2011年10月4日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
マリオ・ドラギ[NP-5.6 HDP -0.9 CHDP -0.2 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
・ドラギ・イタリア中銀総裁は「銀行が資本調達に問題を抱えているのは明らかだ」との認識を示したという。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.4 CHDP -0.2 RHDP +0.4 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「EFSFが承認されるまでレバレッジを協議できない」「EFSFの規模に関する憶測は意味をなさない」「スロバキアがEFSFの承認投票で責務を達成することを望む」
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ロイター通信が報じたところによると、ユーロ圏財務相はアスムッセン独財務次官を欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事の後任として支持するようだ。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -5.5 CHDP +0.1 RHDP -5.5 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相報道官は「パパンドレウ・ギリシャ首相は辞任を検討している」とのフィナンシャル・タイムズ・ドイツ版(FTD)の報道について、「真実ではない」との認識を示した。
ジェフリー・ラッカー[NP+4.4 HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.1]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「一段の刺激策は雇用環境の支援にならず、インフレをあおる恐れがある」
ジェフリー・ラッカー[NP+4.8 HDP +2.1 CHDP +0.1 RHDP +2.3 CRHDP +0.0]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「過去3カ月の米経済指標には失望したが、『穏やかな』成長と合致している」「今年の投票権があればツイスト・オペには賛成しなかった」「失業率を下げるために一時的にでもインフレの上昇を容認するのは危険な政策である」
安住淳[NP-5.0 HDP -4.2 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP -0.1]
・安住淳財務相「円高は喫緊の課題であり、政府として全力で取り組む」「ギリシャ問題では救済支援策を即時実行に移さないと不透明感を払しょくできない」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「為替レートは2、3カ月前の非常に高い水準が下落した」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.0]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「インフレの動向は、2012年と2013年は目標の2-3%により一致する可能性」「インフレ見通しの改善は、需要支援のための金融政策の余地を増加させるだろう」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-4.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.0]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「短期的な成長ペースは、以前予想されたほどは強くなさそうである」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、欧州において二番底のリスクが高まっているとの見解を示した。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP -0.2]
・市場筋の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア国債を買い入れたという。
ユルキ・カタイネン[NP HDP -5.3 CHDP -0.3 RHDP -5.3 CRHDP -0.3]
・カタイネン・フィンランド首相「欧州債は必要ない」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「新しい対策は必要ない」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「フィンランドとの担保についての取り決めで、8.8億ユーロの債券を担保として提供する」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは完全に独立」「ECBの主要な目標は物価の安定」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+3.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ期待を抑制することは簡単ではない」「中期的なインフレ期待は安定している」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.6 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「下半期の緩やかなGDP成長を予想する」「経済見通しへのリスクは下向き」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレは来年まで2%を超える水準で推移する見通し」「2012年にインフレは低下する見通し」「インフレ見通しのリスクは概ね均衡している」
ベン・バーナンキ[NP-5.8 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「FRBは必要に応じて一段の行動をとる準備がある」
ベン・バーナンキ[NP-5.2 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「今年の高いインフレ率は根付いていない」「米国の消費者信頼感を落ち込ませる最も著しい要因は雇用市場の弱さ」
