2010年10月5日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してはもみ合い。時間外のダウ先物や欧州株式相場の下落を背景に欧州時間に続いた円買いの流れが収まり、持ち高調整の円売りが散発的に出たほか、対ドルでの円売りも若干重しとなり値を下げた。ただ、ダウ工業株30種平均が一時100ドルを超す下げ幅となるなど、米国株式相場が軟調に推移したため、リスク資産圧縮目的の円買いが再び入る場面もあり、もみ合う展開となった。
 一方、ドルに対しては上値が重い。政府・日銀による円売り介入への警戒感がくすぶる中で、米10年物国債利回りが低下幅を縮小すると、欧州時間に円を買い進めた参加者からのポジション調整の円売りで徐々に値を下げた。
 米経済指標では、8月米製造業新規受注や8月米住宅販売保留指数が発表されたが、強弱まちまちの内容だったため、目立った反応は見られなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。日本経済新聞が「日銀は5日の金融政策決定会合で、資産担保証券(ABS)や国債を含む買い取り資産の拡大を軸に検討する見通し」などと伝えると、日銀の追加金融緩和への思惑から円売りが出た。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りも出た。ただ、その後は日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの見方から徐々に値動きが鈍っている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日銀は4-5日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0-0.1%に引き下げ、事実上のゼロ金利政策を導入した。また、国債やコマーシャルペーパー(CP)、国庫短期証券など多様な金融資産の買い入れを行うため、5兆円規模の基金を創設すると発表。市場では「日銀が想定以上の金融緩和を行った」との見方から、円売りが優勢となった。ただ、売り一巡後は下値を切り上げる展開に。日銀の金融緩和への思惑から朝方に円売りを進めた参加者から利益確定の円買いが入ったほか、円の下値の堅さが確認されると押し目買いが広がった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は方向感が出なかった。ドルに対して欧州通貨やNZドル、カナダドルなどが買われると、つれる格好で円売り欧州通貨買いなどが出た。ただ、同時に円に対してもドル売りが出たことが円全体の支えとなったため、円全体の下値は限られ円の方向感は乏しい展開となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はじり安。米追加金融緩和観測が根強いほか、ユーロなどに対してドル売りが進んでいることも重しだ。22時過ぎに1ドル=83円20銭前後まで下落した。一方で、引き続き日本の金融当局の為替介入への警戒感が残り、83円ちょうどに接近すると買いが入りやすく下値は限定的だ。
・ユーロ円は17時前に1ユーロ=115円12銭前後まで上昇した後は、ドル円の下落とユーロドルの上昇の影響を同時に受けて方向感が出なかった。
・ユーロドルは堅調。アジア系ソブリンからと見られる買いが入り値を上げた。ストップロスを巻き込む格好で上げ幅を拡大。英独の株価指数や時間外のダウ先物が上げ幅を拡大し、投資家のリスク志向が改善したことも買いを促した。22時過ぎに1ユーロ=1.3819ドル前後と3月17日の高値に面合わせした。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、ポルトガル国債がデフォルトに陥る可能性について「依然として非常に低い」との見方を示したと報じられた。

ニュージーランド政府関係[NP-4.8 HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP -0.2]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「NZドルがより競争力があることが好ましい」

温家宝[NP     HDP -1.1 CHDP +0.2 RHDP -1.1 CRHDP +0.2]
・新華社が報じたところによると、温家宝中国首相は菅首相に対し尖閣諸島は中国に帰属すると語ったという。

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+6.4 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +1.7 CRHDP +0.2]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「経済状況が現在の予想通り進展すれば、ある時点で利上げが必要となる可能性」

日本銀行(日銀)関係[NP-6.6 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.2]
・日銀は5日、5兆円規模の資産買い入れ基金創設すると発表した。買入の対象は長期国債、短期国債、CP、ABCPなどとなるという。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.2]
・日銀は5日、日本経済が物価安定のもとで持続的成長経路に復する時期が後ずれする可能性が強まっている、との見解を示した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは5日、アイルランドの格付け「AA2」を引き下げる方向で見直すと発表した。

