為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年6月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年6月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年6月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や5月ミシガン大学消費者態度指数確報値が強い結果となったことで、米10年債利回りが急上昇(経済指標データ参照:5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)グラフへ5月ミシガン大学消費者態度指数確報値グラフへ)。日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが進み、その他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、引けにかけて米国株が下落したほか、原油や金など商品相場が軟調に推移したことをながめ投資家のリスク回避姿勢が強まり、円全体が押し上げられた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円22円前後まで下落したものの、月足ベースの一目均衡表雲の上限が位置する100円18銭前後が目先のサポートとして意識されると、101円16-19銭まで買い戻された。もっとも、日通し高値の101円29銭前後手前で戻りの鈍さを確認すると、100円32-35銭まで売りに押された。
・ユーロ円は1ユーロ=131円08-13銭まで上昇する場面があったものの、買い一巡後は130円37-42銭まで値を下げた。総じてドル・円につれた動きとなった。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州株や時間外のダウ先物が下げ渋ったことが支えとなり、1ユーロ=1.3015-18ドルまで値を上げたものの、強い米経済指標を受けてドル買いが進んだ影響を受け1.2944ドル前後まで下落した。もっとも、前日の安値1.2934ドル前後が下値の目処として意識されると徐々に買い戻しが入った。対円でドル売りが強まったことも支えとなり、1.3001-04ドルまで値を戻した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年6月 発言・ニュース

[2013-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や5月ミシガン大学消費者態度指数確報値が強い結果となったことで、米10年債利回りが急上昇(経済指標データ参照:5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)グラフへ5月ミシガン大学消費者態度指数確報値グラフへ)。日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが進み、その他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、引けにかけて米国株が下落したほか、原油や金など商品相場が軟調に推移したことをながめ投資家のリスク回避姿勢が強まり、円全体が押し上げられた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円22円前後まで下落したものの、月足ベースの一目均衡表雲の上限が位置する100円18銭前後が目先のサポートとして意識されると、101円16-19銭まで買い戻された。もっとも、日通し高値の101円29銭前後手前で戻りの鈍さを確認すると、100円32-35銭まで売りに押された。
・ユーロ円は1ユーロ=131円08-13銭まで上昇する場面があったものの、買い一巡後は130円37-42銭まで値を下げた。総じてドル・円につれた動きとなった。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州株や時間外のダウ先物が下げ渋ったことが支えとなり、1ユーロ=1.3015-18ドルまで値を上げたものの、強い米経済指標を受けてドル買いが進んだ影響を受け1.2944ドル前後まで下落した。もっとも、前日の安値1.2934ドル前後が下値の目処として意識されると徐々に買い戻しが入った。対円でドル売りが強まったことも支えとなり、1.3001-04ドルまで値を戻した。

[2013-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が380円を超す下げ幅となり、投資家のリスク志向が低下するとして円買いが散見された。ただ、その後の日経平均株価が下げ幅を縮小したほか、上海総合指数が底堅く推移したため、持ち高調整の円売りが広がり上値が切り下がった。
 4月豪小売売上高や5月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値はいずれも予想を若干下回ったが、円買い豪ドル売りの動きは目立たなかった。

[2013-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が引けにかけて500円超下落したうえ、欧州株やナイトセッションの日経平均先物も下落となり、リスク回避的な円買いが広がった。

[2013-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は神経質な展開だった。欧州株安やナイトセッションの日経平均先物の下落をきっかけに円買い外貨売りが先行。市場では「1ドル=100円ちょうど突破を狙った仕掛け的な円買いドル売りも入った」との指摘があった。ただ、100円ちょうどの上抜けに失敗すると、序盤に円買いを進めていた投機筋が反対売買を迫られた。欧州株や日経平均先物の持ち直しも円の重しとなり、相場はもみ合いの展開となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円台前半でのもみ合い。17時30分前に一時本日安値となる100円02銭前後まで値を下げたものの、そのあとは100円52銭前後まで値を戻す場面があった。
・ユーロ円は軟調だった。前週末の安値1ユーロ=130円27銭前後を下抜けて、22時30分前に一時129円85銭前後まで値を下げた。仏・独・ユーロ圏の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を上回ったことを手掛かりに買いが入る場面もあったが、ユーロクロスがさえない展開となったため対円でもユーロ売りが進んだ(経済指標参照データ:ユーロ圏の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値のグラフへ)。
・ユーロドルは頭が重かった。ユーロ圏経済指標の改善をきっかけにユーロ買いドル売りが先行し、一時1ユーロ=1.30435ドル前後まで上げたものの前週末の高値1.3059ドル前後を前に買いの勢いは後退。豪ドルなど資源国通貨中心にユーロ売りが進行すると、対ドルでもユーロ売りが強まった。アジア時間の安値1.2984ドル前後を下抜けて、22時30分前に一時1.2973ドル前後まで値を下げた。

[2013-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。5月米ISM製造業指数49.0と好況・不況の分かれ目とされる50を下回り、市場予想平均の50.5を下回ったことで円買いドル売りが優勢に。その他の通貨に対しても円買いが波及した。もっとも、一部通信社が日本政府は公的年金の運用方針見直しに着手すると報じたことで円全体を押し下げた。ダウ平均が底堅く推移したほか、金や原油など商品相場が大幅に上昇したことで投資家のリスク志向改善を意識した円売り資源国通貨買いも入った。

[2013-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア以外の通貨に対して一進一退。日経平均株価が200円超安から160円超高の間で不安定な値動きとなり、つれる形で方向感の定まらない展開となった。
 一方、円はオセアニア通貨に対して堅調。13時30分に豪準備銀行(RBA)政策金利発表を控えて、持ち高調整の円買い豪ドル売りが広がった。NZ財務省が干ばつによる成長減速に言及したことを手掛かりに、円買いNZドル売りも強まった。

[2013-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。日経平均株価が350円近い上げ幅となり、投資家のリスク許容度が急速に改善する形で円売りが活発化した。欧州株の買いが先行したことも円を押し下げる要因となった。ただ、欧州株高が一服すると、円売り圧力に歯止めが掛かった。

[2013-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。日本株が反発し、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円が売られた。半面、ナイトセッションの日経平均先物がマイナス圏に沈むと円を買い戻す動きも出たため、相場は方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=99円84銭前後まで下押ししたものの、99円台では押し目買いが入ったためすぐに持ち直した。4月米貿易収支発表後に一時100円37銭前後まで上げた。もっとも、前日NY時間の高値100円52銭前後がレジスタンスとして意識されると再び伸び悩む場面もあった。
・ユーロ円もドル円と同様に方向感が出にくい状況となり、1ユーロ=131円ちょうどを挟んだもみ合いとなった。
・ユーロドルは頭が重かった。欧州株の上昇などを手掛かりにユーロ買いドル売りが進行。21時過ぎに一時1ユーロ=1.31015ドル前後まで値を上げた。ただ、前日の高値1.3108ドル前後が目先上値の目処として意識されると徐々に買いの勢いが後退し、上値を切り下げている。

