為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年5月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年5月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年5月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が49.0と好況と不況の分かれ目とされる50を下回り、2009年9月以来の低水準になったことで米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進行すると、その他の通貨に対しても円買いが波及した。ただ、市場では「月末絡みのユーロ買いのフローが出たのではないか」との指摘があり、ユーロに対して円が弱含むと一転して円売りが優勢に。4月米消費者信頼感指数が強い結果となり、米10年債利回りが低下幅を縮小したことに伴い円売りドル買いも観測された。その後は手掛かり材料に乏しく、全般に方向感を欠いた動きとなった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年5月 発言・ニュース

[2013-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が49.0と好況と不況の分かれ目とされる50を下回り、2009年9月以来の低水準になったことで米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進行すると、その他の通貨に対しても円買いが波及した。ただ、市場では「月末絡みのユーロ買いのフローが出たのではないか」との指摘があり、ユーロに対して円が弱含むと一転して円売りが優勢に。4月米消費者信頼感指数が強い結果となり、米10年債利回りが低下幅を縮小したことに伴い円売りドル買いも観測された。その後は手掛かり材料に乏しく、全般に方向感を欠いた動きとなった。

[2013-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。米国で経済の回復の鈍さを示す指標が相次いでいることから、円買いドル売りが先行。市場では「海外勢の円買いドル売りが入った」との指摘もあった。ただ、そのあとは追随する動きがなかったため円買いは早々に失速した。「朝方に円買いを進めていた向きが反対売買を迫られた」との声も聞かれた。
 もっとも、東京市場が大型連休の谷間にあたるうえ、中国や香港、シンガポールが労働節の祝日で休場。取引参加者が激減しており、商いは低調だった。

[2013-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。レーバーデーで英国以外の主要国が休場となるなか、時間外のダウ先物や英国株の上昇を材料に円売り外貨買いが進んでいる。英経済指標の改善をきっかけに円売りポンド買いが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。

[2013-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円はしっかり。英国株や時間外のダウ先物が上昇したうえ、4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことを受けて、対ポンド中心に円売りが広がった影響が残った(経済指標データ参照:4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)推移グラフへ)。ただ、4月ADP全米雇用報告の発表を前に思惑的な円買いドル売りが出たうえ、結果が前月比11万9000人増と市場予想平均の15万人程度増を下回ったことがわかると円買いドル売りが加速。他の通貨に対しても円買いが優位となった(経済指標データ参照:4月ADP全米雇用報告推移グラフへ)。WTI原油先物相場の急落をながめ、対オセアニア通貨で円を買い戻す動きが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円68銭前後まで値を上げた。ただ、市場では「97円70銭より上の水準には断続的な売り注文が観測されている」との指摘があり、戻りの鈍さを嫌気した売りに押された。弱い米雇用指標も嫌気され、97円03銭前後まで下げ足を速めた。もっとも、前日の安値96円99銭前後が下値の目処となり売りは一服している。
・ユーロ円は1ユーロ=128円92銭前後まで値を上げた後、128円34-39銭まで失速した。
・ユーロドルは伸び悩み。株高やポンドドルの上昇につれたほか、ユーロクロスが上げ幅を広げた流れに沿って16日の高値1ユーロ=1.3202ドル前後を上抜けた。市場では「米系金融機関や英系からの買いが観測された」との声が聞かれたほか、4月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことも買いを後押しした。一目均衡表雲の上限が位置する1.3231ドル前後を上抜け、1.3243ドル前後と2月25日以来の高値を更新した。
 ただ、オセアニア通貨売り・米ドル買いが優勢となった影響から、13204-07ドルまで次第に上値が切り下がった。このあとに4月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、持ち高調整の売りが出た面もあった。

[2013-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。4月ADP全米雇用リポートの発表前に思惑的な円買いドル売りが強まった。弱い指標結果が伝わると勢いが加速し、その他の通貨に対しても円買いが優勢に。ただ、4月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想を若干上回る結果だったことが分かると、その後は全般に円売りが進んだ。
 米連邦準備理事会(FRB)米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に据え置くことを決めたと発表。声明では「月間450億ドルの長期国債を購入する」「月間400億ドルのMBS購入を継続する」「雇用市場の見通しやインフレの変化に応じて、適切な政策緩和を維持するため、資産購入のペースを増加または減少させる用意がある」などと伝わった。発表を受けて円が強含む場面も見られたが、米10年債利回りが低下幅を縮小したことを手掛かりに、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが進行すると、全般に円売りが強まった。もっとも引けにかけてダウ平均が下げ幅を拡大したことをながめ、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが入った。
 一方、オセアニア通貨に対して円は堅調。原油や金など商品相場が軟調に推移したことを受けて、対オセアニア通貨で円買いが優勢となった。

[2013-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。米国で経済の回復の鈍さを示す指標が相次いでいることから、円買いドル売りが先行。日本株相場の下落に伴う円買い外貨売りも入った。ただ、そのあとは追随する動きがなかったため円買いの勢いは後退。市場では「朝方に円買いを進めていた向きが反対売買を迫られた」との声も聞かれた。大型連休の合間とあって商いは低調で、売買が一巡すると徐々に値動きが細っている。

[2013-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。「中国は2014年のGDP伸び率の目標を7%に設定する公算」との一部報道を受けて、中国との資源貿易関係の深い豪ドルを売る動きが先行。対豪ドルで円買いが強まった影響を受けて、円全体が押し上げられた。日経平均が一時160円超下落したことも円の支援材料。
 半面、1ドル=96円台には円売りドル買い注文が並んでいるとの観測から、97円ちょうどの節目を超えて円高が進む場面は見られなかった。市場関係者からは「今晩の欧州中央銀行(ECB)定例理事会や明日の4月米雇用統計を控えて、方向感に乏しい展開となった」との声が聞かれた。

[2013-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。欧州中央銀行(ECB)は2日に開いた定例理事会で、政策金利を0.50%に引き下げることを決めたと発表。中銀預金金利をこれまでのゼロ%に維持した一方、限界貸出金利を1.50%から1.00%に引き下げた。利下げを好感して時間外のダウ先物が上げ幅を拡大すると、投資家のリスク志向が高まる形で円売りが優勢に。前週分の新規失業保険申請件数が32万4000件と市場予想平均の34万5000件程度より強く、ダウ先物が一段高となったことも円売りを後押しした(経済指標データ参照:アメリカ新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
 ただ、ドラギECB総裁が定例理事会後の記者会見で「ECBは必要があれば行動する準備が整っている」「ECBは0.25%利下げに関してかなりのコンセンサスで決定した」「ECBはマイナスの預金金利に関してオープン」「マイナスの預金金利は技術的に用意がある」などと語ると、全般ユーロ売りが活発化。円高ユーロ安が加速し、他の通貨に対しても円が買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の高値1ドル=97円68銭前後を上抜けて上昇に弾みが付き、98円40銭前後まで急伸した。ただ、一目均衡表転換線が位置する98円44銭前後が上値の目処として意識されると、ユーロ円の急失速に伴い97円59-62銭まで上げ幅を縮小した。
・ユーロ円は1ユーロ=129円91銭前後まで大きく値を伸ばした後、127円54銭前後まで急失速した。
・ユーロドルは乱高下。ECBの利下げを受けて1ユーロ=1.3115ドル前後まで下押ししたが、直後には持ち直した。時間外のダウ先物の上げ幅拡大も支えとなり、1.3220ドル前後まで値を上げた。もっとも、ドラギECB総裁がマイナスの預金金利導入の可能性を示唆すると、ユーロが全面安となり1.30615ドル前後まで一転下落した。

[2013-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。欧州中央銀行(ECB)は2日に開いた定例理事会で、政策金利を0.50%に引き下げることを決めたと発表し、市場の予想通りの結果となった。また、同時に中銀預金金利をこれまでのゼロ%に維持した一方、限界貸出金利を1.50%から1.00%に引き下げた。利下げを好感して時間外のダウ先物が上げ幅を拡大したことをきっかけとして全般に円売りが優位に。前週分の米新規失業保険申請件数が強い結果となり円売りドル買いが加速すると、さらに円全体を押し下げた。
 その後ドラギECB総裁が定例記者会見で「ECBはマイナスの預金金利に関してオープン」「マイナスの預金金利は技術的に用意がある」などと語った。追加の金融緩和への思惑が高まったことでユーロに対して円の買い戻しが活発化すると、その他の通貨に対しても円買いが波及した。もっともダウ平均が堅調に推移したことが重しとなり、その後は次第に上値を切り下げた。

