2010年9月2日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
チャールズ・プロッサー[NP+4.8 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +3.4 CRHDP +0.2]
・プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁(ロイター通信とのインタビューで)「失業の問題を解決するために、一段の緩和を行うべきではない」
チャールズ・プロッサー[NP-4.6 HDP +2.5 CHDP -0.1 RHDP +3.4 CRHDP +0.0]
・プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁(ロイター通信とのインタビューで)「デフレリスクが上昇した場合は追加の量的緩和を検討することとなるだろう」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
・国際通貨基金(IMF)は1日、財政に関する報告書を発表した。その中で欧州連合(EU)とIMFのギリシャ支援は、市場からの資金調達が必要ないことを意味しているとの見解が示されたほか、ソブリン債のデフォルトリスクが過大評価されているとの指摘も示された。財政面で余裕の小さい国としてギリシャと日本が挙げられた一方、余裕のある国としては豪州やニュージーランドなどが挙げられた。また、急過ぎない財政再建を求めた。
ドナルド・コーン[NP-6.8 HDP -0.3 CHDP -0.3 RHDP -0.3 CRHDP -0.3]
・コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長(CNBCが伝える)「FRBは金利を引き下げるためのさらなる選択肢がある」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-5.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは無制限の資金供給を2011年に延長するだろう」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP -0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「景気の見通しのリスクは下サイドにある」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-5.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP -0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「3カ月物資金供給オペは10月、11月、12月も継続する」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP -0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ見通しのリスクは上方にある」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+5.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP -0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「金利と非標準的措置に関する決定が同調していると考えていない」、「2つの措置は切り離すことができ、どちらかを変更することは可能」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP-4.0 HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -4.4 CRHDP -0.4]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融政策は住宅バブルの主な要因ではない」
2010年9月2日のFX要人発言・ニュース
ニュース[NP HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
・ハンガリー中銀の報道官の話として、ハンガリーは市場のセンチメントが悪化した場合、国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)のセーフティーネットを必要とする可能性があると報じられた。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.7 CHDP +0.2 RHDP -0.7 CRHDP +0.2]
・ラガルド仏経済財務雇用相「中国は健全な世界経済に関心を持っている」、「中国は経済力を持っているがゆえに責任を有する」
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.7 CHDP +0.2 RHDP -0.7 CRHDP +0.2]
・ラガルド仏経済財務雇用相「中国は為替に関する議論に参加する必要がある」
スティーヴン・ハーパー[NP-3.6 HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP +0.1]
・ハーパー・カナダ首相「優先事項は経済と雇用の創出」
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
・ローマー大統領経済諮問委員会(CEA)委員長「米国は全体的に相当な需要の低下に依然として直面している」、「需要を促進するために、短期的には政府の支援と減税が最善」
チャールズ・プロッサー[NP+4.8 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +3.4 CRHDP +0.2]
・プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁(ロイター通信とのインタビューで)「失業の問題を解決するために、一段の緩和を行うべきではない」
チャールズ・プロッサー[NP-4.6 HDP +2.5 CHDP -0.1 RHDP +3.4 CRHDP +0.0]
・プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁(ロイター通信とのインタビューで)「デフレリスクが上昇した場合は追加の量的緩和を検討することとなるだろう」
リチャード・フィッシャー[NP-4.8 HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.3 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「米経済は住宅ローンや、先行きの不透明性、自信の欠如により抑制されている」、「規制や財政の先行きが不透明なため市場が拡大できずにいる」、「最近決定した米国債への再投資は消極的な金融引き締めを回避するため」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
・国際通貨基金(IMF)は1日、財政に関する報告書を発表した。その中で欧州連合(EU)とIMFのギリシャ支援は、市場からの資金調達が必要ないことを意味しているとの見解が示されたほか、ソブリン債のデフォルトリスクが過大評価されているとの指摘も示された。財政面で余裕の小さい国としてギリシャと日本が挙げられた一方、余裕のある国としては豪州やニュージーランドなどが挙げられた。また、急過ぎない財政再建を求めた。
リチャード・フィッシャー[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.3 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「あらゆる財政政策は雇用に焦点を向けるべき」
