国際通貨金融委員会(IMFC)

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 2009年4月の期間中の国際通貨金融委員会(IMFC)による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2009年4月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2009年4月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2009-04-27][NP+0.0 HDP +0.0 CHDP 0.00 RHDP +0.0 CRHDP 0.00]
・国際通貨金融委員会(IMFC)コミュニケのポイント
1 国際通貨金融委員会は、2009年4月25日、エジプト財務大臣であるブトロス・ガーリ議長の下、ワシントンにおいて19回目の会合をした。次回IMFC会合は、2009年10月4日にトルコ・イスタンブールで開催予定。
金融危機対応
2 国際的な金融安定性と世界の成長の回復のために協調して作業する決意を再確認。IMFの中心的役割を強調し、危機に対応している国々の支援のためにとられた強力な行動を歓迎。加盟国の対外資金ニーズを支援するIMFの能力を更に強化することにコミット。IMF融資可能資金への多額の支援をコミットした加盟国の迅速な対応を歓迎すると共に、他の加盟国の行動を奨励。
3 経済の回復を確実にするために必要な追加的行動、特に、
- システム上重要な機関の健全性を確保し、銀行の健全性、国内の貸出し及び国際的な資本フローを回復するためさらなる断固とした協調行動をとること
- 長期的な持続可能性を確保する信頼性ある財政枠組みの中で、成長を回復するために必要な規模の継続した財政努力を行うこと
- 物価の安定と整合的な形で、必要な期間、適切な場合に拡張的な金融政策を維持すること
- 危機の収束に伴い、政府による強力な行動からの信頼性ある出口戦略を策定することにコミット。
4 加盟国が、その経済・金融・投資政策が他の加盟国に与える影響を考慮すること、いかなる形であれ保護主義的政策をとらないことの重要性を確認。世界経済の回復を促進させる、野心的かつバランスのとれたドーハ・ラウンドの早急な妥結を要請すると共に、十分な貿易金融の資金を確保することの重要性を強調。
5 マクロ経済の安定、持続可能な成長及び国際的な金融の安定を回復するためにとられた、又はなお求められる行動について、IMFが定期的に評価することを要請。
6 金融システムの強化に関する宣言を含む、G20首脳声明を歓迎。健全な金融規制の強化、透明性向上、及び国際協調強化の重要性を強調する。IMFがこれらの目的に向けた国際的な努力への貢献に、その権限と整合的な形で、主要な役割を果たすよう慫慂。
資金の活用
7 IMFが十分なセーフガードの下、対外資金ニーズのある加盟国に対し、充分な資金を提供するよう、引き続き迅速に行動することを要請。IMFはクォータを基本とする機関であり、今後ともそうであるべきことから、第14次クォータ一般見直しの検討を2011年1月までに完了するよう、その早急な開始を慫慂。最大5000億ドル増強され、拡大されたより柔軟な新規借入取極(NAB)に後に組み入れられる、加盟国からの2500億ドルの当面の融資を通じてIMFの資金基盤を増強すること、及び、必要であれば市場借入を検討することに合意。昨日のNAB参加国と潜在的な新規参加国が出席し、日本が議長を務めたNAB会合による進展を歓迎し、作業を迅速に進めることを要請。拡大されたNABはIMF資金の重要な備えであるが、クォータ増資に代わるものではないことを確認。IMFが低所得国のニーズに対応する十分な資金能力を有することの確保の必要性も強調。
8 本日の会合の主要な成果は、IMF融資可能資金の倍増の確保である。すでに承認された日本による融資に加えて、カナダ、EU加盟国、ノルウェー、スイス、米国による最近のコミットメントを賞賛。
IMF融資制度及び国際金融のセーフティネット
