2011年2月3日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。来週予定されている米国債の入札を前に需給悪化を警戒した債券売りが出ると、米10年物国債利回りが昨年12月16日以来となる3.5%台まで上昇。日米金利差拡大への思惑から対ドルで円売りが先行すると、その他通貨に対しても円売りが広がった。もっとも、その他には手掛り材料に乏しい中で下値も限られた。
 なお、米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した1月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比18万7000人増と市場予想の14万人程度増を上回ったが、反応は限定的。市場では「前月はADP雇用報告と米雇用統計の結果のかい離が大きかったため、この指標だけで市場の見方が大きく一方向に傾く可能性は低い」との指摘があった。
 一方、スイスフランに対しては強含み。市場からは「エジプト情勢の一段の混乱を予想してスイスフランロングを積み上げていた参加者から投げ売りが出た」との声が聞かれ、対ユーロでスイスフラン売りが強まった影響から、円に対してもスイスフラン売りが膨らんだ。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。中国・香港・シンガポールが旧正月の休場で市場参加者が減少しており、積極的な売買は見られなかった。その中で、豪ドルに対しては、午前中に発表された強い豪経済指標を材料に円を売る動きが見られた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。中国・香港・シンガポールが旧正月の休場で市場参加者が減少し、暫く積極的な売買が見られなかった。
 ただ、欧州勢が参入してくるとスイスフランを中心に相場が動き出した。ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて、対スイスフランでユーロやポンド、オセアニア通貨が物色されると、つれて円売り外貨買いが出た。
 しかし、フィキシングを通過すると一転円の買い戻しが優位になり、本日の高値圏まで値を上げている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。ドルに対しては、米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りが出たほか、豪ドルなど資源国通貨に対しては原油高を意識した円売りが見られた。ポンドに対しては、イングランド銀行(BOE)が利上げに動くとの思惑が台頭する中で、1月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想より強い内容となったことを理由に円安が進んだ。
 一方、ユーロに対しては堅調だった。12月ユーロ圏小売売上高が市場予想を下回ったことや、欧金融イベントを前にした持ち高調整目的の円買いユーロ売りが先行した。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言が伝わると、全般的にユーロ売りが膨らんだ。
 トリシェECB総裁は3日、定例記者会見で「経済の不透明感が依然として強い」「インフレに短期的な上向きの圧力がみられる」「インフレ期待はしっかり抑制されている」「中期的に物価は安定して推移する見通し」などと述べたと伝わった。インフレに関しては前回とほぼ同じ内容となり、「予想ほどタカ派的な内容ではなかった」と受け止められユーロ売りが出た。経済見通しに弱気な内容が示されたこともユーロ売りを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はじり高。ユーロなどに対してドルが買い戻される中、米長期金利が上昇したため一時1ドル=81円85銭前後まで値を上げた。ただ、前日の高値81円86銭前後が上値の目処として意識され、一本調子で上昇する展開にはなっていない。
・ユーロ円は下落。イベントを前にしたポジション調整の円買いユーロ売りが入ったほか、トリシェECB総裁の発言をきっかけにユーロ全面安となったことを受け、前日の安値1ユーロ=112円20銭前後を下抜けた。目先のストップロスを巻き込んで下げ足を速めると、23時過ぎに一時111円62銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは予想を下回るユーロ圏経済指標を理由にユーロ売りが出たほか、イベントを控えた市場参加者から持ち高調整目的の売りが出た。トリシェECB総裁の発言が伝わると、これまでにECBの早期利上げを期待してユーロ買いを進めた市場参加者から失望売りが膨らんだ。1ユーロ=1.37ドル台前半に観測されていたストップロスを巻き込んで、23時過ぎに一時1.3655ドル前後まで下げ幅を広げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・時事通信が報じたところによると、超大型サイクロン「ヤシ」が3日未明(日本時間2日深夜)までにオーストラリアの北東部クイーンズランド州に上陸した。最高レベル「カテゴリー5」の勢力を持つヤシの襲来を前に同州では、1万人以上が避難所に身を寄せているという。

エリザベス・デューク[NP-4.6 HDP -1.0 CHDP -0.2 RHDP -1.0 CRHDP -0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「FRBの使命がインフレのみであっても、FRBの行動にたいして相違はない」

エリザベス・デューク[NP-6.4 HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「経済が一段と悪化すれば、FRBはQE2が終了する年半ばに適切な行動をとらなければならない」

