為替・株式・商品マーケット概要

為替・株式・商品マーケット概要のイメージ画像

 2015年5月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2015年5月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2015年5月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2015-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。前週分の米新規失業保険申請件数が26万2000件と2000年4月以来15年ぶりの低水準を付けたうえ、4月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を上回ったことで円売りドル買いが先行した。ただ、ダウ平均が一時250ドル超下落し、米長期金利が低下に転じると円買いドル売りがじわりと強まり下げ幅を縮めている。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2015年5月 発言・ニュース

[2015-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。前週分の米新規失業保険申請件数が26万2000件と2000年4月以来15年ぶりの低水準を付けたうえ、4月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を上回ったことで円売りドル買いが先行した。ただ、ダウ平均が一時250ドル超下落し、米長期金利が低下に転じると円買いドル売りがじわりと強まり下げ幅を縮めている。

[2015-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。市場では「大型連休を控えて本邦実需勢の売りが出た」「外貨建て投信設定に絡んだ売りが観測された」などの指摘もあり、次第に売りが強まった。また、その他の通貨に対しても売りが波及。午前の日経平均株価は総じてさえない動きとなったが、株安を手掛かりとする買いは限定的だった。

[2015-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでさえない動き。日経平均株価が引けにかけてプラス圏に浮上するなど買い戻しが入ったことをながめ、売りが出た。欧州勢の参入後も対ユーロなどで円安が進んだことにつれて円売りドル買いの流れが続いた。一方、ポンドに対しては一転上昇。欧州勢の参入後に対ドルで欧州通貨買いが入ったことで円売りポンド買いが進んだものの、4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より弱い結果となると一転して下値を切り上げた。

[2015-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円はユーロやドルに対して弱含み。欧州勢参入後に全般欧州通貨買いが優勢となったことを受けて円売りユーロ買いが進んだ。時間外の米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも見られた。なお、ポンドに対しては一転上昇。円売りが先行したものの、4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回る結果となったことをきっかけにポンドが全面安となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日高値の1ドル=119円90銭前後を上抜けて119円99銭前後まで値を上げた。ユーロ円も1ユーロ=135円11銭前後と2月26日以来の高値を付けた。
・ポンド円は1ポンド=184円48銭前後まで上げた後182円50銭前後まで急速に値を下げた。
・ユーロドルは伸び悩み。欧州勢が買いで参入し、前日高値の1ユーロ=1.1267ドル前後を上抜けて1.1285ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、その後は利食い売りに押されたほか、ポンドドルが下落した影響を受けたためやや上値が重くなった。

[2015-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調だった。4月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数などが予想より弱い内容だったことが分かると円買いドル売りが先行したものの、米長期金利が上昇すると日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。ポンドやユーロなどに対してドル高が進んだ影響も受けた。一方、ドル以外の通貨に対しては底堅く推移した。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4月23日の高値1ドル=120円10銭前後を上抜けて一時120円29銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は伸び悩み。一時1ユーロ=135円29銭前後と2月26日以来の高値を付けたものの、そのあとはユーロドルが失速したため上げ幅を縮めている。
・ポンド円は大幅安。欧州時間に発表された4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想に反して大幅に悪化したため円買いポンド売りが先行。7日に英総選挙を控えるなか、英政局不安を背景としたポンド売りも出て一時1ポンド=181円79銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは4月米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことでユーロ買いドル売りが先行。一時1ユーロ=1.1290ドル前後と2月26日以来の高値を付けた。ただ、そのあとは米長期金利の大幅上昇をきっかけに売りが進行。対ポンドを中心にドル買い圧力が高まった影響も受けて、一時1.11745ドル前後まで下押しした。

[2015-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して堅調。豪準備銀行(RBA)政策金利の発表を明日に控えて豪利下げ観測が高まるなか、円買い豪ドル売りが先行。4月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を下回る結果となったことも同国と経済的な結びつきの強い豪ドルの売りを誘った。また、ドルに対しても小高い。前週末の海外市場で円安ドル高が進んだ反動から、ポジション調整目的の円買い戻しが入った。

[2015-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで一転上昇。早出の欧州勢がユーロ買いで参入したことで円は弱含んだものの、その後は一転してユーロ安が進んだ影響から円を買い戻す動きが優勢となった。ユーロに対する円買い圧力がスイスフランに対しても波及した。一方、ドルに対しては上値が重い。対ユーロや対スイスフランでドル買いが活発化した影響から円売りドル買いがじわりと出た。

[2015-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。対欧州通貨などでドル買いが先行したため、一時売りが出たものの、時間外の米10年債利回りが低下に転じると、日米金利差縮小を見越した買い戻しが強まった。一方、ユーロに対しては上値の重い動き。ユーロドルの下落に伴って円買いユーロ売りが先行したが、米国勢の参入後にユーロドルが買い戻されるとつれて上値を切り下げた。なお、欧州各国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は強弱入り混じる内容だったこともあり、相場への影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに1ドル=120円28銭前後まで上げたが、前週末高値の120円29銭前後が意識されると伸び悩み。
・ユーロ円は1ユーロ=133円74銭前後まで下げた後、134円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは下値が堅い。19時30分過ぎに1ユーロ=1.1123ドル前後まで下げたものの、その後は米長期金利の低下に伴って1.1189-92ドルまで下値を切り上げた。

[2015-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いが出た半面、対ユーロなどで円高が進んだ影響を受けたため相場は方向感が出なかった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するエバンズ米シカゴ連銀総裁はこの日、「FRBは2016年初めまで利上げを遅らせるべき」などと述べたが、新味の内容に乏しく反応は限られた。一方、ユーロに対しては底堅く推移した。フィナンシャルタイムズ(FT)が「国際通貨基金(IMF)はギリシャへの支援を打ち切る可能性がある」と報じたことで円買いユーロ売りが入った。

[2015-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して上値が重い。弱い3月豪貿易収支を受けて円買い豪ドル売りで反応したが、13時30分の豪準備銀行(RBA)政策金利発表を前に豪ドル買い戻しが進み、円安豪ドル高が進んだ。NZドルに対しても同様の動きとなった。一方、カナダドルに対しては強含み。前日海外市場でカナダドル高が進んだ反動から円買いカナダドル売りが広がった。なお、その他の通貨に対してはもみ合い。東京市場がこどもの日の祝日で休場となり、流動性が低下するなかで方向感が出なかった。

