2011年10月10日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日、格付け会社ムーディーズのアナリストが「デクシアの救済はフランスの格付け『AAA』や『安定的』な見通しに当面影響を与えない」との見解を示したと伝えた。
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +1.0 CHDP -0.4 RHDP +1.0 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「17日に予定されていたEU首脳会議は10月23日に開催する」
ヨルグ・アスムッセン[NP-5.2 HDP -5.2 CHDP 0.00 RHDP -5.2 CRHDP 0.00]
・アスムッセン独財務次官「インフレ期待はかなり抑制されている」「ユーロに危機はない」
ヨルグ・アスムッセン[NP-5.6 HDP -5.4 CHDP -0.2 RHDP -5.4 CRHDP -0.2]
・アスムッセン独財務次官「ユーロ圏の経済統治は依然として弱すぎる」「下振れリスクが増大している」「ECBの信頼性にとってコミュニケーションが鍵となる」
ヨルグ・アスムッセン[NP+3.0 HDP -2.6 CHDP +2.8 RHDP -2.6 CRHDP +2.8]
・アスムッセン独財務次官「インフレは今後数ヶ月間2%を上回る可能性」「ユーロ圏のインフレリスクは均衡している」「金融政策と財政政策の明確な分離が必要」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP-5.6 HDP -3.9 CHDP -0.4 RHDP -3.9 CRHDP -0.4]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「状況は危険で不確か」
2011年10月10日のFX要人発言・ニュース
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・メルケルドイツ首相は7日、「共通通貨ユーロはドイツにとって不老不死の薬だ」との述べ、「ドイツの繁栄に不可欠な要素である」との見解を示した。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・メルケル独首相とサルコジ仏大統領は9日、ベルリンで会談した。両首脳はユーロ圏の債務危機拡大を防ぐため、域内銀行の資本増強を積極的に進める方針で全面的に一致した。今月末までにユーロの包括的な安定策をまとめる考えを示した。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)は14-15日にパリで開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、公的資金の活用を含めて域内銀行の資本増強に取り組む方針を表明する。資金の出し手にもなる欧州金融安定ファシリティ(EFSF)を「最後の安全網」と位置付けて、ギリシャ発の債務危機が金融システム危機に飛び火するのを防ぐ。一部の国で財政再建のペースを緩め、景気に配慮する姿勢も打ち出す模様。
デーヴィッド・キャメロン[NP HDP -1.2 CHDP -0.7 RHDP -1.2 CRHDP -0.7]
・キャメロン英首相は「ユーロ圏の首脳は決定的な措置を講じる必要がある」との見解を示したと伝わった。また、ユーロ圏の金融機関は信頼できるストレステストが必要であるとの認識も示した。10日付けの英フィナンシャルタイムズ(FT)が報じた。
ポーランド政府関係[NP HDP +0.0 CHDP -0.5 RHDP +0.0 CRHDP -0.5]
・日経新聞が報じたところによると、9日のポーランド下院選挙では、トゥスク首相率いる中道右派の「市民プラットホーム」が第1党を保つことがほぼ確定した。共産主義から転換した1989年以後、同国で総選挙をまたぐ初の首相続投を確実にしたという。また、ポーランド農民党との連立の継続が濃厚で、今年後半に輪番制の欧州連合(EU)議長を務める首相の「親欧州」や財政健全化の路線が信任された格好だ。
ベルギー政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ベルギー政府はデクシアのベルギー消費部門のために40億ユーロを支払うようだ。また、同国政府はデクシアの資金調達を最大900億ユーロまで保証するとしている。
ベルギー政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ベルギー政府は10日、デクシアはフランス、ベルギー、ルクセンブルクの3カ国から最大900億ユーロの保証を受けると発表した。また、3カ国政府は「デクシアについてあらゆる必要な措置を取る」との見解を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調だった。メルケル独首相とサルコジ仏大統領は9日、ベルリンで会談しユーロ圏の債務危機拡大を防ぐため、域内銀行の資本増強を積極的に進める方針で全面的に一致した。独仏首脳会談の内容がひとまず好感され、時間外のダウ先物が100ドル超上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売り外貨買いが出た。一方、円はドルに対してはもみ合い。ドルと円がユーロなどに対して同時に売買された影響で、方向感が出なかった。
エルッキ・リーカネン[NP-5.4 HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁「今回は第二次世界大戦後最悪の金融危機」「ユーロ圏の銀行に資本注入することが重要」
フランス政府関係[NP HDP +0.1 CHDP +0.3 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
・バロワン仏経済財務雇用相(テレビインタビューで)「デクシア以降にさらなる銀行支援があるとは思わない」「フランス政府によるデクシア保証は財政に影響しない」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・関係者の話として報じたところによると、トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団はギリシャ救済についての報告を本日まとめ、明日声明を発表する予定だという。
スウェーデン政府関係[NP+5.6 HDP +5.6 CHDP 0.00 RHDP +5.6 CRHDP 0.00]
・リクスバンク(スウェーデン中銀)のオイベルグ副総裁は7日に行われたインタビューで、「9月の金融政策委員会以来、欧州財政危機を巡って明確な進展が見られたため、現時点で利上げサイクルを打ち切るのは早すぎる」との見方を示し、10月27日の会合で政策金利を引き上げる可能性を示唆した。
ヴィトル・コンスタンシオ[NP HDP -1.8 CHDP +0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.1]
・コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)はイタリアやスペインの債券の新規発行を支援するものであるべき」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては売りが優勢。時間外のダウ先物が上昇し、投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方から円売り外貨買いが出た。欧州勢が加わる時間帯になると、ギリシャ情勢の進展期待が高まり円売りユーロ買いが加速。他の通貨に対しても円売りが波及した。一方、円はドルに対してはじり高となった。ドルが対ユーロ中心に売られた影響を受け、円高ドル安が進んだ。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は10日、フランスの格付け「AAA」を確認した。見通しは「安定的」とした。また、ベルギーの格付け「AA+」、見通し「ネガティブ」も確認した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日、格付け会社ムーディーズのアナリストが「デクシアの救済はフランスの格付け『AAA』や『安定的』な見通しに当面影響を与えない」との見解を示したと伝えた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは10日、7つのスペイン地方自治体の格付けを引き下げたと発表した。
ドイツ政府関係[NP HDP +1.0 CHDP -0.2 RHDP +1.0 CRHDP -0.2]
・独政府報道官は10日、「独仏はユーロ圏の計画の詳細を引き続き徹底的に議論する」「独仏は危機が実体経済に拡大することを阻む責任を認識している」などの見解を示した。
スロバキア政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・スロバキア議会予算委員会は10日、下院に欧州金融安定ファシリティ(EFSF)機能拡充案の承認を提言した。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)はデンマークのMAX銀行への支援を一時的に承認するという。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)は10日、「G20サミットはユーロ圏債務危機やリスクの拡大に焦点を当てるだろう」「G20サミットは米国や新興市場の経済が世界経済に与えるリスクを協議すべき」などの見解を示した。
パソス・コエリョ[NP+2.0 HDP +2.0 CHDP 0.00 RHDP +2.0 CRHDP 0.00]
・パソス・コエリョ・ポルトガル首相「より短期の利回りが低下するというよい兆しがポルトガルやアイルランドにみられる」
パソス・コエリョ[NP HDP +2.0 CHDP 0.00 RHDP +2.0 CRHDP 0.00]
・パソス・コエリョ・ポルトガル首相「債務の重圧なしに成長を確実にしたい」「ポルトガルはEUやIMFと合意した目標を達成することを目指している」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ政府報道官は10日、「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団との協議はまもなく終了すると予想される」「独仏首脳の銀行資本増強計画は非常に前向き」「ギリシャの銀行をさらに国有化する計画はない」などと語った。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP-5.6 HDP -3.9 CHDP -0.4 RHDP -3.9 CRHDP -0.4]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「状況は危険で不確か」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.9 CHDP -0.4 RHDP -3.9 CRHDP -0.4]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「財政調整の問題がトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)と協議された」「ギリシャ経済は2013年に成長する」「改革プログラムの実施が成長を導くだろう」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -3.9 CHDP -0.4 RHDP -3.9 CRHDP -0.4]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「2011年や2012年に関するトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団との協議は終了している」「2013年や2014年に関するトロイカ調査団との協議は進展した」「ギリシャは7月21日に合意した当初の計画より改善したパッケージを期待している」「民間部門の関与の追加を期待している」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)関係者の話として「10月17日のEU首脳会議は延期されると予想する」と報じた。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ首相府は10日、パパンドレウ・ギリシャ首相がファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領とギリシャや欧州経済について今週にも会談すると発表した。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省は「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団は明日結論を出すと予想する」との見解を示したという。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.3 CHDP -0.3 RHDP -1.3 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)当局者の話として報じたところによると、ファンロンパイEU大統領はEU首脳会議を10月23日まで延期する可能性があるという。また、首脳会議の延期は本日遅くに発表される可能性があるとのこと。
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +1.0 CHDP -0.4 RHDP +1.0 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「17日に予定されていたEU首脳会議は10月23日に開催する」
ヨルグ・アスムッセン[NP-5.2 HDP -5.2 CHDP 0.00 RHDP -5.2 CRHDP 0.00]
・アスムッセン独財務次官「インフレ期待はかなり抑制されている」「ユーロに危機はない」
ヨルグ・アスムッセン[NP-5.6 HDP -5.4 CHDP -0.2 RHDP -5.4 CRHDP -0.2]
・アスムッセン独財務次官「ユーロ圏の経済統治は依然として弱すぎる」「下振れリスクが増大している」「ECBの信頼性にとってコミュニケーションが鍵となる」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは10日、スペインのソブリン保証債の格付けを「AA-」に引き下げた
