為替・株式・商品マーケット概要

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 2009年9月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2009年9月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2009年9月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2009-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後は売りに押された。WTI原油先物相場が大幅安となったほか、ダウ先物が軟調に推移したことを受けて円買いが先行した。ただ、現物の米国株は安く始まったものの円の上値は重かったほか、対欧州通貨、オセアニア通貨でドル売りが膨らんだことを受けて、円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが優位となり値を下げた。米国株が下げ渋って引けたことも重しとなった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2009年9月 発言・ニュース

[2009-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後は売りに押された。WTI原油先物相場が大幅安となったほか、ダウ先物が軟調に推移したことを受けて円買いが先行した。ただ、現物の米国株は安く始まったものの円の上値は重かったほか、対欧州通貨、オセアニア通貨でドル売りが膨らんだことを受けて、円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが優位となり値を下げた。米国株が下げ渋って引けたことも重しとなった。

[2009-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は弱含み。米株安を受けて日本株の下落を見越した円買いが一時入ったが、対ドルで仲値決済に絡んで円売りが出ると他通貨に対しても円売りが広がった。中国の8月製造業購買担当者景気指数が前月から上昇し、上海総合指数が底堅く推移したことなどを背景にした円売りも見られた。

[2009-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は一時売りが目立ったものの、17時を過ぎると買い戻しが進んでいる。1日後場の日経平均株価が一時上げ幅を拡大したことや上海総合指数が底堅く推移したことなどを背景に円を売る動きが見られた。ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに絡んだ円売りが出ると、ストップロスを巻き込んで下げ幅が拡大した。ただ、時間外の米株価指数先物が急速に値を下げると一転円の買い戻しが優位になった。米株価指数先物の下げに関しては「8月の中国の銀行の新規貸出が今年の最低水準になったと一部通信社が伝えたことが嫌気されているようだ」との指摘があった。

[2009-09-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。中国株式市場で上海総合指数が底堅く推移したことなどを背景にした円売りや、ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに絡んだ円売りが先行したものの、売り一巡後は下げ渋る展開に。「8月の中国新規銀行貸出が約3200億元と今年最低水準となった」との報道を受けて、時間外のダウ先物が下落したことなどが円の買い戻しを誘った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに一時本日高値となる93円38銭前後まで値を上げた後はやや伸び悩んでいる。ただ、対ポンドやカナダドルでのドル買いにつれた円売りドル買いが出たため、一方的に下げる展開にはならなかった。
・ユーロ円は軟調。16時過ぎに一時1ユーロ=134円15銭前後まで値を上げた後、22時過ぎに132円83銭前後の本日安値まで値を下げた。ポンド円も一時1ポンド=152円77銭前後まで上げた後、150円48銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは頭が重い展開。20時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4286ドル前後まで売られた。ダウ先物の下落を背景にリスク資産圧縮目的のユーロ売りドル買いが出た。この日発表された独欧経済指標が予想より強い内容となったことへの反応は限定的だった。

[2009-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後は買い戻された。8月米ISM製造業景気指数や7月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が市場予想平均を上回ったことを受けて米国株式相場が一時買われたため円売りが出た。ただ、米国株が金融株中心に売りが膨らみ下げに転じると、一転して円買いが強まり値を上げた。米国株やWTI原油先物相場が大幅安となると上昇に弾みが付いた。

[2009-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。米国株の大幅安に日本株が連れ安することを警戒し、リスクポジションを解消する目的で円買いが先行した。仕掛け的な買いも加わり上げ幅を拡大した。ただ、対ドルで通貨オプションに絡んだ防戦売りが厚く円買いの勢いが弱まると、他の通貨に対する円買いの勢いも後退。徐々に持ち高調整の円売りに押し戻された。豪国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを受けて対豪ドルで円売りが膨らんだほか、上海総合指数が底堅く推移すると一段と上げ幅が縮まった。午前の日経平均株価は一時300円を超す下げ幅となる場面があったものの、大幅安が織り込まれていたこともあって反応は薄かった。

[2009-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買いが強まった。手掛かり難から暫く小動きが続いた後、午前中に発表された4-6月期豪国内総生産(GDP)が予想を上回ったことなどを蒸し返す格好で、ロンドン勢から豪ドルに対して円売りが出ると、その他通貨にも売りが波及した。ただ、英・独の株価指数が弱含み、時間外のダウ先物が下げに転じると徐々に円買いが優位になった。対ドルで仕掛け的な円買いが入ると、円の上昇の勢いが増した。その後は、利益確定の円売りが出てやや値を下げている。