エリザベス・デューク[NP+4.0 HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「歴史的な低水準にあるインフレは終わりつつある可能性」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.2 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレを非常に注意深く監視することは当然である」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレに短期的な上向きの圧力がみられる」

ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.4]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ期待はしっかり抑制されている」「中期的に物価は安定して推移する見通し」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP +0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「非標準的な措置は本来的には一時的なもの」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+5.2 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.2 CRHDP +0.4]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレリスクは広く均衡しているが上向く可能性も」「理事会は引き続きあらゆる動向を非常に注意深く監視する」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「重要なのは中期的なインフレで、短期的なインフレではない」「(ユーロ圏のインフレが高まっているかとの質問について)1月の判断と変わっていない」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+6.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「3月に標準的措置について決定を下す」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.4]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ期待はしっかり抑制されている」「中期的に物価は安定して推移する見通し」

2011年2月3日のFX要人発言・ニュース

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・エジプト証券取引所は2日、銀行が安定的に営業されている場合は7日に取引を再開するとの方針を発表した。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・時事通信が報じたところによると、超大型サイクロン「ヤシ」が3日未明(日本時間2日深夜)までにオーストラリアの北東部クイーンズランド州に上陸した。最高レベル「カテゴリー5」の勢力を持つヤシの襲来を前に同州では、1万人以上が避難所に身を寄せているという。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・2日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。来週予定されている米国債の入札を前に需給悪化を警戒した債券売りが出ると、米10年物国債利回りが昨年12月16日以来となる3.5%台まで上昇。日米金利差拡大への思惑から対ドルで円売りが先行すると、その他通貨に対しても円売りが広がった。もっとも、その他には手掛り材料に乏しい中で下値も限られた。
 なお、米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した1月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比18万7000人増と市場予想の14万人程度増を上回ったが、反応は限定的。市場では「前月はADP雇用報告と米雇用統計の結果のかい離が大きかったため、この指標だけで市場の見方が大きく一方向に傾く可能性は低い」との指摘があった。
 一方、スイスフランに対しては強含み。市場からは「エジプト情勢の一段の混乱を予想してスイスフランロングを積み上げていた参加者から投げ売りが出た」との声が聞かれ、対ユーロでスイスフラン売りが強まった影響から、円に対してもスイスフラン売りが膨らんだ。

エリザベス・デューク[NP-4.0 HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
エリザベス・デューク・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「FRB内で意見の相違は定期的におこる」「長期金利の低下が債務負担の軽減につながる」

ロバート・ゼーリック[NP     HDP -0.8 CHDP -0.3 RHDP -0.8 CRHDP -0.3]
ロバート・ゼーリック・ゼーリック世界銀行総裁「エジプトや中東諸国の状況は不安定」「チュニジアは部分的な現代化のジレンマに陥った」

エリザベス・デューク[NP-4.6 HDP -1.0 CHDP -0.2 RHDP -1.0 CRHDP -0.2]
エリザベス・デューク・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「FRBの使命がインフレのみであっても、FRBの行動にたいして相違はない」

エリザベス・デューク[NP-6.4 HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
エリザベス・デューク・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「経済が一段と悪化すれば、FRBはQE2が終了する年半ばに適切な行動をとらなければならない」

エリザベス・デューク[NP+4.0 HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
エリザベス・デューク・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「歴史的な低水準にあるインフレは終わりつつある可能性」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。中国・香港・シンガポールが旧正月の休場で市場参加者が減少しており、積極的な売買は見られなかった。その中で、豪ドルに対しては、午前中に発表された強い豪経済指標を材料に円を売る動きが見られた。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・エジプト・カイロのタハリール広場で発砲があったとアルジャジーラが伝えている。

ニュージーランド政府関係[NP-4.2 HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
ニュージーランド政府関係・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「国内の政策がNZドルの上昇圧力となっている」「2011年にNZドルが上昇する状況は考えづらい」「中国の成長鈍化と欧州の姿勢がNZにとってもっとも大きなリスク」

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・エジプト保健相が3日、カイロのタハリール広場での衝突で5人が死亡し、836人が負傷していると発表したと伝えられている。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.2]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「フランスとドイツはユーロについての提案で共同作業を進めており、提案にはユーロの競争力改善も含まれる」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。中国・香港・シンガポールが旧正月の休場で市場参加者が減少し、暫く積極的な売買が見られなかった。
 ただ、欧州勢が参入してくるとスイスフランを中心に相場が動き出した。ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて、対スイスフランでユーロやポンド、オセアニア通貨が物色されると、つれて円売り外貨買いが出た。
 しかし、フィキシングを通過すると一転円の買い戻しが優位になり、本日の高値圏まで値を上げている。

