為替・株式・商品マーケット概要

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 2015年4月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2015年4月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2015年4月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2015-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が出なかった。時間外のダウ先物や欧州株相場の下落に伴って円買い外貨売りが出たほか、原油先物価格の下落を背景に資源国通貨に対して円買いが優勢となった。一方、3月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことが分かると、円売りドル買いが優勢となり円全体を押し下げる場面があった。市場では「期末に絡んだフローに左右され、大きな方向感は出なかった」との指摘があった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーであるラッカー米リッチモンド連銀総裁はこの日の講演で「6月FOMCでの利上げの強い根拠が整った」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2015年4月 発言・ニュース

[2015-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が出なかった。時間外のダウ先物や欧州株相場の下落に伴って円買い外貨売りが出たほか、原油先物価格の下落を背景に資源国通貨に対して円買いが優勢となった。一方、3月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことが分かると、円売りドル買いが優勢となり円全体を押し下げる場面があった。市場では「期末に絡んだフローに左右され、大きな方向感は出なかった」との指摘があった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーであるラッカー米リッチモンド連銀総裁はこの日の講演で「6月FOMCでの利上げの強い根拠が整った」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

[2015-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。日銀企業短期経済観測調査(短観、3月調査)が予想より弱い内容となり、日経平均株価が大幅に下落するとリスク回避目的の買いが広がった。また、対ドルでの円買いは他の通貨に対しても波及。総じて買いが先行したものの、その後は日経平均が下げ渋ったこともあって買いも一服した。

[2015-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことをながめ、円売りドル買いが先行。自民党山本幸三議員の話として「4月30日の日銀会合が追加緩和の良いタイミング」と報じられたことも売りを誘ったほか、欧州勢の参入後は米長期金利の上昇も手掛かりとなり下げ幅を広げた。 一方、他の通貨に対しては下値が堅かった。日銀の追加緩和期待から一時円売り外貨買いが出たものの、欧州勢の参入後は対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が下落したことに伴って、円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが出た。

[2015-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。時間外の米10年債利回りが上昇したことを手掛かりに全般ドル買いが進むにつれて円売りが強まった。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円を押し下げる材料となった。ただ、ドル買いの流れが一服すると徐々に下げ渋り。3月ADP全米雇用リポートで政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比18万9000人増と市場予想平均の22万5000人程度増を下回ったことが伝わると円買いドル売りが優勢となった。なお、その他の通貨に対してはドル相場となったこともあり、総じて方向感がなかった(経済指標データ参照:ADP全米雇用リポートの推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円33銭前後まで上昇したものの、前日高値の120円37銭前後が上値の目処として意識されると119円75銭前後まで失速した。
・ユーロ円は1ユーロ=129円台前半で方向感が出なかった。
・ユーロドルは買い戻し。全般ドル高が進んだ流れに沿って売りが先行し、1ユーロ=1.07185ドル前後まで値を下げた。ただ、前日安値の1.0713ドル前後がサポートとして機能すると一巡後は徐々に下値を切り上げた。弱い3月ADP全米雇用リポートも買い戻しを誘い1.0800ドル前後まで持ち直す場面があった。

[2015-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い動き。3月ADP全米雇用報告と3月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想を下回ったことで米長期金利が大幅に低下。日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが優勢となった。ダウ平均が一時190ドル超下落したことも円買い戻しにつながった。ただ、円の上値では「本邦勢の円売りドル買い注文が観測されている」との指摘もあり、一本調子で上昇する展開にはならなかった。

[2015-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。手掛かり材料に乏しく、方向感のない動きが続いた。仲値後には一時強含む場面も見られたが、日本株の大幅上昇を手掛かりにした円売り外貨買いの動きも入ったため、上値も重かった。一方、豪ドルに対してはしっかり。根強い豪利下げ観測を背景に対ドルなどで豪ドル売りが進んだ影響を受けた。

[2015-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで軟調。欧州勢の参入後にユーロ買いが強まった流れに沿って、円売りユーロ買いが出た。一方、ドルに対してはしっかり。対ユーロでドル売りが進んだ影響を受けたほか、ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことも相場を支えた面がある。

[2015-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は弱含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、NY時間に入って前週分の米新規失業保険申請件数や2月米貿易収支が予想より強い結果だったことが伝わると円売りドル買いが強まった。また、市場では「レバレッジ系から円売りユーロ買いが観測された」との指摘があった。ナイトセッションの日経平均先物が上昇に転じたことも円相場の重しとなった。また、ポンドに対しても上値が重かった。英総選挙に対する不透明感が広がるなか円買いが先行したものの、その他通貨に対する円売り圧力が次第にポンドに対しても波及した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円45銭前後まで小幅に下げたものの前日安値の119円42銭前後が目先の下値目処として意識されたため下押しは限られ119円89銭前後まで反発した。
・ユーロ円は1ユーロ=130円21銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは買い戻し。良好な米経済指標を受けて1ユーロ=1.0802ドル前後まで下げたものの、その後はショートカバーが優勢に。1.08ドル台半ばに観測されていたストップロスを巻き込みながら1.0879ドル前後まで買い上げられた。

[2015-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロ中心に売りが優勢となった。明日の3月米雇用統計やイースター休暇を前に、全般ユーロを買い戻す動きが先行し円安ユーロ高が進行。他の通貨に対しても円売りが波及した。ダウ平均が一時110ドル超上昇したことも円の重し。ドルに対しては2月米貿易収支などこの日発表の米経済指標が軒並み良好な内容となったことを理由に円売りが出た。

[2015-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本時間の今晩に米雇用統計の発表を控えているほか、海外主要市場が休場ということもあって様子見ムードが強かった。仲値後に日経平均株価が伸び悩んだ場面ではやや円買い外貨売りが進む場面もあったが、買いの勢いも長続きしなかった。なお、麻生太郎副総理兼財務・金融相は「金融緩和はデフレマインドを変える意味で大きな意義がある」「日銀は2%達成に向けて今まで通り努力してほしい」などと述べた。

[2015-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本時間の今晩に米雇用統計の発表を控えて全般に様子見ムードが強まった。グッドフライデーで欧州・英国市場が休場となり、市場参加者が減少していることも値動きを鈍くした。

[2015-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は対ドルで急伸。3月米雇用統計を前に様子見ムードが広がり、総じて値動きの乏しい展開が続いた。指標発表直前にポジション調整の円売りドル買いが出たが、非農業部門雇用者数が前月比12万6000人増と予想の前月比24万5000人増を大幅に下回ったことが伝わると米長期金利の急低下とともに一転して円買いが優勢となった。一方、その他の通貨に対しては軟調。弱い非農業部門雇用者数を受けて対ドルで欧州通貨買いやオセアニア通貨買いが活発化したことを受けて円は下落した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円95銭前後まで上げた後118円71銭前後まで急落した。
・ユーロ円は1ユーロ=130円97銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは大幅上昇。ユーロポンドなど一部のユーロクロスが上昇したことにつれて買いが入り、前日高値の1ユーロ=1.0906ドル前後を上抜けた。低調な米雇用統計を背景にドル全面安となると買いが加速し1.10265ドル前後まで買い上げられた。