[2015-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して荒い値動き。オーストラリア準備銀行(RBA)政策金利を2.25%から2.00%に引き下げたことがわかると円買い豪ドル売りで反応した。ただ、市場では「カナダ系からまとまった豪ドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれ一転円売りが加速した。もっとも、一巡後は次第に円買い戻しが入るなど売買が交錯した。一方、ユーロに対しては堅調。3連休明けのロンドン勢がユーロ売りで参入したことで円高ユーロ安が進んだ。ポンドに対しては4月英建設業購買担当者景気指数(PMI)の発表を控えて円売りポンド買いが先行したが、結果が予想を下回ったことがわかると円買い戻しが強まった。なお、ドルに対しては弱含み。対ユーロやポンドでのドル高進行に伴い円売りドル買いが広がった。

[2015-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一転上昇。欧州勢の参入後は全般に円安が進んだ流れに沿って値を下げたが、3月米貿易収支が予想より弱い内容だったことが明らかになるとドル安が強まり急ピッチで下値を切り上げた。一時は上昇に転じた時間外の米10年債利回りが再度低下したことも円買いドル売りを誘った面があった。一方、その他の通貨に対してはさえない動き。円安の流れに沿って売りに押されたほか、米貿易収支の発表後は対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進んだことに伴い、円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=120円51銭前後と4月13日以来の高値を更新したものの、一巡後は120円05-08銭まで失速。
・ユーロ円は22時前に一時1ユーロ=134円18銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。アジア時間からの売りの流れが続き、17時30分過ぎに1ユーロ=1.10665ドル前後まで下げたものの、その後は徐々に下値を切り上げる展開に。「ギリシャは国際通貨基金(IMF)へ債務返済を予定通り実行する」との一部報道が好感されたほか、米指標後のドル安の流れに沿って1.1173ドル前後まで値を上げた。

[2015-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては底堅く推移した。3月米貿易収支が514億ドルの赤字と2008年10月以来約6年5カ月ぶりの水準まで拡大したことで、ドル全面安となった流れに沿って円買いドル売りが進んだ。なお、4月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数は57.8と予想を上回ったものの、ドル買いでの反応は一時的だった。一方、ドル以外の通貨に対しては弱含む場面が目立った。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2015-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はNZドルに対して買い一服。1-3月期NZ失業率が予想より弱く円買いNZドル売りが加速した。その後は急ピッチで円高が進んだ反動が出て伸び悩んだ。一方、その他の通貨に対しては軟調。3月豪小売売上高は予想を若干下回ったものの、4月HSBC中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善したことなどを手掛かりに円売り豪ドル買いが優位に。対ドルで欧州資源国通貨買いが強まったことも円安欧州通貨高や円安資源国通貨高を後押しした。なお、対ドルでは円売りがやや先行したが、全般ドル安が進むなかで勢いは続かなかった。

[2015-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して買い一服。欧州勢がドル売りで参入すると円高ドル安が進んだが、CME日経平均先物のプラス圏浮上などが重しとなり伸び悩んだ。また、ポンドに対しては上げ幅を縮小した。4月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)の発表を控えて思惑的な円買いポンド売りが加速したが、結果が予想を上回ったことがわかると円売りが強まり失速した。なお、ユーロに対してはユーロドルが一進一退となった影響から方向感が定まらなかった。

[2015-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。シカゴ日経平均先物が買い戻されたことで売りに押される場面も見られたが、4月ADP全米雇用報告で非農業部門雇用者数が予想より弱い結果になると、全般にドル売りが進んだ流れに沿って買いが強まった。一方、ユーロに対しては軟調。対ドルでユーロ買いが強まったことに伴い、円売りユーロ買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=119円35銭前後まで下押し。ユーロ円は一時1ユーロ=135円42銭前後と2月24日以来の高値をつけた。
・ユーロドルは堅調。「本日開催のECB理事会ではギリシャ債担保のヘアカットが議題に含まれる」との報道を受けて伸び悩む場面もあったが、NY勢の参入後は買いが強まり、一時1ユーロ=1.1343ドル前後と2月26日以来の高値を更新した。

[2015-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては底堅く推移した。4月ADP全米雇用報告で非農業部門雇用者数が予想を下回ったことを手掛かりに、円買いドル売りが優勢となった。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するロックハート米アトランタ連銀総裁は「9月の利上げ観測は理にかなう」などと述べたが、相場の反応は限られた。一方、ドル以外の通貨に対しては弱含む場面が目立った。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2015-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が260円超下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。ただ、市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、一巡後は徐々に上値を切り下げた。日経平均株価が下げ渋ったことも円相場の重しとなった。また、豪ドルに対しても一転下落。4月豪雇用統計で新規雇用者数が増加予想に反して減少したため発表直後は円買い豪ドル売りが強まった。ただ、前回の新規雇用者数が上方修正されたこともあり反応は一時的で、その後は全般豪ドルを買い戻す動きが進んだ。

[2015-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、ナイトセッションの日経平均先物やダウ先物が軟調に推移するにつれてリスク回避の円買いが強まった。本日投開票の英総選挙への懸念から円買いポンド売りが目立った。

[2015-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで買い優勢。独長期金利が急速に上昇幅を縮めたことで全般にユーロ売りが進んだ流れに沿った。また、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、対ドルでユーロ売りが強まったことにつれた円買いユーロ売りも進んだ。一方、対ドルで円は上値の重い動き。時間外のダウ先物や日経平均先物が軟調に推移したことをながめ、リスク回避の買いが先行した。もっとも、その後は徐々に上げ幅を縮小。強い米雇用指標を手掛かりに日経平均先物などが持ち直したことで円売りドル買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに1ドル=119円06銭前後まで下げた後、119円40銭付近まで反発。
・ユーロ円は一時1ユーロ=135円99銭前後まで上昇したものの、その後は134円42銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは一転下落。18時30分前に1ユーロ=1.1392ドル前後と2月23日以来の高値をつけたものの、その後は独長期金利の上昇幅縮小とともに1.1263ドル前後まで失速した。

[2015-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調だった。前週分の米新規失業保険申請件数が26万5000件と予想の27万9000件程度より強い内容となったことで円売りドル買いが先行。ダウ平均や日経平均先物が底堅く推移したことも相場の重しとなった。一方、資源国通貨に対しては強含んだ。原油先物価格が大幅に下落したことを受けた。

[2015-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が上昇して始まったことを受けて円売りが先行。本日は週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りドル買いが出たほか、市場では「本邦長期資金から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。

[2015-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルを中心に弱含み。英総選挙で保守党が過半数を確保することがほぼ確実となったことで英FTSE100が大幅上昇。時間外のダウ先物や日経平均先物などもつれ高となったため円売りがじわりと強まった。また、対ユーロでも上値が重い。独10年債利回りが低下したことで円買いユーロ売りが進んだものの、その後独10年債利回りが上昇に転じたため一転してユーロを買い戻す動きが強まった。

