為替・株式・商品マーケット概要

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 2014年2月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年2月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年2月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調だった。新興国を中心とした世界景気の先行き不透明感が根強いなかで、ダウ平均が一時230ドル超下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。米長期金利が低下すると、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが入った。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円買いのフローが出た」との声も聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=102円03銭前後を下抜けて、一時101円95銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円はユーロ全面安となった流れに沿って、一時1ユーロ=137円51銭前後と昨年11月27日以来の安値を付けた。
・南アフリカランド円は持ち直した。欧州時間に一時1ランド=9円01銭前後まで売り込まれたものの、週末を控えたポジション調整に伴う買い戻しが進み一時9円24銭前後の日通し高値まで上げた。
・ユーロドルは欧州の取引時間帯では、ドル円の下落に伴う買いが入り一時1ユーロ=1.3574ドル前後まで上げたが、すぐに失速した。1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が予想を下回ったことで、欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測が強まりユーロ全面安の展開となった。欧米株価の下落も相場の重しとなり、一時1.3479ドル前後と11月22日以来の安値まで下げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年2月 発言・ニュース

[2014-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調だった。新興国を中心とした世界景気の先行き不透明感が根強いなかで、ダウ平均が一時230ドル超下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。米長期金利が低下すると、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが入った。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円買いのフローが出た」との声も聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=102円03銭前後を下抜けて、一時101円95銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円はユーロ全面安となった流れに沿って、一時1ユーロ=137円51銭前後と昨年11月27日以来の安値を付けた。
・南アフリカランド円は持ち直した。欧州時間に一時1ランド=9円01銭前後まで売り込まれたものの、週末を控えたポジション調整に伴う買い戻しが進み一時9円24銭前後の日通し高値まで上げた。
・ユーロドルは欧州の取引時間帯では、ドル円の下落に伴う買いが入り一時1ユーロ=1.3574ドル前後まで上げたが、すぐに失速した。1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が予想を下回ったことで、欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測が強まりユーロ全面安の展開となった。欧米株価の下落も相場の重しとなり、一時1.3479ドル前後と11月22日以来の安値まで下げた。

[2014-02-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。週明け早朝取引では円買いが入る場面もあったものの、本邦勢の参入後は売りが優勢に。前週末の海外時間に円高が進んだ反動が出たほか、一時260円超下落した日経平均株価が下げ渋る展開となったことで、リスク回避目的の円買いが一服した面もあった。

[2014-02-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が300円近い下げとなったことを受けて、投資家のリスク許容度低下を見越した円買い外貨売りが入った。もっとも、一段の円買いを誘う材料を欠いたため、円相場の上値も限定的。欧州株や時間外のダウ先物が強含んだこともあって、徐々に上値を切り下げた。

[2014-02-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は買い一服。ナイトセッションの日経平均先物が軟調に推移したほか、時間外のダウ先物がマイナス圏に沈み、リスク回避姿勢を強めた投資家が円買いを進めた。1月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より弱かったことで円買いポンド売りが目立った(経済指標データ参照:英製造業購買担当者景気指数(PMI)の推移グラフへ)。その後、株価が底堅く推移すると円買い圧力が後退。米長期金利の上昇も円売りドル買いを後押しし、円全体が伸び悩んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1月27日の安値1ドル=101円77銭前後を下抜け、101円67銭前後と12月6日以来の安値を更新した。ただ、12月5日の安値101円62銭前後が下値の目処として意識されると、102円15銭前後まで買い戻された。
・ポンド円は1ポンド=166円02銭前後まで売り込まれた後、166円90銭付近まで値を戻した。
・ユーロドルは伸び悩み。仏独の1月製造業PMI改定値が予想を上回ったことで買いが先行(経済指標データ参照:ドイツ製造業PMIの推移グラフへ)。1月英製造業PMIが予想を下回り、ユーロポンドが急伸した影響も受けた。1ユーロ=1.3519ドル前後まで値を上げた。ただ、ドル円や米長期金利の上昇が重しとなり、次第に1.3490ドル付近まで上値が切り下がった。

[2014-02-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は買い優位。ナイトセッションの日経平均先物が下げ幅を縮めたほか、時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて円売りドル買いが先行。ただ、1月米ISM製造業景気指数が51.3と市場予想平均の56.0を下回ったことが分かると一転して円買いが優勢に。ダウ平均が340ドル超安まで下げ幅を広げたほか、日経平均先物が420円安となったことで投資家がリスクオフの姿勢を強め円買いが活発化した。米長期金利が急低下したことも円買いドル売りを促した。

[2014-02-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の海外時間に急ピッチで円高が進んだ反動が出たほか、対ドルでは「本邦輸入勢や大手国内銀行からの円売りが観測された」との指摘もあった。もっとも、日経平均株価が午後に一時500円超下げるなど軟調に推移したため、円売りの勢いも限定的だった。
 一方、対豪ドルでは売りが優勢に。オーストラリア準備銀行(RBA)政策金利を現行の2.50%に据え置くことを決めたと発表。市場予想通りの結果だったが、声明文では「豪ドルはさらに低下しており、低下が持続すれば経済のバランスのとれた成長を達成することに役立つだろう」との見解を示し、前回までの「豪ドルは依然として不快なほど高い」との文言を削除した。RBAの豪ドル高に対する警戒姿勢が弱まったとの見方から豪ドルが全面高となった影響を受けた。

[2014-02-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。午後の日経平均株価が600円超の大幅安となったことで投資家のリスク志向が低下し、全般に円買い外貨売りの動きが広がった。もっとも、その後はナイトセッションの日経平均先物が上昇したことで買いも一服。前日から円買いの動きが目立っていたため、短期的な過熱感が意識されたことも円相場の重しになった面がある。

[2014-02-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は売り一服。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が強含み、投資家のリスク回避姿勢が後退。足もとで進んだ円高を調整する動きが出た。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが出たうえ、市場では「日米欧7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁が緊急の電話会議を開催するとの噂が広がったことも円売りを誘った」との声があった。対ポンドでは1月英建設業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことを手掛かりに円売りが活発化した。ただ、株高が一服すると円売り圧力が後退し、下値がやや切り上がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円50銭前後まで値を上げたが、買い一巡後は101円20銭付近まで下げる場面があった。
・ポンド円は1ポンド=165円82銭前後まで買われた後、165円20銭台まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは方向感が定まらない。米長期金利の上昇をながめ、1ユーロ=1.34945ドル前後まで売りが先行した。ただ、1.35ドル割れの水準で下値の堅さを確認すると買い戻しが入り、一時1.3533ドル前後まで持ち直した。もっとも、日通し高値の1.3538ドル前後がレジスタンスとなったうえ、市場では「中東勢から売りが観測された」との指摘があり、上値も限られた。

