2010年6月25日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。欧州の財政・金融システムが懸念される中、ギリシャのソブリンCDSは過去最高水準まで拡大した。また、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米景気に慎重な見通しが示されたことが引き続き意識され、世界的に景気の先行き不透明感が高まった。市場関係者からは「本邦勢から円買い豪ドル売りが出た」との声が聞かれ、資源国通貨中心にリスク資産から資金を引き揚げる目的で円が買われた。
 ただ、対ドルやポンドでユーロ買いが優勢となった流れに沿って、まとまった円売りユーロ買いが出た。その他の通貨にも円売りが波及したほか、対ドルでは米長期金利が上昇に転じたことが日米金利差の拡大を意識した円売りを促した。もっとも、米国株が引けにかけて下げ幅を拡大したため、リスク回避志向が意識されて円の下値は限られた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は狭い値幅で一進一退。本日が事業法人の決済集中日である五十日で、仲値決済に伴うドル不足観測を背景にした円売りが対ドルで出て円全体を押し下げる場面があった。人民元の基準値が前日基準値比で元高・ドル安方向に振れたことにつれて、欧州・オセアニア通貨に対してドルが売られると一緒に円売りが出る局面も散見された。一方で、日本株安を受けてリスク資産圧縮目的の円買いが続いたため下値は限られた。8時30分に発表された日本の物価指標に対しては特に反応はなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。後場の日経平均株価が一時200円を超す下落となったことを背景に、リスク回避目的で円買いが進む場面があった。しかし、日経平均株価は一段の下げ幅拡大とはならなかったため、短期筋は反対売買に動いた。欧州勢が参入すると、英・独の株価指数が高く始まったことや、時間外のダウ先物が上げ幅を広げたことなどを背景に円売りの勢いが増した。
 もっとも、その後の欧州株やダウ先物はマイナス圏に沈んでいるほか、対ポンドで円買いが強まったことがその他通貨に対しても円買いを誘ったため円の下値は限られた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。英・独の株価指数が高く始まったことなどを受け円売りが先行したものの、追加的な円安の材料が出なかったことから円売り圧力は徐々に後退。英・独の株価指数が下げに転じると、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が拡大し安全資産とされる円が買われた。ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドが過去最高水準までワイド化したことを材料に、ユーロに対して円買いが強まったことも円全体を押し上げる要因となった。対ドルでは、米商務省が発表した1-3月期の米国内総生産(GDP)確定値が前期比年率2.7%増と改定値から下方修正されたうえ、予想より弱い内容となったことが支援材料。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=89円78銭前後まで値を上げたものの、その後失速。市場では「昨日の高値89円98銭前後が上値の目処として意識された」との指摘があった。22時過ぎに一時本日安値となる89円34銭前後まで値を下げた。米景気テーマのドル売りが対スイスフランやカナダドルで強まった影響もあった。
・ユーロ円は16時30分過ぎに一時1ユーロ=110円84銭前後まで買われた後、109円80銭前後まで売られた。
・ユーロドルは荒い値動き。海外ヘッジファンドによる買い戻しが強まったことを受け一時1ユーロ=1.2352ドル前後まで値を上げたものの、19時前に一時1.2254ドル前後まで売られた。欧州の財政問題への不安が根強い中、欧州株価が失速したことが相場の重しとなった。ただ、ニューヨーク勢が参入すると、米景気テーマのドル売りが対スイスフランやカナダドルで進んだ影響を受け、1.2320ドル付近まで持ち直した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

クリスティーヌ・ラガルド[NP+2.0 HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「フランスのトリプルAの格付けがリスクに晒されていると考える根拠はない」

エワルド・ノボトニー[NP+5.8 HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「インフレのリスクは、デフレの脅威より高い」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP+5.2 HDP +0.2 CHDP +5.0 RHDP +0.2 CRHDP +5.0]
・ショイブレ独財務相「デフレを恐れていない」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ヴォルフガング・ショイブレ[NP+5.2 HDP +0.2 CHDP +5.0 RHDP +0.2 CRHDP +5.0]
・ショイブレ独財務相「デフレを恐れていない」

