2011年7月19日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・一部のイタリア銀行株の取引が一時停止となったという。
フランス政府関係[NP HDP +0.0 CHDP +1.6 RHDP +0.0 CRHDP +1.6]
・バロワン仏経済財務雇用相「フランスはギリシャの選択的デフォルトに至るような解決策は支持しない」「ユーロ圏の首脳は危機に対応できると確信している」
山口廣秀[NP-4.6 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
・山口廣秀日銀副総裁(衆院予算委員会で)「円高のマイナス面を意識し必要ならば適切な措置を講じる」「円高による輸出減や企業収益、マインド悪化などのマイナス効果を注視する」
野田佳彦[NP-4.6 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・野田佳彦財務相「為替水準や為替介入の有無に関してはコメントを控えたい」「(円高に関し)最近の市場は一方向に偏っており動向を注視する」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +2.2 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨「現在の穏やかな引き締め気味の政策は引き続き適切」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・19日のポルトガル2年物国債利回りが一時20.39%まで上昇し、ユーロ導入来最高水準を付けたと伝えた。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・19日のギリシャ2年物国債利回りが一時37.10%まで上昇し、ユーロ導入来最高水準を付けたと伝えた。
カナダ銀行関係[NP+4.0 HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「インフレ目標の達成のために、現在の刺激的な金融政策のいくつかは解除されるだろう」
カナダ銀行関係[NP+1.4 HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「刺激策の解除は慎重に検討される必要がある」
カナダ銀行関係[NP+3.4 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「CPIは短期的に3%超を維持すると予想される」「コアインフレは予想されたよりも若干底堅い」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
カナダ銀行関係[NP+4.0 HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「インフレ目標の達成のために、現在の刺激的な金融政策のいくつかは解除されるだろう」
2011年7月19日のFX要人発言・ニュース
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・一部のイタリア銀行株の取引が一時停止となったという。
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.2]
・ガイトナー米財務長官「米国の金融システムは非常に力強くリスクに対してさらなる資本を有している」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「危機の影響が依然として感じられる」「景気回復のプロセスは複雑で国際的」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.1]
・米ホワイトハウス「共和党の歳出削減は社会保障の厳しい削減につながる」
バラク・オバマ[NP HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -2.6 CRHDP +0.1]
・オバマ米大統領「経済は速く成長し企業は雇用する必要がある」
フランス政府関係[NP HDP +0.0 CHDP +1.6 RHDP +0.0 CRHDP +1.6]
・バロワン仏経済財務雇用相「フランスはギリシャの選択的デフォルトに至るような解決策は支持しない」「ユーロ圏の首脳は危機に対応できると確信している」
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・IBMは18日、第2四半期決算を発表した。調整後1株利益は3.09ドルとなり、市場予想平均の3.02ドル程度を上回った。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相が、「21日の首脳会議でユーロ圏の債務問題の対応策が合意に達する」との認識を示したと伝えた。
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.8 CHDP +0.0 RHDP +4.1 CRHDP -0.2]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「米債務上限の引き上げは合意することに疑いはない」「米国がデフォルトになると大きな問題となる」
ジャン=クロード・トリシェ[NP+2.0 HDP +0.8 CHDP +0.0 RHDP +4.1 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「ユーロ加盟国がユーロを離脱することは、いかなる点でも想定されてない」「債務危機による景気後退は予想していない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は対資源国通貨で買い先行後、売られた。15日に欧州銀行監督機構(EBA)が公表した銀行ストレステストの結果に懐疑的な見方が広がるなか、ダウ平均が金融関連株中心に軟調に推移し180ドルを超す下げ幅となった。WTI原油先物相場も2ドル超下落し、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買い資源国通貨売りが持ち込まれた。対ポンドでまとまった円買いが入ったことも円全体を押し上げた。ただ、株価や原油相場が下げ幅を縮めると、持ち高調整目的の円売りが出て上値が切り下がった。
