2011年2月21日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ジャン=クロード・トリシェ[NP+6.2 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +2.3 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は20日、「ECBは決して利上げを躊躇していない」との見解を示した。また、「ECBは物価の2次的影響を回避しなければならない」「ECBは今後10年間、2%以下のインフレを達成するだろう」「ユーロは極めて信頼できる通貨だ」などとした。
周小川[NP+5.4 HDP +1.6 CHDP +0.2 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・周小川・中国人民銀行総裁「輸出業者は人民元が上昇しても生き残ることが出来る」
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事(香港で語る)「緩やかな景気回復は軌道に乗っている」「予想より高いインフレがひとつの懸念」
アタナシオス・オルファニデス[NP+5.4 HDP +0.3 CHDP +0.3 RHDP +0.3 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルファニデス・キプロス中銀総裁「インフレ率が2%超の水準で予想よりいくらか長く推移するというサプライズを排除できない」
アタナシオス・オルファニデス[NP+5.8 HDP +0.6 CHDP +0.3 RHDP +0.6 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルファニデス・キプロス中銀総裁「インフレの加速は常に懸念」「ECBは必要に応じて行動する準備をしなければならない」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・リビアのカダフィ大佐がトリポリを脱出したと英BBCが伝えた。
マーティン・ウィール[NP+4.6 HDP +0.8 CHDP +1.2 RHDP +0.8 CRHDP +1.2]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「短期的に政策金利を引き上げても、CPIは早期にターゲット内に戻らないだろう」
マーティン・ウィール[NP+5.4 HDP +1.7 CHDP +0.9 RHDP +1.7 CRHDP +0.9]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「今の小幅な利上げが、後々の大きな利上げを防ぐ可能性がある」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
マーティン・ウィール[NP+4.6 HDP +0.8 CHDP +1.2 RHDP +0.8 CRHDP +1.2]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「短期的に政策金利を引き上げても、CPIは早期にターゲット内に戻らないだろう」
2011年2月21日のFX要人発言・ニュース
G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP HDP +0.9 CHDP -0.8 RHDP +0.9 CRHDP -0.8]
・20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)
[2011年2月18-19日 於:フランス・パリ]
2.世界経済の回復は、強固なものとなりつつあるが、依然一様ではなく、下方リスクは残っている。ほとんどの先進国においては、成長は緩やかで、失業率は高止まりしている一方、新興国においては、より力強い成長が続いており、景気過熱の兆候が見受けられる国もある。我々は、我々が直面している課題に対する一貫して協調した対応を確保し、危機の原因に対処し、より健全な世界経済の成長を回復させるという我々の意志を再確認する。
3.我々は、強固で持続可能かつ均衡ある成長を達成するための全てのG20メンバーによる協調した政策措置へのコミットメントを再確認する。我々の主要な優先的政策措置は、トロントでのコミットメントに沿った、各国の状況によって差別化された中期財政健全化計画の実施、適切な金融政策の実現、根底にある経済のファンダメンタルズをよりよく反映した、為替レートの柔軟性の向上及び世界需要を維持し、潜在成長を増大させ、雇用創出を助け、世界的なリバランスに貢献する構造改革を含む。我々は、ソウル・サミット以降の進捗を議論し、多角的協調を強化することにより、過度の不均衡を縮小し経常収支を持続可能な水準で維持することの必要性を強調した。我々は、統合された2段階のプロセスを通じて、政策措置を必要とするような継続した大規模な不均衡に焦点を当てることを可能にする一連の項目に合意した。第1段階に必要な作業を完了するため、我々の目標は、大規模な一次産品生産者を含む、国及び地域の状況を考慮する必要性を認識しつつ、4月の次回会合までに、これらの項目それぞれを評価する参考となるガイドラインに合意することである。これらの参考となるガイドラインは、目標となるものではないが、以下の項目を評価するのに使用される: (i)公的債務と財政赤字、民間貯蓄率と民間債務、(ii)為替・財政・金融・その他の政策を十分に考慮しつつ、貿易収支、投資所得及び対外移転のネットフローから構成される対外バランス。我々はまた、強固で持続可能かつ均衡ある成長のための枠組みを実施し、既に行ったコミットメントをモニターする 2011年版の行動計画の策定へ向けた予定表を採択した。ソウルで合意したように、我々は、IMFに対し、相互評価プロセスの一部として、対外的な持続可能性と政策の一貫性確保に向けた進捗についての評価を10月の会合において提供することを求める。その際、我々はまた、合意されたガイドラインに基づく継続した大規模な不均衡の原因に関する分析によって情報を得て、行動計画を含むMAPに関する報告のレビューを行う。我々はまた、ソウルでのコミットメントを達成するためになされた進捗の評価をレビューする。
