2011年2月1日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はポンド以外の通貨に対しては強含み。エジプトで暫定政権が樹立し、市場では「エジプトの情勢不安を意識したリスク回避の動きは一服している」との声が聞かれたものの、欧米株式相場が上値の重い動きを続ける中、投資家のリスク志向の改善には至らなかった。米商務省が発表した12月米個人消費支出(PCE)で、食品とエネルギーを除いたコアのPCEデフレーターが予想を下回ったこともあり、対ドルでは底堅い動きを続けたほか、ユーロに対しても欧州時間までの下げ幅を縮小する動きが中心となった。
 一方、ポンドに対しては軟調。月末のリバランスに絡んだポンド買いの動きが活発化したことで下落すると、売り一服後も戻りの鈍い展開に終始した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンド主導で一時売りが強まった。英国立経済社会研究所(NIESR)が1日、イングランド銀行(BOE)は今年3回利上げを行うとの見通しを示したことを受けて、対ポンドで円売りが強まると、その他通貨にも円売りが広がった。
 その後は、1日前場の日本株の上値が限られたほか、上海総合指数がさえない展開となっており、リスク許容度の改善が進まず円売りの勢いは弱まっている。
 ただ、豪ドルに対しては、この後12時30分の豪準備銀行(RBA)政策発表を前に、声明でタカ派の内容が示されることを期待した思惑的な円売りが出ており、今日の安値まで下げた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらなかった。対豪ドルでは、豪準備銀行(RBA)が中長期的には利上げに踏み切ることを期待した円売りが続いた。また、夕刻には、ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて対欧州通貨で円売りが出る場面があった。ただ、フィキシングを通過すると円売りは失速し買い戻しが入っている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は強含み。対ユーロやポンドでドル売りが進んだ影響で、対円でもドル売りが広がった。損失覚悟の円買い注文を巻き込んで上昇に弾みが付いた。スイスフランに対しては全般的にスイスフラン売りが強まった影響で、円高・スイスフラン安が進んだ。
 一方、ユーロに対しては一進一退。12月ユーロ圏失業率が市場予想より強い内容となったことが円売りユーロ買いを誘った半面、円・ドルの上昇につれた円買いユーロ売りが相場を支えた。ポンドに対しても「英国立経済社会研究所(NIESR)がイングランド銀行(BOE)は今年3回利上げを行うとの見通しを示した」との報道を蒸し返す格好で円売りが出た一方、円・ドルの上昇が相場を支えたため方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は安い。対ユーロなどでドル売りが出た影響を受け、1ドル=81円70-75銭に観測されていたストップロスを巻き込むと20時過ぎに81円47銭前後と1月3日以来の安値を付けた。
・ポンド円は一進一退。ポンドドルの上昇につれた買いが相場を支える半面、ドル円の下落につれた円買いポンド売りが相場の重しとなった。
・ユーロドルはしっかり。欧州中央銀行(ECB)の利上げ時期が早まるとの観測が浮上する中、ポンドドルの上昇につれたユーロ買いドル売りが入った。19時過ぎに一時2010年11月22日以来の高値となる1ユーロ=1.3776ドル前後まで値を上げた。予想を上回るユーロ圏経済指標を好感した買いが入ったほか、市場では「中東勢やモデル系ファンドの買いが目立った」との指摘があった。なお、ポンドドルは1月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったこともあって、一時昨年11月15日以来の高値となる1ポンド=1.6142ドル前後まで上値を伸ばした。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

デニス・ロックハート[NP-5.2 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「住宅市場と欧州債務危機にリスクが見られる」「失業率は受け入れるには程遠い水準」「緩和的な政策はまだ必要」

デニス・ロックハート[NP-5.4 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「長期間にわたって低金利が必要であることを支持する」

米政府関係[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.3]
・米国務省は公共輸送機関への攻撃などテロの恐れがあるとして、英国への渡航に警告を発したようだ。

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+4.0 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「インフラや住宅の洪水からの復興が、需要を緩やかに押し上げる見通し」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「洪水の再興からの追加的な需要は中期的なインフレ見通しに大きな影響を与えない可能性」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+4.4 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.2 CRHDP -0.2]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「民間部門の投資は、商品価格が高水準にあることを反映して、上向きつつある兆候がある」

温家宝[NP+6.6 HDP -0.5 CHDP +0.3 RHDP -0.5 CRHDP +0.3]
・温家宝中国首相「過度の物価上昇を断固阻止する」「物価の基本的安定を維持する」

