2012年11月17日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。ニューヨーク入り後は方向感を欠いた動きだったが、24時前後から堅調に推移した。「イスラム原理主義組織ハマスがイスラエルのエルサレムとテルアビブをロケット弾で攻撃した」と伝わり、中東情勢をめぐる地政学リスクが高まった。ダウ平均が70ドル超下落するなど全般にリスクオフの動きが強まったため、リスク回避目的の円買いが幅広い通貨に対して強まった。
 もっと、米共和党のベイナー下院議長が「オバマ米大統領との協議は建設的だった」「歳出削減を伴う歳入なら受け入れる準備がある」などと述べたほか、ペロシ米下院院内総務が「財政の崖回避の措置はクリスマス前に実施へ」との見解を示すと、米国が「財政の崖」問題を回避できるとの思惑からダウ平均が急ピッチで買い戻されプラス圏に浮上。円も一転して戻り売りに押された。
 4時過ぎになると週末要因の持ち高調整などで対ドルでの円売りの動きが一服し、つれて円全体でも下げ幅を縮小する場面があったものの、株高を背景とした売りも根強く総じて方向感は乏しかった。
 なお、米連邦準備理事会(FRB)が発表した10月の米鉱工業生産指数は前月比0.4%低下と、市場予想平均の前月比0.2%上昇に反して低下したが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は追加金融緩和期待などを手掛かりに上昇。2時30分過ぎには1ドル=81円44銭前後まで上げたものの、81円50銭に観測されているバリアオプションの防戦売りに上値を抑えられると、週末を前に利益確定売りなども入り伸び悩んだ。
・ユーロ円は中東情勢の緊張が高まり株安が進んだ場面では、欧州時間につけた安値の1ユーロ=103円06銭前後に迫る水準まで下落した。もっとも、その後は米株の持ち直しに伴って103円71銭前後まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。1ユーロ=1.2750ドルに観測されていた本日のNYカット(日本時間24時)のオプションが意識されて、しばらくは1.27ドル台半ばでのもみ合いとなっていたが、オプションが行使期限を迎えて値が軽くなった24時過ぎに急落。同じタイミングで中東の地政学リスクを意識させる報道が伝わり、ダウ平均が下落したため、前日安値の1.2717ドル前後を下抜けて1.2690ドル前後まで値を下げた。ただ、その後は米国の「財政の崖」問題に対する懸念の緩和で米株が持ち直したため、1.2747ドル前後まで買い戻しが進んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ジョン・キー[NP-5.0 HDP -3.3 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP +0.1]
・キー・ニュージーランド(NZ)首相「経済は下半期に鈍化している」「NZの成長は2013年以降に加速する」「成長がなければ、RBNZは利下げするだろう」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

デニス・ロックハート[NP-4.8 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.4]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「金融政策と財政政策の間に緊張がみられる」「インフレは2%の目標近くにおそらく留まるだろう」

2012年11月17日のFX要人発言・ニュース

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・イスラエル軍は「ガザ地区からのロケットがエルサレム郊外に着弾した」との見解を示したという。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.2]
アンゲラ・メルケル・メルケル独首相「独露は緊密な経済パートナー」「私とプーチン露大統領は一部で異なる見解を持つ」「イスラム原理主義組織ハマスは暴力の勃発に責任を負う」「イスラエルに発射されたハマスのロケットが暴力を引き起こした」「ユーロは非常に安定的な通貨として自身を証明している」

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP -0.1]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領「銀行同盟は現在最優先事項である」

ジョン・ベイナー[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ジョン・ベイナー・米共和党のベイナー下院議長「オバマ米大統領との協議は建設的だった」「歳出削減を伴う歳入なら受け入れる準備がある」

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.2]
米政府関係・ペロシ米下院院内総務「財政の崖回避の措置はクリスマス前に実施へ」

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP +0.1]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は16日、ニューヨーク連銀を通じて2021年2月-22年11月に償還を迎える米国債47億4300万ドルを購入したと発表した。

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.0]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「米国は市場を支えるために政治的な合意が必要」「米国は信頼のおける長期的な債務削減計画を示す必要がある」

ジョン・キー[NP-5.0 HDP -3.3 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP +0.1]
ジョン・キー・キー・ニュージーランド(NZ)首相「経済は下半期に鈍化している」「NZの成長は2013年以降に加速する」「成長がなければ、RBNZは利下げするだろう」

デニス・ロックハート[NP-4.8 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.4]
デニス・ロックハート・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「金融政策と財政政策の間に緊張がみられる」「インフレは2%の目標近くにおそらく留まるだろう」

デニス・ロックハート[NP-5.6 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.1]
デニス・ロックハート・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「経済状況に一部安定がみられる」「雇用は緩やかにしか改善しない」「量的緩和はしばらくの間正当化されるだろう」「GDP成長は2%を若干上回る見通し」「積極的な緩和は雇用を復活させるために必要」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.4 CRHDP -0.2]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「財政の崖回避への合意は手の届く範囲にある」「数週間以内に合意することは可能」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・16日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。ニューヨーク入り後は方向感を欠いた動きだったが、24時前後から堅調に推移した。「イスラム原理主義組織ハマスがイスラエルのエルサレムとテルアビブをロケット弾で攻撃した」と伝わり、中東情勢をめぐる地政学リスクが高まった。ダウ平均が70ドル超下落するなど全般にリスクオフの動きが強まったため、リスク回避目的の円買いが幅広い通貨に対して強まった。
 もっと、米共和党のベイナー下院議長が「オバマ米大統領との協議は建設的だった」「歳出削減を伴う歳入なら受け入れる準備がある」などと述べたほか、ペロシ米下院院内総務が「財政の崖回避の措置はクリスマス前に実施へ」との見解を示すと、米国が「財政の崖」問題を回避できるとの思惑からダウ平均が急ピッチで買い戻されプラス圏に浮上。円も一転して戻り売りに押された。
 4時過ぎになると週末要因の持ち高調整などで対ドルでの円売りの動きが一服し、つれて円全体でも下げ幅を縮小する場面があったものの、株高を背景とした売りも根強く総じて方向感は乏しかった。
 なお、米連邦準備理事会(FRB)が発表した10月の米鉱工業生産指数は前月比0.4%低下と、市場予想平均の前月比0.2%上昇に反して低下したが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は追加金融緩和期待などを手掛かりに上昇。2時30分過ぎには1ドル=81円44銭前後まで上げたものの、81円50銭に観測されているバリアオプションの防戦売りに上値を抑えられると、週末を前に利益確定売りなども入り伸び悩んだ。
・ユーロ円は中東情勢の緊張が高まり株安が進んだ場面では、欧州時間につけた安値の1ユーロ=103円06銭前後に迫る水準まで下落した。もっとも、その後は米株の持ち直しに伴って103円71銭前後まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。1ユーロ=1.2750ドルに観測されていた本日のNYカット(日本時間24時)のオプションが意識されて、しばらくは1.27ドル台半ばでのもみ合いとなっていたが、オプションが行使期限を迎えて値が軽くなった24時過ぎに急落。同じタイミングで中東の地政学リスクを意識させる報道が伝わり、ダウ平均が下落したため、前日安値の1.2717ドル前後を下抜けて1.2690ドル前後まで値を下げた。ただ、その後は米国の「財政の崖」問題に対する懸念の緩和で米株が持ち直したため、1.2747ドル前後まで買い戻しが進んだ。

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