為替・株式・商品マーケット概要

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 2014年9月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年9月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年9月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで売りが先行。前週末の海外市場でさえない動きとなった流れを引き継ぎ、早朝取引で円売りドル買いが強まった。もっとも、東京市場に入ると手掛かり材料難から次第に値動きが細った。なお、オセアニア通貨に対しては弱含み。対ユーロでオセアニア通貨が強含んだ影響を受けて円安オセアニア通貨高が進んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年9月 発言・ニュース

[2014-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで売りが先行。前週末の海外市場でさえない動きとなった流れを引き継ぎ、早朝取引で円売りドル買いが強まった。もっとも、東京市場に入ると手掛かり材料難から次第に値動きが細った。なお、オセアニア通貨に対しては弱含み。対ユーロでオセアニア通貨が強含んだ影響を受けて円安オセアニア通貨高が進んだ。

[2014-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。全般に手掛かり材料に乏しいなか午前からのオセアニア通貨買いの流れが継続し、円は総じてさえない値動きとなった。なお、ポンドに対してもさえない。対オセアニア通貨を中心に円安が進んだ流れに沿ったほか、8月英製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に思惑的な円売りポンド買いが強まった。結果が52.5と市場予想平均の55.1を下回ったことが伝わると一転して円買い戻しが進んだものの長続きしていない。

[2014-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は弱含み。9月入りしたことで本邦長期資金からの本格的な売り期待も高まるなか、前週末から円売り外貨買いの動きが活発化している流れを引き継いだ。対ポンドなどで円売りが強まったことにつれてじりじりと下値を拡大。対ドルでもさえない動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時40分過ぎに1ドル=104円31銭前後まで上昇。
・ポンド円は8月英製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に思惑的な買いが先行し、1ポンド=173円36銭前後まで上昇。弱い結果が伝わると172円98銭前後まで下押す場面もあったが、売り一巡後は再び下値を切り上げる動きとなり、173円39銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはしっかり。英指標発表後に対ポンドでユーロ買いが進んだ影響から、一時1ユーロ=1.31455ドル前後まで値を上げた(経済指標データ参照:英製造業購買担当者景気指数(PMI)の推移グラフへ)。なお、仏・独・ユーロ圏の製造業PMI改定値は強弱まちまちの結果だったこともあり、反応は限定的だった。

[2014-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米国がレーバーデーの祝日で取引参加者が減少し、重要なイベントもなかったことから、全般に動意が乏しかった。欧州時間にやや円売りが進んだ流れを引き継いで始まったものの、売り一服後は徐々に方向感を欠いた動きとなった。

[2014-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。「明日の安倍内閣改造で、GPIFの運用改革に前向きな塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相に内定」と報じられたことを受けて、海外勢を中心に円を売る動きが活発化した。日経平均株価が260円超高まで上昇したことも円安につながったほか、時間外の米10年債利回りの上昇も対ドルで円売りを誘った。

[2014-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで売り継続。GPIFへの改革期待が高まるなか円売りの流れが続いた。時間外の米10年債利回りが上昇幅を拡大したこともあり、円は総じてさえない値動きとなった。なお、ポンドに対しては買い戻し。15時過ぎまでは円売りの流れが続いていたが、欧州勢が参入すると対ユーロでポンド売りが進んだ影響を受けて一転して円買い戻しが強まった。8月英建設業購買担当者景気指数(PMI)が64.0と市場予想平均の61.5を上回ったことで円が弱含む場面があったが下値は堅かった。

[2014-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は弱含み。アジア時間に急ピッチで売りが進んだ反動から買い戻しが入る場面も見られたが、上値は重かった。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことで、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが進んだほか、時間外の米10年債利回りが上昇したことも対ドルでの円売りを促した。
 一方、ポンドに対してはしっかり。米長期金利の上昇に伴って対ドルでポンド売りが進んだ流れに沿った。8月英建設業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想より強い結果となったが反応は鈍く、市場では「英系金融機関からのポンド売りが目立った」との指摘もあった(経済指標データ参照:英建設業購買担当者景気指数(PMI)の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分前に1ドル=105円02銭前後と1月10日以来の高値を更新。ポンド円はアジア時間につけた安値の1ポンド=173円24銭前後に迫る水準まで下落した。
・ユーロドルは売り一服。米長期金利の上昇で全般にドル高が進んだ流れに沿って、19時過ぎには昨年9月6日以来の安値となる1ユーロ=1.3110ドル前後まで値を下げた。もっとも、9月6日安値の1.31045ドル前後が目先の下値目処として意識されたほか、市場では「節目の1.3100ドルにはバリアオプションが観測されている」との指摘もあり、その後は下げ渋り。1.3120ドル台までやや下値を切り上げた。

[2014-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革への期待から日経平均先物の上昇とともに円安の流れが続いた。8月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数と7月米建設支出が予想を上回ったことが分かると、円売りドル買いが活発化した。一方、ポンドに対しては堅調だった。スコットランドの独立をめぐる住民投票を控え、先行き懸念からポンド全面安となった流れに沿った。

[2014-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。市場では「米系証券やカストディアン系銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、全般に円安が先行した。その後はしばらくもみ合いが続いていたが、後場の日経平均株価が強含んだため再び円売りが強まっている。なお、豪ドルに対しては売買が交錯。4-6月期豪国内総生産(GDP)が強い内容となったことで円安豪ドル高が進んだものの反応は一時的。その後は一転して持ち高調整の円買い戻しが入った。一方で円買い戻しも続かず、徐々に上値を切り下げるなど方向感が出なかった。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁は「本当の問題はなぜこれほどドルが弱いままなのかということ」「RBAが経済のために出来る最善策は緩和的な政策を運営し、金利を非常に低くすること」などと述べたが、相場への影響は限定的だった。

[2014-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。市場では「海外ファンド勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、日経平均株価が160円超高まで上昇したことも円安につながった。ただ、安倍内閣改造の閣僚名簿が発表され、塩崎恭久氏が厚生労働相に就任したことが伝わると材料出尽くしとの見方からポジション調整の円買い戻しが強まった。ただ、その後はロシアとウクライナの停戦に関する報道を受けて売買が交錯。「ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領が停戦で合意した」との報道が伝わると時間外のダウ先物や欧州株などが急伸し、全般にリスクオンムードが広がり円安が進行。その後、「プーチン露大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領は停戦に向けた協議をしたが、停戦に合意していない」と伝わると円の買い戻しが入ったが、「プーチン露大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領は停戦に必要な措置で概ね合意」とも伝わったため再び円は売られた。

[2014-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は一進一退。欧州時間に入って「ロシアとウクライナ大統領が停戦で合意した」と伝わり、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が急伸したため、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。その後に「ロシアとウクライナは停戦に向けた協議をしたが、停戦には合意していない」との報道が新たに伝わると株価の上昇や円売りの動きも一服したが、露大統領の報道官が「ロシアとウクライナ大統領は停戦に必要な措置で概ね合意」と述べたことで、再び円売りが出た。総じてウクライナ情勢に関する報道に振らされる動きが続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円ちょうど前後を挟んだ一進一退の動き。ユーロ円は17時過ぎに1ユーロ=138円28銭前後まで上昇。買い一巡後は本日安値の137円78銭前後に迫る水準まで下押す場面もあったが、売りも長続きせず、再び138円台を回復した。
・ユーロドルはしっかり。ウクライナ情勢への先行き期待から買いが入った。仏・独のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想より弱い結果となったことで1ユーロ=1.3124ドル前後まで下げる場面があったものの、その後は1.3160ドル前後まで買い戻しが進んだ。