[2015-04-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い動き。米重要指標を前にポジション調整に伴う円売りドル買いが先行したものの、3月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比12万6000人増と予想の前月比24万5000人増を大幅に下回ったことが分かると、一転円買いドル売りが優勢となった。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入った。一方、ドル以外の通貨に対しては弱含んだ。欧州・オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計発表前に一時1ドル=119円99銭前後まで上げたものの、結果が分かると一転下落し118円71銭前後まで売り込まれた。
・ユーロ円はユーロドルの上昇につれた買いが入り、一時1ユーロ=130円97銭前後まで上げた。
・ユーロドルは3月非農業部門雇用者数が予想を下回ったうえ、過去2カ月分の数値が下方修正されたため米長期金利が急低下。ドル全面安となった流れに沿って一時1ユーロ=1.1027ドル前後まで急伸した。もっとも、聖金曜日の祝日(グッドフライデー)でドイツ、英国、カナダなどが休場。米国も株式市場が休場で債券市場が短縮取引となり市場参加者が少なく、引けにかけては商いが細った。

[2015-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。さえない3月米雇用統計を受けて前週末の海外市場で円高ドル安が進んだ影響が残り、朝方に円がやや強含む場面があったが、その後は徐々に上値を切り下げた。一時200円近く下げた日経平均株価が下げ幅を縮めたことが重しとなったほか、市場では「海外ファンド勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。

[2015-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。イースターマンデーで欧州市場が休場となり、市場参加者が少ないないなか様子見ムードが広がった。持ち高調整の円買いユーロ売りが入る場面があったものの、大きな方向感は出ていない。

[2015-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで軟調。前週末の米雇用統計が低調な結果となり、対ドルでユーロ買いが進んだ影響を受けた。ナイト・セッションの日経平均先物が強含んだことも売りを誘った面があった。一方、ドルに対しては小高い。欧州勢がイースターマンデーで不在ということもあって方向感の乏しい動きとなっていたが、対ユーロなどでドル売りが進んだことに伴い、小幅に買いが入った。なお、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「利上げ開始時期は経済動向次第になるだろう」「著しいドル高は貿易を弱める」などと発言したが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=118円90銭付近まで弱含み。
・ユーロ円は一時1ユーロ=131円14銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはしっかり。前週末高値の1ユーロ=1.1027ドル前後を上抜けて、1.1033ドル前後まで上昇した。

[2015-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調だった。ダウ平均が一時180ドル近く上昇し、ナイトセッションの日経平均先物が210円上げたことで円売りドル買いが進行。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。一方、ドル以外の通貨に対しては下値が堅かった。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2015-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が上昇したことを手掛かりに対ユーロなどを中心に円売りが強まった。また、豪ドルに対しても上値が重かった。ポジション調整の円買いが先行したものの、2月豪小売売上高が予想を上回ったことが伝わると一転して円売り豪ドル買いが強まった。13時30分の豪準備銀行(RBA)政策金利発表を控えて思惑的な豪ドル買いも見られた。

[2015-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。欧州株が上昇して始まったほか、ナイトセッションの日経平均先物が強含んだため、欧州勢参入後は円売りが優勢に。市場では「アジア中銀から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。なお、その他の通貨に対しては一転上昇。欧州株高などを手掛かりとして円売りが強まったものの、対ドルで欧州通貨売りが活発化するにつれて円を買い戻す動きが強まった。

[2015-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。欧州勢の参入後に全般ドル買いが強まった流れに沿ったほか、時間外の米長期金利が上昇し、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも売りを促した。一方、ユーロに対してはしっかり。対ドルでユーロ売りが進んだことにつれて円買いユーロ売りが強まった。もっとも、一巡後は株高を背景に上値を切り下げるなどやや荒い値動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=120円28銭前後まで上昇。
・ユーロ円は16時30分過ぎに1ユーロ=131円04銭前後まで上げた後、130円09銭前後まで一転下落。もっとも、売りが一巡すると130円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは軟調。節目の1ユーロ=1.0900ドル前後を下抜けて売りが加速し、一時1.0834ドル前後まで下落。その後も安値圏でのさえない動きが続いた。

[2015-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調だった。ダウ平均が一時100ドル超上昇し、ナイトセッションの日経平均先物が190円上げたことで円売りドル買いが進行。市場では「明日まで開催される日銀金融政策決定会合で追加金融緩和が決定されるとの思惑から円売りドル買いが出ている」との声も聞かれた。一方、ドル以外の通貨に対しては下値が堅かった。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2015-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一時的。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて持ち高調整の動きに終始し、総じて値動きは鈍かった。日銀は金融政策の現状維持を発表したが、一部市場で追加緩和への思惑が広がっていたこともあり、公表後は円を買う動きが強まった。もっとも、黒田日銀総裁の記者会見の内容を見極めたいとの見方もあり、さらに円高が進む展開ともなっていない。

[2015-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。欧州勢参入後に対ドルで欧州通貨買いやオセアニア通貨買いが強まったことを受けて円売りが進んだ。ナイトセッションの日経平均先物が一時1万9890円まで上昇したことも円の重しとなった。また、ドルに対しても上値が重い。全般ドル売りが進んだ影響から円が強含む場面があったものの、株高を手掛かりに徐々に上値を切り下げた。なお、黒田日銀総裁は定例記者会見で「今のところ金融資本市場に過度の強気化はみられない」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

[2015-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだこともあって、アジア時間に進んだ買いは一服したものの、対ポンドなどでドル売りが進んだ影響も受けたため総じて底堅く推移した。一方、ポンドに対してはさえない動き。全般にポンド買いが強まった流れに沿って、円売りポンド買いが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=119円65銭前後まで下げたものの、総じて119円80銭前後を挟んだもみ合い。
・ポンド円は1ポンド=179円28銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは伸び悩み。19時過ぎに1ユーロ=1.0887ドル前後まで上げたものの、その後は対ポンドでユーロ売りが進んだ影響もあって伸び悩んだ。

[2015-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。日銀が7-8日に開いた金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことから円買いドル売りが先行したものの、そのあとはダウ平均や日経平均先物の上昇に伴って円売りドル買いがじわりと強まった。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月17-18日分)では「数人のメンバーは6月の利上げが正当化されると判断」「数人のメンバーは政策の違いからさらにドルが上昇する可能性があると指摘」との見解が示された。低調だった3月米雇用統計前のFOMCではあるものの、市場では一時的に米早期利上げが意識されたため全般ドル買いが広がった。

[2015-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。市場では「本邦長期資金とみられる円売りドル買いが観測された」との指摘があり、対ドルを中心に円売りが広がった。日経平均株価が堅調に推移したことも円を押し下げた。

[2015-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対欧州通貨で堅調。「ギリシャはIMF向け債務支払いを行った」との報道を受けて円売りユーロ買いが出る場面があったものの、その後は一転して円を買い戻す動きが優勢に。対ドルでポンド売りが活発化するなど欧州通貨が全面安の展開となったため円買いが進んだ。一方、欧州通貨絡みの取引が中心となりドルなどその他通貨に対しては方向感がなかった。