一方、ユーロに対しては戻りが鈍かった。米財務省が18日発表した5月の国際資本統計(対米証券投資動向)で、米居住者と外国人との間の短期債を含めた証券取引が675億ドルの資本流出超となったことを受けてユーロ買いドル売りが先行。つれる形で円安・ユーロ高が進んだ。ダウ平均の大幅安がリスク回避的な円買いを誘う場面もあったが、その後ダウ平均が下げ幅を縮めたため、円は戻り売りに押された。ベニゼロス・ギリシャ財務相の話として「21日のユーロ圏首脳会議で債務問題への対応策が合意に達する」と伝わったことも円売りユーロ買いを促し、軟調に推移した。
なお、ドルに対しては動意が薄い。欧州資源国通貨に対してドルと円が同時に売買され、方向感に欠ける取引が続いた。
野田佳彦[NP-4.0 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・野田佳彦財務相「(円高に関し)引き続き市場動向を注視する」
山口廣秀[NP-4.6 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
・山口廣秀日銀副総裁(衆院予算委員会で)「円高のマイナス面を意識し必要ならば適切な措置を講じる」「円高による輸出減や企業収益、マインド悪化などのマイナス効果を注視する」
野田佳彦[NP-4.6 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・野田佳彦財務相「為替水準や為替介入の有無に関してはコメントを控えたい」「(円高に関し)最近の市場は一方向に偏っており動向を注視する」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+1.0 HDP +2.2 CHDP +0.0 RHDP +1.0 CRHDP +0.0]
・オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨「インフレの強さを判断するにはさらに時間が必要」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +2.2 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨「現在の穏やかな引き締め気味の政策は引き続き適切」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-2.0 HDP +2.2 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨「2011年のGDP成長率は予想ほど強くはないだろう」「欧州の金融ショックによる下振れリスクは数カ月前よりも高まった」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米連邦債務の上限引き上げをめぐる協議が難航していることが円買いドル売りを誘った一方、日本の輸入企業などからの円売りドル買いが出たため相場は方向感が出なかった。市場では「欧米の債務問題をめぐる不透明感から様子見姿勢が強まっている」との指摘があった。
エワルド・ノボトニー[NP HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP -0.1]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁(CNBCとのインタビューで)「ギリシャのデフォルトは非常に重大な結果をもたらす」「ECBは完全に格付け会社に依存するべきではない」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・19日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で、金先物相場の6月限は時間外取引で強含み。一時前日比6.3ドル高の1608.7ドルと史上最高値を更新した。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・19日のポルトガル2年物国債利回りが一時20.39%まで上昇し、ユーロ導入来最高水準を付けたと伝えた。
ドイツ政府関係[NP HDP +1.0 CHDP -0.2 RHDP +1.0 CRHDP -0.2]
・独財務省のスポークスマンは19日、新たなギリシャ救済パッケージに関する議論では民間セクターの参加に関して建設的な方向に進むだろうとの見解を示した。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・19日のギリシャ2年物国債利回りが一時37.10%まで上昇し、ユーロ導入来最高水準を付けたと伝えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。「ギリシャへの第2次金融支援をめぐり、欧州域内の意見調整が進んでいない」との指摘が聞かれるなか、対ユーロ中心に円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及。午後の日経平均が軟調に推移したことも円の支援材料となった。
ただ、夕刻にかけてはさえない展開に。欧州株相場や原油相場の上昇を背景に、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売りが優勢となった。