ベン・バーナンキ[NP-5.4 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.4]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融政策は米経済にとって万能薬ではない」「最近の経済指標はさらなる雇用成長停滞の可能性を指摘」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-6.2 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「債券買い入れの上限を決して設けない」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「通貨ユーロは今後10年間価値を維持すると信用できる」「現在のところECBの使命変更を要請しない」
ベン・バーナンキ[NP-2.0 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「経済は行き詰まりに近づいている」「ツイストオペが経済を支援するだろう」「中国の人民元は著しく過小評価されている」「ツイストオペは意味があるが経済を大きく支援しない」
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは金融安定のためでなく、金融政策の伝達のためだけに債券市場に介入している」
スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-5.0 HDP -3.1 CHDP -0.1 RHDP -3.8 CRHDP -0.1]
・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)はスイスフランの動きについてコメントを拒否した。なお、市場では「SNBはユーロスイスフランの下限を1ユーロ=1.3000スイスフランまで引き上げる可能性がある」との出所不明の噂があった。
ベン・バーナンキ[NP-5.8 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「ECBには銀行支援のための巨大な資源がある」「FRBは銀行に必要とされる流動性を供給する準備がある」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「ギリシャの無秩序なデフォルトは大きなリスクを引き起こすだろう」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ヘルマン・ファンロンパイ[NP-4.8 HDP +1.0 CHDP -0.4 RHDP +1.0 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「リセッションの回避に向けて力強い行動が必要になる」
2011年10月4日のFX要人発言・ニュース
マリオ・ドラギ[NP-5.6 HDP -0.9 CHDP -0.2 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
・ドラギ・イタリア中銀総裁は「銀行が資本調達に問題を抱えているのは明らかだ」との認識を示したという。
エレナ・サルガド[NP HDP +0.0 CHDP -0.4 RHDP +0.0 CRHDP -0.4]
・サルガド・スペイン財務相「EFSFは一段と能力を持つ必要」「EFSFを量的な拡充を必要としていない」「ギリシャに関するトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)の報告を待つ必要がある」
ディディエ・レインダース[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・レインダース・ベルギー財務相「ユーロ圏がギリシャ向け次回融資を数日中に支払うことを望む」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.4 CHDP -0.2 RHDP +0.4 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「EFSFが承認されるまでレバレッジを協議できない」「EFSFの規模に関する憶測は意味をなさない」「スロバキアがEFSFの承認投票で責務を達成することを望む」
リュック・フリーデン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・フリーデン・ルクセンブルク財務相「現在、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の規模は十分」
バラク・オバマ[NP HDP -1.7 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「雇用対策法案の議会投票を今月に求める」
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・米連邦準備理事会(FRB)は3日、ニューヨーク連銀を通じて2036年2月-2041年8月に償還を迎える米国債25億ドルを買い入れたと発表した。
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ロイター通信が報じたところによると、ユーロ圏財務相はアスムッセン独財務次官を欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事の後任として支持するようだ。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・米ホワイトハウス「ホワイトハウスは依然として対中為替法案を再検討している」「中国の通貨は過小評価されている」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・国際通貨基金(IMF)当局者は「ユーロ圏は信用収縮の脅威に直面している」「ユーロ圏のEFSFは一段と柔軟にならなければならない」との見解を示したという。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・リード米上院院内総務「上院は対中為替法案に関する行動を今週終わらせるだろう」「対中為替法案は超党派の力強い支持を得るだろう」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -5.5 CHDP +0.1 RHDP -5.5 CRHDP +0.1]
・フィナンシャル・タイムズ・ドイツ版(FTD)は3日、「パパンドレウ・ギリシャ首相は辞任を検討している」と報じた。