[2015-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一転上昇。市場では「4月米雇用統計への期待が高まっていた」との指摘もあり、円売りドル買いが先行した。4月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比22.3万人増と市場予想平均の前月比23万人増を下回ったほか、3月分も12.6万人増から8.5万人増へと下方修正された。米雇用統計がさえない結果となったため、米10年債利回りの低下とともに円買いドル売りが優勢に。いったんは上値を切り下げる場面も見られるなど荒い値動きとなったが、その後はドル売りの流れに沿って再び買いが進んだ。一方、ユーロに対しては荒い値動き。欧州勢の参入後はユーロドルが下げ渋ったことに伴って買いが先行。米雇用統計の発表後もユーロドルにつれて上下に振らされるなど荒い値動きが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=120円22銭前後まで上げた後、119円59銭前後まで失速した。ユーロ円は米雇用統計後に1ユーロ=135円35銭前後まで上昇したものの、その後はすぐに134円35-40銭まで失速。半面、売りも続かず再び135円ちょうど付近まで買い戻された。
・ユーロドルは荒い値動き。米雇用統計の発表直後に1ユーロ=1.1290ドル前後まで上昇したが、すぐに1.1180ドル前後まで急落した。その後はドル売りの流れに沿って1.12ドル台後半まで買い戻された。

[2015-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は持ち直した。時間外のダウ先物や日経平均先物の上昇を手掛かりに円売りドル買いが先行。市場では「4月米雇用統計への期待から円売りドル買いが出た」との指摘もあり、しばらくは軟調に推移した。ただ、4月米雇用統計発表後は一転上昇した。非農業部門雇用者数が前月比22.3万人増と予想の前月比23万人増を若干下回ったほか、前月分が12.6万人増から8.5万人増へと下方修正されたため、米長期金利が低下。日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に一時1ドル=120円24銭前後まで値を上げたものの、22時30分前には119円59銭前後まで押し戻された。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=135円49銭前後と日通し高値を付けたものの、その後失速。23時30分過ぎに一時本日安値となる134円10銭前後まで値を下げた。
・スイスフラン円は軟調だった。ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)総裁が「スイスフランは過大評価されている」「必要なら為替市場で介入する」と発言したことで、対ユーロ中心にスイスフラン売りが強まった影響を受けた。取引終了間際に一時1スイスフラン=128円44銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは低調な米雇用統計をきっかけにユーロ買いドル売りが先行し一時1ユーロ=1.1290ドル前後まで値を上げたものの、上値は重かった。独長期金利の低下などが相場の重しとなり一時1.1179ドル前後まで値を下げた。

[2015-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はNZドルやユーロに対して買い優勢。「ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は6月と7月の会合で利下げに踏み切る可能性がある」などのレポートが伝わったことで朝方から円買いNZドル売りが活発化した。今晩のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援合意への不透明感が広がるなか、円買いユーロ売りも目立った。一方、ドルに対しては弱含み。対ユーロなどでドル買いが強まった影響を受けたほか、市場では「本邦長期資金から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。

[2015-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小幅安。引き続き本邦長期資金からの円売りドル買いが観測されたほか、ユーロやNZドルに対してドルが底堅く推移したことも円の重しとなった。一方、ユーロに対しては下値が堅い。欧州勢が参入すると対ドルでユーロの買い戻しが強まり円は弱含んだ。もっとも、一巡後はユーロが伸び悩むなど下値も限られた。

[2015-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ポンドで軟調。対ユーロなどを中心にポンド買いが強まった影響を受けた。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたほか、資産買取プログラムの規模を3750億ポンドで維持。いずれも予想通りの結果となったため相場への影響は限定的だったが、その後もポンド買いの流れは継続した。一方、ドルに対してはもみ合い。時間外のダウ先物や日経平均先物などが方向感の乏しい動きとなったこともあり、総じて小動きが続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに1ドル=120円03銭前後まで上げたものの、120円台では上値も重く、119円90銭前後を挟んだもみ合い。
・ポンド円は1ポンド=186円65銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはさえない。16時前に1ユーロ=1.1194-97ドルまで上昇したが、その後は対ポンドでユーロ売りが進んだ影響もあって1.11ドル台半ばまで伸び悩んだ。

[2015-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。英総選挙の結果を背景にポンドの堅調地合いが続くなか円安ポンド高が進んだ。また、新規の取引材料は伝わらなかったがカナダドルが全面高となった流れに沿って円売りカナダドル買いが強まった。米10年債利回りの大幅上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも広がった。一方、NZドルに対しては強含み。NZ利下げ観測が高まっておりアジア市場から円買いNZドル売りが優位となった地合いが続いた。

[2015-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の海外市場で円安ドル高が進んだ流れを引き継いだ。市場では「国内輸入企業から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。また、その他の通貨に対しても円はさえない動きとなった。3月豪住宅ローン件数が予想を上回る結果となったことをきっかけに円売り豪ドル買いが強まったほか、足もとでNZドル安が進んでいた反動から円売りNZドル買いも目立った。

[2015-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロに対して軟調。独10年債利回りが上昇して始まったことをきっかけに全般ユーロ買いが優勢となったため円売りが活発化した。また、3月英鉱工業生産や3月英製造業生産指数がいずれも予想を上回る結果となったため、対ポンドでも円はさえない動きとなった。一方、ドルに対しては下値が堅い。日経平均株価がプラス圏を回復したことを受けて円売りが出たものの、対ユーロでドル売りが強まったためその後は一転して円買いドル売りが進んだ。

[2015-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は上値が重かった。対ユーロや対ポンドでドル売りが進んだことに伴って円買いドル売りが先行した。もっとも、ドル売りの流れが一服すると次第に伸び悩む展開に。時間外のダウ先物や日経平均先物が下げ渋ったことも上値を重くした面があった。一方、ポンドに対しては軟調。3月英鉱工業生産や3月英製造業生産指数がいずれも予想を上回る結果となったことをきっかけに円売りポンド買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=119円86銭前後まで下げた後、120円10銭台まで反発。
・ポンド円は一時1ポンド=188円38銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。独10年物連邦債利回りの上昇幅拡大を手掛かりに買いが進み、19時前には1ユーロ=1.1278ドル前後まで値を上げた。もっとも、独長期金利の上昇が一服すると1.1220ドル台まで失速した。

