為替・株式・商品マーケット概要

為替・株式・商品マーケット概要のイメージ画像

 2014年7月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年7月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年7月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨に対して軟調。月末・期末に絡んでドル安ポンド高が優勢となった影響を受けて円売りポンド買いが先行。ユーロやスイスフランなどその他の欧州通貨にも波及して円は総じてさえない値動きとなった。なお、ドルに対しては下値が堅かった。米10年債利回りが上昇したことに伴って日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出たほか、強い5月米住宅販売保留指数も円売りにつながった。ただ、その後は買い戻しが優勢に。米10年債利回りが低下に転じたうえ、ユーロやポンドなどに対してドル売り圧力が高まった影響も受けた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年7月 発言・ニュース

[2014-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨に対して軟調。月末・期末に絡んでドル安ポンド高が優勢となった影響を受けて円売りポンド買いが先行。ユーロやスイスフランなどその他の欧州通貨にも波及して円は総じてさえない値動きとなった。なお、ドルに対しては下値が堅かった。米10年債利回りが上昇したことに伴って日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出たほか、強い5月米住宅販売保留指数も円売りにつながった。ただ、その後は買い戻しが優勢に。米10年債利回りが低下に転じたうえ、ユーロやポンドなどに対してドル売り圧力が高まった影響も受けた。

[2014-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。市場では「本邦信託銀行や本邦証券から断続的な円売りドル買いが観測された」との指摘があり、円が全面安となった。日経平均株価の220円超高も円全体を押し下げた。なお、豪ドルに対しては一進一退となった。日本株高を横目に円売りが強まる場面があったが、13時30分に豪準備銀行(RBA)政策金利発表を控えて方向感が定まらなかった。6月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は予想通りの結果となり、6月HSBC中国製造業PMI改定値は予想を若干下回ったが、影響は限定的だった。

[2014-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。日経平均株価の伸び悩みに伴い円買い戻しが散見されたが、欧州株が高く始まると円売りが再開した。オーストラリア準備銀行(RBA)が声明で豪ドル高へのけん制姿勢を後退させたとの見方から、円売り豪ドル買いが活発化。6月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を上回り、円売りユーロ買いも強まった。対ポンドでは強い6月英製造業PMIを手掛かりに円売りが優位となった。

[2014-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・Overview】1日の欧州外国為替市場で円はさえない。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式相場が強含んだことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが先行した。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したため、日米金利差拡大を見越した売りも出た。もっとも、米長期金利の上昇が一服すると対ドルでの売りの勢いも後退した。一方、豪ドルやポンドに対しては弱含み。オーストラリア準備銀行(RBA)声明を受けてアジア時間から円売り豪ドル買いが強まった流れを引き継いだほか、ポンドに対しては6月英製造業PMIが強い結果となったことで売りが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時前に1ドル=101円59銭前後まで上げたが、その後は101円40銭台まで伸び悩み。
ポンド円は1月2日以来の高値となる1ポンド=174円23銭前後まで上昇した。
・ユーロドルはもみ合い。6月仏製造業PMI改定値が予想を上回ったことで買いが入る場面があったが、その後に発表された6月独製造業PMI改定値や6月ユーロ圏製造業PMI改定値は予想より弱く、買いも長続きしなかった。1ユーロ=1.3690ドル前後を挟んだもみ合いとなっており、18時30分過ぎには一時1.3697ドル前後まで上げたものの、1.3700ドルに観測されているバリアオプションの防戦売りに上値を抑えられると伸び悩んだ。

[2014-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はポンドや豪ドルなどに対して軟調。6月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことをきっかけに欧州時間に円売りポンド買いが進んだ流れを引き継いだ。また、オーストラリア準備銀行(RBA)声明を受けてアジア時間に豪ドル高が進んだ影響が残り、総じて豪ドルに対して円はさえない値動きが続いた。ダウ平均が170ドル超上昇したことも円売りを誘った。
 なお、ドルに対してはもみ合い。6月米ISM製造業指数や5月米建設支出が弱い内容だったことで円買いドル売りが入る場面があったが、反応は一時的だった。その後、米長期金利が上昇したほか、米国株が堅調に推移したものの目立ったフローは見られず、狭いレンジ取引が続いた。

[2014-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。日経平均株価が120円近い上げ幅となり、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが散見された。市場では「海外長期資金の円売りドル買いが観測された」との声も聞かれた。ただ、新規の取引材料に乏しく円安が加速する展開にはならなかった。日経平均株価の伸び悩みに伴い円買い戻しがやや入った。なお、オセアニア通貨に対しては強含み。5月豪貿易収支がさえない結果となり、対豪ドル中心に円買いが広がった。

[2014-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。バルス仏首相が「ユーロは過大評価されている」との見解を示したと伝わり、円買いユーロ売りがやや強まった。日経平均株価が引けにかけて上げ幅を縮小したことも円買いを後押し。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも見られた。ただ、ポンドに対しては失速した。全般円買いが先行した流れに沿ったが、6月英建設業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことで一転して円売りが強まった。

[2014-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は一転下落。ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことをながめ、投資家のリスク志向低下を見越した円買い外貨売りが進んだ。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで、日米金利差縮小を見越した買いも入った。もっとも、米経済指標の発表後は一転して売りが優勢に。6月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比28万1000人増と市場予想平均の20万5000人程度増を大幅に上回る強い結果となった(経済指標データ参照:ADP全米雇用報告)。指標発表後に米長期金利が急上昇し、円も対ドルでは一転して売りに押された。また、対ドルでの円売りが他の通貨に対しても波及したほか、日経平均先物が持ち直したこともあって全般に円は弱含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分前に1ドル=101円41銭前後まで下げたものの、21時40分過ぎには101円74銭前後まで反発。ユーロ円も1ユーロ=138円56銭前後まで下げた後、138円80銭台まで買い戻された。
・ユーロドルは軟調。6月英建設業購買担当者景気指数(PMI)が予想より強い結果となり、対ポンドでユーロ売りが強まった流れに沿った。ADP全米雇用報告の発表後には米長期金利が上昇したため、売りの勢いが強まり、1ユーロ=1.3641ドル前後まで下押しした。

[2014-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。6月のADP全米雇用リポートで政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比28万1000人増と市場予想平均の20万5000人程度増を上回ったことで米長期金利の急上昇とともに対ドルで円売りが優勢に。その後も米長期金利が上昇を続けたため円安ドル高が進み、他の通貨に対しても円売りが波及した。なお、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が「金利は安全確保の主要手段であってはならない」「安全性への懸念から金利政策を変更すべきではない」などと述べたが、相場への影響は限られた。

[2014-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して堅調。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「投資家は豪ドル下落の可能性を過小評価している」などと語り、円買い豪ドル売りが優位となった。5月豪小売売上高が予想を下回ったことも円買いを後押しした。なお、5月豪住宅建設許可件数は予想を上回った。一方、その他の通貨に対しては下値が堅い。日経平均株価の60円超高に伴い円売りが先行。対豪ドル中心にドル買い圧力が高まった影響から円安ドル高が進んだ。ただ、日経平均株価が下げに転じると円売りは一服した。

[2014-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の40円超安を背景に円買いが散見されたが、追随する動きは限られた。欧州株が高く始まると円がじり安に。対ドルでは米長期金利が上昇に転じたことで円売りが出たほか、米系証券の円売りが観測された。もっとも、ポンドに対しては6月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったため円買いが強まった。

