2011年9月10日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
アンゲラ・メルケル[NP-5.6 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の議員が「シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事の辞任は劇的な警報信号だ」との認識を示したという。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドは3727bpと前日から701bpワイドニングし過去最高となった。
ジェームズ・ブラード[NP-4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「米経済は今夏弱くなった」「FRBは政策の選択肢について真剣に検討するべき」
ジェームズ・ブラード[NP-5.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP -0.3]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「もっとも有望な手段は量的緩和第3弾(QE3)」「FRBの政策手段は尽きていない」
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.6 HDP +0.6 CHDP -0.1 RHDP -1.4 CRHDP -0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済成長のリスクは下向き」「7月21日の決定は実行されるべき」
安住淳[NP-5.0 HDP -4.0 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「投機的な動きには思い切った行動を取るとG7に表明した」「通貨に関しては柔軟に行動する」「強い円は経済回復を損なう恐れがある」
イェンス・バイトマン[NP+4.0 HDP +3.8 CHDP +0.1 RHDP +3.8 CRHDP +0.1]
・バイトマン独連銀総裁「物価安定の政策のため、ECBは立ち上がる」「ドイツの成長見通しを引き下げる理由はない」
白川方明[NP-4.6 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.2]
・白川方明日銀総裁「円高が回復を損なうことについてG7に説明した」「世界的な不透明感が円を押し上げている」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
バラク・オバマ[NP-4.8 HDP -1.7 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「雇用対策は財政赤字を増大させないだろう」「米国は来年の選挙まで行動を待つことが出来ない」
2011年9月10日のFX要人発言・ニュース
アンゲラ・メルケル[NP-5.6 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の議員が「シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事の辞任は劇的な警報信号だ」との認識を示したという。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
・9日、関係者の話として「ギリシャがデフォルトする場合に銀行を保護するための計画を準備している」「ドイツの計画は銀行救済基金の活用を検討する」と伝えた。なお、ギリシャは今週末のデフォルトを否定したという。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドは3727bpと前日から701bpワイドニングし過去最高となった。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・米連邦準備理事会(FRB)は9日、ニューヨーク連銀を通じて33億4500万ドルの国債を買い入れたと発表した。
ジョン・ウィリアムズ[NP-4.6 HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「国際金融システムに強い圧力がかかっている」「金融安定化に対する信頼を高める必要がある」
バラク・オバマ[NP-4.8 HDP -1.7 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「雇用対策は財政赤字を増大させないだろう」「米国は来年の選挙まで行動を待つことが出来ない」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.8 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP +0.0]
・ショイブレ独財務相「シュタルクECB専務理事の辞任は残念」「シュタルクECB専務理事の後任にドイツ人を提案する」「バイトマン独連銀総裁は安定的なユーロを体現している」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +1.3 CHDP -0.1 RHDP +3.3 CRHDP -0.3]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事(独ハンデルスブラット紙が伝える)「ユーロ圏には広範囲にわたる改革が必要とされる」「堅固な財政政策への回帰を望む」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.1 CHDP -0.3 RHDP -5.1 CRHDP -0.3]
・ギリシャ財務省は9日、声明で「ギリシャは救済策で合意した事項を完全に実施する決意」との見解を示した。また、ギリシャのデフォルトの噂を否定した。
ジェームズ・ブラード[NP-4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.6 CRHDP +0.2]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「米経済は今夏弱くなった」「FRBは政策の選択肢について真剣に検討するべき」