バラク・オバマ[NP HDP -1.7 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領は3日、韓国・コロンビア・パナマとの自由貿易協定(FTA)法案を議会に提出することを明らかにした。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -5.5 CHDP +0.1 RHDP -5.5 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相報道官は「パパンドレウ・ギリシャ首相は辞任を検討している」とのフィナンシャル・タイムズ・ドイツ版(FTD)の報道について、「真実ではない」との認識を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い優位。ギリシャ政府が第2次支援策の前提とされた財政赤字目標を達成できない見通しとなり、ギリシャのデフォルト懸念が改めて高まるなか、欧州株や時間外の米株価指数先物の下落を受けて、欧州の取引時間帯にリスク回避的な円買いが優位となった流れを引き継いだ。9月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や8月米建設支出がいずれも予想を上回り米国株が急速に持ち直すと、対オセアニア通貨中心に円の戻り売りや利食い売りが出る場面があった。ただ、ドラギ・イタリア中銀総裁の話として「銀行が資本調達に問題を抱えているのは明らかだ」と伝わったほか、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「本日のユーロ圏財務相会合でギリシャ向け次回融資については決定しないだろう」と発言。ギリシャのデフォルト懸念や欧州の財政・金融システム不安が改善に向けて進展しないとの見方から、円買いユーロ売りが再開した。また、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて、月初に絡んだ円買いユーロ売りが出た」との声が聞かれ、対ユーロ中心に円全体が押し上げられた。中盤以降は米国株が下値を探る展開となり、つれる形で低金利の円に断続的な買いが入った。
一方、ドルに対しては買い一服。欧州・資源国通貨に対して円買いが優位となった影響を受けた。ただ、同時に欧州通貨売りドル買いや資源国通貨売りドル買いも強まったため、一方的に円高ドル安が進む展開にはならなかった。
ジェフリー・ラッカー[NP HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP -0.2]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「FRBの仕組みが政治的圧力からの防御壁」(経済見通しについては言及しなかった)
ディディエ・レインダース[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・レインダース・ベルギー財務相「ギリシャは11月の第2週まで資金を有している」「現時点で次回のギリシャ融資支払いに関する決定はない」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「財務相はギリシャやトロイカ審査の進展で協議」「財務相はギリシャの新たな再建策を歓迎」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「トロイカリポートは13日までに準備されない見通し」「13日のユーログループ会合は中止」「ギリシャのデフォルトは回避されるだろう」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「EFSFの承認は10月半ばまでに終了する見通し」「財務相はEFSFの新たな手法で協議」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「EFSFの機能を可能な限り拡大する必要がある」「EFSFの金額を増やす必要はないが、機能の有効性については検討」
ジェフリー・ラッカー[NP+4.4 HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.1]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「一段の刺激策は雇用環境の支援にならず、インフレをあおる恐れがある」
ジェフリー・ラッカー[NP+4.8 HDP +2.1 CHDP +0.1 RHDP +2.3 CRHDP +0.0]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「過去3カ月の米経済指標には失望したが、『穏やかな』成長と合致している」「今年の投票権があればツイスト・オペには賛成しなかった」「失業率を下げるために一時的にでもインフレの上昇を容認するのは危険な政策である」
韓国政府関係[NP-5.0 HDP -6.3 CHDP +0.0 RHDP -5.6 CRHDP +0.1]
・韓国為替当局は4日、ウォン安抑制のためにドル売りウォン買い介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。
安住淳[NP-5.0 HDP -4.2 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP -0.1]
・安住淳財務相「円高は喫緊の課題であり、政府として全力で取り組む」「ギリシャ問題では救済支援策を即時実行に移さないと不透明感を払しょくできない」
ニュージーランド政府関係[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「NZ経済は穏やかな成長局面にある」
日本政府関係[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
・複数の通信社が伝えたところによると、古川元久国家戦略・経済財政担当相は5日から訪米し、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長らと今週中にも会談を実施するようだ。
中国人民銀行関係[NP+3.0 HDP +2.7 CHDP +0.0 RHDP +4.2 CRHDP +0.0]
・中国人民銀行は3日、「中国は人民元の柔軟性向上に向けた努力を維持している」「人民元の実効為替レートはインフレを考慮すれば対ドルで大幅に上昇した」「米議会の対中為替制裁法案は非常に遺憾」「対中為替制裁法案が米議会を通過すれば深刻な影響を及ぼす可能性がある」などの見解を示した。