2010年6月25日のFX要人発言・ニュース

オッリ・レーン[NP     HDP -2.4 CHDP -0.3 RHDP -2.4 CRHDP -0.3]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「EUはG20で財政削減の方策について議論されることを望む」

ジム・フラハティ[NP     HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP +1.4 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「G20諸国の大半は銀行税に反対している」「G20のカギは成長と財政赤字とのバランス」

ゲオルギオス・パパンドレウ[NP+2.0 HDP -6.0 CHDP +1.2 RHDP -6.0 CRHDP +1.2]
ゲオルギオス・パパンドレウ・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャは景気回復を達成できる」「ギリシャの銀行システムは立ち直りが早い」

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
米政府関係・米財務省によると、7年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが2.575%、応札倍率(カバー)が3.01倍となった。

バラク・オバマ[NP     HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「ロシアのWTO加盟に向けた取り組みを加速することでメドヴェージェフ・ロシア大統領と合意」

バラク・オバマ[NP     HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「中国は人民元の再評価で前進した」「人民元は過小評価されており、不当な優位性がある」

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
米政府関係・米上院がイランの銀行やエネルギーセクターに対する新たな制裁を可決したと伝えた。

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.9 CRHDP +0.2]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官(BBCが伝えた)「全てのG20諸国は責任ある財政再建の必要性を認識している」

ウェイン・スワン[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.0]
ウェイン・スワン・スワン豪副首相兼財務相「政府にとって新たなスタートが必要」「新しいリーダーシップは国にとって利益」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP+4.0 HDP +0.5 CHDP +0.1 RHDP +1.8 CRHDP -0.1]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官(BBCが伝えた)「投資家の信頼感は米ドルや金利に反映される」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP+4.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.0]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官(BBCが伝えた)「米国は比較的力強い成長率を実現する」

ヘルマン・ファンロンパイ[NP+4.2 HDP -0.9 CHDP +2.6 RHDP -0.9 CRHDP +2.6]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「世界の成長は予想よりも良好」

ウェイン・スワン[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.0]
ウェイン・スワン・スワン豪副首相兼財務相「政府は資源税にコミット。税率などの詳細は業界と協議する」

ホセ・マヌエル・バローゾ[NP-2.0 HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -2.6 CRHDP +0.1]
ホセ・マヌエル・バローゾ・バローゾ欧州連合(EU)委員長「欧州の財政支出に余地はない」「出口戦略は経済成長と友好的である必要」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・24日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。欧州の財政・金融システムが懸念される中、ギリシャのソブリンCDSは過去最高水準まで拡大した。また、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米景気に慎重な見通しが示されたことが引き続き意識され、世界的に景気の先行き不透明感が高まった。市場関係者からは「本邦勢から円買い豪ドル売りが出た」との声が聞かれ、資源国通貨中心にリスク資産から資金を引き揚げる目的で円が買われた。
 ただ、対ドルやポンドでユーロ買いが優勢となった流れに沿って、まとまった円売りユーロ買いが出た。その他の通貨にも円売りが波及したほか、対ドルでは米長期金利が上昇に転じたことが日米金利差の拡大を意識した円売りを促した。もっとも、米国株が引けにかけて下げ幅を拡大したため、リスク回避志向が意識されて円の下値は限られた。

ジュリア・ギラード[NP     HDP +4.4 CHDP 0.00 RHDP +4.4 CRHDP 0.00]
ジュリア・ギラード・ギラード豪首相「鉱山業界と誠実に交渉するつもり」、「資源税の問題の対処に優先順位をおく」

韓国政府関係[NP     HDP -6.8 CHDP +0.3 RHDP -6.8 CRHDP +0.3]
韓国政府関係・李明博・韓国大統領「北朝鮮に哨戒艦沈没に関し謝罪を求める」、「北朝鮮に軍事的な挑発を停止するよう促す」

