為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年8月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年8月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年8月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-08-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。7月ADP全米雇用報告や4-6月期米国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことを受けて、米10年債利回りの急上昇とともに円売りドル買いが優勢に。ダウ平均が史上最高値を更新したことも円売りを後押しした。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で住宅ローン金利の上昇に言及したことで「FRBが金利上昇に警戒感を抱いている」と市場では受け止められ、米長期金利が急低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった。
 一方、ユーロに対しては軟調。米経済指標発表後にドルに対して円売りが進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが先行。市場では「月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円売りユーロ買いが入った」との指摘があったほか、米国株の上昇を背景に投資家のリスク許容度拡大が意識され円安ユーロ高が進んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年8月 発言・ニュース

[2013-08-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。7月ADP全米雇用報告や4-6月期米国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことを受けて、米10年債利回りの急上昇とともに円売りドル買いが優勢に。ダウ平均が史上最高値を更新したことも円売りを後押しした。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で住宅ローン金利の上昇に言及したことで「FRBが金利上昇に警戒感を抱いている」と市場では受け止められ、米長期金利が急低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった。
 一方、ユーロに対しては軟調。米経済指標発表後にドルに対して円売りが進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが先行。市場では「月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円売りユーロ買いが入った」との指摘があったほか、米国株の上昇を背景に投資家のリスク許容度拡大が意識され円安ユーロ高が進んだ。

[2013-08-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売られた。豪利下げ観測がくすぶるなか、円買い豪ドル売りが先行すると、他の通貨に対しても円が買われた。市場では「米系短期筋から円買いドル売りが観測された」との声もあった。
 ただ、7月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことがわかると、円売り豪ドル買いが強まった。日経平均株価の上げ幅拡大に伴い、投資家のリスク志向改善を意識した円売りも活発化。「マクロ系ファンドや国内信託銀行から円売りドル買いが持ち込まれた」との指摘も聞かれた。

[2013-08-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価が引けにかけて330円超上昇し、投資家がリスクを取りやすくなるとして円が売られた。市場では「米系証券など海外勢から断続的な円売りドル買いが持ち込まれた」との指摘があった。ただ、主要通貨に対してドル買いが強まるとともに円が買われ下値が切り上がった。

[2013-08-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外のダウ先物の上昇を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが先行。対ポンドでは、7月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことを材料に円売りが出た。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、円売りドル買いが活発化し円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。22時過ぎに一時本日高値となる1ドル=98円97銭前後まで値を上げた。
・ポンド円はしっかり。英経済指標が予想以上に改善したことから円売りポンド買いが先行。イングランド銀行(英中央銀行)が政策の現状維持を決めたと伝わると、ポンド買いが加速し一時1ポンド=150円50銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。米雇用指標の改善をきっかけに全般ドル買いが強まると一時1ユーロ=1.31935ドル前後まで値を下げたものの、そのあとは次第に強含んだ。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は理事会後の記者会見で「金利は長期に渡り現行水準かそれを下回る水準にとどまる」などと発言。低金利政策の長期化を改めて表明したものの、利下げについては言及しなかった。欧利下げ観測が後退し、ユーロを買い戻す動きが広がった。なお、前回7月4日の理事会では利下げに関して幅広い協議をしている。

[2013-08-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。前週分の米新規失業保険申請件数や7月米ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことを受けて米10年債利回りが急上昇。日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが活発化するとその他の通貨に対しても円売りが広がった。欧州株や米国株が堅調に推移したことをながめ、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いも入り円全体を押し下げた。

[2013-08-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価が270円を超す上げ幅となり、投資家のリスク選好度の高まりを意識した円売りが広がった。ただ、今晩に7月米雇用統計の発表を控えて利益確定の円買いも見られ、方向感が定まらなかった。

[2013-08-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。今晩に7月米雇用統計の発表を控えて、利益確定の円買いがやや強まった。ただ、日経平均株価が引けにかけて460円を超す上げ幅に。投資家のリスク志向が高まる形で円売りが広がった。

[2013-08-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は下げ幅を縮めた。日本株の大幅上昇を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りが先行。時間外の米長期金利が上昇すると、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが進んだ。
 ただ、7月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想ほど増えなかったことが分かると、米金利が急低下。円売りドル買いポジションを解消する動きが広がり円全体を押し上げた(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に一時本日高値となる1ドル=99円95銭前後まで値を上げたものの、米雇用統計発表後に急落。21時40分過ぎに一時98円92銭前後まで売り込まれた。
・豪ドル円は21時30分過ぎに一時1豪ドル=89円10銭前後と日通し高値を付けたものの、その後失速。豪ドル先安観が強まるなか、ドル円の下落につれた売りが出て一時88円38銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは持ち直した。ドル円の上昇に伴ってユーロ売りドル買いが先行。21時30分前に一時1.3190ドル前後とアジア時間に付けた日通し安値に面合わせした。ただ、米雇用者数が予想を下回ったことが分かると、全般ドル売りが強まった流れに沿って一時1.32845ドル前後と日通し高値を付けている。

[2013-08-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は上昇。米10年債利回りの上昇を手掛かりに日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが先行した。ただ、7月米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことを受けて米長期金利が急低下すると、一転して円買いドル売りが優勢に。6月米製造業新規受注が弱い内容だったことも円高ドル安を後押しし、円全体を押し上げた(経済指標データ参照:米製造業新規受注の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円95銭前後まで上昇したものの、7月米雇用統計発表後に急落した。目先のストップロスを誘発し、一時98円66銭前後まで下げ幅を広げた。
・豪ドル円は1豪ドル=89円10銭前後まで上昇したが、豪利下げ観測が高まるなか豪ドル先安観から売りが進んだ。引け前には87円91銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは買い戻し。米長期金利の上昇を背景にドル買いが強まった影響を受けて、1ユーロ=1.3188ドル前後まで値を下げた。もっとも、米雇用統計後にドル売りが進んだ流れに沿って、1.32945ドル前後まで買い戻された。

[2013-08-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。NZ乳業大手フォンテラが3日、「製品の中にボツリヌス中毒を引き起こす可能性のあるバクテリアが見つかった」と発表。「中国やロシア、タイがNZの乳製品の輸入を中断している」との報道も伝わり、早朝取引で円買いNZドル売りが先行した。
 ただ、本日は週明けの5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りドル買いが散見されたほか、市場では「米カストディアン系銀行から円売りドル買いが入った」との指摘もあり、他の通貨に対しても円がやや売られた。
 もっとも、6月豪小売売上高が予想を下回ったことがわかると、対豪ドル中心に円買いが強まる展開に。日経平均株価の220円超安も円買い要因とみなされ、底堅く推移した。

[2013-08-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。手掛かり材料に乏しく方向感のない取引が続いていたが、日経平均株価が引けにかけて240円超下落するとリスク回避的な円買いが強まった。市場では「欧州勢から円買いが持ち込まれた」との指摘もあった。ただ、さらに円買いを進める材料も見当たらず、持ち高調整の円売りに上値を抑えられた。7月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことがわかると、円売りポンド買いが強まった。

