期金利の上昇も円売りドル買いを誘った。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。特に新規の円買い材料は伝わっていないが、時間外のダウ先物が下げに転じたことなどが意識されたようだ。

[2009-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は一進一退。時間外取引の米10年債利回りの上昇を背景に対ドルで円売りが進むと、その他通貨にも円売りが広がった。午前中に、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が「景気が十分に回復すれば、金融政策を引き締める必要があるだろう」と発言したと伝わったことが、欧州の参加者に意識されて米金利上昇につながったようだ。その後は、特に新規の取引材料が伝わったわけではないが、対ポンドで円買いが強まると円全般が値を戻したが、米国勢が参入すると再び対ドルで円売りが膨らんだ影響で円の上値は限られた。8月米貿易収支で赤字幅が予想よりも小さかったことや、米長期金利が再び上昇していることなどが対ドルでの円売りを誘っている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=89円58銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円も23時過ぎに1ユーロ=131円90銭前後と日通しの高値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。カナダ雇用指標が強い内容で対カナダドルで米ドル売りが進んだことに連動して、20時30分過ぎに1ユーロ=1.41.4769-74ドルまで値を上げた。ただ、ニューヨーク勢から米貿易収支や米長期金利上昇を背景にドルの買い戻しが膨らむと1.4709-14ドルまで下押しする場面も見られている。

[2009-10-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が「経済が十分に改善したとき、インフレ問題が発生することを防ぐために金融政策を引き締める必要があるだろう」と発言したことを受けて米金利が上昇すると、対ドルで円売りが膨らみ、他の通貨にも円売りが波及した。取引終盤に米国株式相場が上げ幅を広げたことも重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米金利の上昇を受けた円売りドル買いで一時1ドル=89円90銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円はドル円の上昇につれたほか、米株高をも支えとなり、一時9月25日以来となる1ユーロ=132円30銭前後まで買いが進んだ。
・ユーロドルは一進一退。米金利の上昇を背景に対円でドル買いが膨らむと、対ユーロでもドル買いが強まった。ドル円の買いに勢いが付くと戻り売りに押し戻されたほか、ストップロスも巻き込んだため一時1ユーロ=1.4674ドル前後まで下げた。もっとも、下値では押し目買い意欲が強かったほか、米国株が引けにかけて上げ幅を広げたため買い戻しが入り下げ渋った。

[2009-10-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後はもみ合い。東京市場が体育の日の祝日で市場参加者が減少する中、前週末の米国株が上昇したこともあって、金利先高観のある豪ドルに対して円売りが先行すると、他通貨にも円を売る動きが見られた。その後は、対ドルで円売りが続いたことが円全般の上値を抑える一方で、対ドルで欧州オセアニア通貨が売られたことにつれて円買いが入った影響で下値も限られ、もみ合いの展開となっている。

[2009-10-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。対ポンドで円買いが膨らんだことが他通貨に対しても円買いを誘い値を上げたものの、夕刻にかけて対ドルで円売りが強まると押し戻された。その後は、時間外のダウ先物が上げ幅を拡大し、資源国通貨に対する円売りの勢いが増している。

[2009-10-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は売り先行後は下げ渋り。時間外のダウ先物の上昇や欧州株高を背景に円売り外貨買いが出た。金や原油など商品相場の上昇を材料に対資源国通貨での円売りも出た。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮める展開に。ダウ先物が上げ幅を縮小したことや、対ドルで円買いが入ったことにつれた円買い外貨売りが見られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に一時9月25日以来の高値となる1ドル=90円47銭前後まで値を上げた後は、伸び悩み。対欧州通貨や資源国通貨でのドル売りにつれた円買いドル売りが相場の重しとなったほか、市場関係者からは「25日移動平均の90円49銭前後がレジスタンスとして意識されている」との声が聞かれた。
・ユーロ円は19時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=133円32銭前後まで値を上げた後132円台後半まで下押しした。
・ユーロドルは底堅い動き。ダウ先物の上昇や欧州株高、商品相場高などを材料にユーロ買いドル売りが膨らんだ。21時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.4775ドル前後まで値を上げた。

[2009-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後はもみ合い。ドルが対欧州オセアニア通貨などで売りが出たことを受けて円買いドル売りが膨らむと、他の通貨に対しても円買いが波及した。その後、ダウ工業株30種平均が一時9931.82ドルと年初来高値を付けたことを背景に円売りが出たため円の上値は限られた。ただ、米国がコロンブスデーの祝日で債券市場が休場だったこともあり、ニューヨーク時間午後に入ると商いは薄くなった。

[2009-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ドルで仲値決済に絡んで円売りが出ると、その他通貨にも円売りが波及した。ただ、ポンドに対し英金融緩和の長期化観測を背景に円買いが再開すると円全般の下値を支えた。時間外のダウ先物が一時下げ幅を広げたことも円の支えとなった。

[2009-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はもみ合い。13日後場の日経平均株価が一時上げ幅を拡大すると、対豪ドル中心に円売りが見られた。ロンドン勢からはユーロに対して円売りが目立ったほか、上海総合指数が取引終了にかけて上げ幅が広がったことも円売りを誘ったようだ。ただ、時間外のダウ先物が弱含むとポジション調整の円買いが入り下値が堅くなっている。