[2014-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り優勢。6月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比28万8000人増、失業率は6.1%となり、市場予想の21万5000人増と6.3%よりいずれも大幅に強い結果となった。指標発表後に米10年債利回りが急上昇したため、日米金利差拡大を見越した売りが強まった。
 一方、他の通貨に対しては高安まちまち。対ドルでのポンド売りが限定的だったほか、対ユーロではポンド買いが目立ったことから、円はポンドに対してはさえない動きとなった。半面、NZドルやスイスフランなどは対ドルで大幅に下落したため、つれて円買いNZドル売りや円買いスイスフラン売りが目立った。
 なお、円はユーロに対して方向感の乏しい動き。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は定例記者会見で「金利はかなりの期間にわたって現在の水準にとどまる見込み」「ユーロ圏の経済へのリスクは引き続き下向き」「ABS購入の準備作業を加速した」「ECBは2015年から定例理事会を6週間ごとに開催する」などと述べた。対ユーロでのドル買いは目立っていたものの、対ユーロでの円買いは限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円27銭前後と6月18日以来の高値を更新。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=138円96銭前後まで下げる場面もあったが、売りの勢いも長続きしなかった。
・ユーロドルは軟調。米雇用統計の発表後にドル買いが強まった流れに沿って、1ユーロ=1.35965ドル前後まで下押しした。

[2014-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して軟調。6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比28万8000人増と市場予想平均の前月比21万5000人増より強かったほか、失業率も予想より強い内容だったことで米長期金利が急上昇。日米金利差拡大を見越した売りが優位となった。その後に米長期金利が上昇幅を縮めたものの、米国株が堅調に推移したこともあり円は総じてさえない動きとなった。また、対ドルでの円安がカナダドルやポンドにも波及。対ユーロでカナダドル高ポンド高が進んだことも円相場の重しとなった。
 なお、ユーロに対しては方向感に乏しかった。米雇用統計発表後に対ドルで円安が進んだことにつれて円売りユーロ買いが出たが、長続きしなかった。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の定例記者会見で「ユーロ圏の経済へのリスクは引き続き下向き」「ABS購入の準備作業を加速した」などと発言したことで円の買い戻しが強まる場面があった。一方で、米債券・株式市場が独立記念日前日で短縮取引となり市場参加者が減少したため、次第に値動きが細った。

[2014-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。日経平均株価の伸び悩みに伴い、前日NY時間の円安進行に対する利益確定の円買いが散見された。ただ、米国市場が独立記念日で休場とあって流動性が低下しており、大きな値動きは見られなかった。なお、15時には5月独製造業新規受注の発表を控えている。

[2014-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。市場では「本邦輸出勢の円買いドル売りが散見された」との声が聞かれた。また、5月独製造業新規受注が予想を下回ったことで円買いユーロ売りが強まり、その他の通貨に対して円買いが波及した。欧州勢から持ち高調整の円買いも出たようだ。

[2014-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は小高い。欧州勢の参入後に週末を控えた持ち高調整の買いが入った。もっとも、ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式相場が小動きとなるなど一段の買いを誘う材料は乏しく、相場は次第に値動きが細った。米国が独立記念日の休場で市場参加者が少なく、総じて動意は薄かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に1ドル=101円97銭前後まで下げたものの、その後は102円05銭前後でのもみ合いに。市場では「50日移動平均線の101円97銭前後や昨日の安値101円76銭前後などが目先の下値目処」との指摘もあった。
・ユーロ円も17時過ぎに1ユーロ=138円58銭前後まで下げたが、売り一巡後は138円70銭近辺での小動きとなった。
・ユーロドルは小安い。昨日安値の1ユーロ=1.3596ドル前後を下抜けて、22時過ぎには1.35855ドル前後までやや値を下げた。もっとも、手掛かり材料に乏しい中で、積極的に売りを進める展開にはなっていない。

[2014-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は高安まちまち。米国が独立記念日の祝日で市場参加者が減少したため、週末を前にした持ち高調整中心の小動きとなった。ポンドや豪ドルなどに対して弱含んだ半面、カナダドルに対しては買いが入った。なお、ドルに対しては方向感を欠いた動きに終始した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円05銭前後での小動き。
・カナダドル円は1カナダドル=95円75銭前後まで下落した。
・ユーロドルは下げ渋り。22時前に1ユーロ=1.3585ドル前後まで下げたものの、売り一巡後は1.36ドル台を回復する場面もあった。ユーロカナダドルなどの上昇につれた買いが入った

[2014-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して売り一服。時間外の米長期金利の上昇を背景に円売りが先行。市場では「英系銀行から円売りが観測された」との指摘もあった。ただ、下値では本邦輸出勢の円買いも厚く、さらに円が売られる展開にはならなかった。
 一方、その他の通貨に対してはもみ合い。全般NZドル売りが強まった流れに沿って円高NZドル安が進んだが、総じてドル絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。

[2014-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が引けにかけて50円超下落。投資家が運用リスクを取りにくくなるとして円買いが広がった。弱い5月独鉱工業生産が円買いユーロ売りを誘ったほか、欧州株や時間外のダウ先物が弱含んだことも円買いを後押しした。

[2014-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州株式相場や時間外のダウ先物が下落し、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、全般に円買い外貨売りの動きが広がった。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りの低下で、日米金利差縮小を見越した買いも入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に1ドル=101円82銭前後まで下押し。
・カナダドル円は一時1カナダドル=95円67銭前後まで下げる場面があったが、5月カナダ住宅建設許可が予想を上回る強い結果となったため、指標発表後には95円80銭台まで買い戻された。
・ユーロドルはしっかり。米長期金利の低下を手掛かりにした買いが進み、17時30分過ぎに1ユーロ=1.3602ドル前後まで上昇した。もっとも、アジア時間につけた高値の1.3603ドル前後が意識されると上値も重くなった。

[2014-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。米国株相場の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが先行。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り、円全体を押し上げた。カナダドルに対しては低調なカナダ経済指標を手掛かりに円買いが進んだ。

[2014-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価の150円超安に伴いリスク回避的な円買いが先行した。ただ、日経平均株価が前日終値手前まで下げ幅を縮小すると円買い圧力が後退した。対豪ドルでは6月豪NAB企業景況感指数の改善を受けて円売り豪ドル買いが強まった。

[2014-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロやポンドに対して強含み。欧州勢が対オセアニア通貨中心にユーロ売りで参入。つれる形で円高ユーロ安が進んだ。また、5月英鉱工業生産指数や5月英製造業生産高が予想に反して低下したため、円買いポンド売りが加速した。一方、オセアニア通貨に対しては軟調。6月豪NAB企業景況感指数の改善が改めて円売り豪ドル買いを誘ったほか、格付け会社フィッチによるNZ格付け見通し引き上げを受けて円売りNZドル買いが優位となった。なお、ドルに対しては手掛かり材料難から方向感が出なかった。