[2013-08-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。日本株の大幅下落を材料に欧州勢が円買いで参入したほか、欧州株が下げに転じたことも円の支援材料となった。ただ、さらに円買いを進める材料も見当たらず、そのあとは持ち高調整目的の円売りに上値を抑えられた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下げ渋り。欧州勢参入後に一時1ドル=98円28銭前後まで値を下げたものの、そのあとはポジション調整に伴う円売りドル買いが出て98円台半ばまで値を戻している。
・ポンド円は下値が堅かった。夕刻に一時1ポンド=150円34銭前後と日通し安値を付けたものの、7月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことが分かると151円台半ばまで持ち直した(経済指標データ参照:英サービス業購買担当者景気指数(PMI)の推移グラフへ)。
・ユーロドルは頭が重かった。仏サービス部門PMI改定値が予想を上回ったことが好感されて一時1ユーロ=1.3301ドル前後まで上げたものの、1.33ドル台では戻り売り意欲が旺盛で徐々に上値を切り下げた。欧州株の失速や米長期金利の上昇を材料に、全般ドル買いが進んだ影響も受け一時1.3243ドル前後まで値を下げた。

[2013-08-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。米長期金利の上昇で日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが先行。7月米ISM非製造業指数が予想より強い結果となったことで全般にドル買いが進んだ影響も受けた。もっとも、その後は徐々に下値を切り上げる展開に。米長期金利の上昇が一服したほか、米国株式相場がさえない動きとなったことで、徐々にリスク回避目的の円買いが優勢となった。途中、円が戻り売りに押される場面も見られたものの、円安を促す材料を欠いたこともあって、円売りの動きは一時的だった。
 他の通貨に対しても円は底堅い動き。一時的に円売り外貨買いが進む場面も見られたが、株安など手掛かりにした円買いも根強く、下値は堅かった。

[2013-08-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価が次第に下げ幅を拡大し220円超下落したため、リスク回避姿勢を強めた投資家が円の買い戻しに動いた。市場では「英系金融機関から円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、「国際テロ組織アルカイダの最高指導者ザワヒリ氏がイエメンの関連組織にテロ攻撃を指示した」との報道も円買いドル売りを後押ししたようだ。

[2013-08-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。午前に220円超下落していた日経平均株価は午後にかけてプラス圏に浮上し、140円超上昇して取引を終えた。投資家のリスク許容度が改善し、朝方からの円高進行に対する持ち高調整の円売りが活発化した。
 オーストラリア準備銀行(RBA)は6日、市場の予想通り政策金利を2.75%から2.50%に引き下げることを決めたと発表。声明では「豪ドルは4月初旬から 15%程度下がったが、引き続き高い水準にある」「為替レートは時間とともに一段と下落する可能性」「引き続き見通しを評価し、必要に応じて政策を調整する」などの見解が示された。豪ドル一段安の可能性が示されたものの、利下げ余地への言及がなかったとして全般豪ドル買いが膨らみ、円安豪ドル高が加速した。
 また、6月英鉱工業生産や6月英製造業生産が予想を上回ったことを手掛かりに、円売りポンド買いが目立った。

[2013-08-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は下値が堅かった。対豪ドルやポンドで円売りが先行すると他の通貨に対しても円売りが波及。イタリアやドイツの経済指標が予想より良好な内容となったことが分かると、ユーロに対しても円売りが進んだ。ただ、対ドルで円買いが進むと全般円を買い戻す動きが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時前に一時1ドル=98円58銭前後まで値を上げたものの、市場では「一目均衡表雲の上限が位置する98円76銭前後が上値の目処となる」「99円ちょうどより上の水準には国内輸出企業の売り注文が並んでいる」との指摘があり、徐々に上値が重くなった。
・ポンド円は上げ幅を縮小。6月英鉱工業生産や6月英製造業生産が予想を上回ったことを手掛かりに、円売りポンド買いが先行し一時1ポンド=151円44銭前後まで上げたもののその後失速した。前日の高値151円51銭前後がレジスタンスとして働いた面もあり、150円台半ばまで下押ししている(経済指標データ参照:英鉱工業生産の推移グラフへ英製造業生産の推移グラフへ)。
・ユーロドルは底堅い動き。4-6月期イタリア国内総生産(GDP)速報値や6月独製造業新規受注が予想より強い内容となったことからユーロ買いドル売りが先行。対ポンドや豪ドルでドル売りが活発化した影響も受けて、一時1ユーロ=1.3306ドル前後まで値を上げた。

[2013-08-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。欧米株式相場が軟調に推移したことを受けて、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが広がった。また、原油や金など商品相場が下落したことも対資源国通貨での円買いを誘った。一方、NZドルに対しては上値の重い動き。株安を手掛かりに買いが先行したものの、対ドルでNZドルの買い戻しが進むと、円もNZドルに対して徐々に上値が重くなった。
 なお、6月米貿易収支は342億ドルの赤字と5月改定値から赤字幅が縮小、市場予想平均よりも赤字額は小さかったものの、相場への反応は限定的だった。

[2013-08-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日本株の下落が見込まれるなか、仕掛け的な円買いが先行するとストップロスを断続的に誘発した。日経平均株価の380円超安もリスク回避目的の円買いを後押しした。ただ、前日海外時間から急速に円高が進行したこともあり、持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。市場では「日銀による指数連動型上場投資信託受益権(ETF)買い入れで日本株が下げ幅を縮小するとの思惑から円売りが出た」との声も聞かれた。

[2013-08-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優勢。日経平均株価が引けにかけて570円超下落すると、投資家が「リスクオフ」の動きを強め円買いが加速した。欧州株や時間外のダウ先物の下落を背景に、欧州勢からも円買いも見られた。市場では「夏季休暇入りしている市場参加者が多く、流動性が低下するなかで一方的な動きとなった」との指摘もあった。

[2013-08-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。日本株の大幅下落や欧州株安を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円を買い戻す動きが広がった。時間外のダウ先物が軟調に推移したことも円の支援材料。ただ、対ポンドやユーロで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及。円は伸び悩む場面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時6月20日以来の安値となる1ドル=96円65銭前後まで値を下げた。もっとも、ポンド円などの上昇につれた買いが入ったほか、市場では「日本の輸入企業の円売りドル買いが出た」との声が聞かれ一時97円35銭前後まで戻す場面もあった。
・ユーロ円は戻りが鈍かった。17時前に一時1ユーロ=128円56銭前後と日通し安値を付けたあとはユーロドルの上昇に伴う買いが入り129円台半ばまで持ち直した。独経済指標の改善も相場の支え。ただ、そのあとはドル円の下落につれた売りなどが出て、再び弱含んでいる。
・ポンド円はしっかり。イングランド銀行(BOE)が四半期ごとの物価報告(インフレリポート)でフォワードガイダンスの導入を発表すると、一時1ポンド=147円62銭前後まで売り込まれたもののすぐに持ち直した。カーニーBOE総裁が「政策スタンスは経済状況次第」「長期に渡る低金利は安定性のリスクがある」と発言すると、一転ポンドを買い戻す動きが広がった。20時前に一時150円70銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは乱高下。ユーロ円の下落や株安を材料にユーロ売りドル買いが先行し、一時1ユーロ=1.3266ドル前後まで値を下げた。ただ、ポンドドルの上昇や6月独鉱工業生産が予想を上回ったことが好感されると買い戻しが優勢に。前日の高値1.33235ドル前後を上抜けて、一時1.3325ドル前後まで値を上げた。そのあとはユーロポンドが急落した影響を受けて1.3300ドルを割り込む場面もあった。

[2013-08-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。欧米株式相場が軟調に推移したため、リスク回避目的の円買い外貨売りが優勢だった。対ドルでは米長期金利の低下を手掛かりにした円買いも進んだ。
 一方、オセアニア通貨に対しては売りが先行。対ドルでオセアニア通貨買いが進んだ影響を受けて、円売りオセアニア通貨買いが入った。もっとも、売り一巡後は株安を背景に徐々に下値を切り上げた。
 なお、ピアナルト米クリーブランド連銀総裁は「債券買い入れ縮小の準備を整えるべき」「極めて緩和的な金融政策は適切」などの見解を示したが、相場への反応は限定的だった。

