為替・株式・商品マーケット概要

為替・株式・商品マーケット概要のイメージ画像

 2011年6月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2011年6月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2011年6月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2011-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。5月景気指数(シカゴPMI)や5月の米消費者信頼感指数がいずれも市場予想平均を上回り、米景気の先行き不透明感が台頭すると、高く始まったダウ工業株30種平均が上げ幅を縮小。投資家のリスク許容度が低下し、低金利の円が買われた。また、ドルに対しては弱い米指標発表後に米10年物国債利回りが低下したことも下支えとなった。
 ただ、米経済指標に対する反応が一巡すると円は次第に戻り売りに押される動きに。ダウ平均が再び値を上げて本日高値圏まで回復したため、リスク許容度改善を意識した売り圧力が引けにかけて強まった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2011年6月 発言・ニュース

[2011-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。5月景気指数(シカゴPMI)や5月の米消費者信頼感指数がいずれも市場予想平均を上回り、米景気の先行き不透明感が台頭すると、高く始まったダウ工業株30種平均が上げ幅を縮小。投資家のリスク許容度が低下し、低金利の円が買われた。また、ドルに対しては弱い米指標発表後に米10年物国債利回りが低下したことも下支えとなった。
 ただ、米経済指標に対する反応が一巡すると円は次第に戻り売りに押される動きに。ダウ平均が再び値を上げて本日高値圏まで回復したため、リスク許容度改善を意識した売り圧力が引けにかけて強まった。

[2011-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。前日発表された米経済統計が市場予想を下回ったことや、米下院が無条件で連邦債務の上限を引き上げる法案を否決したと伝わり、米景気の先行き懸念から円買いドル売りが進んだ。半面、市場では「内閣不信任決議案提出をめぐる国内の政局不安が円売り材料とみなされた」との指摘があり、一方的に円高が進行する状況にはならなかった。
 一方、豪ドルに対しては下落した。5月中国製造部門購買担当者景気指数(PMI)が52.0と予想を上回ったことで、中国と貿易関係が深い豪ドルを買う動きが見られた。1-3月期の豪国内総生産(GDP)が前期比1.2%減、前年同期比1.0%増だったと分かると、「結果が事前に噂として伝わった数値ほど悪くなかった」と受け止められ、豪ドルを買い戻す動きが優勢となった。

[2011-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。市場では「夕方にも内閣不信任決議案が提出されるとの憶測や一部閣僚が辞任するとの噂があり、円売り材料とみなされた」との指摘があり、円安がじりじりと進んだ。4月スイス小売売上高や5月スイスSVME購買部協会指数が市場予想を上回ったと伝わると、対スイスフランで円売りが強まり他の通貨に対しても円売りが波及した。
 ただ、その後は追随する動きがなかったうえ、英独の株価指数が小安く始まったため円売り圧力は徐々に後退。5月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より弱い内容となり、対ポンドで円買いが進んだことも円全体の支えとなった。

[2011-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円はしっかり。ポンドに対して5月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より弱い内容となったことを受けた円買いが入ると、その他通貨にも円買いが波及した。米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が1日発表した5月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比3万8000人増と、市場予想平均の17万5000人程度増を大幅に下回ったことが明らかになると、対ドルで円買いが加速。円全体の上げ幅が拡大した。弱い米雇用指標を受けて時間外の米株価指数先物が下落したため、リスクポジション解消目的の円買いも入った。
 更に、23時に発表された米サプライマネジメント協会(ISM)が5月製造業指数は53.5と市場予想平均の57.2を下回ったことが伝わると、一段と円買い圧力が高まり上値を伸ばしている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=80円66銭前後、ユーロ円は1ユーロ=116円26銭前後まで下落した。
・ポンド円は大幅安。5月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)が52.1と前月改定値の54.6に比べて低下し、市場予想平均の54.1を下回ったことが嫌気された。ドル円相場の下げやダウ先物の下落も重しとなり、1ポンド=132円26銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは一進一退。弱い米経済指標を受けてユーロ買いドル売りを進める動きが出る半面、同時に米株安に伴うリスクポジション解消目的の売りも出ており方向感が定まらない。
 なお、一部通信社が1日、「欧州連合(EU)はギリシャの債務借り換えで投資家向けのインセンティブを検討している」「ギリシャの新たな債券にはより高い利率や優先扱いを検討している」と報じたことを売り材料として指摘する声があったほか、1ユーロ=1.4450ドル前後にはオプションのバリアが観測されており、防戦売りが出やすいため上値抑制要因として意識されている。

[2011-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。5月ADPリポートの政府部門を除く非農業部門雇用者数や5月米ISM製造業指数がともに市場予想平均を下回ったことで、米労働市場や景気の先行きに対する不透明感が高まると、ダウ工業株30種平均が下げ幅を拡大。投資家のリスク許容度が低下し、リスク資産圧縮目的の円買いが入った。特に原油価格の大幅下落が重しとなった資源国通貨に対して堅調な推移が目立ったほか、米格付け会社ムーディーズがギリシャの格付けを引き下げたことで欧債務懸念が意識されたユーロに対しても引けにかけて買いが強まった。
 一方で、ドルに対してはやや伸び悩み。市場予想を下回る米経済指標の発表が相次ぎ、米長期金利が大幅に低下したことで買いが入る場面も見られたが、売り一巡後は上値の重い展開に。ドルと円が欧州・オセアニア通貨に対して同時に売買された影響で次第に方向感が乏しくなった。また、スイスフランに対しても伸び悩み。ドルスイスフランやユーロスイスフランが史上最安値を更新したことにつれて売られる場面があったほか、売り一巡後も戻りの鈍い展開となった。

[2011-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日のニューヨーク市場で米景気回復の鈍化懸念からドル売りが進んだ流れを引き継いで、円は高く始まった。ただ、仲値決済に向けた円売りドル買いが出たほか、市場では「午後に内閣不信任決議案の採決を控え、国政の混乱を懸念した円売りの動きも出た」との指摘があり、円は売りに押された。
 もっとも、その後は「菅首相は民主党代議士会で、震災・原発に一定の目処がついた段階で退陣する意向を表明する」との一部報道が伝わり、円売り圧力は徐々に後退。菅首相が退陣の意向を表明すると、政局の混乱が収拾するとの見方からじりじりと値を上げた。

[2011-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が出ない。内閣不信任決議案が否決されるとの観測から、日本の政局不安をはやして円売りを進めた参加者から持ち高解消目的の円買いが入り値を上げたものの、上昇の勢いは弱かった。市場では「投資家の関心はすでに明日の5月米雇用統計に移った」との指摘があり、不信任案の否決にも反応は限定的だった。対ユーロで円売りが進んだことも円全体の重しとなった面がある。

[2011-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで軟調。スペイン国債の入札が好調だったことや、ギリシャが新たな緊縮財政策に合意したとの報道などを背景に円売りユーロ買いが出た。昨日ムーディーズがギリシャを格下げしたことを受けて円買いユーロ売りポジションを形成した参加者が反対売買を迫られ値を下げた。
 一方、円は対ドルで強含み。対ユーロでのドル売りに連れた円買いドル売りが入った。このところの米経済指標が弱い結果となっていることや米金利の低下傾向などを背景にした円買いドル売りも入った。
 半面、円はユーロとドル以外の通貨に対してはもみ合い。円ユーロ相場の下落に連れた円売りが見られたものの、対ドルでの円買いを受けた円買い外貨売りが入った影響でもみ合いの展開となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=80円55銭前後と5月13日以来の安値を付けた。ただ、米労働省が2日発表した前週分の新規失業保険申請件数が42万2000件となり、市場予想平均の41万7000件程度よりも弱い結果となったと伝わった後は買い戻しが入った。昨日の5月ADP全米雇用報告が市場予想よりも大幅に弱い結果となっていたため、今日の新規失業保険申請件数が悪い結果になることをある程度織り込んでいた面があったほか、前回の改定値からは減少していたことがいったん買い戻しを促したようだ。米金利が上昇していることも買い戻しを誘った。
・ユーロ円は19時過ぎに1ユーロ=117円14銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは大幅高。スペインの国債入札が好調だったとの見方からユーロ買いが入った。「リアルマネーからのユーロ買いが入った」との指摘もあった。ギリシャが新たな緊縮財政策に合意したとの一部報道や、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁がユーロ圏諸国の財政問題に厳しく介入する権限を持つユーロ圏財務省の創設を提言したことなどを背景とした買いも散見され、19時過ぎに1ユーロ=1.4487ドル前後と5月6日以来の高値を付けた。

[2011-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して弱含み。一部通信社が関係筋の話として、2014年半ばまでの新たな国際資金調達を含むギリシャの3カ年調整計画で原則合意したと伝えると、欧債務懸念が後退するとの思惑から円売りユーロ買いが出た。その後に欧州委員会が同報道を否定すると戻りを試す場面も見られたが、一時前日比で100ドル近く下落したダウ平均がその後は下げ幅を縮小したこともあり、投資家のリスク回避姿勢は高まらず、円買い戻しの動きも限定的だった。
 また、ドルに対しては上値が重い。欧州時間からの流れを引き継いで序盤は買いが先行したが、買い一巡後は戻り売りに押される展開となった。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は42万2000件と市場予想平均の41万7000件程度よりも弱い結果となったが、一方で前回の改定値からは改善。また、昨日の5月ADP全米雇用報告が市場予想よりも大幅に弱い結果となっていたため、今日の新規失業保険申請件数が悪い結果になることをある程度織り込んでいた面もあり、指標発表後は次第に売り圧力が高まった。前日に大幅低下となった米10年物国債利回りが一転して上昇幅を拡大したため、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも重しに。ただ、米格付け会社ムーディーズが今後数週間で米国の債務上限引き上げ交渉に進展がなければ、米国の格付けを引き下げ方向で見直す可能性があるとの見解を示すと対ドルでは徐々に下値も堅くなった。