[2014-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は強含み。時間外のダウ先物や日経平均先物が下落したことを受けて、リスク回避目的の円買いが広がった。対ドルでは時間外の米10年債利回りの低下で、日米金利差縮小を見越した買いも入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=101円53銭前後まで下落。
・ポンド円は5月英鉱工業生産や5月英製造業生産指数が弱い結果となったことが嫌気され、一時1ポンド=173円87銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは一進一退。米長期金利の低下で全般にドル売りが進んだ流れに沿ったほか、弱い英指標発表後に対ポンドでユーロ買いが進むと、つれて1ユーロ=1.36ドル台を回復する場面が見られた。一方で、本日高値の1.3610ドル前後の手前では上値も重く、一方的に買いが進む展開にはなっていない。

[2014-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。ダウ平均が一時150ドル近く下げたうえ、ナイトセッションの日経平均先物が140円下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが優勢となった。米長期金利が低下したことで、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも入り円全体を押し上げた。

[2014-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の130円近い下落に伴いリスク回避的な円買いが先行した。ただ、日経平均株価が20円超安まで下げ幅を縮めると持ち高調整の円売りに押される展開に。市場では「本邦輸入勢の円売りが観測された」との指摘もあり上値が切り下がった。対ドルでは米長期金利の上昇を意識した円売りが進んだ。

[2014-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮め、リスク回避姿勢を弱めた投資家から円売りが広がった。クーンベルギー中銀総裁が「ユーロは過度に強くない」と発言したことで円売りユーロ買いが入ったほか、対ドルでは米金利上昇を背景にした円売りが見られた。ただ、さらに円売りを進める材料が見当たらず、次第に方向感を欠いた。

[2014-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。米金利の上昇で全般にドル買いが進んだ影響を受けた。もっとも、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心だったほか、手掛かり材料も乏しく、総じて方向感を欠いた動きだった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=101円73銭前後まで上昇。
・ユーロ円は1ユーロ=138円40銭前後を挟んだもみ合いとなった。
・ユーロドルはさえない。1ユーロ=1.3630ドル前後で目先の上値を確認したとの見方から、欧州勢の参入後は売りに押された。米金利上昇の影響でドル買いが強まったこともあり、21時過ぎには1.36025ドル前後まで下押しした。

[2014-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調だった。米国株が上昇したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られた。対ユーロでは損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。一方、ドルに対しては下値の堅さが目立った。米10年債入札後に米長期金利が上昇幅を拡大。日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが先行した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表直後には一段安となった。ただ、そのあとは「FOMCは予想ほどタカ派的な内容ではなかった」との見方が広がり、米金利が急低下。一転してドルを売る動きが優勢となった。

[2014-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して一転上昇した。6月豪雇用統計で新規雇用者数が1万5900人増と市場予想平均の1万2000人増を上回ったことが伝わると円売りで反応した。ただ、失業率が6.0%と市場予想平均の5.9%より弱かったうえ、新規雇用者数の内訳で非常勤雇用者数は増加した一方、正規雇用者数が減少したこともあり、直後に円買い戻しが入った。6月中国貿易収支が予想を下回ったことも円買いを後押しした。なお、その他の通貨に対してはじり高。日経平均株価が20円超高から50円近い下落となり、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが広がった。

[2014-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。6月豪雇用統計のさえない内容や弱い6月中国貿易収支が改めて材料視され、対豪ドル中心に円買いが広がった。市場では「米系証券の円買いドル売りが観測された」との声が聞かれたほか、5月仏鉱工業生産指数や6月仏消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで円買いユーロ売りも出た。対ポンドでは低調な5月英貿易収支が円買いを後押しした。

[2014-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は堅調。ポルトガル株式相場でエスピリト・サント・インターナショナル(ESI)の一部短期債務の返済延期を背景に、子会社であるエスピリト・サント・フィナンシャル・グループ(ESFG)の取引が一時停止。同国の金融不安を嫌気して、欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が大幅安となったため、全般にリスク回避目的の円買いが広がった。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したため、日米金利差縮小を見越した買いも入った。ポンドに対しても円は堅調。株安を受けた買いが入ったほか、5月英貿易収支が予想より弱い結果となったことも円買いポンド売りにつながった面がある。なお、イングランド銀行(英中央銀行)は10日、政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。資産買取プログラムの規模も3750億ポンドで維持したが、いずれも市場予想通りの結果だったため、相場への反応は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は6月30日安値の1ドル101円24銭前後を下抜けて目先のストップロスを誘発し、一時101円07銭前後と5月21日以来の安値を更新。
・ユーロ円も1ユーロ=137円59銭前後まで急ピッチで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。欧州勢の参入後に売りが強まり、21時過ぎには1ユーロ=1.3602ドル前後まで値を下げた。その後は米長期金利が低下した影響で下げ渋る場面があったが、戻りも限定的だった。

[2014-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は上値の重さが目立った。ポルトガルの銀行不安で欧州株が大幅に下落。さらにダウ平均が180ドル、日経平均先物が250円下げると、投資家がリスク回避姿勢を強め円を買い戻す動きが先行した。ただ、そのあとはダウ平均が急速に下げ幅を縮小したことで円買い圧力は後退した。米長期金利が低下幅を縮めたことも円売りドル買いを誘い、円全体の重しとなった。

[2014-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価は110円超安から10円超安まで下げ幅を縮小した。ただ、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りは目立たず、総じて方向感のない取引が続いた。甘利明経済再生担当相は「日銀の出口戦略は時期尚早」「公的・準公的資金の運用をデフレ型からインフレ型に変える」などと語ったが、市場の反応は薄かった。

[2014-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が再び100円超下落したため、リスク回避的な円買いが散見された。ただ、日経平均株価が引けにかけて下げ渋ると円買い圧力が後退した。ポルトガルの株式債券相場が高く始まり、同国の銀行懸念がいったん落ち着いたとの見方も円売りを誘った。

[2014-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はカナダドルに対して堅調。6月カナダ雇用統計で失業率が7.1%と市場予想の7.0%より弱い結果となったほか、新規雇用者数も9400人減と市場予想平均の2万人程度増に反して減少したため、同国の雇用情勢に対する懸念が強まり、カナダドルが全面安となった流れに沿った。一方、他の通貨に対してはもみ合い。ポルトガル大手銀行の健全性への懸念を意識したリスクオフの動きが落ち着き、その他に手掛かり材料が乏しかったため、総じて方向感を欠いた動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円30銭前後での小動き。
カナダドル円はカナダ雇用統計の発表後に急ピッチで値を下げる展開となり、1カナダドル=94円60銭前後まで売りに押された。
・ユーロドルは上値が重い。前日に大幅安となったポルトガル株を含む欧州株が全般に強含んだことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した買いが入った。17時30分前には1ユーロ=1.3625ドル前後まで上昇。もっとも、ユーロ買いの流れも続かず、その後は徐々に上値を切り下げる展開に。市場では「海外ヘッジファンドからの売りが出た」との指摘もあり、22時過ぎには1.3592ドル前後まで押し戻された。

[2014-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は小動き。ポルトガル大手銀行の経営不安をきっかけとした投資家のリスク回避姿勢は和らぎ、円を買い戻す動きは一服。来週は日銀金融政策決定会合イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントが相次ぐことから、積極的な売買を手控える向きが多く狭いレンジ取引が続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円台前半でこう着。今日1日の値幅は21銭程度と小さかった。
・カナダドル円は大幅安。前日の安値1カナダドル=94円68銭前後を下抜けて一時94円33銭前後まで下げ足を速めた。6月カナダ雇用統計が低調な内容だったことから、円買いカナダドル売りが膨らんだ。
・ユーロドルはもみ合い。市場では「海外ヘッジファンドの売りが観測された」との指摘があり、22時過ぎに一時1ユーロ=1.3592ドル前後まで下げた。半面、前日の安値1.3589ドル前後が目先下値の目処として意識されたため下値も限定的だった。市場では「ポルトガルの問題が悪化しなかったため、市場は落ち着きを取り戻している」との声が聞かれた。

