2011年10月22日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドル以外で一進一退。NY入りにかけて独政府筋の話として「欧州連合(EU)首脳会議を前に独仏間で深刻な意見の対立はない」と報じたことや、ショイブレ独財務相が「26日のEU首脳会議で独仏間に意見の相違の兆しはない」と発言したことを手掛かりに、EU首脳会議での欧債務問題解決への期待が高まった。欧州株や時間外の米株価指数先物が上昇したため、リスク回避姿勢を後退させた投資家からの円売り外貨買いが先行した。
 もっとも、為替市場ではその後株高を背景にドル売りの流れが強まる展開に。円に対してもドル売りが優勢になると、目先のストップなどを狙った仕掛け的な動きもくわわり、円ドル相場は戦後最高値を更新。対ドルでの円買いの動きが他の通貨にも波及し、全般に円買い戻しが優位となった。
 ただ、買い一巡後は対ドルでの円買いが一服したほか、米株が上げ幅を広げたことに伴う円売りの動きが再び強まる展開。引け間際まで上昇幅を拡大したダウ平均の動きにつれて、円は上げ幅を縮めるなど、総じて一進一退の推移が続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はさえない。米株高などを背景に進んだドル売りの流れに沿って目先のストップを巻き込むと、下げ幅を拡大。1ドル=76円00銭に観測されたダブルノータッチオプションの下限を狙った仕掛け的な売りも出て、一時75円78銭前後と戦後最安値を更新する場面があった。売り一巡後は安値更新の達成感や、政府日銀による円売り介入への警戒感もあって76.30円台まで値を戻したものの、全般にドル売り優勢の展開が続くなか、戻りも限られた。
・ユーロ円は一進一退。欧債務問題の解決期待を手掛かりに1ユーロ=106円02銭前後まで値を上げたものの、ドル円相場で売りの勢いが強まると、つれて22時過ぎには日通し安値の104円98銭前後まで値を下げた。もっとも、売り一巡後は米株高を背景に買い戻しが優位となり、引け間際には106円台を回復する場面もあった。
・ユーロドルは米株高に伴って堅調な動きに終始した。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた買いも入り、24時前には1ユーロ=1.39ドル台まで上昇。その後、いったんは伸び悩む場面も見られたが、引けにかけてダウ平均が前日比250ドル超高まで上げ幅を広げたため、5時過ぎには日通し高値の1.3902ドル前後まで値を上げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +2.0 CRHDP -0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「インフレの上昇が続き、インフレ期待が加速し始めるならば緩和的な政策を反転させることになるだろう」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP+5.2 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.3]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「追加的な金融緩和策は雇用を支援する半面、インフレリスクを高めることになる」「経済は改善しておりFRBは金融緩和策を和らげる必要があるだろう」

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
・ユーロ圏筋の話として、ギリシャ向け第6弾融資が承認されたと伝えた。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
・ユーロ圏の声明によると、承認されたギリシャ向けの第6弾融資(80億ユーロ)は11月前半にも実施されると伝えられた。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
・トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)は21日、ギリシャの債務に関して、2020年までに債務を対国内総生産(GDP)比110%以下に減らすためには、60%のヘアカットが必要であるとの認識を示した。50%のヘアカットでは対GDP比で120%をやや上回る水準までしか減少しないという。

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +2.0 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「追加的な政府保有モーゲージ担保証券(MBS)の買い入れを支持したいとは思わない」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP-4.6 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「景気回復には5年かかる可能性がある」

ジャネット・イエレン[NP-5.6 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP -0.1]
・イエレン・米連邦準備理事会(FRB)副議長「新たな証券購入が適切となる可能性がある」「景気回復のペースは今後数四半期で上向きそうだ」「中期的なインフレ見通しは抑制されている」「景気見通しにかなりの下振れリスクが見られる」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ナラヤナ・コチャラコタ[NP-4.6 HDP +0.4 CHDP -0.1 RHDP +2.0 CRHDP -0.4]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「経済が追加的なショックを受ける、またはデフレが起きる場合には一段の国債買い入れが必要となるだろう」「2012年まで経済成長率は年率で2.5%程度になると見込む」

2011年10月22日のFX要人発言・ニュース

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は21日、ニューヨーク連銀を通じて2019年11月-2021年8月に償還を迎える米国債45億9700万ドルを購入したと発表した。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.8 CHDP -0.2 RHDP +0.8 CRHDP -0.2]
ドイツ政府関係・独予算委員会は21日、「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)に銀行免許を付与すべきではない」「EFSFのレバレッジでは欧州中央銀行(ECB)の利用を除くべき」との見解を示した。

リチャード・フィッシャー[NP-4.6 HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.1]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「量的緩和第2弾やツイスト・オペの有効性は疑いようがない」

