2011年1月20日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは19日、欧州救済基金のEFSF債に「AAA」を付与したと報じられている。
マーク・カーニー[NP-4.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「新たな為替市場での緊張はカナダ経済を損なう可能性がある」、「カナダは世界経済のリバランスに大きく貢献した」
中国政府関係[NP+5.4 HDP +1.9 CHDP +0.1 RHDP +2.9 CRHDP +0.2]
・中国の国家発展改革委員会(発改委)は20日、「第1四半期の中国のインフレ率は高止まりする見込み」「非常に強いインフレ期待が続いている」との見解を示した。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP+6.0 HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)月報「非標準的措置は適切に調整される」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP+6.2 HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)月報「短期的なインフレのリスクは商品価格が原因」「インフレリスクはおおむね均衡だが、上向く可能性がある」
ドイツ政府関係[NP HDP +0.7 CHDP -0.3 RHDP +0.7 CRHDP -0.3]
・カンペーター独副財務相「ギリシャの債務再編は噂による妄想。事実ではない」「欧州連合(EU)サミットでは包括的な手段でユーロ安定に向けた強いメッセージを送ることが出来るだろう」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.6 CHDP -0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
・欧州委員会のアルタファ報道官は20日、「ギリシャの債務再編に関し議論されているとの話はナンセンス」と述べた。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ジム・フラハティ[NP-3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP +0.3]
・フラハティ・カナダ財務相「世界経済の回復は依然としてぜい弱なままである」、「カナダ財政の均衡をとることは絶対的に必要」
2011年1月20日のFX要人発言・ニュース
ジム・フラハティ[NP-3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP +0.3]
・フラハティ・カナダ財務相「世界経済の回復は依然としてぜい弱なままである」、「カナダ財政の均衡をとることは絶対的に必要」
ジム・フラハティ[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP +0.3]
・フラハティ・カナダ財務相「中国は通貨において更に柔軟性を容認することが必要である」、「中国の通貨の柔軟性が不足していることは懸念事項」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは19日、欧州救済基金のEFSF債に「AAA」を付与したと報じられている。
マーク・カーニー[NP+4.0 HDP -1.8 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「カナダ経済は予想したように広く回復が見られていることを繰り返し伝える」
マーク・カーニー[NP-4.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「新たな為替市場での緊張はカナダ経済を損なう可能性がある」、「カナダは世界経済のリバランスに大きく貢献した」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「米中間でビジネス上の結びつきを深めることが重要」、「米国は中国への輸出を2倍以上増やすことが可能である」、「中国との貿易摩擦を緩和したい」
胡錦濤[NP HDP +1.7 CHDP +0.2 RHDP +1.7 CRHDP +0.2]
・胡錦濤・中国国家主席「米国と中国は将来の貿易の約束をした」、「中国は成長を加速させている。国内需要に焦点を向けている」、「中国は米国が公正な貿易を要求したことを歓迎する」
アダム・ポーゼン[NP-2.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「中央銀行の役目はインフレを低下させるのではなく、物価を安定させること」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.5 CHDP -0.1 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「銀行の行動において、要求した改善の兆しは見られない」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「米中が協力すると多大な利益をもたらす」、「米国は中国と健全な競争を行うだろう」「米国は中国の通貨の柔軟化を歓迎する」、「中国の通貨は依然として過小評価されている」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「一段と市場原理に基づく経済とバランスの取れた成長への取り組みを中国に求める」、「米国は人民元相場がさらに市場に基づくものとなるよう求める」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.5 CHDP -0.1 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「ECBはインフレリスクの可能性を警戒している」、「低すぎる金利の長期化は阻害要因になる可能性がある」
胡錦濤[NP HDP +1.7 CHDP +0.2 RHDP +1.7 CRHDP +0.2]
・胡錦濤・中国国家主席「オバマ大統領との協議は誠実かつ生産的だった」、「米中はG20の役割を強めることを支持する」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「為替問題は米中の経済関係のうちの一部に過ぎない」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「胡国家主席は市場原理に基づく為替システムへの移行を確約すると言明した。私はより早く移行しなければならないと伝えた。」、「胡国家主席は過度に速い為替変動による輸出市場の混乱を懸念していると述べた」
オッリ・レーン[NP HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ユーロ共同債の構想は興味深いが、急を要するものではない」、「EFSFの効果は現在のところ低い」、「EFSFの強化は容認されると信じている」