温家宝[NP+6.2 HDP -0.2 CHDP +0.3 RHDP -0.2 CRHDP +0.3]
・温家宝中国首相「不動産価格の安定化を図る」「不動産市場での投機的な買いを抑制する」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1日、スペインの格付けを「AA/A-1+」に維持したと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ジム・フラハティ[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.3]
・フラハティ・カナダ財務相「2012年にさらなる法人税の引き下げを計画している」

2011年2月1日のFX要人発言・ニュース

ジム・フラハティ[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「2012年にさらなる法人税の引き下げを計画している」

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「米景気回復の弱さと欧州圏のいくつかの国の不安定さがカナダ経済の最大のリスク」

デニス・ロックハート[NP+4.2 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.8 CRHDP -0.1]
デニス・ロックハート・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「経済活動のペースは加速している」「デフレ懸念は最近、減少した」

デニス・ロックハート[NP-5.2 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.0]
デニス・ロックハート・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「住宅市場と欧州債務危機にリスクが見られる」「失業率は受け入れるには程遠い水準」「緩和的な政策はまだ必要」

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・米ワシントン・ポストが31日報じたところによると、ムバラク大統領の退陣を求める抗議デモが続くエジプト情勢に関し、これまでムバラク政権を支援してきた米政府はエジプトの暫定政権樹立を支持する方針へと転換したようだ。

デニス・ロックハート[NP-5.4 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP +0.0]
デニス・ロックハート・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「長期間にわたって低金利が必要であることを支持する」

デニス・ロックハート[NP     HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP +0.0]
デニス・ロックハート・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「2011年にいくつかの小規模銀行が破たんするだろう」「欧州の債務問題を注意深く監視する必要がある」

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・エジプト軍は民衆に対し武力は行使しないと宣言したようだ。また、同軍は「デモ隊の要求は正当である」との見方を示したという。

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.3]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が2月9日に米下院予算委員会で議会証言を行うことが明らかとなったと伝えられた。

連邦準備制度理事会(FRB)[NP-4.8 HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.0]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)の融資担当者調査によると、支払い遅延融資の一段の減少が予想された。また、「企業向け融資基準の緩和は続き、家計向けは変わらずとなった」ことが分かった。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・エジプトのスレイマン副大統領は31日、「すべての政治勢力との対話を求める」「新内閣は経済の信頼回復を求める」との声明を発表した。また、エジプトは数日中に政策声明を発表するとした。

米政府関係[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.3]
米政府関係・米国務省は公共輸送機関への攻撃などテロの恐れがあるとして、英国への渡航に警告を発したようだ。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・31日のニューヨーク外国為替市場で円はポンド以外の通貨に対しては強含み。エジプトで暫定政権が樹立し、市場では「エジプトの情勢不安を意識したリスク回避の動きは一服している」との声が聞かれたものの、欧米株式相場が上値の重い動きを続ける中、投資家のリスク志向の改善には至らなかった。米商務省が発表した12月米個人消費支出(PCE)で、食品とエネルギーを除いたコアのPCEデフレーターが予想を下回ったこともあり、対ドルでは底堅い動きを続けたほか、ユーロに対しても欧州時間までの下げ幅を縮小する動きが中心となった。
 一方、ポンドに対しては軟調。月末のリバランスに絡んだポンド買いの動きが活発化したことで下落すると、売り一服後も戻りの鈍い展開に終始した。

野田佳彦[NP     HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦財務相「(エジプトの情勢混乱について)マーケットへの影響を注視する」

菅直人[NP-4.6 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.2]
菅直人・菅直人首相「今年中に物価下落を止めるところに持っていくことが政府の目標」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンド主導で一時売りが強まった。英国立経済社会研究所(NIESR)が1日、イングランド銀行(BOE)は今年3回利上げを行うとの見通しを示したことを受けて、対ポンドで円売りが強まると、その他通貨にも円売りが広がった。
 その後は、1日前場の日本株の上値が限られたほか、上海総合指数がさえない展開となっており、リスク許容度の改善が進まず円売りの勢いは弱まっている。
 ただ、豪ドルに対しては、この後12時30分の豪準備銀行(RBA)政策発表を前に、声明でタカ派の内容が示されることを期待した思惑的な円売りが出ており、今日の安値まで下げた。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は1日、政策金利を現行の4.75%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+1.0 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「現在の金融政策のスタンスは全体的なマクロ経済見通しの観点から引き続き適切」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+4.0 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.1]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「インフラや住宅の洪水からの復興が、需要を緩やかに押し上げる見通し」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「洪水の再興からの追加的な需要は中期的なインフレ見通しに大きな影響を与えない可能性」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP     HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「中銀は洪水の影響の査定を続ける」

オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+4.4 HDP +2.5 CHDP +0.0 RHDP +2.2 CRHDP -0.2]
オーストラリア準備銀行(RBA)関係・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「民間部門の投資は、商品価格が高水準にあることを反映して、上向きつつある兆候がある」

菅直人[NP     HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.2]
菅直人・菅直人首相「格下げは長期金利の上昇が原因ではなかった」「格下げに対して市場は落ち着いた対応」「言葉を発しているだけであり、市場と対話しているわけではない」

ドミニク・ストロス=カーン[NP     HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
ドミニク・ストロス=カーン・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(メキシコで語る)「米国は中期的な財政再建が必要だ」「米国は資金調達には問題を抱えていない」「IMFは日本の経済成長を懸念している」

エレナ・サルガド[NP     HDP -0.1 CHDP +0.5 RHDP -0.1 CRHDP +0.5]
エレナ・サルガド・サルガド・スペイン財務相「スペインは外部の支援を必要としていない」「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)が柔軟性を増すことは良い」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「現在の欧州経済見通しは2面ある」「債務危機の最悪期は過ぎた可能性」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらなかった。対豪ドルでは、豪準備銀行(RBA)が中長期的には利上げに踏み切ることを期待した円売りが続いた。また、夕刻には、ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて対欧州通貨で円売りが出る場面があった。ただ、フィキシングを通過すると円売りは失速し買い戻しが入っている。

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.2 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「欧州は中国最大のマーケット」「中国は健全なEUを必要としている」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1日、エジプトの長期格付けを引き下げ、クレジットウォッチ・ネガティブにしたと発表した。

温家宝[NP+6.6 HDP -0.5 CHDP +0.3 RHDP -0.5 CRHDP +0.3]
温家宝・温家宝中国首相「過度の物価上昇を断固阻止する」「物価の基本的安定を維持する」

温家宝[NP+6.2 HDP -0.2 CHDP +0.3 RHDP -0.2 CRHDP +0.3]
温家宝・温家宝中国首相「不動産価格の安定化を図る」「不動産市場での投機的な買いを抑制する」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1日、スペインの格付けを「AA/A-1+」に維持したと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・複数のメディアが報じたところによると、中東・西アジアに位置するヨルダンのアブドラ国王は内閣を解散させたようだ。なお、同国のリファイ首相は辞任した模様。

欧州金融安定ファシリティ(EFSF)関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
欧州金融安定ファシリティ(EFSF)関係・欧州の救済基金は政府から新発債を購入する権限を得る可能性があるようだ。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・1日の欧州外国為替市場で円は強含み。対ユーロやポンドでドル売りが進んだ影響で、対円でもドル売りが広がった。損失覚悟の円買い注文を巻き込んで上昇に弾みが付いた。スイスフランに対しては全般的にスイスフラン売りが強まった影響で、円高・スイスフラン安が進んだ。
 一方、ユーロに対しては一進一退。12月ユーロ圏失業率が市場予想より強い内容となったことが円売りユーロ買いを誘った半面、円・ドルの上昇につれた円買いユーロ売りが相場を支えた。ポンドに対しても「英国立経済社会研究所(NIESR)がイングランド銀行(BOE)は今年3回利上げを行うとの見通しを示した」との報道を蒸し返す格好で円売りが出た一方、円・ドルの上昇が相場を支えたため方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は安い。対ユーロなどでドル売りが出た影響を受け、1ドル=81円70-75銭に観測されていたストップロスを巻き込むと20時過ぎに81円47銭前後と1月3日以来の安値を付けた。
・ポンド円は一進一退。ポンドドルの上昇につれた買いが相場を支える半面、ドル円の下落につれた円買いポンド売りが相場の重しとなった。
・ユーロドルはしっかり。欧州中央銀行(ECB)の利上げ時期が早まるとの観測が浮上する中、ポンドドルの上昇につれたユーロ買いドル売りが入った。19時過ぎに一時2010年11月22日以来の高値となる1ユーロ=1.3776ドル前後まで値を上げた。予想を上回るユーロ圏経済指標を好感した買いが入ったほか、市場では「中東勢やモデル系ファンドの買いが目立った」との指摘があった。なお、ポンドドルは1月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったこともあって、一時昨年11月15日以来の高値となる1ポンド=1.6142ドル前後まで上値を伸ばした。

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