[2015-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して底堅い。米10年債利回りの上昇幅拡大に伴い日米金利差拡大を見越した円売りが先行した。ただ、その後の米10年債利回りが一転低下したことで円買い戻しが優位に。終盤にかけても米長期金利の動向に振らされる展開が続いた。また、ユーロに対しても堅調に推移した。アジア市場から一本調子で円安ユーロ高が進んだ反動が出た。ユーロポンドやユーロカナダドルなどユーロクロスの下落につれた円買いユーロ売りも活発化した。なお、資源国通貨に対してはもみ合い。ユーロ売りが取引の中心となり方向感が定まらなかった。

[2015-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。朝方の商いの薄い時間帯に円売りが出たものの動きは一時的だった。その後は日経平均株価が下落したこともあり円を買い戻す動きが強まった。ただ、市場では「カストディアン系銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、一時130円超下げた日経平均株価が急速に下げ幅を縮めプラス圏を回復したことが円の重しとなった。

[2015-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロに対して方向感がない。1-3月期独国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値が前期比前年同期比ともに予想を下回ったことで円買いユーロ売りが入った。欧州勢が参入すると一転してユーロを買い戻す動きが優勢となったが下値も限られるなど方向感に乏しかった。一方、ドルに対してはもみ合い。日経平均株価が160円超高まで上昇したことを背景に円売りが出たが、対ユーロでドル売りが強まった影響を受けたため下値はも堅かった。

[2015-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。時間外の米10年債利回りが低下し、日米金利差縮小を見越した買いが先行した。4月米小売売上高が前月比横ばいと予想の前月比0.2%増を下回ったうえ、自動車を除いた数値も前月比0.1%増と予想の前月比0.5%増を下回ったことがわかると、米長期金利の低下幅拡大とともに買いが強まった。一方、ポンドに対しては一転上昇。4月英雇用統計で失業者数や失業率はさえない内容だったものの、週平均賃金が予想を上回る強い結果となったことで円売りポンド買いが先行したが、その後は買い戻しが優勢に。英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で、2015-17年までのGDP成長率見通しを前回から下方修正したことが伝わると、全般にポンドが下げた流れに沿って下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=119円23銭前後まで下落。ポンド円は1ポンド=188円61銭前後まで値を上げた後、187円06銭前後まで失速した。
・ユーロドルは上値が重い。3月ユーロ圏鉱工業生産指数が予想を下回ったことが嫌気されて、18時過ぎに1ユーロ=1.1204ドル前後まで値を下げた。もっとも、その後は米小売統計後にドル売りが進んだ流れに沿って1.1327ドル前後まで買い戻された。

[2015-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い優位。4月米小売売上高や4月米輸入物価指数、3月米企業在庫が軒並み予想を下回ったことでドルが全面安となり、円買いドル売りが加速した。ただ、一巡すると高値圏で方向感が出なくなった。また、原油先物相場の下落をながめ対カナダドルでも円高が進んだ。一方、ユーロに対しては下げ渋り。弱い米小売売上高を受けたユーロドルの急伸につれて円売りユーロ買いが活発化したが、ユーロドルが伸び悩むと下値が切り上がった。

[2015-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。「グッドネームから円売りドル買いが観測された」との指摘があり、上値を切り下げる動きが見られたものの長続きしなかった。日経平均株価が一時150円超下げたことが円相場を支えた。一方、NZドルに対しては軟調。1-3月期のNZ小売売上高指数(季節調整済み)が前期比2.7%上昇と予想の1.6%上昇を上回ったことで円売りNZドル買いが優勢となった。

[2015-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで行って来い。日経平均株価が一時210円超下落したことを背景に円買いが強まったほか、対ユーロでドル売りが急速に進んだ影響も受けた。ただ、上値では本邦長期資金などの戻り売り意欲が強く、一巡後は一転して円売りドル買いが強まった。一方、豪ドルに対しては堅調。足もとで全般豪ドル高が進んでいたこともあり、ポジション調整の円買い豪ドル売りが目立った。

[2015-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。アジア時間の終盤に買いが入ったものの、上値では本邦長期資金や本邦実需勢からの売り注文が観測されていたため、徐々に上値を切り下げた。もっとも、米国勢の参入後は米長期金利の低下を手掛かりにした買いが再開し、再び強含んだ。また、ユーロに対しても円は下値の堅い動き。対ドルなどで円売りが進んだ影響を受けたほか、ユーロドルの上昇につれた円売りユーロ買いも出たが、米国勢の参入後にユーロドルが伸び悩むと徐々に下値を切り上げた。なお、4月の米卸売物価指数(PPI、季節調整済み)は前月比0.4%低下と市場予想(前月比0.1%上昇)に反して低下。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数も前月比0.2%低下と市場予想(0.1%上昇)に反して低下したが、前週分の米新規失業保険申請件数は26万4000件と市場予想の27万3000件程度より強い結果となった。強弱まちまちな結果となったため、相場への影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに1ドル=118円89銭前後まで下落した後、いったんは119円30銭付近まで切り返したが、22時過ぎには再び118円90銭台まで失速。
・ユーロ円は20時前に1ユーロ=136円41銭前後まで上げたものの、その後は135円台半ばまで反落した。
・ユーロドルは伸び悩み。全般にドル売りが進んだ流れに沿って20時前に1ユーロ=1.1445ドル前後まで上昇したものの、買い一巡後は独長期金利が低下した影響から1.1390-93ドルまで上値を切り下げた。

[2015-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して一進一退。米10年債利回りの低下をながめ日米金利差縮小を見越した円買いが先行した。その後、原油先物相場が下落したことで対資源国通貨中心にドル買い戻しが強まると円安ドル高が進んだ。もっとも、さらに円売りを進める材料も見当たらず、次第に方向感が出なくなった。一方、ユーロに対しては伸び悩み。全般ドル買い戻しが進むにつれてユーロドルが下落すると、つれる形で円買いユーロ売りが強まった。ただ、その後はユーロドルが反発した影響から上値が切り下がった。なお、カナダドルに対しては原油先物相場の下落を嫌気した円買いが活発化した。

[2015-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルを中心に弱含み。本日は事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが出たほか、日経平均株価が一時180円超上昇したことも円相場の重しとなった。もっとも、その後日経平均株価が上げ幅を縮めるなど一段と円売りを促す材料を欠いたこともあり、次第に値動きは細った。

[2015-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。日経平均株価が底堅く推移したことを背景に円売りドル買いが強まった。一方、対ユーロや対オセアニア通貨では底堅い。欧州勢参入後に対ドルでユーロ買いが強まった影響から円売りユーロ買いが出たものの長続きしなかった。ドルに対して一転してユーロ安やオセアニア通貨安が進むにつれて円は強含んだ。