[2009-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。ロンドン勢から対ポンド中心に円買いが入る半面、ユーロに対しては円売りが出た。ロンドン8時(日本の16時)に向けた円売り外貨買いも見られた。その後、金や原油など商品相場の上昇を背景に対資源国通貨で円売りが出る場面もあったが、時間外のダウ先物が失速したため円売りの勢いは徐々に後退した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに一時本日高値となる1ドル=90円19銭前後まで値を上げた後、21時前に89円45銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は16時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=133円26銭前後まで値を上げた後は133円00銭前後を挟んでのもみ合いが続いている。
・ユーロドルは買い先行後、伸び悩み。21時前に一時昨年8月22日以来の高値となる1ユーロ=1.4876ドル前後まで値を上げた後は、利食い売りに押されている。商品相場の上昇が一服したことや、ダウ先物の失速が意識された。

[2009-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては買い先行後は売りに押された。欧州時間にニューヨーク金先物相場が史上最高値を更新したことを背景に対資源国通貨で円売りが進み円全体の重しとなったが、ニューヨーク時間序盤は利益確定の円買いが先行した。米国株式相場が安く始まったためリスクポジション圧縮目的の円買いが入り上げ幅を広げた。ただ、米国株が下げ渋ると投資家のリスク志向が改善したため円売りが出た。一方、ドルに対しては一進一退。対欧州通貨や資源国通貨でドルが買い戻されたことを受けた円売りドル買いが重しとなったが、米国株が安く始まったことを背景に他の通貨に対して円買いが入ったことが支えとなった。まとまった規模の円売りドル買いに押され急落する場面があったが、下値では利益確定の円買いやドル先安観を背景にした買いが入り値を戻した。

[2009-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買いが強まっている。米半導体大手インテルの第3四半期好決算が予想を上回り時間外のダウ先物が堅調に推移すると、投資家のリスク志向が高まった。対資源国通貨で米ドルが売られると、米ドルに対し円買いが入り、その他通貨にも買いが波及した。峰崎直樹財務副大臣が一部通信社に対して「ドルの価値下落が今後も根強く継続する可能性がある」「藤井財務相は円高が良いとは言っていないが、即座に介入すべきでないというのが考え」などと発言したと伝わったことも円買いを誘った。

[2009-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて散発的に売りが出た。インテルの第三四半期決算が予想を上回ったことを支えに時間外のダウ先物が堅調に推移する中、日本時間16時に取引を開始した英独の株価指数が堅調に推移しているため、対豪ドル中心に円売りが出た。午前中に円が買われた場面で、短期スタンスで買い進めていた参加者から利益確定の円売りも出たようだ。

[2009-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。アジア時間に円高が進行した反動で、持ち高調整の円売りが先行。時間外のダウ先物が上げ幅を広げたことや欧州株高も円の重しとなった。対ポンドでは、9月英雇用統計が予想より強い内容となったことも円売りを誘った。ニューヨーク市場の取引時間帯に入り、JPモルガン・チェースの第3四半期決算や9月米小売売上高が予想より強い内容だったと伝わると、円売りが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=89円90銭前後。
・ユーロ円は9月25日以来の高値となる1ユーロ=133円77銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは、やや伸び悩み。20時過ぎに一時昨年8月14日以来の高値となる1ユーロ=1.4921ドル前後まで値を上げた後は、利食い売りなどに押されている。金先物相場が下げに転じたことや米長期金利の上昇などを意識した売りが出た。

[2009-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。9月米小売売上高が市場予想より強かったことを受けてダウ先物が買われ、投資家のリスク志向が高まり円売りが出た。現物の米国株式相場が高く始まるとドル先安観を背景にした対ドルでの円買いが一時強まり円全体の下値を支えた。ただ、ダウ工業株30種平均が昨年10月7日以来の10000ドル台乗せとなったことや、WTI原油先物相場が昨年10月21日以来の高値を更新するなどマネーのリスク選好度が維持されたため徐々に円売りに押し戻された。

[2009-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。米国株や日本株高を受けて投資家のリスク志向が高まると、金利先高観の強い豪ドルに対して円売りが先行し、その他通貨にも円売りが波及した。もっとも、対欧州通貨や資源国通貨でドル売りが進んでおり、つられて円買いドル売りが入ると円全般の下値が支えられて円の下落スピードが緩和された。

[2009-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて売りが強まっている。対ポンドで円売りが膨らむと、その他通貨にも円売りが広がった。対ドルでは米10年債利回りが上昇していることも円売りを誘ったほか、豪ドルに対しては早期の追加利上げを期待した円売りが断続的に出ている。