[2011-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含んだ。今晩の5月米雇用統計が弱い内容になるとの観測から、円買いドル売りが進み円全体を押し上げた。市場では「米債務上限の問題もドル売り材料になっている」との指摘があった。日本株や時間外のダウ先物の下落も円の支援材料。

[2011-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。今晩の5月米雇用統計が弱い内容になるとの観測から、円買いドル売りがやや優勢となり円全体を押し上げた。午後の日経平均が下げ幅を拡大したことも円の支援材料となった。

[2011-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は堅調。5月の米雇用統計が弱い結果となるとの警戒感から、対ドルで円買いが散発的に入った。ポンドに対してはさえない英経済指標を受けた円買いが散見された。
 米労働省が3日発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比5万4000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増を大幅に下回った。失業率も9.1%と市場予想平均の8.9%より弱い結果となった。米雇用市場の先行きに対する懸念や、米低金利政策が長期化するとの観測が強まると、対ドルで円買いが加速。円全体が上値を伸ばす展開となった。弱い米雇用指標を嫌気し時間外の米株価指数先物が急落し、投資家のリスク許容度の低下に伴う円の買い戻しも進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=80円05銭前後と5月5日以来の安値水準まで売り込まれた。
・ユーロ円はドル円の下落やダウ先物の下落を受けて21時30分過ぎに1ユーロ=115円92銭前後まで下落。
・ユーロドルは荒い値動き。5月の独ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想平均を上回ったことが買いを誘った上、「中東勢からとみられる買いが入った」との指摘があり、1.45ドル台を回復した。米雇用統計を控えていったん買い圧力が後退し、1.45ドル台を割り込んだものの、結果が米雇用市場の回復ペースが鈍化していることを示すとユーロ買いドル売りが再開。指標発表直後にいったん1ユーロ=1.4531ドル前後まで上昇した。半面、ダウ先物やWTI原油先物相場の下落、ユーロ円の下落などを背景にしたユーロ売りドル買いも出たため、22時前には1.44501ドル前後と日通し安値まで失速した。ただ、市場参加者から「アジア系ソブリンネームからの買いが下値を支えたほか、米系銀行からもまとまった規模の買いが持ち込まれた」との声が聞かれ切り返すと、上値を追う展開になり、1.4561ドル前後と5月6日以来の高値を付けた。なお、ドル売りは対スイスフランでも顕著で、1ドル=0.8336スイスフラン前後と史上最安値を更新した。

[2011-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。米労働省が発表した5月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比5万4000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増を大幅に下回ったほか、失業率も9.1%と市場予想平均の8.9%より弱かった。米雇用市場への懸念が高まったことでダウ平均が寄り付きから急落すると、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が拡大し、円買い外貨売りが先行した。ただ、売り一巡後はダウ平均が下げ幅を縮めたこともあり、一転して戻り売り優勢の展開に。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月非製造業指数(NMI)が54.6と市場予想平均の54.0を上回ったことも、投資家のリスク許容度改善を促した。
 特にユーロに対しては売りが目立つ展開。欧州連合(EU)欧州中央銀行(ECB)国際通貨基金(IMF)が、ギリシャに関して「次回のギリシャ支援は7月に行われると予想している」との声明を出したことを受け、ギリシャの債務懸念が後退したことが円売りユーロ買い材料として意識された。
 一方、ドルに対しては底堅い。米雇用統計を受けて買いが先行した後、5月米ISM非製造業指数が市場予想を上回ると米長期金利の低下幅が縮小したことからいったんは戻り売りに押される場面があった。もっとも、ギリシャ債務懸念が後退したユーロなどに対してドル売りが進行すると、つれて再び買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は戻りが鈍い。米雇用統計が予想を下回ったことが嫌気され、21時30分過ぎには1ドル=80円05銭前後と5月5日以来の安値を更新した。米10年物国債利回りが低下幅を縮小したことで80円67銭前後まで買い戻される場面があったが、買い戻し一服後は再び80円台前半まで押し戻された。市場では「リアルマネーからまとまった円買いドル売りが出た」との指摘もあった。
・ユーロ円は米雇用統計の発表後に1ユーロ=115円92銭前後と本日安値を更新したが、売り一巡後は買い戻しが優位に。米株の下げ幅縮小やギリシャ問題への改善期待などを背景に23時30分過ぎには117円58銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルはしっかり。弱い米雇用統計を嫌気しダウ先物やWTI原油先物相場が大幅安となるとリスクポジションを閉じる動きが強まり、22時前には本日安値の1ユーロ=1.44501ドル前後まで値を下げる場面があった。ただ、「アジア系ソブリンネームからの買いが下値を支えたほか、米系銀行からもまとまった規模の買いが持ち込まれた」との声が聞かれるなかで切り返すと、次第に上げ幅を広げる展開に。ギリシャ債務問題の改善期待などを背景とする買いも入り、1.45ドル台後半に観測されていたストップロスの買い注文をこなして、4時前には1.4643ドル前後と5月5日以来の高値を更新した。

[2011-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ドルで仲値決済に向けて円売りが出る場面があったものの、新規の取引材料が伝わらなかったほか、中国、香港、台湾、韓国、ニュージーランドが休場で市場参加者が減少していることもあり、積極的なポジション形成は目立たなかった。

[2011-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けたと見られる円売りがユーロやポンドに対して出たが、フィキシング通過後はやや円が買い戻される展開となっている。英独の株価指数の上値が重かったことや、時間外の米株価指数先物が一時下げ幅を広げたことが影響した。

[2011-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。独政府報道官の話として「ギリシャに2回目の救済があるかどうかや、その条件について明確でない」と伝わると、対ユーロで円買いが強まり他の通貨の対しても円買いが波及した。ただ、時間外のダウ先物や欧州株が下げ幅を縮め、投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方が広がると徐々に円買い圧力は後退。市場では「対ドルでは1ドル=80円ちょうど前後で国内金融機関からの円売りが出た」との指摘があり、円全体の重しとなった面がある。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅い。19時過ぎに一時5月5日以来の安値となる79円98銭前後まで値を下げたものの、すぐに80円台を回復している。
・ユーロ円も19時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=116円87銭前後まで売られたものの、その後117円台半ばまで値を戻した。
・ユーロドルは伸び悩み。アジア市場で一時1ユーロ=1.4659ドル前後と5月5日、約1カ月ぶりの高値を付けたものの、急速なユーロ高・ドル安進行に対する警戒感から売りが出て上値を切り下げた。21時過ぎに一時1.45929ドル前後まで値を下げた。独政府報道官のギリシャに関するコメントもユーロの重しとなった。

[2011-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。主要な米経済指標等の発表もなく、手掛かり材料難から方向感に乏しい動きだった。もっとも、中盤以降にダウ平均が軟調に推移すると投資家のリスク許容度が低下するとの見方が強まり、やや円買い外貨売りが優勢となった。また、対ユーロでユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「ユーロは主要通貨に対してどちらかと言えば過大評価されている」と発言したことを受けた円買いが入ると、その他通貨にも円買いが波及。さらに、WTI原油先物相場が軟調に推移したことを背景に資源国通貨に対して円買いが入ったことも、相場全体を押し上げた面がある。
 一方、ドルに対しては伸び悩み。米長期金利の上昇幅縮小に伴う円買いドル売りが出たものの、主要通貨に対するドル買いが進むなかで上値も重かった。

[2011-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドで強含み。英小売連合(BRC)が7日発表した5月小売売上高調査で、既存店売上が前年同月比2.1%減となり、市場予想平均の2.0%増に反して減少したことを背景にした円買いポンド売りが入った。
 一方、円はポンド以外に対しては方向感が出なかった。仲値決済に向けてドルに対して円売りが出た。ただ、取引材料に乏しい上、このあと13時30分から豪準備銀行(RBA)政策金利発表が予定されており、結果発表待ちの様相が濃く、ポジションを一方向に傾ける動きは目立たなかった。

[2011-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。後場の日本株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に、リスク許容度が改善するとの見方から円売りが出る場面があった。欧州勢参入後は、中国為替当局者の話として「ドルは他の主要通貨に対して下落を続けるだろう」「ドル資産の過剰な保有を警告」などと伝わり、対ドルで欧州・オセアニア通貨が買われたことにつれた円売り外貨買いが出た。
 一方、円は豪ドルに対しては下値が堅い。豪準備銀行(RBA)政策金利の据え置きを発表した際の声明が、早期の利上げを示唆するものではなかったことを受けた。

[2011-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は方向感が出なかった。時間外のダウ先物や欧州株の上昇を背景に円売りが出る場面もあったが、その後は追随する動きがなかったうえ、米国勢の参入を前に様子見ムードが強まったためもみ合いの展開となった。市場では「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長がこの日の講演で、どのような見解を示すのか注目が集まっている」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=80円台前半でのもみ合い、ユーロ円は1ユーロ=117円60銭前後を挟んだ値動きが続いた。
・ユーロドルは中国為替当局者が「ドルは他の主要通貨に対して下落を続けるだろう」などと発言したことをきっかけにドル売りが強まると、一時1ユーロ=1.4683ドル前後と5月5日以来の高値まで値を上げた。欧州連合(EU)統計局が発表した4月ユーロ圏小売売上高が市場予想を上回ったこともユーロ買いを誘った。ただ、買いが一巡するともみ合いの展開に。1.4700ドルにはオプションのバリアが観測されていることもあり、1.4700ドルに接近した場面では防戦売りが出た一方、欧米株価の上昇に伴う買いが入ったため相場は方向感が出なかった。