[2014-02-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを受けて投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが先行。前日に大幅安となったダウ平均が100ドル超高まで反発したことも円安につながったほか、米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも強まった。また、オーストラリア準備銀行(RBA)声明での豪ドル高に対する警戒感が和らいだとの見方が改めて意識されたため、豪ドルに対する円売りが目立った。

[2014-02-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。一時230円超上げるなど高く始まった日経平均株価が上げ幅を縮小したことで、徐々に投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りの動きが広がった。また、対ドルでは時間外の米長期金利が低下したことを手掛かりに、日米金利差縮小を見越した買いも入った。

[2014-02-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。午後の日経平均株価が強含んだことで、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが見られたものの、引けにかけて日本株が伸び悩むと売りも一服。また、ナイトセッションの日経平均先物が下落したことも円の買い戻しにつながった。

[2014-02-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことでリスク回避的な円買いが散見された。米長期金利の低下が円買いドル売りを促したうえ、1月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り円買いポンド売りが活発化した。
 1月ADP全米雇用報告が前月比17万5000人増と市場予想平均の18万5000人程度増を下回ったことがわかると、米長期金利の低下幅拡大とともに円買いドル売りが優位に(経済指標データ参照:ADP全米雇用報告の推移グラフへ)。日経平均先物の一段安も円全体を押し上げた。
 ただ、24時に1月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数の発表を控えて持ち高を傾けづらい面もあり、円買いは一服した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円80銭前後と前日の安値100円76銭前後に接近した後、101円10銭台まで値を戻した。
・ポンド円は1ポンド=163円96銭前後と前日の安値163円89銭前後に迫ったが、売り一巡後は164円台半ばまで下げ渋った。
・ユーロドルは方向感が定まらない。弱い英サービス業PMIを受けたユーロポンドの上昇が相場を支えた半面、12月ユーロ圏小売売上高が予想を下回ったことが重しとなり、1ユーロ=1.3520ドル前後で神経質な値動きとなった。その後、ユーロポンドがさらに上昇したうえ、ADP全米雇用報告が予想より弱く米長期金利が低下幅を拡大したことでユーロ買いドル売りが優位に。前日の高値1.3539ドル前後を上抜け1.3555ドル前後まで強含んだ。もっとも、24時発表の1月米ISM非製造業指数を前に買いは続かず、1.3510ドル台まで失速した。

[2014-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。1月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増と市場予想平均の18万5000人程度増を下回ったことで時間外の米10年債利回りが低下したほか、ダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が下落。全般にリスク回避姿勢が強まり円買いが進んだ。ただ、買い一巡後は上値を切り下げる展開に。米長期金利が上昇に転じたうえ、ダウ先物などが持ち直したため先に円買いを進めていた向きが反対売買を迫られた。1月米ISM非製造業指数が市場予想を上回ったことも円売りを促した。ダウ平均が100ドル超下げる場面があったが、その後は下げ幅を縮め一時30ドル超高まで持ち直したため円買いでの反応は一時的だった。

[2014-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価が一時120円超上げるなど強含んだ場面では投資家のリスク志向改善を意識した円売りが進んだものの、その後に日経平均が失速すると円売りも一服。手掛かり材料を欠き、積極的な売買は手控えられた。
 一方、対豪ドルではさえない。12月豪貿易収支(季節調整済み)が4億6800万豪ドルの黒字と予想の2億豪ドル程度の赤字に反して黒字となり、前月分も貿易黒字へと上方修正されたことが好感され、全般に豪ドル買いが強まった流れに沿った。

[2014-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。午後の日経平均株価が強含んだことで、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが見られたものの、円売りも一時的だった。引けにかけて日本株が失速しマイナス圏に沈むと、円が買い戻された。総じて方向感に乏しく、今晩の欧州中央銀行(ECB)定例理事会などを前に積極的な売買は手控えられた。

[2014-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。欧州勢の参入に伴い円買いが先行したが、欧州株や時間外のダウ先物が堅調に推移すると円全体が押し下げられた。イングランド銀行(英中央銀行)は6日、政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。資産買取プログラムの規模も3750億ポンドで維持したが、市場の予想通りの結果となったため影響は限定的だった。
 一方、ユーロに対しては神経質な値動き。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測がくすぶるなか、ECB定例理事会を前に思惑的な円買いユーロ売りが先行した。ECBが政策金利を0.25%で据え置いたことがわかると一転円売りが強まったが、ドラギECB総裁の定例記者会見を控えて勢いは続かず円買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円50銭前後でのもみ合いに終始した。
・ユーロ円は1ユーロ=136円95銭前後まで下げた後、137円30銭台まで買い戻されたが、136円90銭前後まで再び下げた。
・ユーロドルは荒い値動き。ECB定例理事会を前に1ユーロ=1.3508ドル前後まで売りが先行した。ECBの金利据え置き発表後に日通し高値の1.3539ドル手前まで買い戻されたが、直後には1.3490ドル前後まで失速した。

[2014-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価は高く始まったものの、昨日の引けにかけて円安が進んだ反動もあり、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きは見られなかった。半面、今晩に米雇用統計を控えて様子見ムードも強く、円を買い戻す動きも限られた。

[2014-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。午後の日経平均株価が310円超上げるなど強含んだことで、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが入ったものの、円売りの勢いも限定的だった。その後は時間外のダウ先物が上げ幅を縮小し、ナイトセッションの日経平均先物が弱含むなか、徐々に円も下値を切り上げた。