[2014-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は買い戻しが進んだ。ロシアとウクライナの停戦合意をめぐる報道を手掛かりに売買が交錯したものの、米長期金利が低下に転じると次第に円買いドル売りが優勢となった。市場では「前日に円売り材料とされた塩崎恭久氏の厚労相就任が正式に決まったことで、材料出尽くし感が広がり円を買い戻す動きにつながった」との声も聞かれた。

[2014-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。下落して始まった日経平均株価が一時上げに転じたことで円売りが出たほか、市場では「本邦勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。ただ、その後は徐々に下値を切り上げる展開に。日銀は3-4日に開いた金融政策決定会合で政策の現状維持を全会一致で決めたと発表。一部市場では追加緩和への思惑があったこともあり円買いが入った。後場の日経平均株価が弱含んだことも円買い材料となった。

[2014-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。黒田東彦日銀総裁が定例記者会見で「米経済の回復が順調であるということでドル高が進んでも日本経済に特にマイナスではない」と述べたことで円売りドル買いが進み、その他の通貨に対しても円安が波及した。もっとも、一巡後はもみ合いが続いた。

[2014-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで買い優勢。欧州中央銀行(ECB)は主要政策金利を現行の0.15%から0.05%に引き下げると発表。同時に中銀預金金利をマイナス0.10%からマイナス0.20%、限界貸出金利を0.40%から0.30%に引き下げた。予想外の金利引き下げとなったため、政策金利発表後はユーロが全面安となり、円も対ユーロで買いが優位となった。ドラギECB総裁がその後の記者会見で「ABS買い入れ実施を決定」「カバードボンド購入も10月から実施する」「非伝統的な措置の活用で委員会は全会一致」などの見解を示すと、円買いユーロ売りの動きも一層強まった。一方、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨に対しては軟調。対ユーロで資源通貨買いが進んだことにつれて、円売り豪ドル買いや円売りカナダドル買いなどが出た。また、ドルに対しては荒い値動き。対ユーロでドル高が強まったことに伴って円安ドル高が進行したが、ADP全米雇用報告が弱い結果となったことで円の買い戻しが進む場面も見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=105円19銭前後まで上昇したが、米雇用指標が弱い結果となり、米10年債利回りが低下に転じると本日安値の104円76銭前後に迫る水準まで値を下げた。もっとも、米長期金利が再び上昇したため、売りの勢いも限られた。
・ユーロ円はECBによる予想外の金利引き下げを受け、1ユーロ=136円40銭前後まで急ピッチで値を下げた。
・ユーロドルは売り優位。目先の下値目処として意識されていた昨年9月6日安値の1ユーロ=1.31045ドル前後や節目の1.3000ドル前後などを下抜けて下げ足を速めた。21時30分過ぎには一時1.2994ドル前後と昨年7月15日以来の安値を更新した。

[2014-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては弱含んだ。ユーロドルの急落をきっかけに円売りドル買いが出たほか、8月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(総合)が予想を上回ったことで米長期金利が上昇し円売りドル買いを誘った。一方、ユーロに対しては大幅に上昇。欧州中央銀行(ECB)が予想外の利下げを決定し、ドラギECB総裁が記者会見で資産担保証券(ABS)などの購入に言及したことからユーロ全面安となった。損失覚悟の円買いユーロ売り注文を巻き込むと上昇に弾みが付いた。

[2014-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日のNY市場で円安ドル高が進んだ流れを引き継いだ。対ドルでストップロスの円売りを巻き込み、円全体を押し下げた。ただ、その後は急ピッチで円安が進んだ反動が出たほか、上昇して始まった日経平均株価が上昇幅を縮めたことを受けて徐々に持ち高調整の円買い戻しが強まった。

[2014-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小幅高。8月米雇用統計の発表を今晩に控えてポジション調整の円買い戻しが入った。対ドルでは時間外の米10年債利回りの低下に伴って日米金利差縮小を見越した円買いも見られた。もっとも、依然として戻りを売りたい向きは多いこともあり上値も限定的となっている。

[2014-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強まっていたが、指標発表後には買いが強まった。8月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比14万2000人増と市場予想平均の前月比23万人増より大幅に弱い結果となった(経済指標データ参照:米非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。時間外の米10年債利回りが急低下したため、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進行。一巡後は戻り売りなども出たものの、総じて下値は堅かった。
 また、カナダドルに対しても円はしっかり。8月カナダ新規雇用者数が1万1000人減と市場予想平均の1万人程度増に反して減少したことを受けて、カナダドル売りが強まった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・【カナダドル円】ドル円は21時30分過ぎに1ドル=104円72銭前後まで下落。
・カナダドル円も1カナダドル=96円19銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは強含み。米雇用統計の結果を受けて全般にドル売りが進んだ流れに沿った。21時30分過ぎには1ユーロ=1.2989ドル前後と本日高値を更新した。一方で、節目の1.3000ドル前後の手前では上値も重く、その後は1.29ドル台後半でのもみ合いとなった。

[2014-09-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ると、米長期金利の低下とともにドルを売る動きが先行した。米国株や日経平均先物の下落を手掛かりに円を買い戻す動きも出た。ただ、一時は60ドル近く下落したダウ平均がプラス圏に浮上すると次第に円売りドル買いが優勢に。米長期金利が上昇に転じたことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=104円68銭前後まで売り込まれたものの、下値は堅かった。市場では「下サイドでは本邦実需勢を中心に買い意欲が旺盛」との指摘があり105円11銭付近まで値を戻した。
・ユーロ円は下げ渋り。ドル円の下落をきっかけに円買いユーロ売りが先行。前日の安値1ユーロ=135円97銭前後を下抜けて一時135円82銭前後と8月8日以来の安値を付けた。ただ、売り一巡後は米国株の持ち直しなどにつれて下げ幅を縮めている。
・ユーロドルは方向感が出なかった。米雇用指標が予想より低調だったため全般ドル売りが先行。一時1ユーロ=1.2990ドル前後まで値を上げた。ただ、欧州中央銀行(ECB)が前日に予想外の利下げに踏み切ったことで、戻りを売りたい向きも多く上値は限られている。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり1.29ドル台半ばまで押し戻された。

[2014-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドで堅調。週末に「スコットランドの独立に関する世論調査で、独立賛成派が51%と反対派の49%を上回った」との報道が伝わったことで、早朝取引からポンドが全面安となった影響を受けた。その後は急ピッチで円買いポンド売りが進んだ反動が出たものの、円売りを促す材料に乏しかったこともあり、下値は堅かった。
 一方、他の通貨に対しては下値の堅い動き。朝方には対ドルなどで円安が進む場面も見られたものの、売りの流れは長続きしなかった。高く始まった日経平均株価が一時マイナス圏に沈むなど伸び悩んだ影響を受けたほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことも下支えとなった。

[2014-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドでしっかり。欧州勢の参入後に再びポンド売りが強まった流れに沿って、円買いポンド売りが出た。また、円は豪ドルに対しても強含み。先週まで円売り豪ドル買いが目立っていた反動から円の買い戻しが進んだ。一方、ドルに対しては小安い。対ポンドや対豪ドルなどでドル高が強まったことに伴い、円売りドル買いが出た。

