2011年6月27日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
温家宝[NP HDP +0.3 CHDP +0.2 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
・温家宝中国首相は25日、中国はある程度のハンガリー債を購入する意思があるとの見解を示した。なお、温家宝中国首相は28日までハンガリー・英国・ドイツを歴訪する予定となっている。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・国際決済銀行（ＢＩＳ）は26日、年次報告書のなかで「中銀は利上げを開始する必要がある」との認識を示した。また、「中銀は以前より速く引き締めを行わなければならない可能性」「世界的なインフレ圧力は急速に上昇しつつある」などとした。
ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）は26日、ギリシャの金利に対する介入の可能性を排除しないとの考えを示した。また、ユーログループ会合ではどの程度民間部門がギリシャ救済に寄与するか協議されるだろうとした。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・田中伸男・国際エネルギー機関（IEA）事務局長は25日、「必要ならさらに石油備蓄放出する可能性がある」との認識を示した。また、「一段の行動が必要か史上を注視している」「石油備蓄放出は先制措置」などとした。
フランス政府関係[NP HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
・26日、関係者の話として「ここ数日、フランス銀行連盟とフランス財務相の間でギリシャ国債のロールオーバーについての提案について協議が行われ、債権者は2011年半ばから2014年半ばに償還を迎えるギリシャ国債を70％程度再投資するだろう」と伝えた。
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.2]
・日経新聞は25日、財務省が国際金融を担当する次官級の玉木林太郎財務官（57）を経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）の事務次長に転出させる方向で調整に入った、と報じた。次期事務総長のポストを狙う有力候補となる見通しで、後任の財務官は中尾武彦国際局長（55）の昇格を軸に調整するという。７月７日に開くＯＥＣＤ理事会で人事案が承認される見通しであるとのこと。
温家宝[NP+4.8 HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.4 CRHDP +0.1]
・温家宝中国首相「インフレを4％以下で維持するのは困難だが、5％以下は達成可能」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは27日、日本の財政改革計画の遅れは格付けにネガティブであるとの認識を示した。
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.2]
・国民新党・亀井静香代表「菅首相からの副総理就任の要請を断り、特別補佐官の要請を引き受けた」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・26日、イタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが一時218ｂｐとユーロ導入来最高水準まで拡大したと伝えている。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・27日、ギリシャ野党・新民主主義党の議員の一人がギリシャ政府の中期財政計画に賛成票を投じる可能性があると報じた。その議員は電話インタビューで「良心に基づいて投票するだろう」との考えを示したという。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・サルコジ・フランス大統領「フランスの銀行とギリシャ債の70％をロールオーバーすることで協議している」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・欧州連合（ＥＵ）は27日、ギリシャの銀行支援プログラムを6カ月延長することを承認した。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・ローマで実施されたギリシャ債ロールオーバーへの民間投資家の関与についての協議は終了したようだ。特に決定されたものはないという。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは27日、ギリシャの銀行は年初から現在までに民間部門で8％の資金流出が起こった可能性があるとの見方を示した。また、35％以上の資金が流出すれば銀行の資金がショートする可能性があるとした。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
温家宝[NP+4.8 HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.4 CRHDP +0.1]
・温家宝中国首相「インフレを4％以下で維持するのは困難だが、5％以下は達成可能」
2011年6月27日のFX要人発言・ニュース
温家宝[NP HDP +0.3 CHDP +0.2 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
・温家宝中国首相は25日、中国はある程度のハンガリー債を購入する意思があるとの見解を示した。なお、温家宝中国首相は28日までハンガリー・英国・ドイツを歴訪する予定となっている。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・国際決済銀行（ＢＩＳ）は26日、年次報告書のなかで「中銀は利上げを開始する必要がある」との認識を示した。また、「中銀は以前より速く引き締めを行わなければならない可能性」「世界的なインフレ圧力は急速に上昇しつつある」などとした。
ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）は26日、ギリシャの金利に対する介入の可能性を排除しないとの考えを示した。また、ユーログループ会合ではどの程度民間部門がギリシャ救済に寄与するか協議されるだろうとした。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]・田中伸男・国際エネルギー機関（IEA）事務局長は25日、「必要ならさらに石油備蓄放出する可能性がある」との認識を示した。また、「一段の行動が必要か史上を注視している」「石油備蓄放出は先制措置」などとした。
フランス政府関係[NP HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
・26日、関係者の話として「ここ数日、フランス銀行連盟とフランス財務相の間でギリシャ国債のロールオーバーについての提案について協議が行われ、債権者は2011年半ばから2014年半ばに償還を迎えるギリシャ国債を70％程度再投資するだろう」と伝えた。