[2009-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は弱含み。イングランド銀行(BOE)が資産買取プログラムを停止させるとの憶測や英企業の合併に絡んだ話などを材料に、対ポンドで円売りが先行。他の通貨にも円売りが波及した。その後、10月NY連銀製造業景気指数や9月米CPIコア指数、前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったと伝わると、米長期金利が上昇し対ドル中心に円売りが膨らんだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時本日高値となる1ドル=90円79銭前後。
・ユーロ円は9月23日以来の高値となる1ユーロ=135円10銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。アジア時間に一時昨年8月13日以来の高値となる1ユーロ=1.4967ドル前後まで値を上げた反動で、利益確定の売りが先行。対ポンドでユーロ売りが進んだ影響も受けた。21時過ぎに一時本日安値となる1.4843ドル前後まで値を下げた。時間外のダウ先物の下落を背景にリスクポジション解消目的のユーロ売りドル買いも見られた。

[2009-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。9月米消費者物価指数(CPI)コア指数や 10月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、前週分の新規失業保険申請件数が市場予想より強かったことを受けてダウ先物が下げ渋ったため、投資家のリスク志向が高まり円売りが出た。米長期金利が上昇すると対ドルでの円売りが膨らみ、他の通貨に対しても円売りが波及し上げ幅を広げた。ダウ工業株30種平均が1万ドル台を維持し投資家のリスク志向が保たれたことも円の重しとなった。

[2009-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。金利先高観の強い豪ドルや、英中銀の資産買取プログラムの停止観測の高まったポンドなど中心に円売りが先行すると、その他通貨にも円売りが波及した。ただ、前場の日本株が伸び悩んだこともあって円売りの勢いは弱まっている。利益確定の円買いも入ったようだ。

[2009-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。対欧州オセアニア通貨でポジション調整と見られるドルの買い戻しが入ると円も買われて値を上げた。ただ、時間外のダウ先物が強含み、英独の株価指数が高く推移すると円買いは収まり、徐々に円売りが強まって押し戻された。

[2009-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。対欧州オセアニア通貨でポジション調整と見られるドルの買い戻しが入ると、円も買われて値を上げた。バンク・オブ・アメリカ(BOA)が発表した第3四半期決算では総収入が予想を下回り、ゼネラル・エレクトリック(GE)は売上高が予想を下回ったと伝わったため時間外のダウ先物が失速。リスクポジション解消目的の円買い外貨売りが入った。対豪ドルでは、ヘッジファンドからの円買いが目立った。一方、ドルに対してはもみ合い。クロス円の下落につれた円買いドル売りが入る半面、対欧州通貨などでのドル買いにつれた円売りドル買いが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=91円台前半での値動きが続いている。
・豪ドル円は頭が重い。21時過ぎに一時本日安値となる1豪ドル=83円25銭前後まで値を下げた。ダウ先物の下落や豪ドル米ドルの下落につれた円買い豪ドル売りが相場の重しとなった。
・ユーロドルは弱含み。21時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4849ドル前後まで値を下げた。週末のポジション調整と見られる売りが出たほか、時間外のダウ先物の下落を嫌気した売りが出た。

[2009-10-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。序盤、対欧州オセアニア通貨でのドル買いを受けた円売りドル買いが入ると、一時円全体の重しとなった。その後、現物の米国株式相場が大幅に下落したことを背景にリスクポジション解消目的の円買いが入った。対ドルでの国内輸出企業の円買いも円全体の支えとなり値を上げた。ただ、ダウ工業株30種平均が一時1万ドル台を回復したことを受けて、投資家のリスク志向が保たれたため円売りに押された。
【 通貨ペア 】
・ドル円は序盤に一時9月25日以来の高値となる91円33銭前後まで値を上げたが、米株安を背景にしたクロス円の下落を受けて90円57-60銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は一時1ユーロ=134円97銭前後まで下落した。
・ユーロドルは売り先行後は買い戻し。週末を控えたポジション調整目的のユーロ売りドル買いや、1.5000ドルに設定されているノックアウトオプションに絡んだ防戦売りなどを受けて値を下げた。低調な米企業決算が相次ぎダウ先物が下落したことも重しとなり、一時1ユーロ=1.4849ドル前後まで値を下げた。ただ、昨日安値の1.4843ドル前後がサポートとして意識されたほか、市場参加者からは「国際機関からの買いが入った」との声もあり買い戻しが優位となった。また、米国株が下げ渋ったことも支えとなった。

[2009-10-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。対ユーロでは、本日予定されているユーロ圏財務相会合を前に、持ち高解消の円買いが入ったほか、ポンドに対しては、英サンデー・タイムズ紙の記事を材料に一段の英金融緩和観測が高まり、円買いが広がった。19日の日本株相場の下落や時間外のダウ先物の下落も円の支援材料となった。

[2009-10-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。対ポンドでは、英サンデータイムズ紙の記事を蒸し返す格好で欧州勢から円買いが膨らんだ。また、対ドルでは、時間外のダウ先物の上昇や欧州株高を背景に対ユーロやオセアニア通貨でドル売りが強まったことにつれた円買いドル売りが入った。一方、ユーロやオセアニア通貨に対してはもみ合い。対ドルでユーロ買いやオセアニア通貨買いが強まった影響を受けた半面、ドル円相場の下落につれた円買い外貨売りが入った。