[2014-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はポンドに対して上げ幅を縮小。スコットランドの独立に関する懸念が広がるなか、欧州勢参入後は円買いポンド売りが強まった。ただ、週明けから大幅にポンド売りが進んだ反動からその後は徐々に上げ幅を縮めた。
 一方、ドルに対してはさえない。アジア時間に上値の重さを確認したことで欧州時間に入ると円は弱含む展開となった。対オセアニア通貨などでドル高が進んだ影響も受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円36銭前後までじりじりと値を上げた。
・ポンド円は18時30分前に1ポンド=169円35銭前後と3月27日以来の安値まで下落した。ただ、その後は買い戻しが進み170円20銭台まで持ち直した。
・ユーロドルはもみ合い。新規の取引材料に乏しく1ユーロ=1.2940ドル付近での方向感のない値動きが続いた。

[2014-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。対ポンドや豪ドルなどで米ドル高が進むなか、米長期金利が上昇すると円売りドル買いが活発化した。テクニカル的な節目や心理的な節目を下抜けると、損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。市場では「米系ヘッジファンドやリアルマネーの円売りドル買いが観測された」との指摘があった。

[2014-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇したことで全般にドル買いが強まった流れに沿ったほか、損失確定の売り注文も巻き込んで下げ幅を拡大した。また、対ドルでの売りが他の通貨に対しても波及したため、総じて円はさえない動きとなった。なお、麻生太郎副総理兼財務・金融相は「為替の急激な変動は望ましくない」「為替は緩やかな変動が望ましい」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。

[2014-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでじり安。時間外の米10年債利回りが上昇したことなどを背景にドル買いの流れが続いており、円も対ドルでは弱含んだ。また、ポンドに対しても円は弱含み。7月英鉱工業生産指数や7月英貿易収支などの発表を前に、思惑的なポンド買いが進んだ流れに沿った。もっとも、指標発表後はやや下げ幅を縮小。7月英鉱工業生産指数が予想より強い結果となった一方で、7月英貿易収支は弱い内容となるなど、英経済指標は強弱まちまちな結果だったが、指標発表前に円売りポンド買いが進んだ反動が出た。

[2014-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は豪ドルやカナダドルなど資源国通貨に対して強含み。対米ドルでまとまった豪ドル売りやカナダドル売りが持ち込まれた影響を受けて、円高・資源国通貨安が進んだ。一方、ドルに対しては上値が重い。ポジション調整の円買い戻しが入ったものの、対資源国通貨を中心に米ドル買いが優勢となったことを受けて徐々に上値を切り下げた。また、ポンドに対しては売り一時的。カーニー英中銀(BOE)総裁が「2015年春までに利上げすることはBOEの目標に一致」「利上げの時期は近づいている」などの見解を示したため円売りポンド買いで反応。ただ、同総裁が「利上げは段階的かつ限定的なものになるだろう」「景気が回復するなかで慎重に利上げしなければならない」とも述べたため、円売りは続かなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=106円04銭前後まで下押ししたものの、その後は106円30銭台まで持ち直した。
・豪ドル円は前日安値の1豪ドル=98円08銭前後を下抜けて98円02銭前後まで下げ足を速めた。
・ポンド円は1ポンド=171円53銭前後まで買われたものの一巡後は上げ幅を縮めた。
・ユーロドルは上値が重い。前日の海外市場から売りが進んだ反動でショートカバーが進んだ。ショイブレ独財務相が「ECBは出来る事を実行しているが、手段はほぼ底を突いた」「ECBが証券の主な買い手である必要はない」などと発言したことも買い戻しを誘い、1ユーロ=1.2908ドル前後まで下値を切り上げた。もっとも、4日安値の1.2920ドルが目先の戻り目処として意識されたため、その後は上値が重くなった。

[2014-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は高安まちまち。欧州通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買いが出た半面、オセアニア通貨はドルに対して下落したため円買いオセアニア通貨売りが優勢となった。一方、ドルに対してはもみ合い。日米金融政策の方向性の違いなどから円売りドル買いが出やすいうえ、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが出た。ただ、ダウ平均が一時100ドル超下落するとポジション調整に伴う円買いドル売りが入り下げ渋った。

[2014-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。市場では「アジア系や本邦輸入勢からの買いが観測された」との指摘もあって買いが先行した。もっとも、昨日NY時間高値の手前で上値の重さを確認すると次第に売りが優勢に。対豪ドルなどでドル高が進んだことにつれた面もあり、その後は軟調に推移した。一方、円は豪ドルに対してしっかり。対ドルで豪ドル売りが進んだことに伴い、円買い豪ドル売りが入った。

[2014-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。時間外の米10年債利回りが上昇し、日米金利差拡大を見越した売りが広がった。また、対欧州通貨にも円売りの流れが波及。午後の日経平均株価が持ち直したほか、ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも円売り欧州通貨買いを促した面があった。一方、オセアニア通貨に対してはしっかり。対ドルで大幅に豪ドルやNZドル売りが進んだことに伴い、円買い豪ドル売りや円買いNZドル売りが出た。

[2014-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り継続。時間外の米10年債利回りの上昇を背景に日米金利差拡大を見越した円売りの流れが続いた。対ユーロやスイスフランでドル高が進んだ影響も受けた。なお、スイスフランに対して円は上昇。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のモーザー理事が「マイナス金利は依然として選択肢のひとつ」との見解を示したと伝わったことで円買いスイスフラン売りが活発化し2319た。
なお、ポンドに対しては上値が重かった。「明日発表のスコットランド独立を巡る世論調査で独立賛成派が多数を占める」との噂を手掛かりに円買いポンド売りが先行。ただ、一巡後は全般ポンドの買い戻しが進んだ流れに沿ったほか、対ドルでの円売りにつれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=106円84銭前後と2008年9月29日以来の高値を付けた。
・スイスフラン円は1スイスフラン=113円66銭前後まで急速に値を下げた。
・ポンド円は1ポンド=171円19銭前後まで下落したものの、その後は172円39銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは頭が重い。ユーロポンドの上昇につれた買いが入り、1ユーロ=1.2963ドル前後まで上昇したものの、一巡後は上値を切り下げる展開に。ユーロポンドがその後に失速したほか、対スイスフランでドル買いが優勢となった影響を受けた。市場では「米系ヘッジファンドからユーロ売りが観測された」との指摘もあり、一時1.2897ドル前後まで下落した。

[2014-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策正常化観測を背景とした円売りドル買いの流れが続いた。米国株の上昇で投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが出た面もある。円はポンドに対しては大きく下げた。カーニー英中銀(BOE)総裁が議会証言で「金利引き上げが必要なポイントに近づいた」と述べたことで円売りポンド買いが先行。英市場調査会社サーベイションが発表したスコットランド独立をめぐる最新の世論調査で「賛成派が42.4%、反対派が47.6%、未決定が9.9%となった」と伝わると、欧州時間に「世論調査では独立賛成派が多数を占めた」との噂が出回っていただけにポンドを買い戻す動きが加速した。