[2015-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。全般にドルの買い戻しが進んだ流れに沿ったほか、「日銀は追加緩和において付利金利引き下げを含むあらゆる手段を排除しない」との一部報道などを手掛かりに円売りドル買いが入った。もっとも、5月米NY連銀製造業景気指数や4月米鉱工業生産などが予想より弱かったこともあり、米国勢の参入後は徐々に下値も堅くなった。一方、その他の通貨に対しては総じてしっかり。対ドルで欧州通貨安やオセアニア通貨安が進んだことに伴い、円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分過ぎに1ドル=119円92銭前後まで上昇したが、さえない米指標などを受けて119円60銭台まで伸び悩み。
・ユーロ円は18時前に1ユーロ=135円72銭前後まで下落した
・ユーロドルは軟調。16時過ぎに1ユーロ=1.14215ドル前後まで上げたものの、昨日高値の1.1445ドル前後に届かず失速。21時過ぎには1.1325ドル前後まで値を下げた。半面、その後は弱い米指標を手掛かりにした買い戻しも入り、1.13ドル台半ばまで下げ渋った。

[2015-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。日経平均株価が堅調に推移したことを受けて売りが広がったほか、仲値に向けた円売りドル買いも出た。また、他の通貨に対しても売りの流れが波及したため、総じて円はさえない動きとなった。

[2015-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。午後の日経平均株価が底堅く推移したことで円売り外貨買いの動きが広がったものの、欧州勢の参入後は買い戻しが優勢に。対ドルで欧州通貨安やオセアニア通貨安が急ピッチで進み、円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが入った。一方、対ドルで円はもみ合い。クロス円の下落につれた円買いが出た半面、全般にドル買いが進んだ影響も同時に受けたため、やや方向感を欠いた動きとなった。

[2015-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが出た。対ポンドでは欧州序盤に円買いポンド売りが先行したものの、NY勢が参入すると一転してポンドを買い戻す動きが強まり円は下落した。一方、カナダドルやNZドルに対しては堅調。対米ドルでカナダドル売りやNZドル売りが優勢となった影響から円買いカナダドル売りや円買いNZドル売りが進んだ。また、ユーロに対しても底堅い。欧州勢がユーロ売りで参入し円買いが先行した後伸び悩む場面があったが下値は堅かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円90銭前後まで値を上げ、前週末高値の119円93銭前後に迫った。
・ユーロ円は1ユーロ=136円08銭前後まで下げた後136円70銭付近まで買い戻されたが135円97銭前後まで押し戻された。
・ユーロドルは戻りが鈍い。欧州勢が売りで参入し1ユーロ=1.13665ドル前後まで下落。その後ユーロクロスの上昇に伴って1.1420ドル台まで持ち直したものの戻りは限定的だった。米長期金利が一段と上昇し全般ドル買い圧力が高まるなか1.1340ドル前後まで下げ足を速めた。

[2015-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。米10年債利回りの大幅上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りが広がった。5月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を下回ったことで円が一時買い戻されたが、総じて影響は限定的だった。一方、ユーロやカナダドル、NZドルに対しては堅調。米金利上昇を背景に対ドルでユーロ安やカナダドル安、NZドル安が進むと、つれる形で円買いユーロ売りや円買いカナダドル売り、円買いNZドル売りが活発化した。なお、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となり方向感の定まらない展開となった。

[2015-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。前日に円売りドル買いが進んだ反動から利益確定の買い戻しなどが見られたものの、日経平均株価の上昇を支えにした売りがじわりと広がった。また、オセアニア通貨に対しても円は上値が重かった。1-3月期NZ卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことを受けて、円買いNZドル売りが先行。その後も底堅い動きが目立っていたが、12時に発表された4-6月期のNZインフレ見通しを示す指標が1-3月期の1.80%から1.85%へと引き上げられたことが分かると、一転して円売りNZドル買いが優勢となった。また、オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で「ガイダンスの欠如は将来の金利変更の余地を制限するものではない」「さらなる豪ドル下落の可能性があり、必要である」などの見解が示されると一時円買い豪ドル売りが強まる場面も見られたが、豪ドル売りの流れは続かず、その後は徐々に上値を切り下げた。

[2015-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで買い優位。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「預金金利は理論的にはマイナス幅の拡大あり得る」「ECBは夏の閑散なマーケットになる前に現在の量的緩和(QE)のペースを加速させる可能性」と述べたことを受けて、欧州勢の参入後にユーロが全面安となった流れに沿った。一方、対ドルで円は方向感の乏しい動き。対ユーロでの買いの流れが波及した半面、その後は対欧州通貨などでドル買いが強まった影響もあって上値を切り下げた。

[2015-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円はユーロやポンドに対して買い優位。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「預金金利は理論的にはマイナス幅の拡大あり得る」「ECBは夏の閑散なマーケットになる前に現在の量的緩和(QE)のペースを加速させる可能性」と述べたことをきっかけに円買いユーロ売りが活発化し、その後も円は堅調に推移した。4月英消費者物価指数(CPI)が弱い内容だったことも円高ポンド安につながった。一方、ドルに対しては売り優勢。対欧州通貨でドル買いが進んだ影響から円売りドル買いが先行。4月米住宅着工件数や4月米建設許可件数が予想を大幅に上回る結果となったことで米長期金利の急上昇とともに円売りドル買いが加速した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円46銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=135円台半ばから本日安値の133円95銭前後に迫る水準まで急落した。
・ユーロドルは大幅安。クーレECB理事の発言を受けてECBの追加緩和観測が浮上し、序盤から売られる展開となった。良好な米住宅指標も売りを促し、一時1ユーロ=1.1122ドル前後と5日以来の安値まで急速に値を下げた。

[2015-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米10年債利回りの低下幅縮小に伴い円売りドル買いが先行した。英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨(7-8日分)を受けて英利上げ観測が高まるなか、欧州市場からの円売りポンド買いも続いた。対オセアニア通貨では円買い戻しの動きも見られたが、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いのフローが出た」との指摘があり、円全体が押し下げられた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「多くの当局者は6月利上げの可能性が低いと判断」としながらも「6月利上げは概して除外されない」「利上げのタイミングについて様々な意見がある」「ほとんどの委員は最近の弱い指標にも関わらず、原油安やその他一時的な要因が収まればインフレや経済は改善すると期待している」などと伝わった。FOMC内で利上げに対する見方が分かれたこともあり、対ドルを中心に円は売買が交錯した。

