2013年2月6日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。欧州時間に白川方明日銀総裁が4月までの任期を前倒しして3月19日に辞任することを発表し、次期総裁への追加緩和期待で円売りが進んだ影響が残った。いったんは急ピッチで円売りが進んだ反動から下値を切り上げる動きも見られたが、欧米株式相場が堅調に推移したこともあって円は再び売りに押された。また、対ユーロでも円は軟調。マーケットニュースインターナショナル(MNI)が欧州中央銀行(ECB)関係者筋の話として「ユーロは金融政策の行動を促すほど高い水準にはない」と報じたことを受けて、ECBの追加金融緩和期待が後退し、円売りユーロ買いが進んだ。
 一方、ポンドに対してはしっかり。目立った手掛かり材料は伝わらなかったが、対ドルでポンド安が進行したことに伴って円買いポンド売りが優勢となった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。白川方明日銀総裁が3月19日での総裁辞任を表明し、金融緩和強化への思惑が高まったことを受けて、前日の海外市場で円売りが加速した影響が残った。一巡すると利益確定や持ち高調整の円買いが入ったが、日経平均株価の340円超高を背景に投資家が「リスク・オン」の動きを強め円売りが再開した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が450円を超す上げ幅となり、リスク選好度の高まった投資家から円売りが持ち込まれた。ただ、日経平均株価が引けにかけて伸び悩むにつれて、円売り圧力も後退した。欧州勢がスイスフラン売りで参入すると、対スイスフラン中心に円が買い戻される展開に。時間外のダウ先物の上げ幅縮小も円全体を押し上げる要因となった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は下げ渋った。新しい日銀総裁のもとで金融緩和が強化されるとの思惑から円売りが先行したものの、そのあとは次第に下げ幅を縮めている。ドイツの株価指数が1%超下落したほかイタリアの国債利回りが上昇したため、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円を買い戻す動きが出た。
 なお、イタリアの国債利回り上昇の背景には、ベルルスコーニ元イタリア首相の支持率が次期首相最有力候補の民主党ベルサニ党首に一段と迫ったと伝わり、同国の財政再建に対する懸念が強まったことが挙げられる。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に一時1ドル=94円07銭前後と2010年5月5日以来の高値を付けたものの、市場では「米系金融機関や海外ヘッジファンドの売りが観測された」との指摘があり、94円台での滞空時間は短かった。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り、22時30分過ぎに一時93円30銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロ円もアジア時間に一時2010年4月5日以来の高値となる1ユーロ=127円71銭前後まで値を上げたもののその後失速した。欧州株相場の下落に伴って円買いユーロ売りが入ったほか、イタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がりユーロ売りが出た。22時30分過ぎに一時126円03銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルはユーロ圏の財政問題をめぐる懸念からユーロ売りドル買いが先行。モスコビシ仏財務相が「今月開かれるユーロ圏財務相会合およびG20会合の場で、ユーロ相場を議題に上げる」との意向を示し、ユーロ高をけん制したことも相場の重荷となった。市場では「日本時間22時15分の欧州中央銀行(ECB)フィキシングに向けた売りが出た」との声も聞かれ、22時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3495ドル前後まで下げた。
 ドイツ政府報道官は6日、「ユーロ相場は長期的に見れば現時点では過大評価されていない」との見解を示したと伝わると、買い戻しが入る場面もあったが戻りは鈍かった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
・米議会予算局(CBO)は5日、「2013年度の予算は8450億ドルになる見通し」と発表した。1兆ドルを下回るのは5年ぶりとのこと。

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP -0.1]
・佐藤健裕日銀審議委員「2%の物価目標は正直に言ってかなり野心的なものだ」「リスク資産の買い入れを一層増やすことについてはやや懐疑的」「自民党公約の外債ファンドは、日銀が買い入れ主体である必然性はない」