スペイン政府関係[NP HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・スペイン政府は19日、12カ月・18カ月物政府証券(Tビル)入札を実施した。12カ月物の平均落札利回りは3.702%と前回の2.695%を上回り、18カ月物は3.912%と前回の3260%を上回った。応札倍率は12カ月が2.18倍と前回の2.85倍を下回り、18カ月物が5.49倍と前回の3.91倍を上回った。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・ギリシャ政府は19日、13週物政府証券(Tビル)入札を実施した。平均落札利回りは4.58%と前回の4.62%を下回った。応札倍率は3.08倍と前回の2.94倍を上回った。
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・バンク・オブ・ニューヨーク・メロンは19日、第2四半期決算を発表した。調整後1株利益は0.59ドルとなり、市場予想平均の0.558ドル程度を上回った。
エワルド・ノボトニー[NP HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP -0.1]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「格付け機関に関するトリシェECB総裁の姿勢に完全に同意する」「ギリシャ債にとって適格担保を維持できることが目標」
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・バンク・オブ・ニューヨーク・メロンは19日、第2四半期決算を発表した。営業1株利益は0.96ドルとなり、市場予想の0.972ドルの利益を下回った。
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・ゴールドマン・サックスは19日、第2四半期決算を発表した。調整後1株利益は1.85ドルとなり、市場予想平均の2.299ドル程度を下回った。
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・USバンコープは19日、第2四半期決算を発表した。1株利益は0.70ドルとなり、市場予想平均の0.694ドル程度を上回った。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・ドイツ銀行協会は19日、ギリシャ支援パッケージのための金融セクターへの課税は誤った判断となるだろうとの見解を示したと伝えられた。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.3 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「ユーロ危機にとって迅速で容易な解決法はない」「ひとつのステップではユーロ危機を解決できない」
ドミートリー・メドヴェージェフ[NP HDP +4.0 CHDP 0.00 RHDP +4.0 CRHDP 0.00]
・メドヴェージェフ露大統領「問題を抱えたユーロ圏の国に対し責任ある行動を求める」「ユーロは将来性のある通貨のまままである」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)は19日、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表した。市場予想通りの結果となった。
カナダ銀行関係[NP+4.0 HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP -0.3]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「インフレ目標の達成のために、現在の刺激的な金融政策のいくつかは解除されるだろう」
カナダ銀行関係[NP+1.4 HDP -0.5 CHDP +0.1 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「刺激策の解除は慎重に検討される必要がある」
カナダ銀行関係[NP+3.4 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.1]
・カナダ銀行(カナダ中央銀行)声明「CPIは短期的に3%超を維持すると予想される」「コアインフレは予想されたよりも若干底堅い」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.3 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「木曜日のユーロ首脳会議では、全ての問題を解決するような大きな進展はないだろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に投資家のリスク許容度が回復すると、低金利の円がユーロや資源国通貨に対して売られた。ユーロドルとユーロスイスフランの上昇に連動する格好で円ユーロ相場が下げたことも円全般の重しとなった。一方、円はスイスフランに対してはしっかり。対ユーロでスイスフラン売りが強まったことを受けて円買いスイスフラン売りが入った。
ゴールドマン・サックスが発表した第2四半期決算で、調整後1株利益が1.85ドルとなり市場予想平均の2.299ドル程度を下回ったことを受けて時間外のダウ先物が伸び悩むと円売り圧力が後退したが、米経済指標が強い結果となったことを背景にダウ先物が切り返したため、円の上値は限られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はゴールドマン・サックスの決算を嫌気してクロス円の売り圧力が高まった影響で21時過ぎに1ドル=78円87銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロ円は18時過ぎに1ユーロ=112円33銭前後と本日高値まで買われた。
・スイスフラン円は軟調。1スイスフラン=96円01銭前後まで売られた。スイスの銀行が独財務省に100億ユーロを支払うという税金支払いの合意がなされたと一部独紙が伝えたことを受けて対ユーロでスイスフラン売りが強まったことにつれた動き。