[2014-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小高い。時間外の米10年債利回りが低下したことを受けて、日米金利差縮小を見越した買いが入った。市場では「国内輸出企業からの買いが散見された」との指摘もあった。一方、豪ドルに対しては軟調。8月の豪雇用統計では新規雇用者数が12万1000人増と市場予想の1万5000人増を大幅に上回る強い結果となったほか、失業率も6.1%と予想の6.3%より強かった。全般に豪ドル買いが進んだ流れに沿って、円も対豪ドルでは売りに押された。

[2014-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。黒田東彦日銀総裁が「物価目標の達成が困難ならちゅうちょなく追加緩和」などの見解を示したことを受けて、円売りドル買いが出た。午後の日経平均株価が強含んだことも円売りを誘ったが、時間外の米10年債利回りが低下したことでドル売りが進んだ影響も受けたため、次第に下値も堅くなった。一方、他の通貨に対しては高安まちまち。欧州勢の参入後に対ドルで欧州通貨買いが入ったため、円売りポンド買いや円売りユーロ買いが観測された半面、オセアニア通貨などに対しては総じて円買いが優勢だった。

[2014-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は対ドルで買い戻し。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めたことを受けて円売りドル買いが先行したが、一巡後はポジション調整目的の円買い戻しの動きが進んだ。前週分の米新規失業保険申請件数が31万5000件と市場予想平均の30万件程度より弱い結果となったことも円高ドル安につながった(経済指標データ参照:米新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。また、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨に対しては堅調地合いが続いた。アジア時間からの円買い資源国通貨売りの流れが継続。対ドルで円の買い戻しが進んだことにつれた面もあり、円は上げ幅を広げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円15銭前後と2008年9月22日以来の高値を付けたものの、その後は利食い売りに押され本日安値の106円64銭前後に面合わせする場面があった。
・豪ドル円は1豪ドル=97円27銭前後まで下落した。
・ユーロドルは買い戻し。全般ドル高が進んだ流れに沿ったほか、「EUは対ロシア制裁を12日から発効する」との報道が伝わったことも重しとなり1ユーロ=1.2910ドル前後まで下押しした。ただ、弱い米雇用指標を受けて米長期金利が低下すると買い戻しが強まり、一時1.2952ドル前後まで持ち直した。

[2014-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。黒田東彦日銀総裁の発言や低調な米雇用指標を材料に売買が交錯する場面もあったが、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策正常化観測を背景としたドル買いは根強くじりじりと円安ドル高が進んだ。米長期金利が上昇に転じたことも円の重し。

[2014-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。時間外の米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した売りが出たほか、連休前の実質5・10日(五十日)ということで「仲値に向けた売りが観測された」との指摘もあった。また、他の通貨に対しても円はさえない動き。対ドルでの円売りが波及したほか、安く始まった日経平均株価がプラス圏に浮上したことを受けた売りも出た。一方、豪ドルに対しては強含み。全般にドル買いが強まった流れに沿って豪ドル売りドル買いの動きが目立っており、つれて円買い豪ドル売りが進んだ。

[2014-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。午後の日経平均株価が一時マイナス圏に沈むなどさえない動きとなったことを受け、リスク回避目的の買いが入った。また、市場では「本邦勢が3連休前とあってポジション調整の買いが入った」との指摘もあったほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇一服となったことも下値を支えた面があった。

[2014-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一進一退。8月米小売売上高は市場予想通りとなったものの、前回値が上方修正されたことを受けて円売りドル買いが出た。ただ、一部市場では来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「資産購入策が終了したのち“considerable time”(相当の期間)異例な低金利を維持する」との声明文から「considerable time」の文言が削除されるとの思惑が浮上しているが、米シンクタンクリポートとして「文言削除は10月会合まで先送りされる可能性」と伝わったことで全般ドル安が進み円は強含んだ。もっとも、時間外の米10年債利回りが上昇幅を拡大したこともあり、再び円安ドル高が進むなど方向感が出なった。
 また、ポンドに対しては一時買いが強まった。英ガーディアン紙が「スコットランド独立をめぐる最新の世論調査で独立に賛成すると答えた割合は49%、反対は51%となった」と報じたが、前回の調査よりも賛成派が若干増えたことを受けて円買いポンド売りが強まったが、反応は一時的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米小売売上高発表後に1ドル=107円36銭前後まで買われた後107円09銭前後まで失速したが、再び107円38銭前後まで買い戻された。
・ポンド円は1ポンド=173円70銭前後まで下落したが、すぐに値を戻した。
・ユーロドルは一転下落。米シンクタンクリポートを受けてドル安が進んだ流れに沿った。前日高値の1ユーロ=1.2952ドル前後を上抜けて、一時1.2956ドル前後まで上昇した。ただ、追随する動きは見られず、米長期金利が上昇するなか再びドル買いが強まった影響を受けて1.2909ドル前後まで戻り売りに押された。

[2014-09-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は安値圏でのもみ合いとなった。「米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文から“considerable time”(相当の期間)との文言が削除されるのは10月会合まで先送りされる可能性がある」との米シンクタンクリポートが伝わったことでドル売りが先行した。ただ、8月米小売売上高が予想通り底堅い数字となったほか、9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想より強い内容だったことが分かると米長期金利が上昇。日米金利差拡大を見越した円売りドル買いがじわりと強まった(経済指標データ参照:米小売売上高のデータ推移グラフへ米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値のデータ推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は高値圏でもみ合い。来週はFOMCや英スコットランド独立の是非をめぐる住民投票など重要イベントが相次ぐことから、積極的な売買を手控える向きも多く大きな方向感では出なかった。
 一方、豪ドル円は軟調だった。米ドルやユーロに対して豪ドル売りが進んだ流れに沿って、一時1豪ドル=96円93銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは米シンクタンクリポートをきっかけにユーロ買いドル売りが先行。ユーロ豪ドルなどユーロクロスの上昇につれた買いが入ったほか、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるギリシャ格上げも相場の支援材料となり一時1ユーロ=1.2980ドル前後まで値を上げた。ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。欧米の金融政策の方向性の違いなどから戻り売りが出やすいうえ、米長期金利が上昇幅を拡大したことが相場の重しとなり1.2940-43ドルまで押し戻された。

[2014-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドル中心にやや強含んだ。前週末発表された8月中国鉱工業生産など中国経済指標が軒並み低調な内容となったことで、中国と資源貿易関係の深い豪ドルに売りが先行。時間外のダウ先物の下落なども円買いを誘った。ただ、本日は敬老の日の祝日で東京市場が休場。市場参加者が少なく、一本調子で円高が進む状況にはなっていない。

[2014-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロや豪ドルで買い戻しが目立った。中国経済指標の悪化を背景に円買い豪ドル売りが入ったほか、夕刻にかけては欧州株が下落して始まったことを手掛かりに円買いユーロ売りが進んだ。一方、ドルに対しては弱含んだ。米10年債利回りが時間外取引で一時2.6197%と約2カ月ぶりの高水準を付けたことを手掛かりに円売りドル買いが出た。