[2015-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。資源国通貨などに対してドル売りが進んだ流れに沿ったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことを受けた買いも入った。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、米長期金利が低下幅を縮小すると買いも一服したが、総じて底堅く推移した。一方、他の通貨に対しては高安まちまち。対ドルでの買いが欧州通貨に対しても波及した半面、対ドルでオセアニア通貨高が進んだことに伴って円売りオセアニア通貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に1ドル=119円87銭前後まで下落。
・ユーロ円も19時過ぎに1ユーロ=128円92銭前後まで下げると、一巡後も戻りの鈍い動きとなった。
・ユーロドルはもみ合い。19時前に1ユーロ=1.0730ドル前後まで下げたものの、3月31日安値の1.0713ドル前後が目先のサポートとして意識されると売りも一服。対資源国通貨などでドル売りが進んだ影響もあって1.0780ドル付近まで切り返したが、本日高値の1.07875ドル前後の手前では伸び悩むなど上値も重かった。

[2015-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より若干強い内容だったことが分かると円売りドル買いが先行。低調な米30年債入札をきっかけに米長期金利が上昇幅を拡大すると全般ドル買いが活発化した。一方、ドル以外の通貨に対しては底堅く推移した。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2015-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価が2000年4月17日以来、約15年ぶりに2万円台に乗せたことで円売りが出る場面があったが、その後に日経平均株価が利食い売りに押されたため円の買い戻しが入った。もっとも、目先材料に乏しいこともあり、戻りも限られるなど総じて値動きは乏しかった。

[2015-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロを中心に買い優勢。しばらくは動意を欠いた動きとなっていたが、欧州勢参入後は対ドルでユーロ売りが優勢となり、つれる形で円高ユーロ安が進んだ。市場では「カストディアン系銀行からユーロ売りが観測された」との指摘があり、ユーロ主導で円は堅調に推移した。2月英鉱工業生産指数が市場予想を下回る結果となったことで円買いポンド売りも目立った。

[2015-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円はしっかり。欧州通貨やオセアニア通貨が対ドルで下げたことに伴い、円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが出た。また、円は対ドルでもしっかり。時間外の米10年債利回りが低下したことなどを背景に買いが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・【カナダドル円】ドル円は22時30分前に1ドル=120円10銭前後まで下落。カナダドル円も一時1カナダドル=95円03銭前後まで下げたものの、3月カナダ雇用統計が予想より強い結果となったこともあり、一巡後は95円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは軟調。カストディアン系銀行からの売りなどに押されて、3月20日以来の安値となる1ユーロ=1.0568ドル前後まで下落した。

[2015-04-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅く推移した。米長期金利の低下とともに円買いドル売りが先行。対ユーロ中心に円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。もっとも、ダウ平均や日経平均先物が上昇したこともあって一本調子で円高が進む展開にはならなかった。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーであるラッカー米リッチモンド連銀総裁は「6月利上げには強い根拠がある」「ドルの上昇がコアインフレを抑制している」などと述べたが、新味の内容に乏しく反応は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に一時1ドル=120円05銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は2時30分過ぎに一時1ユーロ=127円22銭前後と3月16日以来の安値を付けた。
・カナダドル円は下値が堅かった。21時30分前に一時1カナダドル=95円03銭前後まで売られたものの、そのあとは買い戻しが進んだ。3月のカナダ雇用統計で失業率が6.8%と予想の6.9%より強い数字だったほか、新規雇用者数が2万8700人増と予想のゼロを大幅に上回ったことを受けた。
・ユーロドルは欧米の金融政策の方向性の違いなどからユーロ売りドル買いが出やすいなか、「カストディアン系銀行の売りが出た」との指摘があり一時1ユーロ=1.0567ドル前後と3月17日以来の安値まで下げた。

[2015-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。上昇して始まった日経平均株価が下げに転じたことを受けて円買いが先行。ただ、市場では「アジア勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、一巡後は徐々に上値を切り下げた。一方、豪ドルに対しては買い優勢。3月中国貿易収支が30億8000万ドルの黒字と市場予想平均の401億5000万ドル程度の黒字より大幅に黒字幅が縮小したことを受けて、同国と資源貿易関係の深い豪ドルに売りが活発化した。

[2015-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで売り優勢。市場では「海外勢から円売りドル買いが出た」との指摘があったほか、時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことも円売りドル買いを誘った。一方、その他の通貨に対しては強含み。ドルに対してユーロ売りや豪ドル売りが強まるにつれて円高ユーロ安や円高豪ドル安が進んだ。

[2015-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルで荒い値動き。時間外の米10年債利回りが上昇したことを手掛かりに売りが先行したものの、一巡後はユーロ円などの下げにつれて次第に下値が堅くなった。浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)が「購買力平価からすると120円はかなり円安」「購買力平価からすると105円ぐらいが妥当」などの見解を示すと買いが強まり、上げ幅を拡大。ただ、買いが一服すると急ピッチで値を上げた反動もあって上値を切り下げた。また、ユーロに対しても円は荒い値動きとなった。欧州勢の参入後はユーロドルの下落につれて買いが進み、浜田宏一内閣官房参与の発言を受けて円が全面高となると上げ幅を拡大した。半面、その後は再び円売りユーロ買いが優勢に。対ドルなどで円買いが一服したことにくわえ、ユーロドルが徐々に買い戻されたことにつれた円売りユーロ買いも出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに1ドル=120円84銭前後まで下げた後、119円70銭前後まで下落。その後は120円台前半まで下げ渋った。
・ユーロ円は3月13日安値の1ユーロ=126円92銭前後を下抜けてストップロスを誘発し、一時126円52銭前後と2013年6月18日以来の安値を更新した。もっとも、その後は127円台前半まで急ピッチで買い戻された。
・ユーロドルは一転上昇。19時30分過ぎに1ユーロ=1.0521ドル前後まで下落した後、1.06ドル台を回復。米長期金利が低下に転じたこともあって全般にドル売りが進んだ流れに沿った。

[2015-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)が「購買力平価からすると120円はかなり円安」「購買力平価からすると105円ぐらいが妥当」と発言したことを受けて円買いが優勢となった。その後すぐに持ち高調整の円売りが出たが、ダウ平均や日経平均先物がさえない動きとなったため、リスク回避目的の円買いが再開した。

[2015-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が下落して始まったことで円買いが先行。市場では「国内輸出企業から円買いドル売りが入った」との指摘があった。また、浜田宏一内閣官房参与が一部通信社とのインタビューで「円安は徐々に限界に近づいている」「1ドル=125、130円と思っている人は注意が必要」と述べたことも円高につながった。

[2015-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロに対して買い一服。ギリシャ債務問題への警戒感などを背景に対ユーロで円買いが活発化した。もっとも、市場では「実需のユーロ買いが観測された」との指摘があり、一巡後は上値を切り下げた。ドルに対しても円買いが先行した後やや伸び悩んでいる。なお、その他の通貨に対しては堅調。ユーロ主導で円買いが進んだ流れに沿ったほか、3月の英消費者物価コア指数(CPI)が前年比で市場予想を下回ったことでさらに円高ポンド安が進んだ。また、対ドルや対ユーロでオセアニア通貨売りが強まった影響から豪ドルなどに対しても円は強含んだ。