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.2]
・日経新聞は25日、財務省が国際金融を担当する次官級の玉木林太郎財務官（57）を経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）の事務次長に転出させる方向で調整に入った、と報じた。次期事務総長のポストを狙う有力候補となる見通しで、後任の財務官は中尾武彦国際局長（55）の昇格を軸に調整するという。７月７日に開くＯＥＣＤ理事会で人事案が承認される見通しであるとのこと。
温家宝[NP+4.8 HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.4 CRHDP +0.1]・温家宝中国首相「インフレを4％以下で維持するのは困難だが、5％以下は達成可能」
温家宝[NP+4.8 HDP +0.6 CHDP +0.2 RHDP +0.5 CRHDP +0.1]・温家宝中国首相「中国のＧＤＰ成長は8－9％超で維持される見通し」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して下落。ギリシャの債務問題をめぐる懸念が高まるなか、日経平均が100円超下落すると投資家がリスク回避姿勢を強め、ドルがユーロなど主要通貨に対して軒並み上昇。ドルは円に対しても強含んだ。仲値決済に向けた円売りドル買いも出て相場を押し下げた。
一方、円はドル以外の通貨に対してはもみ合い。円・ドル相場の下落につれた円売りが出る半面、欧州・オセアニア通貨がドルに対して下落したことを受けた円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは27日、日本の財政改革計画の遅れは格付けにネガティブであるとの認識を示した。
菅直人[NP HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.2]
・NHKが報じたところによると、菅首相は復興担当大臣の新設に伴う閣僚人事で国民新党の亀井代表と会談し入閣を要請するという。
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.2]・国民新党・亀井静香代表「菅首相からの副総理就任の要請を断り、特別補佐官の要請を引き受けた」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]・26日、イタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが一時218ｂｐとユーロ導入来最高水準まで拡大したと伝えている。
エレナ・サルガド[NP HDP +0.2 CHDP +0.3 RHDP +0.2 CRHDP +0.3]
・サルガド･スペイン財務相「スペインは救済を必要としない」「スペイン債への需要は引き続き強い」「スペインの借り入れコストは引き続き低い」
エレナ・サルガド[NP HDP +0.2 CHDP +0.3 RHDP +0.2 CRHDP +0.3]・サルガド･スペイン財務相「スペイン債のスプレッドが懸念される」「我々はみな、ギリシャの投票で何が起こるのか待っている」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて弱含んだ。新規材料難から様子見ムードが広がりしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、時間外のダウ先物が持ち直すと円売りが出た。市場では「ロンドン8時（日本時間16時）のフィキシングに向けた円売り外貨買いが出た」との指摘があった。もっとも、ダウ先物が再び下げに転じたため円売りは長続きせず、フィキシング通過後はやや円が買い戻される展開となっている。
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・アスムッセン独財務次官「ユーロ圏は支援メカニズムを通じて将来のソブリン債務危機に備えている」「欧州安定メカニズム（ＥＳＭ）は欧州通貨ファンドの考えに非常に近い」「7月3日に行われるユーロ圏財務相会合での決定を可能にするため、ギリシャ議会が今週に追加の改革に合意すると予想している」
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「政府はギリシャ債のロールオーバーに関するフランスの銀行との措置について最初の草案をもっている」
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・アスムッセン独財務次官「改革に関するギリシャ議会の投票の失敗に対する用意ができていなければならない」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・27日、ギリシャ野党・新民主主義党の議員の一人がギリシャ政府の中期財政計画に賛成票を投じる可能性があると報じた。その議員は電話インタビューで「良心に基づいて投票するだろう」との考えを示したという。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・サルコジ・フランス大統領「フランスはギリシャやポルトガルの苦悩を避けなければならない」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]・サルコジ・フランス大統領「フランスの銀行とギリシャ債の70％をロールオーバーすることで協議している」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・欧州連合（ＥＵ）は27日、ギリシャの銀行支援プログラムを6カ月延長することを承認した。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]・ユーロネクストは27日、フランスのＣＡＣ40指数を取引停止にしたと発表した。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]・欧州連合（ＥＵ）関係者の話として「フランスが提案しているギリシャ国債のロールオーバーについてＥＵ当局者と国際金融協会（ＩＩＦ）が協議している」ようだ。ロイター通信が報じた。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]・ユーロネクストは27日、テクニカル的な要因で取引停止となっていたフランスのＣＡＣ40指数を19時45分から再開すると発表した。
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +4.5 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事「政府だけが債務危機を解決することができる」「ＥＣＢはバランスシートの管理ができる」「ギリシャの債務再編は他のユーロ圏諸国に損害を与える」
ドイツ政府関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.2 RHDP +1.2 CRHDP +0.2]
・独政府筋の話として、メルケルドイツ首相と温家宝中国首相がユーロに関して協議を行うと伝えた。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]・ローマで実施されたギリシャ債ロールオーバーへの民間投資家の関与についての協議は終了したようだ。特に決定されたものはないという。
