2010年7月13日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
エリザベス・デューク[NP+4.8 HDP -0.7 CHDP +0.3 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事(ブルームバーグとのインタビューで)「FRBは景気刺激で追加措置を講じる計画をしていない」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは13日、年末までに信頼できる財政計画がなければ、日本は高い格下げリスクに直面する、との見方を示した。また、参院選の結果は財政再建の達成をより困難なものにするが、財政健全化のプロセスを否定するものではない、とした。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは13日、ポルトガルの格付けを「AA2」から「A1」に引き下げると発表した。なお、見通しは「安定的」とした。
アンドリュー・センタンス[NP-4.8 HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.5 CRHDP -0.2]
・センタンス・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「回復は、ショックなく継続しそうだ」「イングランド銀行は金融政策を極めて緩和的な状態に保ち続ける」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.4]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBの現行の金融政策は適切」
2010年7月13日のFX要人発言・ニュース
アダム・ポーゼン[NP-2.0 HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「英国の景気回復は保証されたわけではない」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が12日、英国の格付けを「AAA」に据え置いた。見通しは「ネガティブ」とした。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは12日、アルゼンチンの長期発行体デフォルト格付(IDR)を一部債務不履行の「RD」から「B」に引き上げたと発表した。
エリザベス・デューク[NP+2.6 HDP -1.1 CHDP +0.2 RHDP -1.1 CRHDP +0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事(CNBCとのインタビューで)「米経済に二番底は見られない」「FRBは景気回復を促すために多くのことを行った」
エリザベス・デューク[NP+2.6 HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.0 CRHDP +0.1]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事(CNBCとのインタビューで)「回復の見通しは依然緩やかなもの」「金融機関に貸し出しを強いる方法は一つも分からない」
イギリス政府関係[NP HDP -3.0 CHDP -0.5 RHDP -3.0 CRHDP -0.5]
・英財務省の報道官は12日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が12日に英国の格付けを「AAA」に据え置き、見通しを「ネガティブ」としたことを受けて「英国は大胆な財政削減策を持っている」「政府は10月に省ごとの支出削減策の詳細を説明する予定である」との声明を出したと伝えられている。
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP -0.9 CHDP +2.6 RHDP -0.9 CRHDP +2.6]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「欧州各国は債務についてさらに注意を払うべき」、「債務の規定違反に対しさらなる罰則が必要」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -2.0 CHDP +0.8 RHDP -2.0 CRHDP +0.8]
・サルコジ・フランス大統領「フランスは、2013年までに財政赤字をGDP比3%以内にするという公約を維持するつもり」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -2.0 CHDP +0.8 RHDP -2.0 CRHDP +0.8]
・サルコジ・フランス大統領「G20は商品価格を管理するべき」、「G20は金融改革を実施するべき」
エレナ・サルガド[NP HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
・サルガド・スペイン財務相「スペインの銀行ストレステストの結果に自信をもっている」
ジャン=クロード・ユンケル[NP+3.0 HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相(ユーログループ議長)「ギリシャの財政プログラムの進展に深い感銘を受ける」
オッリ・レーン[NP-2.0 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「欧州の銀行システムは全体的に立ち直ることができる」、「経済の回復や信頼を強化しなければならない」、
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・米アルコアは12日、第2四半期決算を発表し、1株利益は継続事業ベースで0.13ドルと市場予想の0.114ドルを若干上回った。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。WTI原油先物相場が一時2%を超す下落となったことを受けて対カナダドルで円買いが入ると、他の通貨にも円買いが波及した。米10年債利回りが一時低下幅を広げ、対ドルで円買いが入ったことも円全体の支えとなった。もっとも、原油先物相場が下げ渋ると、対カナダドルで短期筋から利益確定の円売りが出たため、円は伸び悩んだ。米国株式相場が底堅く推移したことも重しとなった。
中国政府関係[NP HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +1.6 CRHDP +0.0]
・中国が先週数億ユーロのスペイン国債を購入したと、英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)が報じている。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「ストレステストの公表について、欧州連合(EU)全体で調整する見通し」
エリザベス・デューク[NP+4.8 HDP -0.7 CHDP +0.3 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事(ブルームバーグとのインタビューで)「FRBは景気刺激で追加措置を講じる計画をしていない」
日本政府関係[NP+3.2 HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP -2.3 CRHDP +0.1]