[2015-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。海外勢などから利益確定目的の円買い戻しが入った。全般にドル売りが進んだことも下支えとなった面がある。半面、午前の日経平均株価が連日で年初来高値を更新するなど株高を手掛かりにした売りも散見されたため、次第に上値も重くなった。一方、その他の通貨に対して円はさえない動き。対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進行したことに伴い、円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。対ユーロでは「グッドネームの売りが観測された」との指摘もあった。

[2015-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。午後の日経平均株価が一時下げに転じるなど伸び悩んだことを受けて買いが広がった。また、欧州勢の参入後に対ユーロやポンドでドル安が進んだ影響も受けた。一方、欧州通貨に対しては一転下落。対ユーロでは一時ユーロドルが下落したことに伴って買いが入ったものの、その後はユーロドルが急ピッチで買い戻されたことにつれて上値を切り下げた。また、ポンドに対しても買いが先行したが、その後は4月英小売売上高が予想より強い結果となったことを手掛かりに一転して円売りポンド買いが強まった。

[2015-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円はポンドに対して売り優勢。4月英小売売上高指数が前月比前年比ともに市場予想を大幅に上回ったことを受けて円売りポンド買いが進んだ。また、ドルに対しても上値が重い。対欧州通貨でドル売りが強まった影響から円買いが先行したが、「上値では本邦長期資金の円売りドル買いが観測されている」との市場参加者からの声が聞かれるなか、一巡後は徐々に上値を切り下げた。時間外の米10年債利回りが一時上昇に転じたほか、レバレッジ系からの円売りドル買いも観測された。一方で、再び米10年債利回りが低下したため円売りは一服している。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円84銭前後まで下げたものの、一巡後は下値を切り上げ121円27銭前後まで持ち直す場面があった。
・ポンド円は1ポンド=190円02銭前後と2008年9月30日以来の水準まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは失速。1ユーロ=1.1077ドル前後まで売りが先行したものの、前日安値の1.1062ドル前後がサポートとして意識されるとショートカバーが優勢に。独長期金利の上昇も買いを促し1.1182ドル前後まで買い上げられた。もっとも、その後はドル円の上昇やユーロポンドの下落に伴って一転して売りが強まり1.1110ドル付近まで押し戻された。

[2015-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。4月米景気先行指標総合指数は予想を上回ったものの、4月米中古住宅販売件数や5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下回った。強弱まちまちの結果となったことでドルに対して方向感の定まらない取引に終始した。また、ダウ平均が前日終値を挟んだもみ合いに終始したこともあり、その他の通貨に対しても動意を欠いた。ただ、ユーロに対してはユーロNZドルなどユーロクロスが軟調に推移した影響から底堅く推移した。また、NZドルに対しては特に新規の取引材料は伝わらなかったものの、全般NZドル高が加速した流れに沿って円売りNZドル買いが強まった。

[2015-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。週末を前に利益確定目的の円買い戻しが入ったほか、小高く始まった日経平均株価が下げに転じたことも相場の下支えとなった。また、日銀は21-22日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約80兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを賛成8・反対1で決めたと発表。市場予想通りの結果となったが、発表後にはやや円買いドル売りが強まった。一方、オセアニア通貨に対してはさえない動き。新規の取引材料は伝わっていないが、対ドルでオセアニア通貨高が進んだことに伴い、円売りオセアニア通貨買いが強まった。

[2015-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで買い一服。週末を控えて利益確定目的の買いが観測されたほか、欧州勢の参入後に全般ドル売りが進んだことも相場を下支えした。半面、上値では「本邦実需勢などからの売り注文が厚い」との指摘もあり、一方的に買いが進む展開にもなっていない。一方、ユーロに対しては弱含み。欧州勢の参入後にユーロドルが上昇するとつれて円売りユーロ買いが広がった。5月独Ifo景況感指数が予想より強い結果となったことも円売りユーロ買いを促した面があった。

[2015-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り優位。時間外の米10年債利回りが低下したことを背景に円買いドル売りが先行したものの、その後は徐々に上値を切り下げた。4月米消費者物価コア指数(CPI)が前月比で市場予想を上回ったことが伝わると米10年債利回りの急上昇とともに円売りドル買いが加速した。なお、ユーロに対しては一転上昇。欧州勢が全般ユーロ買いで参入したほか、5月独Ifo景況感指数が予想より強い結果となったことが円売りユーロ買いを誘った。ただ、「ギリシャが債権者との協議に失敗すればショイブレ独財務相はギリシャがユーロとの並行通貨を必要とする可能性を引き上げる」との報道が伝わると円は反発。強い米CPIコア指数をきっかけに対ドルでユーロが急落するにつれて円高ユーロ安が活発化した。また、その他通貨に対しても円は堅調に推移。対ドルでオセアニア通貨安が進んだことで円高・オセアニア通貨安が強まったほか、カーニー英中銀(BOE)総裁が「ポンド高からの持続的な障害に気を配らなければいけない」と発言したことも円買いポンド売りにつながった面があるようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円64銭前後まで下げた後は買い戻しが優勢となり121円56銭前後まで買い上げられた。
・ユーロ円は1ユーロ=135円30銭前後まで上げた後133円76銭前後まで急落した。
・ユーロドルは一転下落。欧州勢が買いで参入したうえ、良好な独経済指標を支えに1ユーロ=1.1208ドル前後まで上昇。ただ、ギリシャ絡みの報道に上値を抑えられたうえ、米インフレ指標発表後にドル独歩高となった流れに沿って下値を模索する展開に。前日安値の1.1077ドル前後や20日安値の1.1062ドル前後を下抜けて目先のストップロスを巻き込みながら1.1003ドル前後まで下げ足を速めた。

[2015-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して売り優位。4月米消費者物価指数(CPI)は市場予想通りの結果となったが、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が予想を上回ったことがわかると、米10年債利回りの急上昇とともに円売りドル買いが加速した。イエレンFRB議長が「年内何れかの時期に利上げを行うことが適切」と発言したことも円売りドル買いを促した。一方、その他の通貨に対しては買い優位。「ギリシャが債権者との協議に失敗すればショイブレ独財務相はギリシャがユーロとの並行通貨を必要とする可能性を引き上げる」との報道に円買いユーロ売りで反応した。カーニー英中銀(BOE)総裁が「ポンド高からの持続的な障害に気を配らなければいけない」と述べたことも円買いポンド売りにつながった。また、強い米CPIコア指数やイエレンFRB議長の発言を受けて対ドルで欧州・資源国通貨安が大きく進み、円買い欧州通貨売りや円買い資源国通貨売りが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は3月13日以来の高値となる1ドル=121円57銭前後まで買い上げられた。
・ユーロ円は1ユーロ=133円74銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは急落。ギリシャ絡みの報道や米インフレ指標を受けて売りが優勢となった。前日の安値1ユーロ=1.1077ドル前後や20日の安値1.1062ドル前後を下抜けてストップロスを断続的に巻き込み、4月29日以来の安値となる1.10025ドル前後まで急速に下げ幅を広げた。節目の1.1000ドル手前で下値の堅さを確認すると1.1040ドル台まで下げ渋ったが、イエレンFRB議長が年内利上げを示唆したため戻りは鈍かった。