[2014-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、8月米鉱工業生産指数が前月比0.1%低下と市場予想平均の前月比0.3%上昇に反して低下したほか、8月米設備稼働率も弱い内容だったことで円買いドル売りが強まった(経済指標データ参照:米鉱工業生産指数の推移グラフへ米設備稼働率の推移グラフへ)。米10年債利回りが低下したことも日米金利差縮小を見越した円買いを誘った。また、ユーロに対しても堅調に推移した。オセアニア通貨に対するユーロ売りが続いた影響を受けた。対ドルで円が強含んだことにつれた面もあった。
 なお、豪ドルやNZドルに対しては軟調。足もとで豪ドルなどオセアニア通貨が全般に売り込まれていた反動から、対ユーロを中心にオセアニア通貨を買い戻す動きが活発化し、円安・オセアニア通貨高が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円30銭付近での続いていたが、弱い指標を受けて107円03銭前後まで下押しした。また、ユーロ円は1ユーロ=138円48銭前後まで下げ足を速めた。
・豪ドル円は1豪ドル=96円87銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルは下げ渋り。欧州勢参入後からのユーロ売りの流れが継続し、1ユーロ=1.2909ドル前後と前週末安値の1.2908ドル前後に迫った。もっとも、ドル円が弱含んだことに伴って1.2940ドル台まで買い戻しが入った。

[2014-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。8月米鉱工業生産指数や8月米設備稼働率が予想を下回ったほか、米長期金利が低下したことで円買いが先行した。ただ、米早期利上げ観測を背景に戻りを売りたい向きも多く上値は限られた。一方、カナダドルに対しては軟調。市場では「CTA(商品投資顧問)やマクロ系ファンドからユーロ売りカナダドル買いが観測された」との指摘があり、全般カナダドル買いが優位となった流れに沿って円安カナダドル高が進んだ。なお、その他の通貨に対しては新規の取引材料に乏しく方向感が出なかった。

[2014-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値の重い動き。日経平均株価が下落したことでリスク回避の買いが入ったほか、市場では「国内輸出企業からの買いが散発的に出た」との指摘もあった。もっとも、日経平均の下げが一服すると円買いの勢いも後退。対ドルでは「国内輸入企業などを中心に、上値では戻りを売りたい向きも多い」との声も聞かれるなか、上値の重さを確認したことで次第に売りが強まった。

[2014-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一転上昇。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことで売りが進んだものの、欧州勢の参入後は一転して買い戻しが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株が下落したことを受けた円買いが入ったほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した買いも進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時前に1ドル=107円33銭前後まで上げたが、12日につけた年初来高値の107円39銭前後がレジスタンスとして意識されると107円01-04銭まで押し戻された。
・ユーロ円も一時1ユーロ=138円79銭前後の高値まで上げた後は売りに押される展開となり、本日安値の138円56銭前後に面合わせした。
・ユーロドルは下げ渋り。16時前に1ユーロ=1.2922ドル前後まで下押ししたものの、売り一巡後は米長期金利の低下でドル売りが進んだことに伴い、1.29ドル台半ばまで買い戻された。

[2014-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。時間外の米10年債利回りが低下したことを受けて日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった。もっとも、米10年債利回りの低下が一服すると徐々に上値を切り下げた。なお、カナダドルに対しては軟調。7月カナダ製造業出荷が強い内容となったことを手掛かりに円売りカナダドル買いが進んだ。また、つれる形で豪ドルに対しても円は弱含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=106円97銭前後まで下押ししたものの下値は堅かった。
・カナダドル円は1カナダドル=97円34銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下を背景にドル安が進んだ流れに沿って、1ユーロ=1.2966ドル前後まで値を上げた。もっとも、12日と15日高値の1.2980ドル前後が目先の上値目処として意識されると、米金利低下一服も重しとなり戻り売りに押された。

[2014-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。しばらく方向感のない取引が続いていたが、WSJの花形部門FEDウォッチャー(FRBを専門に担当)であるジョン・ヒルゼンラス記者が「FOMC声明に“considerable time”(相当の期間)との文言は残る」との見解を示すと、米早期利上げ観測が後退するとして円買いが強まった。ただ、上値では戻り売り意欲が強かったうえ、ダウ平均の130ドル超高を受けた円売りに押し戻された。一方、その他の通貨に対しては軟調。7月カナダ製造業出荷が予想を上回ったことで円売りカナダドル買いが活発化した。また、「中国人民銀行(PBOC)は本日から中国5大銀行に5000億元の流動性供給を開始する」との報道を受けて、中国の景気回復期待から円売り豪ドル買いが優位となった。ダウ平均の大幅高も円全体を押し下げる要因となった。

[2014-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が高く始まったことを受けて売りが先行したが、その後は株価が伸び悩んだため売りも長続きしなかった。日本時間の今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあって、総じて神経質な動きとなった。

[2014-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株が強含んだことをながめ、ポンドやユーロなど対欧州通貨を中心に円売りの動きが広がった。また、ドルに対しても円売りの流れが波及し、円は全般に売りに押された。
 もっとも、英雇用統計の発表後は対ポンドでの円売りが一服。8月英雇用統計は失業者数が3万7200人減と市場予想の前月比3万人減より強かったほか、ILO方式による5-7月失業率も6.2%と予想の6.3%より良好な内容だったものの、事前に円売りポンド買いが進んでいたこともあり、指標発表後は利益確定の買いに下値を支えられた。

[2014-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は対ドルで方向感がなかった。欧州株高などを背景とした円売りドル買いが続いた。ただ、8月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る内容だったことが伝わると、時間外の米10年債利回りの低下とともに円買い戻しが進んだ(経済指標データ参照:米消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に積極的に戻りを試す動きは限られた。なお、ポンドに対してアジア時間からの円売りポンド買いの流れが継続し、総じてさえない値動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日高値の1ドル=107円33銭前後を上抜けて107円35銭前後まで上昇。弱い米CPIの結果を受けて107円13銭前後まで下押ししたものの、アジア時間に付けた安値107円10銭前後がサポートとなり107円30銭付近まで持ち直した。
・ポンド円は1ポンド=175円27銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは上値が重い。ユーロスイスフランなどユーロクロスが上昇したことにつれたほか、弱い米インフレ指標や米長期金利の低下も買いを後押しし1ユーロ=1.2982ドル前後まで値を上げた。ただ、前日高値の1.2995ドル前後が上値の目処として意識されると1.2950ドル台まで戻り売りに押された。

[2014-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は売り優位。8月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで円買いが入ったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて上値は限られた。中盤には仕掛け的な円売りが持ち込まれるとストップロスを断続的に巻き込んだ。FOMCが発表した経済・金利見通しで、2015年・2016年末時点のFF金利水準予想の中央値が引き上げられると円売りが優勢に。FOMC声明で前回のプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁に加え、フィッシャー米ダラス連銀総裁が反対票を投じたことも円売りを誘った。また、声明と同時に「政策正常化の理念と計画」との文書が公表され、早期の金融政策正常化観測が浮上したことも円売りを促した。急ピッチでの円安進行に対して買い戻しが入る場面もあったが、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で「経済次第では行動を速める柔軟性がある」と発言すると円売りが再開した。なお、FOMCはMBSの購入を現在の月間100億ドルから50億ドル、長期国債の購入を現在の150億ドルから100億ドルに縮小することを決定。声明では「予想インフレ率が2%の長期目標を下回り、長期的なインフレ期待が十分に抑制されれば、資産購入プログラムを終了した後も相当な期間FF金利を現在の目標範囲に維持することが適切である可能性が高い」「労働市場の状況は幾分さらに改善されている」「経済活動の成長は緩やかなペースで拡大している」などの見解が示された。

[2014-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が大幅高となったことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した売りが広がった。対ドルでは利益確定の買い戻しや国内輸出企業からの買いが入る場面も見られたが、一巡後は全般に円売りが進んだ流れに沿って再び上値を切り下げた。