[2013-08-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。市場では「本邦機関投資家から断続的な円売りドル買いが観測された」「米マクロ系ファンドから円売りドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれたほか、日経平均株価の200円超高が円売り要因とみなされた。
 ただ、7月豪雇用統計で新規雇用者数が1万200人減と市場予想平均の6000人増を下回ったことがわかると、対豪ドル中心に円が買い戻される展開に。日銀は7-8日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。市場予想通りの結果となったが、円買いで反応する場面もあった。
 もっとも、円の上値では戻りを売る動きが見られた。7月中国貿易収支は178億2000万ドルの黒字と市場予想の269億ドル程度の黒字を下回ったが、7月中国輸入が10.9%と市場予想の1.0%を大幅に上回った。7月中国輸出も予想を上回ったため、同国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対して円売りが再開した。

[2013-08-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。200円超上昇した日経平均株価が下げに転じ、270円近く下落すると、投資家が「リスクオフ」の動きを強め円買いが加速した。一巡後は手掛かり材料に乏しく、高値圏での持ち高調整が続いた。
 黒田東彦日銀総裁は8日、金融政策決定会合後の定例記者会見で「何か大きなことが起こったら当然適切な政策を取る」と発言したが、市場の反応は薄かった。

[2013-08-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。日本株の大幅下落などを背景に投資家心理が悪化し円買い外貨売りが入った。半面、欧州株が堅調に推移しているため、一方的に円買いが強まる展開にはならなかった。対ドルでは、1ドル=96円ちょうどに設定されているバリアオプションに絡んだ円売りが出て相場の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は安値圏でもみ合い。22時前に一時6月19日以来の安値となる1ドル=96円05銭前後まで値を下げたものの、96円ちょうどのバリアオプションに絡んだ防戦買いに下値を支えられた。
・ユーロ円もドル円と似た動き。1ユーロ=128円台半ばから後半でのレンジ取引が続いている。
・ユーロドルは欧州勢がユーロ買いドル売りで参入すると一時6月19日以来の高値となる1ユーロ=1.3370ドル前後まで値を上げた。ただ、1.33ドル台後半に観測されている売り注文に上値を抑えられると、1.3339-42ドルまで下押しした。もっとも、欧州株高などを手掛かりにユーロ買いドル売りが入ると徐々に下値が堅くなった。米長期金利の低下に伴うユーロ買いドル売りも入った。

[2013-08-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。ダウ平均が軟調に推移したことを受けて、リスク回避の円買い外貨売りの動きが先行した。ドルに対しては米長期金利の低下を手掛かりにした円買いも入った。
 もっとも、ダウ平均が持ち直すと徐々に円は上げ幅を縮小。足もとで円買いが進んでいた反動もあって、その後も売りに押される展開が続いた。
 なお、前週分の新規失業保険申請件数は予想よりわずかに強い結果となったが、相場への反応は限られた。

[2013-08-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。前日NY時間中盤から円売りが優位となった流れを引き継いだ。本日は週末の実質5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りドル買いが意識されたほか、市場では「欧州系や英系銀行の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれた。日経平均株価の150円近い上昇も円売り要因となった。
 ただ、その後の日経平均株価はマイナス圏に転落。「14時30分発表の7月中国鉱工業生産がさえない結果となる」との噂から上海総合指数も下げ足を速めたため、円買い戻しが強まった。

[2013-08-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。「14時30分発表の7月中国鉱工業生産がさえない結果となる」との噂から上海総合指数が下げ足を速め、リスク回避的に円が買われていた。ただ、7月中国鉱工業生産が前年同月比9.7%増と市場予想平均の8.9%増を上回ったことがわかると、日経平均株価や上海総合指数がプラス圏に浮上。投資家のリスク許容度が改善し、円売りが広がった。もっとも、小高く始まった欧州株が伸び悩んだこともあり、円売りは一服した。

[2013-08-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物が140円下落したほか、時間外のダウ先物が軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が意識され、円買い外貨売りが入った。7月カナダ雇用統計が予想より悪化し、対カナダドルで円買いが強まったことも円全体を押し上げる要因となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の安値1ドル=96円33銭前後を下抜けて、一時96円24銭前後まで値を下げた。
・カナダドル円は22時過ぎに一時本日安値となる1カナダドル=93円01銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルはじり安。ユーロ円の下落につれた売りが出たほか、米ドルカナダドルの上昇に伴うユーロ売りドル買いが出て22時過ぎに一時1ユーロ=1.3350ドル前後まで下げた。

[2013-08-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は高安まちまち。ダウ平均が一時150ドル超下落するなど軟調に推移したため、欧州通貨などに対してはリスク回避目的の円買いが優勢となった。ドルに対しては米長期金利の低下を受けて、日米金利差縮小を意識した買いも入った。
 一方、資源国通貨に対してはさえない。対ドルで豪ドルやNZドルが上昇した影響から、円もオセアニア通貨に対しては売りに押された。また、カナダドルに対しては7月カナダ雇用統計が弱い結果となったため、買いが先行。もっとも、原油など商品相場の上昇を手掛かりに資源国通貨買いが強まると、円もカナダドルに対して徐々に上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4時30分過ぎに1ドル=96円13銭前後まで下落。
・カナダドル円は弱いカナダ指標を受けて1カナダドル=93円01銭前後まで下押ししたが、その後は買い戻しが優勢に。欧州時間に付けた高値の93円86銭前後に迫る水準まで買い戻された。
・ユーロドルは軟調。オセアニア通貨などに対してユーロ売りが進んだ影響から、1ユーロ=1.3333ドル前後まで下落した。もっとも、昨日安値の1.3328ドル前後が意識されたことで、引けにかけては下げ渋った。

[2013-08-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。4-6月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことから、日本株の下落を警戒した円買いが先行したものの上値は重かった。一時は180円超下落した日経平均が持ち直したため、円買いを進めていた海外短期勢が反対売買を迫られた。安倍晋三首相が「(4-6月期GDPについて)順調に景気は上がってきている」「秋に成長戦略を実行し、景気や経済に力を入れたい」などと述べたと伝わると、円売りが活発化した。

[2013-08-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含んだ。新規材料難からしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、欧州勢が加わる時間帯に入ると値を下げた。市場では「上値が重いと判断した欧州勢が円売りドル買いに動いた」との声が聞かれ、円全体を押し下げた。

[2013-08-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。ニューヨーク勢の参入とともに対欧州通貨でドル買い圧力が高まると、つれる形で円売りドル買いが進んだ。ただ、米長期金利が低下に転じたため長続きせず、円買い戻しが入った。もっとも、新規の手掛かり材料に乏しく、総じて方向感のない取引となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=96円90銭前後まで値を上げたが、前週末の高値96円98銭前後に上値を抑えられると96円60銭付近まで失速した。
・ユーロ円は1ユーロ=128円65銭前後でのもみ合いから128円35-40銭まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。1ユーロ=1.3300ドル前後での持ち高調整が続いていたが、ニューヨーク勢が売りで参入すると1.3278ドル前後まで値を下げた。なお、市場では「1.3250ドルから1.3200ドルにかけて買い注文が並んでいる」との指摘があった。

