2010年10月11日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。週末の7カ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議で、野田佳彦財務相が日本の為替介入に関して説明を行ったが、特に目立った批判が出なかったこともあって、対ドル中心に円売りが先行した。
 ただ、G7で、直接名指しをしなかったものの「新興国の経常黒字国は為替の柔軟化に向けた改革をすべき」と指摘し、中国の人民元に対して切り上げを求めたこともあり、引き続き為替介入は行いにくいとの見方が根強く、円売りは長続きしなかった。先週末発表の9月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想以上に減少し米追加金融緩和観測が一段と高まったことを背景に、対ドルで円買いが入ると前週末の高値81円72銭前後を上抜けてストップロスを誘発。つれる格好で円全体が急速に上げ幅を広げる場面があった。その後は、対ドルで目先のストップロスを付け終わると持ち高調整の円売りが出たため、円全体が上値を切り下げた。午前中の値動きは、東京市場が体育の日の祝日休場で取引の厚みがなくなっており、値動きが大きくなった面があった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に一時買われた。東京市場が体育の日の祝日休場で参加者が少なく値動きが細っていたが、欧州勢が参入してくるとやや動意付いた。スイスフランに対してユーロが売られたことにつれて円買いユーロ売りが見られた。また、一部通信社が「中国が大手6行の預金準備率を引き上げる」と複数の関係者の話しとして伝えると、金融引き締めが中国の景気・株価の重しになるとの見方からリスクポジション解消目的で対ユーロや豪ドル中心に円買いが入る場面があった。もっとも、一時伸び悩んだ英・独の株価指数が再度上げ幅を広げた上、時間外の米株価指数先物も強含んでおり円買いの動きは後退している。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はじり高。一部通信社が「中国が大手6行の預金準備率を引き上げる」と複数の関係者の話しとして伝えると、金融引き締めが中国の景気・株価の重しになるとの見方からリスクポジション解消目的で対ユーロや豪ドル中心に円買いが入った。ただ、欧州株や時間外のダウ先物が一時強含んだことから、一方的に円高が進む展開にはならなかった。この日は東京市場が体育の日の祝日で休場となったうえ、米国がコロンブスデーの祝日で債券市場が休場。参加者が少なく全体的に値動きは鈍かった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。1ドル=82円00銭前後を挟んだ狭いレンジでの値動きが続いた。
・ユーロ円は小安い。22時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=114円05銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは中国の金融引き締め関連報道が伝わると、一時1ユーロ=1.3916ドル前後まで値を下げたものの、売り一巡後はもみ合いの展開に。新規の材料に乏しく、方向感に乏しい値動きとなった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ガイ・クアデン[NP-5.2 HDP -1.3 CHDP -0.2 RHDP -1.3 CRHDP -0.2]
・クアデン欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー「極めて緩和的な政策スタンスが適切」「世界景気の減速はユーロ圏の経済成長見通しのリスク要因」

中国人民銀行関係[NP+6.8 HDP +0.9 CHDP +0.1 RHDP +2.7 CRHDP +0.3]
・関係者の話しとして「中国人民銀行が、中国の6大銀行に対する預金準備率を0.50%引き上げるようだ」と伝えている。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

中国人民銀行関係[NP+6.8 HDP +0.9 CHDP +0.1 RHDP +2.7 CRHDP +0.3]
・関係者の話しとして「中国人民銀行が、中国の6大銀行に対する預金準備率を0.50%引き上げるようだ」と伝えている。

2010年10月11日のFX要人発言・ニュース

白川方明[NP     HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP +0.0]
白川方明・白川日銀総裁は10日、ワシントンで講演し、現在の経済状況を考慮すれば、異例の緩和的な金融政策を継続する必要があるとの認識を示した。ただ、同時に「この政策が長期間続くと、予期しない帰結を生む可能性も意識しておく必要がある」と述べて金融緩和が長期化した際のリスクにも言及した。また、「人口動態の変化が日本経済に大きな影響を与えた」「バランスの取れた形で金融規制改革を行うことが重要」などとも述べた。