[2009-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。4-6月期豪国内総生産(GDP)が予想より強い内容となったことを蒸し返す格好で、ロンドン勢から対豪ドルで円売りが出ると、他の通貨にも円売りが波及した。ただ、英独の株価指数が弱含み、時間外のダウ先物が下げに転じると徐々に円買いが優位になった。8月ADP雇用リポートが予想より弱い内容となったこともリスクポジション解消の円買い外貨売りを誘った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時前に一時本日高値となる93円06銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=132円52銭前後まで値を上げた後、それぞれ1ドル=92円24銭前後、1ユーロ=131円01銭前後まで値を下げた。
・豪ドル円は頭が重い。一時本日高値となる1豪ドル=77円60銭前後まで値を上げた後、76円41銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは上値が重い。ダウ先物の下落や原油先物価格の失速が相場の重しとなった。ただ、英系やドイツ系銀行が対ポンドでドル売りを進めたため、一方的にユーロ安ドル高が進む状況にはならなかった。

[2009-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルでは堅調。米給与計算サービス会社オートマチックデータプロセッシング(ADP)が発表した8月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比29万8000人減と市場予想平均よりも弱い内容となったことを受けて円買いが入った。米金利の低下も重しとなった。一方ドル以外の通貨に対しては上値が重い。弱い米雇用指標を受けてダウ先物が売られたため一時円買いが入った。ただ、上値では短期で円買いを進めた参加者からの利益確定の円売りに押され値を下げた。米金利の低下を背景に対欧州通貨やオセアニア通貨でのドル売りを受けた円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いも支えとなった。

[2009-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は買いが先行したものの売りに押し戻された。日本株安を警戒して円を買う動きが出たほか、対ドルで92円に設定されたノックアウトオプションの上抜けを狙った仕掛け的が買いが膨らみ、他の通貨に対しても円買いの勢いが増した。ただ、上値では戻り売りや、短期スタンスで買い進めた参加者からの利益確定の売りが厚く押し戻された。3日の上海総合指数が堅調に推移していることも円売りを誘い一段と値を下げた。

[2009-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は弱含み。3日午後の上海総合指数が上げ幅を拡大したことにつれて円売りが出た。上海総合指数が一時5%を超す上げ幅となり、時間外のダウ先物が小高く推移するとロンドン勢からも円を売る動きが見られた。

[2009-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては下げ渋り。中国株式市場で上海総合指数が大幅高となったことなどを材料に、ロンドン勢が円売りで参入。ダウ先物の上昇も円売りを誘った。ただ、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が予想より弱い内容となったことを受けて、ダウ先物が伸び悩むと円を買い戻す動きが強まった。一方、ドルに対してはじり安。序盤は対欧州・オセアニア通貨での円売りにつれた円売り・ドル買いが出た。その後、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が定例記者会見で、景気の見通しに慎重な姿勢を示すとユーロ・ドルが下落。対円でもドル買いが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時本日高値となる92円63銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は伸び悩み。21時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=132円57銭前後まで上昇した後、132円01-06円まで下押しした。トリシェECB総裁の発言を材料に、持ち高解消の円買いユーロ売りが入った。
・ユーロドルは上値が重い。21時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.4350ドル前後まで値を上げた後、1.4275-78ドルまで下押しした。トリシェECB総裁が「インフレは引き続き抑制されている」、「不確実性は高く、慎重な対応が妥当」などと述べたことが意識された。

[2009-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。前週分の新規失業保険申請件数や、失業保険継続受給者数が市場予想平均よりも弱く一時円買いが入った。ただ、対欧州オセアニア通貨でのドル買いを受けた円売りドル買いが支えとなり値を下げた。米国株式相場が引けにかけて上げ幅を広げたことも重しとなった。一方、ドル以外の通貨に対してはもみ合い。時間外のダウ先物が堅調に推移した場面で投資家のリスク志向が改善し円売りが出た。ただ、弱い米雇用指標を受けてダウ先物が伸び悩んだため一転して円買いが強まり値を上げた。その後、4日発表の8月米雇用統計に対する警戒感から積極的な取引は手控えられていたが、米国株が上げ幅を広げると売りに押され値を下げた。

[2009-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円はもみ合い。3日の米株高を材料に円を売る動きが先行した。ただ、4日の上海総合指数が安く寄り付き、日経平均株価が下げに転じると円が買い戻されている。その後は、今晩に8月米雇用統計の発表を控え、積極的な売買は見られない。フィッシャー・米ダラス連銀総裁が「米国の失業率はしばらく高水準を維持する」「米失業率が10%を超えないよう祈っている」などと発言したと伝わったものの反応は見られなかった。

