2010年10月27日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
アダム・ポーゼン[NP+4.6 HDP -1.3 CHDP +0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「緩和的な金融政策は資産価格のバブルの原因ではない」、「正当な理由なく、東アジア、あるいはその他の国が通貨の過小評価を維持することにより引き起こされる、資産バブルを懸念している」
マーク・カーニー[NP-4.6 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「金融刺激策の更なる解消は、注意深く検討されることが必要と、繰り返し伝える」、「住宅部門は今年通して減少する見通し」
マーク・カーニー[NP-5.6 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「カナダ銀行は為替市場における緊張を注意深く見ていた。カナダ銀行と政府は、必要なら状況に対処する用意がある。」
中国政府関係[NP+4.8 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・中国国家統計局は「人民元は巨大な上昇圧力に直面し、中国は通貨戦争に直面する」との見解を示した。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP-6.8 HDP -0.3 CHDP -0.1 RHDP -0.1 CRHDP -0.1]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙は27日、米連邦準備理事会(FRB)は11月に数カ月間で数千億ドル規模の国債買い入れ計画を発表する公算が大きいと報じた。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.8 HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)は27日、期間3ヵ月のオペで424.7億ユーロを供給すると発表した。
中国人民銀行関係[NP+5.8 HDP +1.2 CHDP +0.1 RHDP +3.1 CRHDP +0.0]
・中国人民銀行(PBOC)は27日、「物価圧力の高まりは無視できない」、「市場は物価の上昇圧力に警戒を続ける必要がある」との認識を示した。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
デーヴィッド・キャメロン[NP+4.8 HDP +1.0 CHDP +1.8 RHDP +1.0 CRHDP +1.8]
・キャメロン英首相「英国内総生産(GDP)は成長の強さを示した」、「英GDPは民間部門が牽引した数値」
2010年10月27日のFX要人発言・ニュース
ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP HDP +0.1 CHDP -1.6 RHDP +0.1 CRHDP -1.6]
・メイレレス・ブラジル中銀総裁「世界経済のリバランスを素早く達成することは不可能」「資本流入によるバブルを避けるために必要な全ての手段をとる」
アダム・ポーゼン[NP+4.6 HDP -1.3 CHDP +0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「緩和的な金融政策は資産価格のバブルの原因ではない」、「正当な理由なく、東アジア、あるいはその他の国が通貨の過小評価を維持することにより引き起こされる、資産バブルを懸念している」
イブ・メルシュ[NP+4.0 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.0 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBは2011年第1四半期に3ヵ月物資金入札を再開する可能性がある」、「ECBスタッフ経済予測は12月に上方修正する可能性がある」
中国政府関係[NP HDP +1.5 CHDP +0.1 RHDP +1.5 CRHDP -0.3]
・陳中国商務相(新華社の報道で)「米国によるドルの発行は抑制がきいておらず、中国にインフレの脅威をもたらしている」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
・米財務省によると、2年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが0.400%、応札倍率(カバー)が3.43倍となった。
アダム・ポーゼン[NP-2.0 HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.4]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「追加の金融緩和が必要かどうか、議論の余地がある」、「英国において更なる金融規制が必要」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.0]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ドイツの経済回復はまだ自立した段階にない」、「銀行や過剰債務国の再救済は出来ない」
アクセル・ウェーバー[NP-3.0 HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「2010年下期の経済成長は鈍化すると予想している」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ユーロは世界でもっとも安定した通貨のうちのひとつ」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
・米ホワイトハウス「中国の通貨問題に関するオバマ大統領の立場は、中国は更に行動を起こすべきというものと、繰り返し伝える」
マーク・カーニー[NP-4.6 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「金融刺激策の更なる解消は、注意深く検討されることが必要と、繰り返し伝える」、「住宅部門は今年通して減少する見通し」
マーク・カーニー[NP-5.6 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「カナダ銀行は為替市場における緊張を注意深く見ていた。カナダ銀行と政府は、必要なら状況に対処する用意がある。」
ウィリアム・ダドリー[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「FRBによる追加措置は経済見通しにより妥当性を持ちそうだ」(なお、講演内容は25日と同様のもの)
ウィリアム・ダドリー[NP+2.6 HDP -1.3 CHDP +0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「為替は競争力を反映するべき」、「為替レートは柔軟であるべき」、「米経済は中期的には良好だろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調。米10年物国債利回りが上昇幅を広げ、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが入った。10月米消費者信頼感指数や10月米リッチモンド連銀指数、8月米住宅価格指数などの米経済指標がいずれも市場予想より強い内容となったことも売り材料とされた。