日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP +0.0]
・佐藤健裕日銀審議委員「2%の物価上昇に相当する失業率は2%であり、雇用市場の過熱が必要だ」「付利維持による基金の積み上げが緩和効果を最大化」

日本銀行(日銀)関係[NP-4.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP +0.0]
・佐藤健裕日銀審議委員「マイナス金利導入なら、元本保証の商品が成り立たないなど不測の混乱も」「物価目標2%の達成について、今から不可能と決め付けるのは不適切だ」

日本政府関係[NP-2.0 HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP -0.3]
・菅義偉官房長官「(円安・株高について)安倍首相の目指す方向が反映している」「為替については発言を控える」「為替の動向を見守っている」「円安になれば悪影響のある業種があるのは事実で、急激なものへの対策は必要になる」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチのアナリストであるパーカー氏は6日、「春の予算後に、英国の格付けを検証する」との見解を示した。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチのアナリストであるパーカー氏は6日、「米国の債務上限を巡る行き詰まりは格下げの引き金となる」との見解を示した。

ピエール・モスコビシ[NP-5.0 HDP -2.3 CHDP -0.3 RHDP -2.3 CRHDP -0.3]
・モスコビシ仏財務相「G20とユーログループは為替レートを調整する必要がある」「フランスは欧州中央銀行(ECB)に圧力をかけてはいない」

ドイツ政府関係[NP+2.0 HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.0]
・ドイツ政府報道官は6日、「ユーロ相場は長期的に見れば現時点では過大評価されていない」との見解を示した。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

リュック・フリーデン[NP+2.0 HDP -1.5 CHDP +3.5 RHDP -1.5 CRHDP +3.5]
・フリーデン・ルクセンブルク財務相「ユーロ高は今のところ懸念していない」「ユーロの水準はユーロ圏の経済データを反映している」

2013年2月6日のFX要人発言・ニュース

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
米政府関係・米ホワイトハウス「オバマ大統領は本日13時15分(日本時間6日3時15分)に歳出の自動削減延長を求め声明を発表する」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・ユーロ円はしっかり。マーケットニュースインターナショナル(MNI)が欧州中央銀行(ECB)関係者筋の話として「ユーロは金融政策の行動を促すほど高い水準にはない」と報じたことを受け、追加金融緩和への思惑が後退しユーロ買いが進んだ。一時126.82円と日通し高値をつけた。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは5日、オランダの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと発表した。なお、格付けは「AAA」で維持した。

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
米政府関係・米議会予算局(CBO)は5日、「2013年度の予算は8450億ドルになる見通し」と発表した。1兆ドルを下回るのは5年ぶりとのこと。

バラク・オバマ[NP     HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.3]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「経済は正しい方向に進んでいる」「3月1日より前に十分な予算案を完成させることはできないだろう」

リュック・フリーデン[NP+2.0 HDP -1.5 CHDP +3.5 RHDP -1.5 CRHDP +3.5]
リュック・フリーデン・フリーデン・ルクセンブルク財務相「ユーロ高は今のところ懸念していない」「ユーロの水準はユーロ圏の経済データを反映している」

エルッキ・リーカネン[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
エルッキ・リーカネン・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁「銀行に中心的な融資業務に注力させる時間を与える必要がある」