[2013-08-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州時間まで円売りが進んでいた反動もあって、NY勢の参入とともに円の買い戻しが入った。ダウ平均がさえない動きとなったことも、リスク回避目的の円買いにつながった面がある。もっとも、引けにかけてダウ平均が買い戻されると円は徐々に上値を切り下げる展開に。主要な米経済指標の発表がなかったこともあって、全般に動意が薄いなか、値が振れやすかった。

[2013-08-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。「安倍晋三首相が法人税の実効税率の引き下げを検討するよう関係府省に指示した」との報道を手掛かりに、日本株の上昇を期待した円売りが先行。日経平均が200円超上昇すると、投資家のリスク志向が改善し円売りが活発化した。市場では「欧米金融機関の円売り外貨買いが観測された」との声も聞かれた。

[2013-08-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均が300円を超える上昇となったことで、投資家のリスク許容度が拡大し円売り外貨買いが優勢となった。欧州勢が加わる時間帯になると、欧州株高を手掛かりに円を売る動きが活発化した。

[2013-08-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は軟調。法人税減税への期待から日本株高とともに円売りが活発化したアジア市場の流れを引き継いだ。「安倍晋三首相の経済政策『アベノミクス』への期待を背景にロンドン勢が円売りドル買いを進めている」と指摘する市場関係者がいたほか、欧州株の上昇も円売り要因とみなされた。
 7月米小売売上高(季節調整済み)は前月比0.2%増と市場予想平均の前月比0.3%増を下回った。ただ、前月分が0.4%増から0.6%増に上方修正されたうえ、自動車を除く米小売売上高が0.5%増と市場予想の0.4%増を上回った。米長期金利の上昇幅拡大とともに全般ドル買いで反応し、円安ドル高がさらに進んだ(経済指標データ参照:7月米小売売上高(季節調整済み))。ただ、対欧州資源国通貨ではドルが買われると同時に円買い戻しが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円26銭前後と6日以来の高値を更新した。なお、市場では「98円30銭より上の水準には本邦輸出勢などの売り注文が並んでいる」との声が聞かれた。
・ユーロ円は1ユーロ=130円45銭前後まで値を伸ばした後、130円04-09銭まで失速した。
・ユーロドルは戻りが鈍い。ドル円の上昇につれたユーロ売りドル買いで、1ユーロ=1.3281ドル前後まで値を下げた。ただ、前日の安値1.32775ドル前後が下値の目処として意識されると、8月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことを好感して1.33165ドル前後まで持ち直した。もっとも、ドル円の堅調地合いが継続した影響から上値が限られると、米小売売上高発表後に全般ドル買いが優位に。前日の安値1.32775ドル前後を下抜けてストップロスを巻き込み、1.3246ドル前後と6日の安値に面合わせした。

[2013-08-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。小高く始まったダウ平均がマイナス圏に沈み、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、円買い外貨売りの動きが先行した。もっとも、ダウ平均がその後にプラス圏を回復すると、円も次第に上げ幅を縮小。7月米小売売上高の発表後に米長期金利が上昇幅を広げたことで、対ドルで円売りが強まり、その他の通貨に対しても円売りの動きが波及した。ロックハート米アトランタ連銀総裁が「9月の資産買い入れ縮小の可能性を排除しない」「現在のインフレ状況を踏まえて、小幅な緩和縮小を検討する可能性」などと発言したことも、米長期金利の上昇につながった面があった。
 なお、米商務省が発表した7月米小売売上高(季節調整済み)は市場予想より弱い結果となったものの、前月分は上方修正されたほか、自動車を除いた数値も予想より強かった。

[2013-08-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。前日の米国市場で、米長期金利の上昇を背景に円売りドル買いが強まった流れを引き継いで安く始まった。ただ、一時は100円超上昇した日経平均が下げに転じると徐々に強含んだ。市場では「欧米金融機関や米系証券の円買いドル売りが観測された」との声も聞かれた。

[2013-08-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均が下落した場面では円買いが入ったものの、株価が持ち直すと円を売る動きが出た。ただ、円の下値では国内輸出企業などの円買いが観測されており、円売りの勢いも長く続かなかった。

[2013-08-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は対ポンドや資源国通貨で軟調。7月英雇用統計で失業者数が前月比2万9200人減と市場予想平均の前月比1万5000人減より強かったほか、失業率も4.3%と市場予想平均の4.4%より強く、対ポンド中心に円売りが広がった。
 一方、円はユーロやスイスフランに対して強含み。ユーロなどに対してポンドや資源国通貨が買われると同時に円買いが進んだ。4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は予想を上回ったが、市場の反応は薄かった(経済指標データ参照:7月英雇用統計で失業者数4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値)。
 なお、円はドルに対してもみ合い。ポンド絡みの取引が中心となり、動意に欠ける取引が継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円20銭前後でのもみ合いに終始した。市場では「98円50銭前後より上の水準には売り注文、97円85銭前後より下の水準には買い注文が並んでおり、方向感が出づらい」との指摘があった。
・ポンド円は1ポンド=152円51銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロドルは下げ渋り。ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落に押され、1ユーロ=1.32395ドル前後まで値を下げたが、前日の安値1.3233ドル前後に下値を支えられた。7月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、米長期金利が低下すると全般ドル売りで反応。一時1.3266-69ドルまで値を戻した。

[2013-08-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。対ドルでは7月米卸売物価指数(PPI、季節調整済み)が市場予想を下回ったことを受けて米長期金利が低下し、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが入った。もっとも、米長期金利の低下が一服すると円買いの勢いも後退。徐々に方向感の乏しい動きとなった。
 また、その他の通貨に対しても円はもみ合い。ダウ平均は130ドル超下げる場面も見られるなど軟調に推移したものの、リスク回避目的の円買いは限定的。一方で円売りを進める材料も欠いたため、次第に値動きが細った。

[2013-08-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。前日の米国市場で、米国株の下落を手掛かりに円買いドル売りが進んだ流れを引き継いで高く始まった。日本株の下落を見越した円買いも入った。ただ、そのあとは「大手国内銀行の円売りドル買いが出た」との指摘があり、円全体が押し下げられた。
 もっとも、菅義偉官房長官が「安倍首相が法人税減税の検討を指示した事実はない」と述べ、麻生太郎副総理兼財務・金融相が「法人実効税率引き下げの効果は少ない」などと発言すると急速に円を買い戻す動きが優勢に。法人税率引き下げの可能性が低くなったとして、これまでに積み上がった円の売り持ちを解消する動きが出た。

[2013-08-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均が一時300円超下落したことを受け、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買いが入った。半面、対ドルでは「テクニカル的なポイントを意識した円売りが出た」との指摘があり、相場は方向感が出なかった。

[2013-08-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。7月英小売売上高が予想を上回り、対ポンド中心に円売りが先行。米長期金利の上昇幅拡大を手掛かりに、円売りドル買いも活発化した。前週分の新規失業保険申請件数が32万件と市場予想平均の33万5000件程度より強かったことがわかると、米連邦準備理事会(FRB)が9月にも量的緩和縮小を開始するとの思惑から米長期金利が急上昇(経済指標データ参照:新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。円売りドル買いがさらに進んだ。
 ただ、対欧州資源国通貨ではドル買い圧力が高まるとともに円買い戻しが入った。欧州株や時間外のダウ先物の下げ幅拡大も円買いを誘ったうえ、米金利上昇の一服に伴い持ち高調整の円買いドル売りが見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の高値1ドル=98円43銭前後を上抜け、5日以来の高値となる98円65銭前後まで値を伸ばした。買い一巡後は98円27-30銭まで伸び悩んだ。
・ポンド円は前日の高値1ポンド=152円59銭前後を上抜け、153円25銭前後と7月25日以来の高値を更新した後、152円80銭台まで下げた。
・ユーロドルは売り優位。ポンド絡みの取引が中心となり、1ユーロ=1.3290ドル前後でしばらく方向感が出なかった。ただ、強い米雇用指標を受けて米量的緩和の早期縮小観測が高まると、米長期金利の急上昇とともにユーロ売りドル買いが加速。前日の安値1.3239ドル前後や13日の安値1.3233ドル前後を下抜け、1.3224ドル前後と2日以来の安値まで急ピッチで下げた。