4.国際通貨システム(IMS)はその強じんさを示してきたものの、脆弱性は残っており、システミックな安定性を確保し、秩序のある調整を促進し、悪影響を及ぼすような資本移動の変動、準備通貨を持つ先進国が過度の変動を監視することを含む、為替レートの無秩序な動き、為替レートの継続した不均衡を回避するため、IMSを改善する必要性が高まっている。今日、我々は、IMSの機能の強化に向けた作業プログラムに合意した。IMSの機能強化は、以下を通じて目指される:不安定性をもたらす可能性のある資本移動への対処に関する、好ましくない結果をもたらしうることに留意しつつも、マクロ健全性措置を含む一貫した手法や措置、資金セーフティ・ネットやSDRの役割といった論点を含む、ショックを予防し、対処する能力を強化するための国際的な流動性の管理。これにはまた、為替レートについての諸論点とIMFのサーベイランスの強化に関する議論が求められる。我々は、4月の次回会合において、以下の報告を議論することを期待している:IMSの強化に関するIMFからの報告、新興・途上国における現地の資本市場や国内通貨の借入れを強化する行動に関する経験に基づく世界銀行とRDBsによる報告。加えて、我々は、資本移動に関するOECDの作業及びUNCTAD等、他の関連する国際機関の貢献を得ることができる。
5.我々は、一次産品価格の潜在的な過度の変動の影響についての懸念を議論し、我々の代理に対し、国際機関と協働して、根底にある動きと、こうした趨勢が消費国と生産国双方に与える課題について我々に報告し、可能性のある対応策の検討を求めた。我々は、この変動が食糧安全保障に与える影響に留意しつつ、途上国の農業セクターへの長期的な投資の必要性を改めて表明した。我々は、石油データイニシアティブ共同機構(JODI oil)の質、適時性及び信頼性を高めるためのIEF、IEA及びOPECによる中間報告を歓迎し、最終報告で詳述されるこれらの提言を実施するための戦略について更に取り組むことを求める。1月24日にリヤドで開催されたシンポジウムに基づき、我々は、IEFが2011年2月22日の次の会合において、産消対話を改善するための具体的な戦略を提供することを奨励する。首脳の要請を受け、我々は、IMF及びIEF並びにIEA、GECF及びOPECに対し、石油の価格変動に関するG20の作業をガスと石炭に拡大するための具体的な提言を2011年10月までに策定することを求める。我々は、次回会合において、以下の報告を議論することを期待している:価格報告機関に関するIEF、IEA、OPEC及びIOSCOの報告、現在関連する国際機関によって作業が行われている食糧安全保障に関する中間報告、及び、特に、透明性を強化し、市場の濫用に対処するための商品デリバティブ市場の規制・監督に関する IOSCOの提言及びFSBの次のステップの検討。
ジャン=クロード・トリシェ[NP+6.2 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +2.3 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は20日、「ECBは決して利上げを躊躇していない」との見解を示した。また、「ECBは物価の2次的影響を回避しなければならない」「ECBは今後10年間、2%以下のインフレを達成するだろう」「ユーロは極めて信頼できる通貨だ」などとした。
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +1.7 CRHDP +0.0]
・ガイトナー米財務長官は19日、20か国財務大臣・中央銀行総裁会議後の記者会見で「人民元は依然として著しく過小評価されている」との考えを示した。
ドミニク・ストロス=カーン[NP HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事は19日、SDR(特別引出権)の構成通貨に人民元を出来るだけ早く追加することを支持する、との見解を示した。なお、ストロスカーン氏は20か国財務大臣・中央銀行総裁会議で中国とともにこのことを協議したという。
周小川[NP+5.4 HDP +1.6 CHDP +0.2 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・周小川・中国人民銀行総裁「輸出業者は人民元が上昇しても生き残ることが出来る」
菅直人[NP+2.0 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・菅直人首相「デフレ脱却の兆しが見えるところまできた」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。対ユーロでは欧州中央銀行(ECB)による利上げの思惑から円売りが出たほか、ドルに対しては仲値決済に向けた円売りが散見された。ただ、リビアで多数の死者が出るなど、反政府デモが中東全域で深刻の度を増すなか、日本株相場が下落したため徐々に円の買い戻しが入り持ち直した。