9 新たなフレキシブル・クレジット・ライン(FCL)と高アクセス予防的取極(HAPAs)を含むIMFの融資及びコンディショナリティーの枠組みの徹底的な見直しを歓迎。PRGFとESFも含む、全ての借入国に対する通常の融資上限の倍増も歓迎。IMFの権限と整合的な形での、IMFプログラムの十分な柔軟性を支持。特に、必要に応じて国際開発金融機関と連携しながら、中期的に堅固な財政見通しを有する国の財政ニーズ、銀行の再建や資本増強から生じる財政ニーズに十分配慮することを支持。この新たな融資及びコンディショナリティーの枠組みを成功裏かつ公平に実施することをIMFに要請し、専務理事に対し、次回会合において進捗状況を報告するよう求める。
10 深刻な危機に臨んで国際金融のセーフティネットを強化するために、以下の取組みを支持。
- 債務持続性を確保し、また譲許性の拡大余地を検討しつつ、低所得国への譲許的貸付の融資能力を倍増。補給金は、おそらく新規ドナーによるバイの資金貢献と、新歳入モデルと整合的な形での合意されている金売却益からの追加的資金の活用を含むIMFの資金収入とODAの組合せにより、調達されうる。これとは別に、ドナーに対し既存のコミットメントを尊重するよう求める。
- 低所得国の多様なニーズによりよく応えるため、IMFの低所得国向け融資制度の改革を早期に完了し、債務持続性枠組みの中で柔軟性を強化するための選択肢を見直すこと。
- 2009年総会より十分前もって実施するため、(a)未発効の1回限りのSDR特別配分のための協定改正、及び、(b)2500億ドル相当のSDR一般配分について、加盟国が早急に承認すること。IMFに対し、SDR配分の問題点を分析し、実施の方法を示す具体的な提案をするよう求める。
サーベイランス
11 サーベイランスの効果を高めるための、IMFと加盟国による取組み及び、IMFの提言の加盟国によるフォローアップの必要性を強調。システミック・リスクの原因への特別な留意が、将来の危機予防のために不可欠。率直さ、公平性、独立性に重点を置き政策対話と明確なコミュニケーションの効果により焦点を当てることを通じサーベイランスの改善に取り組むよう求める。
12 マクロ・金融市場の連関性、国際的な波及効果、システミック・リスクが生じた場合にはその原因の分析向上を通じて、IMFのサーベイランスの強化を要請。IMFが金融安定理事会(FSB)と共に行う、システミック・リスクのより良い指標を提供し、データの欠如に対処し、システミック・リスクの予防における国際協調の重要性を強調する作業を歓迎。IMFとFSBの共同によるこれまでの早期警戒の取組みを歓迎し、次回の会合において、ピア・レビューを促進する方法、及び、脆弱性の増大と政策対応の必要性のシグナルを提供するリスク指標の継続的なモニタリングをサーベイランスに組み込む方法について議論することを期待。金融セクター評価プログラム(FSAP)の改革の進展をレビューする。年次4条協議の項目に金融セクターのサーベイランスをより効果的に組み入れ、その結果をより広範なマクロ経済サーベイランスの作業に統合することが重要。G20メンバー国がFSAPを受けるとのコミットメントを歓迎。クォータ及びボイスの改革
13 クォータ・ボイス改革、IMFの新歳入モデルに関する2008年4月の合意を実行するための当局による早期の行動が重要。予定されているクォータ見直しでは、ダイナミックな経済のクォータ・シェア、特に、新興市場国と途上国全体のシェアが増加する結果を予期。委員会は、クォータ計算式を次に使用する以前にこれを改善するための要素に関する、理事会による更なる作業に期待。この作業は2009年の年次総会の前に開始すべき。
14 委員会による、IMFの戦略的な意思決定への積極的な関与を確保するための広範な改革が、迅速に検討されるべき。理事会に対して、この論点、及び、IMFのガバナンス構造の向上に関する「賢人会合の報告」及び他のグループにより行われた作業について、2009年10月の年次総会までに報告することを要請。
 内閣府は27日、政府経済見通しを公表し、09年度実質GDP成長率見通しを今年1月時点の0.0%から、3.3%減へ大幅下方に修正した。