[2013-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。4月米貿易収支が403億ドルの赤字と市場予想平均の411億ドル前後の赤字よりも赤字額が小さかったことでドルに対して円が弱含むと、その他の通貨に対しても円売りが強まった。ただ、ダウ平均が150ドル超下落したことを背景に、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが入ったため下値は限られた。市場では「6日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会や7日の5月米雇用統計を控えて相場は動きづらい」との指摘があった。
 なお、資源国通貨に対して円は強含み。原油や金など商品相場が軟調に推移したことを受けて円買いが進んだほか、ユーロやドルに対して資源国通貨売りが強まった影響を受けた。

[2013-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。本日は月初の5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが先行した。市場では「本邦機関投資家から円売りドル買いが観測された」との声も聞かれ、円全体が弱含んだ。ただ、仲値後は円売り圧力が後退。日経平均株価の上値がやや重かったこともあり、円買い戻しが広がった。
 安倍晋三首相は5日午後、内外情勢調査会で成長戦略第3弾に関する講演を行い、「成長戦略で世界経済の健全サイクルを再び作り出す」「企業活動の障害を徹底的に取り除く」「国家戦略特区を創設し、国際的ビジネス環境の整備に向けて規制を見直す」などと発言。市場では「安倍首相の講演が始まったことをきっかけに、海外勢からまとまった円売りドル買いが持ち込まれた」との指摘があった。日経平均株価も170円超高まで急伸したため、全般円売りが活発化した。

[2013-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。安倍晋三首相が内外情勢調査会で明らかにした成長戦略第3弾で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用弾力化に関する言及がなかったことが失望されると、日経平均株価の500円超安とともにリスク回避的な円買いが加速した。ただ、ナイトセッションの日経平均先物が310円高となった影響から、持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。

[2013-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は強含み。日本株が急落したことで投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買い外貨売りが優勢となった。日経平均先物がナイトセッションで上昇すると円は伸び悩む場面もあったが、予想を下回る米雇用指標を手掛かりに再び円買いドル売りが進んでいる。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に一時1ドル=99円99銭前後まで値を戻す場面があったが、100円ちょうど手前で上値の重さを確認すると再び売られる展開に。5月ADP全米雇用リポートが予想より弱い内容だったことが分かると、一時99円10銭前後まで売り込まれた(経済指標データ参照:ADP雇用統計の推移グラフへ)。
・ユーロ円はさえない。ドル円の下落につれた円買いユーロ売りが入ったほか、欧州株の下落に伴うリスク回避的な売りが強まり一時1ユーロ=129円79銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは乱高下。欧州株安を材料にユーロ売りドル買いが出たほか、4月ユーロ圏小売売上高が市場予想を下回りユーロ安が進行した。18時過ぎに一時1ユーロ=1.3054ドル前後と日通し安値を付けた。5月ADP全米雇用リポートが予想より弱い内容だったことが分かると、全般ドル売りが強まったため一時1.3116ドル前後まで急伸する場面もあったが欧米の株価が軟調に推移していることもあってすぐに失速した。

[2013-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。5月ADP全米雇用リポートや4月米製造業新規受注が市場予想を下回る結果となり、米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった。また、ダウ平均が230ドル超下落したことで豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨を中心に円買いが優勢となった。

[2013-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。ダウ平均の大幅安をながめ、前日NY時間に対オセアニア通貨中心に円買いが加速した地合いを引き継いだ。日経平均株価が110円超安から220円超高まで持ち直すと、投資家のリスク許容度が改善し持ち高調整の円売りが広がったが、日経平均株価が再びマイナス圏に沈んだため、円売りは長続きしなかった。

[2013-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。午後の日経平均株価が140円超上昇したタイミングで、全般円売りが広がった。その後、日経平均株価が100円超安で取引を終えると円買い戻しが入ったが、欧州株が小高く始まり、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移すると再び円売り圧力が高まった。対欧州資源国通貨でドルが売られると同時に円売りが進む場面も見られた。

[2013-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。明日の5月米雇用統計を前に、相場は方向感が出にくい状況となった。前週分の新規失業保険申請件数は34万6000件と予想の34万5000件よりやや増えたものの、市場の大方の予想通りとなったため反応は限定的だった(経済指標データ参照:アメリカ新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に付けた1ドル=98円86銭前後を下抜けて一時98円83銭前後まで値を下げたものの、5月9日の安値98円65銭前後や5月8日の安値98円58銭前後がサポートとして意識されると買い戻しが進んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=130円ちょうどを挟んで一進一退の展開となった。ドル円の下落につれた円買いユーロ売りが入った半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入り一時130円70銭前後と日通し高値を付ける場面もあった。
・ユーロドルは上昇。欧州中央銀行(ECB)定例理事会ドラギECB総裁の定例記者会見を控えて様子見気分が強く、しばらくは1ユーロ=1.31ドル台前半でのもみ合いが続いた。
 ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「ECBは必要な限り緩和姿勢を維持する」「ユーロ圏の経済見通しには下振れリスクがある」と発言したことにユーロ売りで反応すると、一時1.3091ドル前後まで値を下げたもののすぐに持ち直した。「担保政策やマイナスの中銀預金金利について協議した」と述べた一方で「マイナスの中銀預金金利は技術的な準備はできているがすぐに行動する理由はない」と述べたため。22時前に一時1.3167ドルと5月9日以来の高値を付けた。

[2013-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は買い優位。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円買いドル売りのフローが入るなど、ドルに対して円買いが進んだことをきっかけとして円が全面高となった。ナイト・セッションで日経平均先物が530円の急落となったことで投資家のリスク回避姿勢が急速に強まり、円全体が急速に押し上げられた。もっとも、急ピッチで円買いが進んだ反動が出たため、引けにかけては伸び悩んだ。

[2013-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。前日NY時間に急ピッチで円高が進んだ反動が出た。山崎達雄財務省国際局長が「昨夜のドル円相場の動きは非常に急速なペースだ」「為替の動きを注視する」と発言したことも持ち高調整の円売りを誘った。
 ただ、仲値を通過すると円買いが強まる展開に。麻生太郎副総理兼財務・金融相が「為替市場の動向は注視しているが、介入とかどうこうと言うことはない」と述べたことも円買いを後押しした。日経平均株価の320円超安も円を押し上げる要因となった。

[2013-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。午後の日経平均株価が350円を超す下げ幅となり、リスク回避的な円買いが加速した。ただ、厚生労働省が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の中期計画の変更について15時から説明する」と発表すると、一転円売りが優位に。日経平均株価が200円超高まで急速に持ち直したことも円売りを促した。
 厚生労働省はGPIFの中期計画で、国内債券の割合を67%から60%、国内株式を11%から12%、外国債券を8%から11%、外国株式を9%から12%に変更することを明らかにしたが、材料出尽しとして円売り圧力が後退した。