[2014-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。週明けの日経平均株価は底堅く推移したものの、株高を手掛かりにした円売りの動きは限定的。明日に日銀金融政策決定会合イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言などを控えて様子見ムードが強く、全般に動意は乏しかった。

[2014-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が160円超上げたほか、欧州株やナイトセッションの日経平均先物も上昇し、投資家のリスク志向拡大を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。アジア時間は全般に動意が乏しかったものの、欧州勢の参入で次第に円売りが優勢に。対ユーロで持ち高調整の売りが進んだことなどを受けて、他の通貨に対しても円売りが波及した面もあった。

[2014-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はじり安。欧州株や時間外のダウ先物の上昇を背景に円売りが散見された。対ドルでは米長期金利の上昇に伴う円売りも見られた。ただ、ポンドに対してはポンドドルの下落につれて円買いが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円58銭前後までじわりと上げた。ポンド円は1ポンド=173円35銭前後まで値を下げた。市場では「明日に6月英消費者物価指数(CPI)などの発表を控えて持ち高調整のポンド売りが出たのではないか」との声もあった(経済指標データ参照:英消費者物価指数-CPI)。
・ユーロドルはもみ合い。米主要指標の発表がなく手掛かり材料に乏しいなか、ポンド絡みの取引が中心となり1ユーロ=1.3625ドル前後で方向感を欠いた。

[2014-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はやや弱含み。ダウ平均が一時140ドル超上昇したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが先行。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出て円全体の重しとなった。ただ、今週は日銀金融政策決定会合イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントが相次ぐことから、積極的な売買を手控える向きも多く大きな方向感は出なかった。なお、イエレンFRB議長は21日付けのザニューヨーカー誌のインタビューで「米景気回復後も緩和的な金融政策を維持する必要がある」との見解を示したが、目立った反応はなかった。

[2014-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。日経平均株価が140円超上昇したことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。また、本日は事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いも進んだ。他の通貨に対しても円はさえない動き。対ドルでの円売りが波及したほか、対豪ドルではオーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨の公表後に売りが強まった。RBA議事要旨では「今後1年間で成長率はトレンドを若干下回ると予想」「安定的な金利が最も健全なコースだろう」などの見解が示された。一部市場では追加利下げ期待が高まっていたものの、利下げを示唆する内容ではなかったため、豪ドル買いが強まった流れに沿った。なお、日銀は14-15日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」の中間評価では2014年度の実質GDPを1.0%と4月時点の1.1%から下方修正したが、2015、2016年のGDP見通しやコアCPI見通しはいずれも4月時点から変更されなかった。

[2014-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が伸び悩んだことを受けて、投資家のリスク志向拡大を見越した売りが一服。欧州勢の参入後に豪ドルなどが対ドルで下落すると、つれて円買い豪ドル売りが進んだ。また、円はドルに対してもしっかり。株価の伸び悩みや時間外の米10年債利回りが低下したことも円の買い戻しを誘った。一方、ポンドに対しては軟調。しばらくは円が強含んでいたものの、英物価統計後は一転して売りが優勢に。6月英消費者物価指数(CPI)や6月英小売物価指数(RPI)がいずれも予想より強い結果となり、ポンドが全面高となった流れに沿った。

[2014-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。7月独ZEW景況感指数が予想を下回ったことで対ユーロ中心に円買い圧力が高まったが長続きしなかった。JPモルガンチェースやゴールドマンサックスなど好調な米企業決算を受けて時間外のダウ先物が一転上昇。欧州株やナイトセッションの日経平均先物も持ち直し、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが出て伸び悩んだ。
 6月米小売売上高は予想を下回ったものの、7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回ったことがわかると米長期金利が上昇に転じた(経済指標データ参照:米小売売上高米ニューヨーク連銀製造業景気指数)。円売りドル買いがじわりと進み、他の通貨に対しても円売りが散見された。6月英消費者物価指数(CPI)など強い英インフレ指標が引き続き意識され、円売りポンド買いも継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円52銭前後から101円66銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=138円ちょうど前後から138円43銭前後まで持ち直し、アジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。
・ユーロドルは戻りが鈍い。弱い独景気指標を嫌気して1ユーロ=1.35875ドル前後まで値を下げた。7日の安値1.3576ドル前後をバックにした買いが強まり1.3621ドル前後まで値を戻したが、米経済指標発表後に米長期金利が上昇に転じたため1.3600ドル付近まで失速した。

[2014-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言について「当初は従来通りのハト派的な内容」と解釈されたため、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが先行した。ただ、同議長が「労働情勢が予想より速く改善し続ければ、利上げは予想より早くなりペースも速くなるだろう」と述べたことが伝わると、米早期利上げ観測が台頭し円売りドル買いが進んだ。一方、円はドル以外の通貨に対しては強含んだ。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2014-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドルで下値が堅かった。4-6月期中国GDPが予想より強い結果となったことで、同国と資源貿易関係の深い豪ドルが一時買われたものの、その後は高値警戒感から豪ドルが売りに押されたため、円も対豪ドルでは強含んだ。6月中国小売売上高が弱い結果となったことも豪ドル売りを促した面があった。また、NZドルに対して円は堅調。4-6月期NZ消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで朝方から円買いNZドル売りが進んだ。一方、ドルに対してはさえない動き。小安く始まった日経平均株価がプラス圏に浮上したことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した売りが出た。もっとも、株買いの流れも続かなかったため、その後は安値圏でのもみ合いとなった。

[2014-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。欧州勢の参入後に一時買いが進んだものの、欧州株が高く始まったほか、ナイトセッションの日経平均先物も強含んだため、円買いの流れも続かなかった。また、ポンドに対しても伸び悩み。6月英雇用統計で賃金の伸びの低下が確認されると一時ポンド売りが進んだため、円もポンドに対しては強含む場面が見られた。もっとも、失業者数は前月比で3万6300人減と市場予想平均の前月比2万7000人減より強い結果となったため、その後は徐々に円売りポンド買いに押された。

[2014-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移すると、投資家がリスクを取りやすくなるとして円売りが散見された。対ドルでは米長期金利の上昇に伴う円売りも見られた。ただ、6月米鉱工業生産指数が予想を下回ったことがわかると、米長期金利の上昇幅縮小とともに円が若干買い戻された(経済指標データ参照:米鉱工業生産指数の推移グラフへ)。
一方、ユーロに対してはしっかり。6月英雇用統計で失業者数が予想より強く、対ポンド中心にユーロ売りが進むにつれて円買いユーロ売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円79銭前後までじわりと上げたが上値は限られた。
・ユーロ円は1ユーロ=137円61銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはさえない。ポンドや豪ドルなどに対してユーロ安が進んだ影響を受けたほか、米金利上昇や強い6月米卸売物価指数(PPI)が重しとなり、1ユーロ=1.3525ドル前後と6月12日以来の安値を付けた。ただ、米鉱工業生産指数が弱かったため売りは一服している。

