2011年3月5日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。3日にトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が来月利上げの可能性を示唆したことや、欧州の取引時間帯にジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)副総裁が「低金利は物価安定のリスクを引き起こすだろう」などと述べたことで、欧州やスイスの利上げ観測が高まった。英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物が堅調に推移し、投資家のリスク志向が保たれる中、対ユーロやスイスフラン中心に円売りが先行した。対ドルでは2月米雇用統計の改善を期待した円売りも散見された。米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増と市場予想平均の前月比19万6000人増を若干下回った。ただ、失業率が8.9%と市場予想平均の9.1%より強かったことを受けて円売りドル買いが加速したため、円全体が押し下げられた。
 ただ、その後は円が買い戻される展開に。米10年物国債利回りが低下に転じ、低下幅を広げると、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが進んだ。時間外の米株価指数先物も下落したほか、リビアの政情不安を受けた原油高を嫌気して、米国株が大幅安となったことが円の売り持ち高解消を促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=83円09銭前後まで値を上げた。2月米雇用統計が改善するとの期待感から買いが入ったほか、失業率が強い内容となったことが材料視された。ただ、米長期金利の低下につれて83円台前半まで失速。引けにかけて82円21銭前後まで下げる場面もあった。
・ユーロ円は2010年5月14日以来の高値となる1ユーロ=116円00銭前後まで上げ幅を広げた。ECBが来月にも利上げに踏み切るとの見方が相場を支えたうえ、2月米雇用統計発表後に時間外の米株価指数先物が急伸したことが買いを誘った。ただ、その後の株価がさえない展開となり、投資家のリスク志向が低下したため、114円87銭前後まで持ち高調整目的の売りに押された。
・ユーロドルは一進一退。2月米雇用統計発表直後は荒い値動きとなったものの、市場では「2月末のMSCIのリバランスで豪ドルの比率が引き下げられたとの噂が流れ、米系投資銀行から売りが出た」との指摘があり、豪ドル・米ドルが1.0076米ドルまで下げ足を速めた影響を受けた。1ユーロ=1.3940ドル前後まで下落した。ただ、欧金利先高観から押し目を買う動きが見られたほか、スイス利上げ観測を背景にドル・スイスフランが0.9224スイスフランまで下落したことも支えとなり、2010年11月8日以来の高値となる1.4009ドルまで持ち直した。もっとも、米国株の下げ幅拡大や、格付け会社フィッチが4日、スペインの格付け見通しについて「安定的」から「ネガティブ」に下方修正したことが意識され、上値が抑えられた。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が「しっかりとしたドルは国際社会の利益」などと述べたことでユーロ売りドル買いが出る場面もあった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは4日、スペインの格付け見通しについて「安定的」から「ネガティブ」に下方修正した。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

クリスチャン・ノワイエ[NP-2.0 HDP -0.4 CHDP -0.1 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「ECBは物価安定を確実にすることを改めて主張する」「二次的影響は断じて容認しない」「ユーロ圏の中核となる国は、しっかりとしており、成長も強い」「インフレ期待は今までのところしっかりと抑制されている」

2011年3月5日のFX要人発言・ニュース

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・メキシコ中銀は4日、政策金利を現行の4.50%で据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.2 CHDP +0.2 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「外貨準備を積み上げることへの必要性を減らしたい」

ゲオルギオス・パパンドレウ[NP     HDP -5.9 CHDP +0.1 RHDP -5.9 CRHDP +0.1]
ゲオルギオス・パパンドレウ・パパンドレウ・ギリシャ首相「ポルトガルやスペインは大きな財政赤字は有していない」「ポルトガルとスペインはギリシャと同じではない」

クリスチャン・ノワイエ[NP-2.0 HDP -0.4 CHDP -0.1 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
クリスチャン・ノワイエ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「ECBは物価安定を確実にすることを改めて主張する」「二次的影響は断じて容認しない」「ユーロ圏の中核となる国は、しっかりとしており、成長も強い」「インフレ期待は今までのところしっかりと抑制されている」

ジャン=クロード・トリシェ[NP     HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +2.8 CRHDP -0.2]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「無秩序な為替変動は、経済にとってマイナス」「しっかりとしたドルは国際社会の利益」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは4日、スペインの格付け見通しについて「安定的」から「ネガティブ」に下方修正した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。3日にトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が来月利上げの可能性を示唆したことや、欧州の取引時間帯にジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)副総裁が「低金利は物価安定のリスクを引き起こすだろう」などと述べたことで、欧州やスイスの利上げ観測が高まった。英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物が堅調に推移し、投資家のリスク志向が保たれる中、対ユーロやスイスフラン中心に円売りが先行した。対ドルでは2月米雇用統計の改善を期待した円売りも散見された。米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増と市場予想平均の前月比19万6000人増を若干下回った。ただ、失業率が8.9%と市場予想平均の9.1%より強かったことを受けて円売りドル買いが加速したため、円全体が押し下げられた。
 ただ、その後は円が買い戻される展開に。米10年物国債利回りが低下に転じ、低下幅を広げると、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが進んだ。時間外の米株価指数先物も下落したほか、リビアの政情不安を受けた原油高を嫌気して、米国株が大幅安となったことが円の売り持ち高解消を促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=83円09銭前後まで値を上げた。2月米雇用統計が改善するとの期待感から買いが入ったほか、失業率が強い内容となったことが材料視された。ただ、米長期金利の低下につれて83円台前半まで失速。引けにかけて82円21銭前後まで下げる場面もあった。
・ユーロ円は2010年5月14日以来の高値となる1ユーロ=116円00銭前後まで上げ幅を広げた。ECBが来月にも利上げに踏み切るとの見方が相場を支えたうえ、2月米雇用統計発表後に時間外の米株価指数先物が急伸したことが買いを誘った。ただ、その後の株価がさえない展開となり、投資家のリスク志向が低下したため、114円87銭前後まで持ち高調整目的の売りに押された。
・ユーロドルは一進一退。2月米雇用統計発表直後は荒い値動きとなったものの、市場では「2月末のMSCIのリバランスで豪ドルの比率が引き下げられたとの噂が流れ、米系投資銀行から売りが出た」との指摘があり、豪ドル・米ドルが1.0076米ドルまで下げ足を速めた影響を受けた。1ユーロ=1.3940ドル前後まで下落した。ただ、欧金利先高観から押し目を買う動きが見られたほか、スイス利上げ観測を背景にドル・スイスフランが0.9224スイスフランまで下落したことも支えとなり、2010年11月8日以来の高値となる1.4009ドルまで持ち直した。もっとも、米国株の下げ幅拡大や、格付け会社フィッチが4日、スペインの格付け見通しについて「安定的」から「ネガティブ」に下方修正したことが意識され、上値が抑えられた。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が「しっかりとしたドルは国際社会の利益」などと述べたことでユーロ売りドル買いが出る場面もあった。

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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