2012年7月23日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前週末にスペイン・バレンシア州が債務返済のため中央政府に支援を要請したことに続き、22日にはカタルーニャ州が中央政府の支援メカニズムの条件を検討していることを明らかにした。また、スペインの地元紙は21日、「バレンシア州に続いて6州が中央政府に支援を要請する可能性がある」と報じた。スペイン債務問題の悪化が意識されて日本・アジア株相場が下落すると、投資家がリスクオフの動きを強め円買い外貨売りが膨らんだ。(リスクオフFX初心者のための為替用語参照:リスクオフ相場の最中にはどのような取引が予想されるのか?)

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。欧州の債務不安が再燃し、日本やアジア株相場が軟調に推移。投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から円買い外貨売りが優勢となった。損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込んだ。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は一進一退。スペインのバレンシア州が先週末20日、スペイン中央政府に支援要請を行ったことをきっかけに同国内のその他地方政府も支援要請を行う可能性が出てきたため、財政懸念がいっそう高まった。欧州債券市場ではスペインの10年債利回りがユーロ導入来最高水準まで上昇したほか、為替市場では外貨を売って円を買い戻す動きが先行した。
 一方、中尾武彦財務官が23日夜、「(円相場について)日本は必要に応じて断固たる措置とる」「いかなる措置も排除しない」「為替市場をより注視している」などと述べるなど、円の上昇に伴って日本の金融当局の円売り介入に対する警戒感も台頭。スペイン国債の下落がいったん収まったことも影響し、ポジション調整の円売りで上値を切り下げる場面が見られた。
 しかし、ニューヨーク市場に入ると欧州株や時間外の米株価指数先物が下げ幅を一段と拡大。リスク回避目的の円買いが再開した。市場では「スペインの全株式が空売り禁止になったため、ヘッジ目的でその他株価指数を売る動きが加速したようだ」との声があった。
 【 通貨ペア 】
・ポンド円は1ポンド=121円14銭前後。
・豪ドル円は1豪ドル=80円18銭前後まで下落。
・ユーロドルは下値を探る展開。アジア市場から急ピッチで下落した反動で買い戻しが入り20時過ぎに1ユーロ=1.21385ドル前後と日通し高値を付けた。ただ、ユーロの先安観が高まっており戻り売りが厚く、再び下値を探る展開となった。1.2075ドルに観測されていたバリアオプションに絡んだ防戦買いで下げ渋る場面があったものの、米国市場に入ると株価の一段安をきっかけにユーロ売り圧力が増した。21時30分過ぎに1ユーロ=1.2068ドル前後と2010年6月11日以来の安値まで下げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
・レスラー独副首相兼経済技術相は22日、「ギリシャが救済できるか非常に懐疑的」「ギリシャが目標を達成できなければ一段の支援はない」などの見解を示した。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
・独シュピーゲル紙は22日、「国際通貨基金(IMF)はギリシャ支援停止を望んでおり、ギリシャは9月に支払い不能に陥る可能性がある」と伝えた。

白川方明[NP-4.6 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
・白川方明日銀総裁「デフレ脱却は極めて大事な課題であり、1%の物価上昇が見込めるまで強力な金融緩和を推進する」

白川方明[NP-2.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
・白川方明日銀総裁「日銀はマネタリーベースを増やしているが、マネタリーベース増加だけで需要が増えるわけではない」「日銀は今後も金融緩和を続ける」

白川方明[NP+2.0 HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
・白川方明日銀総裁「資産買い入れや量の拡大で経済を支える力は増す方向にある」「FRBを含めて金融政策は量ではなく金利が目的」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・23日の欧州債券市場でスペインの10年債利回りは上昇。15時07分時点では前営業日比0.028%高い7.295%で推移している。一時7.368%とユーロ導入来最高水準まで上昇した。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、スペインに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、スペインのソブリンCDS5年物スプレッドは一時634bpまでワイドニングし過去最高水準となった。

ルイス・デギンドス[NP     HDP -3.2 CHDP +1.7 RHDP -3.2 CRHDP +1.7]
・デギンドス・スペイン財務相「全面的なスペイン救済はない」

スペイン政府関係[NP     HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
・スペイン証券取引委員会は23日、全ての株式を対象に3カ月の空売り禁止措置を発表した。なお、禁止措置は3カ月以上に延長される可能性もあるという。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

白川方明[NP-2.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
・白川方明日銀総裁「日銀はマネタリーベースを増やしているが、マネタリーベース増加だけで需要が増えるわけではない」「日銀は今後も金融緩和を続ける」

2012年7月23日のFX要人発言・ニュース

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
ドイツ政府関係・レスラー独副首相兼経済技術相は22日、「ギリシャが救済できるか非常に懐疑的」「ギリシャが目標を達成できなければ一段の支援はない」などの見解を示した。