[2014-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は小動き。ダウ平均が史上最高値を更新したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りドル買いが出た。半面、米長期金利が低下したため、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが入り相場は大きな方向感が出なかった。一方、円はユーロに対しては強含んだ。ユーロ全面安となった流れに沿って円高ユーロ安が進んだ。

[2014-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。高く始まった日経平均株価が伸び悩んだことをながめ、徐々に円買いが優勢となった。市場では「対ユーロや対NZドルなどで米系証券からの買いが観測された」との指摘もあった。また、円は対ドルでもしっかり。全般に円高が進んだ流れに沿ったほか、時間外の米10年債利回りが小幅に低下したことも、日米金利差縮小を見越した買いを誘った面があった。

[2014-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで買い一服。午後の日経平均株価が下げに転じるなど軟調に推移したことを受けて、投資家のリスク志向低下を見越した円買いが先行した。もっとも、時間外のダウ先物や欧州株が下げ渋ったため、次第に上値も重くなった。また、円はユーロに対しても上値が重かった。株安を受けた買いが入る場面があったが、欧州勢の参入後は上げ幅を縮めた。米国と欧州連合(EU)が対ロシア制裁を強化したことを受けて、ルーブルに対してユーロ買いが進んだため、つれて円売りユーロ買いが出た。

[2014-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は買い一服。欧州株や時間外のダウ先物の下落に伴いリスク回避的な円買いが広がった。ただ、モルガン・スタンレーの好決算を受けて株安が一服すると円買い圧力が後退した。
 前週分の米新規失業保険申請件数は予想より強かったものの、6月米住宅着工件数や6月米建設許可件数は予想を下回り、強弱入り混じる内容となった(経済指標データ参照:米住宅着工件数の推移グラフへ米建設許可件数の推移グラフへ)。米長期金利が低下し円買いドル売りが散見されたが、勢いは続かなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円41銭前後まで小幅に下げる場面があったが、総じて101円50銭前後でのもみ合いに終始した。ポンド円は1ポンド=173円41銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはもみ合い。6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比0.5%上昇と市場予想通りの結果となり、材料視されなかった。相場は方向感に乏しく1ユーロ=1.3530ドル前後でのもみ合いに終始した。

[2014-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。米国による対ロシア経済制裁強化を嫌気して米国株が下落して始まると円買い外貨売りが先行。「緊張が続くウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜された」との報道や、「イスラエルによるガザ地区への地上侵攻」が明らかになるとダウ平均が一時170ドル超下落した。投資家がリスク回避姿勢を強め円買いが活発化した。

[2014-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。昨日の海外時間に進んだリスク回避の動きが一服し、週末を前に持ち高調整目的の円売りが出た。また、安く始まった日経平均株価が次第に下げ幅を縮めたことも売りを誘った面がある。対円では時間外の米10年債利回りが上昇したことで、日米金利差拡大を見越した売りも観測された。

[2014-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ幅を拡大。午後の日経平均株価が買い戻し一服となったことで下げ渋る場面もあったが、欧州勢の参入後は円売りが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだため、全般に円売り外貨買いの動きが広がった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇幅を広げたことで日米金利差拡大を意識した売りが出たほか、豪ドルなどオセアニア通貨に対しては昨日まで買いが目立っていた反動で売りが強まった。

[2014-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はカナダドルに対して弱含み。6月カナダ消費者物価指数(CPI)や5月カナダ卸売売上高が予想を上回ったことで円売りカナダドル買いが進んだ。一方、ポンドに対して伸び悩み。市場で「カーニー英中銀(BOE)総裁が週末の新聞でハト派的なコメントをした」との噂が出回り、円買いポンド売りが加速した。ただ、BOEが「週末にカーニーBOE総裁のインタビューはない」として否定したため、円買いは一服した。また、ユーロに対しても伸び悩み。円買いポンド売りが加速した影響を受けた。イタリア中銀がイタリアの2014年国内総生産(GDP)見通しを従来の0.7%から0.2%に下方修正したほか、「下振れリスクがある」と指摘したことも円買いユーロ売りを後押しした。ただ、ダウ平均が60ドル超上昇したため円買い圧力が後退した。なお、その他の通貨に対してはもみ合い。カナダドルやポンド、ユーロ絡みの取引が中心となり方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円40銭前後でのもみ合いが続いた。
・ポンド円は1ポンド=172円68銭前後まで売り込まれた後、173円ちょうど手前まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=136円76銭前後まで下げ足を速めたが、アジア時間に付けた日通し安値136円72銭前後を下抜け出来ず137円台を回復した。
・ユーロドルは行って来い。ポンドドルの急落につれたほか、イタリア中銀のGDP見通し下方修正をきっかけに仕掛け的なユーロ売りが持ち込まれた。1ユーロ=1.3500-1.4000ドルのダブルノータッチオプションを突破し、1.3491ドル前後と2月6日以来の安値を付けた。その後、急ピッチでの下落に対する反動から買い戻された。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)や6月米景気先行指標総合指数がいずれも予想を下回ったことで、1.3520ドル前後まで値を戻した(経済指標データ参照:米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)の推移グラフへ米景気先行指標総合指数の推移グラフへ)。

[2014-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては方向感が出なかった。米国株が大幅反発したことで円売りドル買いが出た半面、ウクライナや中東情勢をめぐる不透明感を背景に下値も限られた。市場関係者からは「上にも下にも動きづらい状況だった」との声が聞かれた。なお、オバマ米大統領は「ウクライナ問題について米国の軍事的役割はない」などと述べたが、目立った反応はなかった。一方、カナダドルに対しては弱含んだ。6月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったほか、5月カナダ卸売売上高も予想以上に増加したことから円売りカナダドル買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。ニューヨーク時間の安値は1ドル=101円27銭前後、高値は101円45銭前後で値幅は18銭程度だった。
・カナダドル円は好調なカナダ経済指標を手掛かりに買いが進み、一時1カナダドル=94円59銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはポンドドルの急落をきっかけにユーロ売りドル買いが先行。イタリア中銀が2014年伊成長見通しを下方修正したことも相場の重し。バリアオプションが観測されていた1ユーロ=1.3500ドルを下抜けてストップロスを誘発すると、一時1.3491ドル前後と2月6日以来の安値を付けた。ただ、2月3日の安値1.34765ドル前後がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値や6月米景気先行指標総合指数が予想を下回ったことも買い戻しを誘い、1.3532ドル付近まで値を戻した(経済指標データ参照:7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値の推移データへ6月米景気先行指標総合指数の推移データへ)。

[2014-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。時間外のダウ先物や中国株の下落などをながめ円買い外貨売りがやや優勢となった。もっとも、本日は海の日の祝日で東京市場が休場。市場参加者が少なく、一本調子で円高が進む状況にはなっていない。

[2014-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロ中心に強含んだ。時間外のダウ先物や欧州株の下落を手掛かりに円買いが入ったほか、市場では「マレーシア航空機撃墜やイスラエル情勢をにらんでリスク回避的な円買いが入りやすいようだ」との指摘があった。