[2013-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。欧州中央銀行(ECB)の利下げや米雇用指標の改善で、前日の米国株が上昇。投資家が運用リスクを取りやすい地合いとなっており、低金利の円を売る動きが出た。半面、憲法記念日の祝日で東京市場が休場。市場参加者が少なく大きな方向感は出ていない。

[2013-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。東京市場が休場だったことからしばらくは動意の薄い展開が続いていたが、夕刻にかけて弱含んだ。中国株が堅調に推移したほか、欧財政懸念国の国債利回りが低下。対ユーロ中心に円売りが強まった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言も円売りユーロ買いを誘い、円全体の押し下げ要因となった。

[2013-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は売り優位。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は3日、CNBCとのインタビューで「市場は預金金利のシグナルに過剰な解釈をしている」「すぐにマイナス預金金利を実施すると予想せず」などと語った。欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測が後退し、円売りユーロ買いが先行した。4月の英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が52.9と市場予想平均の52.4を上回り、対ポンドなどで円を売る動きも見られた。
 ただ、4月米雇用統計の発表を控えて様子見を決め込む参加者も多く、円売りの勢いは限られた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBはマイナスの預金金利に関してオープン」「市場は私の前のコメントを極端に解釈した」などと発言したことに円買いユーロ売りで反応する場面も見られた。
 米労働省が3日発表した4月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比16万5000人増と市場予想平均の前月比14万人増より強かった。失業率も7.5%と市場予想平均の7.6%より強かったため、米長期金利の急上昇とともに円売りドル買いが優勢に。欧米株価も急速に上げ幅を拡大し、円全体が大きく押し下げられた(経済指標データ参照:アメリカ失業率の推移グラフへアメリカ非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円25銭前後までじり高となったが、上値は限られた。その後、4月米雇用統計が予想より強かったことがわかると、99円28銭前後まで急伸した。なお、市場では「4月26日の高値99円42銭前後や4月25日の高値99円57銭前後が目先の上値目処となる」「23時発表の4月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数の結果を見定めたい」との声が聞かれた。
・ユーロ円は1ユーロ=128円92銭前後まで買いが先行した後、128円34-39銭前後まで失速したが、130円06銭前後まで急速に持ち直した。
・ユーロドルは一進一退。ノボトニー・オーストリア中銀総裁がECBのマイナス預金金利導入に慎重な見解を示すと、1ユーロ=1.3137ドル前後まで値を上げた。ただ、市場では「マクロ系ファンドの売りが観測された」との声が聞かれたうえ、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が自身の発言の火消しに回ったため、1.3100ドルを割り込んだ。
 4月米雇用統計の発表直前に1.3149ドル前後まで値が振れたが、結果が予想より強かったため一転売りが優勢に。前日の安値1.3037ドル前後を下抜け、1.3033ドル前後まで急落した。
 もっとも、4月29日の安値1.3031ドル前後が下値の目処となり、売りは一服した。欧米株高やオセアニア通貨買い・米ドル売りの流れに沿って、1.3110ドル台までショートカバーが進んだ。

[2013-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は売り優位。米労働省が3日発表した4月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比16万5000人増と市場予想平均の前月比14万人増より強かった。また、失業率も7.5%と市場予想平均の7.6%より強かった。強い結果を受け、米10年債利回りが急上昇し、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢に。時間外のダウ先物や欧州株が上げ幅を拡大したことをながめ、投資家のリスク許容度拡大が意識され、全般に円売りが活発化した(経済指標データ参照:アメリカ失業率の推移グラフへアメリカ非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。もっとも、急ピッチで円売りが進んだ反動から、下値では円を買い戻す動きも見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4月米雇用統計が市場予想を上回ったことをきっかけに買いが優勢に。前日の高値である1ドル=98円40銭前後を上抜け、99円28銭前後まで一本調子で値を上げた。ただ、4月26日の高値99円42銭前後が目先の上値目処として意識されたほか、弱い4月米ISM非製造業指数が重しとなり、98円89-92銭まで売りに押された。
・ユーロ円は前日の高値である1ユーロ=129円92銭前後を上抜けて、130円34銭前後まで大幅に値を上げた。もっともニューヨーク市場序盤からの急伸に対して利食い売りが出て、130円ちょうどを割り込んだ。
・ユーロドルは一進一退。4月米雇用統計の発表前に思惑的な買いが入り、一時1ユーロ=1.3149ドル前後まで上昇した。ただ、結果が伝わると一転して売りが優勢になり、前日の安値1.3037ドル前後を下抜け、1.3033ドル前後まで下げ足を速めた。もっとも、その後はダウ平均が170ドル超上昇したことを背景に、投資家のリスク許容度拡大を見越したユーロ買いドル売りが進んだ。市場では「リアルマネーからポンド買い・ドル売りが入った」との指摘があり、ポンドドルが上昇したことにつれた面もあった。23時30分過ぎには1.3160ドル前後まで値を上げた。一方で、急ピッチで買い戻しが進んだ反動から戻り売りに押され1.3100ドル付近まで伸び悩んだ。

[2013-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は動意が薄い。東京市場がこどもの日の振替休日で休場となり、商いが薄れるなかで積極的な売買は見られなかった。なお、3月豪小売売上高が前月比0.4%低下と市場予想平均の0.1%上昇に反して低下したため、円買い豪ドル売りが強まる場面があった。

[2013-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。東京市場がこどもの日の振替休日で休場となり、取引参加者が少ないなかでしばらく方向感を欠いた。ただ、強い4月米雇用統計が引き続き意識されるなか、大陸勢などから円売りドル買いが持ち込まれると、他の通貨に対しても円売りが波及した。4月独・ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を上回り、対ユーロ中心に円が売られる場面もあった。

[2013-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。前週末の4月米雇用統計が予想より良好な内容となったことが引き続き意識され、大陸勢が円売りドル買いで参入。4月独・ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を上回ると、対ユーロ中心に円売りが出た。ただ、そのあとは追随する動きがなかったため円売りの勢いは後退している(経済指標データ:4月独・ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値へ)アーリー・メイ・バンク・ホリデーで英国市場が休場。市場参加者が少なく大きな方向感は出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分前に一時本日高値となる1ドル=99円45銭前後まで値を上げたものの、そのあとは伸び悩んだ。市場では「99円50銭から上の水準には断続的に売り注文が観測されている」との指摘があった。
・豪ドル円は軟調。22時過ぎに一時本日安値となる1豪ドル=101円43銭前後まで値を下げた。明日の豪準備銀行(RBA)政策金利発表を前に、豪利下げへの思惑から円買い豪ドル売りが入った模様。
・ユーロドルはもみ合い。ドル円の上昇を受けて一時1ユーロ=1.3093ドル前後と日通し安値を付ける場面もあったが、予想を上回るユーロ圏経済指標を手がかりに買いが入ったため下値は限定的だった。英市場が休場で市場参加者が少なかったため方向感が出にくい面もあったようだ。

[2013-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。3月豪小売売上高が市場予想を下回ったことが引き続き嫌気されたほか、7日の豪準備銀行(RBA)政策金利発表を控えた持ち高調整の円買い豪ドル売りが進行。その他の通貨に対しても円買いが波及した。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「ECBはデータを注視。再度行動する準備がある」などと発言したことを手掛かりにユーロに対して円が強含む場面もあった。もっとも、前週末の4月米雇用統計が強い結果となったことが引き続き意識され、円売りドル買いがじりじりと強まると、つれて円全体を押し下げた。

[2013-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。ドルに対して市場では「連休明けの本邦輸出筋から円買いが持ち込まれた」「モデル系から円買いが観測された」との声が聞かれ、目先のストップロスを誘発。他の通貨に対しても円買いが活発化した。ただ、上値では「本邦輸入筋の円売りドル買いが散見された」との指摘があり、円買いに歯止めが掛かった。その後は13時30分に豪準備銀行(RBA)政策金利発表を控えて様子見気分が強まり、高値圏でのもみ合いとなった。

[2013-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。午前に本邦輸出筋などからの円買いドル売りが加速した反動が出た。日経平均株価が500円を超す上げ幅となったことも持ち高調整の円売りを後押しした。一巡すると円買いが再開する場面があったが、欧州株の小幅高をながめ勢いも限られた。