[2011-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。米国株式相場が底堅い展開となり、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円を売る動きが先行したが、終盤にダウ工業株30種平均が失速すると、つれて買い戻された。対ドルでは方向感に乏しい動きが続いていたものの、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が「米経済は潜在成長を大幅に下回っており、緩和的な金融政策は依然として必要」などと発言すると、買い圧力が強まる場面があった。また、米長期金利が引けにかけて低下に転じ、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りも出た。
 一方、スイスフランに対しては終始堅調な展開に。対ユーロやドルなどを中心にスイスフラン売りが活発化した流れに沿って、堅調な動きとなった。

[2011-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。特に新規のドル売り材料が伝わった訳ではないものの、市場関係者から「仲値決済後に国内の銀行からまとまった円買いが入った」との声が聞かれ、円ドル相場が上昇し、円全体が値を上げた。ストップロス注文を巻き込み上昇幅が広がった。午前の日本株や時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことを背景に、リスク許容度の低下した投資家からも円買いが入った。枝野幸男官房長官が8日午前、「(円高について)政府として注意深く見守る」と発言したと伝わったが、目立った反応はなかった。

[2011-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。午前中に対ドル主導で円買いが進んだ反動で円売りが一時出たものの、持ち高調整の域を出ず下値は限定的だった。欧州勢参入後は、一部メディアが格付け会社ムーディーズのアナリストの話として「英国は弱い経済成長や財政の遅れで『AAA』格付けを失う可能性がある」と報じたことを受けて対ポンドで円買いが膨らみ、円全体を押し上げた。時間外の米株価指数先物の下げ幅が拡大していることも円買いを誘った。

[2011-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は強含んだ。米景気の先行き不透明感が改めて意識されるなか、時間外のダウ先物や欧州株相場が下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが入った。米格付け会社ムーディーズのアナリストの話として「英国は弱い経済成長や財政の遅れで『AAA』格付けを失う可能性がある」と伝わり、対ポンドで円買いが進んだことも円全体の押し上げ要因となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は弱含み。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りが入り、20時前に一時5月5日以来の安値となる1ドル=79円70銭前後まで値を下げた。ポンド円は19時30分過ぎに一時本日安値となる1ポンド=130円49銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは欧州株や原油相場の下落を背景にユーロ売りドル買いが出て、21時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4598ドル前後まで値を下げた。ユーロポンドが一時1ユーロ=0.89188ポンド前後まで売り込まれた影響も受けた。
 もっとも、売りが一巡すると下げ渋った。市場では「国際機関やアジア系ソブリンネームと見られる買いが入った」との指摘があったほか、原油相場がプラス圏を回復し資源国通貨などに対してドル売りが出たことにつれた。なお、原油相場の持ち直しは「石油輸出国機構(OPEC)が8日の総会で原油生産目標の引き上げについて合意できなかった」との報道を受けたもの。

[2011-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで強含み。一部報道で「ギリシャの新しい救済案が深刻な障害に直面しており、依然として各国ともに満足な合意には達していない」と伝えられたほか、トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)による報告書では、「ギリシャの景気後退は当初の予想よりも深刻で長期化する可能性がある」「ギリシャの新たな緊縮財政計画は十分な規模ではなく、この問題が解決されるまで同国への次期融資は実施できない」などの見方が示された。ギリシャの景気や財政に対する不透明感が再び意識されたことで全般にユーロ売りが優勢となるなか、総じて底堅い動きとなった。
 一方で、他の通貨に対しては方向感に乏しい。NY時間に入って欧州株の下げが一服、さらにダウ工業株30種平均も前日終値付近での狭いレンジ内で推移したこともあり、手掛かり材料難からもみ合いとなった。なお、連邦準備理事会(FRB)は8日、米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表し、総括判断で「米経済活動は全般的に拡大を続けているが、一部の地域では経済成長が幾分減速した」と指摘したが目立った反応はなかった。

[2011-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。国内輸入企業からと見られる円売りが対ドルで入ったため、昨日以降の円買いドル売りポジションの解消が進んだ。また、対ドルでの円売りにつれる格好でその他通貨にも円売りが出たこともあり、円全体が値を下げた。
 一方、円は対豪ドルでは下値が限定的。オーストラリア(豪)連邦統計局が9日発表した5月の豪雇用統計で、新規雇用者数が7800人増と市場予想平均の2万5000人増より弱い内容だったことを受けた。

[2011-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて円売りが強まった。9日午後の日経平均株価が一時下げ幅を広げたことを背景に、リスクポジション解消目的の円買いが入る場面があったものの、日経平均株価は持ち直して引けたこともあり、円買いは一時的だった。欧州勢参入後は、時間外の米株価指数先物やWTI原油先物相場の上げ幅拡大を受けて、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売りが優位になった。

[2011-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は小動き。欧州中央銀行(ECB)定例理事会トリシェECB総裁の記者会見、前週分の米新規失業保険申請件数などの結果を見極めたいとのムードが広がり、狭いレンジ内の取引となった。
 ただ、ニューヨークの取引時間帯に入ると、円ユーロが急伸した。トリシェECB総裁は9日の定例記者会見で「インフレ抑制のために強い警戒(strong vigilance)が必要」などと述べて、来月の利上げを示唆。発言が伝わった直後はユーロ買いが強まる場面もあったが、すぐに買いの勢いは後退し一転ユーロ売りが膨らんだ。ユーロはこれまでに7月の利上げを織り込む格好で買い進まれていただけに、「材料出尽くし」としてユーロの買い持ちを解消する動きが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。欧金融イベントや米国の経済指標の発表などを控えて様子見気分が強まるなか、1ドル=80円台前半でのもみ合いに終始した。なお、米商務省が発表した4月米貿易収支は予想より強い内容となったが、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったため、相場への影響は限定的だった。
 一方、ユーロ円は大幅安。トリシェECB総裁の発言直後に一時1ユーロ=117円台半ばまで上げたものの、22時30分過ぎには一時115円93銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルはトリシェECB総裁の発言直後に一時1ユーロ=1.4655ドル前後と日通し高値を付けたものの、すぐに失速。前日の安値1.4565ドル前後や6日の安値1.4557ドル前後を下抜けて、ストップロスを誘発すると一時1.44777ドル前後まで下げ足を速めた。市場参加者からは「噂で買って事実で売るという形になっている」との声があった。

[2011-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで強含み。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は定例記者会見で「インフレ抑制のために強い警戒(strong vigilance)が必要」などと述べ、来月の会合での利上げを示唆。発言が伝わった直後は円売りユーロ買いが出る場面もあったが、これまでに来月の利上げを期待した参加者からのユーロ買いが進んでいたこともあり、材料出尽くし感から直ぐに円買いユーロ売りが優勢となった。
 一方、円はユーロ以外に対しては弱含む動きに。ダウ工業株30種平均が堅調な展開となり、投資家のリスク志向が拡大するとの見方が広がるなかで、低金利の円を売る動きが目立った。ドルに対しては米30年債入札がさえない結果となったとの見方から、米長期金利が上昇したことも売り材料視された。
 なお、米商務省が発表した4月の米貿易収支は市場予想平均を上回る結果となったものの、米労働省から同時に発表された前週分の新規失業保険申請件数は予想を下回るなどまちまちな結果となったため、反応は限定的だった。

[2011-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。本日は事業法人の仲値決済が集中しやすい週末の5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けて円売りドル買いが出て円全体を押し下げた。ただ、仲値通過後は円が買い戻される展開となった。国内輸出企業やヘッジファンドなどから対ドルで円買いが入ったほか、市場参加者からは「アジア中銀からも円買いドル売りが入っていたようだ」との指摘もあった。円・ドル相場の上昇につれて、その他通貨にも円買いが入り円全体が値を上げた。

[2011-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドでしっかり。時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことや、英・独の株価指数がさえない展開となっていることなどを背景に、リスクポジション解消目的の円買いが入った。一部で「4月英鉱工業生産が予想よりも弱い結果となる」との噂があり、この噂を手掛かりに円買いポンド売りを進める参加者もいた。
 一方、円はポンド以外の通貨に対しては方向感が出ない。ダウ先物の下落などを手掛かりに円買いが入ったものの、株価が下げ止まると円買い圧力が後退した。取引材料に乏しく、短期スタンスの売買が中心となったようだ。

[2011-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。新規の手掛かり材料に乏しいなか、週末を控えた持ち高調整目的の小口取引に終始した。市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で権利行使期限を迎える1ドル=80円ちょうどのオプションの存在が意識され、小幅なレンジでの値動きに収れんしやすいようだ」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=80円台前半での狭いレンジ取引が続いた。
・ポンド円は4月英鉱工業生産指数や4月英製造業生産指数が市場予想を下回り一時1ポンド=129円81銭前後まで値を下げたものの、「英指標は予想よりも弱い結果となる」との噂を受けて事前に売りが進んでいたこともありすぐに130円台を回復している。
・ユーロドルは安値圏でもみ合い。欧州株や時間外のダウ先物が弱含んだことなどを背景にユーロ売りドル買いが進み、20時前に一時1ユーロ=1.44428ドル前後まで値を下げたものの、市場では「海外ヘッジファンドからの買いが相場を支えた」との声が聞かれ、今のところ下値は限定的。独連銀が2011年、12年の独成長率見通しを上方修正したこともユーロの支えとなったようだ。

