2011年11月24日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
マーク・カーニー[NP-6.0 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「カナダの相当な刺激策は適切」「欧州の危機はかろうじて抑制されているように見える」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ブルームバーグは24日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の小川氏がインタビューのなかで「日本国債は格下げに近づいている可能性」「日本の財政は1日1秒ごとに悪くなっている」などと語ったと報じた。
デビッド・マイルズ[NP-5.8 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.1]
・マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員「BOEは経済を促進する手段を活用する用意がある」「英国の景気低迷は100年でもっとも深刻なもののひとつ」「英国の銀行は比較的強い立場にある」「英国は今後数四半期低成長に直面する」
グレン・スティーブンス[NP-5.6 HDP +2.1 CHDP -0.1 RHDP +1.2 CRHDP -0.2]
・スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁「欧州での出来事はかなり深刻」「全ての政党は欧州の解決法を加速させるべき」「豪州経済は順調」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ベン・ブロードベント[NP-2.0 HDP -4.2 CHDP +0.2 RHDP -4.2 CRHDP +0.2]
・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員(CNBCとのインタビューで)「英国債市場でのインフレ期待はかなり安定している」
2011年11月24日のFX要人発言・ニュース
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは23日、1.2兆ドルの自動支出削減は米格付けにマイナスの影響を及ぼす可能性があるとの見解を示したと伝えられた。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・南アフリカランドは売りが優勢。ランド円は一時9.04円まで値を下げたほか、ドルランドは一時2009年5月19日以来の高値となる8.5553ランドまでドル高ランド安が進んだ。欧米株価の下落を背景に投資家がリスク回避姿勢を強め、ランドを売って円やドルを買い戻しているようだ。
ルーカス・パパデモス[NP HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
・パパデモス・ギリシャ首相は新民主主義党のサマラス氏と日本時間24日1時に会談するようだ。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は23日、アイスランドの格付け「BBB-/A-3」(長期債/短期債)の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。
マーク・カーニー[NP-6.0 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「カナダの相当な刺激策は適切」「欧州の危機はかろうじて抑制されているように見える」
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・米財務省によると、7年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが1.415%、応札倍率(カバー)が3.20倍となった。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
・ショイブレ独財務相「マーケットの混乱は今後数カ月に渡って続く可能性がある」「ユーロ圏の条約変更は市場に落ち着きを与えるだろう」
スペンサー・デール[NP-5.0 HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -1.4 CRHDP +0.0]
・デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「英国のインフレは来年、急速に低下する見通し」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してしっかり。欧州時間に実施されたドイツ国債の入札が不調に終わったことや、格付け会社フィッチが「危機が拡大すればフランスの『AAA』格付けにリスクが生じる」との見解を示したことを受けて、欧州財政問題がドイツやフランスなどの主要国まで拡大するとの懸念が高まると、ユーロが幅広い通貨に対して下落し、円も対ユーロで買いが先行した。また、欧州財政懸念の深刻化から欧米株式相場が軟調な展開となり、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも幅広い通貨に対して円買いを進める材料となった。一方、ドルに対しては弱含み。対ユーロを中心として全般にリスク回避目的のドル買いが進んだ影響を受けて、円もドルに対してはさえない展開となった。
なお、米経済指標では10月の米耐久財受注額や前週分の新規失業保険申請件数、10月米個人消費支出(PCE)などが発表されたが、総じてまちまちな結果となったことや欧州財政問題に市場の注目が集まったことから目立った反応は見られなかった。
デビッド・マイルズ[NP-4.0 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP +0.0]
・マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員は23日、英テレビ局とのインタビューのなかで「イングランド銀行(BOE、中央銀行)には量的緩和プログラムを修正する選択肢がある」「現時点でユーロ圏に加盟する全ての国が依然としてユーロ圏に参加するかどうかについて、いずれにせよ確信できると考えていない」などの認識を示したと伝えられた。
マーク・カーニー[NP HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「欧州の解決策を待つフラストレーションがある」「カナダ銀行は中国の景気減速に驚かない」
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.2]
・藤村修官房長官「(欧州危機に関し)日本政府として注視しなければならない」「投資家がユーロ圏の国債購入に極めて慎重になった」「日銀総裁も月例経済で日本も十分注視と発言(欧州に関して)」
