2011年6月3日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して弱含み。一部通信社が関係筋の話として、2014年半ばまでの新たな国際資金調達を含むギリシャの3カ年調整計画で原則合意したと伝えると、欧債務懸念が後退するとの思惑から円売りユーロ買いが出た。その後に欧州委員会が同報道を否定すると戻りを試す場面も見られたが、一時前日比で100ドル近く下落したダウ平均がその後は下げ幅を縮小したこともあり、投資家のリスク回避姿勢は高まらず、円買い戻しの動きも限定的だった。
 また、ドルに対しては上値が重い。欧州時間からの流れを引き継いで序盤は買いが先行したが、買い一巡後は戻り売りに押される展開となった。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は42万2000件と市場予想平均の41万7000件程度よりも弱い結果となったが、一方で前回の改定値からは改善。また、昨日の5月ADP全米雇用報告が市場予想よりも大幅に弱い結果となっていたため、今日の新規失業保険申請件数が悪い結果になることをある程度織り込んでいた面もあり、指標発表後は次第に売り圧力が高まった。前日に大幅低下となった米10年物国債利回りが一転して上昇幅を拡大したため、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも重しに。ただ、米格付け会社ムーディーズが今後数週間で米国の債務上限引き上げ交渉に進展がなければ、米国の格付けを引き下げ方向で見直す可能性があるとの見解を示すと対ドルでは徐々に下値も堅くなった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含んだ。今晩の5月米雇用統計が弱い内容になるとの観測から、円買いドル売りが進み円全体を押し上げた。市場では「米債務上限の問題もドル売り材料になっている」との指摘があった。日本株や時間外のダウ先物の下落も円の支援材料。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。今晩の5月米雇用統計が弱い内容になるとの観測から、円買いドル売りがやや優勢となり円全体を押し上げた。午後の日経平均が下げ幅を拡大したことも円の支援材料となった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は堅調。5月の米雇用統計が弱い結果となるとの警戒感から、対ドルで円買いが散発的に入った。ポンドに対してはさえない英経済指標を受けた円買いが散見された。
 米労働省が3日発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比5万4000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増を大幅に下回った。失業率も9.1%と市場予想平均の8.9%より弱い結果となった。米雇用市場の先行きに対する懸念や、米低金利政策が長期化するとの観測が強まると、対ドルで円買いが加速。円全体が上値を伸ばす展開となった。弱い米雇用指標を嫌気し時間外の米株価指数先物が急落し、投資家のリスク許容度の低下に伴う円の買い戻しも進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=80円05銭前後と5月5日以来の安値水準まで売り込まれた。
・ユーロ円はドル円の下落やダウ先物の下落を受けて21時30分過ぎに1ユーロ=115円92銭前後まで下落。
・ユーロドルは荒い値動き。5月の独ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想平均を上回ったことが買いを誘った上、「中東勢からとみられる買いが入った」との指摘があり、1.45ドル台を回復した。米雇用統計を控えていったん買い圧力が後退し、1.45ドル台を割り込んだものの、結果が米雇用市場の回復ペースが鈍化していることを示すとユーロ買いドル売りが再開。指標発表直後にいったん1ユーロ=1.4531ドル前後まで上昇した。半面、ダウ先物やWTI原油先物相場の下落、ユーロ円の下落などを背景にしたユーロ売りドル買いも出たため、22時前には1.44501ドル前後と日通し安値まで失速した。ただ、市場参加者から「アジア系ソブリンネームからの買いが下値を支えたほか、米系銀行からもまとまった規模の買いが持ち込まれた」との声が聞かれ切り返すと、上値を追う展開になり、1.4561ドル前後と5月6日以来の高値を付けた。なお、ドル売りは対スイスフランでも顕著で、1ドル=0.8336スイスフラン前後と史上最安値を更新した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・関係筋の話として伝えたところによると、ギリシャの新たな3カ年調整計画で原則合意したという。なお、同計画には2014年半ばまでの新たな国際資金調達を含んでいるが、割り当てに関しては合意していないようだ。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは2日、今後数週間で米国の債務上限引き上げ交渉に進展がなければ、米国の格付けを引き下げ方向で見直すと予想しているとの見解を示した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは2日、米国の一時的なデフォルトの可能性は非常に低いものの、高まりつつあるとの見解を示した。もっとも、米国の債務上限が引き上げられてデフォルトが回避されれば「AAA」の格付けは維持されるだろうとの見方も示している。