[2011-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで堅調。ダウ工業株30種平均が軟調な展開となったことで投資家のリスク回避姿勢が強まるとの見方が広がるなか、ギリシャの債務問題などがくすぶっているユーロの買い持ちを解消する動きが優勢となった。
 また、その他の通貨に対しても欧米株安を背景とする円買い外貨売りが先行。サウジアラビアが来月から産油量を拡大させるとの報道を受けて原油相場が大幅に下落したため、資源国通貨に対する買いが目立った。株安・商品安が一服したことで買い一巡後は伸び悩む場面もあったが、引けにかけて再び株安が進んだこともあり、総じて底堅い動きとなった。
 一方、円はドルに対しては弱含み。対ユーロなどで進んだドル買いの動きにつれたほか、米10年物国債利回りが低下幅を縮小したことを受けた円売りドル買いに押されてじりじりと値を下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。米長期金利の低下幅縮小に伴う買いが入り、5時過ぎに1ドル=80円41銭前後まで値を上げる場面があった。
・ユーロ円は軟調。ユーロドルの動きにつれたほか、株安を背景とするリスク回避の売りに押されて3時前には1ユーロ=114円94銭前後と5月27日以来の安値を付けた。
・ユーロドルは売り優位。欧米株安を受けて下げ幅を広げた。1ユーロ=1.44ドル台前半に観測されていたストップロスの売り注文を巻き込み、3時前には1.4322ドル前後と2日以来の安値を更新した。

[2011-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。対ドルで仲値決済に向けた円売りが出るとその他通貨にも円売りが波及した。「国内輸入企業からの円売りドル買いが観測されている」との指摘があった。前場の日経平均株価が下げ幅を縮小したことも円売りを誘ったようだ。
 一方、円はニュージーランド(NZ)ドルに対してはしっかり。対ドルでの円売りにつれて円売りNZドル買いが出ていたものの、クライストチャーチで余震とみられるマグニチュード5.5の地震が発生したと報じられると円買いNZドル売りが入り切り返した。

[2011-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらなかった。ユーロに対してロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けたと見られる円買いが入ると、その他通貨にも若干円買いが入った。市場参加者からは「ヘッジファンドからのユーロ売りが持ち込まれた」との指摘があったほか、南欧とドイツの10年国債の利回り格差が拡大しており、欧財政問題を意識した円買いユーロ売りも入ったようだ。
 ただ、欧州株が上昇していることや、時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大していることなどを背景に円を売る動きが出たため、徐々に上値が切り下がった。

[2011-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は小安い。新規の手掛かり材料に乏しいなか、英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物の上昇をながめ円売り外貨買いが出た。ポンドに対しては、「まとまった規模のポンド買いのフローが出た」との指摘があり、日通し安値を受けた。また、対スイスフランでは
 【 通貨ペア 】
・ポンド円は22時過ぎに一時本日高値となる1ポンド=131円40銭前後。
・スイスフラン円は20時過ぎに一時1スイスフラン=96円14銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルは欧州株価の上昇に伴うユーロ買いドル売りが入る半面、ギリシャの追加支援をめぐる先行き不透明感や欧州中央銀行による断続的な利上げ観測の後退を受け、上値は重かった。市場参加者から「本日のNYカット(日本時間23時)で行使期限を迎える1ユーロ=1.4335ドルや1.4350ドルのオプションの存在が意識されている」との声があり、オプションに絡んだ売買で方向感が出にくくなった面もあった。

[2011-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後は売られた。英独の株価指数や時間外の米株価指数先物が底堅く推移し、投資家のリスク志向が保たれるなか対ポンド中心に低金利の円は弱含んでいた。ただ、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がギリシャの格付けを「B」から「CCC」に引き下げたことが伝わると、対ユーロ中心に円の買い戻しが広がった。ダウ平均が50ドル超高から30ドル超安まで下落したほか、WTI原油先物相場の3ドル超安もリスク資産圧縮目的の円買いを促した。もっとも、その後のダウ平均は一時50ドル超高まで持ち直した。ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員が13日、「政策金利引き上げの遅れは重要なリスクを引き起こす」などの見解を示したこともあり、対ポンド中心に円全体が押し下げられた。
 一方、ドルに対しては買い一服。米10年物国債利回りが低下に転じた場面では、日米金利差が縮小するとの思惑から円高ドル安が進んだ。ただ、主要な米経済指標の発表がなく手掛かり材料に乏しかったため、中盤以降は目立った値動きが見られなかった。

[2011-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。11時に中国の主要経済指標の発表を控えて様子見ムードが強かったが、中国の経済指標発表後に時間外の米株価指数が上げ幅を拡大し、WTI原油先物相場が下げ幅を縮小すると投資家のリスク許容度が戻り、円売りが出て値を下げた。
 その後は日銀の金融政策決定会合の結果発表待ちの様相が濃くなり、値動きが細ってきている。

[2011-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。アジア株の堅調地合いや日銀が景気判断を3カ月ぶりに上方修正したことなどを背景に、後場の日本株が上げ幅を拡大すると、投資家のリスク許容度が改善し円売りが出た。欧州勢参入後は、ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けた円売りが対ユーロ中心に出たほか、時間外の米株価指数先物の上げ幅拡大を手掛かりとした円売りが見られた。
 中国人民銀行が14日、預金準備率を0.50%引き上げると発表したことを受けて、経済の結びつきの強い豪ドルに対して円買いが入る場面があったが、欧州株やダウ先物の上昇が続きリスク許容度が保たれたため、円買いは長続きしなかった。

[2011-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はさえない。ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けた円売りが対ユーロ中心に先行。時間外の米株価指数先物や欧州株の上昇も円の重しとなった。その後、ギリシャ国債と独連邦債の10年債利回りのスプレッドがユーロ導入以来の高水準まで拡大したと伝わるなど、欧財政懸念が改めて意識されたため円は買い戻される場面もあったが、買いは長続きせず再び弱含んだ。5月米小売売上高が市場予想を上回ったと伝わると、米景気の減速懸念が後退。円売りドル買いが強まり他の通貨にも円売りが波及した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時本日高値となる1ドル=80円63銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は16時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=116円44銭前後まで値を上げた後、115円台半ばまで下押ししたものの再び116円台半ばまで買い戻されている。
・ユーロドルは16時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.44734ドル前後まで値を上げたものの、ギリシャ救済案をめぐる不透明感が根強いなか上値は重かった。予想を上回る米小売統計を受け、対円やスイスフランでドル買いが進むと一時1.44ドル台前半まで押し戻された。市場では「国際機関からとみられる売りが出た」との指摘もあった。

[2011-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。米商務省が14日発表した5月の米小売売上高(季節調整済み)は前月比0.2%減となった。市場予想平均の前月比0.5%減より強い結果となったことを受けて円売りドル買いが先行すると、その他の通貨にも円売りが広がった。時間外の米株価指数先物やダウ平均、WTI原油先物相場が上げ幅を拡大し、投資家のリスク志向が高まったことも低金利の円を売る要因となった。ただ、株高が一服すると円の買い戻しが散見された。対ユーロでは、フリーデン・ルクセンブルク財務相の話として「新たなギリシャの救済についての合意は7月にずれ込む可能性」などと伝わり、ギリシャ問題の先行き不透明感が改めて意識されたことも円買いユーロ売りを促した。
 一方、スイスフランに対しては堅調。対ユーロやドルで足もとのスイスフラン高を調整する動きが優勢となった流れに沿って、円高スイスフラン安が進んだ。

[2011-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。昨日の米国市場序盤に米株高やWTI原油先物相場の上昇を受けて円売りが進んだこともあり、対ユーロ中心に利益確定の円買いが入った。ギリシャ問題がくすぶっているため利益確定の動きが出やすかった。米格付け会社ムーディーズがBNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル、クレディ・アグリコルの格付けを、3行がギリシャ国債を多く保有していることを理由に引き下げ方向で見直すと発表したことも円買いユーロ売りを誘った。時間外の米株価指数先物がじり安となっていることも円の支えとなったようだ。

[2011-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロでしっかり。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が独政府が支持しているギリシャ国債のリスケでユーロ圏の各国は最高200億ユーロを追加負担する必要があると報じたことを、欧州勢が蒸し返す格好で円買いユーロ売りが入った。ギリシャ国債と独連邦債の10年債利回りのスプレッドがユーロ導入以来の高水準まで拡大したことも円買いユーロ売りを促した。
 一方、円はユーロ以外に対しては上値が重い。ユーロやスイスフランに対してドルが買われたことにつれて円・ドル相場が下落すると、その他通貨にも円売りが出た。

[2011-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は強含んだ。ギリシャ情勢の先行き不透明感がくすぶるなか、時間外のダウ先物や欧州株の下落を受けリスク回避の円買いが入った。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が「独政府が支持しているギリシャ国債のリスケでユーロ圏の各国は最高200億ユーロを追加負担する必要がある」と報じたことを欧州勢が蒸し返す格好で円買いユーロ売りを進めると、円全体を押し上げた。
 ただ、ニューヨークの取引時間帯に入り、一連の米経済指標を受けて全般にドル高が進むと円ドルが下落。他の通貨に対しても円売りが波及したため、一方的に円高が進む状況にはならなかった。
 なお、米ニューヨーク連銀が発表した6月のニューヨーク州製造業景気指数はマイナス7.79と市場予想の12.00を大幅に下回ったほか、米労働省が発表した5月米消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇と予想の0.1%上昇を上回った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=81円06銭前後まで値を上げた。もっとも、市場では「81円20銭前後までは売り注文が断続的に並んでいる」との指摘があり、81円台での滞空時間は短かった。
・ユーロ円は弱含み。22時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=115円16銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。ギリシャ国債の金利が上昇しドイツ国債との金利差が過去最大水準になったことがユーロ売り材料とみなされたほか、市場参加者からは「ロシアネームの売りやマクロ系ファンドからの売りが出ていた」との指摘があった。この日発表された米経済指標を受け欧米株価が下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強めユーロ売りドル買いが加速。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.42639ドル前後まで値を下げた。格付け会社フィッチは15日、ギリシャでより伝統的な債務交換が行われた場合、格付けを「C」に引き下げる可能性があるとの見解を示している。