[2013-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は弱含み。米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが先行。独経済指標の改善をきっかけに対ユーロで円売りが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。欧州株や時間外のダウ先物の上昇も円の重し。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=99円37銭前後まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値99円44銭前後が目先上値の目処として意識されたため一本調子で上昇する展開にはならなかった。
・ユーロ円は堅調。3月独製造業新規受注が前月比2.2%増と予想の前月比0.5%減に反して増加したことでユーロ買いが優勢となり、一時1ユーロ=130円33銭前後まで値を上げた(経済指標データ参照:3月独製造業新規受注の推移グラフへ)。
・ユーロドルはしばらくは1ユーロ=1.30ドル台後半でのもみ合いが続いていたが、予想を上回る独経済指標をきっかけに買いが膨らんだ。20時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3132ドル前後まで上値を伸ばした。

[2013-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。市場では「英系金融機関からのポンド売り・ドル買いが観測された」との指摘があり、つれて円高・ポンド安が加速すると、その他の通貨に対しても円買いが活発化した。もっとも、その後は手掛かり材料に乏しかったため、全般に方向感を欠いた動きが続いた。
 なお、内閣府が10-12月期の国内総生産(GDP)速報値において、名目GDPを前期比年率1.3%減から同0.5%減と0.8ポイント上方修正したと発表したが、目立った反応はなかった。

[2013-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売られた。対ドルでストップロスの誘発を狙った円買いが先行すると、他の通貨でも円買いが優位となった。ただ、市場では「本邦輸入筋から円売りドル買いが入った」との声が聞かれたほか、日経平均株価の上げ幅拡大に伴い持ち高調整の円売りが広がった。4月中国貿易収支が予想より強かったため、中国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対する円売りも活発化した。

[2013-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価の上げ幅縮小に伴い、投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが広がった。市場では「欧州勢から円買いドル売りが散見された」との指摘もあった。ただ、新規の取引材料に乏しかったうえ、欧州株式相場も小動きとあって目立った方向感は出なかった。

[2013-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は強含み。全般ドル売りが強まった流れに沿って円買いドル売りが進行。時間外の米長期金利が低下に転じたことも円買いドル売りを促した。市場では「特に新規の円買い材料は伝わっていないものの、1ドル=100円の大台を目前に、円の下値の堅さが意識され円買いが優勢となった」との指摘があった。
 一方、ユーロに対しては弱含み。ユーロ高・ドル安につれた円売りユーロ買いが出たほか、予想を上回る独経済指標を材料に円安ユーロ高が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の安値1ドル=98円64銭前後を下抜けて、一時98円58銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は22時前に一時1ユーロ=130円18銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは市場では「アジア系ソブリンネームやロシア勢から買いが観測された」との指摘があり、序盤から底堅く推移。3月独鉱工業生産が前月比1.2%上昇と市場予想の前月比0.1%低下を上回ったことが分かるとユーロ買いドル売りが活発化した(経済指標データ参照:3月独鉱工業生産)。前日の高値1ユーロ=1.3132ドル前後を上抜けてストップロスを誘発すると、一時1.3175ドル前後まで上値を伸ばしている。

[2013-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨に対して弱含み。3月独鉱工業生産指数が市場予想を上回る結果となったことを手掛かりにユーロ高・円安が進行すると、欧州通貨全般に対して円売りが優勢になった。欧州株やダウ平均が底堅く推移したことも円の重しとなった。
 一方、円はドルに対して上値が重かった。欧州通貨に対してドル売りが強まった影響を受けて円買いドル売りが進んだ。米10年債利回りが低下し、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも観測された。もっとも、対ユーロを中心に円売りが強まると、徐々に上値を切り下げる展開となった。
 なお、米財務省が「日本の最近の行動を注意深く監視する」との見解を示したが、特段の反応は見られなかった。

[2013-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。1-3月期ニュージーランド(NZ)失業率が6.2%と市場予想平均の6.8%より強い結果となり、円売りNZドル買いが先行した(経済指標データ参照:1-3月期ニュージーランド(NZ)失業率の推移グラフへ)。また、4月の豪雇用統計で、失業率が5.5%と市場予想平均の5.6%より強かったほか、新規雇用者数も5万100人増と市場予想平均の1万1000人増を上回ったため、円売り豪ドル買いが活発化した(経済指標データ参照:4月の豪雇用統計の推移グラフへ)。
 一方、円はオセアニア以外の通貨に対してじり高。上海総合指数の下落や日経平均株価の上げ幅縮小に伴い、リスク回避的な円買いが散見された。ただ、オセアニア通貨絡みの取引が中心となり、目立った値動きは見られていない。

[2013-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価や上海総合指数の下げ幅拡大に伴い、投資家のリスク志向が後退するとして円買いが広がった。ただ、手掛かり材料に乏しいなかで追随する動きは見られず、次第に上値が切り下がった。市場では「中東勢からユーロ買いドル売りが持ち込まれた」との声が聞かれたほか、3月英鉱工業生産が予想を上回ったことを手掛かりに、対ユーロやポンドで円売りがやや強まった。

[2013-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は軟調。新規材料難から様子見ムードが強まり、しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、ニューヨークの取引時間帯に入ると円売りが優勢に。前週分の新規失業保険申請件数が32万3000件と予想の33万5000件程度より強い結果となったことで、円売りドル買いが活発化(経済指標データ参照:アメリカ新規失業保険申請件数の推移へ)。他の通貨に対しても円売りが波及した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の高値1ドル=99円16銭前後を上抜けて、一時99円41銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円はユーロドルの下落につれて一時1ユーロ=129円60銭前後と日通し安値を付けたものの、その後持ち直した。ドル円の上昇に伴う円売りユーロ買いが出て、一時130円25銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは頭が重かった。中東勢の買いが観測されたことで一時1ユーロ=1.3177ドル前後まで値を上げたものの、その後失速した。市場では「昨日の高値1.31945ドル前後や一目均衡表雲の上限が位置する1.3228ドル前後をバックに戻りを売る動きが出た」との指摘があり軟調に推移した。1.3200ドルに観測されているバリアオプションに絡んだ防戦売りなども意識されたという。予想を上回る米雇用指標をきっかけにドル買いが進むと、一時1ユーロ=1.30965ドル前後まで値を下げた。

[2013-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は売り優位。ドルに対して円売りが優位となったことで、円全体が大幅に押し下げられる展開となった。前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想を上回る強い結果だったことをきっかけとして円売りドル買いが進行。市場では「コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドの円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、「中国は外貨準備の運用先多様化見直しに伴い、ドル建て資産の割合を増やす可能性がある」との噂が出回り、ドル高・円安につながった面もあったようだ。また、1ドル=100円突破を狙った仕掛け的な円売りドル買いが入ると、その他の通貨に対しても円売りが活発化した。
 米30年物国債の応札倍率が2.53倍と前回の2.49倍から上昇し、参加者別の落札額では、海外中央銀行など大口投資家を含む「顧客の応札」の競争入札分に占める比率も38.8%と前回の31.4%から上昇した。市場では「ドルにポジティブな材料となった」との指摘もあった。

[2013-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。前日NY時間から円売りが優勢となった地合いを引き継いだ。市場では「海外勢や本邦輸入筋から円売りドル買いが観測された」との声が聞かれ、対外及び対内証券売買契約等の状況で国内投資家からの外債投資が確認されたことも円売り材料とみなされた。日経平均株価の430円超高も円全体の重しとなった。ただ、下値では「本邦輸出筋からの円買いドル売りが散見された」との指摘もあり、円安進行に歯止めが掛かった。

[2013-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。手掛かり材料に乏しいなか、日経平均株価が高値圏で動意を欠いたこともあり、しばらく方向感が出なかった。ただ、欧州株が高く始まったことをきっかけに、投資家がリスクを取りやすくなるとして円が売られる展開に。時間外の米長期金利の大幅上昇に伴い、日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いも出た。市場では「円の戻りを待っていた本邦輸入筋が円売りに動いた」との指摘もあり、全般円安が進んだ。

[2013-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。時間外の米長期金利の上昇をながめ円売りドル買いが先行。市場では「戻りを待っていた日本の輸入起業が円売りドル買いに動いた」との指摘もあった。損失覚悟の円売り注文を巻き込むと下げ足を速めた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。2009年4月6日の高値1ドル=101円45銭前後を上抜けると目先のストップロスを巻き込み、一時101円74銭前後と2008年10月21日以来約4年7カ月ぶりの高値を付けた。ユーロ円はドル円の上昇につれた円売りユーロ買いが出て一時1ユーロ=132円25銭前後と2010年1月15日以来の高値を更新した。
・カナダドル円は伸び悩み。ドル円の上昇につれて一時1カナダドル=100円97銭前後と2008年9月29日以来の高値を付けたものの、そのあとは上げ幅を縮めた。カナダ統計局が発表した4月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が1万2500人増と予想の1万5000人程度増を下回ったため円買いカナダドル売りが入った(経済指標データ参照:4月カナダ雇用統計の推移グラフへ)。
・ユーロドルは軟調。円や資源国通貨に対してドル買い圧力が強まると、対ユーロでもドル買いが進行。1ユーロ=1.3000ドルを下抜けてストップロスを巻き込み、20時30過ぎに一時本日安値となる1.2978ドル前後まで値を下げた。