[2015-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はしっかり。時間外のダウ先物や日経平均先物が下げに転じたことを受け、リスク回避目的の買いが先行した。浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)が「1ドル=120円程度は許容範囲」「1ドル=125-130円は購買力平価と乖離」などの見解を示すといったんは上値を切り下げたものの、その後は米長期金利の低下などを手がかりに再び買いが優勢に。3月米小売売上高が市場予想を下回ったほか、国際通貨基金(IMF)が最新の世界経済見通しで2015年の米成長率見通しを下方修正したことも円買いドル売りを誘った面があった。一方、ユーロに対しては軟調。ユーロドルの上昇に伴って円売りユーロ買いが出た。なお、IMFは2015年の日本の成長率を従来の0.6%から1.0%に、ユーロ圏の成長率を1.2%から1.5%にそれぞれ上方修正した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は浜田内閣官房参与の発言後に一時1ドル=120円14銭前後まで上げたものの、その後は一転して119円32銭前後まで売りに押された。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=127円62銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは堅調。1ユーロ=1.0560ドルを挟んだもみ合いとなっていたが、米小売統計後は全般にドル売りが進んだ流れに沿って1.06915ドル前後まで急伸した。

[2015-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。浜田宏一内閣官房参与が「1ドル=120円程度は許容範囲」などと発言したことで円売りが先行した。ただ、3月米小売売上高が予想を下回ったうえ、国際通貨基金(IMF)が最新の世界経済見通しで2015年の米成長率見通しを下方修正したことがわかると、米10年債利回りの低下幅拡大とともに一転して円買いドル売りが優位となった。その後の米10年債利回りは低下幅を縮小。ダウ平均も70ドル超安から90ドル超高まで持ち直したため、持ち高調整の円売りが進んだ。一方、その他の通貨に対しては軟調だった。浜田内閣官房参与の発言を受けて円売りが先行。弱い米小売売上高を材料に対ドルで欧州資源国通貨買いが強まるにつれて、円安・欧州通貨高や円安資源国通貨高が加速した。一巡すると急速な円安進行を調整する動きも見られた。

[2015-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。本日は5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りが先行したほか、下落して始まった日経平均株価がプラス圏に浮上したことも円の重しとなった。市場では「英系銀行や長期資金などから円売りドル買いが観測された」との指摘があった。一方、豪ドルに対しては一転上昇。中国経済指標の発表前に思惑的な円売り豪ドル買いが出た。ただ、3月中国鉱工業生産や3月中国小売売上高がいずれも予想を下回ったことが伝わると円を買い戻す動きが強まった。なお、1-3月期中国国内総生産(GDP)は予想通りの結果となった。

[2015-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。対ドルでユーロ買いが強まったことにつれて円売りユーロ買いが出たが、ギリシャ債務問題への先行き不透明感が残るなか、一巡後は一転してユーロが全面安の展開に。対ユーロでの円高が加速すると徐々にその他の通貨に対しても円買い圧力が高まった。

[2015-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで上値が重かった。ギリシャ債務問題への先行き不透明感からユーロ売りが進んだ流れに沿って買いが先行した。カジミール・スロバキア財務相が「ギリシャのユーロ離脱は排除できない」と述べたことも買いを誘ったが、その後は次第に上げ幅を縮小。4月NY連銀製造業景気指数や3月米鉱工業生産が予想より弱い結果となったことを受けて対ドルでユーロの買い戻しが進むと、つれて円売りユーロ買いが入った。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は記者会見で「インフレの持続的調整が見られるまで量的緩和(QE)は継続する」「経済の勢いは14年末から増したがリスクは下向きのまま」「QEの早期終了観測には驚いている」などの見解を示した。しばらくは相場への影響も限られていたが、「中銀預金金利の引き下げはない」などと発言するとさらに円売りユーロ買いが強まった。なお、会見中にECB総裁が何者かに攻撃され、記者会見も一時中止となったが、すぐに会見は再開された。一方、ドルに対してはしっかり。ユーロ円などの下げにつれて買いが先行した。いったんは上値を切り下げる場面も見られたが、弱い米経済指標の発表で米長期金利が低下に転じると、日米金利差縮小を見越した買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=119円23銭前後まで下押し。
・ユーロ円は18時30分前に1ユーロ=126円40銭前後まで値を下げた後、127円30銭台まで切り返した。
・ユーロドルは下値が堅い。18時前に1ユーロ=1.0571ドル前後まで下げたものの、一巡後は1.0675ドル前後まで急ピッチで下値を切り上げた。

[2015-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数や3月米鉱工業生産指数が予想を下回ったことでドルが全面安となり円買いが優位となった。引けにかけては持ち高調整の売りが出て上値が切り下がった。一方、資源国通貨に対しては軟調。低調な米経済指標を受けて資源国通貨高ドル安が加速。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油在庫やガソリン在庫が予想を下回り、原油先物相場が急伸したことも円売り資源国通貨買いを後押しした。カナダ銀行(カナダ中央銀行、BOC)政策金利を0.75%に据え置いたが、一部で追加緩和観測があっただけに円売りカナダドル買いが終始目立った。なお、ユーロに対しては一進一退となった。予想を下回る米経済指標が続いたほか、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が記者会見で「中銀預金金利の引き下げはない」と発言したことを手掛かりにユーロドルが上昇。つれる形で円売りが先行した。その後、ユーロカナダドルなどユーロクロスが急落すると円買い戻しが入ったが、ユーロドルの上昇が再開したため改めて円売りが活発化した。

[2015-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して売り優勢。3月豪雇用統計で失業率新規雇用者数がいずれも予想より強い結果となったことを受けて円売り豪ドル買いが急速に進んだ。また、ドルに対しても上値が重かった。対ユーロや対豪ドルを中心にドル売りが活発化した影響から円買いが先行。日経平均株価が一時120円超安まで下げたことも円買いにつながった。もっとも、上値では本邦長期資金などの円売りドル買いが観測されるなど戻ったところを売りたい向きは依然として多く、一巡後は徐々に上値を切り下げた。

[2015-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで堅調。しばらくはもみ合いが続いていたが、独10年債利回りが一時0.086%と過去最低水準まで低下すると全般ユーロ売りが優勢となり円高が進んだ。対ユーロでの円高がスイスフランなどその他の欧州通貨に対しても波及した。一方でドルに対しては売り一服。市場では「英系銀行など海外勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、日経平均株価が上昇に転じたことが円の重しとなった。ユーロに対してドル高が進んだことも円売りにつながった。もっとも、対欧州通貨で円買い圧力が高まった影響を受けたため一巡後はやや下げ渋っている。

[2015-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。米10年債利回りの低下を背景に日米金利差縮小を見越した買いが先行した。もっとも、米長期金利が低下幅を縮小すると買いも一服。3月米住宅着工件数や3月米建設許可件数、前週分の米新規失業保険申請件数はいずれも予想より弱い結果となったが、米経済指標を手掛かりにした円買いドル売りの反応も一時的だった。一方、対ユーロでは上値が重かった。独長期金利の低下を受けてユーロドルが下落するとつれて円買いユーロ売りが入ったものの、一巡後は全般にドル売りが進んだことでユーロドルが急反発したため、円売りユーロ買いが強まった。また、他の欧州通貨や資源国通貨も対ドルで強含んだことから、円売り欧州通貨買いや円売り資源国通貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分前に1ドル=119円47銭前後まで上げたものの、その後は118円91-94銭まで上値を切り下げた。もっとも、売りが一巡すると119円10銭前後を挟んだもみ合いとなった。
・ユーロ円は18時過ぎに1ユーロ=126円75銭前後まで値を下げた後、128円10銭前後まで急ピッチで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。18時過ぎに1ユーロ=1.06245ドル前後まで下げたものの、一巡後は1.0768ドル前後まで急伸した。