[2014-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は乱高下した。欧州勢の参入に伴い円買いがやや先行した。「独憲法裁判所は欧州中央銀行(ECB)の債券購入プログラム(OMT)の審理を欧州裁判所に付託する」との報道を受けて、対ユーロ中心に円が買われる場面があった。ただ、ECBが「OMTはECBの責務の範囲内に含まれている」との見解を示したため円買い圧力が後退した。米長期金利の上昇を背景に円売りドル買いが出たうえ、1月米雇用統計の発表直前に思惑的な円売りドル買いが強まり、他の通貨に対しても円売りが波及した。
 米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比11万3000人増と市場予想平均の前月比18万人増を下回ったことがわかると、米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが優勢に(経済指標データ参照:アメリカ非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。ダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が急ピッチで下げたことも円買いを促した。
 もっとも、同時に発表された失業率が6.6%と市場予想平均の6.7%より強かったほか、悪天候のため就業不能に陥った非農業部門労働者数が26万2000人だったこともあり、一部市場では「非農業部門雇用者数の落ち込みは一時的なものではないか」との見方が広がった。米長期金利が低下幅を縮小したうえ、株価もプラス圏に浮上したため、先に円買いを進めた短期筋が反対売買を迫られた。トルコリラや南アフリカランドなど新興国通貨買いが強まり、投資家心理が改善しているとの見方も円売りを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円ちょうど銭前後を割り込んだ後、102円58銭前後まで持ち直したが、101円41銭前後まで一転下落した。ただ、前日の安値101円25銭前後や一目均衡表雲下限の101円19銭前後がサポートされると、102円20銭台まで買い戻された。
・ユーロ円は1ユーロ=138円19銭前後まで売りが先行したが下値は限られた。米雇用統計発表直前に138円99銭前後まで買われ、結果公表後に138円20銭付近まで失速したが、138円台後半まで再び上げた。
・ユーロドルは荒い値動き。OMT絡みの報道を嫌気して1ユーロ=1.3552ドル前後まで売りが先行したが、ECBの見解を受けて下げ止まった。さえない米雇用統計を手掛かりに1.3648ドル前後まで急伸したものの、米長期金利の低下幅縮小に伴い1.3570ドル台まで再び下げた。

[2014-02-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は荒い値動き。1月米雇用統計の発表直前に思惑的な円売りドル買いが強まりその他の通貨も円売りが先行した。非農業部門雇用者数が前月比11万3000人増と市場予想平均の前月比18万人増より弱かったことが伝わると、米長期金利の急低下とともに対ドルで円が急騰(経済指標データ参照:アメリカ非農業部門雇用者数)。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が急落したことで全般に円買いが優位となった。ただ、同時に発表された失業率が6.6%と市場予想の6.7%よりも改善されたほか、悪天候のため就業不能に陥った非農業部門労働者数が26万2000人だったことで一時的な雇用の悪化との見方が広がり、買い一巡後は急ピッチで円売りが進んだ。米長期金利が低下幅を縮めたうえ、株式相場が持ち直したことも円全体を押し下げた。上昇して始まったダウ平均が下げに転じた際には下げ渋る場面が見られたが、引けにかけて160ドル超高まで買い戻しが入ったため戻りは限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円59銭前後まで上昇した後、101円40銭前後まで一転下落。ただ、前日安値の101円25銭前後や一目均衡表雲の下限が位置する101円19銭前後が下値の目処として意識されると再び102円59銭前後まで買い戻し。買い戻し一巡後は102円07-10銭まで売りに押される場面があったが下値は堅かった。
・ユーロ円は1ユーロ=139円19銭前後まで買いが先行したが、138円17銭前後まで急落した。ただ、引けにかけては139円61銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルは底堅い。米雇用統計発表後にドル売りが進んだ流れに沿った。前日高値の1ユーロ=1.3619ドル前後を上抜けて一時1.3649ドル前後まで急伸した。その後は米長期金利の低下幅縮小が重しとなり1.3575-78ドルまで失速する場面があったが、米長期金利が再び低下したほか、ユーロ円の上昇も支えとなり徐々に値を戻した。

[2014-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日本株高を見越した円売りが先行したほか、ドルに対して市場では「週明けかつ祝日前の5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りが意識されやすい」「米系短期筋の円売りが出た」との指摘があった。ただ、200円近く上昇した日経平均株価が伸び悩むと、円売り圧力が後退し下値が切り上がった。

[2014-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。手掛かり材料難からしばらく方向感のない取引が続いた。ただ、市場では「朝方に円売りを進めた短期筋が下値の堅さを意識して円買い戻しに動いた」との声が聞かれたほか、ナイトセッションの日経平均先物の下落が円買いを誘った。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも見られた。

[2014-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことを受けて、欧州勢の参入後からリスク回避目的の円買いが強まった。市場では「先に売りを進めていた短期勢が円の買い戻しを進めた」との指摘もあった。もっとも、その後は手掛かり材料を欠いたことで徐々に伸び悩むなど、一方的に円買いが進む展開にもなっていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=102円08銭前後まで下落。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ=139円21銭前後まで下げる場面があった。
・ユーロドルは底堅い。対円でドル売りが強まったことに伴って一時1ユーロ=1.3650ドル前後まで上昇した。いったんは1.3622-25ドルまで売りに押される場面も見られたが、売り一巡後は再び1.3640ドル台まで下値を切り上げた。

[2014-02-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。10-12月期豪住宅価格指数が予想を上回ったことで、対豪ドル中心に円売りが優位となった。
 一方、円はドルやカナダドルに対して買い一服。シカゴ日経平均先物が小安く始まったことなどを手掛かりに円買いが先行。対豪ドル中心にドル安が進んだことも円買いドル売りを誘った。ただ、その後の日経平均先物や時間外のダウ先物が底堅く推移したため、円買い圧力が後退した。
 なお、円は欧州通貨に対して一進一退。豪ドル絡みの取引が中心となり方向感が定まらなかった。

[2014-02-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対してじり安。強い10-12月期豪住宅価格指数が引き続き円売り豪ドル買いを誘ったほか、欧州勢がオセアニア通貨買いで参入した。
 一方、その他の通貨に対しては戻りが鈍い。シカゴ日経平均先物や時間外のダウ先物、アジア株全般が堅調に推移したため、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった。一巡後は持ち高調整の円買い戻しが入ったが、欧州株が高く始まると円売りが再開した。