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +4.5 CRHDP +0.1]・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事「（ギリシャ問題に対する他の対応策に関する質問に対して）ギリシャ向けプログラムを遂行するのみであり他の選択肢はない」「中国をユーロ圏の救助者として見てはおらず、ユーロ圏は救助を必要としていない」
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・ロサンゼルス・ドジャースは27日、連邦破産法11条（チャプター11）の適用を申請したと伝えた。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・米格付け会社ムーディーズは27日、ギリシャの銀行は年初から現在までに民間部門で8％の資金流出が起こった可能性があるとの見方を示した。また、35％以上の資金が流出すれば銀行の資金がショートする可能性があるとした。
菅直人[NP HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.2]・菅直人首相「（自身の辞任について）2次補正と再生可能エネルギー、特例公債法の成立が一つの目処」
菅直人[NP HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.2]・菅直人首相「原発は安全が確認されたものは再稼動する」「安全性は従来のままでいいということにはならない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・27日の欧州外国為替市場で円は対欧州通貨で弱含み。時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりにした円売り欧州通貨買いが見られた。ユーロに対しては「ユーロドルに日本の銀行からまとまった規模の買いが入った」「マクロ系ファンドからの買いがユーロドルに入った」との指摘があり、ユーロドルの上昇につれた円売りが見られた(マクロ系・モデル系ヘッジファンドとは？)。対ポンドでは市場参加者から「配当に絡んだポンドドルの買いが入った」との声が聞かれ、対ドルでのポンド買いにつれた円売りポンド買いが散見された。
円は対オセアニア通貨ではもみ合い。ダウ先物の上昇を背景にした円売りが出たものの、オセアニア通貨が対欧州通貨で下落していることを受けた円買いオセアニア通貨売りが下値を支えた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル＝80円97銭前後と本日高値を更新。ニューヨーク勢参入後に全般的にドル買いが強まった流れに沿って値を上げた。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ＝114円87銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは上値が重い。ダウ先物の上昇を手掛かりにした買いが入った。日本の銀行やマクロ系ファンドなどからの買い観測もあり値を上げると、19時30分過ぎに１ユーロ＝1.4237ドル前後と日通し高値を付けた。
しかし、上値は重かった。パンガロス・ギリシャ副首相が「ギリシャ議会は財政改革や国家資産売却など780億ユーロの緊縮財政策の一部を拒否する可能性がある」などと発言したと週末に伝わるなど、ギリシャが国際通貨基金（ＩＭＦ）や欧州連合（ＥＵ）から融資を獲得できるかに不透明感が根強く残っていることが重しとなった。
ナラヤナ・コチャラコタ[NP HDP +0.1 CHDP -0.1 RHDP +0.3 CRHDP +0.4]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「米国の税制は負債を抱える家計や銀行を後押しし、金融システムをより安全なものへと導く」「住宅ローン金利支払いの税金控除は米国の金融安定性を損なわせる」
FX相場に関係する主な重要人物
 |
 |
 |
 |
| ベン・バーナンキ | マリオ・ドラギ | 白川方明 | マーヴィン・キング |
|---|
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して下落。ギリシャの債務問題をめぐる懸念が高まるなか、日経平均が100円超下落すると投資家がリスク回避姿勢を強め、ドルがユーロなど主要通貨に対して軒並み上昇。ドルは円に対しても強含んだ。仲値決済に向けた円売りドル買いも出て相場を押し下げた。
一方、円はドル以外の通貨に対してはもみ合い。円・ドル相場の下落につれた円売りが出る半面、欧州・オセアニア通貨がドルに対して下落したことを受けた円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて弱含んだ。新規材料難から様子見ムードが広がりしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、時間外のダウ先物が持ち直すと円売りが出た。市場では「ロンドン8時（日本時間16時）のフィキシングに向けた円売り外貨買いが出た」との指摘があった。もっとも、ダウ先物が再び下げに転じたため円売りは長続きせず、フィキシング通過後はやや円が買い戻される展開となっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は対欧州通貨で弱含み。時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりにした円売り欧州通貨買いが見られた。ユーロに対しては「ユーロドルに日本の銀行からまとまった規模の買いが入った」「マクロ系ファンドからの買いがユーロドルに入った」との指摘があり、ユーロドルの上昇につれた円売りが見られた(マクロ系・モデル系ヘッジファンドとは？)。対ポンドでは市場参加者から「配当に絡んだポンドドルの買いが入った」との声が聞かれ、対ドルでのポンド買いにつれた円売りポンド買いが散見された。
円は対オセアニア通貨ではもみ合い。ダウ先物の上昇を背景にした円売りが出たものの、オセアニア通貨が対欧州通貨で下落していることを受けた円買いオセアニア通貨売りが下値を支えた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル＝80円97銭前後と本日高値を更新。ニューヨーク勢参入後に全般的にドル買いが強まった流れに沿って値を上げた。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ＝114円87銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは上値が重い。ダウ先物の上昇を手掛かりにした買いが入った。日本の銀行やマクロ系ファンドなどからの買い観測もあり値を上げると、19時30分過ぎに１ユーロ＝1.4237ドル前後と日通し高値を付けた。
しかし、上値は重かった。パンガロス・ギリシャ副首相が「ギリシャ議会は財政改革や国家資産売却など780億ユーロの緊縮財政策の一部を拒否する可能性がある」などと発言したと週末に伝わるなど、ギリシャが国際通貨基金（ＩＭＦ）や欧州連合（ＥＵ）から融資を獲得できるかに不透明感が根強く残っていることが重しとなった。