白川方明[NP-6.6 HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -2.4 CRHDP -0.4]
・白川方明日銀総裁「(資産買い入れ基金について)必要があれば規模の拡大も行う」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ポーランド政府関係[NP+6.4 HDP -2.9 CHDP +3.1 RHDP -2.9 CRHDP +3.1]
・ポーランド金融政策委員会のブラトコフスキ委員は4日、「ポーランド経済の速やかな景気回復が続いている中で、政策金利の引き上げが必要である」と述べたが、「利上げが現在実施されても、一時的な調整手段となり、長期的な利上げサイクルへのシグナルとみなされない」との見解を示した。

2010年10月5日のFX要人発言・ニュース

ロバート・ゼーリック[NP+2.0 HDP -0.5 CHDP +0.4 RHDP -0.5 CRHDP +0.4]
ロバート・ゼーリック・ゼーリック世界銀行総裁「現時点で景気は2番底に向かうと予想していない」、「景気は回復してきたが、失業率は減少しないであろう」

ロバート・ゼーリック[NP     HDP -0.5 CHDP +0.4 RHDP -0.5 CRHDP +0.4]
ロバート・ゼーリック・ゼーリック世界銀行総裁「通貨戦争を警告する声が聞かれている」「通貨戦争が再発すると見ていない」、「世界の不均衡是正は通貨よりも大きな問題」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4日、ポルトガル国債がデフォルトに陥る可能性について「依然として非常に低い」との見方を示したと報じられた。

ジム・フラハティ[NP+4.6 HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.2 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「カナダは刺激策を予定通り終了することにコミット」、「カナダの住宅市場は確実に過熱しないようであってほしい」

ニュージーランド政府関係[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.3]
ニュージーランド政府関係・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「景気回復が仮に減速したとしても、NZドルは下落することはなさそうだ」

ニュージーランド政府関係[NP-4.8 HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP -0.2]
ニュージーランド政府関係・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「NZドルがより競争力があることが好ましい」

ニコラ・サルコジ[NP     HDP -1.5 CHDP +0.5 RHDP -1.5 CRHDP +0.5]
ニコラ・サルコジ・サルコジ・フランス大統領「G7はもはや金融問題に対応するのにふさわしい機関ではない」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -1.7 CRHDP -0.2]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「米国は支持できない財政状況に直面しており、財政再建への取り組みに真剣に理解するべきだろう」

先進7カ国財務相中央銀行総裁会議(G7)[NP     HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
先進7カ国財務相中央銀行総裁会議(G7)・日本は今週末のG7財務相会合で、先月に行った6年半ぶりの円売り介入について説明する見通しと、日経新聞が報じている。

ベン・バーナンキ[NP-5.4 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.0]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「米国の雇用市場は非常に厳しい時期にある」

ベン・バーナンキ[NP-5.4 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.0]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「FRBは資産購入により金利を低下させ、経済を支援するよう相当催促されている」、「米国は債務を対GDP比で安定させ、ギリシャの水準から抜け出さなければならない」「追加的な資産買取で金融状況の緩和が可能と考える」

ブラジル政府関係[NP     HDP +1.0 CHDP -2.5 RHDP +1.0 CRHDP -2.5]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「海外からの債券投資への課税について、税率を2%から4%に引き上げる予定」、「今回の措置は通貨上昇の阻止を支援する」「G20は世界の通貨の動きに注意を払わなければならない」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -3.7 CRHDP -0.1]
日本銀行(日銀)関係・「日銀は5日、金融政策決定会合で、資産担保証券(ABS)や国債の買い取り資産の拡大などを検討する見通しだ」と5日の日経新聞が伝えている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・4日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してはもみ合い。時間外のダウ先物や欧州株式相場の下落を背景に欧州時間に続いた円買いの流れが収まり、持ち高調整の円売りが散発的に出たほか、対ドルでの円売りも若干重しとなり値を下げた。ただ、ダウ工業株30種平均が一時100ドルを超す下げ幅となるなど、米国株式相場が軟調に推移したため、リスク資産圧縮目的の円買いが再び入る場面もあり、もみ合う展開となった。
 一方、ドルに対しては上値が重い。政府・日銀による円売り介入への警戒感がくすぶる中で、米10年物国債利回りが低下幅を縮小すると、欧州時間に円を買い進めた参加者からのポジション調整の円売りで徐々に値を下げた。
 米経済指標では、8月米製造業新規受注や8月米住宅販売保留指数が発表されたが、強弱まちまちの内容だったため、目立った反応は見られなかった。