[2015-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して一進一退。3月米住宅着工件数や3月米建設許可件数、前週分の米新規失業保険申請件数はいずれも予想より弱かったが影響は限定的だった。4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を上回ったことがわかると、米10年債利回りの急上昇とともに円売りドル買いが強まった。その後の米10年債利回りが一転低下すると円買い戻しが加速したが、引けにかけては円買い圧力も後退した。一方、その他の通貨に対しては軟調。米10年債利回りの一転低下に伴い対ドルで欧州資源国通貨買いが優勢に。つれる形で円安欧州通貨高や円安資源国通貨高が進んだ。

[2015-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。日経平均株価が一時120円超下落したことを受けてリスク回避の円買いが先行。ただ、市場では「上値では本邦長期資金の円売りドル買いが観測されている」との指摘があり、徐々に伸び悩んだ。海外勢からの円売りドル買いも見られた。

[2015-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで堅調。対ユーロを中心にドル売りが強まったことを受けて円高が進行。また、大手情報ベンダーが世界的にシステムダウンしてしまったことで、目先リスクオフの動きとなった面もあり円買いドル売りが強まった。一方、その他の通貨に対しては軟調。対ドルで欧州通貨高が活発化した影響から円売り欧州通貨買いが進んだ。

[2015-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一転下落。米10年債利回りが低下したことを背景に買いが先行した。もっとも、NY勢の参入後は売りが優勢に。3月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.2%上昇と市場予想の0.3%上昇を下回ったことで一時円買いドル売りの反応が見られたが、米10年債利回りが急ピッチで低下幅を縮小して上昇に転じると、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが急ピッチで進んだ。市場では「米CPIで変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前年比で1.8%上昇と予想の1.7%上昇を上回ったことが意識されたのではないか」との指摘もあった。一方、カナダドルに対しては軟調。2月カナダ小売売上高や3月カナダCPIが予想を上回ったことでカナダドルが急伸した影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分前に1ドル=118円57銭前後まで下げたものの、その後は119円25銭前後まで反発。
・カナダドル円はカナダ指標発表後に1カナダドル=98円43銭前後まで上昇する場面があった。
・ユーロドルは一転下落。米長期金利の低下を手掛かりに1ユーロ=1.08485ドル前後まで上昇したものの、米CPIの発表後に全般ドル買いが強まると一転して1.0735ドル前後まで下落した。

[2015-04-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して行って来い。3月米消費者物価指数(CPI)は前月比で予想を下回った一方、コア指数の前年比は予想を上回り強弱入り混じる内容となったが、米10年債利回りが一転上昇したことで円売りドル買いが優勢となった。ただ、その後の米10年債利回りが低下幅を拡大したため円買い戻しが進んだ。ダウ平均の350ドル超安もリスク回避目的の円買いを促した。一方、カナダドルに対しては売り先行後、大きく買い戻された。2月カナダ小売売上高や3月カナダCPIが予想を上回ったことで円売りカナダドル買いが加速した。ただ、一巡後は週末を控えて足もとのカナダドル高を調整する動きが優勢となり、円買い戻しが断続的に持ち込まれた。一方、その他の通貨に対しては底堅く推移した。しばらくドルやカナダドル絡みの取引が中心となり方向感が出なかったが、ダウ平均の大幅下落を受けた円買いが次第に広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円26銭前後まで上げた後、118円70銭台まで下げる場面があった。
・カナダドル円は1カナダドル=98円43銭前後まで急伸した後、96円85銭前後まで大きく売り込まれた。引けにかけては97円台前半まで戻した。
・ユーロドルは行って来い。米CPI発表後に米10年債利回りが一転上昇したことで全般ドル買いが優位に。1ユーロ=1.0840ドル台から1.07335ドル前後まで下げ足を速めた。その後、米10年債利回りの低下幅拡大に伴い買い戻しが進んだ。ユーロカナダドルやユーロポンドなどユーロクロスの上昇も支えに1.0820ドル台まで持ち直した。

[2015-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。日経平均株価が安く始まったことで買いが先行したものの、日本株が次第に下げ幅を縮小すると買いも一服。週明けの5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた売りも観測された。半面、仲値後は一段の円売りを誘う材料に乏しかったため下げ渋るなど、総じて方向感の乏しい動きだった。一方、豪ドルに対しては買いが先行。週末に中国人民銀行が預金準備率の引き下げを発表したため、同国と資源貿易関係の深い豪ドルに買いが入った影響を受けた。もっとも、早朝取引で円売り豪ドル買いが進んだ後は対ドルなどで円買いが進んだ影響が波及したため、徐々に下げ幅を縮小した。

[2015-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。午後の日経平均株価や上海総合指数が軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の買いが強まった。対ユーロではノワイエ・フランス中銀総裁が「ギリシャのユーロ圏離脱はユーロ圏にとってトラウマになる」との見解を示したことも買い材料視されたが、欧州勢の参入後は買いも一服。ナイトセッションの日経平均先物が強含んでいることもあり、円は全般に上げ幅を縮小した。

[2015-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。対ユーロなどでドル買いが強まった影響から円売りドル買いが先行。ナイトセッションの日経平均先物やダウ先物が強含んだことが円相場の重しとなったほか、米10年債利回りが上昇したことも円売りドル買いにつながった。一方、その他の通貨に対しては底堅い。ドルに対してユーロ売りや豪ドル売りが目立ったため、円買いユーロ売りや円買い豪ドル売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は早朝取引で付けた高値1ドル=119円04銭前後を上抜けて119円13銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=127円63銭前後まで下げた。
・ユーロドルはさえない。全般ドル買いが強まった流れに沿ったほか、ユーロポンドの下落につれて売りが先行。21時10分過ぎには1ユーロ=1.07125ドル前後まで下げた。米10年債利回りが一時低下に転じた場面では1.0750ドル台まで反発したものの、戻りは鈍かった。

[2015-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。米10年債利回りの上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが強まった。ダウ平均や日経平均先物の上げ幅拡大をながめ投資家心理の改善を意識した円売りも見られた。対カナダドルでは原油先物相場の上昇を受けた円売りが進んだ。ただ、終盤にかけては持ち高調整の円買い戻しが入り下値が切り上がった。なお、豪ドルに対しては買いが強まった。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「利下げについて検討される必要がある」「豪ドルは一段と下落する可能性が非常に高い」「豪ドルがもう少し下がらなければ驚きだ」などと発言したことを受けて円買い豪ドル売りが加速した。

[2015-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。日経平均株価の上昇を手掛かりに、投資家のリスク志向改善を見越した売りが広がった。仲値に向けた売り一巡後は底堅く推移する場面も見られたが、全般にドル買いが広がった流れに沿って売りが再開した。一方、他の通貨に対しては下げ渋り。株高を背景に売りが先行したものの、次第に対ドルで欧州通貨安やオセアニア通貨安が進んだため、つれて円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りに押された。なお、4月の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨では「追加の金融緩和が今後適切となる可能性がある」「豪ドル安がバランスのとれた経済成長の達成を支援する」などの見解が伝わったが、相場への影響は限られた。