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。メルケル独首相とサルコジ仏大統領が9日に行った会談で、ユーロ圏内の銀行の資本増強を積極的に進める方向で一致したことを好感し、アジア市場で対ユーロ中心に円が売られた流れを引き継いだ。欧州勢参入後は、一部通信社が関係者の話として「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団はギリシャ救済についての報告を本日まとめ、明日声明を発表する予定だ」と伝えたこともあって、対ユーロでの円売りが加速し、円全体の下げ幅が広がった。ギリシャ財務省の見解として「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団は明日結論を出すと予想する」と報じられたことや、欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇も、投資家のリスク志向の改善につながった。
欧州連合(EU)関係者の話として「10月17日のEU首脳会議は延期されると予想する」と伝わると、対ユーロでの円売りが若干弱まったが、ファンロンパイEU大統領は「17日のEU首脳会合は10月23日に開催する」と明らかにしたこともあって、相場への影響は一時的だった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=76円58銭前後まで下落。
ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=104円50銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値を追う展開。21時30分過ぎに1ユーロ=1.3638ドル前後と9月29日以来の高値まで上げた。ユーロ圏の金融システムに対する警戒感が後退したことや、ギリシャ向け融資への期待感が高まったことなどを受けて、ユーロの売り持ち高を解消する動きが続いた。米国の債券市場がコロンブスデーの祝日で休場、カナダが感謝祭の祝日で休場となり、市場参加者が少なく値が振れやすい面もあったようだ。
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP -5.4 CHDP -0.2 RHDP -5.4 CRHDP -0.2]
・アスムッセン独財務次官「銀行の資本増強は孤立した手段でなく幅広いパッケージの一部となることを好む」「EU首脳会議が開催される10月23日までに銀行の資本増強の詳細に関して取り組む必要がある」「われわれは力強く安定した通貨を有している」
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP -5.4 CHDP -0.2 RHDP -5.4 CRHDP -0.2]
・アスムッセン独財務次官「個々の金融機関からの申し出による資本増強ではなく、ユーロ圏の関連銀行が同時に資本増強することが最善だ」「EFSFの機能を高め、危機が感染していくことを防ぐ防波堤を作ることが必要だ」
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP -5.4 CHDP -0.2 RHDP -5.4 CRHDP -0.2]
・アスムッセン独財務次官「緊縮財政策への反対は危険な兆候」「債券買い入れに関する決定はECBの独立性に影響しない」「レバレッジされたEFSFがECBのキャッシュを入手できるべきでない」
ヨルグ・アスムッセン[NP+3.0 HDP -2.6 CHDP +2.8 RHDP -2.6 CRHDP +2.8]
・アスムッセン独財務次官「インフレは今後数ヶ月間2%を上回る可能性」「ユーロ圏のインフレリスクは均衡している」「金融政策と財政政策の明確な分離が必要」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調だった。メルケル独首相とサルコジ仏大統領は9日、ベルリンで会談しユーロ圏の債務危機拡大を防ぐため、域内銀行の資本増強を積極的に進める方針で全面的に一致した。独仏首脳会談の内容がひとまず好感され、時間外のダウ先物が100ドル超上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売り外貨買いが出た。一方、円はドルに対してはもみ合い。ドルと円がユーロなどに対して同時に売買された影響で、方向感が出なかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては売りが優勢。時間外のダウ先物が上昇し、投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方から円売り外貨買いが出た。欧州勢が加わる時間帯になると、ギリシャ情勢の進展期待が高まり円売りユーロ買いが加速。他の通貨に対しても円売りが波及した。一方、円はドルに対してはじり高となった。ドルが対ユーロ中心に売られた影響を受け、円高ドル安が進んだ。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。メルケル独首相とサルコジ仏大統領が9日に行った会談で、ユーロ圏内の銀行の資本増強を積極的に進める方向で一致したことを好感し、アジア市場で対ユーロ中心に円が売られた流れを引き継いだ。欧州勢参入後は、一部通信社が関係者の話として「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団はギリシャ救済についての報告を本日まとめ、明日声明を発表する予定だ」と伝えたこともあって、対ユーロでの円売りが加速し、円全体の下げ幅が広がった。ギリシャ財務省の見解として「トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)調査団は明日結論を出すと予想する」と報じられたことや、欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇も、投資家のリスク志向の改善につながった。
欧州連合(EU)関係者の話として「10月17日のEU首脳会議は延期されると予想する」と伝わると、対ユーロでの円売りが若干弱まったが、ファンロンパイEU大統領は「17日のEU首脳会合は10月23日に開催する」と明らかにしたこともあって、相場への影響は一時的だった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=76円58銭前後まで下落。
ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=104円50銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値を追う展開。21時30分過ぎに1ユーロ=1.3638ドル前後と9月29日以来の高値まで上げた。ユーロ圏の金融システムに対する警戒感が後退したことや、ギリシャ向け融資への期待感が高まったことなどを受けて、ユーロの売り持ち高を解消する動きが続いた。米国の債券市場がコロンブスデーの祝日で休場、カナダが感謝祭の祝日で休場となり、市場参加者が少なく値が振れやすい面もあったようだ。