日本政府関係[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「米国出張では世界経済の状況を踏まえて日米が協調行動をとれる環境をつくりたい」「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長との会談では、米金融当局の考えを聞きたい」「日銀は必要に応じて適切かつ果断な対応をとってほしい」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は4日、政策金利を現行の4.75%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+1.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「現在の政策金利は適切のままである」「成長とインフレの見通しの進展を注意深く査定し続ける予定だ」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「為替レートは2、3カ月前の非常に高い水準が下落した」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.0]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「インフレの動向は、2012年と2013年は目標の2-3%により一致する可能性」「インフレ見通しの改善は、需要支援のための金融政策の余地を増加させるだろう」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-4.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.0]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「短期的な成長ペースは、以前予想されたほどは強くなさそうである」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。昨日の米国市場でギリシャのデフォルト(債務不履行)への警戒感が高まり、リスク回避目的で円が買われた流れを引き継ぐと、営業日の変わった直後の薄商いの中で一時上値を伸ばした。「証拠金取引のストップロスの円買いが入った可能性がある」との指摘が聞かれた。
ただ、米国市場から急ピッチで円買いが進んだため、これまでに円を買い持ちにしていた市場参加者は利益確定の円売りに動き徐々に上値が切り下がった。午前中の日本株相場が下げ幅を縮小したことも円売りを誘った。
その後、後場の日本株が再び下げ幅を拡大していることもあって円売りの動きは収まっている。
欧州財務相関連[NP HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
・フィンランドが、ユーロ圏の財務省会合では、ギリシャ融資の担保に関して合意に達したとの見解を示したと報じた。原則として、担保はユーロ圏全ての国が要求できるという。
ドイツ政府関係[NP HDP +1.0 CHDP -0.2 RHDP +1.0 CRHDP -0.2]
・レスラー独副首相兼経済技術相が、債務不履行となったユーロ加盟国は部分的に主権を放棄した上で再建を行うべきであるとの考えを示したと地元紙が報じた。
デーヴィッド・キャメロン[NP HDP -1.2 CHDP -0.7 RHDP -1.2 CRHDP -0.7]
・キャメロン英首相「債務削減計画は正しいが時間がかかる」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、欧州において二番底のリスクが高まっているとの見解を示した。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP -0.2]
・市場筋の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア国債を買い入れたという。
韓国政府関係[NP HDP -6.3 CHDP +0.0 RHDP -5.6 CRHDP +0.1]
・韓国企画財政省高官の話として、G20は市場の流動性拡大に向けた措置を協議すると伝えた。
フランス政府関係[NP HDP +0.1 CHDP +0.3 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
・フランスとベルギー財務省は4日、声明でデクシアの資金調達を保証すると発表した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に買いが強まった。後場の日本株や時間外の米株価指数先物が一時下げ幅を縮小したことを受けて持ち高調整の円売りが若干見られたが、欧州勢が参入してくると欧州株の大幅安を手掛かりに円買いが強まった。仏・ベルギー系金融サービスグループのデクシア株が急落し、欧金融システム不安が高まったことが欧州株の下げに繋がっているようだ。
ヘルマン・ファンロンパイ[NP-4.8 HDP +1.0 CHDP -0.4 RHDP +1.0 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「リセッションの回避に向けて力強い行動が必要になる」
フランス政府関係[NP HDP +0.1 CHDP +0.3 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
・仏政府筋の話として、デクシアの問題は流動性であり、資本注入は検討していないと伝えた。また、デクシアは分割ではなく資産売却を検討しているという。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「欧州中央銀行(ECB)のサポートがギリシャの金融機関にとって重要」「トリシェECB総裁はギリシャ問題に対処するため多くのことを行った」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ギリシャは11月中旬まで融資を待つことが出来る」
ユルキ・カタイネン[NP HDP -5.3 CHDP -0.3 RHDP -5.3 CRHDP -0.3]
・カタイネン・フィンランド首相「欧州債は必要ない」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「国家の構造とギリシャ市民の支援の欠如が今年の債務削減目標を困難にする可能性」「財政削減策は10月31日までに承認されなければならない」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「新しい対策は必要ない」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ギリシャのデフォルトに関する話し合いはない」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、デンマークの格付け「AAA」を確認した。また、見通しは「安定的」とした。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.5 CHDP -0.3 RHDP -3.5 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「フィンランドとの担保についての取り決めで、8.8億ユーロの債券を担保として提供する」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、スウェーデンの格付け「AAA」を確認した。また、見通しは「安定的」とした。