[2009-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけてやや売りが優位。日本時間今晩に8月米雇用統計の発表を控えて、積極的な取引は見られず値動きが細っていたが、ロンドン勢が参入するとダウ先物が持ち直したことなどを背景に円売りが出た。英独の株価指数が小高く推移していることも円の重しとなっている。

[2009-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は荒い値動き。しばらくは8月米雇用統計の発表を前に持ち高調整の取引に終始していたが、指標発表後はダウ先物や米長期金利の動きに一喜一憂する格好で売買が交錯した。なお、米労働省が発表した8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比21万6000人減と予想より強い内容なったものの、失業率が9.7%と予想より弱い結果となった。7月の非農業部門雇用者数も27万6000人に下方修正された。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計発表後に一時本日安値となる92円27銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=131円69銭前後まで下落した後は、それぞれ1ドル=93円26銭前後、1ユーロ=133円11銭前後の本日高値まで上昇した。
・ユーロドルは下落。目先のストップロスを巻き込んで、一時1ユーロ=1.4191ドル前後まで値を下げた。米長期金利が一時上昇したことや時間外のダウ先物の失速を材料に、ユーロ売りドル買いが出た。対スイスフランでドル買いが強まった影響もあった。

[2009-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りに押された。8月米雇用統計で失業率が市場予想より弱かった一方、非農業部門雇用者数が市場予想よりも減少幅が小さかったことなど強弱入り混じる内容だったため売買が交錯したが、時間外のダウ先物の売りが優位になると徐々に円買いが強まった。ただ、安く始まった現物の米国株が持ち直すと一転して円売りに押され値を下げた。WTI原油先物相場が上げに転じたことも重しとなり下げ幅を広げた。売り一巡後は7日がレーバーデーの祝日で3連休を控えたことから、積極的な売買は見送られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用指標を受けて一時1ドル=92円27銭前後まで売り込まれた後、93円26銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円はダウ先物が一時伸び悩み1ユーロ=131円69銭前後まで値を下げたが、安く始まった米国株が上げに転じたため133円25銭前後まで買いが進んだ。
・ユーロドルは売り先行後、買い戻し。米雇用指標を受けてダウ先物が一時売られたことや、スイス国立銀行(SNB)のレートチェックの憶測などを背景に対スイスフランでドルが買われたことも重しとなり、1ユーロ=1.4191ドル前後まで売り込まれた。ただ、現物の米国株が堅調に推移したことや、WTI原油先物相場が持ち直したため買いが膨らみ、一時1.4328ドル前後まで上昇した。ただ、買い一巡後は週末を前に商いが薄く値動きが細った。

[2009-09-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。日本株高や上海総合指数の上昇を背景に円売り外貨買いが出た。ただ、円を積極的に売り進める材料に乏しかったほか、7日の米金融市場がレーバーデーの祝日で休場となるため、一方的に円売りが強まる展開にはならなかった。

[2009-09-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて売りが優勢。手掛かり難からしばらくは方向感に乏しい展開が続いていたが、欧州勢が参入すると対欧州オセアニア通貨中心に円売りが出た。日本株高や上海株の上昇が材料視されたようだ。欧州株高や時間外のダウ先物の上昇も円売りを誘った。

[2009-09-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、欧州通貨に対しては買い戻しが目立つ半面、資源国通貨には売りが目立つ。序盤は、英独の株価指数やダウ先物の上昇を受けてリスク志向の改善が進むとして円を売る動きが欧州勢から見られた。7日の米国市場がレーバーデーの祝日休場で参加者が減少する中、時間外取引で原油先物相場が堅調に推移していることを材料にカナダドルに対しては円売りが続いているほか、オセアニア通貨に対しては円との金利差を意識した戻り待ちの円売りが散発的に出ている。一方、対米ドルで持ち高調整の売りが出ている欧州通貨に対しては買い戻しが入っている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=92円93銭前後と早朝取引で付けた安値に面合わせした。
・ユーロ円は欧州市場の序盤に1ユーロ=133円88銭前後と日通しの高値付けた後は、ユーロドルの売りに押されて上値を切り下げている。
・ユーロドルは買い先行後は売りに押し戻された。欧州勢からの買いで一時1ユーロ=1.4363ドル前後と本日高値を付けた。その後は、米国市場が休場で取引が細る中、持ち高調整の売りに押されて値を下げている。