[2013-08-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。ダウ平均が200ドル超下落したことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が高まり、全般に円買い外貨売りの動きが優勢となった。
 対ドルでは米新規失業保険申請件数が強い内容となったことで売りが先行。米長期金利の大幅上昇も日米金利差拡大を意識した円売りドル買いを後押しした。ただ、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より弱い結果となったこともあり、その後は買い戻しが優位に。米株の下落によるリスク回避目的の買いが入ったほか、米長期金利の上昇幅縮小も対ドルでの円買い戻しを誘った。さらに対ポンドやユーロでドル売りが強まると、つれて円も買いが加速。引けにかけても堅調に推移した。
 他の通貨に対してはリスク回避の円買いが先行。その後はドル絡みの取引が中心となったため、円買いも落ち着いたが、総じてしっかりだった。

[2013-08-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。前日の米国市場で、米国株の大幅下落を手掛かりに円買いドル売りが進んだ流れを引き継いで高く始まった。日本株の下落を見越した円買いも入った。ただ、そのあとは「欧米金融機関の円売りドル買いが出た」との指摘があり、円全体が押し下げられた。時間外の米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。

[2013-08-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。時間外の米長期金利の上昇をきっかけに円売りドル買いが先行。損失覚悟の円売り注文も巻き込んだ。ただ、一時は5.6%超上昇した上海総合指数が下げに転じると、円を買い戻す動きが出て徐々に下値が堅くなった。

[2013-08-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は強含み。新規の取引材料に乏しかったうえ、欧州株や時間外のダウ先物に目立った方向感がなく、円相場も動意に欠ける取引が続いた。ただ、7月米住宅着工件数や7月米建設許可件数が予想を下回ったことがわかると、米長期金利が上昇幅を縮小。6月対カナダ証券投資や6月カナダ製造業出荷も予想より弱く、対ドルやカナダドル中心に円買いが広がった(経済指標:米住宅着工件数の推移グラフへ米建設許可件数の推移グラフへカナダ製造業出荷の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円40銭前後でのもみ合いから、97円19-22銭まで値を下げた。
・カナダドル円は1カナダドル=94円01銭前後まで下落した。
・ユーロドルは強含み。手掛かり材料難から1ユーロ=1.3340ドル前後でしばらく方向感を欠いた。ただ、弱い米住宅指標を受けて全般ドル売りが進み、前日の高値1.3363ドル前後を上抜けると上昇に弾みが付いた。一時1.3380ドル前後まで値を上げた。

[2013-08-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。米商務省が発表した7月米住宅着工件数、7月建設許可件数がいずれも市場予想より弱い結果となり、全般にドル売りが進んだため、円もドルに対して買いが先行した(経済指標データ参照:米住宅着工件数の推移グラフへ米建設許可件数の推移グラフへ)。もっとも、その後は急ピッチで米長期金利が上昇したため、徐々に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢に。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたドル買いが観測された」との指摘があり、円は上値を切り下げた。
 ただ、米長期金利の上昇が一服すると対ドルでの円売りの動きも一巡。引けにかけては週末を控えて市場参加者が減少した影響もあり、徐々に方向感が乏しくなった。
 なお、他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となったため、オセアニア通貨に対してやや円売りが目立った程度の動きにとどまった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時20分過ぎに1ドル=97円19銭前後まで下げたものの、その後は日米金利差拡大を意識した買いに支えられて97円78銭前後まで上昇。引けにかけては97円60銭前後での小動きとなった。
・ユーロ円は1ユーロ=130円10銭前後を挟んだもみ合いに終始した。
・ユーロドルは上値が重い。弱い米住宅指標を手掛かりにドル売りが進んだ流れに沿って、一時1ユーロ=1.3380ドル前後まで上げたが、買い一巡後は米長期金利の急伸でドルの買い戻しが進んだため、1.33115ドル前後の安値まで売りに押された。

[2013-08-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。財務省が朝発表した7月貿易統計で貿易赤字が予想以上に拡大したため、円売りドル買いが先行。市場では「米短期投機筋が円売りドル買いを進めた」との指摘もあった。日本の輸出企業の円買いドル売りが散発的に入ると下げ渋る場面もあったが、日経平均がプラス圏を回復したことなどが円の重しとなり戻りは鈍かった。時間外の米長期金利の上昇も円売りドル買いを誘った。

[2013-08-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米10年債利回りが一時2.8693%前後と約2年ぶりの高水準を付けたほか、日経平均が100円を超える上昇となったことを受けて円売りドル買いが出た。ただ、夕刻にかけては欧州株の下落などが意識されて、円売りの勢いは後退している。市場関係者からは「本日は主要な経済指標の発表がなく、様子見ムードが広がっている」との声が聞かれた。

[2013-08-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。米長期金利の上昇幅拡大をながめ、円売りドル買いが先行。ドイツ連銀が月報で「欧州中央銀行(ECB)のフォワードガイダンスは利上げの可能性を排除しない」「インフレ圧力が顕在化すれば利上げの可能性がある」との見解を示すと、対ユーロ中心に円売りが加速した。
 ただ、米長期金利の上昇一服に伴い円売りドル買い圧力が後退したほか、欧州株安も円買い戻しを誘った。市場では「明日に8月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨の公表を控えて、持ち高調整の豪ドル売りが出たのではないか」との指摘があり、円高豪ドル安が目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円07銭前後まで値を上げた。ただ、98円20銭から98円50銭にかけて観測されている売り注文に上値を抑えられると、97円81-84銭まで伸び悩んだ。
・豪ドル円は1豪ドル=90円13銭前後まで値を上げた後、89円42銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは伸び悩み。ドイツ連銀月報が買い材料視され、1ユーロ=1.3375ドル前後まで値を伸ばした。ただ、前週末の高値1.3380ドル前後が上値の目処として意識されると、欧州株のさえない値動きも重しとなり、1.33ドル台半ばまで伸び悩んだ。

[2013-08-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。お盆休み明けの5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが先行。市場では「大手国内銀行や信託銀行の円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。ただ、下値は限定的だった。日経平均が160円超下落したことを背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円を買う動きが出た。

[2013-08-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均が370円超下げたほか、欧州株相場が軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が意識されて円買い外貨売りが優勢となった。時間外の米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも進んだ。