[2013-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は乱高下。ナイトセッションの日経平均先物が下落したため、リスク回避目的の円買いドル売りが先行。市場では「本邦勢や海外ヘッジファンドの円買いドル売りが観測された」との指摘があった。5月米雇用統計で、失業率が7.6%と予想の7.5%より弱い内容だったことが分かると円買いドル売りが加速した。ただ、非農業部門雇用者数は前月比17万5000人増と予想の前月比16万3000人増を上回った。米国株高や米長期金利の上昇をながめ、円売りドル買いが次第に強まっている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時4月4日以来の安値となる1ドル=94円98銭前後まで値を下げたものの、そのあとは急速に買い戻しが進み97円台前半まで値を戻した。
・ユーロ円も21時30分過ぎに一時1ユーロ=126円24銭前後と4月16日以来の安値を付けたものの、その後急速に持ち直し128円台前半まで上げた。
・ユーロドルは頭が重かった。ドル円が本日安値を付けたタイミングで一時1ユーロ=1.32845ドル前後まで値を上げたものの、その後失速。ドル円が持ち直したことを受けてユーロ売りドル買いが進んだ。22時20分過ぎに一時1.3192ドル前後と日通し安値を付けた。

[2013-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は売り優位。米労働省が7日発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増と市場予想平均の前月比16万3000人増より強かったことを受けて円売りドル買いが強まった。同時に発表された失業率が弱い結果となり、米量的緩和の縮小観測が後退したとの見方からダウ平均が大幅に上昇すると、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いも入り、円全体が押し下がった(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=94円98銭前後まで下落したものの、その後は急速に買い戻しが強まった。目先のストップロスを誘発し、一時97円80銭前後まで上値を伸ばした。その後も引けにかけて底堅く推移した。ユーロ円は1ユーロ=126円19銭前後まで下落した後、129円17銭前後まで急速に買い戻された。
・ユーロドルは失速。5月米雇用統計発表後にドル円が下落したタイミングで1ユーロ=1.3285ドル前後まで上昇した。ただ、その後にドル円が買い戻されるなど全般にドル買いが進んだことで売りが優勢となり、1.3191ドル前後まで下押しした。その後は円絡みの取引が中心となり、1.32ドル台前半で方向感を欠いた。

[2013-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。5月米雇用統計を受けて、前週末に対ドル中心に円売りが優位となった地合いを引き継いだ。日経平均株価の大幅上昇を見込んだ円売りも先行したほか、「本邦輸入筋や海外ヘッジファンドから円売りドル買いが観測された」との声が聞かれた。
 ただ、円売りが一巡すると次第に下値が切り上がった。市場では「仲値直前にドル余剰になった」との指摘があり、円買いドル売りが進んだ。本邦輸出筋からも円買いドル売りが持ち込まれ、円全体が押し上げられた。

[2013-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。午後の日経平均株価が630円を超す上げ幅となり、投資家が運用リスクを取りやすくなるとして円売りが広がった。独株価指数や時間外のダウ先物が堅調に推移したことも円を押し下げる要因となった。

[2013-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は弱含み。前週末の米国株や本日の日本株が大幅に上昇したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退。低金利の円が売られる展開となった。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたと伝わると、円売りドル買いが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=99円28銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=130円90銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは方向感が出なかった。16時過ぎに一時1ユーロ=1.3177ドル前後と日通し安値を付けたものの、そのあとは株高に伴う買いが入り一時1.32295ドル前後まで値を上げた。ただ、S&Pが米国の格付け見通しを「安定的」に引き上げたことで全般ドル買いが進むと、再び頭が重くなっている。

[2013-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで下げ渋り。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたと伝わり、全般にドル高が進んだ流れに沿って円売りドル買いが先行した。もっとも、高く始まったダウ平均が下げに転じるなど伸び悩んだため、投資家のリスク志向改善を意識した円売りドル買い圧力は徐々に後退。売り一巡後は底堅く推移した。日経新聞電子版が「日銀は10-11日の金融政策決定会合で、長期金利の上昇抑制策も議論するが、日銀内で浮上していた低利資金の供給を拡充する案は政策委員の間で時期尚早との慎重論が強まっている」と報じたことも円買いドル売りを後押しした面もあった。
 また、他の通貨に対しても円は下げ渋り。対ドルでの円売りが波及したため、序盤は円売り外貨買いが優勢となったが、米株が伸び悩んだ影響で次第に円売りの勢いも後退。総じて下値は堅かった。

[2013-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上げ幅縮小。市場では「本邦勢から円買い豪ドル売りが出た」との指摘があったほか、日経平均株価が安く始まったことを手掛かりに円買いが先行した。ただ、その後の日経平均株価がプラス圏に浮上したため、円買いは長続きしなかった。
 日銀は10-11日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。また、共通担保資金供給オペレーションの期間を現行の1年以内で据え置いた。一部市場で資金供給オペの期間を2年以上に延長するとの思惑があっただけに円買いが優勢に。日経平均先物が450円下落したことも円買いを促した。
 もっとも、円の上値では戻り売り意欲が強かったほか、日経平均先物や日経平均株価の下げ幅縮小を背景に持ち高調整の円売りが進んだ。

[2013-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日銀金融政策決定会合で資金供給オペの期間延長が見送られたことが失望され、円買いが加速した反動が出た。ただ、午後の日経平均株価が150円安前後で一進一退となったこともあり、円相場は次第に方向感を欠いた。
 その後、欧州株が安く始まると、対資源国通貨中心に円買いが再開した。黒田日銀総裁が定例記者会見で「1年超の固定金利オペはすぐには必要ないと判断した」と発言したことも円買い材料と見なされた。

[2013-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は堅調。日銀は金融政策決定会合で政策の現状維持を決め、市場の一部で観測が出ていた長期金利の上昇抑制策を見送った。夕方に記者会見した黒田日銀総裁の発言も追加的な政策を打ち出すことに積極的ではないと受け止められ、海外勢の円買いを誘っている。ナイト・セッションの日経平均先物が420円下げ、ダウ先物が100ドル超下落したことも円の支援材料となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=96円49銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=128円25銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは頭が重かった。ドル円の急落を受けたユーロ買いドル売りが先行し、18時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3299ドル前後まで値を上げた。ただ、ユーロ円が下落し、1.3300ドルに観測されている売り注文に上値を抑えられると徐々に伸び悩んだ。欧州株相場の下落や欧財政懸念国の国債利回り上昇もユーロ売りを誘い、一時1.3232ドル前後と日通し安値を更新した。

[2013-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。米国株式相場が軟調に推移したことで、リスク回避目的の円買い外貨売りが広がった。全般にドル売りが優勢となったことに伴って円買いドル売りが進んだほか、一時プラス圏に浮上したダウ平均が再び下落したことをきっかけに、他の通貨に対しても円買いが優勢となった。買い一巡後は伸び悩む場面もあったが、総じて円は底堅く推移した。

[2013-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。前日に急ピッチで円買いが進んだ反動から、円の戻り売りや利食い売りが広がった。対ドルでは仲値に向けた円売りが出たほか、市場では「米系短期筋などから円売りが観測された」との指摘があった。日経平均株価の下落が落ち着いたことも円の重しとなった面があった。