 米当局者はストレステスト(健全性審査)を行った19行中3行に資本準備金の積み増しを要求した、とウォールストリート・ジャーナル紙が関係者の話として伝えた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

国際通貨金融委員会(IMFC)による2009年4月 発言・ニュース

[2009-04-27][NP+0.0 HDP +0.0 CHDP 0.00 RHDP +0.0 CRHDP 0.00]
・国際通貨金融委員会(IMFC)コミュニケのポイント
1 国際通貨金融委員会は、2009年4月25日、エジプト財務大臣であるブトロス・ガーリ議長の下、ワシントンにおいて19回目の会合をした。次回IMFC会合は、2009年10月4日にトルコ・イスタンブールで開催予定。
金融危機対応
2 国際的な金融安定性と世界の成長の回復のために協調して作業する決意を再確認。IMFの中心的役割を強調し、危機に対応している国々の支援のためにとられた強力な行動を歓迎。加盟国の対外資金ニーズを支援するIMFの能力を更に強化することにコミット。IMF融資可能資金への多額の支援をコミットした加盟国の迅速な対応を歓迎すると共に、他の加盟国の行動を奨励。
3 経済の回復を確実にするために必要な追加的行動、特に、
- システム上重要な機関の健全性を確保し、銀行の健全性、国内の貸出し及び国際的な資本フローを回復するためさらなる断固とした協調行動をとること
- 長期的な持続可能性を確保する信頼性ある財政枠組みの中で、成長を回復するために必要な規模の継続した財政努力を行うこと
- 物価の安定と整合的な形で、必要な期間、適切な場合に拡張的な金融政策を維持すること
- 危機の収束に伴い、政府による強力な行動からの信頼性ある出口戦略を策定することにコミット。
4 加盟国が、その経済・金融・投資政策が他の加盟国に与える影響を考慮すること、いかなる形であれ保護主義的政策をとらないことの重要性を確認。世界経済の回復を促進させる、野心的かつバランスのとれたドーハ・ラウンドの早急な妥結を要請すると共に、十分な貿易金融の資金を確保することの重要性を強調。
5 マクロ経済の安定、持続可能な成長及び国際的な金融の安定を回復するためにとられた、又はなお求められる行動について、IMFが定期的に評価することを要請。
6 金融システムの強化に関する宣言を含む、G20首脳声明を歓迎。健全な金融規制の強化、透明性向上、及び国際協調強化の重要性を強調する。IMFがこれらの目的に向けた国際的な努力への貢献に、その権限と整合的な形で、主要な役割を果たすよう慫慂。
資金の活用
7 IMFが十分なセーフガードの下、対外資金ニーズのある加盟国に対し、充分な資金を提供するよう、引き続き迅速に行動することを要請。IMFはクォータを基本とする機関であり、今後ともそうであるべきことから、第14次クォータ一般見直しの検討を2011年1月までに完了するよう、その早急な開始を慫慂。最大5000億ドル増強され、拡大されたより柔軟な新規借入取極(NAB)に後に組み入れられる、加盟国からの2500億ドルの当面の融資を通じてIMFの資金基盤を増強すること、及び、必要であれば市場借入を検討することに合意。昨日のNAB参加国と潜在的な新規参加国が出席し、日本が議長を務めたNAB会合による進展を歓迎し、作業を迅速に進めることを要請。拡大されたNABはIMF資金の重要な備えであるが、クォータ増資に代わるものではないことを確認。IMFが低所得国のニーズに対応する十分な資金能力を有することの確保の必要性も強調。
8 本日の会合の主要な成果は、IMF融資可能資金の倍増の確保である。すでに承認された日本による融資に加えて、カナダ、EU加盟国、ノルウェー、スイス、米国による最近のコミットメントを賞賛。
IMF融資制度及び国際金融のセーフティネット