中国政府関係[NP     HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.0]
中国政府関係・中国商務省の高官が、「人民元改革は、結局は中国の輸出業者にとって利益となるだろう」と述べたと報じられた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は狭い値幅で一進一退。本日が事業法人の決済集中日である五十日で、仲値決済に伴うドル不足観測を背景にした円売りが対ドルで出て円全体を押し下げる場面があった。人民元の基準値が前日基準値比で元高・ドル安方向に振れたことにつれて、欧州・オセアニア通貨に対してドルが売られると一緒に円売りが出る局面も散見された。一方で、日本株安を受けてリスク資産圧縮目的の円買いが続いたため下値は限られた。8時30分に発表された日本の物価指標に対しては特に反応はなかった。

ホセ・マヌエル・バローゾ[NP     HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -2.6 CRHDP +0.1]
ホセ・マヌエル・バローゾ・バローゾ欧州連合(EU)委員長(ブルーム・バーグ社とのインタビューで)「欧州連合(EU)はユーロを非常に強く、安定した通貨に維持することを決意している」

クリスティーヌ・ラガルド[NP+2.0 HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「フランスのトリプルAの格付けがリスクに晒されていると考える根拠はない」

エワルド・ノボトニー[NP+5.8 HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「インフレのリスクは、デフレの脅威より高い」

エワルド・ノボトニー[NP     HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「欧州の金融機関のストレステストは、信頼の回復を目的としたもの」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドが1131bpと過去最高水準までワイド化した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。後場の日経平均株価が一時200円を超す下落となったことを背景に、リスク回避目的で円買いが進む場面があった。しかし、日経平均株価は一段の下げ幅拡大とはならなかったため、短期筋は反対売買に動いた。欧州勢が参入すると、英・独の株価指数が高く始まったことや、時間外のダウ先物が上げ幅を広げたことなどを背景に円売りの勢いが増した。
 もっとも、その後の欧州株やダウ先物はマイナス圏に沈んでいるほか、対ポンドで円買いが強まったことがその他通貨に対しても円買いを誘ったため円の下値は限られた。

欧州連合(EU)[NP     HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)の関係者が「スペインの貯蓄銀行をストレステストの対象に加えるか協議する見通し」との認識を示したと報じられた。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
米政府関係・米上下両院の交渉担当者は金融規制改革案で合意したと報じられた。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・ルーマニアの憲法裁判所は年金制度に関する政府の緊縮財政措置の一部に違憲判断を下したと報じられた。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP+5.2 HDP +0.2 CHDP +5.0 RHDP +0.2 CRHDP +5.0]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「デフレを恐れていない」

中国人民銀行関係[NP+4.2 HDP +0.7 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
中国人民銀行関係・中国人民銀行高官の話として「元の国際化は避けられないものの、時間を要する」と伝えた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・25日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。英・独の株価指数が高く始まったことなどを受け円売りが先行したものの、追加的な円安の材料が出なかったことから円売り圧力は徐々に後退。英・独の株価指数が下げに転じると、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が拡大し安全資産とされる円が買われた。ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドが過去最高水準までワイド化したことを材料に、ユーロに対して円買いが強まったことも円全体を押し上げる要因となった。対ドルでは、米商務省が発表した1-3月期の米国内総生産(GDP)確定値が前期比年率2.7%増と改定値から下方修正されたうえ、予想より弱い内容となったことが支援材料。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=89円78銭前後まで値を上げたものの、その後失速。市場では「昨日の高値89円98銭前後が上値の目処として意識された」との指摘があった。22時過ぎに一時本日安値となる89円34銭前後まで値を下げた。米景気テーマのドル売りが対スイスフランやカナダドルで強まった影響もあった。
・ユーロ円は16時30分過ぎに一時1ユーロ=110円84銭前後まで買われた後、109円80銭前後まで売られた。
・ユーロドルは荒い値動き。海外ヘッジファンドによる買い戻しが強まったことを受け一時1ユーロ=1.2352ドル前後まで値を上げたものの、19時前に一時1.2254ドル前後まで売られた。欧州の財政問題への不安が根強い中、欧州株価が失速したことが相場の重しとなった。ただ、ニューヨーク勢が参入すると、米景気テーマのドル売りが対スイスフランやカナダドルで進んだ影響を受け、1.2320ドル付近まで持ち直した。

ゴンザレス・パラモ[NP     HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
ゴンザレス・パラモ・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事「ユーロ圏を離れる国があるとは考えられない」

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