[2009-10-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は戻り待ちの売りに押し戻された。序盤は、一部英中銀金融政策委員会(MPC)メンバーが、資産買取プログラムの拡大を示唆する旨の発言を英紙に行ったことが蒸し返されて対ポンドで円買いが進み、円全般の下値を支えた。対ドルでは欧州・オセアニア通貨でのドル売りに連動した円買いも入った。ただ、時間外のダウ先物が堅調に推移し、英独の株価指数も上昇したこともあって、ドルやポンドに対して円買いを進めていた参加者から、利益確定の円売りやポジション調整の円売りが出ると値を下げた。リスク志向の高まった投資家から対豪ドルやユーロで円売りが出たことも円の重しとなった。その後は、株価の上昇が一服し更に円売りを進める材料も乏しかったこともあって円売りの勢いは後退している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=90.97-91.00円まで値を戻す場面があった。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=135.76-81円まで値を上げた。
・ユーロドルは買い先行後、売りに押し戻された。18時30分過ぎに1ユーロ=1.4954ドル前後と日通しの高値を付けた。ただ、一部英MPCメンバーの資産買取プログラムの拡大示唆発言を背景に買われていたユーロポンドが売りに押し戻されたことや、WTI原油先物相場が上値の重いことなどを背景に徐々にユーロ売り・ドル買いが優位になり上値を切り下げている。現物の米国株の上値が重いことも売りを誘っている。

[2009-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りに押された。 ニューヨーク連銀がリバースレポのテストを行い、「これをもって金融引き締めと結論づけるべきでない」との声明を発表したことを受けて米長期金利が低下した。対ドルで円買いが膨らむと、他の通貨に対しても円買いが波及した。ただ、ダウ工業株30種平均が一時120ドルを超す上昇となったことを背景に投資家のリスク志向が高まると円売りに押された。WTI原油先物相場やNY金先物相場が堅調に推移し、対資源国通貨で円売りが出たことも円全体の重しとなった。

[2009-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。ドルが対ユーロやスイスフランで売られたことにつれた円買いドル売りが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及した。

[2009-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は強含み。藤井財務相が講演で「現在の円高は米国の緩和的な金融政策を受けたドル安から来ている」「出口戦略を実施する状況にないことで一致」などと述べたと伝わると、対ドル中心に円買いが強まった。時間外のダウ先物や原油先物価格が下げに転じると、資源国通貨に対しても円買いが入った。

[2009-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は一進一退。アジア市場で、対ドルで米国の低金利長期化観測を背景に円買いが入り、円全般が買われた流れを引き継いだ。時間外のダウ先物が一時値を戻したことに連動して円売りが出て押し戻されたものの、弱い米卸売物価指数(PPI)を受けて米長期金利が低下しドルに対して円買いが入ると、その他通貨に対しても円買いが入った。米住宅指標が予想を下回りダウ先物が伸び悩んだことを受けた買いも散見された。その後は、欧州オセアニア通貨に対して、現物の米株安を受けたリスクポジション解消目的のドル買いが入っている影響で、ドルに対して円売りが出ており、円全体の上値は限られている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、米長期金利の低下やクロス円に売りが出たことが重しとなって21時30分過ぎに1ドル=90円15-18銭前後まで売られた。
・ユーロ円は、現物の米株安を受けて22時30分過ぎに1ユーロ=135円02-07銭まで売られた。
・ユーロドルは軟調。23時過ぎに1ユーロ=1.4924ドル前後と日通しの安値を付けた。米長期金利の低下を背景に買いが強まる場面があったが、現物の米国株が弱含んでいる影響で、リスクポジションを閉じる動きが優勢となっている。

[2009-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。市場予想平均よりも弱い9月米住宅着工件数や9月米建設許可件数を背景にダウ先物が売られるとリスク資産圧縮目的の円買いが強まった。弱い9月米卸売物価指数を受けて米長期金利が低下し、対ドルで円買い強まったことも円全体の支えとなった。ただ、現物の米国株式相場が軟調に推移し、対欧州・資源国通貨でのドル買いが強まったため円売りドル買いが膨らみ、他の通貨にも円売りが波及し押し戻された。

[2009-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して底堅い動き。序盤は、ボラードNZ準備銀行総裁が「NZドル高は必ずしも利上げを妨げない」との認識を示したことをきっかけに、対NZドル中心に円売りが出た。ただ、その後は対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が下落したことにつれた円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入ったため、持ち直した。

[2009-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はさえない。キング英中銀総裁が「英国の金利がどれほど低水準を維持するかわからないが、ある時点で平常の水準に戻る」などと述べたことをきっかけに、対ポンドで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。英中銀金融政策委員会議事要旨で「資産買い入れプログラムの規模の据え置きを全会一致で決定した」ことが伝わると円売りポンド買いが加速した。