9 新たなフレキシブル・クレジット・ライン(FCL)と高アクセス予防的取極(HAPAs)を含むIMFの融資及びコンディショナリティーの枠組みの徹底的な見直しを歓迎。PRGFとESFも含む、全ての借入国に対する通常の融資上限の倍増も歓迎。IMFの権限と整合的な形での、IMFプログラムの十分な柔軟性を支持。特に、必要に応じて国際開発金融機関と連携しながら、中期的に堅固な財政見通しを有する国の財政ニーズ、銀行の再建や資本増強から生じる財政ニーズに十分配慮することを支持。この新たな融資及びコンディショナリティーの枠組みを成功裏かつ公平に実施することをIMFに要請し、専務理事に対し、次回会合において進捗状況を報告するよう求める。
10 深刻な危機に臨んで国際金融のセーフティネットを強化するために、以下の取組みを支持。
- 債務持続性を確保し、また譲許性の拡大余地を検討しつつ、低所得国への譲許的貸付の融資能力を倍増。補給金は、おそらく新規ドナーによるバイの資金貢献と、新歳入モデルと整合的な形での合意されている金売却益からの追加的資金の活用を含むIMFの資金収入とODAの組合せにより、調達されうる。これとは別に、ドナーに対し既存のコミットメントを尊重するよう求める。
- 低所得国の多様なニーズによりよく応えるため、IMFの低所得国向け融資制度の改革を早期に完了し、債務持続性枠組みの中で柔軟性を強化するための選択肢を見直すこと。
- 2009年総会より十分前もって実施するため、(a)未発効の1回限りのSDR特別配分のための協定改正、及び、(b)2500億ドル相当のSDR一般配分について、加盟国が早急に承認すること。IMFに対し、SDR配分の問題点を分析し、実施の方法を示す具体的な提案をするよう求める。
サーベイランス
11 サーベイランスの効果を高めるための、IMFと加盟国による取組み及び、IMFの提言の加盟国によるフォローアップの必要性を強調。システミック・リスクの原因への特別な留意が、将来の危機予防のために不可欠。率直さ、公平性、独立性に重点を置き政策対話と明確なコミュニケーションの効果により焦点を当てることを通じサーベイランスの改善に取り組むよう求める。
12 マクロ・金融市場の連関性、国際的な波及効果、システミック・リスクが生じた場合にはその原因の分析向上を通じて、IMFのサーベイランスの強化を要請。IMFが金融安定理事会(FSB)と共に行う、システミック・リスクのより良い指標を提供し、データの欠如に対処し、システミック・リスクの予防における国際協調の重要性を強調する作業を歓迎。IMFとFSBの共同によるこれまでの早期警戒の取組みを歓迎し、次回の会合において、ピア・レビューを促進する方法、及び、脆弱性の増大と政策対応の必要性のシグナルを提供するリスク指標の継続的なモニタリングをサーベイランスに組み込む方法について議論することを期待。金融セクター評価プログラム(FSAP)の改革の進展をレビューする。年次4条協議の項目に金融セクターのサーベイランスをより効果的に組み入れ、その結果をより広範なマクロ経済サーベイランスの作業に統合することが重要。G20メンバー国がFSAPを受けるとのコミットメントを歓迎。クォータ及びボイスの改革
13 クォータ・ボイス改革、IMFの新歳入モデルに関する2008年4月の合意を実行するための当局による早期の行動が重要。予定されているクォータ見直しでは、ダイナミックな経済のクォータ・シェア、特に、新興市場国と途上国全体のシェアが増加する結果を予期。委員会は、クォータ計算式を次に使用する以前にこれを改善するための要素に関する、理事会による更なる作業に期待。この作業は2009年の年次総会の前に開始すべき。
14 委員会による、IMFの戦略的な意思決定への積極的な関与を確保するための広範な改革が、迅速に検討されるべき。理事会に対して、この論点、及び、IMFのガバナンス構造の向上に関する「賢人会合の報告」及び他のグループにより行われた作業について、2009年10月の年次総会までに報告することを要請。
 内閣府は27日、政府経済見通しを公表し、09年度実質GDP成長率見通しを今年1月時点の0.0%から、3.3%減へ大幅下方に修正した。
 米当局者はストレステスト(健全性審査)を行った19行中3行に資本準備金の積み増しを要求した、とウォールストリート・ジャーナル紙が関係者の話として伝えた。

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