[2014-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。午後の日経平均株価が上げ幅を広げたことをながめ、全般に円売りが先行した。対ポンドでは「スコットランドの独立を問う住民投票を前に中東勢からまとまった売りが持ち込まれた」との指摘もあって軟調に推移し、他の通貨に対しても売りが波及した。もっとも、欧州勢の参入後は利益確定の買い戻しが優勢に。昨日のNY時間から急ピッチで値を下げた反動もあってやや下値が堅くなった。

[2014-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下げ渋り。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株の上昇を背景に円売りが進行。前週分の米新規失業保険申請件数が強い内容となったことも円売りを誘った。ただ、同時に発表された8月米住宅着工件数や8月米建設許可件数がいずれも予想を下回ったためポジション調整の円買い戻しが強まった。なお、カナダドルやスイスフラン、ユーロなどに対しては軟調。株高を背景に対ドルと同様に投資家のリスク志向改善を見越して円安が進んだ。7月対カナダ証券投資額が売り越し予想に反して買い越しとなったこともカナダドルに対して円売り材料となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円96銭前後と2008年9月8日以来の高値を付けたものの、109円ちょうど前後を前に上値を抑えられ108円70銭台まで伸び悩んだ。
・カナダドル円は1カナダドル=99円30銭前後と昨年5月24日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは下値が堅い。「欧州中央銀行(ECB)は的を絞った長期資金供給オペ『TLTRO』(第1回)で826億ユーロを供給した」と伝わると一時1ユーロ=1.2909ドル前後まで上昇した。ただ、市場では「予想の1000億ユーロ超に届かず十分な需要がないという見方が裏づけられたため、ECBが一段の緩和措置に踏み切るとの期待が高まった面もあった」との声が聞かれ買いは続かず、その後はドル円の上昇や良好な米雇用指標に伴う売りに押され1.2855ドル前後まで下げた。一方で、弱い米住宅指標を受けてドル円が伸び悩むと1.2904ドル前後まで買い戻しが入った。

[2014-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株が堅調に推移したほか、米長期金利が上昇に転じたことで円売りが先行。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強かったことも円売りを後押しした。ただ、同時に発表された8月米住宅着工件数や8月米建設許可件数が予想を下回ったこともあり、次第に円が買い戻された。もっとも、ダウ平均が引けにかけて120ドル近く上昇したため、上値も限られた。一方、その他の通貨に対してはじり安。7月対カナダ証券投資が前月の売り越しから買い越しに転じ、円売りカナダドル買いが優位に。スコットランド独立の是非を問う住民投票が実施されるなか、直前の世論調査で独立反対派が優位となったことなどを背景に思惑的な円売りポンド買いも活発化した。欧米株式相場の上昇も円全体を押し下げた。

[2014-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が年初来高値を更新するなど堅調に推移したことを受け、投資家のリスク志向改善を意識した売りが進んだ。対ドルでは甘利明経済再生担当相が「為替が急激に動くことは好ましくない」との見解を示したことで一時買いが入ったものの、影響は限定的。時間外の米10年債利回りが上昇した影響もあり、総じて売りが優勢だった。また、円はポンドに対しても売りが優勢。朝方にスコットランド独立をめぐる最終世論調査で「賛成派が46%、反対派が54%」と伝わり、全般にポンド買いが強まった流れに沿った。その後はスコットランド各地区の選挙結果が伝わったが、独立反対派が優勢となったため、さらに円売りポンド買いが進んだ。

[2014-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。午後の日経平均株価が上げ幅を広げたことを受けて売りが入る場面も見られたが、次第に下値が堅くなった。スコットランド独立住民投票で独立反対派の勝利が伝わり、材料出尽くしとして対ポンドなどで買い戻しが優勢に。他の通貨に対しても円は底堅く推移した。

[2014-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は買い継続。足もとで円安が進んでいたこともあり、週末を前にしたポジション調整の円買い戻しが続いた。時間外の米10年債利回りが低下したことで対ドルでは日米金利差縮小を見越した円買いも見られた。なお、カナダドルに対しては上げ幅を縮小。全般円高が進んだ流れに沿ったが、8月カナダ消費者物価指数(CPI)で食品とエネルギーを除いたコア指数が予想より強い内容だったため円売りカナダドル買いが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に付けた安値1ドル=108円65銭前後を下抜けて、一時108円60銭前後まで値を下げた(経済指標データ参照:カナダ消費者物価指数(CPI)コアの推移グラフへ)。
・カナダドル円は1カナダドル=99円07銭前後まで下げた後は99円80銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは弱含み。ユーロ円が売り込まれたことにつれてユーロ売りドル買いが進んだ。一時1ユーロ=1.28465ドル前後まで下落。昨日安値の1.2834ドル前後がサポートとなり下げ渋ったものの、戻りも鈍い。

[2014-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。日経平均株価が下落して始まったことをながめ、リスク回避の円買いが先行。市場では「大手国内銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、伸び悩む場面も見られたが日経平均株価が下げ幅を広げたため再び円買いが強まった。時間外の米10年債利回りが低下したことで対ドルでは日米金利差縮小を見越した円買いも見られた。

[2014-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。海外証券から円売りドル買いが観測されたほか、一時150円超下落した日経平均株価が引けにかけて下げ渋ったことを背景に上値を切り下げた。市場では「上値が重いと見たロンドン勢が円売りドル買いで参入した」との指摘があった。なお、オセアニア通貨に対しては強含み。ドルやユーロに対してオセアニア通貨安が優勢となった影響を受けて円買いオセアニア通貨売りが進んだ。

[2014-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。アジア時間に上値の重さを確認したことで、欧州勢の参入後は戻り売りが優勢となった。時間外のダウ先物が底堅い動きとなったことで売りが出たほか、米10年債利回りが低下幅を縮めたことも対ドルでの売りを誘った。対豪ドルやカナダドルで円買いが進んだ影響から一時買い戻しが入る場面も見られたが、総じて戻りは鈍かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=109円12銭前後まで上昇したが、アジア時間につけた高値の109円19銭前後が意識されると伸び悩んだ。半面、その後の下押しも108円87銭前後までと限定的で、その後は高値に面合わせした。
・カナダドル円は22時過ぎに1カナダドル=98円99銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは弱含み。アジア時間に買いが進んだ反動で徐々に上値を切り下げる展開となった。米長期金利が低下幅を縮めたことも重しとなり、一時1ユーロ=1.2832ドル前後まで下押しした。

[2014-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。米長期金利の低下幅縮小をながめ、対ドル中心に円売りが先行したが長続きしなかった。米長期金利が再び低下したうえ、ダウ平均が120ドルを超す下げ幅となったことで円全体が押し上げられた。なお、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が議会証言で「ユーロ圏の景気回復は勢いを失いつつある」「失業率は受け入れ難いほど高い」「ECBは必要に応じて追加措置を実施する用意がある」「為替レートは物価安定や成長にとって重要」などと発言したことで、円買いユーロ売りが強まる場面があった。また、全般カナダドル安が進んだ流れに沿って円買いカナダドル売りが目立った。

[2014-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。前日の米国市場でダウ平均が下落したことに伴って円買いドル売りが進んだ流れを引き継いで始まった。ただ、ドル先高観を背景に戻りを売りたい向きは多く上値は限られている。中国経済指標が予想を上回ったことで、投資家心理が改善し円売り外貨買いが出た面もあった。