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事(香港で語る)「緩やかな景気回復は軌道に乗っている」「予想より高いインフレがひとつの懸念」
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+4.8 HDP +0.5 CHDP +0.1 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事(香港で語る)「先進国は輸入インフレによる困難な状況に直面している」「流動性の状況は適正。経済が改善すれば政策は調整される必要がある」
アタナシオス・オルファニデス[NP+5.4 HDP +0.3 CHDP +0.3 RHDP +0.3 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルファニデス・キプロス中銀総裁「インフレ率が2%超の水準で予想よりいくらか長く推移するというサプライズを排除できない」
アタナシオス・オルファニデス[NP+5.8 HDP +0.6 CHDP +0.3 RHDP +0.6 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルファニデス・キプロス中銀総裁「インフレの加速は常に懸念」「ECBは必要に応じて行動する準備をしなければならない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。本日はプレジデントデーで米国市場が休みとなるため全般的に様子見ムードが強く、ポジションを一方向に傾ける動きは目立たなかった。市場では「リビアで多数の死者が出るなど、反政府デモが中東全域で深刻の度を増しており、先行きを見極めたいと取引を手控える市場参加者も多かった」との指摘があった。
日本政府関係[NP+4.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP +0.3]
・与謝野馨・経済財政担当相は21日午後、2月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。輸出の持ち直しや自動車販売に底打ち感が出ていることから、景気の総括判断を「持ち直しに向けた動きがみられ、足踏み状態を脱しつつある」と2カ月連続で上方修正した。
日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP +0.2]
・与謝野馨・経済財政担当相「為替や経済に下振れリスクがある」「足踏みの状態から脱却するには、実質・名目成長率がプラスに転換し、物価が数ヶ月間プラスで推移する必要がある」
ドイツ政府関係[NP HDP +0.7 CHDP -0.3 RHDP +0.7 CRHDP -0.3]
・ドイツ連邦銀行は21日、独経済の先行きについて楽観的な見方を示した。ただ、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)を国債購入のために使用することは、債券保有者や政府の責任を軽減する意味合いしかないと警告している。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は21日、バーレーンの格付けを「A-/A-2」に引き下げると発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。
デーヴィッド・キャメロン[NP HDP -0.5 CHDP -1.5 RHDP -0.5 CRHDP -1.5]
・キャメロン英首相が21日、エジプトを電撃訪問したと複数の通信社が伝えている。
フェルナンデス・オルドネス[NP HDP -0.6 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「国内銀行の資本規制を強化する法令は問題に対処するために絶対に必要不可欠」
フェルナンデス・オルドネス[NP HDP -0.6 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「銀行によるECBへの借り入れは市場が上手く機能していないことを反映している」
フェルナンデス・オルドネス[NP HDP -0.6 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「貯蓄銀行の統合は完了した」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・リビアのカダフィ大佐がトリポリを脱出したと英BBCが伝えた。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ハンガリー中銀は21日、政策金利を現行の6.00%に据え置くことを決めたと発表した。
マーティン・ウィール[NP+4.6 HDP +0.8 CHDP +1.2 RHDP +0.8 CRHDP +1.2]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「短期的に政策金利を引き上げても、CPIは早期にターゲット内に戻らないだろう」