パトリック・ホノハン[NP     HDP -0.8 CHDP +1.2 RHDP -0.8 CRHDP +1.2]
パトリック・ホノハン・ホノハン・アイルランド中銀総裁「アイルランドの銀行救済は管理できる」

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.0]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「米経済は今後1、2年で著しく財政削減を行う余地が少ない」「米議会は財政赤字や歳出などを制限するルール作りを検討する必要」

温家宝[NP     HDP -1.1 CHDP +0.2 RHDP -1.1 CRHDP +0.2]
温家宝・新華社が報じたところによると、温家宝中国首相は菅首相に対し尖閣諸島は中国に帰属すると語ったという。

日本政府関係[NP     HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -5.8 CRHDP +0.0]
日本政府関係・海江田万里・経済財政担当相「首相が所信表明で政府の考え方をしっかり伝え、あとは日銀が独自に判断する」

野田佳彦[NP     HDP -4.1 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP +0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「為替介入についてG7で説明する可能性もある」

野田佳彦[NP-4.8 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP -0.3]
野田佳彦・野田佳彦財務相「日銀には金融面から潤沢な資金供給で日本経済を支援していただきたい」

日本政府関係[NP     HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -5.8 CRHDP +0.0]
日本政府関係・自見庄三郎郵政・金融担当相「円高により輸出企業は厳しい状況に直面」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。日本経済新聞が「日銀は5日の金融政策決定会合で、資産担保証券(ABS)や国債を含む買い取り資産の拡大を軸に検討する見通し」などと伝えると、日銀の追加金融緩和への思惑から円売りが出た。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りも出た。ただ、その後は日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの見方から徐々に値動きが鈍っている。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は5日、政策金利を現行の4.50%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想外の結果となった。

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+1.0 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.2]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「当面の間、金融政策は適切」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+6.4 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +1.7 CRHDP +0.2]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「経済状況が現在の予想通り進展すれば、ある時点で利上げが必要となる可能性」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.1]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「CPIはここ1年2.75%前後で推移しており、短期的には今後も継続するだろう」

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・日銀は4-5日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.10%から0-0.1%に引き下げることを決めたと発表した。

日本銀行(日銀)関係[NP-6.6 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・日銀は5日、5兆円規模の資産買い入れ基金創設すると発表した。買入の対象は長期国債、短期国債、CP、ABCPなどとなるという。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・日銀は5日、日本経済が物価安定のもとで持続的成長経路に復する時期が後ずれする可能性が強まっている、との見解を示した。