[2011-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して堅調。6月ニューヨーク州製造業景気指数や5月米鉱工業生産、6月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数は予想より弱い内容となった。また、「パパンドレウ・ギリシャ首相は挙国一致内閣のために辞任する用意がある」との報道が伝わった。米国の景気減速懸念やギリシャの債務問題の根深さが改めて嫌気され、ダウ平均は200ドル超安、WTI原油先物相場は5ドル超安に。リスク回避姿勢を強めた投資家から円を買う動きが広がった。ただ、原油安の一服に伴い、資源国通貨に対しては持ち高調整目的の円売りに押し戻された。
 一方、ドルに対しては弱含み。株安や原油安を背景に対欧州資源国通貨でドル買いが優勢となった影響から、円安ドル高が進んだ。

[2011-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。昨日の米国市場で、米株安やギリシャの債務問題の深刻化などを背景にリスクポジション解消目的で円買いが進んでいたため、東京市場では対ユーロ中心にポジション調整の円売りが若干見られた。一方で、16日午前の日本株や中国株が下落し投資家のリスク許容度が低下しており、円の下値は堅かった。対ドルの下値では「国内輸出企業からの円買いが入った」との声が聞かれ、円全体の下値を支えた。
 もっとも、円は対ニュージーランド(NZ)ドルでは強含み。イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相が「政策金利を低い水準に長く維持すればするほど良い」「NZドル高は経済にとって向かい風」などと発言したことを受けた。

[2011-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。オランダ中銀のウェリンク総裁が「欧州救済基金を二倍増の1兆5000億ユーロにすべき」との見解を示したと伝わると、債務懸念が意識されて対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが広がった。その後、欧州勢からも財政問題を背景にした円買いユーロ売りが入ったほか、ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けたと見られる円買いが対ドルで持ち込まれたため、円全体の上げ幅が広がった。

[2011-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は上値が重かった。ギリシャの債務問題をめぐる不透明感が高まるなか、対ユーロで円買いが進んだほか、対ドルではロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けた円買いが入り円全体を押し上げた。
 ただ、買いが一巡すると次第に上値を切り下げる展開に。欧州株価の下落などを背景に投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から、全般にドル買いが進んだ流れに沿って円・ドルも下落。21時30分発表の米経済指標が相次いで予想より強い内容となったことがわかると、円安ドル高がさらに進み円全体を押し下げた。
 なお、5月米住宅着工件数は56万件、5月米建設許可件数は61万2000件、前週分の米新規失業保険申請件数は41万4000件、1-3月期米経常収支は1193億ドルの赤字といずれも市場予想より良好な内容だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに一時本日安値となる1ドル=80円48銭前後まで値を下げた後、80円台後半までじりじりと下値を切り上げた。
・ユーロ円は18時30分過ぎに一時5月16日以来の安値となる1ユーロ=113円51銭前後まで売られたものの、その後114円台半ばまで下げ幅を縮めた。

・ユーロドルはクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、ギリシャのソブリンCDS5年物スプレッドが過去最高水準となるなど、ギリシャ財政に対する警戒感が一段と高まっていることがユーロ売りを誘った。市場では「中東勢からの売りが持ち込まれた」との指摘もあり、19時過ぎに一時1ユーロ=1.4073ドル前後と5月26日以来の安値まで下げた。ただ、足もとで相場下落が続いた後だけに、売りが一巡するとショートカバーが強まった。ダウ先物が持ち直したことや、CNBCが「中国は一段の欧州支援に動く可能性がある」と報じたことなども買い戻しの理由になったようだ。ニューヨーク勢が加わる時間帯になると1.41ドル台半ばまで値を戻した。

[2011-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。5月米住宅着工件数や5月米建設許可件数、前週分の米新規失業保険申請件数、1-3月期米経常収支はいずれも予想より強い内容となった。米景気減速懸念が和らぐとの見方から円売りドル買いが進んだほか、その他の通貨に対してもギリシャの債務問題や株安を背景にした足元の円高を調整する動きが広がった。ただ、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想に反して低下したことがわかると円売りドル買いは一服。その後はダウ平均が不安定な値動きとなったこともあり、円全体は方向感の定まらない展開となった。もっとも、引けにかけてはユーロ買いドル売りがやや目立ち、対ユーロで円が同時に売られた。

[2011-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。仲値決済に向けて対ドルで円売りが出て円全体の重しとなる場面があったものの、17日午前の日本株や上海総合指数がさえない展開となりリスク許容度が低下したままであったため、円売りは長続きしなかった。ユーロに対してはユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「ギリシャの債務危機を解決するプロセスは極めて困難である」「ギリシャのヘアカット(債務減免)は予測不能な結果をもたらす」などと発言したことを受けた円買いが入る場面があった。

[2011-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。後場の日本株が下げ幅を拡大したことを背景に円買いが入ったほか、欧州勢参入後は時間外の米株価指数先物がマイナス圏に沈んだことを受けた円買いが入った。ユーロに対してはギリシャの債務問題が深刻化していることが引き続き円買い材料となった。

[2011-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して下落。サルコジ仏大統領メルケル独首相は17日、ベルリンでギリシャ債務危機問題について協議し、「一刻も早い解決策が必要」との見解で一致した。追加的な金融支援では欧州中央銀行(ECB)との対立を避け、完全に自発的な形で民間投資家の関与を求める考えを確認。ギリシャ債務危機への懸念が和らぎ、欧州株価が反発すると全般にユーロが買い戻された。一方、ドルに対してはじり高。ユーロドルの上昇を受け円買いドル売りが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はじり安。22時過ぎに一時本日安値となる1ドル=80円19銭前後まで値を下げた。なお、市場では「80円ちょうどには損失覚悟の円買いドル売り注文が観測されている」との指摘があった。
・ユーロ円は強含んだ。独仏が共同歩調で議論を進める方針を示し、ユーロの買い戻しが活発化すると一時1ユーロ=114円81銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは独仏はギリシャへの新規支援策について、同国国債を保有している民間投資家が自発的に返済繰り延べに応じる形を目指すとの認識で一致したと表明。ギリシャ債務問題への懸念が後退し、ユーロの買い戻しが優勢となった。アジア時間の高値1ユーロ=1.42577ドル前後を上抜けて、21時前に一時1.4300ドル前後まで上値を伸ばした。市場関係者からは「独仏首脳が『1500億ユーロ規模のギリシャ支援で合意した』との噂もユーロ買いを促した」との声が聞かれた。

[2011-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はスイスフラン以外の通貨でもみ合い。国際通貨基金(IMF)は17日、世界経済見通し(WEO)改訂版で2011年の米経済成長率を2.5%、2012年を2.7%と従来予想の2.8%、2.9%からそれぞれ下方修正した。また、6月の米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)は71.8と市場予想平均の74.0程度を下回った。米景気の減速懸念から円買いドル売りが散見されると、その他の通貨に対しても小幅ながら円高が進んだ。もっとも、週末要因で市場参加者が次第に減少したこともあり、目立った値動きは見られなかった。
 一方、スイスフランに対しては堅調。サルコジ仏大統領メルケル独首相は17日、民間投資家のギリシャ国債の返済繰り延べについて自発的な形を目指すことで一致した。民間投資家の役割について欧州中央銀行(ECB)と協調する姿勢が示されたことで、ギリシャ債務危機の改善に向けた動きが加速するとの見方が広がった。債務危機の高まりを背景に安全資産として積み上がっていたスイスフランの買い持ち高が調整され、円高スイスフラン安が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=80円02銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は1ユーロ=114円60銭前後でのもみ合いに終始した。ギリシャ債務危機が和らぐとの見方から114円81銭前後まで上げる場面もあった。
・ユーロドルは買い一服。独仏首脳会談や弱い米経済指標を受けたユーロ買いドル売りが散発的に入り、1ユーロ=1.43397ドル前後まで値を上げた。ただ、その後は1.4300ドル前後で一進一退となった。ダウ平均は110ドル超高から前日終値付近まで上げ幅を縮めたほか、WTI原油先物相場は一時3ドルを超す下げ幅に。投資家のリスク志向が高まらず、持ち高調整目的の売りに上値を抑えられた。米格付け会社ムーディーズがイタリアの格付け「AA2」を引き下げ方向で見直すと発表したことも相場の重しとなった。

[2011-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りドル買いが出た。半面、円の下値では日本の輸出企業などによる円買い注文が厚く、相場は方向感が出なかった。市場では「取引材料に乏しく値動きが鈍い」との指摘があった。

[2011-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含んだ。ギリシャの財政再建策の行方や同国の救済問題をめぐる不透明感が根強いなか、時間外のダウ先物や原油先物価格の下落を受け、リスク回避的な円買いが優勢となった。日経平均が一時下げに転じたことも円の支援材料となった。一方、スイスフランに対しては下落。株価の下落などを受け、資金の逃避先としてスイスフランが物色された。