・荒井聡国家戦略・経済財政担当相「景気の回復基調は変わらない」
日本政府関係[NP HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP -2.3 CRHDP +0.1]
・荒井聡国家戦略・経済財政担当相「欧米の指標が思ったほど良くない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。12日の米国株式市場終了後に発表されたアルコアの第2四半期決算が予想より強い内容となったことで、時間外のダウ先物が上昇し、13日前場の日本株も高く始まった。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られた。ドルに対しては、仲値決済に絡んだ円売りも見られた。
ただ、売り一巡後は持ち直した。不動産セクターに対する追加規制への懸念から上海株が大幅に下落したため、円を買い戻す動きが優勢となった。時間外のダウ先物が失速したことも円の支援材料となり下値を切り上げた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは13日、年末までに信頼できる財政計画がなければ、日本は高い格下げリスクに直面する、との見方を示した。また、参院選の結果は財政再建の達成をより困難なものにするが、財政健全化のプロセスを否定するものではない、とした。
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP -0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「欧州を過小評価している投資家もいるが、それは間違い」
ドミニク・ストロス=カーン[NP+3.4 HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.3]
・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事「世界経済の二番底については考えられない」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.4]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBの現行の金融政策は適切」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP -0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは政府の間違いを修正する立場にない」「信頼感の欠如が財政政策の脅威」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +1.4 CHDP +1.2 RHDP +1.4 CRHDP +1.2]
・ショイブレ独財務相(ドイツの通信社が伝える)「ストレステストを通過できない銀行は政府の支援が必要な可能性」「ストレステストの目的は銀行の安定性を示すこと」
オッリ・レーン[NP HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「全銀行のストレステストの結果公表が信頼感の回復に向けた最良の方法」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは13日、ポルトガルの格付けを「AA2」から「A1」に引き下げると発表した。なお、見通しは「安定的」とした。
日本政府関係[NP HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP -2.3 CRHDP +0.1]
・財務省主計局局長の勝栄二郎氏が財務次官へ昇格する見通しとなった、と複数の通信社が報じている。
ポルトガル政府関係[NP HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
・ポルトガル政府は13日、市場はムーディーズの決定を予想していたとの認識を示した。また、ムーディーズの決定は国際的な危機によるものであるほか、「安定的」との格付け見通しは政府の計画に対する信頼感を示している、とした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。不動産セクターに対する追加規制への懸念から上海株が一時2%超下落すると、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から低金利の円が買われた。欧州金融機関のストレステストに対する懸念が根強い中、格付け会社ムーディーズがポルトガルを格下げしたと伝わると、リスク回避な円買いが加速した。市場関係者からは「モデル系ファンドからの円買い外貨売りが入った」との声が聞かれた。
ポルトガル銀行(ポルトガル中銀)関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ポーランド中銀金融政策委員会のホスナ委員は12日、「ズロチは長期的に堅調に推移する見通し。この動きは、インフレ圧力を抑制し、利上げの余地を限定的とするだろう」と述べ、「5月から続いてきた対ユーロでのズロチの軟調な動きは、利上げの理由にならない」との見解を示した。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.3 CHDP -1.3 RHDP -4.3 CRHDP -1.3]
・ギリシャ政府は13日、26週物政府証券(Tビル)入札を実施した。利回りは4.65%と前回の4.55%を上回ったほか、応札倍率は3.64倍と前回の7.67倍を下回った。なお、発行高は予定の12億5000万ユーロを上回る16億2500万ユーロとなった。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相(ユーログループ議長)「ポルトガルは大規模な財政改革を始めている」「ポルトガル格下げの理由は分からない」
エワルド・ノボトニー[NP HDP -1.3 CHDP +0.1 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「オーストリアの銀行が追加の救済策を必要とすることになると考えていない」、「ストレステストの前提は非常に悲観的なシナリオを含んでいる」
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・アブダビ皇太子が英BPへの投資を検討しているとのこと。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +1.4 CHDP +1.2 RHDP +1.4 CRHDP +1.2]
・ショイブレ独財務相「ポルトガルに対し支援を申し出るつもり」、「欧州連合(EU)各国は銀行が資本増強できなければ救済をしなければならない」
オッリ・レーン[NP HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「欧州委員会は銀行に対する政府救済を考慮する必要がある」
アンドリュー・センタンス[NP-2.0 HDP +0.7 CHDP -0.1 RHDP +0.7 CRHDP -0.1]
・センタンス・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「ポンド安は金融政策のスタンスを反映しているかもしれない」
アンドリュー・センタンス[NP-4.8 HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.5 CRHDP -0.2]