周小川[NP     HDP -0.2 CHDP +0.2 RHDP -0.2 CRHDP +0.2]
周小川・周小川・中国人民銀行総裁は10日、「内需と外需のバランスの実現に向けて、より漸進的な方法を用いたい」と述べたと一部通信社が伝えた。また、「中国は内需を持つ必要性を認識しており、工業からサービスセクターへ投資をシフトする必要がある」「中国人民銀行はいつも市場参加者に対して、ドルを保有し、売却しないように勧めている」とも発言した。

野田佳彦[NP     HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -5.7 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田財務相は8日、7カ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議後に記者団に対して、「過度の変動をするための介入で、長期にわたり大規模に一定の水準を目指したような介入ではないことを明確にした」などと述べて、G7で日本の為替介入についての説明を行ったことを明らかにした。また、「日本の基本姿勢は理解してもらえた」とも述べて、G7では日本の為替介入に関しては目立った批判はなかったことも明らかにしている。
 なお、G7では為替相場の過度で無秩序な動きは世界の経済・金融の安定に悪影響を与える、為替相場はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映すべき、新興国の経常黒字国は為替の柔軟化に向けた改革をすべき、などの点を確認した。

野田佳彦[NP     HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -5.7 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田財務相は9日、ガイトナー米財務長官との会談では日本の行った為替介入に関しては議論しなかったことを明らかにした。7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の中で既に理解を求めていたためのようだ。また、ソウルでのG20やアジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合で日米が連携していくことで一致した。中国の人民元が議論になったかに関しては「ノーコメント」と述べた。

国際通貨金融委員会(IMFC)[NP     HDP +0.0 CHDP 0.00 RHDP +0.0 CRHDP 0.00]
国際通貨金融委員会(IMFC)・国際通貨金融委員会(IMFC)は9日、「経済の回復は進んでいるが、依然として脆弱であり、加盟国間で一様でない。こうした潜在的な緊張の原因に直面し、我々は強固で持続可能かつ均衡ある成長を確保するために引き続き協力して取り組み、この共通の目標を損なう政策措置を慎むという我々の強いコミットメントを強調する」との認識を示した。また、「国際通貨システムは強靭性を示したが、グローバル・インバランスの拡大、不安定な資本フロー、為替動向、公的準備の供給と蓄積に関連した諸課題の結果として、緊張と脆弱性が残っている」とした。
 また、委員会終了後に、ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事が「為替や資本の移動の問題解決に向け、国際的協調体制の確立を急ぐ必要がある」などと述べたと伝えられている。

ドミニク・ストロス=カーン[NP     HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -1.4 CRHDP +0.3]
ドミニク・ストロス=カーン・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(ブルームバーグとのインタビューで)「IMFはギリシャに財務返済の時間をより与える用意がある」「IMFのギリシャの債務に関する行動は、欧州連合(EU)次第だ」

トーマス・ホーニグ[NP     HDP +3.1 CHDP +0.1 RHDP +3.8 CRHDP -0.1]
トーマス・ホーニグ・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「too big to failの問題が解決したかは疑わしい」

ジョン・キー[NP     HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -3.0 CRHDP +0.0]
ジョン・キー・キー・ニュージーランド(NZ)首相「NZドル高は米経済の弱さを反映している」「NZドルは、輸出企業に対する懸念を生み出し始めている」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -0.5 CRHDP -0.3]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ユーロ圏の金融市場は改善している」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。週末の7カ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議で、野田佳彦財務相が日本の為替介入に関して説明を行ったが、特に目立った批判が出なかったこともあって、対ドル中心に円売りが先行した。
 ただ、G7で、直接名指しをしなかったものの「新興国の経常黒字国は為替の柔軟化に向けた改革をすべき」と指摘し、中国の人民元に対して切り上げを求めたこともあり、引き続き為替介入は行いにくいとの見方が根強く、円売りは長続きしなかった。先週末発表の9月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想以上に減少し米追加金融緩和観測が一段と高まったことを背景に、対ドルで円買いが入ると前週末の高値81円72銭前後を上抜けてストップロスを誘発。つれる格好で円全体が急速に上げ幅を広げる場面があった。その後は、対ドルで目先のストップロスを付け終わると持ち高調整の円売りが出たため、円全体が上値を切り下げた。午前中の値動きは、東京市場が体育の日の祝日休場で取引の厚みがなくなっており、値動きが大きくなった面があった。