[2013-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和を早期に解除するとの思惑が強まったことで、前日に引き続き円安ドル高が進行。米10年債利回りが大幅に上昇し、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも観測された。もっとも、バリアオプションが観測されている1ドル=102円ちょうど手前では防戦の円買い圧力が強く、徐々に下値を切り上げた。
 一方、オセアニア通貨に対して円は伸び悩み。対オセアニア通貨でドル買いが優勢となると、つれて円高・オセアニア通貨安が進んだ。原油や金など商品相場が軟調に推移したことも円買いオセアニア通貨売りを後押しした。ただ、前日からドルに対してオセアニア通貨が売り込まれていた反動から、引けにかけては買い戻しが強まり、円に対しても強含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は目先の上値目処として意識されていた2009年4月6日の高値である1ドル=101円45銭前後を上抜けると、ストップロスを巻き込んで、2008年10月21日以来の高値となる101円98円前後まで上値を伸ばした。もっとも、102円ちょうどに観測されているバリアオプションに絡んだ防戦売りに押され、徐々に上値を切り下げた。
・豪ドル円は商品相場安を嫌気して売りが進み、1豪ドル=101円33銭前後まで値を下げたものの、引けにかけては徐々に値を戻した。
・ユーロドルは下げ渋り。全般にドル買いが優勢となった流れに沿った。200日移動平均線が位置する1ユーロ=1.2987ドル前後を下抜け、1.2935ドル前後まで下押しした。ただ、前日のニューヨーク市場序盤から大きく値を下げた反動が出て、下値を切り上げた。市場では「一目均衡表雲の下限が位置する1.2915ドル前後がサポートとして意識されている」との指摘もあった。

[2013-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。前週末に開催された7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、目立った円安批判が出なかったことを背景に円売りが先行した。市場では「海外勢から円売りドル買いが入った」との声も聞かれた。ただ、手掛かり材料に乏しいなかで追随する動きは見られず、次第に方向感を欠いた。
 日経平均株価は230円を超す上げ幅となったが、リスク志向の高まりを意識した円売りは目立たなかった。

[2013-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価の上げ幅縮小をきっかけに、朝方に円売りを進めた海外短期筋などが買い戻しに動いた。ビスコ・イタリア中銀総裁が「経済が一段の支援を必要とすれば、ECBは預金金利をマイナスの領域に引き下げる可能性」「個人的には預金金利の引き下げが効果的だと考えている」などと発言したことを受けて、対ユーロ中心に円買いが広がったうえ、欧州株安も円全体を押し上げた。ただ、追随する動きも見られず、円買いは長続きしなかった。

[2013-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は方向感が出ていない。ビスコ・イタリア中銀総裁がマイナスの預金金利導入に前向きな姿勢を示したため、対ユーロで円買いが先行。他の通貨に対しても円買いが波及した。ただ、4月米小売売上高が予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともに円売りドル買いが出て円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=101円52銭前後まで値を下げたものの、予想を上回る米小売統計を手掛かりに買い戻しが入った。
・ユーロ円はビスコ・イタリア中銀総裁の発言が嫌気されて夕刻に一時1ユーロ=131円60銭前後と日通し安値を付けたものの、その後下げ渋っている。
・ユーロドルは一進一退。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和への思惑からユーロ売りが出やすいなか、市場では「アジア系ソブリンネームの売りが出た」との指摘がありしばらくは頭の重い展開が続いた。予想を上回る米経済指標を手掛かりにユーロ安ドル高が進むと、21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.2941ドル前後とアジア時間早朝に付けた日通し安値に面合わせした。ただ、前週末の安値1.2935ドル前後や一目均衡表雲の下限が位置する1.2915ドル前後がサポートとして意識されると持ち直した。

[2013-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルでさえない。4月米小売売上高が予想より強い結果となったことで全般にドル買いが進んだため、対ドルでも円売りが先行した。その後に発表された3月米企業在庫が弱く、いったんは円が買い戻される場面も見られたが、安く始まった米国株式相場が徐々に下げ渋ったこともあって円買いの流れは続かなかった。
 一方、ポンドやオセアニア通貨に対しては堅調。目立った手掛かり材料はなかったものの、対ユーロでポンド売りやオセアニア通貨売りが進んだ影響を受けた。オセアニア通貨に関しては原油などの商品相場が軟調に推移したことで円買いオセアニア通貨売りが進んだ面もあった。

[2013-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。ドルに対して本邦輸出筋から円買いが入ったほか、ストップロスの誘発を狙った円買いが持ち込まれ、全般円高が進んだ。ただ、さらに円買いを進める材料が見当たらなかったうえ、日経平均株価の下値の堅さをながめ、持ち高調整の円売りが広がった。市場では「大手米銀から円売りドル買いが観測された」「先に円買いを進めた向きが反対売買を行った」との声もあり、円全体が伸び悩んだ。

[2013-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。日本の長期金利の上昇幅拡大に伴い、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった。欧州株のさえない値動きをながめ、投資家のリスク志向低下を意識した円買いも活発化した。
 ただ、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「量的緩和(QE)の縮小を来月支持する」などと発言したことを受けて円売りドル買いが強まる場面があったほか、円の上値では戻り売り意欲が強かったため、総じて方向感が定まらなかった。

[2013-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はドルに対しては弱含んだ。対欧州通貨などでドルが買われた流れに沿って、円安ドル高が進んだ。一方、ドル以外の通貨に対してはやや強含んだ。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は強含み。全般ドル買いが強まった流れに沿って、一時1ドル=101円90銭前後まで値を上げた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時83.423と日通し高値を付けた。
・豪ドル円は軟調。スワン豪副首相兼財務相は14日、予算案を発表。2013-14年の財政収支を昨年10月の黒字予想から180億豪ドルの赤字に下方修正したほか、「豪ドル高は企業の利益を落ち込ませ、歳入の重しとなる」「財政規律は豪準備銀行(RBA)に一段の利下げ余地を与える」などと述べた。豪利下げ観測が高まり円買い豪ドル売りが進むと、一時本日安値となる1豪ドル=100円69銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは頭が重かった。3月ユーロ圏鉱工業生産が予想を上回ったことで一時1ユーロ=1.3030ドル前後と日通し高値を付けたものの、同時に発表された5月独ZEW景況感指数が市場予想を下回ったためすぐに失速した(経済指標データ参照:3月ユーロ圏鉱工業生産の推移グラフへ)。全般ドル買いが進んだ流れに沿って、一時1.2947ドル前後と日通し安値を付けている。

[2013-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ダウ工業株30種平均が史上最高値を更新するなど、米国株式相場が堅調に推移したことを受けて、投資家のリスク志向拡大を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。一部通信社が「安倍晋三首相が17日に成長戦略第2弾を発表する」と報じたことを手掛かりに、株高への期待から売りが進んだ面もあった。また、対ドルでは米長期金利が上昇したことで日米金利差拡大を意識した売りが出たほか、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた売りも観測された。
 一方、スイスフランに対しては下値が堅い。対ドルでスイスフラン売りが進んだ影響を受けて、売り一巡後は下げ幅を縮めた。

[2013-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。市場では「本邦輸出筋から円買いドル売りが散見された」「米国債の償還・利払いに絡む円買いドル売りが出た」との声が聞かれ、全般円買いが広がった。ただ、日経平均株価が一時350円を超す上げ幅となり、投資家のリスク選好度が高まるなかで円の上値は限られた。

[2013-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロ以外の通貨に対して下げ渋り。1-3月期独国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことがわかると、ユーロ売りドル買いが強まるとともに円売りドル買いが活発化した。市場では「海外勢から仕掛け的な円売りドル買いが入った」との声も聞かれ、ストップロスを巻き込むと全般円安が加速した。ただ、さらに円を進める材料も見当たらず、円買い戻しが広がった。
 一方、円はユーロに対して一進一退。ユーロドルと円ドルの値動きの影響を同時に受けて、売買が交錯した。