・センタンス・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「回復は、ショックなく継続しそうだ」「イングランド銀行は金融政策を極めて緩和的な状態に保ち続ける」
欧州連合(EU)[NP HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
・欧州の銀行ストレステストで、対象となったドイツの州立銀行を含む14の銀行が無事にテストを通過する見通しとなったと、関係者の話として報じられた。
ポルトガル銀行(ポルトガル中銀)関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ポルトガル中銀は経済報告で、2011年の成長率見通しを0.2%とし、前回の0.8%から下方修正した。中銀は今年下期、来年とさらなる景気減速を予想しており、「11年度までに再度リセッションに向かうリスクがある」との認識を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は上値が限られた。13日の中国株式市場で上海総合指数が下落したことを背景に、リスク資産圧縮目的で円買いが入った。格付け会社ムーディーズがポルトガルを格下げしたと伝わると欧財政問題が改めて意識されて対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが波及した。ただ、6月英消費者物価指数(CPI)が強い結果となったことを受けて対ポンドで円売りが強まったほか、ギリシャの26週物政府証券(Tビル)の入札を無事に通過したことが好感されて対ユーロで一転円売りが出たため、円全般が押し下げられた。英・独の株価指数や時間外のダウ先物の上昇も投資家のリスク志向を保ち円の上値を抑えた。米国勢参入後に、時間外のダウ先物の上げ幅が拡大すると一段と円売り圧力が増している。
【 通貨ペア 】
・・ドル円は20時過ぎに1ドル=88円19銭前後まで売られた。前週末安値88円34銭前後を下抜けたためストップロスを巻き込んだようだ。
・ユーロ円は上海株安やポルトガル格下げを受けて17時過ぎに1ユーロ=110円68銭前後と日通し安値を付けたが、ポンド円の買いやギリシャのTビルの入札を無事通過したことなどを背景に円売りユーロ買いが出て値を戻した。
・ユーロドルは堅調。ポルトガルの格下げを受けて16時過ぎに1ユーロ=1.2522ドル前後と日通し安値を付けたが、英独の株価指数やダウ先物が上昇しリスク許容度が保たれたこともあって一方的に売り込まれる展開にはならずショートカバーが入った。ギリシャのTビル入札を無事通過したことも買い戻しを後押しした。時間外のダウ先物が上げ幅を拡大し、現物の米国株が堅調に推移すると買いが加速。23時過ぎに1.2674ドル前後と本日高値を付けた。また、ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が13日発表した7月の独景況感指数(期待指数)が21.2と6月の28.7に比べて悪化し、市場予想平均の 25.3を下回ったことや、7月のユーロ圏景況感指数(期待指数)が10.7と市場予想の16.3を下回ったことへの反応は目立たなかった。
欧州連合(EU)[NP HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
・欧州連合(EU)の当局は、銀行ストレステストでギリシャ国債について23%のヘアカット(担保価格の割引率)を適用する見通しと、銀行関係者の話しとして報じられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。WTI原油先物相場が一時2%を超す下落となったことを受けて対カナダドルで円買いが入ると、他の通貨にも円買いが波及した。米10年債利回りが一時低下幅を広げ、対ドルで円買いが入ったことも円全体の支えとなった。もっとも、原油先物相場が下げ渋ると、対カナダドルで短期筋から利益確定の円売りが出たため、円は伸び悩んだ。米国株式相場が底堅く推移したことも重しとなった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。12日の米国株式市場終了後に発表されたアルコアの第2四半期決算が予想より強い内容となったことで、時間外のダウ先物が上昇し、13日前場の日本株も高く始まった。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られた。ドルに対しては、仲値決済に絡んだ円売りも見られた。
ただ、売り一巡後は持ち直した。不動産セクターに対する追加規制への懸念から上海株が大幅に下落したため、円を買い戻す動きが優勢となった。時間外のダウ先物が失速したことも円の支援材料となり下値を切り上げた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。不動産セクターに対する追加規制への懸念から上海株が一時2%超下落すると、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から低金利の円が買われた。欧州金融機関のストレステストに対する懸念が根強い中、格付け会社ムーディーズがポルトガルを格下げしたと伝わると、リスク回避な円買いが加速した。市場関係者からは「モデル系ファンドからの円買い外貨売りが入った」との声が聞かれた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は上値が限られた。13日の中国株式市場で上海総合指数が下落したことを背景に、リスク資産圧縮目的で円買いが入った。格付け会社ムーディーズがポルトガルを格下げしたと伝わると欧財政問題が改めて意識されて対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが波及した。ただ、6月英消費者物価指数(CPI)が強い結果となったことを受けて対ポンドで円売りが強まったほか、ギリシャの26週物政府証券(Tビル)の入札を無事に通過したことが好感されて対ユーロで一転円売りが出たため、円全般が押し下げられた。英・独の株価指数や時間外のダウ先物の上昇も投資家のリスク志向を保ち円の上値を抑えた。米国勢参入後に、時間外のダウ先物の上げ幅が拡大すると一段と円売り圧力が増している。
【 通貨ペア 】
・・ドル円は20時過ぎに1ドル=88円19銭前後まで売られた。前週末安値88円34銭前後を下抜けたためストップロスを巻き込んだようだ。
・ユーロ円は上海株安やポルトガル格下げを受けて17時過ぎに1ユーロ=110円68銭前後と日通し安値を付けたが、ポンド円の買いやギリシャのTビルの入札を無事通過したことなどを背景に円売りユーロ買いが出て値を戻した。
・ユーロドルは堅調。ポルトガルの格下げを受けて16時過ぎに1ユーロ=1.2522ドル前後と日通し安値を付けたが、英独の株価指数やダウ先物が上昇しリスク許容度が保たれたこともあって一方的に売り込まれる展開にはならずショートカバーが入った。ギリシャのTビル入札を無事通過したことも買い戻しを後押しした。時間外のダウ先物が上げ幅を拡大し、現物の米国株が堅調に推移すると買いが加速。23時過ぎに1.2674ドル前後と本日高値を付けた。また、ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が13日発表した7月の独景況感指数(期待指数)が21.2と6月の28.7に比べて悪化し、市場予想平均の 25.3を下回ったことや、7月のユーロ圏景況感指数(期待指数)が10.7と市場予想の16.3を下回ったことへの反応は目立たなかった。