[2013-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。市場では「大手証券や米系ファンドから円売りドル買いが入った」との声が聞かれたほか、対資源国通貨中心に欧州勢から持ち高調整の円売りが活発化した。時間外のダウ先物が上げ幅を拡大したことも円売り要因と見なされた。
 ただ、ナイトセッションの日経平均先物が110円高からマイナス圏に沈むと、投資家のリスク許容度が低下し円買いが入った。

[2013-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。日本株相場が落ち着きを取り戻しつつあるとの安心感から円売り外貨買いが先行。市場では「対資源国通貨で円売りが出た」との指摘もあった。半面、ナイトセッションの日経平均先物が下げに転じると、円売りの勢いは後退した。主要な米経済指標の発表がなく、特段の材料も見当たらないため相場は方向感が出にくい面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は夕刻に一時本日高値となる1ドル=97円03銭前後まで値を上げたものの、そのあとは96円台半ばでのもみ合いとなった。
・ユーロ円も16時30分過ぎに一時1ユーロ=129円35銭前後と日通し高値を付けたあとは128円台前半でのレンジ取引が続いた。
・ユーロドルは対資源国通貨でドル売り圧力が高まった流れに沿って、ユーロ高ドル安が進行。前日の高値1ユーロ=1.3318ドル前後を上抜けて、一時2月20日以来の高値となる1.3335ドル前後まで上値を伸ばした。ただ、ユーロ売り資源国通貨買いの勢いが強まると、対ドルでもユーロ売りが優勢に。5月英雇用統計で失業者数が前月比8600人減と予想の前月比5000人減より強い内容となり、ユーロポンドが下落したことも相場の重し。20時30分過ぎに一時1.3266ドル前後と日通し安値を付けた(経済指標データ参照:5月英雇用統計、イギリス失業者数の推移グラフへ)。

[2013-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行。高く始まった米国株式相場が下げに転じたことで、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが優勢となった。もっとも、対ドルでは米長期金利が上昇に転じたことを手掛かりにした円売りドル買いが出たため、徐々に伸び悩む展開に。その他の通貨に対しても円売りが波及したため、引けにかけては上げ幅を縮小した。

[2013-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優勢。日経平均株価の下落を見越した円買いが先行した。日経平均株価が870円超急落すると、投資家のリスク回避姿勢が一段と高まり円買いが加速した。

[2013-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価の800円超安をながめ、午前からリスク回避的な円買いが加速した地合いを引き継いだ。「G8を控えて黒田日銀総裁安倍首相が官邸で意見交換」との報道が伝わると、持ち高調整の円売りが散見されたが、黒田日銀総裁から投資家心理の改善につながる発言は伝わらなかった。下げ渋っていた日経平均株価が再び800円超下落するにつれて円買いが優勢に。欧州株の下げ幅拡大も円を押し上げる要因となった。

[2013-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。ナイト・セッションの日経平均先物が大幅に上昇したことで、投資家のリスク回避姿勢がひとまず後退し円売り外貨買いが出た。5月米小売売上高と前週分の新規失業保険申請件数が予想より良好な内容となったことが分かると、円売りドル買いが強まり他の通貨に対しても円売りが波及した。時間外のダウ先物が前日比でプラスとなったことも円全体の重し。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に4月4日以来の安値となる1ドル=93円75銭前後まで急落した反動でショートカバーが先行。米経済指標発表に一時94円80銭前後まで値を戻した。
・ユーロ円はユーロ豪ドルなどユーロクロスが下落した影響を受けて、21時30分前に一時1ユーロ=125円24銭前後と4月16日以来の安値を付けた。ただ、そのあとはドル円の買い戻しにつれて126円台前半まで下げ渋った。
・ユーロドルは頭が重かった。アジア市場では、ドル円の下落に伴ってユーロ買いドル売りが進み一時1ユーロ=1.3390ドル前後と2月20日以来の高値を付けた。ただ、1.3400ドル手前で頭の重さが確認されると、欧州株の下落を横目に売りが優勢となった。対資源国通貨でユーロ売りが強まった影響も受けた。米経済指標の結果が明らかになると全般ドル買いが進んだ流れに沿って、一時1.3287ドル前後まで値を下げている。

[2013-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。5月米小売売上高や前週分の新規失業保険申請件数が市場予想より強い結果となったことを受けて、米国株式相場が堅調に推移したため、投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売り外貨買いが広がった。また、引け前にFEDウォッチャーが「資産購入プログラムの調整は終了を意味するものではなく、短期金利を近く引き上げることを意味するものではない」との見解を示したことも、一段の米株高を誘い、円売りにつながった面がある。

[2013-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。前日NY時間に円売りが優位となった影響が残った。CMEの日経平均先物9月物(円建て)が13000円台を回復したことを受けて、日経平均株価の大幅上昇を見越した円売りも先行した。
 日経平均株価は一時12889.46円まで上昇したものの、その後伸び悩む展開に。投資家のリスク志向改善に歯止めが掛かり、円買い戻しが広がった。市場では「本邦輸出筋から円買いドル売りが持ち込まれた」との指摘もあり、全般円高が加速した。
 円買いが一巡すると、日経平均株価が底堅く推移するにつれて次第に上値が切り下がった。

[2013-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。午後の日経平均株価が450円超上昇するにつれて、リスク許容度の改善を意識した円売りが広がった。市場では「米カストディアン系銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。ただ、日経平均株価が引けにかけて上げ幅を縮小すると、円買い戻しが進んだ。
 欧州株やナイトセッションの日経平均先物が高く始まったことを手掛かりに円売りが再開したが、株高が一服すると円売り圧力も後退した。

[2013-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。新規材料難から様子見ムードが広がり徐々に値動きが細っている。米経済指標や米国株の動向を見極めたいとの雰囲気も強かった。市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で権利行使期限を迎える1ドル=95円ちょうどのオプションの存在が意識され、小幅なレンジでの値動きに収れんしやすい」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=95円ちょうどを挟んだレンジ取引となった。
・ユーロ円は1ユーロ=126円50銭を挟んだもみ合いの展開となった。
・ユーロドルは軟調。足もとで相場上昇が続いたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りが出た。市場では「リアルマネーやアジア系ソブリンネームのユーロ売りドル買いが観測された」との声が聞かれた。ニューヨークの取引時間帯に入り、5月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことが分かると米長期金利が低下幅を縮小。全般ドル買いが強まった流れに沿って、一時1ユーロ=1.3295ドル前後と日通し安値を付けた。