[2014-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。欧州株や時間外のダウ先物がさえない展開となり、投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが散見された。対ドルでは米長期金利の低下に伴う円買いも見られた。ただ、米主要指標の発表がなく取引材料に乏しいなか、一方的に円高が進む展開にはなっていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円38銭前後とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした後、101円25銭前後まで失速した。
・カナダドル円は1カナダドル=94円20銭前後まで下げる場面があった。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州株の下落を横目に1ユーロ=1.3513ドル前後までじわりと下げた。ただ、米長期金利の低下が支えとなり下値も限られた。

[2014-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。上値が重いと見た向きからの戻り売りが出た。米10年債利回りが低下した場面では下げ渋ったものの、その後の米10年債利回りが低下幅を縮めたほか、ダウ平均が120ドル超安から20ドル超安まで買い戻されたため円は総じてさえない展開となった。
 なお、ポンドやカナダドルなどに対しては上値が重かった。対ドルでポンド安やカナダドル安が進んだ影響を受けて円買いポンド売りや円買いカナダドル売りが先行。ただ、底堅い米国株をながめ、投資家のリスク志向改善が意識されて徐々に上値を切り下げた。

[2014-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。欧州勢の参入後にユーロ売りやNZドル売りが強まった影響から、円も対ユーロや対NZドルでは強含んだ。市場では「欧州連合(EU)外務相理事会を前にユーロ売り圧力が強まった」「24日にNZ中銀の金融政策発表を控えて持ち高調整の売りが出やすくなっている」などの指摘があった。半面、豪ドルに対してはさえない動き。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が豪ドル高に対する懸念を示さなかったことが引き続き材料視された。なお、ドルに対しては底堅い。「本邦勢からの売りが観測された」との指摘もあって売りに押される場面も見られたが、欧州勢の参入後は下値の堅さを確認したことで、やや買い戻しが入った。

[2014-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円はドルに対して一進一退。米長期金利の上昇をながめ円売りドル買いが先行した。ただ、6月米消費者物価指数(CPI)で変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が予想を下回ったことがわかると、米長期金利が低下に転じたため円買い戻しが強まった。もっとも、米長期金利が再び上昇すると円買い圧力は後退した。
 一方、ユーロに対しては堅調。対ドル中心に仕掛け的なユーロ売りが持ち込まれた流れに沿って円高ユーロ安が加速した。米長期金利が低下したタイミングで円買いドル売りが強まった影響も受けた。また、豪ドルに対しては軟調。
 スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が豪ドル高に懸念を示さず、豪ドルが買われやすい状況が続くなか、ユーロ豪ドルの急落をきっかけに円安・豪ドル高が進んだ。米金利低下を受けた豪ドル米ドルの上昇につれた面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円60銭前後まで上げた後、101円33銭前後まで失速したが売りは一服した。
・ユーロ円は1ユーロ=136円59銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは神経質な値動き。米CPI発表直後に2月3日の安値1ユーロ=1.34765ドル前後の下抜けを狙った仕掛け的なユーロ売りが持ち込まれた(経済指標データ参照:米CPIの推移グラフへ)。昨年11月21日以来の安値となる1.3459ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、米長期金利が低下に転じたことですぐに買い戻しが入り1.3496ドル前後まで戻した。もっとも、1.35ドル台を回復できず上値の重さが確認されると、米長期金利が再び上昇するにつれて1.3463ドル前後まで失速した。

[2014-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して一進一退。米長期金利の動向に振らされる展開となった。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を見越した円売りが先行。ただ、6月米消費者物価コア指数が前月比で予想を下回る結果だったことをきっかけに米10年債利回りが急速に上昇幅を縮め低下に転じると、一転して円買い戻しが進んだ。その後、米10年債利回りが再び上昇したうえ、7月米リッチモンド連銀製造業景気指数や6月米中古住宅販売件数がいずれも強い内容だったことを受けて円売りドル買いが再開したが、米10年債利回りが再び低下に転じたため下値は堅かった。なお、ユーロに対しては堅調。対ドルで仕掛け的なユーロ売りが優勢となったことにつれて円買いユーロ売りが活発化した。米長期金利が低下に転じ対ドルで円高が進んだ影響も受けたため、円は総じて底堅く推移した。

[2014-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドルで軟調。オーストラリア連邦統計局が発表した4-6月期の豪消費者物価指数(CPI)では前期比前年同期比ともに市場予想通りの結果となったが、トリム平均値CPIが市場予想を上回ったことから、指標発表後に円売り豪ドル買いが強まった。一方、円は対ユーロや対ドルではしっかり。昨日から全般にユーロ売りが強まっている流れに沿って円買いユーロ売りが出たほか、市場では「国内輸出企業から円買いドル売りが観測された」との指摘もあって円も対ドルで強含んだ。

[2014-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで小高い。しばらくは方向感を欠いた動きが続いていたが、欧州勢の参入後にやや円買いが進んだ。市場では「海外勢からの円買いユーロ売りが目立った」との指摘もあり、つれて対ドルでも円はわずかに上昇した。
 一方、ポンドに対しては下値の堅い動き。英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨の公表を控えて思惑的な円売りポンド買いが先行した。MPC議事要旨では「0.50%の政策金利の据え置きと資産買い入れプログラムの規模の維持を9対0で決定」「一部の委員は利上げについて拮抗してきたと認識」などの見解が示されたものの、早期の利上げ期待を高める内容ではなかったとの見方から、要旨公表後はポンド売りが優勢に。円も対ポンドで徐々に買い戻しが進んだ。

[2014-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。米主要指標の発表が予定されておらず、取引材料難から方向感のない取引が続いた。ただ、ポンドに対しては英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨公表後に円買いが加速した影響が残った。対カナダドルでは5月カナダ小売売上高の発表前に思惑的な円売りが先行。結果が予想を上回ったことも円売りを後押しした。ただ、自動車を除いた数値が予想を下回ったため、すぐに円買い戻しが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円40銭前後で動意を欠いた。
・カナダドル円は1カナダドル=94円68銭前後まで値を上げた後、94円50銭付近まで失速した。
・ユーロドルは小動き。1ユーロ=1.3474ドル前後まで小幅に上げる場面があったが、ポンド絡みの取引が中心となり総じて1.3470ドル前後で値動きが細った。23時には7月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)の発表を控えている。

[2014-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は豪ドルに対して軟調。4-6月期の豪消費者物価指数(CPI)を受けてアジア時間に豪ドルが急伸した影響が残り、ニューヨーク時間に入っても円売り豪ドル買いが目立った。また、ドルに対しては弱含み。一時50ドル超下落したダウ平均が前日終値付近まで買い戻されたほか、米10年債利回りが上昇に転じたため円安ドル高が進んだ。対豪ドルで円売りが進んだ影響も受けた。

[2014-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対NZドルで堅調。ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)は政策金利を0.25%引き上げて3.50%にすることを決めたと発表した。ただ、声明文で「NZドルの水準は不当かつ持続不可能であり、大幅に下落する可能性がある」「金利について分析の期間をもつことが賢明」と伝わった。RBNZがNZドル高への懸念と利上げサイクルの一時休止を示唆したため、NZドルが全面安となり、円もNZドルに対しては堅調に推移した。
 一方、豪ドルに対してはさえない動き。7月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想より強い結果となったことで、同国と経済的な結びつきの強い豪ドルが買われた流れに沿った。もっとも、売り一巡後はやや下げ幅を縮めるなど、中国経済指標を手掛かりにした動きも長続きしなかった。ドルに対してはもみ合い。日経平均株価が方向感を欠いた動きとなったため、午前の値動きは限定的だった。