[2009-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は軟調。時間外のダウ先物や英・独の株価指数が下げ幅を拡大した場面で、リスクポジション解消目的でオセアニア通貨やユーロなどに対してドルが買われると、連動して対ドルで円売りが出て、その他通貨に対しても円売りが出た。米長期金利の上昇も対ドルでの円売りを誘い、円全般の売りを促した。対ポンドで円売りが続いたことも円の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、米長期金利の低下や対欧州・オセアニア通貨でのドル買いが円売りドル買いを誘い一時1ドル=91円29銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円は、現物の米国株が強含み、ユーロドルの買いが強まったこと支えとなり22時30分過ぎに1ユーロ=136円46銭前後と8月13日以来の高値を付けた。
・ポンドドルは上値を追う展開。22時30分過ぎに1ポンド=1.6630ドル前後と9月15日以来の高値を付けた。イングランド銀行(BOE)が21日に発表した金融政策委員会(MPC)議事要旨で、「資産買い入れプログラムの規模の据え置きを全会一致で決定した」ことが明らかになると、追加の量的緩和観測が後退しポンド買いが膨らんだ。21日の現物の米国株が小高く推移すると、リスク志向の改善したニューヨークの参加者からのポンド買いドル売りも入った。
・ユーロドルは売りが目立ったものの、米国勢が参入すると買い優勢。22時30分過ぎに1ユーロ=1.5003ドル前後と2008年8月11日以来の高値を付けた。英MPC議事要旨を受けた対ポンドでのユーロ売りや、ダウ先物が弱含んで推移していたことが暫く上値を抑えていたが、現物の米国株が上昇すると米国勢からドルを売る動きが強まり、ノックアウトオプションの観測された1.5000ドルを上抜けた。ただ、1.5000ドル台では、大台に乗せた達成感からの売りや、利益確定の売りが目立ち若干値を下げている。

[2009-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調。米国株式相場が一時底堅く推移したため投資家のリスク志向が高まり円売りが出た。商品相場の上昇を背景に対資源国通貨で円が売られると下げ幅を広げた。ただ、米国株が取引終了前に下げに転じたことを受けた買い戻しでやや下げ渋った。一方対ドルでは一進一退。米長期金利の上昇したことを受けた円売りドル買いが重しとなる一方、対欧州資源国通貨でのドル売りを受けた円買いドル売りが支えとなった。米連邦準備理事会(FRB)が米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表した。米景気に対し「前回の報告から多くのセクターで経済状況が若干安定もしくは改善した」、「居住用不動産と製造業は夏からの回復傾向が継続」などとの見方が示されたが、特に反応は見られなかった。

[2009-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。序盤は、対ドル中心に仲値決済に絡んだ円売りが出たため、他の通貨にも円売りが波及。対豪ドルでは、7-9月期の中国国内総生産(GDP)に対する期待感から円売りが出た。ただ、中国国家統計局が発表した7-9月期中国GDPが8.9%増と予想を若干下回ったため、円はじりじりと値を戻す展開に。日本株や上海株の下落を背景に持ち高解消の円買いも入った。

[2009-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。序盤は、対欧州オセアニア通貨でドルの買い戻しが強まった影響で円ドル相場が下落したため、他の通貨に対しても円は値を下げた。ただ、売り一巡後は徐々に値を戻す展開に。時間外のダウ先物の下落や欧州株安を背景にリスクポジション解消目的の円買いが入った。対ポンドでは、タッカーイングランド銀行(BOE)副総裁の発言や予想より弱い英経済指標を材料に円買いが入った。

[2009-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は一進一退。時間外のダウ先物や英・独の株価指数が一時マイナス圏で推移し下げ幅を拡大したことを受けて、リスクポジション解消目的の円買いが先行した。ただ、ダウ先物や欧州株が下げ止まり値を戻すと、円買いの動きは後退し値を下げた。ドルに対して米長期金利の上昇を背景にした円売りが膨らむと、その他通貨にも円売りが広がり一段と値を下げている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、米長期金利の上昇を支えに22時過ぎに1ドル=91円55-58銭前後まで上げた。
・ユーロ円は、対ドルで円売りが続いたことを受けて円売りユーロ買いが出た。ストップロスを巻き込んで22時30分過ぎに1ユーロ=137円27銭前後と8月13日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。ダウ先物や欧州株が売られたことを受けて一時1ユーロ=1.4943ドル前後と本日安値を付けた。その後は、株価が値を戻すと連動してユーロ買いドル売りが入ったため1.50ドル台を回復する場面も見られたが、現物の米国株が上値の重い展開となり、リスクマネーのフローが停滞しているため、ユーロドルの上値も重くなっている。

[2009-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米新規失業保険申請件数が市場予想平均よりも弱かったこと受けてダウ先物が売られると対欧州・オセアニア通貨ではリスクポジション解消目的のドル買いが入った。対ドルでは円売りが強まり他の通貨に波及した。ただ、取引開始後は不安定な値動きだった米国株が上昇基調を強めると投資家のリスク志向が改善し、ドル以外の通貨に対しては円売りが強まり値を下げた一方、ドルに対しては対欧州オセアニア通貨でのドル売りを受けた円買いが下値を支えた。

[2009-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。対ドル中心に仲値決済に絡んだ円売りが出ると、他の通貨にも円売りが波及した。日本株や上海総合指数の上昇も円の重しとなった。