[2011-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、売りに押し下げられた。時間外の米株価指数先物やWTI原油先物相場の下落を背景に、リスクポジションを解消する目的で円買いが先行した。対ユーロでは、ギリシャ向けの融資が先送りされたことを嫌気した円買いユーロ売りが見られた。しかし、その後のダウ先物、原油先物相場は下げ幅を縮小。リスク許容度の低下が収まり、欧州市場の序盤に円買いを進めた参加者から円売りが出て値を下げた。
 ニューヨーク勢が参入してくると、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が、「ユーロ圏は安定性のために必要なことは全て行う」「ギリシャの債券保有者に圧力はない」「ギリシャ国債のロールオーバーは自発的なものとなる」などと述べたことや、レグリング欧州金融安定ファシリティ(EFSF)最高経営責任者が「EFSFの保証は将来4400億ユーロから7800億ユーロに引き上げられるだろう」と発言したことなどを背景に、ユーロ圏の財政問題の早期解決期待が高まったとして円売りユーロ買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=80円37銭前後まで買われた。
・ユーロ円は欧州勢の本格参入後に1ユーロ=113円58銭前後と日通し安値を付けたものの、ユンケル・ユーログループ議長やレリングEFSF最高経営責任者の発言が伝わると買いが強まり、22時30分過ぎに114円75銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルは売り先行後、買い戻し。ユーロ圏財務相会合で融資実施が7月中旬に先送りされたことからユーロ売りが先行。欧州市場の序盤に1ユーロ=1.4191ドル前後と本日安値を付けた。
 ただ、時間外の米株価指数先物やWTI原油先物相場の下げ渋りを背景に買い戻されたほか、ニューヨーク勢参入後は欧州要人の発言を背景に買いが進み、22時30分過ぎに1.43227ドル前後と本日高値を付けた。米国株相場が底堅く推移していることも買いを誘っている。

[2011-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨で売り一服。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)は20日、「ユーロ圏財務相らは欧州安定メカニズム(ESM)の枠組みの詳細について合意した」「ユーロ圏は安定性のために必要なことは全て行う」「ギリシャ国債のロールオーバーは自発的なものとなる」などの見解を示した。また、レグリング欧州金融安定ファシリティ(EFSF)最高経営責任者は「EFSFの保証は将来4400億ユーロから7800億ユーロに引き上げられるだろう」などと述べた。欧州債務危機が改善に向かうとの期待感から円売りユーロ買いが先行すると、その他の通貨に対しても円が売られた。ダウ平均の90ドル超高に伴い、投資家のリスク許容度が改善するとの見方も円全体を押し下げた。ただ、中盤以降は新規の取引材料に乏しかったうえ、ダウ平均が高値圏でのもみ合いに終始したこともあり、方向感のない取引が継続した。円スイスフラン相場では、対ドルやユーロでスイスフラン売りが持ち込まれた流れに沿って、円高スイスフラン安が進んだ。
 一方、ドルに対しては動意薄。主要な米経済指標の発表がなく、持ち高調整目的の小口取引に終始した。欧州要人の発言を受けたユーロ高・ドル安を背景に、円買いドル売りが小幅に入る場面もあった。

[2011-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日の米国市場で、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが進んだ流れを引き継いで始まった。ただ、その後は徐々に下値を切り上げる展開に。円の下値では日本の輸出企業などからの円買い注文が意識されたほか、対ユーロでドル売りが強まった影響を受けた。

[2011-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本株や時間外のダウ先物の上昇を背景に円売りが出る場面もあったが、その後は追随する動きがなかったうえ、ギリシャ新内閣の信任投票を前に様子見ムードが強まったため徐々に値動きが細った。この日の海外市場では、6月ユーロ圏・独ZEW景況感指数や5月米中古住宅販売件数などが発表される。

[2011-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。時間外の米株価指数先物上昇や、WTI原油先物相場の上昇などを背景に、資源国通貨やユーロに対して円を売る動きが若干散見された。しかし、マーケットの関心が、ギリシャ新内閣の信任投票に集まっており、ポジションを大きく一方向に傾ける動きは手控えられ気味で、円全体としては方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=80円05銭前後まで下落。
・ユーロ円は22時前に1ユーロ=115円26-31銭と午前中に付けた本日高値155円35銭前後に接近する場面があった。
・ユーロドルはしっかり。ダウ先物や原油先物相場の上昇を背景に、リスク志向が改善するとの見方から買いが入った。ギリシャの新内閣が信任されることを期待してユーロ買いを進める向きもあったようだ。22時前に1ユーロ=1.43884ドル前後と本日高値を付けた。もっとも、実際の結果を見るまでは上値を積極的に買っていきにくく、上昇は緩やかとなっている。

[2011-06-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。欧州の時間帯には、ギリシャ政府報道官の話として「与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の議員155人全員が来週投票される政府の中期的な財政計画に賛成票を投じるだろう」などと伝わった。日本時間22日6時頃に予定されているギリシャ新内閣の信任投票で、賛成票が信任に必要な120票を超えるとの楽観的な見方が広がり、対ユーロ中心に円売りが進んだ。ダウ平均の130ドル高を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方も円全体を押し下げた。なお、欧州・資源国通貨に対してドル売り圧力が高まった影響から、円買いドル売りが散見されたほか、WTI原油先物相場が一時下げに転じたことが対資源国通貨で円買いを促す場面があった。

[2011-06-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロや豪ドルなどに対しては強含んだ。ギリシャ議会が新内閣を信任したと伝わると、これまでに積み上がったユーロの買い持ちを解消する動きが強まり円高ユーロ安が進んだ。豪ドルに対しては原油先物価格の下落などを理由に円買いが入った。一方、ドルに対しては小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードが強く、積極的な売買は手控えられた。

[2011-06-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は持ち直した。午後の日経平均が200円近く上昇したことなどを背景に円売りが出る場面もあったが、その後は追随する動きがなかったうえ、時間外のダウ先物が失速したため徐々に円売り圧力は後退。英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨の公表を前に、対ポンドで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及し円全体を押し上げた。なお、MPC議事要旨が公表されると円買いポンド売りが加速した。

[2011-06-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円はしっかり。対ポンドでイングランド銀行(BOE)の早期利上げ期待が後退したことを背景に円買いが強まったことが、円全体の支えとなった。ユーロに対しては弱い欧経済指標を受けた円買いが散見された。時間外の米株価指数先物や22日の英・独の株価指数がさえない展開でリスク志向が高まらなかったことも円買いを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=80円071銭前後まで下落。
・ポンド円は21時30分過ぎに1ポンド=128円99銭前後まで下げた。BOEが22日に発表した金融政策委員会(MPC)議事要旨(8-9日分)で、これまで利上げを主張していたセンタンス委員の退任に伴い利上げを主張する委員が減少した上、「一部のメンバーは資産購入拡大が必要となるリスクを指摘した」ため、早期の利上げ観測が後退しポンド売りが続いた。
・ユーロドルは一進一退。時間外のダウ先物や欧州株の下落を背景に売りが出たほか、英MPC議事要旨を受けたポンドドルの下げもユーロ売りドル買いを促した。19時過ぎに1ユーロ=1.4352-55ドルまで下押しした。一方で、ユーロポンドの上昇につれた買いが入ったほか、「米系銀行から買いが入った」との声も聞かれ1.44ドル台を回復する場面もあった。明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて持ち高を一方向に傾けにくい面があるようだ。

[2011-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はポンドに対して買い一服。欧州の取引時間帯に発表された英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨で、利上げを主張する委員が減少したほか、「一部のメンバーが資産購入拡大が必要となるリスクを指摘した」ことを受け、円買いポンド売りが優勢となった影響が残った。ただ、中盤以降は方向感に欠ける展開となった。
 一方、スイスフランに対しては軟調。序盤にまとまったドル売りスイスフラン買いが持ち込まれた流れに沿って、円安スイスフラン高が加速した。
 その他、ドルに対しては上値が重い。対ポンドでの円買いや、対スイスフランでのドル売りを意識した円買いドル売りが散発的に入った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で前回と同様に今月末での国債買い入れの終了が示されたほか、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は記者会見で量的緩和第3弾(QE3)の実施を急ぐ姿勢を示さなかった。米長期金利が低下幅を縮小し、一時上昇するにつれて円安ドル高が進んだ。
 なお、ユーロや資源国通貨に対しては下げ渋り。WTI原油先物相場の上昇を背景に、対資源国通貨中心に円売りが先行した。FOMC声明公表後に円売りドル買いが強まった影響も受けた。ただ、バーナンキFRB議長の会見を受けてユーロや資源国通貨に対してドル買いが優位となり、円も同時に買い戻された。引けにかけてダウ平均が80ドル超下落し、リスク許容度が低下するとの見方も円の買い戻しを促した。

[2011-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で、量的緩和第3弾(QE3)の実施に積極的なスタンスが示されなかったことから円売りドル買いが優勢となった。仲値決済に向けた円売りドル買いも出て、損失覚悟の円売り注文を巻き込むと下げ足を速めた。

[2011-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を受けたドルの買い戻しが入る半面、月末を控えた日本の輸出企業からの円買いが入ったため相場は方向感が出なかった。ただ、円はユーロに対しては堅調だった。ギリシャの債務不履行(デフォルト)懸念がくすぶるなか、対ドルやスイスフランでユーロ安が進んだ流れに沿った。欧州勢が加わる時間帯になると、欧州株が下落して始まったこともあり、さらに円高ユーロ安が進んだ。