[2014-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで上値が重かった。午後の日経平均株価が軟調に推移したことを受けて、リスク回避の買いが先行したものの、一巡後は一転して売りに押される展開に。7月独やユーロ圏の製造業・サービス部門担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回る強い結果となり、全般にユーロの買い戻しが強まった流れに沿った。また、ドルに対しても円は伸び悩み。株安を手掛かりにした買いが先行したが、安く始まった欧州株やナイト・セッションの日経平均先物がプラス圏を回復したため、徐々に上値を切り下げた。
 一方、ポンドやNZドルに対してはしっかり。6月英小売売上高が弱い結果となったことで円買いポンド売りが強まったほか、対NZドルではニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)の声明文を手掛かりにした円買いの流れが続いた。

[2014-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は弱含み。欧州株や時間外のダウ先物がプラス圏に浮上したほか、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したため、投資家がリスクを取りやすくるとの見方から円売りが広がった。前週分の米新規失業保険申請件数が28万4000件と2006年2月以来の強い内容となり、米長期金利が上昇幅を拡大したことも対ドル中心に円売りを後押しした(経済指標データ参照:米新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円78銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=137円07銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは伸び悩み。7月独製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことで、1ユーロ=1.3485ドル前後まで買いが先行した。ただ、18日の安値1.3491ドル前後がレジスタンスとして意識されると上値が切り下がった。強い米雇用指標を受けた米長期金利の上昇が重しとなり、1.3460ドル前後まで失速した。

[2014-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して軟調。時間外の米10年債利回りの上昇を手掛かりに日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが強まった欧州時間の流れを引き継いだ。前週分の米新規失業保険申請件数が28万4000件と2006年2月以来の強い内容となったことも円売りを促した。6月米新築住宅販売件数が弱い内容だったことで米10年債利回りの上昇一服とともに下げ渋る場面があったものの、再び米10年債利回りが上昇したため円は総じてさえない動きとなった。なお、ユーロに対しては弱含み。対ドルで円安が進んだことにつれたほか、ユーロ豪ドルやユーロポンドが堅調に推移した影響を受けて円売りユーロ買いが強まった。

[2014-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ドルでは昨日の海外時間に売りが進んだ反動から小幅に買い戻しが入ったが、日経平均株価が底堅く推移したこともあって買いの勢いも限られた。その他の通貨に対しても円は方向感を欠いた動き。豪ASX200指数が下落した影響でやや円買い豪ドル売りが入ったものの、総じて手掛かり材料難から小動きとなった。

[2014-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて、日米金利差拡大を見越した売りが出た。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも売りを促したほか、市場では「本邦勢からの売りが観測された」との指摘もあった。一方、ユーロやポンドに対しては下値が堅かった。日経平均先物の上昇などを背景に弱含む場面があったが、対ドルでユーロ売りやポンド売りが進んだことに伴う、円買いユーロ売りや円買いポンド売りも出たため、下値は限定的だった。なお、4-6月期英GDPは前期比0.8%増、前年同期比3.1%増といずれも予想通りの結果となったため、相場への反応は限られた。

[2014-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はユーロやNZドルに対して底堅い。さえない7月独Ifo景況感指数を手掛かりに円買いユーロ売りが加速した影響が残った。また、NZドルに対してはNZ準備銀行(RBNZ)の追加利上げ観測後退やNZドル高けん制発言を背景に円買いが進んだ。一方、ドルに対しては下げ渋った。6月米耐久財受注額は予想を上回ったことに円売りドル買いで反応したものの、米長期金利が低下すると円が買い戻された。ダウ平均の120ドル近い下落も円買いを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円94銭前後と日通し高値に面合わせした。ただ、102円ちょうど前後の節目や200日移動平均線が位置する102円02銭前後に上値を抑えられると、101円78銭前後まで伸び悩んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=136円76銭前後まで弱含んだ。
・ユーロドルは下げ渋り。独Ifo景況感指数が予想を下回ったほか、米耐久財受注額が予想を上回ったことでユーロ売りドル買いが進んだ(経済指標データ参照:独Ifo景況感指数の推移グラフへ)。1ユーロ=1.34275ドル前後と昨年11月21日以来の安値を更新した。ただ、米長期金利の低下が支えとなり下値が切り上がった。

[2014-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。対ドルでユーロ安が進んだ影響から円買いユーロ売りが活発化した。また、ダウ平均が寄り付きから下落し160ドル超下落したことでリスク回避の円買い外貨売りが優勢となった。
 なお、ドルに対してはもみ合い。6月米耐久財受注額が市場予想を上回る結果となったことで円売りドル買いが出たが、反応は限定的。その後は、米国株の大幅安や米10年債利回りの低下を背景に徐々に下値を切り上げた。もっとも、週末を前に積極的に買いを進める動きも限られるなど総じて方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は本日高値の1ドル=101円94銭前後に面合わせした後101円71-74銭まで上値を切り下げたが下値も堅かった。
・ユーロ円は1ユーロ=136円65銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは軟調。欧州時間からの売りの流れが継続。強い6月米耐久財受注額が売りを促したほか、米国株安を受けてユーロ円が下落したことにつれた面もあり、1ユーロ=1.3421ドル前後と昨年11月21日以来の安値をつけた。米長期金利の低下を支えに下げ渋る場面があったが戻りは限られた(経済指標:米耐久財受注額の推移グラフへ)。

[2014-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。シンガポールが休場とあって流動性が低下しており、日経平均株価は100円近く上昇したものの、投資家のリスク志向改善を意識した円売りは目立たなかった。時間外の米10年債利回りも上昇したが、円売りドル買いの動きは限定的だった。

[2014-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。キーNZ首相が「NZドルが過大評価されているとのRBNZの見解に同意」との見解を示し、円買いNZドル売りが進む場面があった。ただ、市場では「英系銀行の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、米長期金利の上昇幅拡大に伴う円売りドル買いも出たことで、円全体が押し下げられた。

[2014-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は対ドルで底堅い。時間外の米10年債利回りの上昇に伴って、日米金利差拡大を見越した売りが出た。もっとも、一段の売りを促す材料も乏しいなか、米長期金利の上昇が一服すると次第に下値を切り上げた。また、円はユーロに対しても底堅く推移した。オセアニア通貨に対してユーロ高が進んだ局面では円売りユーロ買いが出たが、下値の堅さが確認されるとやや下げ幅を縮小した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円91銭前後と日通し高値をつけたが、前週末高値の101円94銭前後が目先の上値目処として意識されると101円70銭台まで下押し。
・ユーロ円は1ユーロ=136円89銭前後の高値まで上げた後に、136円70銭台まで弱含んだ。
・ユーロドルはもみ合い。18時過ぎに1ユーロ=1.3442ドル前後まで上昇する場面があったが、総じて1.3440ドル前後を挟んだ方向感の乏しい動きが続いた。

[2014-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮め低下に転じたことをながめ、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが先行。ダウ平均が80ドル超下落したほか、6月米住宅販売保留指数が弱い内容となったことも円買いを誘った。もっとも、その後に米10年債利回りが上昇に転じるとじりじりと上値を切り下げる展開に。ダウ平均が40ドル超高まで買い戻されたため円全体を押し下げた。