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・日銀「包括的な金融緩和政策」の実施について
 1.日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、金融緩和を一段と強力に推進するため、以下の3つの措置からなる包括的な金融緩和政策を実施することとした。
(1)金利誘導目標の変更(全員―致)
 無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0-0.1%程度で推移するよう促す(公表後直ちに実施)
(2)「中長期的な物価安定の理解」に基づく時間軸の明確化
 日本銀行は、「中長期的な物価安定の理解」に基づき、物価の安定が展望できる情勢になったと判断するまで、実質ゼロ金利政策を継続していく。ただし、金融面での不均衡の蓄積を含めたリスク要因を点検し、問題が生じていないことを条件とする。
(3)資産買入等の基金の創設
 国債、CP、社債、指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)など多様な金融資産の買入れと固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを行うため、臨時の推置として、パランスシート上に基金を創設することを検討する。このため、議長は、執行部に対し、資産買入等の基金の創設について具体的な検討を行い、改めて金融政策決定会合に報告するよう指示した。
 2.わが国の景気は、緩やかに回復しつつあるものの、海外経済の減速や為替円高による企業マインド面への影響などを背景に、改善の動きが弱まっている。次回会合の展望レポートで詳しく点検することになるが、先行きは、需要刺激策の効果の減衰などから景気改善テンポの鈍化した状況がしばらく続いた後、緩やかな回復経路に復していくとみられる。7月中間評価で示した見通しと比べると、成長率は下振れて推移する可能性が高い。また、米国経済を中心とする不確実性の強い状況が続くもとで、景気の下振れリスクには、なお注意が必要である。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比の下落幅は縮小傾向を維持しているものの、今後、景気の下振れなど実体経済活動の動きが物価面に影響を与える可能性には、注意が必要である。以上を踏まえると、わが国経済が物価安定のもとでの持続的成長経路に復する時期は、後ずれする可能性が強まっている。
 3.このような情勢判断を踏まえ、日本銀行は、以下のとおり、金融緩和をー段と強力に推進することが必要と判断した。
 第1に、実質ゼロ金利政策を採用していることを明確化することとした。
 第2に、物価の安定が展望できる情勢になったと判断するまで、実質ゼロ金利政策を継続するとともに、その際の判断基準が「中長期的な物価安定の理解」であることを確認した。
 第3に、短期金利の低下余地が限界的となっている状況を踏まえ、金融緩和を一段と強力に推進するために、長めの市場金利の低下と各種リスク・プレミアムの縮小を促していくこととした。こうした措置は、中央銀行にとって異例の措置であり、特に、リスク・プレミアムの縮小を促すための金融資産の買入れは、異例性が強い。この点を明確にしたうえで、市場金利やリスク・プレミアムに幅広く働きかけるために、バランスシート上に基金を創設し、多様な金融資産の買入れ、およびこれと同じ目的を有する固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを行うことが適当と判断した。このうち、基金による長期国債の買入れは、現行の長期国債買入とは異なる目的のもとで、臨時の措置として行うものである。このため、基金による買入れにより保有する長期国債は、銀行券発行残高を上限に買入れる長期国債と区分のうえ、異なる取り扱いとする。
 4.日本銀行は、今後とも、先行きの経済・物価動向を注意深く点検したうえで、中央銀行として、適切に政策対応を行っていく方針である。
 「資産買入等の基金」について
 1.買入対象資産等
 資産買入れの対象としては、長期国債、国庫短期証券、コマーシャル・ペーパー(CP)、資産担保コマーシャル・ペーパー(ABCP)、社債、指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)について検討する。
 資産買入れ以外の資金供給の方法としては、固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを行う。
 -指数連動型上場投資信託、不動産投資信託については、日銀法上の認可取得を条件とする。
 2.基金の規模
 (1)基金の規模は、買入資産(5兆円程度)と、固定金利方式・共通担保資金供給オペレーション(30兆円程度)を合わせ、35兆円程度とすることを軸に検討する。
 (2)買入資産については、買入れの開始から1年後を目途に、長期国債および国庫短期証券は合計3.5兆円程度、CP、ABCPおよび社債は合計1兆円程度、総計の残高が5兆円程度となるよう買入れを進めることを軸に検討する。
 3.買入条件等
(1)買入条件・方法は、長めの市場金利低下と各種リスク・プレミアムの縮小を促す観点から、今後検討する。
(2)買入れる長期国債、社債は残存期間1~2年程度を対象とする。

日本政府関係[NP-5.2 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.4]
日本政府関係・桜井充財務副大臣「日銀は踏み込んだ政策を取ってくれた」「政府は財政出動も含めて検討を」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは5日、アイルランドの格付け「AA2」を引き下げる方向で見直すと発表した。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・インドネシア中銀は5日、政策金利を現行の6.50%で据え置くことを決めたと発表した。

日本政府関係[NP     HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.4]
日本政府関係・海江田万里・経済財政担当相「(日銀の金融緩和受け)為替市場の動向をこれからも注視」「株式・為替市場は好感を持って受け止めた」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは5日、トルコの格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げると発表した。

日本政府関係[NP-5.4 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -5.4 CRHDP +0.0]
日本政府関係・仙谷由人官房長官「日銀の金融緩和を大いに歓迎」「経済の成長率の鈍化についての認識を共有してもらった」

白川方明[NP-6.6 HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -2.4 CRHDP -0.4]
白川方明・白川方明日銀総裁「(資産買い入れ基金について)必要があれば規模の拡大も行う」

白川方明[NP     HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -2.4 CRHDP -0.4]
白川方明・白川方明日銀総裁「(翌日物金利について)一時的な下振れの許容が効果的」

ジャン=クロード・トリシェ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「為替についてのG20宣言は非常に重要」

ジャン=クロード・トリシェ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「為替相場の方向性は根底にある経済を反映する必要」「ユーロに対する人民元の動きは我々が望んでいるものではない」

白川方明[NP-2.0 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP -0.3]
白川方明・白川方明日銀総裁「(資産買い入れ基金について)財政政策の領域に入っていく面や、場合により損失を計上することもある」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.6 CHDP +0.2 RHDP -1.6 CRHDP +0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「中国の柔軟な為替にむけたコミットメントを確認した」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で、金先物相場の12月限は時間外取引で買いが強まった。16時45分時点では前日比9.9ドル高の1トロイオンス=1326.7ドルで推移している。一時1326.9ドルと史上最高値を更新した。