ジェームズ・ブラード[NP-5.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP -0.3]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「もっとも有望な手段は量的緩和第3弾(QE3)」「FRBの政策手段は尽きていない」
ジェームズ・ブラード[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP -0.3]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「異なる国で金融政策の協調を行うのは難しい」「タカ派とハト派両方の反対意見があることを驚くべきでない」
ジョージ・オズボーン[NP HDP -0.1 CHDP +0.2 RHDP -0.1 CRHDP +0.2]
・オズボーン英財務相「G7はオバマ米大統領の雇用対策を支持」「G7は信用できる財政再建を支持」「G7に経済成長の支援を求める」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・カナダのバンクーバー島で9日、マグニチュード(M)6.7の地震が発生したと、米地質学研究所(USGS)が発表した。
フランス政府関係[NP HDP +0.1 CHDP +0.3 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
・バロワン仏経済財務雇用相「G7は世界経済の減速に対する協調した対応を決定」
フランス政府関係[NP HDP +0.1 CHDP +0.3 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
・バロワン仏経済財務雇用相「為替市場でのいかなる介入の可能性に関しても相互に連絡をとる」
クリスチャン・ノワイエ[NP HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「全ての欧州の銀行はギリシャの最悪の結果を吸収できる」「全ての欧州の銀行に対して市場には極度の緊張がある」
先進7カ国財務相中央銀行総裁会議(G7)[NP HDP -4.5 CHDP -0.5 RHDP -4.5 CRHDP -0.5]
・7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は9日、「景気減速に対して力強い協調した国際対応をコミット」「為替市場での行動について綿密に連絡を取り合い適切に協力する」「市場が決定する為替レートを支持」「ユーロ圏は7月21日の決定を実行しつつある」「銀行システムと市場の安定維持に向けて、必要なすべての措置を実行する」と表明した。
ジャン=クロード・トリシェ[NP-4.6 HDP +0.6 CHDP -0.1 RHDP -1.4 CRHDP -0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済成長のリスクは下向き」「7月21日の決定は実行されるべき」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.8 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP +0.0]
・ショイブレ独財務相「G7は財政再建を継続しなければならないことで合意」「高水準の財政赤字が世界的に主要な問題」
安住淳[NP-5.0 HDP -4.0 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「投機的な動きには思い切った行動を取るとG7に表明した」「通貨に関しては柔軟に行動する」「強い円は経済回復を損なう恐れがある」
イェンス・バイトマン[NP+4.0 HDP +3.8 CHDP +0.1 RHDP +3.8 CRHDP +0.1]
・バイトマン独連銀総裁「物価安定の政策のため、ECBは立ち上がる」「ドイツの成長見通しを引き下げる理由はない」
白川方明[NP-4.6 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.2]
・白川方明日銀総裁「円高が回復を損なうことについてG7に説明した」「世界的な不透明感が円を押し上げている」
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP -0.2]
・ガイトナー米財務長官「G7とIMFは危機に関して断固たる行動を取ることにコミット」「G7はオバマ米大統領の雇用対策に力強い支持を示した」
オッリ・レーン[NP HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.3]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「協調した行動が成長持続に必要不可欠」「欧州経済の成長はさらに緩やかになった」「市場の圧力に直面している国には財政目標の達成が不可欠」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売られた。一部メディアが「シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事が債券買い入れプログラムをめぐるECB内の対立を理由に退任する」と報じたほか、ECBはシュタルク専務理事が個人的な理由で退任すると発表した。また、市場では「ギリシャが今週末にデフォルトを宣言する」との噂が広がった。欧州債務危機の深刻化にもかかわらず、当局者の足並みがそろわないとして対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが優勢となった。ダウ平均が350ドルを超す下げ幅となったことも円全体を押し上げた。ただ、ギリシャ財務省が9日、「ギリシャは救済策で合意した事項を完全に実施する決意」との声明を発表。デフォルトの噂も否定したため、円売りユーロ買いがやや強まった。引けにかけては対ドルや資源国通貨で週末要因の円の戻り売りや利食い売りが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=77円86銭前後までじり高となった。対ユーロや資源国通貨でドル買い圧力が強まった影響を受けた。ただ、買い一巡後はユーロ円の下落につれた売りが進み、77円10銭前後まで急ピッチで下げた。もっとも、7日安値の77円07銭前後や77円ちょうど前後を下抜けることが出来ず、下値の堅さを意識した買い戻しが引けにかけて進んだ。