[2014-02-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はさえない。シカゴ日経平均先物や時間外のダウ先物、欧州株式相場が強含んだことを受けて、投資家のリスク許容度改善を見越した円売り外貨買いが進んだ。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けた円売りも観測された。もっとも、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードも強まっており、徐々に円売りの勢いも落ち着いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=102円47銭前後まで上昇。
・ポンド円は昨日高値の1ポンド=168円45銭前後を上抜けて、一時168円67銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは強含み。17時30分前には1ユーロ=1.3683ドル前後まで上昇。その後も1.36ドル台後半で底堅く推移した。

[2014-02-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は荒い値動き。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言原稿で「FOMCは段階的に量的緩和の縮小を継続する可能性が高い」と量的緩和縮小の継続を示唆したことで円売りドル買いが進行。つれる形でその他の通貨に対しても円売りが強まった。もっとも、「量的緩和の終了後も強い緩和政策が適切である」「失業率が6.5%を大幅に下回っても低金利は維持する公算」と現在の緩和的な金融政策を継続する姿勢も示したことで一巡後は円が買い戻された。時間外のダウ先物などが上げ幅を縮めたためリスク回避の円買いも入った。ただ、その後は再び円売りが優勢に。米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越して対ドルで円が弱含んだほか、ダウ平均が堅調に推移したことも円売りを誘い円全体を押し下げた。
 なお、イエレンFRB議長が議会証言での質疑応答で「今後の金融緩和の縮小については経済の見通しが引き続き確認できれば段階的に行う」「予見可能な金融政策を常に支持している」「失業率のみに焦点を当てる必要はない」などと述べたが、新味に欠ける内容だったため相場への影響は限定的だった。

[2014-02-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価の上げ幅縮小に伴い、投資家が運用リスクを取りにくくなるとして円買いが先行した。ただ、1月中国貿易収支が318億6000万ドルの黒字と市場予想の234億5000万ドル程度を上回ったことがわかると、同国と経済的な結びつきの強い豪ドルなどに対して円売りが優位に。日経平均株価が再び強含んだことも円全体を押し下げた。

[2014-02-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。英中銀四半期ごとの物価報告(BOEインフレリポート)を控えて円買いポンド売りが強まる場面があり、ドルや欧州通貨に対しても円高がやや進んだが、勢いは続かなかった。オセアニア通貨に対しては、強い1月中国貿易収支を引き続き材料視した円売りが散見されたが下値は限られた。

[2014-02-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は対ユーロを中心に強含み。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「ECBはマイナス金利を非常に真剣に検討している」と述べたことをきっかけにユーロが全面安となった影響を受けた。また、対ユーロでの円買いが他の通貨に対しても波及したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が下落したことをながめ、投資家のリスク志向低下を見越した円買い外貨売りも進んだ。
 一方、円はポンドに対してはさえない動き。英中銀四半期ごとの物価報告(BOEインフレリポート)で「失業率の数値基準を達成した後も政策金利を0.50%に維持する余地がある」「7%の失業率を見込む時期を11-1月に前倒し」「2014年国内総生産(GDP)見通しを2.8%から3.4%、15年を2.3%から2.7%、16年を2.5%から2.8%に上方修正」などと伝わり、英景気に前向きな見通しが示されたことが円売りポンド買いを促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=102円23銭前後まで下落。
・ポンド円はBOEのインフレリポート後に買いが強まり、1ポンド=169円58銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは軟調。クーレECB理事の発言後にユーロ売りが強まった流れに沿って、1ユーロ=1.35645ドル前後まで下押しした。

[2014-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「ECBはマイナス金利を非常に真剣に検討している」と述べると円買いユーロ売りが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことも円買いを誘った。もっとも、その後は徐々に上値を切り下げた。米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大が意識され対ドルで円安が進み、円全体を押し下げた。
 なお、ポンドに対して円は軟調。英中銀四半期ごとの物価報告(BOEインフレリポート)で英景気に前向きな見通しが示されたことがNY市場に入っても意識され円売りポンド買いが進んだ。

[2014-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。1月豪雇用統計で失業率が6.0%と予想の5.9%より弱かったほか、新規雇用者数も3700人減と予想の1万5000人増に反して減少したため、対豪ドル中心に円買いが先行した。日経平均株価の200円近い下落もリスク回避的な円買いを後押し。市場では「マクロ系ファンドの円買いドル売りが観測された」との指摘もあった。

[2014-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。明日に2月限オプションSQ(特別清算指数)を控えて日経平均株価が310円を超す下げ幅に。投資家がリスク回避姿勢を強め円買いが活発化した。ただ、ナイトセッションの日経平均株価が小高く始まったことなどを手掛かりに、持ち高調整の円売りが出て伸び悩んだ。

[2014-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルでしっかり。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことを受けてリスク回避目的の買いが入ったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した買いも観測された。その後も1月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い内容となったことで全般にドル売りが進んだため、円はさらに上昇幅を拡大した。
 一方、対ユーロでは円は伸び悩み。対ドルでユーロ高が進んだ影響を受けたため、さえない動きとなった。もっとも、米経済指標の発表後には株安に伴う円の買い戻しも入ったことから、やや下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=101円70銭前後まで下落。
・ユーロ円は19時前に1ユーロ=139円67銭前後まで上げたものの、買い一巡後は139円台前半まで押し戻された。
・ユーロドルは堅調。欧州勢の参入後にショートカバーが進み、昨日高値の1ユーロ=1.36535ドル前後を上抜けて目先のストップロスを誘発した。弱い米経済指標の発表後にはドル売りが強まった流れに沿って、1.36915ドル前後まで上げ幅を拡大した。

[2014-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。1月米小売売上高や米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い内容だったことで時間外の米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進んだほか、時間外のダウ先物が下げ幅を広げたためリスク回避の円買いも目立った。ただ、その後は上値を切り下げる展開に。一時は100ドル超下落したダウ平均が70ドル超高まで買い戻されたほか、ナイトセッションの日経平均先物も持ち直したため全般に円を売る動きが進んだ。

[2014-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一転上昇。本日は米国3連休前の実質5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りドル買いが先行した。ただ、日経平均株価が140円超高から290円超安まで急落すると、一転してリスク回避的な円買いが強まった。

[2014-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上げ幅縮小。日経平均株価の290円超安を手掛かりにリスク回避目的の円買いが活発化した。ただ、時間外のダウ先物が下げ渋ると、円の戻り売りや利食い売りが出て伸び悩む展開に。10-12月期独国内総生産(GDP)速報値が予想を上回ったことで対ユーロ中心に円売りが強まった。

