2013年2月5日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.7 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「経済には明らかに改善の兆しが見られる」「市場では行き過ぎの兆候がいくつか見られる」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.6 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「現時点のインフレ見通しに基づくと、一段の金融緩和の余地ある」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「世界経済の下振れリスクは緩和したもよう」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.0 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「為替レートは輸出価格の下落を考慮すれば期待していたよりも高いままだ」
安倍晋三[NP HDP -6.6 CHDP +0.1 RHDP -6.8 CRHDP +0.0]
・安倍晋三首相「日銀に国債の直接引き受けを求めることは考えていない」
白川方明[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「安倍首相に3月19日をもって職を辞することを申し上げた」
白川方明[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「2人の副総裁の退任と同時に辞職する」
フランソワ・オランド[NP-6.0 HDP -2.4 CHDP -0.9 RHDP -2.4 CRHDP -0.9]
・オランド・フランス大統領「ユーロ圏には為替政策が必要だ」
フランソワ・オランド[NP-5.0 HDP -2.8 CHDP -0.4 RHDP -2.8 CRHDP -0.4]
・オランド・フランス大統領「為替政策は欧州中央銀行(ECB)単独によるものではない」「ユーロ参加国は為替政策について言及する必要がある」
白川方明[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「総裁と2人の副総裁との新体制が同時にスタートできるように3月19日に辞任する」「政府からの圧力はまったくない」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
フランソワ・オランド[NP+2.0 HDP -1.5 CHDP +1.1 RHDP -1.5 CRHDP +1.1]
・オランド・フランス大統領「ユーロ危機の最悪期は過ぎ去った」
2013年2月5日のFX要人発言・ニュース
マリアーノ・ラホイ[NP HDP -4.2 CHDP +0.4 RHDP -4.2 CRHDP +0.4]
・ラホイ・スペイン首相「国民党政権は安定している」「国民党はスペインを危機からの脱出に導くだろう」
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
・米連邦準備理事会(FRB)は4日、ニューヨーク連銀を通じて2020年2月-22年11月に償還を迎える米国債32億2500万ドルを購入したと発表した。
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は26日に、米上院銀行委員会で金融政策について半期に一度の証言を行う。委員会関係者の話として報じられた。
リチャード・フィッシャー[NP+4.0 HDP +1.7 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「雇用に対する量的緩和プログラムの効果を疑問視している」
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.7 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「経済には明らかに改善の兆しが見られる」「市場では行き過ぎの兆候がいくつか見られる」
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
・米連邦準備理事会(FRB)の融資担当者調査によると、「銀行は貸出先の信用度が改善されると予想」していることが明らかになった。また、銀行は企業向け貸出基準を若干引き下げることが分かった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。スペインではラホイ首相ら与党国民党のメンバーが不正資金を受領したとの報道を受けて野党が首相辞任を要求、イタリアでは週末の世論調査でベルルスコーニ前首相の支持率が次期首相最有力候補の民主党ベルサニ党首に迫ったと報じられ、スペインやイタリアなどの政局に対する先行き不透明感が高まった。欧米株式相場がそろって軟調に推移した影響もあり、対ユーロを中心にリスク回避目的の円買いが優勢に。対ドルでは米長期金利が低下に転じたことを手掛かりに、日米金利差縮小を意識した円買いも進んだ。なお、米商務省が発表した12月米製造業新規受注は前月比1.8%増加と市場予想平均の前月比2.2%増を下回ったが、目立った反応は見られなかった。
OECD(経済協力開発機構)[NP-5.0 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・経済協力開発機構(OECD)のグリア事務局長「日本の経済成長は世界にとって最大の利益」「欧州の多くの国で前向きな構造改革が実施されている」
日本政府関係[NP-6.0 HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
・菅義偉官房長官「日銀総裁の人事はルールがまだ明確でなく、それを見ながら判断していきたい」「日銀総裁には大胆な金融緩和に協調出来る方ということで、国会には理解を求めたい」
麻生太郎[NP HDP -4.3 CHDP -0.1 RHDP -4.3 CRHDP -0.1]
・麻生太郎副総理兼財務・金融相「日銀総裁人事で民主党の判断基準を参考にするかは内容次第であり、党としてまとめるのが基本だ」