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.2]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「(月例経済報告について)生産は持ち直しが続いているが、そのペースは鈍化している」「供給網の建て直しが進展し、景気に対するプラス効果が薄れている」
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.2]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「欧州債務問題は世界的な株価、為替変動などを通じて日本にも影響している」「欧州債務問題は輸出入なども通じて日本の実体経済に悪影響が及び得る」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。ドイツ政府が23日に実施した10年物国債入札が不調だったことや、格付け会社フィッチが23日、「危機が拡大すればフランスの『AAA』格付けにリスクが生じる」との見解を示したことなどを背景に、ユーロ圏の債務危機が主要国に波及しているとの警戒感が高まっており、リスク資産圧縮目的で円買いが入った。対ドルでは国内輸出企業からの円買いが散見された。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ブルームバーグは24日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の小川氏がインタビューのなかで「日本国債は格下げに近づいている可能性」「日本の財政は1日1秒ごとに悪くなっている」などと語ったと報じた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の小川隆平氏がブルームバーグとのインタビューの中で「日本の財政は1日1秒ごとに悪くなっている」「ダウングレードに近くなるというのはそうなのかもしれない」との認識を示したことを受けて円売りが一時出た。欧州勢参入後は、欧州や米国の株価指数先物の上昇を手掛かりに対ユーロ中心に円売りが見られた。ただ、ドイツの10年物国債利回りが今日も上昇していることが投資家心理を冷やし円売りは長続きしなかった。
デビッド・マイルズ[NP-5.8 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.1]
・マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員「BOEは経済を促進する手段を活用する用意がある」「英国の景気低迷は100年でもっとも深刻なもののひとつ」「英国の銀行は比較的強い立場にある」「英国は今後数四半期低成長に直面する」
グレン・スティーブンス[NP-5.6 HDP +2.1 CHDP -0.1 RHDP +1.2 CRHDP -0.2]
・スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁「欧州での出来事はかなり深刻」「全ての政党は欧州の解決法を加速させるべき」「豪州経済は順調」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は24日、エジプトの格付けを「BB-」から「B+」に引き下げたと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。
グレン・スティーブンス[NP HDP +2.1 CHDP -0.1 RHDP +1.2 CRHDP -0.2]
・スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁「金融状況はユーロ圏でタイトになっている」「中国は大きい金融緩和余地を持っている」
ベン・ブロードベント[NP-5.2 HDP -4.4 CHDP -0.1 RHDP -4.4 CRHDP -0.1]
・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員(CNBCとのインタビューで)「英国にリセッションのリスクある」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは24日、ポルトガルの格付けを「BB+」に引き下げたと発表した。見通しはネガティブとした。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・ポルトガルとドイツの10年物国債の利回りスプレッドは一時1095bpまで拡大した。
オッリ・レーン[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ドイツの入札の問題は、債務危機が中核国に波及していることを示している」
ベン・ブロードベント[NP-2.0 HDP -4.2 CHDP +0.2 RHDP -4.2 CRHDP +0.2]
・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員(CNBCとのインタビューで)「英国債市場でのインフレ期待はかなり安定している」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは24日、「日本国債の低利回りは国内需要が支えている」「日本の家計需要に依存する能力は低下する見通し」との見解を示したと伝えられた。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・事情に詳しい関係者の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏危機拡大を防ぐため、銀行向け融資の期間を2年もしくは3年に延長することを検討しているようだ。
マリオ・モンティ[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・イタリアのモンティ首相、ドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領は24日、ユーロ圏危機について会談を実施。現在、合同会見が行われている。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「フランスとドイツはイタリアを支援する決意」「仏独伊はユーロ防衛のためにできることはすべて行う」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「ECBへの要求を控えることで合意」「欧州連合(EU)条約変更について今後数日以内に提案を行う」
マリオ・モンティ[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・モンティ・イタリア首相「2013年の予算について理解得られた」「今回の協議は非常に集中したもので、ユーロ圏危機を打開するためのもの」「3カ国の意見をまとめユーロ圏危機を克服することで合意」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「独仏伊でユーロ圏の安定を固持することで合意」