[2011-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで堅調。弱いユーロ圏内の経済指標やギリシャのデフォルト懸念を背景にした円買いユーロ売りが入った。時間外の米株価指数先物、欧州株、WTI原油先物相場の下落を受けたリスクポジション解消目的の円買いユーロ売りも見られた。半面、円は対ドルでは軟調。対ユーロ中心にドル買いが強まったことが円ドル相場を押し下げた。
 また、円はユーロとドル以外の通貨に対しては方向感が出ない。リスク資産の下落に連動する格好で円売りポジションを閉じる動きが出たものの、同時に対ドルで円売りが出たことが上値を抑えた。
 なお、WTI原油先物相場は一時前日比4ドル超の下落となったが、市場参加者からは「国際エネルギー機関(IEA)は、有事に備え備蓄している石油を放出する方向で調整中であると伝わったことが売り材料となった」との指摘があった。
 IEAは日本時間23日22時過ぎに、石油を放出することを正式に発表。数カ月かけて6000万バレルを放出する計画を明らかにした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=80円80銭前後まで上昇。
・ユーロ円は22時30分過ぎに1ユーロ=114円21銭前後まで下落。6月ユーロ圏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)が予想よりも弱かった上、株安が嫌気された。
・ユーロドルは大幅安。ギリシャの債務再編懸念が依然重しとなっている上、WTI原油先物相場が急落し、リスク資産が広範に売られていることもユーロ売りドル買いを後押しした。22時前に1ユーロ=1.4153ドル前後と本日安値を付けた。市場参加者からは「欧州中央銀行(ECB)のフィキシング(日本時間21時15分)に向けたユーロ売りが持ち込まれたようだ」との声もあった。

[2011-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後、売られた。22日に米連邦準備理事会(FRB)が米国内総生産(GDP)成長率見通しを引き下げたことが引き続き意識されるなか、欧州の取引時間帯に発表されたユーロ圏内の購買担当者景気指数(PMI)は相次いで予想を下回った。また、米労働省が23日発表した前週分の新規失業保険申請件数も42万9000件と予想より弱い内容となり、世界的な景気減速懸念が広がった。レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)がギリシャの改革について超党派の合意を求めるなど、ギリシャ支援の実施に懐疑的な見方も根強く、ダウ平均は230ドルを超す下げ幅に。リスク回避姿勢を強めた投資家から、低金利の円を買い戻す動きが優勢となった。国際エネルギー機関(IEA)は23日、中東・北アフリカの情勢深刻化に伴う原油生産の減少を受けて石油備蓄を放出すると発表。WTI原油先物相場が5ドル超下落したことも投資家のリスク許容度を急速に低下させた。
 ただ、 一部通信社が関係筋の話として「ギリシャは欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)の調査団と財政緊縮5カ年計画で合意に達した」と報じると、ギリシャ支援に向けた議論が進んだとして対ユーロ中心に円売りが強まった。ダウ平均の下げ幅縮小も円全体の押し下げ要因となった。
 一方、ドルに対しては一進一退。ドルと円が欧州・資源国通貨に対して同時に売買された影響から、方向感が定まらなかった。

[2011-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。実質的な5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りが出る場面もあったが、新規材料に乏しく仲値後は徐々に値動きが細った。週末でポジションを一方向に傾けにくい面があり方向感が出なかった。

[2011-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感に乏しい展開。新規材料難から様子見ムードが広がり、徐々に値動きが細った。午後の日経平均が100円近く上昇したことへの反応は鈍かった。
 欧州勢が加わる時間帯になると、原油先物相場が下げに転じたことなどを理由にユーロ安・ドル高が進行。対円でもドル買いが強まる場面もあったが、その後は追随する動きがなかった。一方、円ユーロはユーロ安・ドル高につれて強含んだ。

[2011-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はしっかり。対ドルでまとまった規模の円買いが入り、一時円全体が値を上げた。ユーロに対しては「与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の議員が財政緊縮法案に反対票を投じる見通し」との一部報道を背景にした円買いが入り、円全体をサポートした。「イタリアの一部銀行株が売買停止となったこともユーロ売りを誘った」との指摘もあった。
 その後は、時間外の米株価指数先物が下げが収まったこともあって、円買い圧力が後退。円全体の上値は切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時前に1ドル=80円13銭前後まで下落。
・ユーロ円は20時前に1ユーロ=113円78銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは荒い値動き。対円でドル売りが強まったことにつれてユーロ買いドル売りが入り、18時過ぎに1ユーロ=1.4306ドル前後と日通し高値を付けた。
 ただ、ギリシャ与党の議員が緊縮財政法案に反対する見通しを示したと伝わると、同法案の承認に不透明感が高まったとしてユーロ売りが出た。イタリアの一部銀行株が売買停止になったとの話も売り材料視された。19時30分過ぎには1.4190ドル前後と本日安値を更新した。

[2011-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。欧州の取引時間帯にまとまった円買いが持ち込まれた影響が残ったほか、米10年物国債利回りの低下を背景に日米金利差縮小を意識した買いが小幅に入った。ただ、米商務省が24日発表した5月の米耐久財受注額(季節調整済みで半導体は除く)が前月比1.9%増加と市場予想平均の前月比1.5%増を上回ったことがわかると、円売りドル買いに押し戻された。欧州の取引時間帯に「与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の議員が財政緊縮法案に反対票を投じる見通し」などと伝わり、来週のギリシャ議会による緊縮財政計画の承認投票を警戒した参加者がユーロ売りドル買いを進めたほか、ダウ平均の100ドル超安を背景に資源国通貨に対してもドル買い圧力が強まったため、同時に円売りドル買いが散見された。
 一方、資源国通貨に対しては強含み。資源国通貨安ドル高が進んだ流れに沿って円高が進んだ。
 なお、ユーロに対しては高値圏でもみ合い。円とユーロがドルに対して同時に売買された影響から方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=80円14銭前後まで下げた後、80円台半ばまで買い戻された。
・ユーロ円は1ユーロ=114円00銭前後で動意を欠いた。ギリシャ支援を巡る不透明感から、序盤には113円78銭前後まで下げる場面もあった。
・ユーロスイスフランは急落。ギリシャ支援の実施に懐疑的な見方が根強く、安全資産としてスイスフランを買う動きが見られた。週末要因で商いが薄れるなか、取引終了間際に仕掛け的なスイスフラン買いが入り、史上最安値となる1.1809スイスフラン前後まで急落した。なお、ドルスイスフランも0.83094スイスフラン前後の史上最安値まで下げたほか、スイスフラン円は96円73銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは軟調。来週のギリシャ議会による緊縮財政計画の承認に不透明感が広がったことや、イタリアの一部銀行株が取引中止になったことを受けて、欧州の取引時間帯に売りが優勢となった流れを引き継いだ。ダウ平均の100ドル超安もリスク資産圧縮目的の売りを促し、1ユーロ=1.41411ドル前後まで下落した。

[2011-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して下落。ギリシャの債務問題をめぐる懸念が高まるなか、日経平均が100円超下落すると投資家がリスク回避姿勢を強め、ドルがユーロなど主要通貨に対して軒並み上昇。ドルは円に対しても強含んだ。仲値決済に向けた円売りドル買いも出て相場を押し下げた。
 一方、円はドル以外の通貨に対してはもみ合い。円・ドル相場の下落につれた円売りが出る半面、欧州・オセアニア通貨がドルに対して下落したことを受けた円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2011-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて弱含んだ。新規材料難から様子見ムードが広がりしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、時間外のダウ先物が持ち直すと円売りが出た。市場では「ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けた円売り外貨買いが出た」との指摘があった。もっとも、ダウ先物が再び下げに転じたため円売りは長続きせず、フィキシング通過後はやや円が買い戻される展開となっている。

[2011-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は対欧州通貨で弱含み。時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりにした円売り欧州通貨買いが見られた。ユーロに対しては「ユーロドルに日本の銀行からまとまった規模の買いが入った」「マクロ系ファンドからの買いがユーロドルに入った」との指摘があり、ユーロドルの上昇につれた円売りが見られた(マクロ系・モデル系ヘッジファンドとは?)。対ポンドでは市場参加者から「配当に絡んだポンドドルの買いが入った」との声が聞かれ、対ドルでのポンド買いにつれた円売りポンド買いが散見された。
 円は対オセアニア通貨ではもみ合い。ダウ先物の上昇を背景にした円売りが出たものの、オセアニア通貨が対欧州通貨で下落していることを受けた円買いオセアニア通貨売りが下値を支えた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=80円97銭前後と本日高値を更新。ニューヨーク勢参入後に全般的にドル買いが強まった流れに沿って値を上げた。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ=114円87銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは上値が重い。ダウ先物の上昇を手掛かりにした買いが入った。日本の銀行やマクロ系ファンドなどからの買い観測もあり値を上げると、19時30分過ぎに1ユーロ=1.4237ドル前後と日通し高値を付けた。
 しかし、上値は重かった。パンガロス・ギリシャ副首相が「ギリシャ議会は財政改革や国家資産売却など780億ユーロの緊縮財政策の一部を拒否する可能性がある」などと発言したと週末に伝わるなど、ギリシャが国際通貨基金(IMF)欧州連合(EU)から融資を獲得できるかに不透明感が根強く残っていることが重しとなった。