・ユーロ円は3月17日安値の1ユーロ=106円50銭前後を下抜けて売りが強まり、2001年7月12日以来の安値となる105円30銭前後まで急速に下げ幅を広げた。売り一巡後は106円台前半まで買い戻される場面もあった。
・ユーロドルは大幅安。1ユーロ=1.36268ドル前後と2月22日以来の安値水準まで下げ幅を広げた。シュタルクECB専務理事の突然の辞任発表やギリシャのデフォルトの噂が売り材料視された。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ売りが出た」との声があったうえ、欧米株価の下落を背景にリスク資産圧縮目的の売りが優勢となった。ギリシャ財務省の発表を受けて1.37ドル台前半までショートカバーが進んだが、上値では戻り売り意欲が強く再び値を下げた。
先進7カ国財務相中央銀行総裁会議(G7)[NP HDP -4.5 CHDP -0.5 RHDP -4.5 CRHDP -0.5]
・G7財務大臣・中央銀行総裁による合意事項
我々は、過去に蓄積した不均衡に起因する、成長、財政赤字、政府債務に関する重大な課題とともに、世界経済の回復に関する新たな課題の時期に会合した。この課題は、金融市場における緊張の高まりに反映されている。現在、世界的な成長の減速の明らかな兆候がみられる。我々は、これらの課題に対する力強く協調のとれた国際的対応にコミットしている。
我々は、金融の安定性を維持し、信認を回復し、成長を支えるため、強固な行動を取りつつある。米国では、オバマ大統領が、中期的な財政の持続可能性を回復するために計画された財政改革と併せた、公共投資、税制上のインセンティブ、及び焦点を絞った雇用対策を通じた、成長と雇用を強化するための相当な規模のパッケージを打ち出した。ユーロ圏は、各国のソブリン債務、及び持続可能な財政状況と構造改革に関する全てのコミットメントを完全に履行することへの確固たる決意を再確認しつつ、金融の緊張に対処するために7月21日に行われた決定、中でも、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の柔軟化を実行しつつある。日本は、中期的な財政健全化のコミットメントを維持しつつ、震災復興のための本格的な財政措置を実施している。
回復のペースと将来に対する不安は、強固で持続可能かつ均衡ある成長を支える、世界規模での協調のとれた努力の必要性を強調している。我々は皆、信頼に足る財政枠組みに基づく野心的で成長に配慮した中期財政健全化計画を策定、実行しなければならない。財政政策は微妙なバランスを取る必要がある。未だ脆弱な回復の性質を踏まえれば、我々は、国により異なる状況を考慮して、経済活動を支援しつつ、財政の健全化を達成するという、困難な道を歩まなければならない。
金融政策は、物価の安定を維持し、引き続き経済回復を支える。中央銀行は、必要な場合に銀行システムに流動性を供給する準備がある。我々は、銀行システムと金融市場の強固さを確保するため、必要な全ての行動を取る。この文脈において、我々は、バーゼルⅢを完全に実施するとのコミットメントを再確認する。
我々は、強固で安定的な国際金融システムが我々の共通の利益であること、及び、市場において決定される為替レートを我々が支持することを再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、為替市場における行動に関して緊密に協議し、適切に協力する。
我々は、需要をリバランスしグローバルな成長を強化するために、今後数週間において、G20各国及びIMFとともに働くことを期待している。以前に合意したように、この点において構造改革が重要な貢献を果たす。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売られた。一部メディアが「シュタルク欧州中央銀行(ECB)専務理事が債券買い入れプログラムをめぐるECB内の対立を理由に退任する」と報じたほか、ECBはシュタルク専務理事が個人的な理由で退任すると発表した。また、市場では「ギリシャが今週末にデフォルトを宣言する」との噂が広がった。欧州債務危機の深刻化にもかかわらず、当局者の足並みがそろわないとして対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが優勢となった。ダウ平均が350ドルを超す下げ幅となったことも円全体を押し上げた。ただ、ギリシャ財務省が9日、「ギリシャは救済策で合意した事項を完全に実施する決意」との声明を発表。デフォルトの噂も否定したため、円売りユーロ買いがやや強まった。引けにかけては対ドルや資源国通貨で週末要因の円の戻り売りや利食い売りが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=77円86銭前後までじり高となった。対ユーロや資源国通貨でドル買い圧力が強まった影響を受けた。ただ、買い一巡後はユーロ円の下落につれた売りが進み、77円10銭前後まで急ピッチで下げた。もっとも、7日安値の77円07銭前後や77円ちょうど前後を下抜けることが出来ず、下値の堅さを意識した買い戻しが引けにかけて進んだ。
・ユーロ円は3月17日安値の1ユーロ=106円50銭前後を下抜けて売りが強まり、2001年7月12日以来の安値となる105円30銭前後まで急速に下げ幅を広げた。売り一巡後は106円台前半まで買い戻される場面もあった。
・ユーロドルは大幅安。1ユーロ=1.36268ドル前後と2月22日以来の安値水準まで下げ幅を広げた。シュタルクECB専務理事の突然の辞任発表やギリシャのデフォルトの噂が売り材料視された。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ売りが出た」との声があったうえ、欧米株価の下落を背景にリスク資産圧縮目的の売りが優勢となった。ギリシャ財務省の発表を受けて1.37ドル台前半までショートカバーが進んだが、上値では戻り売り意欲が強く再び値を下げた。