[2009-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後は下げ渋り。日本の財政悪化懸念が高まる中、亀井静香郵政・金融担当相が「10兆円程度の第2次補正予算が必要」との認識を示したと伝わると、対ドル中心に円売りが広がった。ただ、その後は英国立統計局が発表した7-9月期の英国内総生産(GDP、速報値)が予想より弱い内容となったことをきっかけに、対ポンドで円買いが強まったため他の通貨に対しても円買いが波及した。時間外のダウ先物が下げに転じたことも円の支援材料となった。

[2009-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
23日の欧州外国為替市場で円は一進一退。英国の7-9月期国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことを背景に対ポンドでの円買いが進むと、その他通貨に対しても円買いが入った。時間外のダウ先物が一時弱含んだことも円買いを誘った。ただ、ダウ先物が下げ止まると円買いの動きは後退。米金利の上昇に連動して対ドルで円売りが膨らむと、他通貨にも円売りが波及し下値を広げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、米長期金利の上昇を支えに22時過ぎに1ドル=92円02銭前後と9月22日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は、対ドルでの円売りを受けた円売りユーロ買いが出て値を上げたほか、マイクロソフトの決算が市場予想平均を上回り、ダウ先物が小高くなったことも支えとなった。22時前に1ユーロ=138円24銭前後と8月10日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。対ポンドでのユーロ買いを支えに1.5047-52ドルまで一時値を上げたが、米長期金利の上昇や対円でドル買いが続いたことがユーロ売り・ドル買いを誘い値を下げた。23時過ぎには、米国株式市場でダウ工業株30種平均が弱含んでいることを背景に、リスクポジション解消の売りが出て1.50ドルを割り込む場面も見られている。

[2009-10-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調。米長期金利が上昇したため円売りが出た。9月米中古住宅販売件数が前月比、年率換算でいずれも強い内容となったが、材料出尽くしとして米国株式相場が週末を前に利益確定の売りに押された。対欧州オセアニア通貨でのドル買いを受けた円売りドル買いで下げ幅を広げた。一方、ドル以外の通貨に対しては売り先行後は下げ渋り。対ドルで円売りが強まったため、その他通貨にも円売りが先行した。ただ、米国株が下落したことを背景に買い戻しが散見されて下値が堅くなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時9月21日以来の高値となる1ドル=92円13銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円はドル円の上昇につれたほか、米国株が一時下げ渋ったことも支えとなり、一時1ユーロ=138円36銭前後と8月10日以来の高値水準を付けた。
・ユーロドルは一進一退。米長期金利の上昇を受けたユーロ売りドル買いや、米株安を背景にしたリスクポジション解消目的の売りが出て、一時1ユーロ=1.4985ドル前後まで値を下げた。もっとも、1.49ドル台では押し目買い意欲が強く、ショートカバーで1.50ドル台半ばまで値を戻す場面もあった。

[2009-10-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。対ポンドでイングランド銀行(BOE)の追加の金融緩和観測を背景に円買いが入ると他通貨にも円買いが波及した。一部通信社が「中国はドルを主要な準備通貨として維持する必要があるが、円とユーロの保有高を引き上げるべき」と伝え、対ユーロやオセアニア通貨でドルが売られると、ユーロやオセアニア通貨に対して円売りが出たが、同時に対ドルでは円が買われたこともあって下値は堅かった。なお、中国の外貨準備に関する報道については、「個人的な見解である旨」の続報が伝わり、対欧州オセアニア通貨でのドル売りや対ドルでの円買いは一服している。

[2009-10-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。午前中は、対ドルやポンドで円買いが進んでいた。ただ、午後に入り円の上値が重くなったこともあって、ドルやポンドに対して持ち高調整の円売りが出ると、その他通貨に対しても円売りが出て、円全般が若干値を下げた。その後は、新規の取引材料に乏しいこともあり積極的な売買は見られない。

[2009-10-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。前英中銀金融政策委員会(MPC)委員のブランチフラワー氏が26日、英国内総生産(GDP)の下方修正や資産買取プログラムの買い取り規模拡大の可能性などを示唆したことをきっかけに、対ポンド中心に円買いが入った。ただ、アジア時間高値1ポンド=149円16銭前後を上抜けることが出来なかったため、一転持ち高解消の円売りポンド買いが出た。また、対ポンドで円売りが強まった影響で、他の通貨に対しても円売りが波及した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。1ドル=91円台後半での値動きが続いている。
・ポンド円は下値が堅い。アジア時間に一時本日安値となる149円16銭前後まで売り込まれた反動で、ショートカバーが進んだ。一時150円33銭前後まで値を戻した。
・カナダドル円はさえない。対米ドルでカナダドル売りが強まった影響で、一時1カナダドル=86円78銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは1ユーロ=1.50ドル台前半から半ばでのもみ合いが続いた。手掛かり難でポジション調整の取引に終始した。