オッリ・レーン[NP HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ギリシャ、アイルランド、ポルトガルに対する債務再編は現時点では良い考えではない。連鎖反応の原因となる可能性がある」
中国政府関係[NP HDP +1.8 CHDP +0.1 RHDP +2.6 CRHDP +0.2]
・陳中国商務相「米国の貿易赤字は為替が原因ではない」、「米国の輸出制限が貿易赤字を悪化させている」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ブラジル中銀は19日、政策金利を現行の10.75%から11.25%に引き上げることを決めたと発表した。市場予想通りの結果となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は買いが優位。米金利が低下する中、ニューヨーク勢がドル売りで参入し、円買いドル売りが強まった。円・ドル相場で1ドル=81円台では売りの厚さが意識され一時伸び悩んだが、米国株式相場がさえない展開となり、ドル・スイスフランが急ピッチで下落したことを受けて上げ幅を広げた。また、オセアニア通貨に対してもリスク回避目的の円買いが膨らみ、円全体は押し上げられた。19日に米中首脳会談が行われ、共同会見等が伝わったが、特に反応は見られなかった。
ニュージーランド政府関係[NP+2.0 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「インフレは比較的落ち着いているようだ」
中国政府関係[NP+4.0 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +2.7 CRHDP +0.1]
・中国国家統計局の見解として「中国はマクロ経済政策の柔軟性を高める」「中国は積極的な財政政策と穏健な金融政策を維持する」などと伝えている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対しては弱含んだ。前日の海外市場で円高・ドル安が進んだ反動が出たほか、株安で投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から全般的にドルを買い戻す動きがあった。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りドル買いも出た。
一方、ドル以外の通貨に対しては下値が堅い。対ドルで欧州・オセアニア通貨が売られると、つれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが出た。日本株や中国株が下落したことも円の支援材料。
中国政府関係[NP+5.4 HDP +1.9 CHDP +0.1 RHDP +2.9 CRHDP +0.2]
・中国の国家発展改革委員会(発改委)は20日、「第1四半期の中国のインフレ率は高止まりする見込み」「非常に強いインフレ期待が続いている」との見解を示した。
クラウス・レグリング[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・欧州金融安定ファシリティー(EFSF)のクラウス・レグリング最高経営責任者(CEO)は20日、独ラジオで「現在、EFSF救済基金の規模を拡大する必要はない」「スペイン、ポルトガルは独自に市場から資金を調達することが出来る一方、EFSFは十分に支援することが出来る」「ギリシャは債務再編の必要はない」との見解を示したと伝わった。
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.3]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「中銀の独立性が物価安定に寄与する」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。日本株や中国株の下落を受け、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から対ユーロや豪ドルなどで円買いが入った。ただ、その後は円を買い進める材料に乏しかったため、徐々に円買い圧力は後退。新規材料難から方向感に乏しい展開となった。市場では「注目する経済指標の発表もなく動きづらい」との指摘があった。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-2.0 HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)月報「現在の政策金利の水準は依然として適切」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP+6.0 HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)月報「非標準的措置は適切に調整される」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP+6.2 HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)月報「短期的なインフレのリスクは商品価格が原因」「インフレリスクはおおむね均衡だが、上向く可能性がある」
エルッキ・リーカネン[NP-2.0 HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁「差し迫ったインフレ圧力はない」「現在の政策金利は適切」
韓国政府関係[NP HDP -6.7 CHDP +0.0 RHDP -6.6 CRHDP +0.0]
・韓国のメディアが報じたところによると、北朝鮮は韓国に対して高官レベルの軍事協議を提案した。
韓国政府関係[NP HDP -6.7 CHDP +0.0 RHDP -6.6 CRHDP +0.0]
・韓国は北朝鮮による高官レベルの軍事協議の提案を受け入れたと、韓国のメディアが報じている。
ドイツ政府関係[NP HDP +0.7 CHDP -0.3 RHDP +0.7 CRHDP -0.3]
・カンペーター独副財務相「ギリシャの債務再編は噂による妄想。事実ではない」「欧州連合(EU)サミットでは包括的な手段でユーロ安定に向けた強いメッセージを送ることが出来るだろう」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.6 CHDP -0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
・欧州委員会のアルタファ報道官は20日、「ギリシャの債務再編に関し議論されているとの話はナンセンス」と述べた。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・トルコ中銀は20日、政策金利を現行の6.50%から6.25%に引き下げることを決めたと発表した。市場の予想外の結果となった。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.6 CHDP -0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
・ユーロ圏は困難に陥った国の国債をEFSFに購入させることを検討していると、ユーロ圏の関係者の話として一部通信社が伝えている。もっとも、現時点では決定事項はなく、技術的な問題が今後二・三週間で話し合われる見込みという。