[2013-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。5月米鉱工業生産や6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)などが予想より弱い結果となったことを受けて、米国株式相場やナイト・セッションの日経平均先物が軟調に推移したため、投資家のリスク回避姿勢が強まり、全般に円買い外貨売りが優勢となった(経済指標データ参照:5月米鉱工業生産の推移6月米消費者態度指数(ミシガン)の推移)。対ドルでは「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円買いドル売りのフローが出た」との指摘があったほか、国際通貨基金(IMF)が2014年の米成長率予想を従来の3.0%から2.7%に下方修正したことも材料視されて、円が堅調に推移。買い一巡後はダウ平均が下げ渋ったこともあってやや上げ幅を縮める場面もあったものの、総じて底堅い展開となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は14日のNYカット(日本時間23時)で権利行使期限を迎える1ドル=95円ちょうどのオプションが意識されたことで、95円ちょうど付近でのもみ合いとなったが、NYカット後に値が軽くなると、次第に売りが優勢に。1時30分過ぎには93円98銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は株安を手掛かりにした売りが進み、1時30分過ぎには1ユーロ=125円18銭前後まで下押し。売り一巡後も戻りは126円10銭付近までと限定的だった。
・ユーロドルは下値が堅い。21時30分過ぎには1ユーロ=1.3295ドル前後まで下落したものの、アジア時間から一方的に売りが進んでいたこともあって、その後は買い戻しが優勢に。1.33ドル台半ばまで下値を切り上げるなど底堅く推移した。

[2013-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は頭が重かった。前週末の米国市場で、米経済指標の悪化を材料に円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まったものの、日本株が持ち直したため失速した。日経平均が200円近く上昇するとさらに円売り外貨買いが広がった。市場では「米系短期筋の円売りドル買いが出た」との指摘があった。

[2013-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。欧州株や時間外のダウ先物の大幅上昇をながめ、リスク許容度の改善を意識した円売りが強まった後は、手掛かり材料難から方向感を欠いた。6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数がプラス7.84と市場予想平均の0.00を上回り、米長期金利が一時上昇に転じると円売りドル買いがやや強まったが長続きしなかった(経済指標データ参照:6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は強い米経済指標を受けて1ドル=95円00-03銭まで上げる場面があったが、総じて94円85銭前後でのもみ合いに終始した。市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で行使期限を迎えるオプションが95円ちょうどに設定されており、小幅な値動きに収れんしやすい」との声もあった。なお、23時には6月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数の発表を控えている(経済指標データ参照:6月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数)。
・ユーロ円は1ユーロ=126円55銭前後での持ち高調整が続いた。
・ユーロドルは下値が堅い。新規の取引材料に乏しく、1ユーロ=1.3345ドル前後でしばらく値動きが細った。その後、米経済指標が予想を上回ったことを手掛かりに売りが進み、1.3328-31ドルまで下押しした。ただ、売りは一時的で下値が限られると、ダウ平均が高く始まったことを支えに1.33585ドル前後まで持ち直した。

[2013-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。6月NY連銀製造業景気指数や6月NAHB住宅市場指数などがいずれも市場予想より強い結果となったことで、ダウ平均が堅調に推移したため、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが先行した。また、フィナンシャル・タイムズ(FT)が「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は19日の定例記者会見で、FRBが月額850億ドルの資産購入縮小に近づいていると示唆する可能性がある」と報じると、米量的緩和の早期縮小期待から全般にドル買いが進み、円も対ドルで下げ幅を広げる場面が見られた。
 ただ、FT記者のロビン・ハーディング氏が自身のツイッターで「私はFRBが9月に資産購入を縮小すると見ている。ただ、人々は落ち着く必要がある。FRBは市場を操縦するためジャーナリストに何もリークしない」との見解を示すと、一転してドル売りが優勢に。円も対ドルで買い戻しが進んだほか、他の通貨に対しても円買いの動きが波及。引けにかけて徐々に下値を切り上げた。

[2013-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含み。安く始まった日経平均が持ち直し、100円超上げたことで円売りが出た。ただ、下値は限定的だった。日経平均が下げに転じたうえ、対豪ドルで円買いが強まった影響を受けてやや下げ幅を縮めている。

[2013-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。新規材料難から様子ムードが広がり、しばらくはもみ合いの展開が続いた。市場では「18-19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)への関心が極めて高く、様子見ムードが漂っている」との声が聞かれた。
 ただ、夕刻にかけては弱含んだ。ナイトセッションの日経平均先物が140円上昇したため、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが優勢となった。市場では「海外ヘッジファンドの円売りが断続的に出た」との指摘があった。

[2013-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は軟調。ナイトセッションの日経平均先物の270円高をながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが広がった。市場では「海外ヘッジファンドの円売りドル買いが断続的に入った」「対欧州資源国通貨で短期投機筋中心に円売りが観測された」との声も聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=95円50銭に観測されていた売り注文をこなし、95円76銭前後まで値を伸ばした。5月米住宅着工件数や5月米建設許可件数がいずれも予想を下回り、95円27-30銭まで下げる場面があったが、下値は限られた(経済指標データ参照:5月米住宅着工件数5月米建設許可件数)。
ユーロ円は1ユーロ=127円80銭前後まで値を上げた。6月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことも買いを後押しした。
・ユーロドルは一転下落。強い6月独ZEW景況感指数を受けて、1ユーロ=1.3399ドル前後まで値を上げたものの、市場では「1.1800-1.3400ドルにはダブルノータッチオプションが観測されている」との指摘があり、防戦売りに上値を抑えられた。米経済指標が予想を下回ったことがわかると、ユーロ買いドル売りが再開し1.3400ドル前後まで上げたが、買いは長続きせず一転売りが優位に。ポンドドルが売り込まれた影響も受け、1.3336-39ドルまで下げ足を速めた。
・ポンドドルは1ポンド=1.5566ドル前後まで急ピッチで下げた。市場では「モデル系やマクロ系ファンドなどからの売りが観測された」「英通信大手ボーダフォンによる独ケーブルテレビ大手ケーブル・ドイツ・ホールディング買収への思惑からポンド売りが活発化した」との声があった。

[2013-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。ナイトセッションの日経平均先物や欧米株式相場が堅調に推移したことで、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが先行した。もっとも、19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策公表を控えて、積極的な売買は手控えられたため、次第に円売りの動きも一服。対ドルでは米長期金利が低下に転じたことで、日米金利差縮小を意識した円買いも入った。なお、5月米住宅着工件数や5月米建設許可件数はいずれも市場予想より弱い結果となったが、反応は限定的だった。

[2013-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。前日の米国株高や本日の日本株高を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りが先行したものの、そのあとは急速に下げ幅を縮めた。中国株式市場で上海総合指数が2%超下落したうえ、日経平均先物が上げ幅を縮小したため円を買い戻す動きが優勢となった。

[2013-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物の一時150円安に伴い、リスク資産圧縮目的の円買いが先行したほか、市場では「アジア勢の円買いドル売りが入った」との指摘があった。ただ、今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見気分が強まり、次第に方向感を欠いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=94円84銭前後まで値を下げた後、95円05銭前後でのもみ合いに終始した。
・ユーロ円は1ユーロ=127円08銭前後まで下落したが、売りが一巡すると127円35銭前後での持ち高調整が続いた。
・ユーロドルはもみ合い。FOMCを前に様子見を決め込む参加者が多く、1ユーロ=1.3400ドル前後で値動きが細った。メルケル独首相は19日、「オバマ米大統領と失業率を低下させる手段について議論した」などと発言したが、市場の反応は薄かった。