[2009-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては売り先行後は買い戻し。序盤は米長期金利の上昇を背景に対ドルで円売りが強まると他の通貨に波及した。ただ、一時100ドルを超す上昇となったダウ工業株が下げに転じると、リスクポジション解消目的の円買いが優勢となり値を上げた。一方、対ドルに対しては弱含み。米長期金利の上昇や、対欧州オセアニア通貨でのドル買いを受けた円売りドル買いで値を下げた。

[2009-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で、円は新規の取引材料に乏しくもみ合いの展開。ドル以外の通貨に対しては前日のニューヨーク市場で米株安をきっかけにリスクポジション解消目的で円が買い戻された流れを引き継ぎ、高値圏でのもみ合い。一方、対ドルでは、米国市場で米金利上昇や欧州オセアニア通貨に対するドル買いで円売りが出た水準を引き継ぎ、小安い水準での取引が中心となった。27日午前の日本株の下げや、中国株式市場で上海総合指数が軟調に推移していることへの反応は薄かった。

[2009-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけてしっかり。暫く動意の乏しい展開が続いていたが、時間外のダウ先物やWTI原油先物相場が持ち直したことなどを背景にロンドン勢から日本と金利格差のあるオセアニア通貨や、ユーロなどに対して円売りが出て一時値を下げた。ただ、ダウ先物や原油先物相場の上値が徐々に重くなり、リスク志向の改善も進まなかったため円売り圧力は後退。円にショートカバーが入って値を戻した。ストップロスを巻き込むと買いの勢いが増している。

[2009-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。時間外のダウ先物や欧州株の上値の重さを意識した円買いが先行したものの、その後は円を積極的に買い進める材料に乏しかったため短期スタンスで買い仕掛けた参加者からの持ち高解消の円売りが出た。対ポンドで、円売りが強まった影響もあった。市場関係者からは「短期筋や中東勢からポンド買いが入った」との声が聞かれた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=91円83銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=136円62銭前後まで値を下げた後、それぞれ1ドル=92円台前半、1ユーロ=137円台前半まで値を戻している。
・ポンド円は底堅い動き。16時前に一時本日安値となる1ポンド=150円07銭前後まで値を下げた後、20時過ぎに151円17銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。16時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.4928ドル前後まで値を上げた後は、やや売りに押されている。アジア時間に付けた安値1.4849ドル前後に面合わせする場面もあった。
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表した8月S&Pケース・シラー住宅価格指数が予想より強い内容となったことを受けて、時間外のダウ先物が小幅ながら上昇すると、買いが入る場面があったが反応は一時的だった。現物の米国株相場の動向を見極めたいとの雰囲気があった。

[2009-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調。米10月消費者信頼感指数や10月リッチモンド連銀製造業景気指数が市場予想平均よりも弱い内容だったことを受けてダウ工業株30種平均が一時下げに転じ、リスクポジション解消目的の円買いが入った。米2年債入札の結果が好調だったとの見方から米金利が低下したことを背景に対ドルで円買いが膨らむと、他の通貨にも波及し上げ幅を広げた。対ドルでは売り先行後は買い戻し。米国株が不安定な値動きとなったため対欧州オセアニア通貨でのドル買いを受けた円売りドル買いに押されたが、米金利の低下を受けた円買いが支えとなり底堅く推移した。

[2009-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。28日前場の日経平均株価が下落したことを受けてリスクポジション解消目的で対ユーロやオセアニア通貨中心に円買いが入った。豪準備銀行(RBA)の0.50%の利上げ観測が後退した豪ドルに対して円買いが続いたことも円全体の支えとなった。

[2009-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。28日後場の日経平均株価が下げ幅を広げたことや、中国株式市場で上海総合指数が一時軟調だったことなどがリスク資産圧縮目的の円買いを誘った。対豪ドルでは、0.50%の利上げ期待がはく落したことが引き続き円買いを誘い円全体の支えとなった。上海総合指数が引けにかけて持ち直すとポジション調整の円売りが出たが、時間外の米株価指数先物が下げ転じ、下げ幅を拡大すると円買いが再開している。

[2009-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、伸び悩み。時間外のダウ先物が下げに転じたことや欧州株安を背景に、リスク資産圧縮目的の円買い・外貨売りが入った。対豪ドルでは、0.50%の利上げ期待がはく落したことを蒸し返す格好で、ロンドン勢からも円買いが入った。もっとも、ダウ先物が下げ渋ると急ピッチで円買いが進んだ反動や、さらに円買いを進める材料が乏しかったこともあって上昇の勢いは後退した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに一時本日安値となる1ドル=90円93銭前後。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=134円37銭前後まで値を下げた後、それぞれ1ドル=91円台前半、1ユーロ=135円台前半まで値を戻している。豪ドル・円も一時本日安値となる1豪ドル=82円16銭前後まで値を下げた後82円台後半まで値を戻した。
・ユーロドルは売り先行後は下げ渋り。ダウ先物の失速や英独の株価指数の下落を背景にユーロ売りドル買いが強まると、一時本日安値となる1ユーロ=4756ドル前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後はショートカバーでやや値を戻している。