[2013-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。対欧州通貨中心にドル買い圧力が高まった影響を受けて円安ドル高が進行。市場では「海外勢から仕掛け的な円売りドル買いが出た」との指摘があり、損失覚悟の円売り注文を誘発した。ただ、足もとの急速な円安進行から、利益確定や持ち高調整を伴った円の買い戻しが入ると徐々に下値を切り上げた。この日発表の米経済指標が軒並み市場予想を下回り、米長期金利が低下すると円買いドル売りが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は失速。20時前に一時2008年10月14日以来の高値となる1ドル=102円76銭前後まで値を上げたものの、そのあとはさえない展開に。米経済指標の悪化で一時102円06銭前後まで下押しした。
・ユーロ円は軟調。1-3月期独国内総生産(GDP)速報値が予想より悪化したことでユーロ売りが先行(経済指標データ参照:1-3月期独国内総生産(GDP)速報値)。ニューヨークの取引時間帯に入ると、ドル円の下落につれた売りが出て、一時1ユーロ=131円45銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは安い。1-3月期独GDP速報値の悪化をきっかけにユーロ売りが先行。市場では「一目均衡表雲の下限が位置する1ユーロ=1.2936前後を下回っているため、テクニカル的に売りが出やすい」との指摘もあり、21時過ぎに一時1.2844ドル前後と4月4日以来の安値を付けた。

[2013-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。5月NY連銀製造業景気指数や4月米鉱工業生産などが市場予想より弱い結果となったことを受け、対ドルでは買いが先行した。もっとも、5月NAHB住宅市場指数が予想より強かったことから、買い一巡後は上げ幅を縮小。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて、円売りドル買いのフローが入った」との指摘もあった。
 その後はダウ工業株30種平均が失速したことで、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが進む場面も見られたものの、引けにかけてダウ平均が再び上昇すると円買いも一服。総じて方向感の乏しい動きだった。

[2013-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が50円超高から200円超安まで一転下落し、投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが広がった。市場では「本邦輸出筋や米系短期筋から円買いドル売りが散見された」との指摘もあった。ただ、上値では戻り売り意欲が強かったうえ、上海総合指数の上げ幅拡大が円全体の上値を抑えた。

[2013-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア以外の通貨に対して弱含み。日経平均株価が引けにかけて急速に下げ幅を縮小し、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった。オセアニア通貨の売りが目立ち、オセアニア通貨安ドル高が加速するにつれて円売りドル買いが進んだ面もあった。一方、円はオセアニア通貨に対して堅調だった。

[2013-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。対資源国通貨中心にドル高が進んだ流れに沿って、円売りドル買いが先行。3月ユーロ圏貿易収支の改善が好感されて、円売りユーロ買いが出ると他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、ニューヨークの取引時間帯に入ると、下げ幅を縮めた。この日発表の米経済指標が軒並み市場予想を下回り、米長期金利が低下したため円買いドル売りが優勢となった。時間外のダウ先物の失速も円の支援材料。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時前に一時本日高値となる1ドル=102円68銭前後まで値を上げたものの、前日の高値102円77銭前後を前に買いの勢いは後退。予想を下回る米指標を受けて一時102円10銭前後まで下押しした。
・ユーロ円はユーロ圏貿易統計を好感した買いが先行し一時1ユーロ=132円19銭前後まで値を上げたものの、そのあとはやや伸び悩んだ(経済指標データ参照:欧州貿易収支<季調前>グラフへ)。
・ユーロドルは金や原油など商品相場の下落に伴って、資源国通貨安・ドル高が進行。対ユーロでもドル買いが先行し、17時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.2846ドル前後まで値を下げた。ただ、前日の安値1.2843ドル前後がサポートとして意識されると徐々に下値が堅くなった。低調な米経済指標が相次いだことで全般ドル売りが強まると、一時1.2919ドル前後と日通し高値を付けている。

[2013-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで強含み。前週分の新規失業保険申請件数や4月米住宅着工件数、5月フィリー指数など米経済指標が軒並み市場予想を下回る結果となったことで、全般にドル売りが進んだ流れに沿った。また、米長期金利の低下を受けて、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが進んだ面もある。もっとも、引けにかけては伸び悩み。ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が「FRBは夏にも量的緩和(QE)を縮小し、年末までには停止する可能性がある」などと発言したことを受けて、ドルの買い戻しが進んだことから、円も対ドルで上げ幅を縮小した。
 一方、他の通貨に対しては高安まちまち。オセアニア通貨などに対しては堅調に推移したものの、ポンドに対してはさえない動き。対ドルでポンドが堅調に推移した影響から、円もポンドに対しては売りに押された。

[2013-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨で堅調。香港勢などからまとまったオセアニア通貨売りが持ち込まれ、対オセアニア通貨中心に円買いが広がった。
 一方、円はドルに対して頭が重い。朝方に円買いがやや先行する場面があったが、オセアニア通貨売りドル買いが強まるにつれて円安ドル高が進み、上値が切り下がった。

[2013-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価は120円を超す上げ幅となったものの、リスク志向の高まりを意識した円売りは目立たず、しばらく方向感のない取引が続いた。ただ、市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたうえ、上海総合指数の上げ幅拡大に伴い円全体が弱含んだ。「18時30分に安倍晋三首相が成長戦略第2弾を発表する予定となっており、思惑的な円売りが出たのではないか」と指摘する市場関係者もいた。

[2013-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はドルに対しては弱含んだ。米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和を早期解除するとの観測が広がるなか、ドルを買う動きが優勢となった。時間外の米長期金利が上昇すると、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが出た。一方、ドル以外の通貨に対しては強含んだ。欧州・オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。全般ドル買いが強まった流れに沿って、一時1ドル=102円72銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は軟調。ユーロ安ドル高につれた円買いユーロ売りが入り、22時過ぎに一時1ユーロ=131円33銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは欧州株相場の上昇などを手掛かりにユーロ買いドル売りが先行。19時過ぎに一時1ユーロ=1.2889ドル前後まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値1.2890ドル前後を前に買いの勢いは後退。「欧州中央銀行(ECB)は欧州の銀行がマイナスの預金金利に対処できるか確かめるため、連絡を取っている」との噂が出回るとユーロ売りがじわりと強まった。
 ニューヨークの取引時間帯に入ると、米量的緩和の早期縮小観測を背景にドルを買う動きが加速。メルシュECB専務理事は「中銀預金金利引き下げは選択肢。実施は不透明」「(追加利下げの可能性について)全ての選択肢の活用があり得る」などと発言すると、ECBによる追加緩和への思惑が広がりユーロ売りが進んだ。一時4月4日以来の安値となる1.2802ドル前後まで値を下げた。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時84.302と2010年7月13日以来の高水準を付けた。

[2013-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)や4月米景気先行指標総合指数がいずれも市場予想を上回る強い結果となり、ダウ工業株30種平均が史上最高値を更新すると、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが幅広い通貨に対して入った。対ドルでは米長期金利の上昇により、日米金利差拡大を意識した円売りも進行。市場では「米シンクタンクが『来週の4月30日-5月1日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米当局者が出口戦略について議論していたことが明らかになるだろう』とのリポートを発表したことで、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和を早期に解除するとの観測が広がった面もあった」との指摘があった(経済指標データ参照:5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)4月米景気先行指標総合指数)。
 一方、対ユーロでは円買いが先行。メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事が「中銀預金金利引き下げは選択肢。実施は不透明」「(追加利下げの可能性について)全ての選択肢の活用があり得る」などと発言したことを手掛かりに、ユーロ売りが強まった影響を受けた。もっとも、買い一巡後は株高を受けた円売りユーロ買いが進み、対ユーロでも下げに転じた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=103円ちょうどに観測されていたバリアオプションを突破して上げ幅を拡大。目先のストップロスを誘発し、一時103円32銭前後と2008年10月6日以来の高値を更新した。
・ユーロ円はECBによる追加緩和観測などを手掛かりに1ユーロ=131円30銭前後まで下押ししたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。昨日高値の132円21銭前後を上抜けて、132円67銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは下げ渋り。ECBの要人発言などを受けて、23時前に1ユーロ=1.2796ドル前後まで下落したものの、その後は株高を支えに下値も堅くなった。

[2013-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。甘利明経済再生担当相は19日、「政府として一段の円安が進んだ場合のマイナス影響を注視する」などと発言。週明け早朝取引の薄商いのなかで、ポジション調整に伴う円買いが先行した。ただ、市場では「円の上値では戻りを売りたい向きが多い」との指摘があり、すぐに失速した。米量的緩和の早期縮小観測を背景に円売りドル買いが出やすい地合いだ。

[2013-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。日本の長期金利の上昇などをながめ円買いドル売りが入ったものの、日経平均が堅調に推移したため一本調子で円高が進む展開にはならなかった。市場では「実需のフローなどもなく方向感に乏しかった」との指摘があった。