一方、ドル以外の通貨に対してはもみ合い。これまでに積み上げられた欧州通貨買いドル売りポジションやオセアニア通貨買いドル売りポジションを解消する動きが広がり、つられて円買い外貨売りが入ったが、対ドルでの円売りが上値を抑えると方向感が出なくなった。
韓国政府関係[NP HDP -6.7 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・韓国銀行(中央銀行)が27日発表した7-9月期の韓国国内総生産(GDP、速報値)成長率は物価変動の影響を除いた実質で前期比0.7%増、前年同期比4.5%増だった。
中国人民銀行関係[NP HDP +1.1 CHDP +0.1 RHDP +3.1 CRHDP +0.1]
・英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は27日、中国人民銀行アドバイザーの話として「米国と中国には20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で貿易不均衡の削減目標設定について合意する基盤がある」と報じている。
中国政府関係[NP+4.8 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・中国国家統計局は「人民元は巨大な上昇圧力に直面し、中国は通貨戦争に直面する」との見解を示した。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP-6.8 HDP -0.3 CHDP -0.1 RHDP -0.1 CRHDP -0.1]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙は27日、米連邦準備理事会(FRB)は11月に数カ月間で数千億ドル規模の国債買い入れ計画を発表する公算が大きいと報じた。
西村清彦[NP HDP -1.8 CHDP -0.2 RHDP -1.8 CRHDP -0.2]
・西村日銀副総裁「先進国の多くは財政再建も大きな課題」「欧米のバランスシート調整はいまだ道半ば」
ウェイン・スワン[NP HDP +0.5 CHDP +0.1 RHDP +1.8 CRHDP +0.0]
・スワン豪副首相兼財務相「豪ドル高が物価圧力を和らげている」「インフレは適度な水準が続いている」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の海外市場でドルの買い戻しが進んだ流れを引き継いで、円売りドル買いが先行した。豪連邦統計局が発表した7-9月期の豪消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、豪ドル・米ドルが急落すると対円でも米ドル買いが加速し円全体の重しとなった。市場関係者からは「ファンドなどが米金融緩和観測を背景に積み上げたドル売りポジションを解消する動きが広がった」との声が聞かれた。
ただ、円の下値では月末を控えた輸出企業の円買い注文が厚く、一方的に円安が進む展開にはならなかった。
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・ドイツ銀行は27日、第3四半期決算を発表した。純損失は12億ユーロと市場予想平均の15億ユーロの損失を上回った。
ユルゲン・シュタルク[NP-2.0 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「現行のECBの金融政策は依然として緩和的で適切」
ユルゲン・シュタルク[NP+4.8 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「ECBはインフレリスクもデフレリスクもあるとみていない」「ECBの債券買い取りプログラムは一時的であり、緊急措置は必要以上に長く継続されない」
アダム・ポーゼン[NP-2.0 HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.1]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「通貨と政策金利は安定している」
アダム・ポーゼン[NP-4.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.2]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「英国の駆け出しの景気回復はインフレを助長していない」
中国政府関係[NP HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・中国国務院は27日、ウェブサイト上で10-12月期の経済について声明を発表した。声明では「一部都市での行き過ぎた住宅価格上昇を抑制する」「10-12月期も市場価格の安定化を続ける」としたうえで、「対外面での課題が増えている」との見方を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対しては軟調。午後も米金融緩和観測を背景に積み上げたドル売りポジションを解消する動きが続いたため、円売りドル買いが進んだ。欧州勢が加わる時間帯になると、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが入った。
一方、円はドル以外の通貨に対しては方向感が定まらない。対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が売られたことに連動した円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが入った。半面、対ドルでの円売りが円全体の重しとなり、もみ合いの展開となった。
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「米国は個人消費の低迷を受け入れなければならない」「米国は再び世界経済の成長エンジンになれない可能性」
チャールズ・ビーン[NP+3.0 HDP -1.4 CHDP +0.2 RHDP -1.4 CRHDP +0.1]
・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「個人消費が不況で減少する中、貯蓄は増加した」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.8 HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)は27日、期間3ヵ月のオペで424.7億ユーロを供給すると発表した。
欧州連合(EU)[NP HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)外交官が「ユーロは自然な水準にある一方、多くの通貨が正しく整列していない」との見方を示した。
チャールズ・ビーン[NP HDP -1.4 CHDP +0.2 RHDP -1.4 CRHDP +0.1]
・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「ここ2四半期のGDP成長は予想されたものよりいくらか強い」
中国人民銀行関係[NP+5.8 HDP +1.2 CHDP +0.1 RHDP +3.1 CRHDP +0.0]
・中国人民銀行(PBOC)は27日、「物価圧力の高まりは無視できない」、「市場は物価の上昇圧力に警戒を続ける必要がある」との認識を示した。
デーヴィッド・キャメロン[NP+4.8 HDP +1.0 CHDP +1.8 RHDP +1.0 CRHDP +1.8]