[2015-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午後の日経平均株価が270円超上げたほか、ナイトセッションの日経平均先物が2万円台を回復したことを受け、投資家のリスク志向改善を見越した売りが広がった。浜田宏一内閣官房参与が「追加緩和はコアコアで達成できないなら必要」との見解を示したことも円売りドル買いを促した面があった。もっとも、浜田内閣官房参与の発言に対する反応は一時的で、その後はやや下値を切り上げた。一方、対ユーロで円はしっかり。「欧州中央銀行(ECB)はギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)でヘアカット拡大を検討している」との報道を手掛かりに全般ユーロ売りが進んだ流れに沿った。半面、その後は株高を背景にした売りが出たことから上値も重くなった。

[2015-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを手掛かりに円売りが先行。浜田宏一内閣官房参与が「追加緩和はコアコアで達成できないなら必要」との見解を示したことも円売りにつながった。一巡後は日経平均先物が上昇幅を縮めるにつれて下値を切り上げたものの、低下していた米10年債利回りが一転上昇したため円売りドル買いが再開した。一方、その他の通貨に対しては高安まちまち。前日からオセアニア通貨安が進んでいた反動から円売りオセアニア通貨買いが見られた。半面、対米ドルでカナダドル売りが優勢となったため、カナダドルに対して円は強含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円80銭前後まで上昇した後119円30銭前後まで失速したものの再び119円78銭前後まで上げている。豪ドル円は1豪ドル=92円55銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは戻りが鈍い。「欧州中央銀行(ECB)はギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)でヘアカット拡大を検討している」との報道を手掛かりに売りが先行し、1ユーロ=1.0660ドル前後まで下げた。一巡後は対オセアニア通貨や対円でドル売りが強まった影響から1.0710ドル台まで戻す場面があったものの、米長期金利の上昇を背景にドル買い圧力が高まると1.0680ドル台まで押し戻された。

[2015-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して一進一退。米10年債利回りの一転上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りが先行した。その後、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけて対欧州通貨中心にドル売りのフローが出たのではないか」との指摘があり下げ渋ったが、米10年債利回りが上昇幅を拡大したことで円売りが再開した。一方、欧州通貨に対しては売り一服。欧州通貨買いドル売りが活発化した流れに沿って円安・欧州通貨高が加速した。ただ、ダウ平均が100ドル超下落したこともあり、一巡後は円売りが収まった。

[2015-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドルで軟調。1-3月期豪消費者物価指数(CPI)が前期比で市場予想を上回ったほか、豪準備銀行(RBA)が重視するトリム平均値CPIも前年比で市場予想を上回り、豪利下げ期待が後退したため、全般に豪ドル買いが進んだ影響を受けた。一方、ドルに対してはもみ合い。日経平均株価は再び2万円台を回復するなど堅調に推移したが、株高を手掛かりに売りも目立たず、方向感を欠いた動きが続いた。

[2015-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでしっかり。午後の日経平均株価が伸び悩んだことを手掛かりに買いが先行した。日経平均が引けにかけて再び上昇すると伸び悩む場面も見られたが、欧州勢の参入後は全般にドル安が進んだ流れに沿って再び買いが強まった。一方、他の通貨に対しては軟調。オセアニア通貨や欧州通貨が対ドルで堅調に推移したことを受け、円売りオセアニア通貨買いや円売り欧州通貨買いが出た。対ポンドでは8-9日分の英中銀金融政策委員会議事要旨で「全てのメンバーは次の政策変更が利上げであるとの見方に合意」「ポンドの影響でインフレの持ち直しが予想より早まるリスク」などと伝わり、ポンド買いが強まった影響も受けた。

[2015-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対スイスフランで急伸。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が「マイナス金利が免除される預金口座を大幅に削減する」と発表し、同国から資金が引き揚げられるとの思惑からスイスフランを売る動きが活発化した。なお、ポンドに対しては軟調。8-9日分の英中銀金融政策委員会議事要旨で「全てのメンバーは次の政策変更が利上げであるとの見方に合意」「ポンドの影響でインフレの持ち直しが予想より早まるリスク」などと伝わり、ポンドが全面高となった影響から円は弱含んだ。また、ドルに対しても上値が重い。対ポンドを中心にドル売りが強まったほか、時間外のダウ先物や日経平均先物が一時下げに転じたことを受けて円買いが先行。ただ、対スイスフランを中心に一転ドル買いが進んだうえ、米10年債利回りが上昇に転じたため上値を切り下げた。良好な2月米住宅価格指数も円売りドル買いがにつながった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円35銭前後まで下げたものの、その後は買い戻しが強まりアジア時間に付けた高値119円78銭前後に面合わせした。
・スイスフラン円は1スイスフラン=123円84銭前後まで急ピッチで値を下げた。
・ユーロドルは上値が重い。ポンドドルの上昇につれて1ユーロ=1.08005ドル前後まで買いが先行したが、1.08ドル台での滞空時間は短く一巡後は戻り売りが優勢に。スイスフランに対してドルが急伸した影響を受けたほか、ユーロポンドを中心にユーロクロスが下落したことにつれた面もあり1.07085ドル前後まで下押しした。

[2015-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はスイスフランに対して買い優位。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は22日、「マイナス金利が免除される預金口座を大幅に削減する」と発表。同国から資金が引き揚げられるとの思惑から円買いスイスフラン売りが断続的に持ち込まれた。一方、ドルに対しては売り優位。対スイスフランでドル買いが加速したほか、2月米住宅価格指数や3月米中古住宅販売件数が予想より強く米10年債利回りが大幅上昇したことが円売りドル買いを促した。ダウ平均の100ドル超高をながめ投資家心理の改善を意識した円売りも見られた。なお、その他の通貨に対しては一進一退。スイスフランやドル絡みの取引が中心となり、総じて方向感が定まらなかった。

[2015-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。日経平均株価の上昇に伴って売りが先行したものの、日本株の上昇が一服すると一段の売りを促す材料に乏しいなか、やや下値を切り上げた。一方、NZドルに対しては堅調。マクダーモットNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁補佐が「金融政策は引き続き緩和的だろう」「現時点では政策金利引き上げについては検討していない」などの見解を示し、NZドルが大幅に下落した影響を受けた。

[2015-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。午後の日経平均株価が一時マイナス圏に沈むなど伸び悩んだことで買いが先行した。もっとも、引けにかけて日経平均が再度プラス圏に浮上すると買いも一服。その後はユーロやポンドなど欧州通貨主導の動きとなったこともあり、次第に方向感の乏しい展開となった。また、対ユーロでも円の上値は重かった。4月仏・独・ユーロ圏の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)が軒並み弱い結果となり、全般にユーロ売りが進んだ流れに沿って買いが先行。ただ、米長期金利の低下などを受けて対ドルでユーロが買い戻されると、その後は円も対ユーロで上値を切り下げた。一方、ポンドに対してはしっかり。3月英小売売上高が予想より弱い結果となったことを受け、円買いポンド売りが進んだ。

