2010年3月9日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事(独ハンデルスブラット紙とのインタビューで)「すべての国は自国の財政問題に注力するべき」「EMFの創設は悪い前例となるだろう」「EUの財政ルール変更の方が良い」
ケイト・バーカー[NP+4.0 HDP -1.9 CHDP +0.6 RHDP -1.9 CRHDP +0.6]
・バーカー・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会委員「ポンドの下落に反応する経済に失望した」「BOEは短期的に不愉快なCPIの上昇に直面」
ケイト・バーカー[NP-5.4 HDP -2.2 CHDP -0.3 RHDP -2.2 CRHDP -0.3]
・バーカー・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会委員「英国経済は依然としてぜい弱に見える」「BOEは中期的にはCPIに下振れリスクがあると見ている」
中国政府関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・易綱・中国外為管理局局長「中国政府は金購入を慎重に考えている」「中国の金保有の大幅増加は、価格を押し上げるだろう」
ロシア連邦中央銀行(ロシア中銀)関係[NP-8.2 HDP -8.3 CHDP +0.1 RHDP -8.3 CRHDP +0.1]
・ロシア中銀は9日、対通貨バスケットでのルーブルの変動幅の下限を34.55ルーブルに引き下げたと、市場関係者の話として一部通信社が報じた。また、ロシア中銀は7億ドル規模のドル買いを行っているとも伝えている。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、「英国のソブリンクレジットは劣化しているとの見方を示した」と伝えている。また、「英国はより強固な財政再建が必要である」との見方も示している。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは「現時点でギリシャを救済することが、格付けの変更の要素とはならないとの見解を示した」と報じられた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、「ユーロ圏でソブリンデフォルトの可能性がある」との考えを示した。ただ、「ソブリンデフォルトがユーロ圏解体の原因にはならないだろう」とした。
欧州財務相関連[NP HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
・「EU(欧州連合)の財務相が経済危機対策の段階的解除で来週合意する」とEU財務相会合の声明草案として伝えた。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ケイト・バーカー[NP+4.0 HDP -1.9 CHDP +0.6 RHDP -1.9 CRHDP +0.6]
・バーカー・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会委員「ポンドの下落に反応する経済に失望した」「BOEは短期的に不愉快なCPIの上昇に直面」
2010年3月9日のFX要人発言・ニュース
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.3]
・米連邦準備理事会(FRB)は8日、リバースレポ取引の相手先を拡大することを発表した。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、経営破綻した大手銀行の英国やオランダの預金者を公的資金で保護する法案がアイスランドの国民投票で否決されたことについて「格付けには影響を与えない」との見方を示した。アイスランドの長期ソブリン格付けは引き続き引き下げ方向で「クレジット・ウォッチ」に維持するとした。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.3 CHDP -0.2 RHDP -7.3 CRHDP -0.2]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「G20は金融市場の投機的な動きへの取り組みを主導するべき」「CDSがギリシャと世界経済を脅かす元凶と主張」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事(独ハンデルスブラット紙とのインタビューで)「すべての国は自国の財政問題に注力するべき」「EMFの創設は悪い前例となるだろう」「EUの財政ルール変更の方が良い」
アンゲラ・メルケル[NP HDP +0.0 CHDP -0.4 RHDP +0.0 CRHDP -0.4]
・メルケルドイツ首相「EUはCDSを禁止することは出来ず、一段の透明性に向けて行動しなければならない」「EMFについての多くの疑問を明確にする必要」
ケイト・バーカー[NP+4.0 HDP -1.9 CHDP +0.6 RHDP -1.9 CRHDP +0.6]
・バーカー・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会委員「ポンドの下落に反応する経済に失望した」「BOEは短期的に不愉快なCPIの上昇に直面」
ケイト・バーカー[NP-5.4 HDP -2.2 CHDP -0.3 RHDP -2.2 CRHDP -0.3]
・バーカー・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会委員「英国経済は依然としてぜい弱に見える」「BOEは中期的にはCPIに下振れリスクがあると見ている」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「財政赤字を削減できなければソブリンリスクを高める」「非常に柔軟な為替レートが必要な国もある」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「緊急措置を長期間放置することは中期的に市場のふるまいを歪曲させる」「ボルカールールは米国で適用される可能性があるが、それはユーロ圏の問題ではない」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.1]
・クリントン米国務長官(パパンドレウ・ギリシャ首相との会談後)「米国はギリシャの厳しい経済政策を支持」
ロドリゲス・サパテロ[NP HDP +2.0 CHDP 0.00 RHDP +2.0 CRHDP 0.00]
・スペインのサパテロ首相「スペインとギリシャを比較することは正当化されない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して伸び悩み。英中銀による量的緩和拡大観測や英財政懸念、政局不安がくすぶる中、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んでポンド売りドル買いが優勢となると、対ポンドで円が同時に買われた。その他の通貨にも円買いが波及したほか、商品相場の下げ幅拡大を意識したリスク資産圧縮目的の円買いも入った。その後、利益確定の売りや戻り売りが小幅に出たが、終盤にかけては手掛かり材料難から動意に欠ける取引が続いた。また、円はドルに対して方向感なく推移した。