[2013-08-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は欧州通貨に対して売り優位。米長期金利の低下を背景にユーロ買いドル売りが強まったほか、対資源国通貨中心にユーロ買いが活発化し、円安ユーロ高が加速した。ナイトセッションの日経平均先物が下げ幅を拡大すると、リスク回避目的で円が買い戻される場面があったが、黒田東彦日銀総裁が「デフレ克服のため何でも行うのが日銀のスタンス」と発言すると全般円売りが優位に。6月カナダ卸売売上高が予想より弱く、対カナダドル中心にユーロ買いが膨らんだ影響も受け、円安ユーロ高が一段と進行。他の欧州通貨に対しても円が売られた(経済指標データ参照:カナダ卸売売上高の推移グラフへ)。
 一方、円はドルや資源国通貨に対して方向感が定まらない。円ドル相場の上値では「公的年金などの円売りが観測されている」との声が聞かれたほか、黒田日銀総裁の発言が円売りを誘った。半面、日経平均先物の下げ幅拡大に伴い円を買い戻す動きも見られたうえ、弱いカナダ経済指標を手掛かりに円買いカナダドル売りが入るなど、売買が交錯した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円20銭前後で神経質な値動きとなった。
・ユーロ円は1ユーロ=130円51銭前後まで買い戻された後、129円90-95銭まで伸び悩んだが、130円79銭前後まで一転持ち直した。
・ユーロドルは買い優勢。米長期金利の低下を背景にユーロ買いドル売りが先行したほか、ユーロクロスの買いが強まった流れに沿って1ユーロ=1.3406ドル前後まで急伸した。ただ、6月19日の高値1.34175ドル前後が重要なレジスタンスとして意識されると、1.3371-74ドルまで利食い売りや戻り売りに押された。もっとも、黒田日銀総裁の発言や弱いカナダ経済指標を材料に、円やカナダドルに対してユーロ買いが膨らむと、つれる形で6月19日の高値1.34175ドル前後を上抜けた。ストップロスを巻き込み、2月14日以来の高値となる1.34525ドル前後まで上げ幅が広がった。

[2013-08-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して売り優勢。米長期金利の低下を背景にユーロ買いドル売りが進んだ影響を受けて円売りユーロ買いが先行。黒田東彦日銀総裁が「デフレ克服のため何でも行うのが日銀のスタンス」と発言したことが円売り材料とされたほか、6月カナダ卸売売上高が市場予想を下回る結果となりユーロ買いカナダドル売りが進んだことも円安ユーロ高を後押しした。
 一方でドルに対しては方向感がなかった。上値では「公的年金などの円売りドル買いが観測されている」との指摘があったほか、黒田日銀総裁の発言をきっかけに円売りドル買いが進んだ。ただ、ユーロに対してドル安が進んだことに伴い円買いドル売りが強まったうえ、ナイトセッションの日経平均先物が下落したことをながめリスク回避的な円買いも入るなど総じて方向感が出なかった。

[2013-08-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。日本株が高く始まったことなどをながめ円売り外貨買いが先行。市場では「米系短期筋の円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。ただ、東京電力福島第1原発の汚染水漏れについて、「原子力規制委員会は危険度を『レベル1』から『レベル3』に引き上げる方針」との報道が伝わると、日経平均が100円超下落。リスク回避目的の円買い外貨売りが優勢となった。

[2013-08-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。日経平均がプラス圏を回復したことをきっかけに、午前中に円買いを進めた海外勢が反対売買を迫られた。なお、夕刻にかけては、まとまった規模の円買いドル売りが入ったことで相場が乱高下する場面があった。

[2013-08-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。対ドル中心にまとまった規模の円買いが持ち込まれる場面があったが、追随する動きは見られなかった。全般ポンド買い圧力が高まり円安ポンド高が進んだほか、米長期金利の上昇を背景に円売りドル買いが広がり、上値が切り下がった。もっとも、翌3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月30-31日分)の公表を控えて様子見気分が強く、目立った方向感は出ていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円27-30銭まで下押ししたが、下値は限られた。しばらく97円50銭前後でのもみ合いが続いたが、その後買いが進み97円69銭前後とアジア時間の高値97円68銭前後を上回った。
・ポンド円は1ポンド=152円37-42銭まで値を下げたが、売りは長続きしなかった。前日の高値153円12銭前後を上抜け、153円22銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルは戻りが鈍い。ポンドドルの上昇を支えに1ユーロ=1.3406-09ドルまで下げ渋ったが、ユーロポンドが下げ足を速めた影響から戻りは限られた。米長期金利の上昇もユーロ売りドル買いを誘い、1.3374ドル前後まで弱含んだ。

[2013-08-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。米10年債利回りが上昇したことをながめ、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。7月米中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことも円売りを後押しした。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「議長が示した緩和縮小への道筋に幅広い支持」との見解が示され、米量的緩和の早期縮小観測が高まったとの見方から米10年債利回りの急上昇とともに円安ドル高が進んだ。一方で「複数のメンバーは緩和的政策が必要とされるならば6.5%の失業率基準値の引き下げを検討することに前向き」と低金利の長期化を示唆する見解も示されたためやや下値を切り上げた。
 一方でポンドに対しては下げ渋り。ユーロやドルに対してポンド買いが優勢となった影響を受けて円売りポンド買いが強まった。もっとも、ダウ平均が引けにかけて下落するとリスク回避的な円買いが入ったため下値は堅かった。

[2013-08-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。対エマージング通貨を中心にドル買いが強まった流れに沿って、円安ドル高が進行。市場では「海外マクロ系ファンドの円売りドル買いが出た」との指摘があった。「国内信託銀行や輸入企業の円売りドル買いが出た」との声も聞かれた。豪ドルに対しては、中国経済指標の改善を手掛かりに円売りが優勢となった。

[2013-08-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。新規材料難からしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、欧州勢が加わる時間帯に入ると値を下げた。欧州株が上昇して始まったうえ、ナイトセッションの日経平均先物が150円上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが優勢となった。市場では「海外マクロ系ファンドの円売りドル買いが断続的に出ている」との指摘もあった。

[2013-08-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。ナイトセッションの日経平均先物が230円超上昇したうえ、欧州株や時間外のダウ先物が堅調に推移し、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった。市場では「海外マクロ系ファンドの円売りドル買いが断続的に出た」との指摘があったほか、独ユーロ圏の8月製造業サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことが円売りユーロ買いを促した。
 ただ、前週分の米新規失業保険申請件数や6月カナダ小売売上高が予想より弱かったことがわかると、対ドルやカナダドル中心に円買い戻しが入り下げ渋った(経済指標データ参照:ユーロ圏の8月製造業サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値推移グラフへ米新規失業保険申請件数の推移グラフへカナダ小売売上高の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は15日の高値1ドル=98円66銭前後を上抜け、5日以来の高値となる98円82銭前後まで値を上げた。ただ、一目均衡表雲の上限が位置する98円78銭前後が上値の目処として意識されると、98円40-43銭まで伸び悩んだ。米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなった。
・カナダドル円は前日の高値1カナダドル=93円82銭前後を上抜け94円12銭前後まで上げた後、93円64-69銭まで失速した。
・ユーロドルは下げ渋り。強い独ユーロ圏景気指標を手掛かりに1ユーロ=1.3364ドル前後まで値を上げたが、ドル円中心にドル買いが活発化すると1.32985ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、1.3300ドル前後を下回った水準では買いが入ったうえ、弱い米雇用指標や米長期金利の低下がドル売り材料とみなされ1.3349-52ドルまで値を戻した。

[2013-08-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い結果となり、米10年債利回りが低下に転じると日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが入った。弱い6月カナダ゙小売売上高を受けて円買いカナダドル売りも出た。もっとも、ダウ平均が底堅く推移したことを受けて投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが進んだほか、米長期金利が再び上昇したこともあり円全体が押し下がった。

[2013-08-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日本株の大幅上昇を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが出たほか、市場では「欧州系長期資金などの円売りドル買いが出た」との指摘があった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「良い経済ニュースが利下げの必要性を取り除いている」と述べたと伝わると、対ユーロ中心に円売りが活発化した。