アタナシオス・オルファニデス[NP HDP -0.1 CHDP -0.2 RHDP -0.1 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルファニデス・キプロス中銀総裁「欧州には強い経済ガバナンスが必要」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「強く安定したユーロを望む」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「ユーロ共同債には断固として反対」「ユーロ共同債発行の条件は整っていない」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「独仏はECBの役割で妥協点を模索」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。新規の手掛かり材料に乏しいなか、米国が感謝祭で休場となるため商いは薄く相場は方向感が出ていない。対ユーロでは、11月独Ifo景況感指数が予想を上回ったことを受けて円売りが出る場面があったが、欧州信用不安がくすぶるなか、円売りの勢いは長く続かなかった。メルケルドイツ首相が「ユーロ共同債には断固として反対」「ユーロ共同債発行の条件は整っていない」などと述べたと伝わると、円買いユーロ売りが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。ユーロドルが上昇したタイミングで一時1ドル=77円02銭前後とアジア時間に付けた日通し安値に面合わせしたものの、その後持ち直した。ユーロドルの失速が円買いドル買いを誘い77円20銭前後まで値を戻した。
・ユーロ円は頭が重かった。18時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=103円46銭前後まで値を上げたものの、伊独仏首脳会談後にユーロ売りが強まると102円86銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは予想を上回る独Ifo企業景況感指数を受けて18時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3412ドル前後と日通し高値を付けたものの、フィッチがポルトガルを格下げしたことなどが相場の重しとなり上値が切り下がった。「欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏危機拡大を防ぐため、銀行向け融資の期間を延長することを検討している」との報道を手掛かりに買い戻しが入る場面もあったが、欧州の債務問題に対する警戒感が根強いなか戻りは限定的だった。メルケルドイツ首相が伊独仏首脳会談後に「ユーロ共同債には断固として反対」との見解を改めて示すとユーロ売りが優勢となり、23時前に一時1.3325ドル前後まで下げ足を速めた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してしっかり。欧州時間に実施されたドイツ国債の入札が不調に終わったことや、格付け会社フィッチが「危機が拡大すればフランスの『AAA』格付けにリスクが生じる」との見解を示したことを受けて、欧州財政問題がドイツやフランスなどの主要国まで拡大するとの懸念が高まると、ユーロが幅広い通貨に対して下落し、円も対ユーロで買いが先行した。また、欧州財政懸念の深刻化から欧米株式相場が軟調な展開となり、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも幅広い通貨に対して円買いを進める材料となった。一方、ドルに対しては弱含み。対ユーロを中心として全般にリスク回避目的のドル買いが進んだ影響を受けて、円もドルに対してはさえない展開となった。
なお、米経済指標では10月の米耐久財受注額や前週分の新規失業保険申請件数、10月米個人消費支出(PCE)などが発表されたが、総じてまちまちな結果となったことや欧州財政問題に市場の注目が集まったことから目立った反応は見られなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。ドイツ政府が23日に実施した10年物国債入札が不調だったことや、格付け会社フィッチが23日、「危機が拡大すればフランスの『AAA』格付けにリスクが生じる」との見解を示したことなどを背景に、ユーロ圏の債務危機が主要国に波及しているとの警戒感が高まっており、リスク資産圧縮目的で円買いが入った。対ドルでは国内輸出企業からの円買いが散見された。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の小川隆平氏がブルームバーグとのインタビューの中で「日本の財政は1日1秒ごとに悪くなっている」「ダウングレードに近くなるというのはそうなのかもしれない」との認識を示したことを受けて円売りが一時出た。欧州勢参入後は、欧州や米国の株価指数先物の上昇を手掛かりに対ユーロ中心に円売りが見られた。ただ、ドイツの10年物国債利回りが今日も上昇していることが投資家心理を冷やし円売りは長続きしなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。新規の手掛かり材料に乏しいなか、米国が感謝祭で休場となるため商いは薄く相場は方向感が出ていない。対ユーロでは、11月独Ifo景況感指数が予想を上回ったことを受けて円売りが出る場面があったが、欧州信用不安がくすぶるなか、円売りの勢いは長く続かなかった。メルケルドイツ首相が「ユーロ共同債には断固として反対」「ユーロ共同債発行の条件は整っていない」などと述べたと伝わると、円買いユーロ売りが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。ユーロドルが上昇したタイミングで一時1ドル=77円02銭前後とアジア時間に付けた日通し安値に面合わせしたものの、その後持ち直した。ユーロドルの失速が円買いドル買いを誘い77円20銭前後まで値を戻した。
・ユーロ円は頭が重かった。18時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=103円46銭前後まで値を上げたものの、伊独仏首脳会談後にユーロ売りが強まると102円86銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは予想を上回る独Ifo企業景況感指数を受けて18時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3412ドル前後と日通し高値を付けたものの、フィッチがポルトガルを格下げしたことなどが相場の重しとなり上値が切り下がった。「欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏危機拡大を防ぐため、銀行向け融資の期間を延長することを検討している」との報道を手掛かりに買い戻しが入る場面もあったが、欧州の債務問題に対する警戒感が根強いなか戻りは限定的だった。メルケルドイツ首相が伊独仏首脳会談後に「ユーロ共同債には断固として反対」との見解を改めて示すとユーロ売りが優勢となり、23時前に一時1.3325ドル前後まで下げ足を速めた。