[2014-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は弱含み。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が強含んだことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが進んだ。対ユーロでも軟調。10-12月期独国内総生産(GDP)速報値が市場予想より強い結果となったことで全般にユーロ高が強まった影響を受けた。
 もっとも、その後は1月米鉱工業生産指数や2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)などの発表を控えていることもあって徐々に様子見ムードが強まり、円売りの動きも一服した(経済指標データ参照:米鉱工業生産指数の推移グラフへ米消費者態度指数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分前に1ドル=102円ちょうど前後まで上昇。
・ユーロ円も1ユーロ=139円72銭前後まで値を上げる場面があった。
・ユーロドルは強含み。独仏GDP速報値が強い結果となったことを手掛かりに買いが進み、21時過ぎに1ユーロ=1.3715ドル前後まで上昇した。

[2014-02-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。1月米鉱工業生産指数が市場予想を下回る結果となったことを受けて対ドルで円が買われたものの、反応は一時的だった(経済指標データ参照:米鉱工業生産指数のデータ参照へ)。米国の3連休を前に市場参加者が減少するなか、総じて値動きは鈍かった。
 なお、ポンドに対しては弱含み。対ドルでポンド高が進んだ影響を受けたほか、ダウ平均が140ドル高超まで上昇したこともあり円売りポンド買いが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円70銭付近まで下げる場面があったが、下押しは限定的。その後は101円80銭付近で方向感が出なかった。
・ポンド円は1ポンド=170円60銭前後まで上昇した。
・ユーロドルはもみ合い。新規の取引材料を欠いたため、1ユーロ=1.3690ドル前後を挟んでの狭いレンジ取引が続いた。バイトマン独連銀総裁が「ユーロは安定した通貨」「中央銀行はいつでも政策を引き締めることができる」などと述べたが、市場の反応は限られた。

[2014-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。早朝取引で円買いドル売りが先行。10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことで日本株安を見越した円買いも入った。日経平均株価がマイナス圏に沈み100円近く下落したことも円買いを後押しした。ただ、日経平均株価が100円超高まで持ち直すと、円買い圧力が後退し上値が切り下がった。

[2014-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。市場では「朝方に円買いドル売りを進めた米系証券が上値の重さを嫌気して反対売買に動いた」との声が聞かれた。また、「10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことを背景に、明日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が発表されるとの思惑から欧州勢が円売りで参入した」と指摘する市場関係者もいた。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が強含み、投資家のリスク志向が改善したことも円売りを後押しした。

[2014-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は下落。明日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が実施されるとの思惑から欧州勢が円売りで参入。ナイト・セッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が上昇し、投資家のリスク志向が改善したことも円の重しとなった。ただ、米国とカナダが休場で取引参加者が減少しているため、積極的に下値を探る動きは限られている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は欧州勢参入後に一時1ドル=101円99銭前後まで値を上げたものの、そのあとは101円台後半で値動きが鈍った。
・ユーロ円も一時1ユーロ=139円75銭前後と日通し高値を付けたあとは次第に値動きが細っている。
・ユーロドルは北米市場が休場で流動性が低下しており、1ユーロ=1.3700ドルを挟んだ狭いレンジ取引が続いた。ナポリターノ伊大統領は17日、民主党のレンツィ書記長を首相に指名し、組閣を要請した。ただ、相場は反応は限られた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「インフレが長期間2%を上回らなければ、金利は低水準にとどまる可能性」「マイナス預金金利は政策の一つの可能性だがまだ決定していない」などと発言したことにも反応は薄かった。

[2014-02-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は動意が薄かった。10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことを背景に、明日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が実施されるとの思惑から浮上。欧州勢が円売りドル買いに動いた。ただ、そのあとは徐々に値動きが鈍った。米国市場がプレジデンツデーの祝日で休場だったことから、取引参加者が激減し商いは低調となった。

[2014-02-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。海外勢中心に日銀の金融緩和期待が高まるなか、日経平均株価の230円超高を横目に円売りが先行した。市場では「米系証券から円売りドル買いが出た」との声が聞かれた。また、オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で「豪ドル安はバランスの取れた成長を達成するために必要とされる」「一定期間の安定的な金利が賢明である可能性」「影響を評価しながら政策を維持することが賢明」などと伝わり、豪利下げ観測が後退するとの見方から円売り豪ドル買いが強まった。
 ただ、仲値後は日経平均株価の上げ幅縮小とともに円売り圧力が後退。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて持ち高調整の円買い戻しも見られた。
 日銀は17-18日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60-70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを全会一致で決めたと発表。金融緩和が見送られたとして直後には円買いで反応した。
 もっとも、「貸出増加を支援するための資金供給」と「成長基盤強化を支援するための資金供給」について規模を2倍としたうえで1年間延長することが明らかになると、一転円売りが優勢に。先に円買いを進めた短期筋が反対売買を迫られたうえ、日経平均株価の360円超高も円全体を押し下げた。

[2014-02-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日銀が資金供給規模を倍増させたことを受けて円売りが加速した地合いを引き継いだ。日経平均株価の500円超高に伴い、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りも見られた。その後、黒田日銀総裁の定例記者会見を控えて利益確定の円買い戻しが入ったほか、ナイトセッションの日経平均先物の140円下落も円買いを誘い、下値が切り上がった。
 黒田東彦日銀総裁は定例記者会見で「(貸出支援倍増について)日銀の強い姿勢とメッセージを含んでいる」「(貸出支援拡充について)量的・質的金融緩和の効果をより強く、確実にする」「下振れリスクが顕在化すれば躊躇なく異次元緩和を調整」などと語ったが、市場の反応は薄かった。

[2014-02-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が弱含んだことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが出た。対ポンドでも円はしっかり。市場で「1月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回る」との噂が出回ったうえ、結果が予想を下回ったことが円買いポンド売りにつながった(経済指標データ参照:英消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。
 また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことを手掛かりに日米金利差縮小を意識した買いが見られたほか、2月NY連銀製造業景気指数が市場予想より弱い結果となったことも対ドルでの円買いを誘った(経済指標データ参照:NY連銀製造業景気指数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時40分過ぎに1ドル=102円29銭前後まで下落。いったんは102円60銭台まで下値を切り上げたものの、米経済指標が予想より弱かったこともあって戻りは限られた。
・ポンド円は18時40分過ぎに1ポンド=170円37銭前後まで下げる場面も見られた。
・ユーロドルはしっかり。対ポンドでユーロ買いが進んだ影響を受けた。米指標発表後には全般ドル売りが強まったこともあり、1ユーロ=1.37485ドル前後まで上昇した。

