2011年10月3日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
・ギリシャ政府筋の話として報じたところによると、ギリシャの2011-12年予算計画がトロイカ(EU、IMF、ECB)調査団の同意を得たという。なお、ギリシャ政府は2日、2011-12年で66億ユーロの追加赤字削減策を実施すると発表した。
クリスチャン・ノワイエ[NP-2.0 HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「フランスの銀行の真のぜい弱さはドル資金への依存にある」「継続的な流動性の支援は政府が行うべきである」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・市場筋の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア10年債を買い入れたという。
ギリシャ政府関係[NP-5.6 HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省の草案によると、ギリシャの2012年の成長率は2.5%の縮小になると伝えられた。
リチャード・フィッシャー[NP+4.0 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.3 CRHDP -0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「オペレーションツイストの影響がそれほどでもないことを多くの調査が示している」
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP +0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「オペレーションツイストの利益がコストを上回るとは思わない」「財政当局は経済刺激を支援することが必要であるが、一段と長期的な確実性を供給することも必要」
リチャード・フィッシャー[NP+5.2 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「年末までに2%未満の成長を見込む」「米経済は強固ではないが経済活動は落ち込んでいない」「インフレは2%に向かっているとみている」
ジョージ・オズボーン[NP-6.0 HDP -0.5 CHDP -0.2 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・オズボーン英財務相「量的緩和はBOEが決定することだがBOEが要請すれば承認するだろう」「英経済には信用緩和が必要」
リチャード・フィッシャー[NP+2.0 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「私はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の強力な支持者」「大多数がFOMCの規則」「個人的には物価安定というひとつの使命を好む」「われわれには多くの手段がある」
ジム・フラハティ[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・フラハティ・カナダ財務相「カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁が金融安定理事会(FSB)の次期議長になることを望む」「本日のユーロ圏財務相会合が明確で決然としたものになることが非常に重要」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・市場筋の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア10年債を買い入れたという。
2011年10月3日のFX要人発言・ニュース
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
・ギリシャ政府筋の話として報じたところによると、ギリシャの2011-12年予算計画がトロイカ(EU、IMF、ECB)調査団の同意を得たという。なお、ギリシャ政府は2日、2011-12年で66億ユーロの追加赤字削減策を実施すると発表した。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・関係者筋の話として、サルコジ・フランス大統領は9日にメルケル・ドイツ首相とユーロ圏の経済統合の加速について協議すると伝えた。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・関係者筋の話として報じたところによると、NY連銀は欧州の銀行に対してクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を含んだより多くのデータを求める可能性があるという。なお、データ要請は流動性に焦点が置かれるようだ。
クリスチャン・ノワイエ[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「米国債は最も流動性が高く、リスク評価の最終的なベンチマークである」「米国債に代替するものはない」
クリスチャン・ノワイエ[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「データは欧州周辺国の債務が持続不能であると示唆していない」
クリスチャン・ノワイエ[NP-2.0 HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「フランスの銀行の真のぜい弱さはドル資金への依存にある」「継続的な流動性の支援は政府が行うべきである」
日本政府関係[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
・藤村修官房長官「足もとは改善の動きがあるが、海外景気などにリスクも存在しており、まだ注視していきたい」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。先週発表の9月HSBC中国購買担当者景気指数(PMI)が市場予想に届かなかったことや、8月米個人所得が予想に反して前月比0.1%減少したことなどを嫌気し先週末の米国株相場が大幅安となったため、3日午前の日本株も大幅に下落。リスク資産を閉じる動きが優位になり、円売り外貨買いポジションが広範に解消された。
日銀が発表した企業短期経済観測調査(短観、9月調査)に対する目立った反応はなかった。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
・ギリシャ財務省筋の話として、トロイカ(EU、IMF、ECB)調査団は5日に報告書の取りまとめを開始すると伝えた。なお、調査団との協議は事実上終了しており、全ての主要論点をカバーしているという。
ジョージ・オズボーン[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.0]
・オズボーン英財務相「財政赤字削減計画は軌道に乗っている」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・関係者筋の話として、トロイカ(EU、IMF、ECB)調査団とギリシャの協議は終了しておらず、トロイカは引き続きギリシャの財政状況と改革を検証中であると伝えた。