[2009-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。対ポンドでポジション調整の円買いが続きストップロスを巻き込んで買いの勢いが強まると、他の通貨に対しても円買いが進む場面があった。ただ、レーバーデーで米国の株式・債券市場が休場となり、参加者が減少していたこともあり円買いは長続きしなかった。7日の英独の株価指数や時間外の米株価指数先物が上昇し投資家のリスク志向が保たれたことも円の上値を抑えた。

[2009-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は強含み。8日午前の日本株相場がさえない値動きとなったことや、中国株式市場で上海総合指数が一時1%超下落したことなどを材料に、リスク資産圧縮目的の円買い外貨売りが入った。対ドルやユーロでは、国内輸出企業からの円買いも見られた。

[2009-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はドルに対しては強含み。しばらくは動意の薄い展開が続いていたが、金先物価格が1トロイオンス=1000ドルにしっかりと乗せたことなどを材料に、欧州勢がドル売りで参入。損失覚悟の円買い・ドル売り注文を巻き込み上昇に弾みが付いた。一方、ドル以外の通貨に対してはさえない。時間外のダウ先物の上昇などを背景に円売り外貨買いが出た。

[2009-09-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。国際連合の貿易開発会議(UNCTAD)は7日、新準備通貨の設立を支持するリポートを発表していたが、英テレグラフ紙に取り上げられたことで改めてドルの基軸通貨としての地位低下が意識された。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル売りが膨らんでおり、連動して対欧州通貨やオセアニア通貨で円を売る動きが見られる。ただ、同時に円買い・ドル売りも膨らんでおり、円自体の方向感は出ていない。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=92円04銭前後まで下げた。一方。
・ユーロ円はユーロドルの買いが強まったことに連動して円売りユーロ買いが出て20時過ぎに1ユーロ=133円66銭前後と日通しの高値を付けた。
・ユーロドルは上値を追う展開。ドルが基軸通貨としての地位が低下するとの見方からユーロ買いドル売りが膨らんだ。日本株や上海総合指数が上昇しリスクマネーのフローが保たれているため、短期筋がドル売りに傾斜しやすい面もあるようだ。一時1ユーロ=1.4507ドル前後と2008年12月18日以来の高値を付けている。

[2009-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。WTI原油先物相場が大幅上昇したことや米国株式相場や堅調に推移したことなどを背景に投資家のリスク志向が高まり円売りが出た。ただ同時に、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルが売られたことを受けて、対ドルでは円買いが優位だった影響で円全体としては方向感が出なかった。

[2009-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。新規の取引材料に乏しく、方向感のない動きが続いた。一方、ドル以外の通貨では底堅い。日本株の下げ幅縮小が意識され円売りが先行したが、上海総合指数や時間外のダウ先物の下落が支えとなり円の買い戻しが強まった。

[2009-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はしばらくは動意の薄い展開が続いていたが、夕刻にかけて一時売りが強まった。市場関係者からは「ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けて、外貨建て投信の設定に伴う円売り・外貨買いが出た」との声が聞かれた。ただその後は、円を積極的に売り進める材料に乏しかったため、徐々に円売り圧力は後退。時間外のダウ先物の下落や、欧州株が安く始まったことも意識された。

[2009-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は一進一退。時間外のダウ先物が値を戻したことや、英独の株価指数が上げ幅を拡大したことなどを受けて、リスク志向の改善が進みドル以外の通貨に対しては円が売られた。一方、円ドル相場ではドルが対ユーロやスイスフランなど中心に売られたことにつれて円買いドル売りが入った。ニューヨーク勢が参入すると円買いドル売りの勢いが加速。他の通貨に対しても円買いが波及し円全般が値を戻している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=91円61銭前後と2月17日以来の安値を付けた。
・ユーロ円はユーロドルの買いが強まったことに連動して1ユーロ=134円41銭前後と本日高値を付けたが、ドル円の売りが強まると23時過ぎには133円58銭前後と本日安値まで下げている。
・ユーロドルは上値を追う展開。一時1ユーロ=1.4595ドル前後と2008年12月18日以来の高値を付けた。ダウ先物が持ち直したことや欧州株高を背景にユーロ買い・ドル売りが入った。ニューヨーク勢がドル安トレンドが継続するとの見方から買い進めると上げ幅を拡大。仕掛け的な買いも加わって上昇に弾みが付いた。