[2013-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで売り優位。米量的緩和の縮小観測が高まり、ドルが全面高となった流れに沿って、円売りドル買いが優勢となった。
 米連邦準備理事会(FRB)米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に据え置くことを決めたと発表。声明では「少なくとも失業率が6.5%を上回り、今後1-2年のインフレが2.5%を上回らないと予想される限り、FF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に維持することを決めた」「月間400億ドルのMBSと月間450億ドルの長期国債の購入を継続することを決定」との見解を示した一方で、「労働市場の状況はここ数ヶ月で一段の改善を示している」と労働市場の改善についても言及した。
 また、同時に公表された経済・金利見通しでは失業率見通しが前回(3月時点)から改善されたほか、その後にバーナンキFRB議長は「2013年末までに資産買い入れペースを緩め、2014年半ば付近で資産買い入れを終了する可能性がある」と発言。米量的緩和の縮小観測が急速に高まったことから、為替市場はドル全面高に。円も対ドルでは急ピッチで売りが進んだ。

[2013-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は安い。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では米経済見通しが上方修正されたうえ、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は記者会見で年内にも資産購入を縮小する方針を示した。米国市場で急速に円安ドル高が進んだ流れを引き継いで円は安く始まった。
 日本や中国株の下落を受けて円買いドル売りが入る場面もあったが戻りは限定的だった。市場では「米系ヘッジファンドの円売りドル買いが断続的に出た」との指摘があり、軟調に推移している。

[2013-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。日米の金融政策の方向性の違いから円売りドル買いが優勢となり、円全体を押し下げた。市場では「海外ヘッジファンドの円売りドル買いが断続的に観測された」との指摘があった。
 欧州の取引時間帯に入ると、円売りドル買いが活発化した。ナイトセッションの日経平均先物が250円上昇したほか、「自民党の参院選公約では思い切った投資減税を行い、法人税の大胆な引き下げを実行する」との報道が伝わったため円を売る動きが広がった。

[2013-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。日米の金融政策の方向性の違いから、海外ヘッジファンド中心に断続的な円売りドル買いが観測され、アジア時間から全般円安が加速した反動が出た。欧州株や時間外のダウ先物の大幅安を背景に利益確定の円買いが入ったほか、前週分の新規失業保険申請件数が35万4000件と市場予想平均の34万件程度より弱かったことも対ドル中心に円買い戻しを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は11日以来の高値となる1ドル=98円29銭前後から97円54-57銭まで値を下げた。ただ、押し目を買いたい向きも多く、一方的に下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は11日以来の高値となる1ユーロ=129円89銭前後まで上げた反動から、129円ちょうど前後を割り込む場面が見られた。
・ユーロドルは売り一服。米量的緩和縮小への思惑からドル先高観が高まるなか、ユーロ売りドル買いが継続した。株安もリスク資産圧縮目的の売りを誘い、1ユーロ=1.31795ドル前後まで値を下げた。弱い米雇用指標を手掛かりに1.3220-23ドルまで一時買い戻されたが、戻りは限られた。

[2013-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や5月米中古住宅販売件数が市場予想より強い結果となったことを受けて、対ドルで円売りが出たほか、他の通貨に対しても円売りが波及した。もっとも、ダウ平均が380ドル超下落するなど米国株式相場が大幅安となったため、為替相場でも次第にリスク回避目的の円買い外貨売りが優勢となった。
 なお、前週分の新規失業保険申請件数は予想より弱い結果となったものの、反応は限定的だった。

[2013-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日の米国市場で、米国株の大幅下落を手掛かりに円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まった。日本株の下落を見越した円買いも入った。ただ、日米の金融政策の方向性の違いから円売りドル買いが出やすく、円の上値は限られた。市場では「オプション絡みの円売りが出た」との指摘もあった。

[2013-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落した。朝方に一時300円超下落した日経平均が持ち直したうえ、300円を超える上昇となったことで、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売りドル買いが優勢となった。市場では「マクロ系ファンドなどの円売りドル買いが断続的に観測された」との指摘があった。

[2013-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は底堅い。日本株の大幅上昇を手掛かりに円売りが先行したほか、市場では「マクロ系ファンドなどから断続的な円売りドル買いが観測された」との指摘があったが、一巡すると円買い戻しが広がった。欧州株や時間外のダウ先物の失速に伴い円全体が押し上げられたほか、4月カナダ小売売上高や5月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、対カナダドル中心に円買いが強まった(経済指標データ参照:4月カナダ小売売上高の推移グラフ5月カナダ消費者物価指数(CPI)の推移グラフ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円14銭前後まで値を上げたが、前日の高値98円29銭前後を上抜け出来ず、戻り売りに押された。市場では「一目均衡表雲下限の97円93銭前後がレジスタンスとして意識されている」との指摘もあり、97円25銭前後まで下落した。ただ、ニューヨーク勢がドル買いで参入したほか、米ドルカナダドルの上昇を支えに97円87銭前後まで下値が切り上がった。
・ユーロ円は1ユーロ=129円70銭前後まで買いが先行した後、128円40銭前後まで失速した。
・ユーロドルは売り優位。ニューヨーク勢がドル買いで参入した流れに沿って、ユーロ安ドル高が進んだ。前日ニューヨーク時間の高値から下押しした1ユーロ=1.3193ドル前後を下抜けてストップロスを誘発。弱いカナダ経済指標を受けて、米ドルカナダドルが急伸したことも売りを後押しした。前日の安値1.3161ドル前後を下抜け、1.31465ドル前後まで下げ足を速めた。

[2013-06-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州株式相場が失速、さらに高く始まったダウ平均も下げに転じたため、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買い外貨売りが入った。対カナダドルでは4月カナダ小売売上高や5月カナダ消費者物価指数が予想より弱い結果となったことを手掛かりにした円買いも観測された(経済指標データ参照:4月カナダ小売売上高の推移グラフ5月カナダ消費者物価指数(CPI)の推移グラフ)。もっとも、その後にダウ平均が再び持ち直すと円買いの動きも一服。週末を前に市場参加者が減少したため、徐々に値動きは乏しくなったものの、上げ幅を縮めて引けた。
 一方、ドルに対してはもみ合い。株の下落を手掛かりにした円買いドル売りが入った半面、米長期金利の上昇を受けた円売りドル買いも観測され、相場は方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円台後半でのもみ合い。
・ユーロ円は株安を手掛かりに1ユーロ=127円80銭前後まで下落したが、売り一巡後は128円台半ばで下げ渋った。
・ユーロドルは軟調。NY勢の参入とともにドル買いが進んだ流れに沿った。昨日安値の1ユーロ=1.3161ドル前後を下抜けて目先のストップロスを誘発し、一時1.3098ドル前後まで下押し。その後の戻りも1.31ドル台半ばまでと限られた。

[2013-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。自民党が週末の東京都議選に圧勝したことで安倍政権への期待が高まると、日本株高を見越した円売り外貨買いが先行した。米10年債利回りが時間外取引で上昇し、2.57%台を付けたことも円売りドル買いを誘い円全体を押し下げた。なお、高く始まった日経平均は下げに転じたほか、中国株は大幅に下落したものの、相場の反応は限定的だった。