[2013-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は強含み。新規の取引材料に乏しいなか、しばらく方向感のない取引が続いた。ただ、時間外の米長期金利の低下に伴い、円買いドル売りが広がったうえ、欧州株が上値の重い展開となり、円全体が次第に押し上げられた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円60銭前後でのもみ合いが続いた後、102円31-34銭まで弱含んだ。ユーロ円は1ユーロ=132円ちょうど前後でのもみ合いから、131円55-60銭まで値を下げた。
・ユーロドルは買い一服。1ユーロ=1.2878ドル前後まで小幅に上げる場面があったが、前週末の高値1.2890ドル前後に上値を抑えられた。市場では「1.2900ドルにはまとまった規模の売り注文が観測されている」との指摘もあり、頭の重さが確認されると1.2840ドル台までじり安となった。もっとも、主要な米経済指標の発表が予定されておらず、様子見気分が強まった面もあり、総じて方向感が出なかった。

[2013-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで強含み。原油や金など商品相場が上昇したことに伴って、対資源国通貨でドル売りが進むと、他の通貨に対してもドル売りが波及。円も対ドルでは次第に買いが優勢となった。一方、他の通貨に対してはさえない動き。対ドルで資源国通貨買いや欧州通貨買いが進んだことにつれて、資源国通貨や欧州通貨に対しても円が売られた。
 なお、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「インフレ率が引き続き低ければ、失業率が6.5%を下回っても低金利を維持することが可能」「FRBは今回または次回・次々回のFOMCで債券買い入れペースの調整検討する可能性を排除しない」などの見解を示したが、特段の反応は見られなかった。

[2013-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。前日の海外市場で下値の堅さを確認したことで円買いドル売りが先行したものの、そのあとは追随する動きがなかったため円買いの勢いはすぐに後退した。市場では「朝方に円買いを進めていた向きが反対売買を迫られた」との指摘があったほか、市場では「大手国内銀行の円売りドル買いが出た」との声が聞かれた。
 甘利明経済再生担当相はこの日、「為替相場については経済の基礎体力に合う水準で落ち着くことを期待している」などと発言。「当局が足もとの円安進行について強い懸念を持っていない」と受け止められ、円売りで反応した面もある。

[2013-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。新規材料難から様子見ムードが広がりしばらくは動意の薄い展開が続いていたが、夕刻にかけて弱含んだ。中国や欧州の株式相場が比較的底堅く推移したことなどをながめ円売り外貨買いが出た。
 4月英消費者物価指数(CPI)が予想より弱い内容だったことが分かると、ポンドドルが急落。対ポンドでドル買いが強まった影響を受け、さらに円安ドル高が進んでいる。

[2013-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は対資源国通貨で強含み。英物価指標が予想を下回ったことが引き続き意識され、対ポンド中心に円買いが優位となった。原油や金など商品相場の下落も資源国通貨売り・円買いを後押しした。
 一方、円はその他の通貨に対してもみ合い。ドルやユーロに対して資源国通貨売りが進むとともに円が売られる場面があったが、手掛かり材料に乏しく総じて方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円88銭前後まで値を上げる場面があったが、総じて102円75銭前後でのもみ合いとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するブラード米セントルイス連銀総裁ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演を見定めたいとして、積極的な売買は見送られた面もあった。
・ポンド円は1ポンド=155円50銭前後まで下落した。
・ユーロドルは下げ渋り。対資源国通貨でドル買いが進んだ流れに沿って、1ユーロ=1.2841ドル前後まで値を下げた。ただ、ユーロ買い資源国通貨売りが同時に強まったうえ、欧州株や時間外のダウ先物が底堅く推移したことが下値を支えた。

[2013-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルでしっかり。ブラード米セントルイス連銀総裁は「量的緩和(QE)は政策金利がゼロに近いとき、中銀にとって最善の選択肢」「FRBはQEを続けるべきで、今後の指標に基づいて債券購入のペースを調整する」と発言。QE継続に前向きな姿勢を示したことを受けて、全般にドル売りが進んだため、円も対ドルでは堅調に推移した。また、ポンドに対しても堅調。欧州時間に発表された英物価指標が予想より弱い内容となったことを受け、NY時間も円買いポンド売りの動きが継続した。
 一方、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となったこともあって、総じて方向感の乏しい展開に。欧米株高などを手掛かりに、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが進む場面も見られたが、一方的に円売りが進む動きにはならなかった。
 なお、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「FRBはQEのペースを加速、あるいは減速する調整の準備をするべき」「QEの次の一手は加速か減速かで確信が持てない」などの見解を示したものの、相場への反応は一時的だった。

[2013-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。朝方発表の4月貿易統計が予想以上に悪化したことで円売りドル買いが先行。日本株相場の上昇に伴う円売り外貨買いが出たほか、仲値決済に向けた円売りドル買いも出た。午後に入り、日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたと伝わると、円を買い戻す動きが出たものの反応は一時的だった。市場では「日本時間今晩のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードが強く、相場は方向感が出なかった」との声が聞かれた。

[2013-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、夕刻にかけて下落した。特に新規の円売り材料は伝わっていないが、対ユーロで円売りが強まったことをきっかけに全般円安が進んだ。損失覚悟の円売り注文を巻き込むと下げ足を速めた。
 なお、黒田東彦日銀総裁は定例記者会見で「国債買い入れ頻度やペースの調整など弾力的に行う」「年間50兆円の買い入れペースは変えず、そのなかで弾力的に対応」などと述べたが、反応は薄かった。

[2013-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円はドルやユーロに対して軟調。4月英小売売上高が予想を下回ったほか、ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)総裁が「必要に応じてスイスフランの上限を調整することは選択肢の一部」と発言したことを受けて、ドルやユーロに対してポンドやスイスフランを売る動きが優勢に。つれる形で円が売られた。欧州株や時間外のダウ先物が底堅く推移したことも円を押し下げる要因となった。
 一方、円はポンドやスイスフランに対して荒い値動き。弱い英小売指標やジョーダンSNB総裁の発言を手掛かりに、ポンドやスイスフランを売って円を買う動きが強まった。半面、ドルやユーロに対して円売りが強まった影響も受けたうえ、株価の底堅い動きが円売りを誘い、売買が交錯した。
 なお、円はその他の通貨に対してもみ合い。ポンドやスイスフラン絡みの取引が中心となり、方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=103円ちょうど前後や20日の高値103円15銭前後を上抜け、103円18銭前後まで値を上げた。ただ、17日の高値103円32銭前後が上値の目処となったうえ、103円50銭に設定されているバリアオプションの防戦売りが意識され、買いが一服した。23時に4月米中古住宅販売件数の発表やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて、利益確定の売りも出たようだ。
・ユーロ円は1ユーロ=133円31銭前後と2010年1月14日以来の高値を更新した。
・ポンド円は1ポンド=155円82銭前後から155円12銭前後まで下げ足を速めた後、155円67-72銭まで買い戻されたが、戻りも限られた。
・ユーロドルは一進一退。ポンドやスイスフランに対してユーロとドルが同時に買われた影響から神経質な値動きとなった。1ユーロ=1.2956ドル前後まで上げる場面も見られたが、総じて1.2935ドル前後で方向感が出なかった。バーナンキFRB議長の議会証言などを控えて、様子見気分が強まった面もあった。

[2013-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが先行。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は「時期尚早の引き締めは景気回復の鈍化や終了のリスクに」「FOMCは債券買い入れペースの拡大もしくは縮小の用意があると言明している」などと言及。量的緩和(QE)の早期縮小や解除に前向きな姿勢を示さなかったため、米国株式相場が堅調に推移し、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。
 ただ、その後の質疑応答でFRB議長が「雇用市場の改善が継続すれば、今後数回の会合で資産購入を縮小する可能性がある」と述べると、ダウ平均が上げ幅を縮小したため、円売りの動きも一服。さらに、4月30日-5月1日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「複数のメンバーは経済成長が力強く、持続的であれば、早ければ6月にも債券購入のペースを減少させる意欲を示した」などの内容が伝わると、ダウ平均がマイナス圏に転落、下げ幅を拡大したため、次第に円の買い戻しが優位となった。

[2013-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。米量的緩和の早期縮小観測を背景に円売りドル買いが先行。日経平均が一時300円以上上昇したことも円の重しとなったほか、市場では「米系短期筋の円売りドル買いが出た」との声が聞かれた。ただ、そのあとは一転買い戻しが優勢に。日経平均が急速に失速し200円超下げたことから円を買い戻す動きが活発化した。