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +2.0 CRHDP -0.3]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「インフレの上昇が続き、インフレ期待が加速し始めるならば緩和的な政策を反転させることになるだろう」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP+5.2 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP -0.3]
ナラヤナ・コチャラコタ・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「追加的な金融緩和策は雇用を支援する半面、インフレリスクを高めることになる」「経済は改善しておりFRBは金融緩和策を和らげる必要があるだろう」

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・ユーロ圏筋の話として、ギリシャ向け第6弾融資が承認されたと伝えた。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・ユーロ圏の声明によると、承認されたギリシャ向けの第6弾融資(80億ユーロ)は11月前半にも実施されると伝えられた。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・ニュージーランドのケルマディック諸島で21日、マグニチュード(M)7.6の地震が発生したと、米地質学研究所(USGS)が発表した。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.2 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)は21日、ギリシャの債務に関して、2020年までに債務を対国内総生産(GDP)比110%以下に減らすためには、60%のヘアカットが必要であるとの認識を示した。50%のヘアカットでは対GDP比で120%をやや上回る水準までしか減少しないという。

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +2.0 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「追加的な政府保有モーゲージ担保証券(MBS)の買い入れを支持したいとは思わない」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP-4.6 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
ナラヤナ・コチャラコタ・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「景気回復には5年かかる可能性がある」

ジャネット・イエレン[NP-5.6 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP -0.1]
ジャネット・イエレン・イエレン・米連邦準備理事会(FRB)副議長「新たな証券購入が適切となる可能性がある」「景気回復のペースは今後数四半期で上向きそうだ」「中期的なインフレ見通しは抑制されている」「景気見通しにかなりの下振れリスクが見られる」

フランス政府関係[NP     HDP +0.3 CHDP +0.2 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
フランス政府関係・バロワン仏経済財務雇用相「EFSFを銀行とする見方は最終的なものではない」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP-4.6 HDP +0.4 CHDP -0.1 RHDP +2.0 CRHDP -0.4]
ナラヤナ・コチャラコタ・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「経済が追加的なショックを受ける、またはデフレが起きる場合には一段の国債買い入れが必要となるだろう」「2012年まで経済成長率は年率で2.5%程度になると見込む」

マリア・フェクター[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
マリア・フェクター・フェクター・オーストリア財務相「ユーロ圏の財務相は、EFSFのレバレッジに関する選択肢を2つにしぼっている」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・21日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドル以外で一進一退。NY入りにかけて独政府筋の話として「欧州連合(EU)首脳会議を前に独仏間で深刻な意見の対立はない」と報じたことや、ショイブレ独財務相が「26日のEU首脳会議で独仏間に意見の相違の兆しはない」と発言したことを手掛かりに、EU首脳会議での欧債務問題解決への期待が高まった。欧州株や時間外の米株価指数先物が上昇したため、リスク回避姿勢を後退させた投資家からの円売り外貨買いが先行した。
 もっとも、為替市場ではその後株高を背景にドル売りの流れが強まる展開に。円に対してもドル売りが優勢になると、目先のストップなどを狙った仕掛け的な動きもくわわり、円ドル相場は戦後最高値を更新。対ドルでの円買いの動きが他の通貨にも波及し、全般に円買い戻しが優位となった。
 ただ、買い一巡後は対ドルでの円買いが一服したほか、米株が上げ幅を広げたことに伴う円売りの動きが再び強まる展開。引け間際まで上昇幅を拡大したダウ平均の動きにつれて、円は上げ幅を縮めるなど、総じて一進一退の推移が続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はさえない。米株高などを背景に進んだドル売りの流れに沿って目先のストップを巻き込むと、下げ幅を拡大。1ドル=76円00銭に観測されたダブルノータッチオプションの下限を狙った仕掛け的な売りも出て、一時75円78銭前後と戦後最安値を更新する場面があった。売り一巡後は安値更新の達成感や、政府日銀による円売り介入への警戒感もあって76.30円台まで値を戻したものの、全般にドル売り優勢の展開が続くなか、戻りも限られた。
・ユーロ円は一進一退。欧債務問題の解決期待を手掛かりに1ユーロ=106円02銭前後まで値を上げたものの、ドル円相場で売りの勢いが強まると、つれて22時過ぎには日通し安値の104円98銭前後まで値を下げた。もっとも、売り一巡後は米株高を背景に買い戻しが優位となり、引け間際には106円台を回復する場面もあった。
・ユーロドルは米株高に伴って堅調な動きに終始した。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた買いも入り、24時前には1ユーロ=1.39ドル台まで上昇。その後、いったんは伸び悩む場面も見られたが、引けにかけてダウ平均が前日比250ドル超高まで上げ幅を広げたため、5時過ぎには日通し高値の1.3902ドル前後まで値を上げた。

[ Previous / Next ]

FX相場に関係する主な重要人物

ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング

重要人物・その他の発言・ニュース