[2009-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。9月米新築住宅販売件数が市場予想平均よりも弱く米国株式相場が売られたためリスクポジション解消目的の円買いが膨らんだ。米エネルギー省が発表した週間在庫統計でガソリン在庫が市場予想に反して増加。WTI原油先物相場が2%を超す下落となったことを受けて商品相場が軟調に推移し、対資源国通貨で円買いが入ったことも円全体の支えとなり上げ幅を広げた。

[2009-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。29日の日本株安を受けて、リスク選好姿勢が一段と後退するとして、豪ドルやユーロなど中心に円を買い戻す動きが強まった。アジア株が軟調に推移していることも円の支えとなっている。

[2009-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて売りが強まっている。時間外のダウ先物が上げ幅を拡大したことや、ロンドン8時のフィキシングに向けて、外貨建て投信の新規設定を意識した円売りが散見されて値を下げた。日本時間今晩の米7-9月期国内総生産(GDP)速報値の発表を前に、いったん円買いポジションを閉じる動きも出たようだ。

[2009-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は軟調。序盤は、時間外のダウ先物の上昇を背景に持ち高解消の円売りが出たほか、ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて外貨建て投信の新規設定を意識した円売りが出た。対ユーロでは、10月独雇用指標が強い内容となったことを好感した円売りが見られた。その後、米商務省が発表した7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったことが伝わると、ダウ先物が上げ幅を拡大。円売り・外貨買いが加速した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時本日高値となる1ドル=91円46銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=135円33銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはアジア市場終盤の流れを引き継いで、ユーロ買いドル売りが先行。予想を上回る7-9月期米GDP速報値をきっかけにダウ先物が上げ幅を広げると、一段高となった。22時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.4804ドル前後まで値を上げた。

[2009-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。7-9月米国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比年率3.5%増と市場予想平均よりも強い内容となった。米国株式相場が大幅高となり、投資家のリスク志向が回復したため円売りが膨らんだ。米7年債入札が不調だったとの見方から米長期金利が上昇すると対ドルで円売りが出たため円全体の重しとなった。

[2009-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。前日の米国市場で、7-9月期米国内総生産(GDP)が予想を上回ったことや米国株が上昇したことなどを背景に、リスク志向が回復して豪ドルやユーロなど中心に円が売られた流れを引き継いだ。朝方に日本株の上昇を見越して一時円売りが出たが、日本株の上昇は予想の範囲内に留まったほか、米国市場で急ピッチで円売りが進んでいたこともあって、午前中の東京市場では利益確定の円買いが目立ち下値が堅かった。

[2009-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。対ドルで国内輸出企業からの円買いが続くと、他の通貨に対しても円買いが入り徐々に値を上げた。日銀は30日に開いた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きと同時に社債やCPの購入を年内で終了することを決めたと発表。市場関係者からは「一部海外の参加者には社債CPの購入終了を日銀が引き締め方向に転じた象徴的な出来事としてみなす空気がある」との指摘が聞かれ、結果発表後に円買いの勢いが増した。月末であるためロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて、外貨建て投信の新規設定に絡んだ円売りが若干出て上値を抑えられたが、時間外のダウ先物が軟調になると円買いが再開している。

[2009-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて、外貨建て投信の新規設定に絡んだ円売りが小幅ながら出る場面もあったが、売り一巡後は値を戻す展開に。時間外のダウ先物の下落を背景に、リスク資産圧縮目的の円買い外貨売りが入った。対カナダドルでは、カナダ統計局が発表した8月カナダ国内総生産(GDP)が予想より弱い内容となったことを受けた円買いが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。1ドル=91円00銭を挟んで一進一退の展開が続いた。対欧州通貨でのドル買いにつれた円売りドル買いが出る半面、クロス円の下落につれた円買いドル売りが重しとなった。
・カナダドル円は下落。8月カナダGDPが予想より弱い内容となったことを受けて、1カナダドル=84円18銭前後まで値を下げた。ダウ先物や原油先物価格の下落も相場の重しとなった。
・ユーロドルは軟調。ダウ先物の下落や原油安を背景に、22時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4784ドル前後まで値を下げた。

[2009-10-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。米国株式相場が大幅安となり、リスクポジション解消目的の円買いが強まった。これまでに円売りを進めた参加者が反対売買を迫られ、損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込んだ。また、米経済指標に対する反応は特に見られなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米株安やクロス円の売りを受けて値を下げた。昨日の7-9月期米国内総生産(GDP)発表直前のレベルである90円80銭前後や昨日安値の90円23銭前後を下抜け断続的にストップロスを巻き込んだ。一時89円91銭前後と15日以来の安値水準を付けた。
・ユーロ円は一時1ユーロ=132円30銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは軟調。スイス国立銀行(SNB)の介入観測を背景にドルスイスフランが上昇したことに連動したユーロ売りドル買いが出たほか、米国株の大幅下落をきっかけにリスク資産解消目的の売りも加わると下げ足を速めた。WTI原油先物相場などの商品相場の下落も重しとなり、一時1ユーロ=1.4703ドル前後まで値を下げた。

重要人物・その他の発言・ニュース