[2013-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。欧州株や時間外のダウ先物が下げ止まったうえ、ナイト・セッションの日経平均先物が600円安から一時プラス圏に浮上。投資家のリスク志向低下に歯止めが掛かり、アジア時間から急速に進んだ円高を調整する動きが出た。ただ、日経平均先物が戻りの鈍い展開となったため、円買い圧力が再び高まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円83銭前後まで急落した反動から、101円83-86銭まで買い戻された。前週分の新規失業保険申請件数が34万件と市場予想平均の34万5000件程度より強く、米長期金利が低下幅を縮小したことも相場を支えた(経済指標データ参照:アメリカ新規失業保険申請件数のグラフへ)。ただ、日経平均先物や米長期金利が再び低下幅を拡大したため、101円30銭台まで下げた。
・ユーロ円は1ユーロ=129円95銭前後から131円24-29銭まで買い戻された後、130円80銭台まで下げた。
・ユーロドルはじり高。手掛かり材料に乏しいなか、1ユーロ=1.2890ドル前後でのもみ合いがしばらく続いた。市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で行使期限を迎えるオプションが1.2900ドルに設定されており、小幅な値動きに収れんしやすい」との指摘もあった。ただ、米長期金利の低下に伴い全般ドル売りが散見されると、1.2922ドル前後までじわりと上げた。

[2013-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。欧州時間まで急ピッチで円買いが進んだ反動が出た。米経済指標が総じて市場予想より強い結果となったこともあって、米国株式相場が下げ渋ったことも、円売り外貨買いにつながった面がある。また、対ドルでは米長期金利が低下幅を縮小したことで、日米金利差拡大を意識した売りも出た。
 なお、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「FRBは量的緩和(QE)のペースを減速した後、加速する可能性」「資産購入縮小の前にさらなる改善の兆しが必要」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。

[2013-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含み。前日に急落した日経平均が反発したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが出た。市場では「前日に円買いを進めていた海外短期筋のポジション解消に伴う円売りが出た」との指摘があった。ただ、そのあとは米国の3連休や週末を控えて、円売りの勢いが弱まったため徐々に下値が堅くなっている。
 黒田東彦日銀総裁は講演で、「量的・質的金融緩和は直接的にイールドカーブに働きかける効果がある」「(株・為替について)日々の変動にコメントすることは避けたい」などと述べたものの、相場の反応は限定的だった。

[2013-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。日経平均が500円超下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが出たものの、取引終了にかけて日経平均がプラス圏に浮上すると円買いの勢いは急速に後退した。予想を上回る独経済指標をきっかけに対ユーロで円売りが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及し円全体を押し下げた。

[2013-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は堅調。ナイト・セッションの日経平均先物が一時500円を超す下げ幅となり、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いが広がった。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも出たうえ、WTI原油先物相場の下落が資源国通貨に対する円買いを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円97銭前後とアジア時間の安値101円08銭前後を下抜けた。予想を上回る4月米耐久財受注額を受けて買いで反応する場面もあったが、戻りは鈍かった。なお、市場では「前日の安値100円83銭前後や10日の安値100円54銭前後が下値の目処となる」との声が聞かれた。
・豪ドル円は1豪ドル=97円66銭前後まで下落した。
・ユーロドルは失速。5月独Ifo企業景況感指数が予想を上回り、ユーロ買いが強まった影響が残った。1ユーロ=1.2994ドル前後まで値を上げた。ただ、22日の高値1.2998ドル前後や200日移動平均線が位置する1.3015ドル前後がレジスタンスとして意識されると、売りに押される展開に。強い4月米耐久財受注額がユーロ売りドル買いを誘ったうえ、株安や原油安を嫌気した売りも進み、1.2912-15ドルまで下げ足を速めた。

[2013-05-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。手掛かり材料に乏しいなか、ダウ平均が売り先行となったことを受けて、リスク回避的な円買い外貨売りが広がった。英米の3連休を前に持ち高調整目的の円買いが進んだ面もある。また、対ドルでは目先のストップロスを狙った仕掛け的な円買いも入り、上げ幅を拡大。その他の通貨に対しても円買いが波及した。引けにかけては米株が買い戻されたことなどを受けて、やや上値が重くなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日安値の1ドル=100円83銭前後を下抜けて、3時過ぎに100円66銭前後と10日以来の安値を更新。
・ユーロ円も3時過ぎに1ユーロ=130円10銭前後まで下げる場面が見られた。
・ユーロドルはもみ合い。アジア時間につけた安値の1ユーロ=1.2904ドル前後が意識されて底堅く推移した一方、シンクタンクリポートで「欧州中央銀行(ECB)は0.25%利下げを検討しており、一部のECBメンバーは預金金利をマイナス0.25%に引き下げることを望んでいる」と伝わった影響から、上値も重かった。

[2013-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均が一時580円超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが先行。市場では「大手国内証券から円買いドル売りが入った」との指摘もあった。ただ、日経平均が下げ渋ると円の買い戻しも一服した。市場関係者からは「日経平均の動向をにらんだ神経質な展開が続いている」との声が聞かれた。

[2013-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均が軟調に推移したことで円買い外貨売りが入ったものの、円の上値では「戻りを売りたい向きが多い」との指摘があり相場は方向感が出なかった。
 ただ、夕刻にかけては強含んだ。ナイトセッションの日経平均先物が一時270円下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが入った。

[2013-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は上値が限られた。ナイトセッションの日経平均先物が一時350円下落し、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いが散見された。ただ、英米市場の休場で取引参加者が激減するなか、追随する動きは見られず次第に方向感を欠いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円75銭前後までじり安となった。ただ、前週末の安値100円66銭前後がサポートとなったうえ、市場では「100円60銭から下の水準には買い注文が並んでいる」との指摘があり、下値の堅さが意識されると101円台を回復した。
・ユーロ円は1ユーロ=130円39-44銭前後まで小幅に下げた後、130円73-78銭まで下値が切り上がった。
・ユーロドルはもみ合い。ドル円が下落したタイミングで1ユーロ=1.2948ドル前後までじわりと上げたが、1.2950ドル手前で頭の重さが確認されると1.2931-34ドルまで弱含んだ。もっとも、英米市場の休場で商いが薄れており、1.2940ドル前後でのもみ合いに終始した。

[2013-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。英米市場の休場で流動性が激減したうえ、新規の取引材料も伝わらず、方向感のない取引が継続した。ただ、引けにかけては小幅な円買いが持ち込まれ値が振れた。
 なお、「カナダ製薬大手バリアント・ファーマシューティカルズは米コンタクトレンズ大手ボシュロムを87億ドルで買収する」との報道が伝わったほか、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「フランスは一段の格下げを回避したければ、財政赤字目標を達成する必要がある」との見解を示したが、相場への影響は限定的だった。

[2013-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。日本株の上昇を受けて、株式相場が落ち着きを取り戻しつつあるとの安心感が広がると円売り外貨買いが優勢となった。市場では「日本の輸入企業の円売りドル買いが出た」「米カストディアン系銀行の円売りが観測された」との指摘があった。損失覚悟の円売り注文を巻き込むと下げ足を速めた。

[2013-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均が一時250円超上昇するなど、日本株相場が落ち着きを取り戻しつつあるとの安心感が広がると円売り外貨買いが優勢となった。欧州株が高く始まったことも円の重しとなった。市場関係者からは「米カストディアン系銀行の円売りドル買いが断続的に観測されている」との声が聞かれた。

[2013-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は戻りが鈍い。ナイト・セッションの日経平均先物が一時伸び悩むと、アジア時間から一本調子で進んだ円安を調整する動きが出て下値が切り上がった。ただ、欧州株が堅調地合いを維持したうえ、時間外のダウ先物が上げ幅を拡大したため、リスク選好度の高まりを意識した円売りが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=102円30銭前後まで値を伸ばしたが、市場では「一目均衡表転換線の102円20銭前後や24日の高値102円59銭前後が上値の目処となる」との声が聞かれ、102円ちょうど前後を割り込んだ。ただ、株高を背景に押し目を買う動きが見られ、102円18-21銭まで再び上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=131円52-57銭まで失速した後、132円14銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルは上げ幅縮小。1ユーロ=1.2900ドル前後を割り込んだ水準で下値の堅さを確認すると、株高を手掛かりに買いが優位となった。前日の高値1.2949ドル前後をわずかに上抜け、1.2950ドル前後まで強含んだ。ただ、市場では「1.3000ドル前後にかけて戻り売り意欲が強い」との指摘があり、伸び悩む展開に。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が独コメルツ銀行の格付けを「A」から「A-」に引き下げたほか、3月米ケース・シラー住宅価格指数が前年比10.9%上昇と市場予想平均の前年比10.2%上昇を上回ったこともユーロ売りドル買いを促した。一時1.2907-10ドルまで下げ足を速めた(経済指標データ参照:3月米ケース・シラー住宅価格指数のグラフへ)。