スペイン政府関係[NP     HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
スペイン政府関係・スペイン・カタルーニャ州は22日、中央政府の支援メカニズムの条件を検討していることを明らかにした。なお、20日にはスペイン・バレンシア州が債務を返済するため中央政府に支援を要請した。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
国際通貨基金(IMF)・独シュピーゲル紙は22日、「国際通貨基金(IMF)はギリシャ支援停止を望んでおり、ギリシャは9月に支払い不能に陥る可能性がある」と伝えた。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
ドイツ政府関係・独自由民主党(FDP)は21日、「救済条件を緩和するギリシャのいかなる試みも支持しない」との見解を示した。

マリオ・ドラギ[NP-4.6 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は21日、一部仏紙に対し「ユーロは後戻りできない」「ECBは非常にオープンでタブーは存在しない」「デフレリスクを観測すれば行動するだろう」などの考えを示した。

スペイン政府関係[NP     HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
スペイン政府関係・スペインの地元紙は21日、「スペイン・バレンシア州に続いて6州が中央政府に支援を要請する可能性がある」と伝えた。

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
日本政府関係・23日、「野田首相と白川日銀総裁が定期協議と見られる会談に入った」と伝えた。

白川方明[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「野田首相と率直な意見交換を行ったが、内容についてはコメント控える」

安住淳[NP-4.6 HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.1]
安住淳・安住淳財務相「輸出含め円の推移は影響し状況を注視する」「投機的な動きや過度な変動には断固たる措置」

安住淳[NP-4.6 HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
安住淳・安住淳財務相「(ユーロ安について)欧州の経済状況や債務への不安を払拭し切れていない」

白川方明[NP-4.6 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
白川方明・白川方明日銀総裁「デフレ脱却は極めて大事な課題であり、1%の物価上昇が見込めるまで強力な金融緩和を推進する」

白川方明[NP-5.0 HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.2]
白川方明・白川方明日銀総裁「デフレ脱却には金融政策を成長力強化が不可欠」「毎月間断ない資産買い入れを粘り強く続けていく」

白川方明[NP-2.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
白川方明・白川方明日銀総裁「日銀はマネタリーベースを増やしているが、マネタリーベース増加だけで需要が増えるわけではない」「日銀は今後も金融緩和を続ける」

白川方明[NP+2.0 HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
白川方明・白川方明日銀総裁「資産買い入れや量の拡大で経済を支える力は増す方向にある」「FRBを含めて金融政策は量ではなく金利が目的」

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
日本政府関係・藤村修官房長官「野田首相と白川日銀総裁の会談は2人だけで中身には言及しない」

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
日本政府関係・藤村修官房長官「ユーロ安になっていることは注視している」「為替動向は注視しているがレベルについてはコメントしない」

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
日本政府関係・古川元久国家戦略・経済財政担当相「世界経済は中国や米国にも減速感が広がっている」「景気の下押しリスクに注意が必要」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前週末にスペイン・バレンシア州が債務返済のため中央政府に支援を要請したことに続き、22日にはカタルーニャ州が中央政府の支援メカニズムの条件を検討していることを明らかにした。また、スペインの地元紙は21日、「バレンシア州に続いて6州が中央政府に支援を要請する可能性がある」と報じた。スペイン債務問題の悪化が意識されて日本・アジア株相場が下落すると、投資家がリスクオフの動きを強め円買い外貨売りが膨らんだ。(リスクオフFX初心者のための為替用語参照:リスクオフ相場の最中にはどのような取引が予想されるのか?)

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・23日の欧州債券市場でスペインの10年債利回りは上昇。15時07分時点では前営業日比0.028%高い7.295%で推移している。一時7.368%とユーロ導入来最高水準まで上昇した。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・23日の欧州債券市場でスペインの2年債利回りは上昇。15時56分時点では前営業日比0.442%高い6.200%で推移している。一時6.245%とユーロ導入来最高水準まで上昇した。

スペイン政府関係[NP     HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
スペイン政府関係・スペインの地元紙は23日、スペイン予算省の文書として「スペインの地方政府は赤字のファイナンスや今年の債券償還に264億ユーロ必要となる」と伝えた。

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.0]
日本政府関係・五十嵐文彦財務副大臣「(円相場について)相場の水準については申し上げない」「過度な動きには断固たる措置をとる」「為替動向を注視して見守る」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、スペインに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、スペインのソブリンCDS5年物スプレッドは一時634bpまでワイドニングし過去最高水準となった。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・23日の欧州債券市場でスペインの10年債利回りは上昇幅を拡大。16時51分時点では前営業日比0.273%高い7.540%で推移している。一時7.547%とユーロ導入来最高水準まで上昇した。

安住淳[NP-4.6 HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
安住淳・安住淳財務相「(円相場について)過度な変動、行き過ぎた投機的動きには断固たる措置とる」

スペイン政府関係[NP     HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
スペイン政府関係・スペイン中銀は23日、4-6月期のスペイン国内総生産(GDP)が前期比0.4%減となったことを明らかにした。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。欧州の債務不安が再燃し、日本やアジア株相場が軟調に推移。投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から円買い外貨売りが優勢となった。損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込んだ。