[2014-02-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋った。アジア市場では、日銀による貸出支援資金の延長と拡充の決定を受けた円売りドル買いが優勢となったものの、海外市場に限ればじり高の展開となった。2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数や2月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を下回ったことで、米量的緩和の縮小ペースが緩むとの観測から米長期金利が低下。日米金利差縮小を見込んだ円買いドル売りが入った。

[2014-02-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価の一時160円超安に伴い、リスク回避目的の円買いが散見された。全般オセアニア通貨安が進んだ流れに沿って、円買いオセアニア通貨売りがやや目立った。ただ、日経平均株価が下げ渋ると円買いに歯止めが掛かった。

[2014-02-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。新規の取引材料に乏しかったうえ、日経平均株価が動意に欠ける取引となったため、しばらく方向感が出なかった。その後、市場では「欧州勢が円買いユーロ売りで参入した」との声が聞かれたほか、ナイトセッションの日経平均先物の下落が円全体を押し上げた。
 一方、ポンドに対しては弱含み。18時30分に英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨(2月5-6日分)や1月英雇用統計の発表を控えて思惑的なポンド買いが入り、円安ポンド高が進んだ。

[2014-02-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州株や時間外のダウ先物がさえない展開となり、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが進んだ。対ドルでは米10年債利回りが低下したことを見越した円買いも観測された。
 また、対ポンドでも円はしっかり。英雇用統計で失業者数は市場予想より強かったものの、ILO方式による10-12月失業率は7.2%と予想の7.1%より弱かった。指標発表後にポンド売りが強まった流れに沿って、円も上げ幅を広げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=101円88銭前後まで下落。
・ポンド円は昨日安値の1ポンド=170円23銭前後を下抜けて、169円61銭前後まで下押しした。
・ユーロドルはさえない。欧州株安を嫌気した売りが出たほか、対豪ドルなどでユーロ売りが進んだ面もあり、1ユーロ=1.3742ドル前後まで値を下げた。

[2014-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。1月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を下回ったことで円買いドル売りが先行したものの、米長期金利が上昇に転じたことで一転円売りドル買いが優勢に。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「数人のメンバーは会合ごとに100億ドルずつ量的緩和規模を縮小することを支持」「数名のメンバーは早期の利上げの可能性を指摘」との見解が示された。量的緩和縮小が現在と同じペースで続くとの見方が広がり、全般ドル買いが進んだ。

[2014-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。1月貿易統計(速報、通関ベース)で貿易赤字が2兆7900億円と過去最大となり円売りが先行した。本日は5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りドル買いも意識された。
 ただ、日経平均株価の下げ幅拡大に伴い、リスク回避目的で円が買い戻される展開に。市場では「アジア系中銀の円買いドル売りが観測された」との声も聞かれた。2月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が48.3と市場予想平均の49.5を下回ったことがわかると、同国と資源貿易関係の深い豪ドルなどに対して円買いが加速。日経平均株価の一段安も円買いを後押しした。

[2014-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価が330円超下落したほか、上海総合指数がマイナス圏に沈み、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが先行した。「ウクライナ議会が全員を避難させている」との報道を受けて対ユーロ中心に円買いが強まったうえ、2月の仏製造業サービス業購買担当者景気指数(PMI)速報値や独製造業PMI速報値が予想を下回ったことも円買いユーロ売りを後押し。欧州株の下げ幅拡大も円全体を押し上げた。もっとも、独サービス業PMI速報値が予想を上回ったため円買いに歯止めが掛かった。

[2014-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は上値が重かった。欧州勢の参入後は対ユーロで円買いが先行。ウクライナの政情不安や、2月仏製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)速報値や独製造業PMI速報値が予想より弱い結果となり、ユーロが全面安となった流れに沿った(経済指標データ参照:独製造業PMIの推移グラフへ)。もっとも、欧州株や時間外のダウ先物が下げ渋るとリスク回避目的の円買い圧力も後退したため、円はやや上値を切り下げた。
 また、対ドルでも円は伸び悩み。アジア時間からの流れを引き継いで買いが先行したものの、時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めたこともあって、一巡後は日米金利差拡大を意識した売りに押された。対豪ドルでもアジア時間に急ピッチで買いが進んだ反動から戻り売りが優勢だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=101円67銭前後まで下落したものの、その後は102円10銭台まで回復。市場では「東京時間に売りを進めていたアジア勢が買い戻しに動いた」との指摘があった。
・ユーロ円も1ユーロ=139円20銭前後まで下げた後に、140円ちょうど付近まで買い戻された。
・ユーロドルは軟調。弱い欧州経済指標などを手掛かりにした売りが進み、17時30分前には1ユーロ=1.36855ドル前後まで値を下げた。もっとも、その後は急ピッチで値を下げた反動から1.3710ドル近辺まで下げ渋った。

[2014-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。日欧市場では、日本やアジア株相場の下落をきっかけにリスク回避の円買いが優勢となったものの、米国市場では円安が進んだ。この日発表の2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などは市場予想を下回ったものの、寒波による影響との見方から米国株が底堅く推移。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売り外貨買いが広がった。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出て円全体を押し下げた。

[2014-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。日経平均株価の320円超高を横目に円売りが先行。市場では「米系短期筋の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれた。取引材料難のなか株高が一服するとやや買い戻されたが、午後の日経平均株価が370円近く上昇したため円全体が再び押し下げられた。

[2014-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価は引けにかけて440円近い上げ幅となり、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが散見されたが、勢いは長続きしなかった。下値の堅さが確認されたことで円買い戻しが入ったうえ、ナイトセッションの日経平均先物の60円安が円全体をやや押し上げた。