中国政府関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.2 RHDP +1.2 CRHDP +0.2]
・中国の国家外為管理局は、外貨準備に関して、ドル、ユーロと円に適度に分散されているとの見解を示したと、複数の通信社が報じている。
中国政府関係[NP+1.0 HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・易綱・中国外為管理局局長「人民元は市場の需給によって決定される」、「人民元が上昇すべきかについて海外と見方が異なる」、「中国は基本的に人民元の安定を維持する見通し」
中国政府関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・易綱・中国外為管理局局長「金は主な外貨準備の投資先とはなりえない」
中国政府関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・易綱・中国外為管理局局長「中国政府は金購入を慎重に考えている」「中国の金保有の大幅増加は、価格を押し上げるだろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。9日午前の日本株や上海総合指数がさえない展開だったため、リスクポジション解消目的の円買いが入った。3月決算期末に向けた国内輸出企業や機関投資家の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)とみられる円買いも加わると上昇の勢いが増した。
日本政府関係[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP +0.0]
・亀井静香郵政・金融担当相「(郵政見直しで)国債の安定的引き受け機能を果たしているが、今後とも果たしていく」
韓国政府関係[NP-7.0 HDP -7.0 CHDP +0.0 RHDP -7.0 CRHDP +0.0]
・韓国為替当局は9日、ウォン高を抑えるためのドル買いウォン売り介入を行った模様と、市場関係者の話として一部通信社が報じている。
ロシア連邦中央銀行(ロシア中銀)関係[NP-8.2 HDP -8.3 CHDP +0.1 RHDP -8.3 CRHDP +0.1]
・ロシア中銀は9日、対通貨バスケットでのルーブルの変動幅の下限を34.55ルーブルに引き下げたと、市場関係者の話として一部通信社が報じた。また、ロシア中銀は7億ドル規模のドル買いを行っているとも伝えている。
ドミニク・ストロス=カーン[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.1]
・ストロスカーン・国際通貨基金(IMF)専務理事「人民元は過小評価されている」、「人民元の切り上げは中国の利益となる」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチがポルトガルについて、財政再建が不十分なら格付けを引き下げる可能性があるとの見解を示したと報じられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。日本株の取引終了後に、ユーロに対し国内輸出企業からと見られる円買いがまとまって入ると、その他通貨に対しても円買いが波及し円全体が値を上げた。ダウ先物が一時持ち直す水準まで値を戻すと、ポジション調整の売りに押し戻されたが、格付け会社フィッチが9日、財政再建が不十分な場合、ポルトガルは格下げされる可能性があるとの見方を示したと伝わると、対ユーロで円買いが再開。時間外のダウ先物が下げに転じ下げ幅を広げていることも円買いを誘い、ストップロスを巻き込んで円買いの勢いが増している。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.8 CHDP +0.2 RHDP -0.8 CRHDP +0.2]
・ラガルド仏経済財務雇用相「欧州通貨基金(EMF)について関心はあるが、優先事項ではない」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、「英国のソブリンクレジットは劣化しているとの見方を示した」と伝えている。また、「英国はより強固な財政再建が必要である」との見方も示している。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチが、「米国は金利のショックにもろいとの考えを示した」と報じられた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは「現時点でギリシャを救済することが、格付けの変更の要素とはならないとの見解を示した」と報じられた。
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.1]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「冬場にかけて非常に弱い状態になったにもかかわらず、回復のプロセスは損なわれておらず、これからも続くであろう」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、「スペインの財政再建プログラムはスペインにとってプラス要因であるとの見方を示した」と伝えている。一方、「ポルトガルの2013年にかけての財政健全化策は懸念事項だ」との見方も示している。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、「ギリシャの短期的な見通しはおそらく問題ないが、6-9ヶ月後の見通しはより不透明だ」との認識を示した。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチが「中期的な英国の見通しに改善がなければ懸念だ」との見方を示したと伝えている。また、「ポンドの下落が英国経済を促進し、貿易への影響が出始めている」とした。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、「ユーロ圏でソブリンデフォルトの可能性がある」との考えを示した。ただ、「ソブリンデフォルトがユーロ圏解体の原因にはならないだろう」とした。
欧州連合(EU)[NP HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
・「EU(欧州連合)は6月末までに一段の協調について発表する」とEU報道官の話として伝えた。また、「ユーロ圏の支援枠組みを発表する可能性があるほか、EMF(欧州通貨基金)を枠組みと呼ぶかついてはコメントしない」とした。
欧州財務相関連[NP HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