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+1.0 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「世界経済の二番底リスクは見られない」「世界経済の回復は緩慢だ」「中国に対して人民元を切り上げるように促さなければならない」

イブ・メルシュ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.2]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ECBの使命は、銀行や国を支えることではない」「ECBは米連邦準備理事会(FRB)の緩和策に左右されない」

ガイ・クアデン[NP-5.2 HDP -1.3 CHDP -0.2 RHDP -1.3 CRHDP -0.2]
ガイ・クアデン・クアデン欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー「極めて緩和的な政策スタンスが適切」「世界景気の減速はユーロ圏の経済成長見通しのリスク要因」

ヴィトル・コンスタンシオ[NP-4.0 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
ヴィトル・コンスタンシオ・コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁「米国の景気見通しを懸念している」「ECBは出口戦略を前もって決めていない」

中国人民銀行関係[NP+6.8 HDP +0.9 CHDP +0.1 RHDP +2.7 CRHDP +0.3]
中国人民銀行関係・関係者の話しとして「中国人民銀行が、中国の6大銀行に対する預金準備率を0.50%引き上げるようだ」と伝えている。

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ユーロ圏にデフレ圧力は見られない」「米国の景気減速は驚きではない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に一時買われた。東京市場が体育の日の祝日休場で参加者が少なく値動きが細っていたが、欧州勢が参入してくるとやや動意付いた。スイスフランに対してユーロが売られたことにつれて円買いユーロ売りが見られた。また、一部通信社が「中国が大手6行の預金準備率を引き上げる」と複数の関係者の話しとして伝えると、金融引き締めが中国の景気・株価の重しになるとの見方からリスクポジション解消目的で対ユーロや豪ドル中心に円買いが入る場面があった。もっとも、一時伸び悩んだ英・独の株価指数が再度上げ幅を広げた上、時間外の米株価指数先物も強含んでおり円買いの動きは後退している。

欧州連合(EU)[NP     HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)の報道官は11日、「ギリシャがEUや国際通貨基金(IMF)からの緊急融資の返済期間の延長を必要とする可能性は低い」との認識を示した。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.3 CHDP +0.3 RHDP +0.3 CRHDP +0.3]
ドイツ政府関係・ドイツの財務省の報道官は11日、「人民元の動向に関するコメントは差し控える」との見解を示したと報じられている。

デーヴィッド・キャメロン[NP     HDP -0.8 CHDP +3.2 RHDP -0.8 CRHDP +3.2]
デーヴィッド・キャメロン・キャメロン英首相「英経済はリスクに直面している。金融政策は財政政策よりも成長を促すための最善策となる。」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは11日、ウクライナの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」にしたと発表した。

ウィリアム・ダドリー[NP     HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -0.8 CRHDP +0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「融資保証に関する新銀行規制への影響は限定的」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・11日の欧州外国為替市場で円はじり高。一部通信社が「中国が大手6行の預金準備率を引き上げる」と複数の関係者の話しとして伝えると、金融引き締めが中国の景気・株価の重しになるとの見方からリスクポジション解消目的で対ユーロや豪ドル中心に円買いが入った。ただ、欧州株や時間外のダウ先物が一時強含んだことから、一方的に円高が進む展開にはならなかった。この日は東京市場が体育の日の祝日で休場となったうえ、米国がコロンブスデーの祝日で債券市場が休場。参加者が少なく全体的に値動きは鈍かった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。1ドル=82円00銭前後を挟んだ狭いレンジでの値動きが続いた。
・ユーロ円は小安い。22時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=114円05銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは中国の金融引き締め関連報道が伝わると、一時1ユーロ=1.3916ドル前後まで値を下げたものの、売り一巡後はもみ合いの展開に。新規の材料に乏しく、方向感に乏しい値動きとなった。

アイルランド政府関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
アイルランド政府関係・レニハン・アイルランド財務相「アイルランド財政を自力で安定させることは可能」、「アイルランドはリセッションから脱却しつつある」、「4ヵ年計画を11月に発表する見通し」

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