[2013-08-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は安値圏でもみ合い。日本株高を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円を売る動きが出た。半面、円の下値では日本の輸出企業の円買いドル売りが入ったほか、「オプションに絡んだ円買いが入った」との指摘があり相場は方向感が出なかった。

[2013-08-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。4-6月期英国内総生産(GDP)改定値が予想を上回り、ポンドドルが急伸するにつれて円高ドル安がやや進んだ。ただ、ポンドドルの上昇が一服すると円買い圧力も後退した。その後、米長期金利が上昇したほか、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「9月の資産買い入れ縮小を排除しない」と発言したことが円売りドル買いを誘った。もっとも、ブラード米セントルイス連銀総裁が「量的緩和第3弾(QE3)の9月縮小を急ぐ必要はない」と語り米長期金利が低下に転じたため、円売りドル買いは長続きしなかった。
 一方、円はポンドに対して売り先行後、買い戻された。強い4-6月期英GDP改定値を手掛かりに円売りポンド買いが先行した(経済指標データ参照:英GDP改定値の推移グラフへ)。その後、一転して全般ポンド売りが優位となり、円高ポンド安が加速した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円ちょうど前後で方向感が定まらなかった。欧州時間の安値は98円75-78銭、高値は99円15銭前後だった。なお、市場では「99円20銭から99円50銭にかけて5銭刻みで売り注文が並んでいる」との声が聞かれた。ポンド円は1ポンド=154円67銭前後まで上げた後、153円81銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは伸び悩み。ユーロ豪ドルやユーロNZドルなどユーロクロスの上昇につれて、1ユーロ=1.3370ドル前後まで買いが先行した。ただ、前日の高値1.33735ドル前後に上値を抑えられると、ユーロクロスの伸び悩みも重しとなり、1.3334ドル前後まで失速した。

[2013-08-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。米10年債利回りが上昇したほか、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「9月の資産買い入れ縮小を排除しない」と発言したことで円売りドル買いが先行。ただ、ブラード米セントルイス連銀総裁が「QE3の9月縮小を急ぐ必要はない」と述べると徐々に下値を切り上げた。7月米新築住宅販売件数が市場予想を大幅に下回ったことが分かると米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが加速した。一方で、米量的緩和の早期縮小観測が高まるなか上値も重かった。
 ポンドに対しては強含み。全般ポンド売りが優勢となった流れに沿って円買いポンド売りが進んだ。弱い米住宅指標を受けて対ドルで円買いが強まった影響も受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円15銭前後まで上昇したものの、市場では「本邦輸出勢やオプション絡みの売りが99円20銭から99円50銭にかけて5銭刻みで並んでいる」との指摘があり上値は重く、98円38銭前後まで下押しした。売りが一巡すると98円78-81銭まで値を戻した。
・ポンド円は1ポンド=153円42銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは伸び悩み。ユーロクロスの伸び悩みが重しとなり1ユーロ=1.33335ドル前後まで下げたものの、弱い米住宅指標の結果を受けて全般ドル売りが優勢となると前日高値の1.33735ドル前後を上抜けた。一時1.3410ドル前後まで買い上げられた。もっとも、その後にドル円が買い戻されたことに伴った売りに押されたため、1.34ドル台での滞空時間は短かった。

[2013-08-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売られた。商いの薄い早朝取引でまとまった円買いドル売りが持ち込まれると、全般円高方向に値が振れた。ただ、さらに円買いを進める材料が見当たらなかったうえ、日米金融政策の方向性の違いから円の戻りを売りたい向きも多く、一転下落した。その後は日経平均株価が動意を欠いたこともあり、円相場も方向感が出なかった。

[2013-08-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。市場では「本邦輸出勢から円買いドル売りが散見された」との声が聞かれたほか、時間外の米長期金利が一時低下したことも円買いドル売りを誘った。欧州勢がユーロドルの売りで参入し、円高ユーロ安が進む場面も見られた。ただ、英国がバンクホリデーで休場とあって商いが薄く、一方的に円買いが加速する展開にはならなかった。

[2013-08-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は強含み。ロンドン市場が休場で薄商いとなるなか、しばらくはもみ合いの展開が続いたものの、ニューヨークの取引時間帯に入ると小幅に上昇した。7月米耐久財受注額が予想を下回ったほか、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想に反して減少。米長期金利の低下とともに円買いドル売りが強まった(経済指標データ参照:米耐久財受注額の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は弱含み。英国市場が休場となるなか、しばらくは1ドル=98円台半ばでのもみ合いが続いていたが、低調な米経済指標をきっかけに売りが出て一時98円29銭前後まで下押しした。もっとも、早朝取引で付けた日通し安値98円17銭前後が目先下値の目処として意識されると、やや下げ渋っている。
・NZドル円は底堅い動き。ドル円と同様にしばらくは動意の薄い展開が続いていたが、米指標の悪化をきっかけにNZドル米ドルが上昇。対円でもNZドル買いが入り、22時前に一時1NZドル=77円47銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは底堅い動き。新興国通貨に対して全般ドル高が進んだ流れに沿って、21時過ぎに一時1ユーロ=1.3357ドル前後と本日安値を付けたもののその後持ち直した。低調な米経済指標を理由にドルを売る動きが優勢となり、一時1.3394ドル前後と日通し高値を付けた。

[2013-08-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。7月米耐久財受注額が予想を下回り、変動の大きい輸送関連を除いた受注額も予想に反して減少といずれも弱い結果に。米長期金利の低下とともに円買いドル売りが進んだ。その後、ダウ平均が上昇したことを手掛かりに円売り外貨買いが入ったが下値は堅かった。ケリー米国務長官が「化学兵器がシリアで使用された」との見解を示したことを受けて、シリア情勢への懸念からダウ平均が下落。引けにかけては円を買い戻す動きが強まった。

[2013-08-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日本株安を見越した円買いが先行したほか、豪ドルなどに対して海外勢からまとまった円買いが観測された。化学兵器問題を巡り米国がシリアに軍事介入する可能性が懸念されるなか、日経平均株価が100円超下落するなど「リスクオフ」の動きが強まり、円買いが強まった面もあった。その後、日経平均株価が下げ幅を縮小しプラス圏に浮上すると、円買い圧力が後退し上値が切り下がった。

[2013-08-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優位。日経平均株価が40円超高から110円超安まで下落したほか、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が下げ幅を拡大。リスク回避姿勢を強めた投資家から断続的な円買いが持ち込まれた。市場では「連休明けのロンドン勢がシリア情勢の悪化を嫌気して『リスクオフ』の動きを強めたのではないか」との声が聞かれた。

[2013-08-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
27日の欧州外国為替市場で円はしっかり。「西側諸国はシリア反政府派に対して数日以内に攻撃がある可能性を通達した」との一部報道が伝わったほか、ヘーゲル米国防長官がシリアでの化学兵器使用疑惑をめぐり「オバマ大統領が行動を指示すれば、米軍は直ちに対応する用意がある」と発言。西側諸国によるシリアへの軍事介入が近いとの見方が広がりリスク回避の円買いが膨らんだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時1ドル=97円31銭前後。
・ユーロ円は21時30分前に一時1ユーロ=129円86銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは乱高下。欧州株安やユーロ円の下落をきっかけにユーロ売りドル買いが先行。17時30分前に一時1ユーロ=1.3322ドル前後まで値を下げた。ただ、一目均衡表転換線が位置する1.3328ドル前後がサポートとして意識されると下げ渋る展開に。ドル円の下落に伴うユーロ買いドル売りも入り、1.3367ドル付近まで持ち直した。