[2015-05-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで売りが先行。前週末の海外時間に円安ドル高が急ピッチで進んだ影響が残ったほか、日経平均株価が堅調に推移したことも売りを促した面があった。仲値後は売りも一服したものの、総じてさえない展開となった。一方、ユーロに対しては上値が重かった。早朝取引でユーロドルが下落するとつれて円買いユーロ売りが入る場面もあったが、その後はユーロドルの下げが一服したうえ、株高を背景にした売りも出たため、徐々に頭が重くなった。

[2015-05-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。関東地方で地震が発生したと伝わると一時円買いドル売りで反応したが、日経平均株価がすぐに反発した影響もあって買いの勢いも一時的だった。一方、ユーロに対してはしっかり。アジア時間は方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後はユーロドルの下落につれて円買いユーロ売りが強まった。

[2015-05-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して伸び悩み。欧州勢参入後に対ポンドでユーロ安が進んだ流れに沿って円買いユーロ売りが先行。ただ、その後は全般ユーロの買い戻しが強まったため上値が重くなった。一方、対ドルで強含み。アジア時間に下値の堅さを確認したことでじりじりと円買いが強まった。時間外のダウ先物や日経平均先物が下げたことも円相場の支えとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=121円45銭前後まで値を下げ、その後の戻りも鈍かった。
・ユーロ円は1ユーロ=133円33銭前後まで下げたが、一巡後はやや下げ渋っている。
・ユーロドルは下げ渋り。ユーロポンドの下落につれて売りが先行し、朝方に付けた安値1ユーロ=1.0964ドル前後を下抜けて1.0959ドル前後まで値を下げた。ただ、その後はユーロポンドをはじめユーロクロスが全般買い戻されるにつれて1.0992ドル前後まで持ち直した。

[2015-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米国市場がメモリアルデーの祝日で休場となり、市場参加者が少ないなかで総じて値動きは鈍かった。対ドルでスイスフラン売りやカナダドル売りが強まった場面では円は強含んだものの、長続きしなかった。なお、この日講演を行ったメスター米クリーブランド連銀総裁やフィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長の内容は新味に欠けるものだったこともあり、相場への影響は限られた。

[2015-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。手掛かり材料は乏しかったものの、市場では「本邦勢や米系からの売りが観測された」との指摘もあり、朝方から軟調な地合いが続いた。一方、ユーロに対しては一時買いが強まった。ユーロドルが下落した場面ではつれて円買いユーロ売りが進んだ。もっとも、ユーロドルの売りが一服すると上値を切り下げるなど一方的に買いが進む展開にはなっていない。

[2015-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで売り優勢。アジア時間の午後もさえない動きが続いていたが、欧州勢の参入後は一気に売りが加速した。損失確定の売り注文を断続的に巻き込んで下げ幅を拡大すると、その後も安値圏で戻りの鈍い動きが続いた。また、ユーロに対しても円は軟調。対ドルでの円売りが波及した。一巡後はユーロドルの下げにつれた円買いユーロ売りも入ったが、戻りは限定的だった。

[2015-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は対ドルを中心に売り優位。アジア時間からの円安ドル高の流れが継続。4月米耐久財受注額で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比0.5%増と市場予想平均の前月比0.3%増を上回ったことで一段と円売りドル買いが強まったほか、3月S&Pケース・シラー住宅価格指数が予想よりも強い内容だったことも円売りを促した。また、対ドルでの円安がその他通貨に対しても波及し円は総じて軟調な展開となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円ちょうどに観測されていたバリアオプションを突破し、一時2007年7月10日以来の高値となる123円28銭前後まで買い上げられた。
・ユーロ円もつれる形で1ユーロ=134円50銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは方向感に乏しい。ドル円の急上昇に伴って欧州序盤に1ユーロ=1.0885ドル前後まで値を下げた。もっとも、その後は1.0900ドル前後を挟んだもみ合いに。米指標を受けてやや上下に振れる場面があったものの、総じて円絡みの取引が中心となったこともあり方向感のない展開となった。

[2015-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。4月米耐久財受注額で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想より強い内容となったほか、5月米消費者信頼感指数や4月米新築住宅販売件数なども軒並み予想を上回ったため円売りドル買いが進行。バリアオプションが観測されていた1ドル=123円ちょうどを下抜けると、損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。一方、円は豪ドルやNZドルに対しては下値が堅かった。オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2015-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。「邦銀からの売りが観測された」との指摘もあって一時は円売りドル買いが出たものの、昨日に急ピッチで値を下げた反動から利益確定の買い戻しなども入ったため、徐々に下値も堅くなった。市場では「本日は月末がスポット応答日にあたり実需の円買いが散見された」との声も聞かれた。一方、ユーロに対しては小動き。日経平均株価が小安い水準でのもみ合いとなるなど手掛かり材料を欠いたため、総じて方向感の乏しい動きとなった。

[2015-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。利益確定目的の買いが散見されたほか、麻生太郎副総理兼財務金融相が「為替の急激な変動は望ましくない」との見解を示したことも買いを誘った。もっとも、上値では戻りを売りたい向きが多く、次第に頭も重くなった。一方、他の通貨に対しては高安まちまち。欧州勢の参入後にややユーロ高が進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが出た半面、対ユーロなどでオセアニア通貨安が強まったことに伴って円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2015-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り優勢。ナイトセッションの日経平均先物や米10年債利回りが上昇したことなどを手掛かりに円売りドル買いが先行。NY勢が参入するとドルが全面高の展開となったため、さらに円安ドル高が進んだ。なお、その他の通貨に対しては下値が堅い。対ドルで円安が進んだことがその他通貨に対しても波及し円売りが先行した。ただ、欧州通貨やオセアニア通貨がドルに対して下落したため、つれる形で円を買い戻す動きが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円78銭前後と2007年6月25日以来の高値まで値を上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=134円79銭前後まで上昇した後は失速し133円80銭台まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは軟調。欧州勢が買いで参入し1ユーロ=1.0929ドル前後まで上げたものの、ギリシャ債務問題への警戒感が根強いなか一巡後は戻り売りが優勢に。独長期金利が低下したことが重しとなったほか、ドル高が進んだ影響も受けて1.0819ドル前後まで下げ足を速めた。