[2013-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感を欠いた。本日発表された米経済指標が軒並み市場予想を上回ったことを受けて、米10年債利回りが急上昇。日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが強まると、その他の通貨に対しても円売りが波及した。もっとも、220ドル超上昇したダウ平均が70ドル超高まで上げ幅を縮小したため、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが入り、円全体を押し上げた。一方で、引けにかけて米長期金利がさらに上昇すると対ドルを中心に円は弱含んだ。

[2013-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。前日の米国市場で、米長期金利の上昇を背景に円売りドル買いが強まった流れを引き継いで安く始まった。市場では「米系短期筋の円売りドル買いが出た」との指摘があった。ただ、そのあとは円を買い戻す動きが優勢に。高く始まった日経平均が失速し下げに転じたほか、「日本の輸出企業の円買いドル売りが入った」との声が聞かれ円全体を押し上げた。

[2013-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均が取引終了にかけて失速したほか、欧州株相場が安く始まったことからリスク回避的な円買い外貨売りが入った。ナイトセッションの日経平均先物が一時170円下落したことも円買いを誘った。

[2013-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円はドルに対して買い優位。ナイトセッションの日経平均先物が340円安となったうえ、欧州株や時間外のダウ先物が下げ幅を拡大。リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いドル売りが活発化した。時間外の米長期金利が低下に転じたうえ、対欧州資源国通貨でドル売りが加速したことも円買いドル売りを後押しした。一方、円はドル以外の通貨に対してもみ合い。ドル絡みの取引が中心となり、方向感の定まらない展開となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円97銭前後まで急ピッチで下落した。ただ、市場では「前日の安値100円96銭前後や27日の安値100円75銭前後、24日の安値100円66銭前後がサポートとなる」との指摘があり、下値の堅さが意識されると101円30銭台まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=131円ちょうど前後で売買が交錯した。
・ユーロドルは伸び悩み。ドル円の下落につれたユーロ買いドル売りが進んだほか、市場では「月末絡みのユーロ買いポンド売りが観測された」との指摘があり、ユーロポンドが急伸した流れに沿った。前日の高値1ユーロ=1.2950ドル前後を上抜け、1.2977ドル前後まで値を伸ばした。ただ、22日の高値1.2998ドル前後が戻りの目処となったうえ、ユーロポンドが上げ幅を縮小した影響から1.2925-28ドルまで失速した。

[2013-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが先行。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買いドル売りが入った」との指摘があったほか、ダウ平均が170ドル超下落したことで投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から全般に円が強含んだ。もっとも、ローゼングレン米ボストン連銀総裁が「雇用や経済の改善が数カ月続けば、債券買い入れを適度に縮小することは妥当だろう」と発言したことで、米量的緩和の早期解除への観測が広がり円売りドル買いが強まると、次第に円は伸び悩んだ。ダウ平均が引けにかけて下げ幅を縮小したことも重しとなった。
 一方、NZドルに対しては強含み。ウィーラーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁が「NZドルは大幅に過大評価されており、最近の下落は幸運なこと」「低金利や幾分の介入を通じてNZドル高に対処している」「通貨の急騰を抑制するため介入している」「介入の規模を引き上げる用意がある」などと発言したことを受けて、円買いNZドル売りが強まった。

[2013-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。前日の米株安や本日の日本株安を背景に、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが先行したものの、そのあとは「外貨建て投資信託の設定に絡む円売りドル買いのフローが出た」との指摘があり、急速に値を下げた。市場では「序盤に円買いを進めていた海外短期勢が反対売買を迫られた」との声が聞かれた。もっとも、日経平均が大幅に下落していることもあって、円売りの勢いは一時的だった。

[2013-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。日経平均が一時770円超下落したため、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。市場では「海外ヘッジファンドの円買いドル売りが観測された」との指摘があった。ただ、1ドル=100円台半ばから100円ちょうどにかけては断続的に円売り注文が観測されているため、一方的に上昇する展開にはならなかった。

[2013-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は下げ幅縮小。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は運用の弾力化を検討している」との一部報道を受けて、日経平均先物がナイトセッションで380円上昇。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円を売る動きが強まった。ただ、1-3月期米国内総生産(GDP)改定値や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱かったことがわかると、米長期金利が低下に転じるとともに円買いドル売りが進んだ。欧州株や時間外のダウ先物が伸び悩んだことも円買い戻しを促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=101円54銭前後を上抜けてストップロスを巻き込み、101円80銭前後まで値を伸ばした。対資源国通貨中心にドル買い圧力が高まった影響も受けた。買いが一巡すると101円00-03銭まで失速した。
・ユーロ円は前日の高値1ユーロ=131円70銭前後を上抜け131円92銭前後まで急ピッチで上げた。その後は131円80銭前後で神経質な値動きとなった。
・ユーロドルは一転上昇。欧州株の上昇を手掛かりに22日の高値1ユーロ=1.2998ドル前後を上抜けると、1.3006ドル前後までじわりと上げた。ただ、200日移動平均線と一目均衡表雲の下限が位置する1.3025ドル前後をバックにした戻り売りが厚く、1.30ドル台での滞空時間は短かった。上値の重さを嫌気した売りや資源国通貨安ドル高を意識した売りも強まり、1.2940-43ドルまで下げ足を速めた。
 もっとも、弱い米経済指標が相次いだことで一転買いが優位に。200日移動平均線と一目均衡表雲下限の1.3025ドル前後や14日の高値1.3030ドル前後を上抜けてストップロスを巻き込んだ。一時1.3050ドル前後と10日の高値1.3051ドル前後に接近した。

[2013-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して強含み。1-3月期米国内総生産(GDP)改定値や前週分の米新規失業保険申請件数、4月米住宅販売保留指数が相次いで市場予想を下回る結果となったことで米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが優勢となった。ポンドなどに対してドル売りが強まったことも円安ドル高を進める要因となった。
 なお、その他の通貨に対しては全般にドル絡みの取引が中心となったためしばらく方向感が出なかった。ただ、引けにかけて円買いドル売りが進んだことにつれたほか、ダウ平均が伸び悩んだことをながめ、投資家がリスク回避姿勢を強め円が強含んだ。

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・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日の米国市場で、米経済指標の悪化を材料に円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まったものの、日本株高を見越した円売りが出たため失速した。仲値決済に絡んだ円売りドル買いも出た。ただ、そのあとは月末を迎えた日本の輸出企業の円買いドル売りが入ったため次第に下値が堅くなっている。

[2013-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調だった。月末を迎えた国内輸出企業の円買いドル売りが入ったほか、夕刻にかけては欧州株の下落に伴うリスク回避目的の円買い外貨売りが優勢となった。時間外のダウ先物の下落も円の買い戻しを誘った。

[2013-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株、時間外のダウ先物が下げ幅を拡大し、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いが広がった。ビスコ・イタリア中銀総裁の「欧州中央銀行(ECB)は再び金利に介入する準備がある」との発言が対ユーロ中心に円買いを後押しした。4月米個人消費支出(PCE)や4月米個人所得が予想を下回ったことを受けて、円買いドル売りが進む場面もあった。ただ、株安が一服すると円買い圧力が後退し、上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円23銭前後まで値を下げた。ただ、月足ベースの一目均衡表雲の上限が位置する100円18銭前後が下値の目処として意識されたほか、米長期金利の低下幅縮小が相場の支えとなり、100円60銭台まで値を戻した。市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で行使期限を迎えるオプションが100円50銭に設定されている」との指摘があり、小幅な値動きに収れんしやすい面もあった。なお、22時45分に5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、22時55分に5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)の発表を控えている(経済指標データ参照:5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)グラフへ5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)グラフへ)。
・ユーロ円は1ユーロ=130円28銭前後まで下げ足を速めたが、前日の安値130円18銭前後がサポートとなり下げ渋った。
・ユーロドルは戻りが鈍い。株安を嫌気した売りが先行したうえ、ビスコ・イタリア中銀総裁の発言が売り材料視された。1ユーロ=1.2968ドル前後まで値を下げた。株価の下げ渋りをながめ、一時1.3015-18ドルまで買い戻されたが、ユーロカナダドルの売りが加速した影響から戻りは限られた。
 なお、ユーロカナダドルは1-3月期カナダ国内総生産(GDP)や3月カナダGDPが予想を上回ったことを手掛かりに1ユーロ=1.33832カナダドルまで下げ足を速めた。

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