エルッキ・リーカネン[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
エルッキ・リーカネン・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁「ECBは為替水準の目標を持っていない」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.7 CRHDP +0.0]
日本銀行(日銀)関係・日銀の白川総裁の後任人事を巡って、政府・与党内では、国会の同意を得るため、民主党との調整を進めるべきだという意見の一方、みんなの党や日本維新の会との連携を優先すべきだという指摘が出ている。安倍総理大臣は、野党各党の真意を探る考えで、今月下旬のアメリカ訪問のあとに人事案を示すことも念頭に、人選を進めることにしているという。NHKが6日早朝報じた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・5日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。欧州時間に白川方明日銀総裁が4月までの任期を前倒しして3月19日に辞任することを発表し、次期総裁への追加緩和期待で円売りが進んだ影響が残った。いったんは急ピッチで円売りが進んだ反動から下値を切り上げる動きも見られたが、欧米株式相場が堅調に推移したこともあって円は再び売りに押された。また、対ユーロでも円は軟調。マーケットニュースインターナショナル(MNI)が欧州中央銀行(ECB)関係者筋の話として「ユーロは金融政策の行動を促すほど高い水準にはない」と報じたことを受けて、ECBの追加金融緩和期待が後退し、円売りユーロ買いが進んだ。
 一方、ポンドに対してはしっかり。目立った手掛かり材料は伝わらなかったが、対ドルでポンド安が進行したことに伴って円買いポンド売りが優勢となった。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・米地質学研究所(USGS)は6日、ソロモン諸島沖でマグニチュード(M)8.0の地震が発生したと発表した。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・ドル円は買いが再開した。ファンド勢の利食い売りに押され、9時過ぎに93.45円まで下げた。ただ、日経平均株価の300円超高を支えに再び買われ2010年5月6日以来の高値となる93.82円まで持ち直した。また、ユーロ円も127.45円と2010年4月15日以来の高値まで上げた。

中国政府関係[NP-4.0 HDP +1.5 CHDP -0.1 RHDP -0.3 CRHDP -0.1]
中国政府関係・中国商務省は6日、「中国の今年の経済状況は依然として極めて厳しい」「今年の世界の需要は十分なものではない」などの見解を示した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP -0.1]
日本銀行(日銀)関係・佐藤健裕日銀審議委員「2%の物価上昇には4%程度の賃金の伸びを生む経済が必要だ」「為替に働きかけるため、資産買い入れで長短金利の低下を注視」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP -0.1]
日本銀行(日銀)関係・佐藤健裕日銀審議委員「2%の物価目標は正直に言ってかなり野心的なものだ」「リスク資産の買い入れを一層増やすことについてはやや懐疑的」「自民党公約の外債ファンドは、日銀が買い入れ主体である必然性はない」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP -0.1]
日本銀行(日銀)関係・佐藤健裕日銀審議委員「FOMCでの資産買い入れ縮小停止の議論は円安に追い風」「足元の円安や株高など資産市場の変動が物価に好影響を与える」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍い。白川方明日銀総裁が3月19日での総裁辞任を表明し、金融緩和強化への思惑が高まったことを受けて、前日の海外市場で円売りが加速した影響が残った。一巡すると利益確定や持ち高調整の円買いが入ったが、日経平均株価の340円超高を背景に投資家が「リスク・オン」の動きを強め円売りが再開した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP +0.0]
日本銀行(日銀)関係・佐藤健裕日銀審議委員「2%の物価上昇に相当する失業率は2%であり、雇用市場の過熱が必要だ」「付利維持による基金の積み上げが緩和効果を最大化」

日本銀行(日銀)関係[NP-4.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.8 CRHDP +0.0]
日本銀行(日銀)関係・佐藤健裕日銀審議委員「マイナス金利導入なら、元本保証の商品が成り立たないなど不測の混乱も」「物価目標2%の達成について、今から不可能と決め付けるのは不適切だ」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
日本政府関係・財務省幹部の話として「IMFから通貨安競争への懸念は示されなかった」と伝えた。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・気象庁は6日、ソロモン諸島の地震により日本の太平洋岸に津波注意報を発令した。