ジャン=クロード・トリシェ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・トリシェ・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは中国の欧州債への信頼感を評価する」

野田佳彦[NP-5.4 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -5.7 CRHDP -0.2]
野田佳彦・野田佳彦財務相「(為替介入について)必要なときには断固たる措置をとる」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは「ギリシャが財政改革を継続すれば、格付けに上振れリスクがあると見ている」との認識を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日銀は4-5日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0-0.1%に引き下げ、事実上のゼロ金利政策を導入した。また、国債やコマーシャルペーパー(CP)、国庫短期証券など多様な金融資産の買い入れを行うため、5兆円規模の基金を創設すると発表。市場では「日銀が想定以上の金融緩和を行った」との見方から、円売りが優勢となった。ただ、売り一巡後は下値を切り上げる展開に。日銀の金融緩和への思惑から朝方に円売りを進めた参加者から利益確定の円買いが入ったほか、円の下値の堅さが確認されると押し目買いが広がった。

フェルナンデス・オルドネス[NP     HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
フェルナンデス・オルドネス・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「スペインは信頼され続けるべき」「市場の緊張は他の国々で続いている」

ポーランド政府関係[NP+6.4 HDP -2.9 CHDP +3.1 RHDP -2.9 CRHDP +3.1]
ポーランド政府関係・ポーランド金融政策委員会のブラトコフスキ委員は4日、「ポーランド経済の速やかな景気回復が続いている中で、政策金利の引き上げが必要である」と述べたが、「利上げが現在実施されても、一時的な調整手段となり、長期的な利上げサイクルへのシグナルとみなされない」との見解を示した。

フランス政府関係[NP     HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
フランス政府関係・フランス警察は5日、テロ捜査で9人を拘束し、武器を押収したと、AFP通信が報じている

マルコ・クラニェツ[NP     HDP -4.6 CHDP +0.4 RHDP -4.6 CRHDP +0.4]
マルコ・クラニェツ・欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバー・クラニェツ・スロベニア中銀総裁「アイルランドの債務の削減に向けた対応は信頼できる」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で、金先物相場の12月限は上げ幅を広げている。21時19分時点では前日比12.6ドル高の1トロイオンス=1329.4ドルで推移している。欧州時間に付けた1329.6ドルを上抜けて、一時1330.0ドルと史上最高値を更新した。

国際通貨基金(IMF)[NP+2.0 HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)の金融ディレクター・ビナルス氏が5日、「出口戦略は慎重に検討されなければならない」との見方を示したと一部通信社が伝えた。また、「ソブリン債は前例のない水準にある」との見解も示されている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・5日の欧州外国為替市場で円は方向感が出なかった。ドルに対して欧州通貨やNZドル、カナダドルなどが買われると、つれる格好で円売り欧州通貨買いなどが出た。ただ、同時に円に対してもドル売りが出たことが円全体の支えとなったため、円全体の下値は限られ円の方向感は乏しい展開となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はじり安。米追加金融緩和観測が根強いほか、ユーロなどに対してドル売りが進んでいることも重しだ。22時過ぎに1ドル=83円20銭前後まで下落した。一方で、引き続き日本の金融当局の為替介入への警戒感が残り、83円ちょうどに接近すると買いが入りやすく下値は限定的だ。
・ユーロ円は17時前に1ユーロ=115円12銭前後まで上昇した後は、ドル円の下落とユーロドルの上昇の影響を同時に受けて方向感が出なかった。
・ユーロドルは堅調。アジア系ソブリンからと見られる買いが入り値を上げた。ストップロスを巻き込む格好で上げ幅を拡大。英独の株価指数や時間外のダウ先物が上げ幅を拡大し、投資家のリスク志向が改善したことも買いを促した。22時過ぎに1ユーロ=1.3819ドル前後と3月17日の高値に面合わせした。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・アジア欧州会議(ASEM)首脳会議5日、声明を発表。「欧州連合(EU)のソブリン債危機への対応を歓迎する」、「EUは正当性に従って、債務危機阻止に向けてさらに行動するだろう」、「経済の歪みへの対応を確約」などと見解を示した。

[ Previous / Next ]

FX相場に関係する主な重要人物

ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング

重要人物・その他の発言・ニュース