[2015-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで売り一服。4月仏・独製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想より弱い内容だったことで円買いユーロ売りが先行したものの、その後は一転してユーロを買い戻す動きが強まった。「ギリシャ政府はECB保有の同国国債の償還資金のため、欧州安定メカニズム(ESM)に国債購入を要請することを検討している」との報道が伝わったほか、ダイセルブルームオランダ財務相(ユーログループ議長)が「ギリシャへの融資支払いは可能」、欧州連合(EU)のドンブロウスキス氏が「EUはギリシャと合意する用意がある」と述べたことが円売りユーロ買いを促した。一方で、全般ユーロ買いの流れが一服すると次第に下値を切り上げた。また、ドルに対してはさえない。下落していたナイトセッションの日経平均先物やダウ先物が下げ渋ったことを手掛かりに円売りドル買いが強まった。米10年債利回りが一時上昇に転じたことも円売りにつながった。前週分の米新規失業保険申請件数が弱い結果だったことが伝わるとやや下げ渋る場面があったが、反応は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円10銭前後の本日高値に面合わせした。
・ユーロ円は1ユーロ=129円36銭前後まで買い上げられる場面があったが、その後は上値が重くなった。
・ユーロドルは買い戻し一服。弱い仏・独PMI速報値を受けて1ユーロ=1.06665ドル前後まで下げたものの、21日安値の1.0660ドル前後が目先のサポートとして意識されるとショートカバーの動きが進んだ。ギリシャ債務問題を巡る懸念が後退したほか、弱い米雇用指標も買い戻しを誘い1.07825ドル前後まで持ち直した。一方で、前日高値の1.0801ドル前後が戻りの目処として意識されると1.0730ドル台まで売りに押されている。

[2015-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い優位。前週分の米新規失業保険申請件数や3月米新築住宅販売件数が予想より弱く、全般ドル売りが強まった流れに沿って円高ドル安が進んだ。米10年債利回りの低下も日米金利差縮小を見越した円買いを誘った。一方、ユーロや資源国通貨に対しては軟調。欧州連合(EU)のドンブロウスキス氏が「EUはギリシャと合意する用意がある」との見解を示したほか、さえない米経済指標を受けてユーロ買いドル売りが優位に。原油先物相場の上昇を背景に資源国通貨買いドル売りも強まった。つれる形で円安ユーロ高や円安資源国通貨高が加速した。ダウ平均の90ドル超高も円売りを後押しした。

[2015-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。日経平均株価が軟調に推移したことを受けて買いが入ったものの、その後は対ユーロやNZドルなどでドルの買い戻しが入ったことに伴い、上げ幅を縮めた。一方、ユーロに対してはしっかり。昨日の海外時間に全般ドル売りが進んだ反動から対ドルでユーロ安が進んだことにつれて、円買いユーロ売りが出た。また、金利引き上げ観測の後退でNZドルは昨日からさえない動きが続いており、円も対NZドルでは堅調に推移した。

[2015-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、日銀関係者の話として「日銀は2年連続2%展望で異次元緩和の出口が視野に入った」との一部報道が伝わると買いが進んだ。対ユーロなどでドル売りが進んだ流れに沿った面もあったが、一巡後はやや上げ幅を縮小。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだこともあり、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。一方、他の通貨に対しては軟調。対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が上昇したことに伴い、円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2015-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は買い戻し。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを背景に円売りが先行。4月独Ifo景況感指数が予想より強い結果となったことで対ユーロでも円売りが優勢となった。一巡後はもみ合いが続いていたが、3月米耐久財受注額で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比0.2%減と市場予想平均の前月比0.3%増に反して減少したことで米10年債利回りの低下とともに円買いドル売りが進行。その他通貨に対しても円買いが波及した。原油先物相場が下落したことを背景に円高カナダドル安も目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円60銭前後まで上げたものの、本日高値の119円67銭前後を上抜けることが出来ず、その後は一転して119円04銭前後まで売りが強まった。
・カナダドル円は1カナダドル=98円63銭前後まで上げた後97円91銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルは一進一退。強い独指標を手掛かりとした買いが先行。前日高値の1ユーロ=1.0846ドル前後を上抜けてストップロスを巻き込みながら1.0900ドル前後まで買い上げられた。もっとも、ダイセルブルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)が「ギリシャと債権者側に大きな隔たり」「ギリシャについて5月の定期会合で再び検証する」などの見解を示すと一転して売りが優勢となり1.0810ドル付近まで失速。一方で、米長期金利の低下に伴う買いが入り再び1.0870ドル台まで切り返すなど方向感がなかった。

[2015-04-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い優位。3月米耐久財受注額で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比0.2%減と市場予想平均の前月比0.3%増に反して減少したことがわかると、米10年債利回りの低下とともに日米金利差縮小を見越した円買いが活発化した。また、原油先物相場の下落を背景に対カナダドルでも円買いが強まった。一方、その他の通貨に対しては一進一退。ドル絡みの取引が中心となり方向感の定まらない動きが続いた。「欧州中央銀行(ECB)は5月6日にギリシャ債担保のヘアカット引き上げを協議する」との報道を受けて、ギリシャの資金繰り悪化を懸念した円買いユーロ売りが見られたが勢いは長続きしなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=118円82銭前後まで売り込まれた。119円台を回復する場面もあったが戻りは鈍かった。
・ユーロ円は1ユーロ=128円85銭前後まで下押ししたが、総じて129円台前半でのもみ合いとなった。
・ユーロドルは下値が堅い。米耐久財受注額発表後に米長期金利が低下したことで1ユーロ=1.0875ドル前後まで買いが先行した。その後、ギリシャ絡みの報道が売り材料視され1.0804ドル前後まで失速したが、1.0800ドル手前で下値の堅さを確認すると米長期金利の低下幅拡大に伴い1.0880ドル前後まで反発。引けにかけては1.0860ドル前後での持ち高調整が続いた。

[2015-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。午前の日経平均株価が110円超安まで下落したことをながめ、リスク回避目的の買いが先行した。もっとも、その後は日経平均が下げ幅を縮小したことに伴って上値を切り下げる展開に。総じて方向感の乏しい動きだった。一方、ユーロに対しては強含み。ユーロドルが弱含んだことに伴い、やや円買いユーロ売りが進んだ。

[2015-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。手掛かり材料不足ということもあってしばらくはもみ合いとなっていたが、欧州勢の参入後は対欧州通貨でドル買いが強まった流れに沿って下落した。一方、ユーロに対しては一転上昇。ユーロドルの上昇につれて売りが先行したが、ユーロドルが一転して下落すると急ピッチで下げ幅を縮小した。

[2015-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。対欧州通貨を中心にドル買いが強まった影響から円売りが先行。格付け会社フィッチが日本の格付けを「A+」から「A」に引き下げるとさらに円安が進んだ。一巡後は反発も見られたが、ナイトセッションの日経平均先物や米10年債利回りが上昇するなか、次第に円売りドル買いが再び強まった。また、カナダドルなど資源国通貨に対しても円は弱含み。原油先物相場が買い戻されたことを手掛かりに資源国通貨買いが優勢となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はフィッチの日本格下げ発表で1ドル=119円41銭前後まで上昇後119円10銭前後まで失速したものの、再び119円43銭前後まで持ち直した。
・カナダドル円は1カナダドル=98円38銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州勢参入後に全般ドル買いが強まった流れに沿って弱含んだ。米長期金利の上昇に伴う売りも出て、21時10分過ぎには一時1ユーロ=1.0820ドル前後まで値を下げた。もっとも、原油高などを背景に対カナダドルで米ドル売りが優勢となるとつれる形で1.0860ドル台まで下げ渋った。