[2014-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は対ポンドで上値が重い。1月英小売売上高の発表を前に思惑的なポンド売りが出たため、円は買いが先行した。もっとも、その後は戻り売りが優勢に。英小売売上高は予想より弱い結果となったが、材料出付くしとして円売りポンド買いが強まった。
 また、円はカナダドルに対しても伸び悩み。欧州勢の参入以降は強含む場面が目立ったものの、カナダ経済指標の発表後に上げ幅を縮小した。1月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことでカナダドル買いが強まった影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はナイトセッションの日経平均先物の下落につれて1ドル=102円33銭前後まで下げる場面があったものの、売り一巡後は米長期金利の上昇を手掛かりにした買いが入り、102円71銭前後まで値を上げた。
・カナダドル円は12月カナダ小売売上高が予想より弱い内容だったことが嫌気されて、22時30分過ぎに1カナダドル=91円61銭前後まで下落した。もっとも、同時に発表された1月カナダCPIが予想を上回ったため、その後は一転して92円14銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは小動き。総じて方向感に乏しく、1ユーロ=1.3710ドル台でのもみ合いが続いた。

[2014-02-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は小安い。時間外の米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いが先行。散発的に損失覚悟の円売り注文を巻き込んでやや下げ足を速める場面があった。ただ、米国株相場が失速し、米長期金利が低下に転じたこともあって積極的に下値を探る動きは限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=102円61銭前後や18日の高値102円74銭前後を上抜けると目先のストップロスを誘発し、一時102円83銭前後と1月31日以来の高値を付けた。
・カナダドル円は底堅い動き。12月カナダ小売売上高が予想より低調だったことからカナダドル売りが出る場面もあったが、下値は堅かった。同時に発表された1月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことが円売りカナダドル買いを促し、一時1カナダドル=92円39銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはしっかり。ウクライナのヤヌコビッチ大統領は21日、野党3党の代表と政治危機の解決に向けた合意文書に署名。同国の混乱が沈静化に向けて前進する可能性が出てきたため、ユーロ買いドル売りが優勢となった。24時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3759ドル前後まで値を上げた。もっとも、前日の高値1.37635ドル前後が目先上値の目処として意識されると、一時1.3719-22ドルまで下押しする場面があった。ポンドドルの下落につれたユーロ売りドル買いも出た。
・ポンドドルは頭が重かった。米住宅指標の悪化で一時1ポンド=1.6725ドル前後まで買われる場面もあったが、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けたポンド売りドル買いが出たことで1.6613ドル前後まで急速に値を下げた。

[2014-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。安く始まった日経平均株価が100円超高まで上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが進んだ。対ドルでは仲値に向けた売りも観測されたが、仲値後は円の買い戻しが優勢に。中国の一部銀行が不動産融資規制を強化すると発表したことを受けて、不動産株を中心に上海総合指数が大幅安となり、日本株もつれて失速。一転してリスク回避目的の円買いが強まった。

[2014-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。午後の日経平均株価が200円超下げたことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りの動きが広がった。もっとも、午後の上海総合指数が下げ渋り、日経平均株価も引けにかけて下げ幅を縮めたため、その後は円もやや上値を切り下げた。

[2014-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は欧州通貨に対して底堅い。欧州勢の参入に伴い円買いポンド売りが強まったが、勢いは長続きしなかった。2月独Ifo景況感指数が予想を上回ったことがわかると、対ユーロ中心に円売りが活発化した。もっとも、ユーロ売り資源国通貨買いが優位となるにつれて、次第に円高ユーロ安が進み下値が切り上がった。
 一方、その他の通貨に対してさえない。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物の上昇が円全体を押し下げた。ユーロ売り資源国通貨買いが優位となったことも円安資源国通貨高につながった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円40銭前後でのもみ合いから102円50銭台までじわりと上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=141円ちょうど付近まで買われた後、140円60銭台まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは一転下落。強い独経済指標を好感して1ユーロ=1.3772ドル前後まで買いが先行したが、19日の高値1.37735ドル前後に上値を抑えられると一転売りが優位に。ユーロクロスの下落も重しとなり、1.37165ドル前後まで下げ足を速めた。

[2014-02-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。円とドルが資源国通貨などに対して同時に売られたため、相場の方向感は出なかった。明日のNYカット(日本時間24時)で行使期限を迎えるまとまった規模のオプションが1ドル=102円50銭に観測されている影響で、動きづらい面もあったようだ。

[2014-02-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が高く始まったことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが先行した。市場では「ソフトバンクが韓国最大手のインターネット検索ポータルサイトであるネイバー傘下のLINEの株式取得を目指すと一部通信社が報じたことが日経平均株価の上昇を支えた」との指摘があった。もっとも、その後に日本株が伸び悩んだ場面では円売りの動きも一服。株価動向のほかに手掛かり材料を欠いたこともあり、積極的に売りが進む展開にもなっていない。

[2014-02-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。午後の上海総合指数が下げ幅を拡大し、ナイトセッションの日経平均先物もつれ安となったため、リスク回避目的の円買いが強まった。

[2014-02-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は底堅い。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が下落したため、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いが先行した。手掛かり材料に乏しいなかで追随する動きは見られず、持ち高調整の円売りに押し戻されたが、欧州株が下げ幅を広げると円買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円22銭前後まで下げた後、102円42銭前後まで下げ渋ったが102円20銭台まで再び下げた。
・カナダドル円は1カナダドル=92円28銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは買い一服。欧州勢の参入に伴い1ユーロ=1.3763ドル前後まで値を上げた。ただ、前日の高値1.3772ドル前後や19日の高値1.37735ドル前後に上値を抑えられると、次第に1.3750ドル前後で方向感を欠いた。
 欧州連合(EU)の欧州委員会はこの日公表した経済見通しで、2014・15年のユーロ圏成長率見通しを上方修正した一方、14・15年のインフレ率予想を下方修正したが市場の反応は薄かった。

[2014-02-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はやや強含み。欧州株や日経平均先物の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが先行。2月米リッチモンド連銀製造業景気指数や2月米消費者信頼感指数が予想を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが活発化し円全体を押し上げた。

[2014-02-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。安く始まった日経平均株価や上海総合指数がプラス圏を回復すると、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売り外貨買いの動きが進んだ。前日の海外時間に円高が進んだ反動もあって、総じて円はさえない動きとなっている。なお、黒田東彦日銀総裁は衆院予算委員会で「量的質的緩和は効果を着実に発揮している」「日本経済は2%物価目標に向けた道筋を順調にたどっている」などの見解を示したものの、目立った反応は見られなかった。