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・欧州委員会は2日、ギリシャに対する新たな救済計画が合意に達したとの報道を否定した。

フェルナンデス・オルドネス[NP     HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「ギリシャ危機を十分解決しなければ恐怖のシナリオとなるだろう」

フェルナンデス・オルドネス[NP     HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「スペインが正しく行動すれば、ユーロ圏の危機解決の支援となるだろう」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相は3日、欧州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の調査団による調査訪問は前向きに終了したとの見解を示した。なお、調査はギリシャの中期的な予算案の進捗状況を評価するものであり、中期計画の詳細に関しては今後数日間で議論されるという。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

中国人民銀行関係[NP+2.0 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +5.5 CRHDP +0.0]
・中国人民銀行は3日、慎重な金融政策を実行するとの見解を示した。また、直接金融の規模を拡大するとしたと伝えられた。

2011年6月3日のFX要人発言・ニュース

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・関係筋の話として伝えたところによると、ギリシャの新たな3カ年調整計画で原則合意したという。なお、同計画には2014年半ばまでの新たな国際資金調達を含んでいるが、割り当てに関しては合意していないようだ。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは2日、今後数週間で米国の債務上限引き上げ交渉に進展がなければ、米国の格付けを引き下げ方向で見直すと予想しているとの見解を示した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは2日、米国の一時的なデフォルトの可能性は非常に低いものの、高まりつつあるとの見解を示した。もっとも、米国の債務上限が引き上げられてデフォルトが回避されれば「AAA」の格付けは維持されるだろうとの見方も示している。

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
欧州連合(EU)・欧州委員会は2日、ギリシャに対する新たな救済計画が合意に達したとの報道を否定した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・2日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して弱含み。一部通信社が関係筋の話として、2014年半ばまでの新たな国際資金調達を含むギリシャの3カ年調整計画で原則合意したと伝えると、欧債務懸念が後退するとの思惑から円売りユーロ買いが出た。その後に欧州委員会が同報道を否定すると戻りを試す場面も見られたが、一時前日比で100ドル近く下落したダウ平均がその後は下げ幅を縮小したこともあり、投資家のリスク回避姿勢は高まらず、円買い戻しの動きも限定的だった。
 また、ドルに対しては上値が重い。欧州時間からの流れを引き継いで序盤は買いが先行したが、買い一巡後は戻り売りに押される展開となった。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は42万2000件と市場予想平均の41万7000件程度よりも弱い結果となったが、一方で前回の改定値からは改善。また、昨日の5月ADP全米雇用報告が市場予想よりも大幅に弱い結果となっていたため、今日の新規失業保険申請件数が悪い結果になることをある程度織り込んでいた面もあり、指標発表後は次第に売り圧力が高まった。前日に大幅低下となった米10年物国債利回りが一転して上昇幅を拡大したため、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも重しに。ただ、米格付け会社ムーディーズが今後数週間で米国の債務上限引き上げ交渉に進展がなければ、米国の格付けを引き下げ方向で見直す可能性があるとの見解を示すと対ドルでは徐々に下値も堅くなった。

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP -0.2]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官は2日、ホワイトハウスとアメリカ連邦議会は長期の財政プランに関して合意できるとして、米国がデフォルト危機を回避することを確信しているとの見解を示した。

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
米政府関係・米財務省は3日、イタリアの自動車メーカーフィアットがクライスラー株取得で5億ドルを支払うと発表した。フィアットはこれまで米財務省が保有するクライスラー株6%の購入に向けて交渉していた。

日本政府関係[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
日本政府関係・与謝野馨・経済財政担当相「国会は事実上の通年国会となる可能性があると首相が語った」

日本政府関係[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
日本政府関係・与謝野馨・経済財政担当相「(米国債格付け見直しの可能性について)基軸通貨の信認の維持は米政府の一環した政策であり、まったく心配していない」

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.2]
野田佳彦・野田佳彦財務相「民間の格付け会社の行動についてコメントしない」「ドルも米国債も信認されている」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含んだ。今晩の5月米雇用統計が弱い内容になるとの観測から、円買いドル売りが進み円全体を押し上げた。市場では「米債務上限の問題もドル売り材料になっている」との指摘があった。日本株や時間外のダウ先物の下落も円の支援材料。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは3日、1日にギリシャの格付けを「B1」から「CAA1」に引き下げたことに伴い、ギリシャの銀行格付けを引き下げたと発表した。