リュック・フリーデン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・フリーデン・ルクセンブルク財務相「デクシアグループは構造的な問題を抱えている」「デクシアの問題は3つの国の運営に関係する」
リュック・フリーデン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・フリーデン・ルクセンブルク財務相「デクシアが再編されれば全ての手段が検討される」「デクシアのルクセンブルク部門の預金は保証される」
マルコ・クラニェツ[NP HDP -1.5 CHDP +0.9 RHDP -1.5 CRHDP +0.9]
・欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバー・クラニェツ・スロベニア中銀総裁「銀行業界を安定化させるためにあらゆる手を尽くす」
マリア・フェクター[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・フェクター・オーストリア財務相「欧州連合(EU)にギリシャに対する追加の民間部門関与(PSI)の見積もりはない」「(デクシアについて聞かれ)優先事項は完全に金融セクターの安定を維持すること」「EFSFに銀行免許を与えるという合意はない」
ジム・フラハティ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP -0.3]
・フラハティ・カナダ財務相「G20は緊急措置を準備しておらず、ギリシャの支払い能力に関する協議を継続している」「カナダドルの不安定さは常に懸念」
サラ・ラスキン[NP-4.8 HDP -5.0 CHDP +0.0 RHDP -5.0 CRHDP +0.0]
・ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事「米住宅価格は衝撃的なほど大きく下落しローン借り換えが困難になった」(経済見通しや政策金利についてはコメントせず)
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは完全に独立」「ECBの主要な目標は物価の安定」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+3.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ期待を抑制することは簡単ではない」「中期的なインフレ期待は安定している」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.6 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「下半期の緩やかなGDP成長を予想する」「経済見通しへのリスクは下向き」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレは来年まで2%を超える水準で推移する見通し」「2012年にインフレは低下する見通し」「インフレ見通しのリスクは概ね均衡している」
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「欧州の財務省が必要」「ECBは引き続きわれわれの通貨を防衛するだろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。ギリシャの債務問題をめぐる警戒感が強いなか、仏ベルギー系金融サービスグループのデクシア株が急落し欧金融システム不安が高まると、欧州株や時間外のダウ先物が下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが先行した。ただ、フランスとベルギーの財務省が4日、声明でデクシアの資金調達を保証すると発表したことで、欧金融システムに対する過度の懸念が和らぐと、円の買い持ちを解消する動きが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに一時本日高値となる1ドル=76円79銭前後まで値を上げた。ユーロ円は夕刻に1ユーロ=100円台後半まで下げたものの、朝方に付けた10年ぶり安値100円78銭前後を下抜けることが出来なかったため買い戻しが優勢に。101円台半ばまで下値を切り上げた。
・ユーロドルはデクシア株の急落をきっかけとした欧州株安を背景に、17時前に一時1ユーロ=1.31459ドル前後と1月13日以来の安値を付けたが、フランス、ベルギー財務省の声明をきっかけにユーロを買い戻す動きが優勢に。ユーロスイスフランが一時1ユーロ=1.21801スイスフラン前後まで上げたこともユーロ買いドル売りを後押しして1.32ドル台前半まで下げ幅を縮めた。
なお、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は4日、「ECBの主要な目標は物価の安定」「中期的なインフレ期待は安定している」「下半期の緩やかな成長を予想する」「経済見通しへのリスクは下向き」などと述べたと伝わったが、目立った反応はなかった。
ベン・バーナンキ[NP-5.8 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「FRBは必要に応じて一段の行動をとる準備がある」
ベン・バーナンキ[NP-5.2 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「今年の高いインフレ率は根付いていない」「米国の消費者信頼感を落ち込ませる最も著しい要因は雇用市場の弱さ」
ベン・バーナンキ[NP-5.4 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.4]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融政策は米経済にとって万能薬ではない」「最近の経済指標はさらなる雇用成長停滞の可能性を指摘」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-6.2 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「債券買い入れの上限を決して設けない」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「通貨ユーロは今後10年間価値を維持すると信用できる」「現在のところECBの使命変更を要請しない」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・CNNが報じたところによると、ニューヨーク市中心で4日、タイムズスクエアが一時的に閉鎖されたようだ。MTAバスで不審物が見つかったことが原因だという。