日本政府関係[NP-4.8 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
・中尾武彦財務官「円が安全通貨としてみなされる理由はない」「外国為替市場の動きは経済ファンダメンタルズを反映していない」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・市場筋の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア10年債を買い入れたという。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・朱民・国際通貨基金(IMF)副専務理事「欧州は債務問題で進展しており、以前よりも状況は安定している」「欧州の高水準の債務と成長鈍化は依然としてリスクである」
ギリシャ政府関係[NP-5.6 HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省の草案によると、ギリシャの2012年の成長率は2.5%の縮小になると伝えられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は全般的にしっかりとした展開。後場の日経平均株価が一時8500円を割り込むと、午前中から続く円を買い戻す動きが加速した。日経平均株価は引けにかけて下げ渋り8500円台を回復して引けたものの、欧州の株価指数が売り先行の展開となり円買いの勢いは衰えなかった。その後、イタリア、ドイツ、フランスなどの9月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことや、欧州中央銀行(ECB)がイタリア10年債を買い入れたとの話などを手掛かりに、ユーロに対して円売りが出て円全体の上値を抑えたが、欧州株が軟調に推移している影響で円売りユーロ買いは一時的なものにとどまっている。
クリスチャン・ノワイエ[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「フランスの金融機関に対するギリシャ国債の影響は大きくない」(仏銀行の資本増強や欧州への日本の支援については言及しなかった)
安住淳[NP-4.8 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相(ノワイエ・フランス中銀総裁との会談で)「G20では欧州がギリシャ問題の解決に向けて強いメッセージを」「円高が震災後、回復途上にある企業の足かせとなっている」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ドイツに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ドイツのソブリンCDS5年物スプレッドは一時118bpまでワイドニングし過去最高水準となった。
オッリ・レーン[NP HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.3]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「EFSFのレバレッジは選択肢の一つ」「全てのユーロ圏諸国が、財政目標を達成することが不可欠だ」
オッリ・レーン[NP-4.6 HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.0]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ユーロ圏の銀行セクターは依然ぜい弱」「ユーロ圏財務相会合では、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)のレバレッジに欧州中央銀行(ECB)を含める選択肢が議題となるだろう」
リチャード・フィッシャー[NP HDP +1.4 CHDP +0.1 RHDP +3.4 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「われわれの目標は実体経済を増強する」
リチャード・フィッシャー[NP+4.0 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.3 CRHDP -0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「オペレーションツイストの影響がそれほどでもないことを多くの調査が示している」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は3日、英国の格付け「AAA」を確認した。また、見通しは「安定的」とした。
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP +0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「オペレーションツイストの利益がコストを上回るとは思わない」「財政当局は経済刺激を支援することが必要であるが、一段と長期的な確実性を供給することも必要」
ジョージ・オズボーン[NP-5.2 HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
・オズボーン英財務相「事の重大さを誰も過小評価すべきでない」「欧州の救済基金には最大の能力が必要とされる」「ユーロ圏はギリシャに関する憶測を終わらせる必要」「危機を解決する時期は今だ」「BOEが低金利を維持することを支援するだろう」
リチャード・フィッシャー[NP+5.2 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「年末までに2%未満の成長を見込む」「米経済は強固ではないが経済活動は落ち込んでいない」「インフレは2%に向かっているとみている」
ジョージ・オズボーン[NP-6.0 HDP -0.5 CHDP -0.2 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・オズボーン英財務相「量的緩和はBOEが決定することだがBOEが要請すれば承認するだろう」「英経済には信用緩和が必要」
リチャード・フィッシャー[NP+2.0 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(CNBCとのインタビューで)「私はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の強力な支持者」「大多数がFOMCの規則」「個人的には物価安定というひとつの使命を好む」「われわれには多くの手段がある」
ポーランド政府関係[NP HDP +0.0 CHDP -0.5 RHDP +0.0 CRHDP -0.5]
・ポーランド中銀は3日、ポーランドズロチ買いユーロ売り介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。
シルヴィオ・ベルルスコーニ[NP HDP -1.6 CHDP -1.6 RHDP -1.6 CRHDP -1.6]