[2014-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。日経平均株価の100円超高をながめ投資家のリスク志向改善を意識した円売りが散見された。ただ、明日に7月ADP全米雇用報告や4-6月期米国内総生産(GDP)速報値、米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利などを控えて様子見を決め込む参加者も多く、円売りが加速する展開にはならなかった。なお、石田浩二日銀審議委員は「わが国の景気は基調的には緩やかな回復を続けている」「2016年度までの見通し期間中盤頃に物価安定目標の2%程度に達する可能性が高い」などと語った。

[2014-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。市場では「米系証券や大手邦銀の円売りドル買いが観測された」との指摘があり、他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、ナイトセッションの日経平均先物が下げに転じたうえ、時間外のダウ先物が弱含むにつれて円買い戻しが入った。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも見られた。なお、NZドルに対しては堅調だった。NZ乳業大手フォンテラが2014-15年の乳価支払い見通しを引き下げたことで円買いNZドル売りが優位となった。

[2014-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。時間外のダウ先物や欧州株式相場が底堅く推移したことを受けて売りが出た。もっとも、売り一巡後は時間外の米10年債利回りが低下幅を広げたことに伴う買い戻しも入るなど、一方的に売りが進む展開にはなっていない。また、ユーロに対しても下値が堅かった。株高を手掛かりにした売りに押されたものの、その後はユーロドルの下落につれた円買いユーロ売りも入ったため、一転上昇した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は目先のストップロスを誘発して1ドル=102円12銭前後と7日以来の高値を更新。もっとも、その後は米長期金利が低下した影響で102円台を割り込む場面もあった。
・ポンド円は月末に絡んだ売りに押されて1ポンド=172円73銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは軟調。対円や対ポンドなどでドル高が進んだ流れに沿って、昨日安値の1ユーロ=1.3427ドル前後を下抜けた。一時1.3412ドル前後と昨年11月21日以来の安値をつけた。

[2014-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。欧州株や時間外のダウ先物が上昇したことを背景に投資家のリスク志向改善を見越した円売りが先行。7月米消費者信頼感指数が予想を上回る結果となったほか、米10年債利回りが低下幅を縮めたことも円安ドル高につながった。一方、ユーロに対しては一進一退。欧米株高を受けて円売りが強まった後は、対ドルでユーロ安が進んだ流れに沿って円の買い戻しが進んだ。もっとも、ドル円が総じて底堅く推移したため戻りも限られた。

[2014-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。50円近く上昇した日経平均株価が20円超安まで失速すると、投資家が運用リスクを取りにくくなるとして円買いが入った。ただ、その後の日経平均株価が40円超高まで持ち直したため、円買い圧力は後退した。もっとも、今晩の4-6月期米国内総生産(GDP)速報値や米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に様子見気分が強く、積極的な取引は手控えられた。なお、イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相は「政策金利とNZドルは今後の経済サイクルで低下する可能性」などと語ったが、円買いNZドル売りは目立たなかった。

[2014-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対してじり安。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスが2月3日以来の高値を付けるなど、全般ドル高が進んだ流れに沿って円売りドル買いが散見された。一方、その他の通貨に対してはドル絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。今晩に4-6月期米国内総生産(GDP)速報値などを控えて様子見ムードが根強いようだ。

[2014-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。4-6月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率4.0%増と市場予想平均の3.0%増を大幅に上回ったほか、前回値も上方修正されたことでドルが全面高となった流れに沿った。時間外の米10年債利回りが上昇幅を広げたことに伴う売りも進み、NY勢の参入後は急ピッチで売りが進んだ。また、対ドルでの円売りの動きは他の通貨に対しても波及。時間外のダウ先物が堅調に推移したことも円売り外貨買いを誘い、円は総じて軟調に推移した。なお、7月ADP全米雇用報告の非農業部門雇用者数は21万8000人増と市場予想平均の23万人程度増を下回ったが、相場への反応は限定的だった(経済指標データ参照:米国内総生産(GDP)速報値の推移グラフへADP全米雇用報告の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は6月5日以来の高値となる1ドル=102円73銭前後まで急伸。
・ユーロ円も22時30分前に1ユーロ=137円40銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは軟調。ドルが全面高となった流れに沿って、1ユーロ=1.3370ドル前後と昨年11月12日以来の安値を更新した。

[2014-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は売り優勢。4-6月期の米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率4.0%増と市場予想平均の3.0%増を大幅に上回ったほか、前回値も上方修正されたことで円売りドル買いが活発化した。その後、米長期金利が一段と上昇したため日米金利差拡大を見越した円売りが継続し、その他の通貨に対しても円安が波及。特にユーロやポンドなどに対して円は軟調に推移した。もっとも、ニューヨーク市場序盤から円安が続いていたこともあり、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表後はやや下げ渋った。なお、FOMCはMBSの購入を現在の月間150億ドルから100億ドルに縮小し、長期国債の購入を現在の200億ドルから150億ドルに縮小することを決定。声明では「2%を下回るインフレ率が続く可能性はいくぶん低下した」「失業率は一段と低下しており、労働市場の状況は改善した」「インフレ率はいくぶん長期的目標に近づいた」との認識が示された。

[2014-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。前日NY市場で急速に円安が進んだ反動から利益確定の円買いが散見された。日経平均株価が110円超高から伸び悩んだことも円全体を支えた。ただ、ドルに対して市場では「上サイドは本邦勢や米系証券の円売りが厚い」との指摘もあり、さらに円高が進む展開にはならなかった。

[2014-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロやドルに対して上値が重い。7月独雇用統計で失業者数が強い内容となったほか、市場では「欧州系中銀から月末に絡んだユーロ買いポンド売りが観測された」との指摘があり、ユーロ高資源国通貨安が加速。つれる形で円売りユーロ買いが広がった。また、資源国通貨安ドル高が進んだ影響から円売りドル買いも見られた。一方、資源国通貨に対しては堅調。資源国通貨が全面安となった流れに沿って円買い資源国通貨売りが出た。

[2014-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は強含み。アルゼンチンのデフォルト懸念やバンコ・エスピリト・サント(BES)の財務不安などを背景に投資家心理が悪化し、欧州株や時間外のダウ先物が軟調に推移したため、リスク回避目的の円買い外貨売りの動きが広がった。対ポンドでは月末絡みのポンド売りが活発化した影響も受けた。一方、ドルに対しては上値の重い動き。株安を背景にした買いが進む場面も見られたが、その後は時間外の米10年債利回りの上昇を手掛かりにした円売りドル買いが強まった。4-6月期米雇用コスト指数が賃金の上昇を背景に予想より強い結果となり、「米利上げ期待が高まったことも米長期金利の上昇につながった」との指摘もあった。なお、前週分の米新規失業保険申請件数は予想よりわずかに弱い結果となったが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=103円01銭前後まで上昇。
・ポンド円は1ポンド=173円41銭前後まで下げる場面も見られた。
・ユーロドルはさえない。7月独失業者数が予想より強い結果となったことで1ユーロ=1.3400ドル前後まで上昇する場面があったが、その後は徐々に上値を切り下げる動きに。米長期金利の上昇によるドル高の流れに沿って、21時30分過ぎには1.3372ドル前後まで下押しした。

為替・株式・商品マーケット概要の発言・ニュースTOPへ

重要人物・その他の発言・ニュース