[2015-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。米経済の回復を背景に米利上げが改めて意識されるなか、全般ドル買いが先行。ダウ平均や日経平均先物が堅調に推移したことも円売りドル買いを促した。円はユーロに対しても軟調だった。ギリシャと国際債権団が合意に達する可能性が報じられたことで投資家不安が後退し、円安ユーロ高につながった。

[2015-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。本邦実需の買いが観測されると一時値を上げる場面もあったが、その後は一転して売りが優勢に。市場では「米系やアジア系から売りが観測された」との指摘もあり、損失確定の売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。その他の通貨に対しても対ドルでの円安が波及したため、総じて円は軟調に推移したが、対豪ドルでは強含み。1-3月期豪民間設備投資が前期比4.4%減と市場予想の2.2%減を下回ったことがわかると、全般に豪ドル売りが進んだ流れに沿った。

[2015-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。朝方から売りが続いていた反動で利益確定目的の買いが散見されたほか、午後の日経平均株価が失速したことも相場の下値を支えた。もっとも、欧州勢の参入後は戻り売りに押されるなど上値も重かった。一方、他の通貨に対しては高安まちまち。1-3月期豪民間設備投資が予想より弱い結果となったことが改めて材料視され円買い豪ドル売りが出た半面、対豪ドルや対ポンドなどでユーロ高が進んだ影響から円も対ユーロでは弱含んだ。

[2015-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。上値では戻りを売りたい向きが多いなか、対ポンドなどでドル高が進んだ流れに沿って円売りドル買いが強まった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことで円の買い戻しが入ったものの、反応は一時的だった。なお、ポンドやNZドルなどに対しては強含み。1-3月期の英国内総生産(GDP、改定値)成長率が前期比前年同期比ともに市場予想を下回ったことで円買いポンド売りが優勢となった。また、対ドルでNZドルが下落した影響から円高NZドル安も進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円40銭前後と2002年12月6日以来の高値を付けた。
・NZドル円は前日安値の1NZドル=88円93銭前後を下抜けて88円73銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルは上値が重い。ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの上昇につれて1ユーロ=1.0951ドル前後まで買いが先行した。ただ、ドル円が底堅く推移するなか、次第に戻り売りが優勢に。弱い米雇用指標を受けて反発する場面があったが買いは続かず、一時1.0877ドル前後まで下押しした。

[2015-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋った。4月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が予想を上回ったことで円売りドル買いが先行したものの、そのあとはオプション絡みの円買いドル売りが入り下げ幅を縮めた。ルー米財務長官が麻生太郎副総理兼財務金融相との会談で、競争力目的の為替レート利用についてけん制したことを明らかにしたほか、麻生財務相が「ここ数日の円安は荒い」などと発言したことも円の買い戻しを誘った。

[2015-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。日経平均株価が一時マイナス圏に沈んだことを受けた買いが入ったほか、週末を前に利益確定目的の買い戻しも入った。また、NZドルに対しては堅調。5月NBNZ企業信頼感が前回のプラス30.2から悪化してプラス15.7となったため、全般にNZドルが下落した影響を受けた。

[2015-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。午後の日経平均株価が底堅く推移したことをながめ売りが出たほか、市場では「米系からの売りが観測された」との指摘もあった。もっとも、欧州勢の参入後は買い戻しが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が下落したほか、時間外の米10年債利回りが低下したこともあって、円買いドル売りが入った。一方、対ユーロを中心に全般ポンド売りが進んだため円も対ポンドでは買いが強まったほか、アジア時間に発表された5月NBNZ企業信頼感が弱い結果となったことが再び材料視され、円買いNZドル売りなども目立った。

[2015-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して軟調。対ポンドで月末絡みのユーロ買いが進むにつれて円売りユーロ買いが強まった。また、ドルに対しても上値が重い。ナイトセッションの日経平均先物が下落したほか、米10年債利回りが低下したことで円買いが先行したものの、一巡後は徐々に上値を切り下げた。1-3月期の米国内総生産(GDP)改定値が実質で前期比年率0.7%減と予想の0.9%減を上回ったことも円売りドル買いを促した。一方、カナダドルに対しては堅調。カナダ統計局が29日発表した1-3月期GDPや3月GDPが市場予想を大幅に下回ったことで全般カナダドルを売る動きが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円65銭前後まで下げたものの、本日安値の123円60銭前後がサポートとして意識されると124円14銭前後まで持ち直した。ユーロ円も1ユーロ=136円20銭前後まで上値を伸ばした。
・カナダドル円は前日安値の1カナダドル=99円12銭前後を下抜けて99円02銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは底堅い。欧州勢が売りで参入し1ユーロ=1.09265ドル前後まで下げたものの、ユーロ・ポンドを中心にユーロクロスが上昇したことにつれてその後はショートカバーが進行。一時1.0997ドル前後まで値を上げた。もっとも、25日高値の1.1010ドル前後が戻りの目処として意識されたため、一巡後は若干上値が重くなった。

[2015-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調だった。1-3月期米国内総生産(GDP)改定値が予想を上回ったことで円売りドル買いが先行。5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想を大幅に下回ると円買いドル売りが入る場面もあったが、そのあとに発表された5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値が予想を上回ったこともあって円買いは長続きしなかった。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いのフローが出ると、さらに下げ幅を広げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はロンドン・フィキシングに向けた買いが入り、一時1ドル=124円19銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は取引終了間際に一時1ユーロ=136円49銭前後まで値を上げた。
・カナダドル円は行って来いの展開となった。1-3月期カナダGDPが予想を大きく下回ったため円買いカナダドル売りが先行。前日の安値1カナダドル=99円12銭前後を下抜けて一時99円01銭前後まで下げ足を速めた。ただ、売り一巡後は一転買い戻しが優勢に。WTI原油先物価格が5%超上昇したことで資源国通貨とされるカナダドルを買う動きが広がった。5時前に一時99円82銭前後と日通し高値を付けている。
・ユーロドルは方向感に乏しい展開。ユーロポンドの上昇につれた買いが入り一時1ユーロ=1.1006ドル前後まで値を上げたものの、25日の高値1.1010ドル前後が上値の目処として意識されるとやや伸び悩んだ。この日発表の米経済指標が強弱入り混じる内容となったことで売りと買いが交錯した面もあった。

為替・株式・商品マーケット概要の発言・ニュースTOPへ

重要人物・その他の発言・ニュース