[2015-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下げ渋った。格付け会社フィッチが日本の格付けを「A+」から「A」に引き下げたことが伝わると円売りドル買いが先行したものの、対資源国通貨中心にドル安が進むと徐々に下値を切り上げた。一方、円はドル以外の通貨に対しては軟調だった。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2015-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午前の日経平均株価は底堅く推移したものの、株高を手掛かりにした売りの勢いも限定的。本邦勢の大型連休を控えて全般様子見ムードが強まり、相場は方向感が出なかった。

[2015-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドで堅調。1-3月期英国内総生産(GDP、速報値)が予想より弱い結果となり、全般にポンド売りが進んだ影響を受けた。一方、ドルに対してはもみ合い。対オセアニア通貨でドル売りが進むとつれて強含む場面も見られたが、手掛かり材料に乏しかったこともあり、総じて方向感を欠いた動きが続いた。

[2015-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は軟調。対ドルで欧州通貨買いやオセアニア通貨買いが強まるにつれて円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが進んだ。対ポンドでは弱い1-3月期英国内総生産(GDP、速報値)を受けて円買いが強まる場面があったものの反応は一時的で一巡後は円売りが優勢となった。また、ドルに対しても伸び悩み。全般ドル安が進んだ影響を受けて円は強含んだものの、一巡後は時間外の10年債利回りが上昇したことを背景に上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=118円83銭前後まで下げたものの、前日安値の118円77銭前後が目先の下値目処として意識されると119円14銭前後まで下げ渋った。ポンド円は1ポンド=180円71銭前後まで急落した後182円13銭前後まで急反発した。
・ユーロドルは伸び悩み。ドルが全般売られた流れに沿って買いが進み、前日高値の1ユーロ=1.0927ドル前後を上抜けて1.0950ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、一巡後は米長期金利の上昇が重しとなり、売りに押された。

[2015-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては底堅く推移した。4月米消費者信頼感指数や4月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱い内容だったことが分かると円買いドル売りが優勢となった。市場では「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前にポジション調整に伴うドル売りが出た」との指摘があった。一方、ドル以外の通貨に対しては軟調だった。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2015-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して堅調。3月NZ貿易収支が予想より強く円売りNZドル買いが散見されたが、勢いは続かず足もとのオセアニア通貨高を調整する動きが強まった。4月NBNZ企業信頼感指数が悪化したことも円買いNZドル売りを促した。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。東京市場が昭和の日の祝日で休場となり流動性が低下したうえ、今晩に1-3月期米国内総生産(GDP)速報値や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて様子見ムードが広がった。

[2015-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。東京市場の休場で商いが薄く引き続き方向感が出なかったが、欧州勢が参入すると対欧州通貨中心に円売りが活発化した。「欧州中央銀行(ECB)がギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)の上限を769億ユーロに引き上げる」との報道も円売りユーロ買いを促した面があった。また、朝方に円買いドル売りを進めた向きが反対売買を迫られる形で円安ドル高が進んだ。

[2015-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は対ドルで荒い値動き。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことを背景に円売りが先行。アジア時間に円買いを進めていた向きが反対売買を迫られた面もあった。ただ、1-3月期の米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率0.2%増と市場予想平均の1.0%増を下回ったことが伝わると円を買い戻す動きが優勢となった。米10年債利回りが急上昇したためすぐに失速したが、対ユーロを中心に再びドル売り圧力が高まった影響から下値も限られた。また、その他の通貨に対しても弱含み。対ドルでの円売りが波及したほか、欧州通貨が全般買われた影響から円売り欧州通貨買いが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円36銭前後まで上げた後118円88銭前後まで急落。その後119円32銭前後まで急反発したが戻りは鈍かった。
・ユーロ円は1ユーロ=131円85銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは堅調。欧州勢が買いで参入し1ユーロ=1.10145ドル前後まで上昇。その後は1.1000ドル前後を挟んだもみ合いが続いていたが、低調な米GDP速報値を受けて買いが優勢となり、3月18日高値の1.10625ドル前後を上抜けると目先のストップロスを巻き込みながら1.10745ドル前後まで買い上げられた。米長期金利が急上昇したため1.1004-07ドルまで失速したものの、一巡後は再び下値を切り上げ1.10795ドル前後まで持ち直した。

[2015-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率0.2%増と予想の1.0%増を下回ったことで円買いドル売りが先行。ダウ平均が一時150ドル超下落したことも円買いドル売りを誘った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表されるとドルを買い戻す動きが優勢に。米連邦準備理事会(FRB)が声明で「冬季の経済成長の減速は一過性の要因を一部反映」との見方を示したほか、焦点の利上げ時期について「労働市場の改善が見られ、インフレが中期的に目標の2%に向かうとの合理的な確信が持てた時、金利引き上げが適切」とし、6月利上げの可能性を排除しなかったことを受けた。

[2015-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午前の日経平均株価が一時400円超下げる大幅安となり、全般にリスク回避目的の円買い外貨売りの動きが広がった。また、NZドルに対しては堅調。ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)は政策金利を現行の3.50%のまま据え置くことを決めたと発表。市場予想通りの結果となったが、声明で「需要が弱まりインフレ圧力が低下すれば利下げの可能性もある」「現在利上げは検討していない」などの見解を示したため、発表後にNZドルが下落した影響を受けた。

[2015-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで売り優位。午後の日経平均株価が一時550円超下げたことを受けて買いが入ったものの、欧州勢の参入後は一転して売りが優勢に。ユーロドルが目先のストップロスを巻き込んで急ピッチで値を上げると、つれて円売りユーロ買いが強まった。一方、ドルに対しては一進一退。日銀は金融政策の維持を決定し、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」ではGDP・CPI見通しを下方修正した。一部で追加緩和期待もあっただけに発表後は円の買い戻しが入った。もっとも、上値では「まとまった売り注文が観測された」との指摘もあり、その後は対ユーロなどで円売りが進んだことにつれて上値を切り下げた。

[2015-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。しばらくはもみ合いが続いていたが、前週分の米新規失業保険申請件数が2000年4月以来15年ぶりの低水準まで改善したことを背景に円売りドル買いが優勢となった。ナイトセッションの日経平均先物が持ち直したことも円相場の重しとなった。一方、ユーロに対して下げ渋り。対ドルでユーロ買いが急速に進むにつれて円売りユーロ買いが強まったものの、ユーロ買いが一巡すると次第に下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日高値の1ドル=119円36銭前後を上抜けて119円59銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=133円70銭前後まで上昇した後は上値が重くなった。また、カナダドル円は2月のカナダ国内総生産(GDP)が予想を上回る結果だったことを好感して1カナダドル=99円19銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢が買いで参入すると、目先のストップロスを断続的に巻き込みながら急速に値を上げた。前日高値の1ユーロ=1.1188ドル前後を上抜けて1.1249ドル前後と2月26日以来の高値まで急伸。ただ、急ピッチで上昇した反動から一巡後は売りが優勢に。良好な米雇用指標を受けてドルの買い戻しが強まるにつれて1.1110ドル台まで上げ幅を縮めた。

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