デーヴィッド・キャメロン[NP     HDP +1.0 CHDP +1.8 RHDP +1.0 CRHDP +1.8]
デーヴィッド・キャメロン・キャメロン英首相、サルコジ仏大統領、ベルルスコーニ・イタリア首相は3日、「エジプト情勢で即時の政権移行を求める」などの共同声明を発表した。

欧州金融安定ファシリティ(EFSF)関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
欧州金融安定ファシリティ(EFSF)関係・複数の通信社が伝えたところによると、仏政府当局者は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)による国債買い戻しを支持したという。同当局者はEFSFに関してドイツと同意見ではないことを認めつつも、「4日のEUサミットで議論することを提案する」、「3月中かそれ以前に欧州政府間で合意を得たい」との見方を示した。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・欧州中央銀行(ECB)は3日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「現在の政策金利は適正水準」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.2 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.1]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレを非常に注意深く監視することは当然である」

ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済の不透明感が依然として強い」「現行の金融政策は依然として緩和」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレに短期的な上向きの圧力がみられる」

ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.4]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ期待はしっかり抑制されている」「中期的に物価は安定して推移する見通し」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP +0.1]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「非標準的な措置は本来的には一時的なもの」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+5.2 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.2 CRHDP +0.4]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレリスクは広く均衡しているが上向く可能性も」「理事会は引き続きあらゆる動向を非常に注意深く監視する」

ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.3]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済見通しへのリスクは引き続きやや下方向に傾いている」

ジャン=クロード・トリシェ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.3]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)は可能な限り効果を発揮できるものにするべき」「国債購入プログラムは継続している」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは3日、エジプトの格付けを「BB+」から「BB」に引き下げたと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。

ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「重要なのは中期的なインフレで、短期的なインフレではない」「(ユーロ圏のインフレが高まっているかとの質問について)1月の判断と変わっていない」

ジャン=クロード・トリシェ[NP+6.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「3月に標準的措置について決定を下す」

ジャン=クロード・トリシェ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「地政学的緊張を非常に注視している」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。ドルに対しては、米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りが出たほか、豪ドルなど資源国通貨に対しては原油高を意識した円売りが見られた。ポンドに対しては、イングランド銀行(BOE)が利上げに動くとの思惑が台頭する中で、1月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想より強い内容となったことを理由に円安が進んだ。
 一方、ユーロに対しては堅調だった。12月ユーロ圏小売売上高が市場予想を下回ったことや、欧金融イベントを前にした持ち高調整目的の円買いユーロ売りが先行した。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言が伝わると、全般的にユーロ売りが膨らんだ。
 トリシェECB総裁は3日、定例記者会見で「経済の不透明感が依然として強い」「インフレに短期的な上向きの圧力がみられる」「インフレ期待はしっかり抑制されている」「中期的に物価は安定して推移する見通し」などと述べたと伝わった。インフレに関しては前回とほぼ同じ内容となり、「予想ほどタカ派的な内容ではなかった」と受け止められユーロ売りが出た。経済見通しに弱気な内容が示されたこともユーロ売りを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はじり高。ユーロなどに対してドルが買い戻される中、米長期金利が上昇したため一時1ドル=81円85銭前後まで値を上げた。ただ、前日の高値81円86銭前後が上値の目処として意識され、一本調子で上昇する展開にはなっていない。
・ユーロ円は下落。イベントを前にしたポジション調整の円買いユーロ売りが入ったほか、トリシェECB総裁の発言をきっかけにユーロ全面安となったことを受け、前日の安値1ユーロ=112円20銭前後を下抜けた。目先のストップロスを巻き込んで下げ足を速めると、23時過ぎに一時111円62銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは予想を下回るユーロ圏経済指標を理由にユーロ売りが出たほか、イベントを控えた市場参加者から持ち高調整目的の売りが出た。トリシェECB総裁の発言が伝わると、これまでにECBの早期利上げを期待してユーロ買いを進めた市場参加者から失望売りが膨らんだ。1ユーロ=1.37ドル台前半に観測されていたストップロスを巻き込んで、23時過ぎに一時1.3655ドル前後まで下げ幅を広げた。

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