[2014-02-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午後の日経平均株価が一時プラス圏に浮上した場面では投資家のリスク志向改善を見越した円売りが進んだが、その後は日経平均が再び下げに転じたため、円も下値を切り上げた。半面、ナイトセッションの日経平均先物が底堅く推移している影響もあって、円買いの動きも限定的。手掛かり材料に乏しい中で、株価の動きをにらんだ一進一退の動きが続いた。

[2014-02-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は底堅い。市場では「リアルマネーの豪ドル売り米ドル買いが観測された」との指摘があり、豪ドルなどオセアニア通貨に対し円高が進んだ。また、南アフリカが2014年国内総生産(GDP)見通しを従来の3.0%から2.7%に下方修正したことで円買いランド売りが強まった。ユーロに対しては、米格付け会社ムーディーズが「ポルトガルの債務、成長見通しについて依然として懸念している」との見解を示したことが円買いを促した。欧州株の下落やダウ先物の上値の重さも円を押し上げる要因となった。
 【 通貨ペア 】
・ユーロ円はアジア時間の安値1ユーロ=140円40銭前後を下抜け140円38銭前後まで下げた。
・ランド円は1ランド=9円45銭前後まで下落した。
・ユーロドルは上値が重い。一時1ユーロ=1.3757ドル前後まで値を上げたが、前日の高値1.3768ドル前後が目先のレジスタンスとなり上値は限られた。ムーディーズの見解がユーロ売り材料と見なされると、前日の安値1.3715ドル前後を下抜け1.3712ドル前後まで弱含んだ。

[2014-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。ウクライナをめぐる地政学リスクが意識されてリスク回避目的の円買いが先行したものの、そのあとは好調な米住宅指標をきっかけに円売りドル買いが優勢となった。ただ、米長期金利が低下するなかで、積極的に下値を探る動きは限られた。市場では「中国経済への警戒感やウクライナ情勢への懸念が拡大しており、神経質な地合いとなっている」との指摘があった。

[2014-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。日経平均株価が120円超下落するなど軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の円買いが先行。もっとも、その後は日経平均株価が下げ幅を縮小し、プラス圏に転じたため、円は徐々に上げ幅を縮めた。半面、市場では「実需のフローはほとんど見られなかった」との指摘もあり、一方的に円売りが進む展開にもなっていない。

[2014-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロを中心に強含み。一部通信社から「ウクライナのクリミア半島で武装集団が地方政府庁舎を占拠した」と伝わるなど、同国情勢の先行き不透明感がくすぶるなか、欧州勢の参入で全般にユーロ売りが進んだ流れに沿った。また、対ユーロでの円買いの動きは他の通貨に対しても波及。全般に円は底堅く推移した。

[2014-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。ウクライナ情勢の緊迫化や同国のデフォルト懸念を背景にリスクオフの動きが加速。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株の下げ幅拡大とともに円買いが優位となった。対ドルでは米長期金利の低下に伴う円買いも見られた。
 ただ、22時30分に1月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数の発表を控えて、持ち高調整の円売りが散見された。米新規失業保険申請件数は予想より弱かったものの、米耐久財受注額が予想を上回ったことがわかると、米長期金利が低下幅を縮小。株価の買い戻しも円売りを誘い上値が切り下がった(経済指標データ参照:米新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円72銭前後まで下げ足を速めた。ただ、20日の安値101円67銭前後がサポートされると102円16銭前後まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=138円80銭前後まで売り込まれた後、139円51銭前後まで下げ渋った。
・ユーロドルは売り一服。ウクライナを巡る懸念を嫌気して1ユーロ=1.3643ドル前後まで売りが先行した。一巡後は1.3660ドル前後での持ち高調整が続いている。24時のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を見定めたい雰囲気もあるようだ。なお、市場では「終値ベースで一目均衡表雲上限の1.3652ドル前後がポイントとなる」との声が聞かれた。

[2014-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。ウクライナ情勢の緊迫化でリスク回避目的の円買いが先行したものの、予想を上回る1月米耐久財受注額をきっかけに米国株が底堅く推移すると円買いは圧力後退した。対ユーロなどで円売りが強まった影響も受けた。
 ただ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は上院銀行委員会で「米雇用市場の回復は完全雇用からはほど遠い」などと述べ、低金利政策を当面続けるとの考えを改めて表明。全般ドル売りが進んだため、円の下値も限られた。

[2014-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。対ドルでは「国内輸出企業から月末に絡んだ買いが観測された」との指摘があったほか、午前の日経平均株価や上海総合指数がさえない展開となったこともリスク回避の円買いを誘った面があった。また、一部通信社からは「武装集団がウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリの空港を占拠した」とも伝わっており、総じてリスクを取りにくい空気が広がっているようだ。

[2014-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで一進一退。午後の日経平均株価が一時180円超下げるなど軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の円買いが先行した。もっとも、日経平均株価は引けにかけて急ピッチで下げ幅を縮小し、上海総合指数もプラス圏を回復したため、その後は徐々に円の上値も重くなった。半面、さらに円売りを進める材料も乏しかったため、一方的に円売りが強まる展開にはなっていない。
 一方、対ポンドでは円は上値が重かった。株安を背景にした買いが先行したが、対ドルでポンド高が進むとつれて円売りポンド買いが優勢となった。

[2014-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は弱含み。米長期金利やナイトセッションの日経平均先物の上昇を背景に円売りドル買いが広がった。2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を上回ったことを手掛かりにユーロが全面高となり、円売りユーロ買いも加速した。対カナダドルでは強い10-12月期カナダ国内総生産(GDP)を受けて円売りが優位となった。
 なお、10-12月期米GDP改定値は予想を若干下回ったが影響は限定的だった。23時45分に2月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、23時55分には2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値の発表を控えている(経済指標データ参照:米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)の推移グラフへ米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ユーロ円は1ユーロ=140円95銭前後まで値を伸ばした。
・カナダドル円は1カナダドル=92円03銭前後まで買われた。
・ユーロドルは急伸。ユーロ圏HICP速報値が予想を上回ったことがユーロ買い材料とみなされた。19日の高値1ユーロ=1.37735ドル前後を上抜けて上昇に弾みが付き、昨年12月27日以来の高値となる1.3824ドル前後まで急伸した。

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