マーティン・ウィール[NP+5.4 HDP +1.7 CHDP +0.9 RHDP +1.7 CRHDP +0.9]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「今の小幅な利上げが、後々の大きな利上げを防ぐ可能性がある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。21日の英・独の株価指数が下げに転じ下げ幅を広げると、リスクポジションを閉じる動きが出て円買いが入る場面があった。ただ、米国市場がプレジデンツデーの祝日休場で、市場参加者が減少することが見込まれることもあって、一方的に円買いが進む展開にはならず、英独の株価が下げ止まるとポジション調整の円売りが若干出て値を下げた。
一方、円は対カナダドルではじり安。時間外のWTI原油先物相場の上昇を手掛りに円売りカナダドル買いが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=83円21銭前後と、16時前につけた本日高値に面合わせした。
・ユーロ円は一進一退。21時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=113円63銭前後と12時30分過ぎにつけた本日安値に面合わせした。
・カナダドル円はしっかり。一時1カナダドル=84円62銭前後まで上昇した。時間外のWTI原油先物相場が堅調に推移していることを受けた。
・ユーロドルはさえない展開。2月独Ifo企業景況感指数が市場予想を上回ったことを受けて買いが入る場面があったものの、英・独の株価指数が失速したことや、ユーロポンドが下げたことがユーロ売りドル買いを誘い、22時過ぎに1ユーロ=1.3659ドル前後と本日安値を付けた。
・ユーロポンドの売りは、ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員が一部メディアとのインタビューで「現在の小幅な利上げが、後々の大きな利上げを防ぐ可能性がある」などと述べたことが手掛りとなった。22時過ぎに1ユーロ=0.84161ポンド前後まで下げた。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・リビアの司法相は21日、反政府デモ隊への武力鎮圧に抗議して辞任を発表したと伝えられた。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・アティーヤ・カタール石油相は21日、石油供給市場には問題がないとし、原油価格の高騰は地政学リスクと投機筋が原因であるとの認識を示したと伝えられた。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは21日、オバマ米大統領の予算案が承認されれば米国の格付けにポジティブな影響を与えるとの見方を示した。その一方で、予算案が承認される可能性はほぼないとの認識も同時に示している。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。対ユーロでは欧州中央銀行(ECB)による利上げの思惑から円売りが出たほか、ドルに対しては仲値決済に向けた円売りが散見された。ただ、リビアで多数の死者が出るなど、反政府デモが中東全域で深刻の度を増すなか、日本株相場が下落したため徐々に円の買い戻しが入り持ち直した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。本日はプレジデントデーで米国市場が休みとなるため全般的に様子見ムードが強く、ポジションを一方向に傾ける動きは目立たなかった。市場では「リビアで多数の死者が出るなど、反政府デモが中東全域で深刻の度を増しており、先行きを見極めたいと取引を手控える市場参加者も多かった」との指摘があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。21日の英・独の株価指数が下げに転じ下げ幅を広げると、リスクポジションを閉じる動きが出て円買いが入る場面があった。ただ、米国市場がプレジデンツデーの祝日休場で、市場参加者が減少することが見込まれることもあって、一方的に円買いが進む展開にはならず、英独の株価が下げ止まるとポジション調整の円売りが若干出て値を下げた。
一方、円は対カナダドルではじり安。時間外のWTI原油先物相場の上昇を手掛りに円売りカナダドル買いが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=83円21銭前後と、16時前につけた本日高値に面合わせした。
・ユーロ円は一進一退。21時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=113円63銭前後と12時30分過ぎにつけた本日安値に面合わせした。
・カナダドル円はしっかり。一時1カナダドル=84円62銭前後まで上昇した。時間外のWTI原油先物相場が堅調に推移していることを受けた。
・ユーロドルはさえない展開。2月独Ifo企業景況感指数が市場予想を上回ったことを受けて買いが入る場面があったものの、英・独の株価指数が失速したことや、ユーロポンドが下げたことがユーロ売りドル買いを誘い、22時過ぎに1ユーロ=1.3659ドル前後と本日安値を付けた。
・ユーロポンドの売りは、ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員が一部メディアとのインタビューで「現在の小幅な利上げが、後々の大きな利上げを防ぐ可能性がある」などと述べたことが手掛りとなった。22時過ぎに1ユーロ=0.84161ポンド前後まで下げた。