世界の政策金利関係[NP HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は5日、政策金利を現行の3.00%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.6 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「現時点のインフレ見通しに基づくと、一段の金融緩和の余地ある」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-1.0 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP -0.2]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「政策金利を据え置くことが賢明だと判断した」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「世界経済の下振れリスクは緩和したもよう」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.0 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「為替レートは輸出価格の下落を考慮すれば期待していたよりも高いままだ」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-2.0 HDP +0.6 CHDP -0.1 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「2012年の間に金融政策の大幅な緩和があった」「緩和の完全な影響が明らかになるには依然として時間がかかるが、より緩和的な状況が期待された影響をいくぶん与えている兆しがある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がり、前日のNY市場で対ユーロ中心に円買い戻しが優位となった影響が残った。欧米株式相場の大幅安を背景に、日本株の下落を見越した円買いも先行した。
ただ、日経平均株価が下げ幅を縮小すると、投資家のリスク許容度がやや改善し円買い圧力が後退した。12月豪貿易収支や10-12月期豪住宅価格指数が予想より強く、円売り豪ドル買いが強まったうえ、本日は5・10日(五十日)にあたり仲値に向けた円売りが広がった。先に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られた面もあり、円安がやや加速した。
もっとも、仲値後に円売りが一巡すると、日経平均株価が戻りの鈍い展開となったため円買いが再開した。
安倍晋三[NP-5.6 HDP -6.6 CHDP +0.1 RHDP -6.8 CRHDP +0.0]
・安倍晋三首相「2%の物価目標を設定することなどについて、中銀の物価安定という任務が果たせなくなるとの批判はあたらない」
会社・企業関係[NP HDP -2.0 CHDP -1.0 RHDP -2.0 CRHDP -1.0]
・UBSは5日、10-12月期決算を発表した。純損失は18.9億スイスフランとなった。
安倍晋三[NP HDP -6.6 CHDP +0.1 RHDP -6.8 CRHDP +0.0]
・安倍晋三首相「日銀に国債の直接引き受けを求めることは考えていない」
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・5日の欧州債券市場でイタリアの10年債利回りは上昇。16時55分時点では前営業日比0.057%高い4.525%で推移している。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売り優位。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がるなか、欧州勢の参入とともに対ユーロ中心に円買いが先行した。スペインやイタリアの国債利回り上昇もリスク回避的な円買いを促した。
ただ、市場では「アジア系中銀からユーロ買いドル売りが持ち込まれた」との指摘があり、つれる形で持ち高調整の円売りユーロ買いが進んだ。欧州株が上昇したうえ、スペインやイタリアの国債利回りが低下に転じたことが投資家心理の改善につながり、先に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られて円安が加速した。
白川方明[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「安倍首相に3月19日をもって職を辞することを申し上げた」
白川方明[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「2人の副総裁の退任と同時に辞職する」
フランソワ・オランド[NP+2.0 HDP -1.5 CHDP +1.1 RHDP -1.5 CRHDP +1.1]
・オランド・フランス大統領「ユーロ危機の最悪期は過ぎ去った」
フランソワ・オランド[NP-6.0 HDP -2.4 CHDP -0.9 RHDP -2.4 CRHDP -0.9]
・オランド・フランス大統領「ユーロ圏には為替政策が必要だ」
日本政府関係[NP HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
・甘利明経済再生担当相「日銀総裁などの動意人事はそろそろ詰めていくことになる」「白川日銀総裁の辞任は後任総裁を白紙の状態で選考できるようにという配慮だ」
ポーランド政府関係[NP-4.6 HDP +0.2 CHDP -0.2 RHDP +0.2 CRHDP -0.2]
・ポーランドでは、トゥスク首相が週末「2月19日にユーロ導入を巡る正式交渉を開催する」ことを明らかにしたほか、ロストフスキ財務相が週明けに「近い将来、ユーロ導入の方法や時期を明らかにする」と発言した。昨日の欧州市場では、ユーロに対するズロチ買い圧力が強まる場面も見られたが、一方で「ポーランド中銀が5-6日に予定している金融政策委員会で追加利下げを実施する」との観測も根強く、ズロチ相場は神経質な展開となっている。
フランソワ・オランド[NP-5.0 HDP -2.8 CHDP -0.4 RHDP -2.8 CRHDP -0.4]
・オランド・フランス大統領「為替政策は欧州中央銀行(ECB)単独によるものではない」「ユーロ参加国は為替政策について言及する必要がある」