チャールズ・エバンズ[NP-4.6 HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.1]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「経済の回復や住宅価格の安定を示す兆しが一部見られるが、我々が困難の中にあることは疑いがない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが優勢。米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が1日発表した8月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比1万人減と、市場予想平均を下回ると米雇用市場への警戒感から対ドルで一時円が買われ、1ドル=83円66銭前後と8月24日に付けた年初来高値の83円58銭前後に接近し、円全体が押し上げられた。ただ、弱い米雇用指標を受けて米低金利が長期化するとの見方が広がるとダウ先物が買われたため、売りに押される展開となった。米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した8月の製造業景気指数は56.3と、前回値、市場予想をいずれも上回り、米景気の先行きに対する過度の懸念が後退。高く始まった米国株式相場が更に上げ幅を拡大したことも売りを誘った。米金利が上昇し日米金利差の拡大が意識されたため、対ドルでの円売りが膨らんだことも円の重しとなった。
ドナルド・コーン[NP HDP +0.0 CHDP +0.2 RHDP +0.0 CRHDP +0.2]
・コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長(CNBCが伝える)「満期を迎えた債券の償還資金を再投資するFRBの決定は、バランスシートの安定を維持するためであり、一段の緩和の「自動的」な前触れではない」
ドナルド・コーン[NP-6.8 HDP -0.3 CHDP -0.3 RHDP -0.3 CRHDP -0.3]
・コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長(CNBCが伝える)「FRBは金利を引き下げるためのさらなる選択肢がある」
ブラジル政府関係[NP HDP +1.0 CHDP -2.5 RHDP +1.0 CRHDP -2.5]
・ブラジル政府は1日、ブラジル石油公社ペトロブラスの権益・株式交換価格を1バレルあたり8.50ドルにすると発表した。現地メディアによると、ペトロブラスに譲渡される油田の資産評価を巡って、同社と政府当局が対立しており、9月30日に予定されている株式公開が延期される可能性があったという。ペトロブラスの資金繰りが厳しい状況におかれていることを考慮すれば、「株式公開の延期は、同社の信用格付け引き下げにつながる公算が大きい」と指摘されていた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日の米国株高を受け2日の日本株相場が上昇すると、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円を売る動きが先行した。ただ、米景気の先行き懸念が根強い中、明日に8月米雇用統計の発表を控え、積極的な円売り外貨買いは続かなかった。対ドルやユーロでは、国内輸出企業からの円買いが入ったほか、7月豪貿易収支が予想を下回ったことを背景に豪ドルに対して円買いが進んだことも円全体の支えとなった。午後の日本株が上げ幅を縮小したことや、時間外のダウ先物が軟調に推移していることも円の支援材料となったようだ。
日本政府関係[NP HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP -0.2]
・小沢一郎・民主党前幹事長(日本記者クラブの討論会で)「外需に頼らず内需で成長する経済の体質にする」
菅直人[NP-1.0 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.0 CRHDP +0.0]
・菅直人首相(日本記者クラブの討論会で)「急激な円高の背景はある意味でドル安」
日本政府関係[NP+3.0 HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -3.8 CRHDP -0.1]
・小沢一郎・民主党前幹事長(日本記者クラブの討論会で)「円の評価が上がることは長期的に見て悪いことではない」「急激な円高はよくない」
日本政府関係[NP-2.0 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.2]
・小沢一郎・民主党前幹事長(日本記者クラブの討論会で)「(急激な円高で)日銀の金融政策の余地は狭まっている」「協調介入しなければ効果はないが、日本単独でも介入するくらいの覚悟が必要」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・スウェーデンのリクスバンク(中央銀行)は2日、政策金利を現行の0.50%から0.75%に引き上げることを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米景気の先行きに対する不透明感がリスク回避的な円買いを誘う半面、日本株相場の上昇を材料に円売りが出たため方向感が定まらなかった。小沢一郎・民主党前幹事長は日本記者クラブの討論会で、「円の評価が上がることは長期的に見て悪いことではない」「協調介入しなければ効果はないが、日本単独でも介入するくらいの覚悟が必要」と述べたと伝わったが反応は限定的だった。
ただ、スイスフランに対しては弱含んだ。4-6月期のスイス国内総生産(GDP)が予想より強い内容となったことを材料に、円売りスイスフラン買いが進んだ。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・欧州中央銀行(ECB)は2日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
欧州連合(EU)[NP HDP -0.8 CHDP -0.5 RHDP -0.8 CRHDP -0.5]
・欧州連合(EU)は株式と債券のネーキッド・ショート取引を制限することを計画していると報じられている。
ジャン=クロード・トリシェ[NP-2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「政策金利は適切だ」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP -0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「最近の経済指標は予想よりも強かった」「経済は緩やかなペースで成長」「インフレ圧力は落ち着いている」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-5.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは無制限の資金供給を2011年に延長するだろう」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP -0.3]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「景気の見通しのリスクは下サイドにある」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-5.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP -0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「3カ月物資金供給オペは10月、11月、12月も継続する」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP -0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ見通しのリスクは上方にある」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「流動性供給は適宜調整する」、「非標準的措置は一時的なもの」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「(米経済について)われわれは落胆していない」「第二四半期のユーロ圏指標は改善したが、慎重な姿勢が必要」「景気の二番底はない」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP+3.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