[2011-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は総じて弱含み。週明けのダウ工業株30種平均が堅調推移となったことで、投資家のリスク許容度が改善し、円売り外貨買いの動きが優勢となった。もっとも、ギリシャの緊縮財政案の採決を今週に控えて市場では様子見ムードも強かったことから、売り一巡後は下げ渋った。
 ユーロに対しては軟調。ユーロ圏各国がギリシャのデフォルト回避で協調する姿勢を示したことや、ギリシャ議会で緊縮財政案が可決される可能性が高まったとの見方が広がり、同国の債務問題に対する先行き不透明感がやや緩和したことも重しとして意識された。
 なお、米商務省が発表した5月米個人消費支出(PCE、季節調整済み)や個人所得は市場予想平均を下回った一方で、食品とエネルギーを除いたコアのPCEデフレーターは市場予想上回るなどまちまちな結果となったため、影響は限られた。

[2011-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。月末・期末を控えて実需に絡む取引が中心となるなか、目新しい材料に乏しく方向感が定まらない展開が続いた。市場では「ギリシャ議会での中期財政計画の採決結果を見極めたいとの雰囲気」との指摘があった。

[2011-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事が「ギリシャが財政緊縮計画を達成できなければ、7月以降にギリシャ救済が終了する見通し」などと述べたと伝わり、ギリシャのデフォルト懸念が改めて意識されると、対ユーロ中心に円買いが強まる場面があった。ただ、ドイツを訪問中の温家宝中国首相の発言が伝わり始めると徐々にユーロの買い戻しが優勢となり、円ユーロは失速し円全体を押し下げた。欧州株相場が高く始まったことなども円の重しとなった。なお、温家宝中国首相は「欧州連合(EU)は現在の困難に打ち勝つ能力がある」「中国は5年間でドイツとの貿易倍増を望む」などと述べたと伝わった。

[2011-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は一進一退。時間外の米株価指数先物がマイナス圏に沈む場面があり、一時調達通貨の円に買い戻しが入った。もっとも、その後の米株価指数先物は持ち直し上げ幅を拡大。つれる格好で円売りが出て値を下げた。対豪ドルでは時間外のWTI原油先物相場の上昇を背景にした円売りが出たほか、ユーロに対してはトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁のタカ派発言や、ギリシャの財政問題の進展に関連した報道などを受けた円売りが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=80円92銭前後と本日高値に面合わせした。・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=116円11銭前後と日通し高値を付けた。トリシェECB総裁が「ECBはインフレについて強い警戒姿勢(strong vigilance)の状態にある」との見解を改めて示したほか、一部通信社が関係筋の話として「ドイツの銀行はギリシャ債務危機に対するフランス案に原則合意した」と伝えギリシャの債務懸念が緩和したことなどを受けて買いが入った。また、現物の米国株が上げ幅を拡大するとユーロ円の買い圧力が一段と高まった。
・ポンドドルは荒い値動き。英国立統計局が28日発表した1-3月期の英国内総生産(GDP)確定値は前期比0.5%増と市場予想を同じだったが、前年同期比が1.6%増と市場予想平均の1.8%増を下回ったため売りが出た。デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「中期的な英国の経済成長見通しを下方修正」と述べたことや、マイルズMPC委員が「一段の資産購入は将来のある時点で正当化される可能性」と発言したことも売り材料となり本日安値となる1ポンド=1.5911ドル前後まで下げた。
 ただ、その後は買い戻しが優位になった。「1.5900ドルにはオプションのバリアが観測されている」との指摘があり、1.5900ドルに接近した場面では防戦買いなどが入り下値が支えられた上、「東欧勢からの買いが入った」との声も聞かれ値を上げた。米国株が上値を伸ばすとポンド買い・ドル売りが加速。23時過ぎに1.6033ドル前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルは一時売られたものの、切り返した。ダウ先物の下落を受けた売りで20時過ぎに1ユーロ=1.4237ドル前後と日通し安値を付けた。ただ、ダウ先物の持ち直しにつれて買いが入ると切り返した。トリシェECB総裁の発言などを背景にした買いが入った上、現物の米国株が堅調に推移していることを受けた買いで1.43707ドル前後と本日高値まで上げた。

[2011-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ダウ平均が堅調な展開となったことを背景に、投資家のリスク志向が改善するとの見方から低金利の円が売られた。また、関係筋の話として「ドイツの銀行はギリシャ債務危機に対するフランス案に原則合意した」と伝わり、同国の債務懸念問題が緩和するとの思惑が意識されたことも投資家心理の改善につながったようだ。
 また、対ユーロでは欧州中央銀行(ECB)定例理事会を来週に控えるなか、トリシェECB総裁が「ECBはインフレについて強い警戒姿勢(strong vigilance)の状態にある」との見解を改めて表明したことも円売りユーロ買い要因として意識された。ドルに対しては米長期金利の上昇で日米金利拡大を意識した売りが出たことが重しとなった。
 なお、コンファレンス・ボードが発表した6月の米消費者信頼感指数は市場予想を下回る結果となったが、一方で6月リッチモンド連銀製造業景気指数は予想を上回るなどまちまちな結果となったため、反応は限られた。

[2011-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。前日の米国市場で米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが進んだ流れを引き継いで安く始まったものの、その後持ち直した。月末・期末を控えた日本の輸出企業による円買いドル売りが入り円全体を押し上げた。

[2011-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含んだ。ギリシャ中期財政計画の議会採決への期待から、対ユーロ中心に円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及。欧州株相場が上昇し、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から円が売られた面もあった。

[2011-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は軟調。ギリシャ議会が中期財政計画を可決することへの期待が高まり対ユーロで円売りが膨らむと、その他通貨にも円売りが広がった。ギリシャ議会に対する期待感から時間外の米株価指数先物やWTI原油先物相場、欧州株が堅調に推移し、投資家のリスク志向が高まったため、低金利で調達通貨の円は売られやすかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=81円19銭前後。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=117円17銭前後とそれぞれ本日高値を付けた。
 ただ、ギリシャ議会が中期財政計画の可決に十分な賛成票を得たことが分かるとドル円がストップロスを巻き込む格好で急落。22時過ぎに80円56銭前後まで下げた。ユーロ円は材料出尽くしとして115円92銭前後まで売られた。

・ユーロドルは荒い値動き。ギリシャ議会が中期財政計画を承認し、欧州連合(EU)および国際通貨基金(IMF)から追加融資を得られるとの期待が高まり買いが入った。株高もユーロドルを押し上げ、20時過ぎに1ユーロ=1.4449ドル前後と日通し高値を付けた。
 もっとも、1.4450ドルにはオプションのバリアが観測されており、防戦売りが上値を抑えた。ギリシャ議会が採決を開始した後は、ギリシャの与党議員が中期財政計画に反対票を投じたと伝わったことを受けて売りが膨らみ1.4320ドル前後と本日安値まで売り込まれた。いったんショートカバーで1.44ドル台を回復する水準まで値を戻したが、中期財政計画が可決された後は材料出尽くしとして売りが出ており1.43ドル台半ばに沈んでいる。

[2011-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して荒い値動きとなった。ギリシャ議会で中期財政計画の採決が開始されると結果をめぐる思惑で乱高下。与党議員が反対票を投じたと伝わったことで急上昇する場面があったが、可決見通しが徐々に高まったため買いの流れは続かなかった。もっとも、その後に「ギリシャ議会が中期財政計画を賛成155、反対138で可決した」と伝わると材料出尽くしから再び堅調推移となった。一方、米株式相場が底堅い展開となったことで、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りの動きが上値を抑制し、買い一巡後は上げ幅を縮めた。
 また、ドル円に対しても上値の重さの目立つ展開。買い先行となったが、米7年債入札がさえない結果となったこともあって米長期金利が上昇すると、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いの動きに押されて上値を切り下げた。

[2011-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調だった。ギリシャ債務問題に対する懸念が後退したことを受けてユーロドルが上昇。これにつれる格好で円買いドル売りが入ったほか、月末・期末を迎えた日本の輸出企業からの円買いドル売りが入り相場を押し上げた。市場では「米債務上限の問題もドル売り材料になっている」との指摘があった。

[2011-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。月末・期末を迎えた日本の輸出企業からの円買いドル売りが入ったほか、夕刻にかけては対ポンドで円買いが強まり円全体を押し上げた。

[2011-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ポンドやドルでしっかり。対ポンドでは、四半期末に絡んだポンド売りのフローが出た流れに沿って円買いポンド売りが入ったほか、ドルに対しては米金利低下を背景にした円買いが見られた。
 一方、円はポンド以外の通貨に対しては方向感に欠ける展開となった。対ポンドでの円買いがその他通貨に対しても円買いを誘ったものの、資源国通貨やユーロ、スイスフランがポンドに対して上げていることにつれた円売り外貨買いも見られたため方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=80円27銭前後と本日安値を付けた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=116円14銭前後と日通し安値を付けた。
・ポンドドルは軟調。四半期末に絡んだポンド売りが出たほか、「英系銀行から仕掛け的なポンド売りドル買いが出た」との指摘があった。19時過ぎに1ポンド=1.5973ドル前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは不安定な動き。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が30日、欧州議会でインフレに強い警戒を示したことを背景にユーロ買いが入り、16時過ぎに1ユーロ=1.4522ドル前後と10日以来の高値まで値を上げた。ドルスイスフランの上昇やポンドドルの下落がユーロ売りドル買いを誘い1.45ドル台を割り込んだ。市場関係者からは「1.45ドル台ではアジア系ソブリンネームの売りが出た」との声が聞かれた。
 その後は、ギリシャ議会の中期財政計画の付帯法案の採決の結果待ちでもみ合いの展開となっている。

為替・株式・商品マーケット概要の発言・ニュースTOPへ

重要人物・その他の発言・ニュース