・「EU(欧州連合)の財務相が経済危機対策の段階的解除で来週合意する」とEU財務相会合の声明草案として伝えた。
アクセル・ウェーバー[NP-4.0 HDP +0.5 CHDP -0.1 RHDP +0.9 CRHDP +0.0]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ECBもバーゼルもEMFについて協議していない」「ドイツの1-3月期の成長率はマイナスの可能性がある」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.5 CHDP -0.1 RHDP +0.9 CRHDP +0.0]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「救済についての協議は非生産的。ギリシャは債務削減実行に注力するべき」
米政府関係[NP-4.0 HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・ローマー大統領経済諮問委員会(CEA)委員長「景気刺激策は経済の方向性を劇的に変えた」「9.7%という失業率は悲惨な数字」「2月米雇用統計は労働市場の緩やかな回復を示唆」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は強含み。格付け会社フィッチが9日、財政再建が不十分な場合、ポルトガルは格下げされる可能性があるとの見方を示したと伝わると、対ユーロ中心に円買いが膨らんだ。時間外のダウ先物の下落もリスク回避的な円買いを誘い、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで上昇の勢いが増した。ポンドに対しては、フィッチが英国の信用状況が悪化したとの見方を示したことを材料した円買いが見られた。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は22時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=121円46銭前後。
・ポンド円は1ポンド=133円92銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。フィッチがポルトガルの格下げやユーロ圏のソブリンデフォルトの可能性に言及したことが嫌気されてユーロ売り・ドル買いが広がった。NY勢が参入すると、一時1ユーロ=1.3537ドル前後まで下げ足を速めた。金や原油などコモディティ価格の下落や欧州株安も相場の重しとなった。
ホセ・マヌエル・バローゾ[NP HDP -2.7 CHDP -0.2 RHDP -2.7 CRHDP -0.2]
・バローゾ欧州連合(EU)委員長「EMFは長期的な提案であり、ギリシャの差し迫った問題を解決できない」「われわれは急ぎたくない」
ニュース[NP HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)が報じたところによると、ギリシャは3月中にさらに100億ユーロ(136億3000万ドル)の国債発行を検討している。米国とアジアの投資家に50億ドルから100億ドルの間で提案されるという。WSJが事情に詳しい関係者の話をもとに伝えている。
チャールズ・エバンズ[NP-4.8 HDP +0.2 CHDP -0.2 RHDP +0.2 CRHDP -0.2]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「弱い労働市場は緩和的な金融政策が"しばらくの間"適切である可能性を示唆」「インフレは目標を大きく下回っている」
ギリシャ政府関係[NP HDP +2.0 CHDP 0.00 RHDP +2.0 CRHDP 0.00]
・ギリシャの公債管理庁長官は9日、「新たな国債発行については何も決定してない」「早期の新規国債発行は見込んでいない」などと述べたと報じられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して伸び悩み。英中銀による量的緩和拡大観測や英財政懸念、政局不安がくすぶる中、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んでポンド売りドル買いが優勢となると、対ポンドで円が同時に買われた。その他の通貨にも円買いが波及したほか、商品相場の下げ幅拡大を意識したリスク資産圧縮目的の円買いも入った。その後、利益確定の売りや戻り売りが小幅に出たが、終盤にかけては手掛かり材料難から動意に欠ける取引が続いた。また、円はドルに対して方向感なく推移した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。9日午前の日本株や上海総合指数がさえない展開だったため、リスクポジション解消目的の円買いが入った。3月決算期末に向けた国内輸出企業や機関投資家の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)とみられる円買いも加わると上昇の勢いが増した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。日本株の取引終了後に、ユーロに対し国内輸出企業からと見られる円買いがまとまって入ると、その他通貨に対しても円買いが波及し円全体が値を上げた。ダウ先物が一時持ち直す水準まで値を戻すと、ポジション調整の売りに押し戻されたが、格付け会社フィッチが9日、財政再建が不十分な場合、ポルトガルは格下げされる可能性があるとの見方を示したと伝わると、対ユーロで円買いが再開。時間外のダウ先物が下げに転じ下げ幅を広げていることも円買いを誘い、ストップロスを巻き込んで円買いの勢いが増している。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は強含み。格付け会社フィッチが9日、財政再建が不十分な場合、ポルトガルは格下げされる可能性があるとの見方を示したと伝わると、対ユーロ中心に円買いが膨らんだ。時間外のダウ先物の下落もリスク回避的な円買いを誘い、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで上昇の勢いが増した。ポンドに対しては、フィッチが英国の信用状況が悪化したとの見方を示したことを材料した円買いが見られた。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は22時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=121円46銭前後。
・ポンド円は1ポンド=133円92銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。フィッチがポルトガルの格下げやユーロ圏のソブリンデフォルトの可能性に言及したことが嫌気されてユーロ売り・ドル買いが広がった。NY勢が参入すると、一時1ユーロ=1.3537ドル前後まで下げ足を速めた。金や原油などコモディティ価格の下落や欧州株安も相場の重しとなった。