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・モルガン・スタンレーは20日、第4四半期決算を発表した。1株利益は継続事業ベースで0.43ドルとなった。市場予想平均の0.280ドルを上回った。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・南アフリカ準備銀行(中央銀行)は20日、政策金利を現行の5.50%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.6 CHDP -0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
・ユーロ圏の各国は、ギリシャ国債の保有者に対して20%程度の債権放棄を受け入れられないかどうか討議していると、一部独紙の話として一部通信社が伝えている。
南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・マーカス南アフリカ準備銀行総裁「外貨準備の積み上げを着実に続けると考えている」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
・メルケルドイツ首相の報道官は20日、「独政府がギリシャの債務再編の準備をしているとの憶測は真実ではない」と述べたと報じられている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらなかった。手掛り材料に乏しく、円全体としては方向感が出なかった。しかし、米国の取引時間に入ってくると、米金利上昇を背景に対ドルで円売りが膨らみ、その他通貨にも円売りが入った。強い米雇用指標が伝わると対ドルでの円売りが加速し、ポンドやユーロでの円売りが膨らんだ。
一方、WTI原油先物相場やNY金先物相場が大きく下落しており、資源国通貨の豪ドルに対しては円買いが入っているほか、同じオセアニア通貨ということでNZドルにも円買いがやや優位。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=82円77銭前後と本日高値を付けた。米金利上昇や米労働省が20日発表した前週分の新規失業保険申請件数が40万4000件と市場予想平均の42万件程度よりも強い結果となったことなどを受けた。
・ユーロ円は22時30分過ぎに1ユーロ=111円25銭前後と昨年12月17日以来の高値まで上げた。
・ユーロドルは荒い値動き。 時間外の米株価指数先物の下落を背景にリスク資産圧縮目的の売りが出て17時前に1ユーロ=1.3418ドル前後と日通し安値を付けた。もっとも、売りが一巡すると徐々に値を戻した。英・独の株価指数が一時底堅く推移したことで、リスク許容度の低下が進まず買い戻しが入った。市場参加者からは「アジア系ソブリンネームや国際機関の買いが観測された」との指摘があった。19時過ぎに1.35台ドルに乗せた。米国勢からも買いが入り21時30分過ぎに1.3525ドル前後と本日高値を付けた。
ただ、米金利が上昇に転じると徐々に売りに押し戻された。強い米雇用指標もドルの買い戻しを促し、1.3429-32ドルまで下押しする場面があった。「ユーロ圏各国が、ギリシャ国債の保有者に対し20%程度の債権放棄を受け入れられないか検討中である」との報道も重しとなった面があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は買いが優位。米金利が低下する中、ニューヨーク勢がドル売りで参入し、円買いドル売りが強まった。円・ドル相場で1ドル=81円台では売りの厚さが意識され一時伸び悩んだが、米国株式相場がさえない展開となり、ドル・スイスフランが急ピッチで下落したことを受けて上げ幅を広げた。また、オセアニア通貨に対してもリスク回避目的の円買いが膨らみ、円全体は押し上げられた。19日に米中首脳会談が行われ、共同会見等が伝わったが、特に反応は見られなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対しては弱含んだ。前日の海外市場で円高・ドル安が進んだ反動が出たほか、株安で投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から全般的にドルを買い戻す動きがあった。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りドル買いも出た。
一方、ドル以外の通貨に対しては下値が堅い。対ドルで欧州・オセアニア通貨が売られると、つれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが出た。日本株や中国株が下落したことも円の支援材料。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。日本株や中国株の下落を受け、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から対ユーロや豪ドルなどで円買いが入った。ただ、その後は円を買い進める材料に乏しかったため、徐々に円買い圧力は後退。新規材料難から方向感に乏しい展開となった。市場では「注目する経済指標の発表もなく動きづらい」との指摘があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらなかった。手掛り材料に乏しく、円全体としては方向感が出なかった。しかし、米国の取引時間に入ってくると、米金利上昇を背景に対ドルで円売りが膨らみ、その他通貨にも円売りが入った。強い米雇用指標が伝わると対ドルでの円売りが加速し、ポンドやユーロでの円売りが膨らんだ。
一方、WTI原油先物相場やNY金先物相場が大きく下落しており、資源国通貨の豪ドルに対しては円買いが入っているほか、同じオセアニア通貨ということでNZドルにも円買いがやや優位。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=82円77銭前後と本日高値を付けた。米金利上昇や米労働省が20日発表した前週分の新規失業保険申請件数が40万4000件と市場予想平均の42万件程度よりも強い結果となったことなどを受けた。
・ユーロ円は22時30分過ぎに1ユーロ=111円25銭前後と昨年12月17日以来の高値まで上げた。
・ユーロドルは荒い値動き。 時間外の米株価指数先物の下落を背景にリスク資産圧縮目的の売りが出て17時前に1ユーロ=1.3418ドル前後と日通し安値を付けた。もっとも、売りが一巡すると徐々に値を戻した。英・独の株価指数が一時底堅く推移したことで、リスク許容度の低下が進まず買い戻しが入った。市場参加者からは「アジア系ソブリンネームや国際機関の買いが観測された」との指摘があった。19時過ぎに1.35台ドルに乗せた。米国勢からも買いが入り21時30分過ぎに1.3525ドル前後と本日高値を付けた。
ただ、米金利が上昇に転じると徐々に売りに押し戻された。強い米雇用指標もドルの買い戻しを促し、1.3429-32ドルまで下押しする場面があった。「ユーロ圏各国が、ギリシャ国債の保有者に対し20%程度の債権放棄を受け入れられないか検討中である」との報道も重しとなった面があった。