・キャメロン英首相「英国内総生産(GDP)は成長の強さを示した」、「英GDPは民間部門が牽引した数値」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「ドイツとフランスとの連携は、欧州連合(EU)の改革に必要」、「ドイツの目的はユーロを持続的に、安定したものにすること」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ポーランド中央銀行は27日、政策金利を現行の3.50%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏は潜在的な成長を促すことが必要」
ジャン=クロード・ユンケル[NP+4.8 HDP -1.1 CHDP +0.2 RHDP -1.4 CRHDP -0.1]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「各国政府は刺激策を段階的に解除することが必要」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ノルゲバンク(ノルウェー中銀)は27日、政策金利を現行の2.00%のまま据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.1 CHDP +0.2 RHDP -1.4 CRHDP -0.1]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ドルはユーロに対して過小評価されている」、「人民元の上昇が必要」、「銀行の規制は十分でない」
ジム・フラハティ[NP+4.6 HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.0]
・フラハティ・カナダ財務相「カナダは追加の財政刺激策を計画していない」、「G20はカナダに追加刺激を求めていない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。序盤は、時間外の米10年債利回りの上昇を背景に日米金利差拡大が意識されて対ドルで円売りが出ると、一時その他通貨にも円売りが出た。ただ、対ドルでの円売りが日本の実需筋からと見られる円買い注文にかき消されて下げ止まると、下値が堅いと見た短期筋から持ち高調整の円買いが入り円全体が値を戻した。
その後、米10年債利回りの上昇幅が一段と拡大したことにつれて対ドルで円売りが出て、その他通貨を押し下げる場面があったものの、米10年債利回りの上昇が一服したため円売りの勢いは後退している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に1ドル=81円99銭前後と13日以来の高値まで上げた。
・ユーロ円はドル円の買いにつれた円売りユーロ買いで1ユーロ=113円19銭前後まで上げたが、ユーロドルに売りが出たことが重しとなり20時過ぎに112円50銭前後まで下げた。
・ユーロドルは方向感が定まらない。欧州勢がユーロ売りドル買いで参入。ノックアウトオプションの観測されていた1ユーロ=1.3800ドル前後を下抜けて下げ足を速め、1.3770ドル前後まで下げた。その後、ドル円が上値を重さが意識されて売られたことにつれる格好でユーロ買いドル売りが入ったほか、市場参加者から「中東勢やアジア系ソブリンネームの買いが入った」との指摘があり値を戻し1.3853-56ドルまで一時上げた。ただ、買い戻しの域を出ず戻りは限られ、徐々に値を下げている。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「ドルはユーロに対して過小評価されている」と述べたことが意識され、再び1.3800ドルを割り込む場面も見られた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調。米10年物国債利回りが上昇幅を広げ、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが入った。10月米消費者信頼感指数や10月米リッチモンド連銀指数、8月米住宅価格指数などの米経済指標がいずれも市場予想より強い内容となったことも売り材料とされた。
一方、ドル以外の通貨に対してはもみ合い。これまでに積み上げられた欧州通貨買いドル売りポジションやオセアニア通貨買いドル売りポジションを解消する動きが広がり、つられて円買い外貨売りが入ったが、対ドルでの円売りが上値を抑えると方向感が出なくなった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の海外市場でドルの買い戻しが進んだ流れを引き継いで、円売りドル買いが先行した。豪連邦統計局が発表した7-9月期の豪消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、豪ドル・米ドルが急落すると対円でも米ドル買いが加速し円全体の重しとなった。市場関係者からは「ファンドなどが米金融緩和観測を背景に積み上げたドル売りポジションを解消する動きが広がった」との声が聞かれた。
ただ、円の下値では月末を控えた輸出企業の円買い注文が厚く、一方的に円安が進む展開にはならなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対しては軟調。午後も米金融緩和観測を背景に積み上げたドル売りポジションを解消する動きが続いたため、円売りドル買いが進んだ。欧州勢が加わる時間帯になると、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが入った。
一方、円はドル以外の通貨に対しては方向感が定まらない。対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が売られたことに連動した円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが入った。半面、対ドルでの円売りが円全体の重しとなり、もみ合いの展開となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。序盤は、時間外の米10年債利回りの上昇を背景に日米金利差拡大が意識されて対ドルで円売りが出ると、一時その他通貨にも円売りが出た。ただ、対ドルでの円売りが日本の実需筋からと見られる円買い注文にかき消されて下げ止まると、下値が堅いと見た短期筋から持ち高調整の円買いが入り円全体が値を戻した。
その後、米10年債利回りの上昇幅が一段と拡大したことにつれて対ドルで円売りが出て、その他通貨を押し下げる場面があったものの、米10年債利回りの上昇が一服したため円売りの勢いは後退している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に1ドル=81円99銭前後と13日以来の高値まで上げた。
・ユーロ円はドル円の買いにつれた円売りユーロ買いで1ユーロ=113円19銭前後まで上げたが、ユーロドルに売りが出たことが重しとなり20時過ぎに112円50銭前後まで下げた。
・ユーロドルは方向感が定まらない。欧州勢がユーロ売りドル買いで参入。ノックアウトオプションの観測されていた1ユーロ=1.3800ドル前後を下抜けて下げ足を速め、1.3770ドル前後まで下げた。その後、ドル円が上値を重さが意識されて売られたことにつれる格好でユーロ買いドル売りが入ったほか、市場参加者から「中東勢やアジア系ソブリンネームの買いが入った」との指摘があり値を戻し1.3853-56ドルまで一時上げた。ただ、買い戻しの域を出ず戻りは限られ、徐々に値を下げている。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「ドルはユーロに対して過小評価されている」と述べたことが意識され、再び1.3800ドルを割り込む場面も見られた。