日本政府関係[NP-2.0 HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP -0.3]
日本政府関係・菅義偉官房長官「(円安・株高について)安倍首相の目指す方向が反映している」「為替については発言を控える」「為替の動向を見守っている」「円安になれば悪影響のある業種があるのは事実で、急激なものへの対策は必要になる」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチのアナリストであるパーカー氏は6日、「春の予算後に、英国の格付けを検証する」との見解を示した。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチのアナリストであるパーカー氏は6日、「米国の債務上限を巡る行き詰まりは格下げの引き金となる」との見解を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が450円を超す上げ幅となり、リスク選好度の高まった投資家から円売りが持ち込まれた。ただ、日経平均株価が引けにかけて伸び悩むにつれて、円売り圧力も後退した。欧州勢がスイスフラン売りで参入すると、対スイスフラン中心に円が買い戻される展開に。時間外のダウ先物の上げ幅縮小も円全体を押し上げる要因となった。

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
世界の政策金利関係・アイスランド中央銀行は6日、政策金利を現行の6.00%に据え置くことを決めたと発表した。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.0]
ドイツ政府関係・ドイツ政府は6日、5年物国債入札を実施した。平均落札利回りは0.68%と前回の0.53%を上回ったほか、応札倍率は1.9倍と前回の1.8倍を上回った。

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
世界の政策金利関係・ポーランド中央銀行は6日、政策金利を現行の4.00%から3.75%に引き下げることを決めたと発表した。

ピエール・モスコビシ[NP-5.0 HDP -2.3 CHDP -0.3 RHDP -2.3 CRHDP -0.3]
ピエール・モスコビシ・モスコビシ仏財務相「G20とユーログループは為替レートを調整する必要がある」「フランスは欧州中央銀行(ECB)に圧力をかけてはいない」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・6日の欧州債券市場でイタリアの10年債利回りは上昇。21時33分時点では前日比0.041%高い4.499%で推移している。ベルルスコーニ前イタリア首相の支持率が次期首相最有力候補の民主党ベルサニ党首にさらに迫ったと伝わり、同国の財政再建に対する先行き不透明感が意識された。

ドイツ政府関係[NP+2.0 HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.0]
ドイツ政府関係・ドイツ政府報道官は6日、「ユーロ相場は長期的に見れば現時点では過大評価されていない」との見解を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・6日の欧州外国為替市場で円は下げ渋った。新しい日銀総裁のもとで金融緩和が強化されるとの思惑から円売りが先行したものの、そのあとは次第に下げ幅を縮めている。ドイツの株価指数が1%超下落したほかイタリアの国債利回りが上昇したため、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円を買い戻す動きが出た。
 なお、イタリアの国債利回り上昇の背景には、ベルルスコーニ元イタリア首相の支持率が次期首相最有力候補の民主党ベルサニ党首に一段と迫ったと伝わり、同国の財政再建に対する懸念が強まったことが挙げられる。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に一時1ドル=94円07銭前後と2010年5月5日以来の高値を付けたものの、市場では「米系金融機関や海外ヘッジファンドの売りが観測された」との指摘があり、94円台での滞空時間は短かった。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り、22時30分過ぎに一時93円30銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロ円もアジア時間に一時2010年4月5日以来の高値となる1ユーロ=127円71銭前後まで値を上げたもののその後失速した。欧州株相場の下落に伴って円買いユーロ売りが入ったほか、イタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がりユーロ売りが出た。22時30分過ぎに一時126円03銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルはユーロ圏の財政問題をめぐる懸念からユーロ売りドル買いが先行。モスコビシ仏財務相が「今月開かれるユーロ圏財務相会合およびG20会合の場で、ユーロ相場を議題に上げる」との意向を示し、ユーロ高をけん制したことも相場の重荷となった。市場では「日本時間22時15分の欧州中央銀行(ECB)フィキシングに向けた売りが出た」との声も聞かれ、22時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3495ドル前後まで下げた。
 ドイツ政府報道官は6日、「ユーロ相場は長期的に見れば現時点では過大評価されていない」との見解を示したと伝わると、買い戻しが入る場面もあったが戻りは鈍かった。

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
米政府関係・米財務省は6日、来週の米国債の入札予定を発表。12日に3年債320億ドル、13日に10年債240億ドル、14日に30年債160億ドル規模の入札を実施するとした。

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