[2013-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。中国株が急落したうえ、日経平均が一時200円超下落したことで、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが入った。時間外の米長期金利が上昇幅を縮小したことを手掛かりに円を買い戻す動きも出た。

[2013-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は底堅い。ナイトセッションの日経平均先物が下げに転じたうえ、欧州株や時間外のダウ先物が下げ幅を拡大。リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いが先行した。ただ、岩田規久男日銀副総裁が「経済・物価のリスクは上下に存在。われわれは対応手段を持っている」「追加緩和手段の基本は国債の買い入れ」と発言したことを受けて、全般円売りで反応した。
 もっとも、対ドル中心にまとまった円買いが持ち込まれると、岩田日銀総裁の発言を手掛かりに円売りを進めた向きが反対売買を迫られ、円買いに拍車が掛かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円75銭前後まで下げた後、98円36銭前後まで持ち直したものの、97円40銭前後まで一転下落した。
・ユーロ円は1ユーロ=128円22銭前後まで売りが先行した後、128円92銭前後まで買い戻されたが、127円57銭前後まで急ピッチで下げた。
・ユーロドルは神経質な値動き。しばらく1ユーロ=1.3110ドル前後で方向感が出なかったが、岩田日銀総裁の発言を受けてドル円が上昇すると、ユーロ売りドル買いが優位に。欧州株やダウ先物が大幅安となったうえ、スペインやイタリアの国債利回りが急上昇したことも嫌気された。市場では「マクロ系ファンドから売りが出た」との指摘があり、200日移動平均線が位置する1.3072ドル前後を下抜けた。一時1.3059ドル前後まで下げ足を速めた。
 その後、ドル円が急落するにつれて1.31ドル台を回復したが、上値では戻り売りが厚く1.3070ドル付近まで失速。売りが一巡すると1.31ドル台に再び乗せるなど、神経質な値動きとなった。オセアニア通貨に対してユーロとドルが同時に売られた影響から、方向感が定まりにくい面もあった。

[2013-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。岩田規久男日銀副総裁が「経済・物価のリスクは上下に存在。われわれは対応手段を持っている」「追加緩和手段の基本は国債の買い入れ」などと発言したことを受けて円売りが先行した。ただ、まとまった円買いドル売りのフローが入ったことをきっかけにその後は全般に円が強含む展開に。ダウ平均が240ドル超下落したことを受けてリスク志向低下を意識した円買い外貨売りも強まった。一方で、急速に円買いが進んだ反動が出たほか、米国株が下げ幅を縮めたことを受けて円全体が徐々に押し下がった。

[2013-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。前日の米国株の下落を手掛かりに円を買い戻す動きが先行したものの、日経平均が150円超上昇すると円買い圧力は後退。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に絡んだ円売りドル買いが出たほか、市場では「米系証券の円売りドル買いが観測された」との指摘があった。ただ、中国株式市場で上海総合指数が3%超下落すると、再び円を買う動きが強まった。午後の日経平均が下げに転じ、170円超下落したことも円買い外貨売りを誘った。

[2013-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。「中国人民銀行と銀行業監督管理委員会など金融監督当局が上海市で会合を開く」との報道をきっかけに、中国株が急速に下げ幅を縮小。円は上値が重くなる場面があった。ただ、欧州勢が加わる時間帯に入ると、時間外の米長期金利の低下などをながめ円買いドル売りがじわりと強まった。

[2013-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。時間外の米長期金利の低下に伴い、対ドルで円買いが先行。他の通貨に対しても円買いが波及した。ただ、米長期金利が低下幅を縮小したため、円買いドル売りは一服したほか、欧州株や時間外のダウ先物の上昇を背景に持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。
 5月米耐久財受注額が予想を上回ったことがわかると、米長期金利が上昇に転じるとともに円売りドル買いが強まった。株価の上げ幅拡大も円全体を押し下げた(経済指標データ参照:5月米耐久財受注額の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=97円21銭前後を下抜けてストップロスを巻き込み、96円95銭前後まで下げ足を速めた。ただ、21日の安値96円86銭前後が下値の目処として意識されると、97円74-77銭まで持ち直した。ユーロ円は1ユーロ=127円31銭前後と前日の安値127円28銭前後に接近した後、128円台を回復する場面が見られた。
・ユーロドルは下げ渋り。しばらく1ユーロ=1.3130ドル前後で方向感が出なかったが、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「経済見通しは依然として緩和的な金融政策スタンスを正当化する」と発言したことが嫌気され、やや売りに押された。また、強い5月米耐久財受注額を受けて全般ドル買いが優位に。アジア時間の安値1.3109ドル前後を下抜け、1.30835ドル前後まで下げ足を速めた。
 ただ、200日移動平均線が位置する1.3072ドル前後がサポートとなったほか、株価の上げ幅拡大が支えとなり1.31ドル台を回復した。

[2013-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。5月米耐久財受注額をはじめ本日発表された米経済指標が相次いで市場予想を上回ったことで米10年債利回りが上昇。日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが強まった。
 一方、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となったため、総じて方向感に乏しい動きとなった。引けにかけてダウ平均が150ドル超上昇した場面では投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが入る場面も見られた。

[2013-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は持ち直した。前日の米国株の上昇を手掛かりに円売り外貨買いが先行したものの、そのあとは円を買い戻す動きが優勢となった。中国株が下落し、日本株も失速したため投資家がリスク回避姿勢を強めた。市場では「関係者が注目した上海株が軟調に推移しており、投資家の落胆ムードを誘っている」との声が聞かれた。

[2013-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均が100円超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。損失覚悟の円買い注文を巻き込むと上昇に弾みが付いた。ただ、夕刻にかけては伸び悩む展開に。欧州株相場が堅調に推移したほか、ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことが円の重しとなった。

[2013-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は欧州通貨やドルに対して底堅い。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「例外的な金融政策からの出口は依然として遠い」「金融政策は予見できる将来において緩和的な姿勢を維持する」と発言したことを受けて、対ユーロ中心に円買いが先行した。ただ、ユーロドルの下落を支えに円売りドル買いが進んだほか、ナイトセッションの日経平均先物の210円高を背景に持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。もっとも、1-3月期米国内総生産(GDP)確定値が予想を下回ったことがわかると、米長期金利の低下幅拡大とともに円買いドル売りが強まり、全般円買いが再開した。
 一方、円はオセアニア通貨やカナダドルに対して上値が重い。オセアニア通貨やカナダドルに対してユーロやドルが売られると同時に円売りが散見された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円50銭前後でのもみ合いから97円87-90銭まで買い戻された後、97円33-36銭まで失速した。ただ、欧州時間に付けた日通し安値97円32銭前後が下値の目処となり、売りは一服した。ユーロ円は1ユーロ=126円99銭前後まで下落した後、127円47-52銭まで買い戻されたが、127円00-05銭まで再び下げた。
・ユーロドルは下げ渋り。ドラギECB総裁の発言を手掛かりに売りが先行した。バリアオプションが観測されていた1ユーロ=1.3050ドル前後を下抜けるとストップロスを巻き込み、1.3014ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、1-3月期米GDP確定値が予想を下回ったため、1.3053-56ドルまで買い戻しが進んだ。