ルイス・デギンドス[NP     HDP -3.2 CHDP +1.7 RHDP -3.2 CRHDP +1.7]
ルイス・デギンドス・デギンドス・スペイン財務相「全面的なスペイン救済はない」

ルイス・デギンドス[NP     HDP -3.2 CHDP +1.7 RHDP -3.2 CRHDP +1.7]
ルイス・デギンドス・デギンドス・スペイン財務相「EUの資金は銀行再編基金(FROB)が所有する銀行に非常に迅速に届く」

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
ドイツ政府関係・ドイツ政府は23日、12カ月物国債入札を実施した。平均落札利回りはマイナス0.0054%と前回の0.019%を下回った。また、応札倍率は2.3倍と前回の2.8倍を下回った。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
ドイツ政府関係・独財務省は23日、「IMFからこれ以上のギリシャ支援に参加しないとの意向は聞いていない」「ギリシャについてはトロイカの報告を待つ必要がある。第3次ギリシャ支援については協議していない」と発表した。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
ドイツ政府関係・独財務省は23日、「ショイブレ独財務相とデギンドス・スペイン財務相が24日に会談する」「スペインの地方政府救済は国内の問題」「ドイツはスペインの継続的な改革が市場を落ち着かせると確信」などと発表した。

日本政府関係[NP-4.6 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP -0.1]
日本政府関係・中尾武彦財務官「(円相場について)日本は必要に応じて断固たる措置とる」「いかなる措置も排除しない」「最近の円高は一方的」「一方的な円高はファンダメンタルズを反映していない」「円高は経済や信頼感に大きな影響がある」「為替市場をより注視している」

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.1]
ドイツ政府関係・ドイツ連銀は23日、月報で「4-6月のドイツ経済は緩やかに成長したようだ」「経済見通しに関して多大な不透明感がある」との見解を示した。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・欧州委員会は23日、「ギリシャへの金融支援の次回支払いに関する決定は9月前にはない見通し」との見解を示した。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)は23日、「ギリシャ問題の解決策は見つかるだろう」との見解を示したと伝えられた。

ルイス・デギンドス[NP     HDP -3.2 CHDP +1.7 RHDP -3.2 CRHDP +1.7]
ルイス・デギンドス・デギンドス・スペイン財務相「スペインは支払い能力がある国」「スペインには時間と資金調達が必要」

ルイス・デギンドス[NP     HDP -3.2 CHDP +1.7 RHDP -3.2 CRHDP +1.7]
ルイス・デギンドス・デギンドス・スペイン財務相「スペインは救済されないだろう」「スペインは成長する能力を有する」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは23日、ノキアの格付けを「Ba1」から「Ba3」に引き下げたと発表した。見通しはネガティブとした。

スペイン政府関係[NP     HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
スペイン政府関係・スペイン証券取引委員会は23日、全ての株式を対象に3カ月の空売り禁止措置を発表した。なお、禁止措置は3カ月以上に延長される可能性もあるという。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・23日の欧州外国為替市場で円は一進一退。スペインのバレンシア州が先週末20日、スペイン中央政府に支援要請を行ったことをきっかけに同国内のその他地方政府も支援要請を行う可能性が出てきたため、財政懸念がいっそう高まった。欧州債券市場ではスペインの10年債利回りがユーロ導入来最高水準まで上昇したほか、為替市場では外貨を売って円を買い戻す動きが先行した。
 一方、中尾武彦財務官が23日夜、「(円相場について)日本は必要に応じて断固たる措置とる」「いかなる措置も排除しない」「為替市場をより注視している」などと述べるなど、円の上昇に伴って日本の金融当局の円売り介入に対する警戒感も台頭。スペイン国債の下落がいったん収まったことも影響し、ポジション調整の円売りで上値を切り下げる場面が見られた。
 しかし、ニューヨーク市場に入ると欧州株や時間外の米株価指数先物が下げ幅を一段と拡大。リスク回避目的の円買いが再開した。市場では「スペインの全株式が空売り禁止になったため、ヘッジ目的でその他株価指数を売る動きが加速したようだ」との声があった。
 【 通貨ペア 】
・ポンド円は1ポンド=121円14銭前後。
・豪ドル円は1豪ドル=80円18銭前後まで下落。
・ユーロドルは下値を探る展開。アジア市場から急ピッチで下落した反動で買い戻しが入り20時過ぎに1ユーロ=1.21385ドル前後と日通し高値を付けた。ただ、ユーロの先安観が高まっており戻り売りが厚く、再び下値を探る展開となった。1.2075ドルに観測されていたバリアオプションに絡んだ防戦買いで下げ渋る場面があったものの、米国市場に入ると株価の一段安をきっかけにユーロ売り圧力が増した。21時30分過ぎに1ユーロ=1.2068ドル前後と2010年6月11日以来の安値まで下げた。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は23日、ギリシャとの協議は明日24日再開する見込み、ギリシャの支援プログラムを再び軌道に乗せることを目指している、などの見解を示した。独シュピーゲル誌の報道に対するコメントとして発表された。

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