フェルナンデス・オルドネス[NP     HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
フェルナンデス・オルドネス・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「ギリシャ危機を十分解決しなければ恐怖のシナリオとなるだろう」

フェルナンデス・オルドネス[NP     HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
フェルナンデス・オルドネス・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「スペインが正しく行動すれば、ユーロ圏の危機解決の支援となるだろう」

ドイツ政府関係[NP     HDP +1.0 CHDP +0.3 RHDP +1.0 CRHDP +0.3]
ドイツ政府関係・独政府は3日、メルケル独首相とオバマ米大統領が来週ユーロ圏債務危機について議論すると発表した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。今晩の5月米雇用統計が弱い内容になるとの観測から、円買いドル売りがやや優勢となり円全体を押し上げた。午後の日経平均が下げ幅を拡大したことも円の支援材料となった。

中国人民銀行関係[NP+2.0 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +5.5 CRHDP +0.0]
中国人民銀行関係・中国人民銀行は3日、慎重な金融政策を実行するとの見解を示した。また、直接金融の規模を拡大するとしたと伝えられた。

ドイツ政府関係[NP     HDP +1.0 CHDP +0.3 RHDP +1.0 CRHDP +0.3]
ドイツ政府関係・独政府筋の話として、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が提案したユーロ圏財務省の設立案は魅力的だが、現在は議論されていないと伝えた。

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP +1.2 CHDP +0.2 RHDP +1.2 CRHDP +0.2]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「EUは欧州中央銀行(ECB)や国際通貨基金(IMF)と新たなギリシャ向けローンについて議論している」

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP +1.1 CRHDP +0.4]
連邦準備制度理事会(FRB)・グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長「経済指標の結果を見る限り米景気は鈍化している」「大きな課題は欧州の債務危機の行くえ」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは3日、ギリシャのカバードボンド格付けを引き下げると発表した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日の欧州外国為替市場で円は堅調。5月の米雇用統計が弱い結果となるとの警戒感から、対ドルで円買いが散発的に入った。ポンドに対してはさえない英経済指標を受けた円買いが散見された。
 米労働省が3日発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比5万4000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増を大幅に下回った。失業率も9.1%と市場予想平均の8.9%より弱い結果となった。米雇用市場の先行きに対する懸念や、米低金利政策が長期化するとの観測が強まると、対ドルで円買いが加速。円全体が上値を伸ばす展開となった。弱い米雇用指標を嫌気し時間外の米株価指数先物が急落し、投資家のリスク許容度の低下に伴う円の買い戻しも進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=80円05銭前後と5月5日以来の安値水準まで売り込まれた。
・ユーロ円はドル円の下落やダウ先物の下落を受けて21時30分過ぎに1ユーロ=115円92銭前後まで下落。
・ユーロドルは荒い値動き。5月の独ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想平均を上回ったことが買いを誘った上、「中東勢からとみられる買いが入った」との指摘があり、1.45ドル台を回復した。米雇用統計を控えていったん買い圧力が後退し、1.45ドル台を割り込んだものの、結果が米雇用市場の回復ペースが鈍化していることを示すとユーロ買いドル売りが再開。指標発表直後にいったん1ユーロ=1.4531ドル前後まで上昇した。半面、ダウ先物やWTI原油先物相場の下落、ユーロ円の下落などを背景にしたユーロ売りドル買いも出たため、22時前には1.44501ドル前後と日通し安値まで失速した。ただ、市場参加者から「アジア系ソブリンネームからの買いが下値を支えたほか、米系銀行からもまとまった規模の買いが持ち込まれた」との声が聞かれ切り返すと、上値を追う展開になり、1.4561ドル前後と5月6日以来の高値を付けた。なお、ドル売りは対スイスフランでも顕著で、1ドル=0.8336スイスフラン前後と史上最安値を更新した。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相は3日、欧州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の調査団による調査訪問は前向きに終了したとの見解を示した。なお、調査はギリシャの中期的な予算案の進捗状況を評価するものであり、中期計画の詳細に関しては今後数日間で議論されるという。

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