[2014-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含んだ。米長期金利の低下に伴って円買いドル売りが先行。ダウ先物や欧州株の下落も円買い戻しを誘った。「イスラエル国防軍が領空内でシリア軍機を撃墜した」との報道も株安と円高につながった面がある。

[2014-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は上値の重い動き。欧州株や時間外のダウ先物が下落したことで、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強め、全般に円買いが先行した。その後は対ドルで欧州通貨が買い戻されたことに伴って、円売り欧州通貨買いが優勢に。円は次第に上値を切り下げる動きとなった。なお、カナダドルに対しては下値も堅かった。買い一巡後は戻り売りに押される場面も見られたものの、7月カナダ小売売上高が予想より弱い結果となったため、再び円買いカナダドル売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=108円25銭前後まで下げたものの、その後は108円70銭付近まで買い戻された。
・カナダドル円は1カナダドル=98円19銭前後まで下げた後、98円70銭台まで買い戻されたが戻りも鈍かった。
・ユーロドルは堅調。9月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値や独サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことなどを手掛かりに買いが入り、21時前には1ユーロ=1.2901ドル前後まで急ピッチで値を上げた。もっとも、1.29ドル台で上値の重さを確認するとドル売りの勢いが後退したこともあって、1.2870ドル台まで伸び悩んだ。

[2014-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して売り一服。安く始まったダウ平均が一時下げ幅を縮めたほか、シカゴ日経平均先物がプラス圏に浮上する場面もあり、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが先行した。9月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったうえ、対オセアニア通貨中心にドル買い圧力が高まったことも円安ドル高を後押しした。一巡後は安値圏でのもみ合いが続いた。一方、ポンドに対しては軟調。株価の買い戻しにつれた円売りが広がったほか、市場では「M&A絡みのポンド買いが観測された」との指摘があり円安ポンド高が進んだ。なお、オセアニア通貨に対しては底堅い。主要通貨に対してオセアニア通貨安が加速した影響から円買いオセアニア通貨売りが強まった。

[2014-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。訪米中の安倍晋三首相が「最近の円安傾向については地方経済に与える影響を注視したい」と発言したため円買いが先行。ただ、同首相が「GPIFはできるだけ早くポートフォリオを見直したい」「GPIFの改革を極めて重視している」とも述べると、下落していた日経平均株価の買い戻しが強まり、つれて上値を切り下げた。もっとも、その後は様子見ムードが広がりもみ合いが続いた。

[2014-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで方向感が無い。後場の日経平均株価が弱含んだことで円買いが強まったものの、引けにかけて日経平均株価が下げ渋るとつれて上値を切り下げた。その後、対豪ドルを中心にドル売りが強まったことで再び円が強含む場面が見られたが上値は限られている。なお、豪ドルに対しては弱含み。足もとで豪ドル安が進んでいたこともあり、ポジション調整の円売りオセアニア通貨買いが優勢となった。もっとも、一巡すると徐々に下げ渋った。

[2014-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物などが底堅く推移したことをながめ、全般に円売りが広がった。その後は時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮めたため下値を切り上げる場面もあったが、対欧州通貨でドル高が強まると再び円売りドル買いが出た。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時85.017と2010年7月以来の高値をつけた。一方、対ユーロで円はしっかり。対ドルで仕掛け的なユーロ売りが進んだことに伴い、円買いユーロ売りが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=108円85銭前後まで上昇。
・ユーロ円は昨日安値の1ユーロ=139円27銭前後を下抜けて139円12銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは軟調。節目の1ユーロ=1.2800ドルの下抜けを狙った仕掛け的な売りが進み、一時1.2786ドル前後と2013年7月10日以来の安値をつけた。

[2014-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。9月独Ifo企業景況感指数の低調な結果を受けて、欧州時間からユーロなど欧州通貨に対して円買いが先行した。一方で、欧州通貨安ドル高が進んだ影響から円売りドル買いが優位に。8月米新築住宅販売件数が予想を上回ったうえ、米長期金利が上昇幅を拡大したことも円売りドル買いを誘い、円全体が押し下げられた。日経平均先物や欧米株式相場の上げ幅拡大をながめ、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りも強まった。

[2014-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。前日の米国株や日経平均先物が上昇したことを背景に本日の日本株高を見越した円売りが先行。もっとも、一巡するとポジション調整の円買い戻しが入った。また、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「ECBは追加的な非伝統的手段を用いる用意がある」などと述べたことでユーロに対して円は強含んだ。なお、NZドルに対しては急伸。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が「為替レートの水準は正当化されず持続不能」「持続不能は為替介入の可能性の1つの要因」との声明を発表したことで円買いNZドル売りが活発化した。

[2014-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はNZドルやユーロに対して買い優勢。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の声明をきっかけとしたNZドル売りやドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を受けたユーロ売りの流れが継続し、円は堅調に推移した。また、ドルに対しては小幅安。NZドルやユーロに対してドル高が進んだ影響を受けてじわりと円売りドル買いが強まった。もっとも、ドル買いが一服するとやや下げ渋った。

[2014-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで強含み。対ドルでユーロ売りが進んだことに伴い、円買いユーロ売りが入った。欧州株や時間外のダウ先物が軟調に推移し、リスク回避の買いに支えられた面もあった。また、円はNZドルに対してもしっかり。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の声明を受けて、アジア時間にNZドル売りが強まった影響が残った。一方、ポンドに対しては伸び悩み。株安を背景に値を上げる場面もあったが、カーニー英中銀(BOE)総裁が「英景気見通しが大幅に改善しており、利上げ時期は近づいている」「低金利があまりに長期に続けばリスクを助長する恐れ」などの見解を示すとポンドの買い戻しが進み、円も対ポンドで戻り売りに押された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に1ドル=109円37銭前後まで上げたものの、19日高値の109円46銭前後が意識されると23時前には108円88銭前後まで値を下げた。なお、8月米耐久財受注や米新規失業保険申請件数などの経済指標は強弱まちまちな結果となったため、反応は限定的だった。
・ポンド円はアジア時間につけた安値の1ポンド=177円84銭前後に迫る水準まで下げたものの、カーニーBOE総裁の発言が伝わると、178円44銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは軟調。1ユーロ=1.27ドル台半ばに観測されていたストップロスを巻き込んで下げ幅を広げた。17時過ぎには1.2696ドル前後と2012年11月16日以来の安値を更新。その後も戻りの鈍い動きが続いた。

[2014-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は買い一服。市場では「アセット・アロケーションに絡んだ株売り債券買いのフローが目立った」との指摘があり、ダウ平均が260ドル超下落。リスク回避姿勢を強めた投資家からの円買いが活発化した。米長期金利の大幅低下に伴い、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも優位となった。塩崎恭久厚生労働相が「GPIF改革法案の提出を急ぐことはない」と発言したことも円買いを誘ったようだ。一巡すると手掛かり材料難から高値圏での持ち高調整が続いた。

[2014-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優勢。本日の日本株安を見越した円買いが先行したものの、その後は急速に円売りが進んだ。塩崎恭久厚生労働相が「(GPIF改革)法律を作るのは大変な作業。先送りの意図は全くない」と述べると、前日に「GPIF改革法案の提出を急ぐことはない」との発言で円買いが進んでいたこともあり、全般円を売る動きが広がった。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に対ドルでは日米金利差拡大を見越した円売りが出たほか、日経平均株価が下げ幅を縮めたことも円を押し下げた。