[2013-08-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は買い優勢。一部通信社が「西側諸国はシリア反政府派に対して数日以内に攻撃がある可能性を通達した」と報じたことを受けて、シリア情勢の悪化懸念から欧米株式相場が大幅下落。リスク回避的な円買い外貨売りが活発化した。米長期金利が大幅に低下したことをながめ日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも出た。
 なお、8月リッチモンド連銀製造業景気指数や8月米消費者信頼感指数が市場予想を上回る結果となったものの反応は限定的だった。

[2013-08-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが「シリアはすでに攻撃されている」と報じたと伝わり、地政学リスクの高まりを嫌気した円買いが先行した。ただ、本日は月末がスポット応答日にあたり、仲値に向けた円売りドル買いが意識されたほか、市場では「邦銀から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、上値が切り下がった。もっとも、本邦輸出勢から円買いドル売りが見られたうえ、日経平均株価の戻りが鈍く350円超下落したため、持ち高調整の円売りも長続きしなかった。

[2013-08-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が下げ幅を縮小したほか、時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上昇。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、足もとの急速な円高進行を調整する動きが出た。市場では「大手邦銀から円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも見られた。

[2013-08-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は弱含み。足もとで円高が急速に進んだ反動で円を売る動きが出たほか、米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いが出た。市場では「1ドル=96円台には断続的に円売りドル買い注文が観測されている」との指摘があり、上値が重いと判断した海外勢が円売りドル買いに動いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は全般ドルが買われた流れに沿って、22時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=97円70銭前後まで値を上げた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時81.469前後まで上昇した。
・ポンド円はしっかり。カーニー・英中銀(BOE)総裁の講演を控えて思惑的なポンド売りが先行。一時1ポンド=150円49銭前後まで値を下げた。ただ、同総裁が「BOEのフォワード・ガイダンスは景気回復を促す」「英景気の回復の裾野は広く継続する兆しがある」などと述べたと伝わると、ポンドを買い戻す動きが優勢に。22時30分前に一時151円68銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルはさえない。欧州株相場の下落を背景にユーロ売りドル買いが先行。ポンドドルの持ち直しにつれて下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。米金利の上昇などを手掛かりにユーロ安ドル高が進み、22時30分過ぎに一時1.3312ドル前後まで値を下げた。

[2013-08-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。米10年債利回りが上昇したことをながめ、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢に。その他の通貨に対しても円売りが広がった。ダウ平均が底堅く推移したことも円の重しとなった。
 全米リアルター協会(NAR)が発表した7月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)は前月比1.3%低下し、市場予想平均の前月比横ばいを下回ったが相場への影響は限定的だった。

[2013-08-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価の120円超高を背景に、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが先行した。ただ、日経平均株価が伸び悩むと円が買い戻される展開に。市場では「本邦輸出筋から月末絡みの円買いドル売りが断続的に入った」との指摘もあり、下値が切り上がった。

[2013-08-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は軟調。日本株の反発を受けて投資家のリスク回避姿勢がひとまず後退し、円売り外貨買いが先行。時間外の米長期金利が上昇すると、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出た。ニューヨークの取引時間帯に入り、米経済指標が予想以上に改善したことが分かると、円売りドル買いが加速し円全体を押し下げている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。4-6月期米国内総生産(GDP)改定値と前週分の新規失業保険申請件数がいずれも予想より強い内容となったことが分かると、一時1ドル=98円51銭前後まで値を上げた(経済指標データ参照:米国内総生産(GDP)改定値の推移グラフへ新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
・ポンド円はドル円の上昇につれた買いが入り、一時1ポンド=152円67銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは米長期金利の上昇をきっかけにユーロ売りドル買いが先行。市場では「アジア系の売りが観測された」との指摘もあった。重要なサポートとして意識されていた22日の安値1ユーロ=1.32985ドル前後を下抜けるとストップロスを誘発し下げ足を速めた。好調な米経済指標を手掛かりに全般ドル高が進むと、一時1.3234ドル前後まで値を下げた。

[2013-08-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。4-6月期の米国内総生産(GDP)改定値が市場予想を上回ったほか、前週分の米新規失業保険申請件数も予想より若干強い結果となったことを受けて、米長期金利の上昇とともに円売りドル買いが強まった。ダウ平均が上昇したことも円売りを後押しした。もっとも、その後に米長期金利が低下したためやや下げ渋った。

[2013-08-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価の150円超高をながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが先行した。ただ、その後の日経平均株価が下げに転じ120円超下落すると、円買い戻しが広がった。市場では「本邦輸出勢や大手邦銀から月末絡みの円買いドル売りが入った」との声も聞かれ、底堅く推移した。

[2013-08-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。海外勢から円売りドル買いが持ち込まれたが、日経平均株価の戻りが鈍く円売りは長続きしなかった。欧州勢やリアルマネーがユーロ売りで参入すると、円高ユーロ安が加速。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の下落も円買いを後押しした。

[2013-08-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が下落したことで円買い外貨売りが先行。市場では「欧州勢やリアルマネーがユーロ売りで参入した」との指摘があり、円高ユーロ安が加速。円全体を押し上げる要因となった。ただ、そのあとは徐々に上値を切り下げる展開に。円の上値が重いと判断した向きが円売りドル買いに動いたほか、市場では「ドルに対しては、テクニカル的なポイントを意識した円売りが出た」との声が聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅かった。17時前に一時本日安値となる1ドル=97円89銭前後まで値を下げたものの、一目均衡表転換線の97円97銭や基準線の97円87銭がサポートとして意識されると徐々に買い戻しが進んだ。
・南アランド円は急伸。新規材料難からしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、21時過ぎに急速に値を上げた。ゴーダン南アフリカ財務相が米ウォールストリートジャーナル紙(WSJ)とのインタビューで「通貨の下落を抑制する対策を検討する」と発言したことをきっかけにランドを買い戻す動きが広がった。一時1ランド=9円61銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州勢やリアルマネーのユーロ売りが出たほか、欧州株安に伴うユーロ売りドル買いが出た。市場では「前日に重要なサポートとして意識されていた22日の安値1ユーロ=1.32985ドル前後を下抜けたことで、テクニカル的に売りが出やすい」との声も聞かれた。22時30分過ぎに一時1.3213ドル前後と日通し安値を付けている。

[2013-08-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して伸び悩み。欧州株の下落を背景にリスク回避の円買い外貨売りが先行。市場では「月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買い外貨売りが出た」との指摘もあった。もっとも、フィキシングを通過すると徐々に上値が重くなった。
 一方、ドルに対してはもみ合い。クロス円の下落につれた円買いが入った半面、対ユーロを中心にドル買いが出た影響も受けたため、総じて方向感が出なかった。なお、ケリー米国務長官が「米国はシリアに関する情報でイラクの経験を繰り返さない」「シリア政府が今年複数回、化学兵器を使用したことを認識している」との声明を発表したが、反応は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円台前半で方向感を欠いた動きが続いた。
・ユーロ円は1ユーロ=129円31銭前後まで下落したものの、売りが一巡すると徐々に下値を切り上げた。
・ユーロドルは弱含み。欧州株安をながめリスク回避的な売りが入ったほか、市場では「ロンドンフィキシングに向けてユーロ売りドル買いが観測された」との声も聞かれ下落。目先の下値目処として意識されていた2日の安値1ユーロ=1.3188ドル前後を下抜けて、一時1.3173ドル前後と7月25日以来の安値をつけた。もっとも、フィキシング通過後は次第に値を戻した。

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