ベン・バーナンキ[NP-2.0 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「経済は行き詰まりに近づいている」「ツイストオペが経済を支援するだろう」「中国の人民元は著しく過小評価されている」「ツイストオペは意味があるが経済を大きく支援しない」
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは金融安定のためでなく、金融政策の伝達のためだけに債券市場に介入している」
スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-5.0 HDP -3.1 CHDP -0.1 RHDP -3.8 CRHDP -0.1]
・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)はスイスフランの動きについてコメントを拒否した。なお、市場では「SNBはユーロスイスフランの下限を1ユーロ=1.3000スイスフランまで引き上げる可能性がある」との出所不明の噂があった。
ベン・バーナンキ[NP-5.8 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「ECBには銀行支援のための巨大な資源がある」「FRBは銀行に必要とされる流動性を供給する準備がある」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「ギリシャの無秩序なデフォルトは大きなリスクを引き起こすだろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い優位。ギリシャ政府が第2次支援策の前提とされた財政赤字目標を達成できない見通しとなり、ギリシャのデフォルト懸念が改めて高まるなか、欧州株や時間外の米株価指数先物の下落を受けて、欧州の取引時間帯にリスク回避的な円買いが優位となった流れを引き継いだ。9月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や8月米建設支出がいずれも予想を上回り米国株が急速に持ち直すと、対オセアニア通貨中心に円の戻り売りや利食い売りが出る場面があった。ただ、ドラギ・イタリア中銀総裁の話として「銀行が資本調達に問題を抱えているのは明らかだ」と伝わったほか、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「本日のユーロ圏財務相会合でギリシャ向け次回融資については決定しないだろう」と発言。ギリシャのデフォルト懸念や欧州の財政・金融システム不安が改善に向けて進展しないとの見方から、円買いユーロ売りが再開した。また、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて、月初に絡んだ円買いユーロ売りが出た」との声が聞かれ、対ユーロ中心に円全体が押し上げられた。中盤以降は米国株が下値を探る展開となり、つれる形で低金利の円に断続的な買いが入った。
一方、ドルに対しては買い一服。欧州・資源国通貨に対して円買いが優位となった影響を受けた。ただ、同時に欧州通貨売りドル買いや資源国通貨売りドル買いも強まったため、一方的に円高ドル安が進む展開にはならなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。昨日の米国市場でギリシャのデフォルト(債務不履行)への警戒感が高まり、リスク回避目的で円が買われた流れを引き継ぐと、営業日の変わった直後の薄商いの中で一時上値を伸ばした。「証拠金取引のストップロスの円買いが入った可能性がある」との指摘が聞かれた。
ただ、米国市場から急ピッチで円買いが進んだため、これまでに円を買い持ちにしていた市場参加者は利益確定の円売りに動き徐々に上値が切り下がった。午前中の日本株相場が下げ幅を縮小したことも円売りを誘った。
その後、後場の日本株が再び下げ幅を拡大していることもあって円売りの動きは収まっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に買いが強まった。後場の日本株や時間外の米株価指数先物が一時下げ幅を縮小したことを受けて持ち高調整の円売りが若干見られたが、欧州勢が参入してくると欧州株の大幅安を手掛かりに円買いが強まった。仏・ベルギー系金融サービスグループのデクシア株が急落し、欧金融システム不安が高まったことが欧州株の下げに繋がっているようだ。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。ギリシャの債務問題をめぐる警戒感が強いなか、仏ベルギー系金融サービスグループのデクシア株が急落し欧金融システム不安が高まると、欧州株や時間外のダウ先物が下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが先行した。ただ、フランスとベルギーの財務省が4日、声明でデクシアの資金調達を保証すると発表したことで、欧金融システムに対する過度の懸念が和らぐと、円の買い持ちを解消する動きが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに一時本日高値となる1ドル=76円79銭前後まで値を上げた。ユーロ円は夕刻に1ユーロ=100円台後半まで下げたものの、朝方に付けた10年ぶり安値100円78銭前後を下抜けることが出来なかったため買い戻しが優勢に。101円台半ばまで下値を切り上げた。
・ユーロドルはデクシア株の急落をきっかけとした欧州株安を背景に、17時前に一時1ユーロ=1.31459ドル前後と1月13日以来の安値を付けたが、フランス、ベルギー財務省の声明をきっかけにユーロを買い戻す動きが優勢に。ユーロスイスフランが一時1ユーロ=1.21801スイスフラン前後まで上げたこともユーロ買いドル売りを後押しして1.32ドル台前半まで下げ幅を縮めた。
なお、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は4日、「ECBの主要な目標は物価の安定」「中期的なインフレ期待は安定している」「下半期の緩やかな成長を予想する」「経済見通しへのリスクは下向き」などと述べたと伝わったが、目立った反応はなかった。