・カナダドル円は堅調。一時1カナダドル=83円33銭前後まで上げた。カナダ銀行(中央銀行、BOC)が政策金利を市場の予想通り1.00%に据え置くことを決めた際の声明で、前回の「インフレ目標の達成のために、現在の刺激的な金融政策のいくつかは、いずれ解除されるだろう」から「いずれ」という文言が削除されたほか、「消費者物価指数(CPI)は短期的に3%超を維持すると予想される」「コアインフレは予想されたよりも若干底堅い」などの見解が示されため利上げ期待が高まり円売りカナダドル買いが出た。
・ユーロドルは堅調。ユーロスイスフランの上昇や株高を受けた買いが入り、18時過ぎに1ユーロ=1.42173ドル前後と本日高値を付けた。メルケルドイツ首相が「ユーロ危機にとって迅速で容易な解決法はない」「木曜日のユーロ首脳会議では、全ての問題を解決するような大きな進展はないだろう」などと述べたと伝わると、財政問題の解決期待が後退し22時過ぎに1.4135-38ドル前後まで失速した。ただ、現物の米国株が堅調に推移していることを材料に買いが再開し本日高値圏まで切り返した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は対資源国通貨で買い先行後、売られた。15日に欧州銀行監督機構(EBA)が公表した銀行ストレステストの結果に懐疑的な見方が広がるなか、ダウ平均が金融関連株中心に軟調に推移し180ドルを超す下げ幅となった。WTI原油先物相場も2ドル超下落し、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買い資源国通貨売りが持ち込まれた。対ポンドでまとまった円買いが入ったことも円全体を押し上げた。ただ、株価や原油相場が下げ幅を縮めると、持ち高調整目的の円売りが出て上値が切り下がった。
一方、ユーロに対しては戻りが鈍かった。米財務省が18日発表した5月の国際資本統計(対米証券投資動向)で、米居住者と外国人との間の短期債を含めた証券取引が675億ドルの資本流出超となったことを受けてユーロ買いドル売りが先行。つれる形で円安・ユーロ高が進んだ。ダウ平均の大幅安がリスク回避的な円買いを誘う場面もあったが、その後ダウ平均が下げ幅を縮めたため、円は戻り売りに押された。ベニゼロス・ギリシャ財務相の話として「21日のユーロ圏首脳会議で債務問題への対応策が合意に達する」と伝わったことも円売りユーロ買いを促し、軟調に推移した。
なお、ドルに対しては動意が薄い。欧州資源国通貨に対してドルと円が同時に売買され、方向感に欠ける取引が続いた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米連邦債務の上限引き上げをめぐる協議が難航していることが円買いドル売りを誘った一方、日本の輸入企業などからの円売りドル買いが出たため相場は方向感が出なかった。市場では「欧米の債務問題をめぐる不透明感から様子見姿勢が強まっている」との指摘があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。「ギリシャへの第2次金融支援をめぐり、欧州域内の意見調整が進んでいない」との指摘が聞かれるなか、対ユーロ中心に円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及。午後の日経平均が軟調に推移したことも円の支援材料となった。
ただ、夕刻にかけてはさえない展開に。欧州株相場や原油相場の上昇を背景に、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売りが優勢となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に投資家のリスク許容度が回復すると、低金利の円がユーロや資源国通貨に対して売られた。ユーロドルとユーロスイスフランの上昇に連動する格好で円ユーロ相場が下げたことも円全般の重しとなった。一方、円はスイスフランに対してはしっかり。対ユーロでスイスフラン売りが強まったことを受けて円買いスイスフラン売りが入った。
ゴールドマン・サックスが発表した第2四半期決算で、調整後1株利益が1.85ドルとなり市場予想平均の2.299ドル程度を下回ったことを受けて時間外のダウ先物が伸び悩むと円売り圧力が後退したが、米経済指標が強い結果となったことを背景にダウ先物が切り返したため、円の上値は限られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はゴールドマン・サックスの決算を嫌気してクロス円の売り圧力が高まった影響で21時過ぎに1ドル=78円87銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロ円は18時過ぎに1ユーロ=112円33銭前後と本日高値まで買われた。
・スイスフラン円は軟調。1スイスフラン=96円01銭前後まで売られた。スイスの銀行が独財務省に100億ユーロを支払うという税金支払いの合意がなされたと一部独紙が伝えたことを受けて対ユーロでスイスフラン売りが強まったことにつれた動き。
・カナダドル円は堅調。一時1カナダドル=83円33銭前後まで上げた。カナダ銀行(中央銀行、BOC)が政策金利を市場の予想通り1.00%に据え置くことを決めた際の声明で、前回の「インフレ目標の達成のために、現在の刺激的な金融政策のいくつかは、いずれ解除されるだろう」から「いずれ」という文言が削除されたほか、「消費者物価指数(CPI)は短期的に3%超を維持すると予想される」「コアインフレは予想されたよりも若干底堅い」などの見解が示されため利上げ期待が高まり円売りカナダドル買いが出た。
・ユーロドルは堅調。ユーロスイスフランの上昇や株高を受けた買いが入り、18時過ぎに1ユーロ=1.42173ドル前後と本日高値を付けた。メルケルドイツ首相が「ユーロ危機にとって迅速で容易な解決法はない」「木曜日のユーロ首脳会議では、全ての問題を解決するような大きな進展はないだろう」などと述べたと伝わると、財政問題の解決期待が後退し22時過ぎに1.4135-38ドル前後まで失速した。ただ、現物の米国株が堅調に推移していることを材料に買いが再開し本日高値圏まで切り返した。