・欧州中央銀行(ECB)は2日、ユーロ圏域内総生産(GDP)の伸び率のスタッフ予想を発表。2010年は1.4-1.8%、2011年は0.5-2.3%とそれぞれ従来の0.7-1.3%、0.2-2.2%から上方修正した。
ベン・バーナンキ[NP-4.0 HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -4.4 CRHDP -0.4]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融政策は住宅バブルの主な要因ではない」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -4.4 CRHDP -0.4]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融の全ての危機を防ぐことは可能ではない」「規制と監督が信用問題に対する最善の策」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+5.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP -0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「金利と非標準的措置に関する決定が同調していると考えていない」、「2つの措置は切り離すことができ、どちらかを変更することは可能」
エリック・ローゼングレン[NP HDP -1.8 CHDP -0.2 RHDP -1.8 CRHDP -0.2]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「住宅市場の混乱に対しては包括的な計画が必要とされる」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。英・独の株価指数や時間外のダウ先物がもみ合いの展開が続くなど手掛かりに乏しかったこともあり、ポジションを一方向に傾ける動きは見られなかった。欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表や、トリシェECB総裁の定例会見、米雇用指標の発表を控えていることも、積極的な売買を手控えさせた面があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。一時84円00銭前後まで下落したが、更に売り進める材料に乏しく下値も限られた。新規失業保険申請件数が予想より強い内容となると、やや買いが強まり84円33-36銭前後まで値を戻す場面があった。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=108円31銭前後まで上げた。ECBは2日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表したものの、市場の予想通りの結果となったため、特に反応は見られなかった。トリシェECB総裁の会見では、ここ最近の経済指標が予想よりも強かったことが示されたほか、追加の金融緩和を示唆するような発言がなかったため一時買いが入った。ただ、それ以外には上値を積極的に買い進めるような発言は聞かれなかったほか、現物の米国株が小動きとなり、リスク志向の面で改善が見られないため利益確定の売りが出て上値が切り下がっている。
・ユーロドルはもみ合い。21時30分過ぎに1ユーロ=1.2848ドル前後と日通し高値を付けた。トリシェECB総裁の発言を背景に買いが入った。もっとも、更に買い進める材料が伝わらなかった上、前日高値1.2856ドル前後で上値を抑えられたこともあり、持ち高整理目的の売りで徐々に値を下げた。
ドミニク・ストロス=カーン[NP HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.3]
・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事「パキスタンに4億5000万ドルの緊急融資を実施する予定」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが優勢。米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が1日発表した8月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比1万人減と、市場予想平均を下回ると米雇用市場への警戒感から対ドルで一時円が買われ、1ドル=83円66銭前後と8月24日に付けた年初来高値の83円58銭前後に接近し、円全体が押し上げられた。ただ、弱い米雇用指標を受けて米低金利が長期化するとの見方が広がるとダウ先物が買われたため、売りに押される展開となった。米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した8月の製造業景気指数は56.3と、前回値、市場予想をいずれも上回り、米景気の先行きに対する過度の懸念が後退。高く始まった米国株式相場が更に上げ幅を拡大したことも売りを誘った。米金利が上昇し日米金利差の拡大が意識されたため、対ドルでの円売りが膨らんだことも円の重しとなった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日の米国株高を受け2日の日本株相場が上昇すると、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円を売る動きが先行した。ただ、米景気の先行き懸念が根強い中、明日に8月米雇用統計の発表を控え、積極的な円売り外貨買いは続かなかった。対ドルやユーロでは、国内輸出企業からの円買いが入ったほか、7月豪貿易収支が予想を下回ったことを背景に豪ドルに対して円買いが進んだことも円全体の支えとなった。午後の日本株が上げ幅を縮小したことや、時間外のダウ先物が軟調に推移していることも円の支援材料となったようだ。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米景気の先行きに対する不透明感がリスク回避的な円買いを誘う半面、日本株相場の上昇を材料に円売りが出たため方向感が定まらなかった。小沢一郎・民主党前幹事長は日本記者クラブの討論会で、「円の評価が上がることは長期的に見て悪いことではない」「協調介入しなければ効果はないが、日本単独でも介入するくらいの覚悟が必要」と述べたと伝わったが反応は限定的だった。
ただ、スイスフランに対しては弱含んだ。4-6月期のスイス国内総生産(GDP)が予想より強い内容となったことを材料に、円売りスイスフラン買いが進んだ。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。英・独の株価指数や時間外のダウ先物がもみ合いの展開が続くなど手掛かりに乏しかったこともあり、ポジションを一方向に傾ける動きは見られなかった。欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表や、トリシェECB総裁の定例会見、米雇用指標の発表を控えていることも、積極的な売買を手控えさせた面があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。一時84円00銭前後まで下落したが、更に売り進める材料に乏しく下値も限られた。新規失業保険申請件数が予想より強い内容となると、やや買いが強まり84円33-36銭前後まで値を戻す場面があった。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=108円31銭前後まで上げた。ECBは2日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表したものの、市場の予想通りの結果となったため、特に反応は見られなかった。トリシェECB総裁の会見では、ここ最近の経済指標が予想よりも強かったことが示されたほか、追加の金融緩和を示唆するような発言がなかったため一時買いが入った。ただ、それ以外には上値を積極的に買い進めるような発言は聞かれなかったほか、現物の米国株が小動きとなり、リスク志向の面で改善が見られないため利益確定の売りが出て上値が切り下がっている。
・ユーロドルはもみ合い。21時30分過ぎに1ユーロ=1.2848ドル前後と日通し高値を付けた。トリシェECB総裁の発言を背景に買いが入った。もっとも、更に買い進める材料が伝わらなかった上、前日高値1.2856ドル前後で上値を抑えられたこともあり、持ち高整理目的の売りで徐々に値を下げた。