[2013-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。米商務省が26日発表した1-3月期の米国内総生産(GDP)確定値が市場予想を下回る結果となったことで、米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが強まるとその他の通貨に対しても円買いが波及した。ノワイエ・フランス中銀総裁が「欧州中央銀行(ECB)は必要に応じて行動する用意がある」と発言し、対ユーロで円が強含むとさらに円全体を押し上げた。もっとも、ダウ平均が引けにかけて底堅く推移したため、リスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが強まった。

[2013-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本株や中国株の上昇をながめ円売り外貨買いが先行。市場では「外貨建て投信の新規設定に伴う円売りユーロ買いが出た」との指摘があり円全体の重しとなった。半面、円の下値では国内輸出企業の円買いドル売り注文が観測されており、相場を下支えした。

[2013-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。新規材料難から様子見ムードが広がり、しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いた。ただ、日経平均が高値引けとなったことで、投資家のリスク回避姿勢が後退すると円を売る動きが広がった。市場では「ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに絡んで、外貨建て投信の新規設定に伴う円売り外貨買いが入った」との指摘があった。

[2013-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は戻りが鈍い。市場では「ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに絡んで、外貨建て投信の新規設定に伴う円売り外貨買いが入った」との指摘があったが、一巡すると持ち高調整の円買い戻しが入った。前週分の新規失業保険申請件数が34万6000件と市場予想平均の34万5000件程度より若干弱かったことがわかると、対ドル中心に円買いが強まった(経済指標データ参照:アメリカ新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
 ただ、結果は市場予想の範囲内との見方もあり、円買いは長続きしなかった。欧州株や時間外のダウ先物、ナイト・セッションの日経平均先物が上げ幅を拡大すると、投資家のリスク許容度が改善し、一転円売りが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円37銭前後まで値を上げた後、98円15銭前後で方向感を欠いたが、弱い米雇用指標を受けて97円82-85銭まで下押しした。ただ、直後には買い戻しが入り、98円32-35銭まで再び上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=128円07銭前後まで値を上げた後、127円51-56銭まで失速したが、128円17銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルはもみ合い。1-3月期英国内総生産(GDP)確定値は前期比0.3%増、前年同期比0.3%増と前年同期比で予想を下回った(経済指標データ参照:1-3月期英国内総生産(GDP)の推移グラフへ)。ポンドドルの売りが加速するにつれて、1ユーロ=1.3014-17ドル前後まで値を下げた。ただ、ユーロポンドが同時に買われた影響から下値は限られ、1.3043ドル前後まで持ち直した。その後は円絡みの取引が中心となり、総じて1.3030ドル前後で方向感が出なかった。

[2013-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。5月米住宅販売保留指数が市場予想を上回る結果となったことで米10年債利回りが低下幅を縮小。日米金利差拡大が意識されドルに対して円が弱含んだ。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いが入った」との指摘があったほか、ダウ平均が底堅く推移したことをながめドルを中心に全般円売りが強まった。
 なお、前週分の米新規失業保険申請件数が若干弱い結果となったことで発表直後に円買いが進む場面があったが、市場予想の範囲内であったことから反応は一時的だった。
 一方で、ポンドに対してはもみ合い。株高を背景に円安が進んだため上値が重かった。半面、1-3月期英GDP確定値が前年比で弱い結果となりポンドが売られやすい地合いとなったため総じて方向感を欠いた。

[2013-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。前日の米国株の上昇を手掛かりに円売り外貨買いが先行。日経平均が400円超上昇すると、投資家のリスク志向が改善し一段と円を売る動きが強まった。市場では「外貨建て投信の新規設定に伴う円売り外貨買いが出るとの期待から円安が進んでいる」との指摘もあった。

[2013-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は安値圏でもみ合い。日本株の急伸を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円を売る動きが出たほか、市場では「ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに絡んで、外貨建て投信の新規設定に伴う円売り外貨買いが出た」との指摘があった。半面、月末・四半期末を迎えた日本の輸出企業の円買いが入り相場を下支えした。

[2013-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して下げ渋り。市場では「月末のリバランスに絡んだユーロ買いポンド売りが活発化した」と指摘があり、つれる形で円売りユーロ買いが進んだ。ただ、ナイトセッションの日経平均先物や欧州株、時間外のダウ先物が下落した影響から、円買い戻しが入り下値が切り上がった。
 一方、円はオセアニア通貨に対して堅調。しばらく安値圏でのもみ合いが続いたが、オセアニア通貨に対してユーロ買いが強まると同時に円が買われた。株安も円買い戻しを後押しした。
 なお、円はその他の通貨に対してもみ合い。「期末に絡んだ円売りドル買いが断続的に観測された」との声が聞かれ、他の通貨に対しても円売りが先行した。その後は株安に伴う円買いが入った半面、米長期金利の急上昇をながめ対ドル中心に円売りが出るなど方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円14銭前後まで値を上げた。ただ、前回の日銀金融政策決定会合時の高値となる10日の99円29銭前後に上値を抑えられると、99円ちょうど前後で神経質な値動きとなった。
・ユーロ円は1ユーロ=129円62銭前後まで値を上げた後、129円22-27銭まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは上げ幅縮小。対ポンド中心にユーロ買いが優位となった流れに沿って、1ユーロ=1.3103ドル前後まで値を上げた。ただ、1.31ドル台での滞空時間が短く、上値の重さが嫌気されたほか、米長期金利の急上昇が全般ドル買いを誘い、1.3060ドル付近まで失速した。

[2013-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。6月米ミシガン大消費者態度指数確報値が市場予想を上回ったことを受けて円安ドル高が進行。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んでドル買いが強まった」との指摘があったほか、米10年債利回りが上昇したことを受けて日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも入った(経済指標データ参照:米ミシガン大消費者態度指数確報値の推移)。
 一方、ユーロやオセアニア通貨に対しては強含み。フィキシングに絡んだドル買いや米長期金利の上昇を背景に対ドルでユーロ安・オセアニア通貨安が進んだため、円に対しても弱含む展開となった。
 【 通貨ペア 】
・目先の上値目処として意識されていた10日の高値1ドル=99円29銭前後を上抜け、一時99円45銭前後と6日以来の高値をつけた。買いが一巡するとその後は99円台前半でもみ合いとなった。
・ユーロ円は1ユーロ=129円65銭前後まで上昇した後128円93-98銭まで売りに押された。
・ユーロドルは一転下落。月末に絡んだユーロ買いポンド売りが支えとなり、1ユーロ=1.3103ドル前後まで上昇したものの、その後は一転して売りが優勢に。米10年債利回りが急上昇したほか、強い6月米ミシガン大消費者態度指数確報値をきっかけとして全般ドル買いが進んだ。前日の安値1.3000ドル前後を下抜け、一時1.2991ドル前後まで売り込まれた。もっとも、一目均衡表雲の上限が位置する1.2993ドル前後や26日の安値1.29845ドル前後がサポートとなり下げ渋った。

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