[2014-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感がなかった。後場の日経平均株価が下げ幅を縮めたことで円売りが強まったほか、市場では「米系証券から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。もっとも、一巡後は時間外の米10年債利回りが低下したことで対ドルでは円買い戻しが入った。一方で、ナイトセッションの日経平均先物が上昇したこともあり戻りも限定的だった。

[2014-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。欧州株や時間外のダウ先物の上昇などを背景に弱含んだ。もっとも、欧州株が失速し、時間外のダウ先物が上げ幅を縮小すると下げ止まるなど、円売りの勢いも限定的だった。また、円はドルに対してももみ合い。米国勢の参入後に米10年債利回りが急上昇した場面では日米金利差縮小を見越した売りが出たが、米長期金利の上昇も続かなかったため、その後は下値を切り上げた。なお、4-6月期米GDP確定値は前期比年率4.6%増と市場予想通りの結果となったため、目立った反応は見られなかった(経済指標データ参照:米GDPの推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=109円28銭前後まで上昇したものの、昨日高値の109円37銭前後が意識されると伸び悩み。
・ユーロ円も18時過ぎに1ユーロ=139円08銭前後まで上げたが、上値は重かった。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇で全般にドル高が進んだため、1ユーロ=1.2710ドル前後まで下押しした。

[2014-09-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して売り一服。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物の上昇を背景に円売りが先行。「米債券運用会社パシフィックインベストメントマネジメント(PIMCO)の最高投資責任者(CIO)ビルグロース氏が退任する」と報じられると、思惑的な米債売りが活発化。米長期金利が急上昇したことで円売りドル買いが優位となった。ダウ平均の200ドル超高も円売りを後押し。ただ、引けにかけては週末を控えて利益確定の円買い戻しが入った。一方、その他の通貨に対しては底堅い。欧州通貨売りドル買いが加速するにつれて円高欧州通貨安が進んだ。ただ、対ドルで円売りが強まった影響も受けたため一方的な円高にはならなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19日の高値1ドル=109円46銭前後を上抜け、109円54銭前後と2008年8月29日以来の高値を付けた。買い一巡後は109円20銭台まで伸び悩んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=138円51銭前後まで売りが先行した。日通し安値の138円39銭前後がサポートされると138円80銭台まで下げ渋ったが、戻りも限られた。
・ユーロドルは軟調。米長期金利が急上昇したうえ、ドル円が強含んだことでユーロ売りドル買いが優位となった。前日の安値1ユーロ=1.26955ドル前後を下抜け、1.2677ドル前後と2012年11月13日以来の安値を付けた。売り一巡後は安値圏での持ち高調整が続いた。

[2014-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はNZドルに対して買い優位。キー・ニュージーランド(NZ)首相が「NZドルにとっていわゆるゴルディロックス(景気が過熱しすぎず不況でもない程よい状態)な水準は0.65米ドル前後だ」との見解を示したことで円買いNZドル売りが活発化した。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が「8月にネットで5億2100万NZドルを売却」「8月のネットでの売却額は2007年7月以来最大」と発表するとさらに円高NZドル安が進んだ。
 一方、ドルに対しては弱含み。前週末のNY市場でドル高が進んだ流れが続いたほか、日本株高を見越した円売りドル買いも出た。もっとも、市場では「月末を前に本邦輸出勢の円買いドル売りが観測された」との指摘があり、一方的に下値を探る展開とはならなかった。

[2014-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。市場では「安倍首相の所信表明演説が始まったことをきっかけに仕掛け的な円売りドル買いが観測された」との指摘があり、全般円安が進んだ。欧州株や時間外のダウ先物が弱含んだこともありその後はやや下げ渋ったものの、戻りも限られている。

[2014-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。時間外の米10年債利回りが低下し、全般にドル売りが進んだ流れに沿った。また、時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が軟調に推移したことも、リスク回避の円買いを誘った面があった。なお、8月米個人消費支出(PCE)や8月米コアPCEデフレーターが予想を上回ったことで、一時円売りドル買いが進む場面もあったが、影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間につけた1ドル=109円16銭前後を下抜けて、一時109円14銭前後まで下押し。
・ユーロ円も22時過ぎに1ユーロ=138円72-77銭前後まで弱含む場面が見られた。
・ユーロドルはしっかり。米長期金利の低下で全般にドル安が進んだため、22時前には1ユーロ=1.2715ドル前後まで値を上げた。

[2014-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。香港の民主派デモによる混乱が中国本土経済のさらなる減速につながるとの懸念が強まり、時間外のダウ先物や欧州株が下落。リスク回避目的の円買い外貨売りが先行した。ただ、一時は180ドル近く下落したダウ平均が急速に下げ渋ると円買い圧力は後退。日米金融政策の方向性の違いなどから戻りを売りたい向きも多く上値の重い展開となった。なお、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「強いドルは2%のインフレ目標達成を困難にするだろう」「FRBは米国の輸出、GDPに対するドルの影響を注視するべき」などと述べた一方、フィッシャー米ダラス連銀総裁は「強いドルは輸入物価のインフレ抑制に寄与する」「強いドルは米経済への信認投票」などと発言した。

[2014-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。日経平均株価が下落して始まったことでリスク回避の円買いが先行。市場では「グッドネームから円売りドル買いが観測された」との指摘があり上値を切り下げる場面があったが下値は堅かった。月末期末ということもあり、本邦輸出勢からの円買いが入ったほか、日経平均株価が250円超安まで下げ幅を広げたことも円を押し上げた。一方、オセアニア通貨に対しては弱含み。前日にNZドルを中心に大きく売り込まれた反動からポジション調整の円売りオセアニア通貨買いが強まった。

[2014-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。月末期末に絡んだ本邦輸出勢からの円買いが入る場面があったが上値は限られた。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが進み、円は総じてさえない値動きとなった。なお、オセアニア通貨に対しては買い戻し。午前からの円安オセアニア通貨高の流れが続いたが、対ドルでオセアニア通貨売りが強まるとつれて円買いオセアニア通貨売りが強まった。

[2014-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで堅調。9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値でコア指数が予想を下回ったことが明らかとなり、ユーロが全面安となった流れに沿った。一方、ドルに対しては軟調。対ユーロでドル高が進んだことにつれて、円売りドル買いが出たほか、時間外の米10年債利回りが上昇したことも重しとなった。なお、7月S&Pケース・シラー住宅価格指数は前年比6.8%上昇と、市場予想の前年比7.4%上昇を下回ったものの、相場への影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日高値の1ドル=109円75銭前後を上抜けて、一時109円86銭前後と2008年8月27日以来の高値を更新。
・カナダドル円は21時30分前に1カナダドル=98円38銭前後まで強含み場面が見られたが、7月カナダ国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったため、その後は98円ちょうど付近まで失速した(経済指標データ参照:カナダ国内総生産(GDP)の推移グラフへ)。
・ユーロドルは売り優位。重要なサポートとして意識されていた2012年11月13日安値の1ユーロ=1.2661ドル前後を下抜けたことで売りが強まり、20時30分前には1.2571ドル前後まで下げ幅を広げた。

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