白川方明[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「総裁と2人の副総裁との新体制が同時にスタートできるように3月19日に辞任する」「政府からの圧力はまったくない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は軟調だった。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がるなか、対ユーロ中心に円買いが先行したもののすぐに失速した。欧州株が上昇したうえ、スペインやイタリアの国債利回りが低下に転じたことが投資家心理の改善につながり、円を売る動きが出た。「白川方明日銀総裁は3月19日に総裁を辞任する意向を示した」と伝わると、金融緩和強化への思惑が生じ円売りが活発化した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は白川総裁辞任で金融緩和の思惑が浮上し、円売りドル買いが加速。前日の高値1ドル=93円18銭前後やバリアオプションが観測されていた93円50銭を上抜けて、一時93円52銭前後と2010年5月13日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は持ち直した。欧州勢参入後に一時1ユーロ=124円02銭前後まで値を下げたものの、そのあとは急速に買い戻しが進んだ。市場では「外貨準備の調整に絡んだ円売りユーロ買いのフローが出た」との指摘もあり、一時126円71銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州の政局不安でユーロ売りが先行し一時1ユーロ=1.3459ドル前後まで値を下げたものの、そのあとは買い戻しが優勢に。欧州株が上昇したうえ、スペイン・イタリアの国債利回りが低下し、ユーロ買い戻しを誘った。市場では「アジア中銀の買いが観測された」「1月スペインサービス業購買担当者景気指数(PMI)の改善が買い材料視された」との声も聞かれ、21時30分前に一時1.3569ドル前後まで値を上げた。
エリザベス・デューク[NP HDP -0.6 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP -0.1]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「地銀の将来は有望ではあるが容易ではない」「小さい銀行はより高い利益を出すために構える必要がある」(経済見通しや金融政策についてコメントせず)
エリザベス・デューク[NP+2.0 HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.4 CRHDP +0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「米経済の見通しについては楽観的である」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)のバランスシートは11カ月ぶりの水準に縮小した。銀行がECBに前倒しして返済したことを受けた。ECBの5日の発表によると、ECBのバランスシートは1日までの1週間に1591億ユーロ縮小して2兆7700億ユーロになった。
会社・企業関係[NP HDP -2.0 CHDP -1.0 RHDP -2.0 CRHDP -1.0]
・米デルは5日、創業者マイケル・デルCEOとシルバー・レイク・パートナーズによる買収で合意したと発表した。買収額は244億ドルとのこと。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。スペインではラホイ首相ら与党国民党のメンバーが不正資金を受領したとの報道を受けて野党が首相辞任を要求、イタリアでは週末の世論調査でベルルスコーニ前首相の支持率が次期首相最有力候補の民主党ベルサニ党首に迫ったと報じられ、スペインやイタリアなどの政局に対する先行き不透明感が高まった。欧米株式相場がそろって軟調に推移した影響もあり、対ユーロを中心にリスク回避目的の円買いが優勢に。対ドルでは米長期金利が低下に転じたことを手掛かりに、日米金利差縮小を意識した円買いも進んだ。なお、米商務省が発表した12月米製造業新規受注は前月比1.8%増加と市場予想平均の前月比2.2%増を下回ったが、目立った反応は見られなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がり、前日のNY市場で対ユーロ中心に円買い戻しが優位となった影響が残った。欧米株式相場の大幅安を背景に、日本株の下落を見越した円買いも先行した。
ただ、日経平均株価が下げ幅を縮小すると、投資家のリスク許容度がやや改善し円買い圧力が後退した。12月豪貿易収支や10-12月期豪住宅価格指数が予想より強く、円売り豪ドル買いが強まったうえ、本日は5・10日(五十日)にあたり仲値に向けた円売りが広がった。先に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られた面もあり、円安がやや加速した。
もっとも、仲値後に円売りが一巡すると、日経平均株価が戻りの鈍い展開となったため円買いが再開した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売り優位。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がるなか、欧州勢の参入とともに対ユーロ中心に円買いが先行した。スペインやイタリアの国債利回り上昇もリスク回避的な円買いを促した。
ただ、市場では「アジア系中銀からユーロ買いドル売りが持ち込まれた」との指摘があり、つれる形で持ち高調整の円売りユーロ買いが進んだ。欧州株が上昇したうえ、スペインやイタリアの国債利回りが低下に転じたことが投資家心理の改善につながり、先に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られて円安が加速した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は軟調だった。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がるなか、対ユーロ中心に円買いが先行したもののすぐに失速した。欧州株が上昇したうえ、スペインやイタリアの国債利回りが低下に転じたことが投資家心理の改善につながり、円を売る動きが出た。「白川方明日銀総裁は3月19日に総裁を辞任する意向を示した」と伝わると、金融緩和強化への思惑が生じ円売りが活発化した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は白川総裁辞任で金融緩和の思惑が浮上し、円売りドル買いが加速。前日の高値1ドル=93円18銭前後やバリアオプションが観測されていた93円50銭を上抜けて、一時93円52銭前後と2010年5月13日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は持ち直した。欧州勢参入後に一時1ユーロ=124円02銭前後まで値を下げたものの、そのあとは急速に買い戻しが進んだ。市場では「外貨準備の調整に絡んだ円売りユーロ買いのフローが出た」との指摘もあり、一時126円71銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州の政局不安でユーロ売りが先行し一時1ユーロ=1.3459ドル前後まで値を下げたものの、そのあとは買い戻しが優勢に。欧州株が上昇したうえ、スペイン・イタリアの国債利回りが低下し、ユーロ買い戻しを誘った。市場では「アジア中銀の買いが観測された」「1月スペインサービス業購買担当者景気指数(PMI)の改善が買い材料視された」との声も聞かれ、21時30分前に一時1.3569ドル前後まで値を上げた。