・ベルルスコーニ・イタリア首相「債務への攻撃からイタリアを守るために取り組んでいる」「成長計画は10月半ばに示されるだろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は堅調。欧州株が下落し時間外のダウ先物が軟調に推移すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。市場では「日本時間23時発表の9月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想より弱い内容となる」との出所不明の噂が出回っていた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は頭が重い展開。クロス円の下落につれた円買いドル売りが相場の重しとなった。ただ、対ユーロなどでドル買いが進んだため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は軟調。ユーロ安ドル高につれた円買いユーロ売りが入り、22時過ぎに一時1ユーロ=102円20銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは欧州中央銀行(ECB)によるイタリア国債購入観測を背景にユーロの買い戻しが入ったほか、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)が「ユーロ圏財務相会合では、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)のレバレッジにECBを含める選択肢が議題となるだろう」との見解を示したことが好感され、19時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3381ドル前後まで上げた。ただ、「ギリシャは財政赤字削減の目標を達成できない」との見方も根強く、買い一巡後は売りが優勢に。株価の下落に伴うリスク回避のユーロ売りドル買いが出て、22時過ぎに一時1.33055ドル前後まで下げた。
マリオ・ドラギ[NP HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・ドラギ・イタリア中銀総裁(次期欧州中央銀行(ECB)総裁)報道官の話として「ドラギ氏は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の銀行免許に関して決してコメントしていない」と伝えた。なお、独シュピーゲル紙は「ドラギ次期ECB総裁はEFSFに銀行免許を持たせる案に反対していない」と報じていた。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省は「新たな予算は非常に野心的」「財政や金融の整備は非常に力強い」などの見解を示した。
ジム・フラハティ[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・フラハティ・カナダ財務相「ユーロ圏諸国に債務危機に関する不確実性を断固として取り除くことを望む」
ジム・フラハティ[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・フラハティ・カナダ財務相「カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁が金融安定理事会(FSB)の次期議長になることを望む」「本日のユーロ圏財務相会合が明確で決然としたものになることが非常に重要」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「本日の財務相会合でギリシャ向け次回融資については決定しないだろう」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)関係者の話として報じたところによると、「EUはギリシャ担保問題について妥協が近い」との見解を示したようだ。なお、ギリシャ担保問題は17カ国の財務相全員の合意が必要だという。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。先週発表の9月HSBC中国購買担当者景気指数(PMI)が市場予想に届かなかったことや、8月米個人所得が予想に反して前月比0.1%減少したことなどを嫌気し先週末の米国株相場が大幅安となったため、3日午前の日本株も大幅に下落。リスク資産を閉じる動きが優位になり、円売り外貨買いポジションが広範に解消された。
日銀が発表した企業短期経済観測調査(短観、9月調査)に対する目立った反応はなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は全般的にしっかりとした展開。後場の日経平均株価が一時8500円を割り込むと、午前中から続く円を買い戻す動きが加速した。日経平均株価は引けにかけて下げ渋り8500円台を回復して引けたものの、欧州の株価指数が売り先行の展開となり円買いの勢いは衰えなかった。その後、イタリア、ドイツ、フランスなどの9月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことや、欧州中央銀行(ECB)がイタリア10年債を買い入れたとの話などを手掛かりに、ユーロに対して円売りが出て円全体の上値を抑えたが、欧州株が軟調に推移している影響で円売りユーロ買いは一時的なものにとどまっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は堅調。欧州株が下落し時間外のダウ先物が軟調に推移すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。市場では「日本時間23時発表の9月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想より弱い内容となる」との出所不明の噂が出回っていた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は頭が重い展開。クロス円の下落につれた円買いドル売りが相場の重しとなった。ただ、対ユーロなどでドル買いが進んだため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は軟調。ユーロ安ドル高につれた円買いユーロ売りが入り、22時過ぎに一時1ユーロ=102円20銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは欧州中央銀行(ECB)によるイタリア国債購入観測を背景にユーロの買い戻しが入ったほか、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)が「ユーロ圏財務相会合では、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)のレバレッジにECBを含める選択肢が議題となるだろう」との見解を示したことが好感され、19時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3381ドル前後まで上げた。ただ、「ギリシャは財政赤字削減の目標を達成できない」との見方も根強く、買い一巡後は売りが優勢に。株価の下落に伴うリスク回避のユーロ売りドル買いが出て、22時過ぎに一時1.33055ドル前後まで下げた。