[2009-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で一時買いが強まったが上値は重かった。対欧州オセアニア通貨でのドル売りを受けて、一時円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。ただ、対ドルで円買いの勢いが増すと他の通貨に対しても円買いが波及し値を上げた。その後は円買いを進めた参加者から利益確定目的の円売りで上値が重くなった。一時伸び悩んだ米国株式相場が引けにかけて再び買われたことも上値を抑えた。

[2009-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価が上げ幅を拡大したほか、本日は事業法人の決済が集中しやすい五十日にあたり、仲値決済に絡んだ円売りが対ドル中心に先行した。ただ、その後円を積極的に売り進める材料に乏しかったほか、上海総合指数のさえない値動きが意識され徐々に買い戻された。

[2009-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日経平均株価が200円超上昇したことなどを背景に、対欧州通貨やオセアニア通貨で円売りが強まる場面があったが、その後は円を積極的に売り進める材料に乏しかったため徐々に買い戻された。日本時間今晩に英加金融イベントを控えていることもあって、対ポンドやカナダドルでの円買いも散見された。

[2009-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は強含み。ダウ先物が持ち直したことにつれて円売りが散見された。ただ、円ドル相場で対欧州通貨でのドル売りが強まった影響で円買いドル売りが膨らむと、他の通貨に対しても円は値を上げた。現物の米国株が上値の重い展開となっていることも円の支えとなっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=91円41銭前後と2月16日以来の安値を付けた。米金利低下や、欧州通貨に対して一時ドル売りが強まったことを受けた動き。昨日安値91.61円や通貨オプションの指摘された91.50円を下抜けたためストップロスを巻き込んだ。
・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=133円31銭前後と本日安値を付けた。ドル円と、一時堅調に推移していたユーロドルが売り込まれたことを受けた。
・ユーロドルは荒い値動き。時間外の米株価指数先物が持ち直したことで、リスク志向の改善が進むとユーロ買い・ドル売りが強まり一時1ユーロ=1.4608ドル前後と2008年12月18日以来の高値を付けた。ただ、対スイスフランでドル買いが強まると一転売りが優位になり1.4502ドルと本日安値を付けている。

[2009-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後は伸び悩み。序盤は、ダウ先物が持ち直したことや、米新規失業保険申請件数が強い内容となったことで投資家のリスク志向が高まり、対欧州通貨中心にドルを売る動きが強まった。このドル売りの流れを受けて円買い・ドル売りが膨らむと他の通貨へも円買いが波及した。ただ、米国株式相場が堅調に推移したことを受けた円売りが出たため上値が重くなった。

[2009-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。日本株安や時間外のダウ先物の下落を背景にリスク資産を圧縮する動きが出たほか、中国主要経済指標が予想を若干上回ったことを受けて対豪ドル中心にドル売りが膨らんだ影響を受けた。一方、ドル以外の通貨では伸び悩み。円ドル相場同様、朝方は株安を意識した円買いが先行した。ただ、中国経済指標発表後に対欧州オセアニア通貨でドル売りが強まるにつれて、円売りオセアニア通貨買いや円売り欧州通貨買いが入ったため上値は限られた。

[2009-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。ドル全面安の流れを受けて、対ドル中心に円買いが膨らんだ。米財務省の中国駐在財務公使であるダラー氏が「中国が準備通貨を多様化することは合理的である」との認識を示したとの報道も円買いドル売りを誘い、損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込んで上昇に弾みが付いた。

[2009-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はしっかり。序盤は、米財務省の中国駐在財務公使であるダラー氏が「中国が準備通貨を多様化することは合理的である」などと発言したことが、米国がドルの基軸通貨としての地位低下を容認したと受け止められて円買いドル売りが進み、他の通貨にも円買いが膨らんだ。暫く手掛かり難からもみ合いの展開が続いたが、米国市場に入りユーロやスイスフランに対してドル売りが入ると、ドルに対して円が買われたため円全般が値を上げている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=90円53銭前後と2月12日以来の安値を付けた。対欧州通過でのドル売りにつれたほか、米国株が不安定でクロス円に売りが出たことも重し。
・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=132円00銭前後と本日安値を付けた。今週上昇の目立ったユーロドルに利益確定の売りが出たほか、米国株が不安定な値動きとなっていることもリスクポジション解消目的の売りを誘った。132.50円を下抜けたことでストップロスを巻き込んだ。
・ユーロドルは荒い値動き。米国勢からドル売りが出て23時前に1ユーロ=1.4636ドル前後と昨年12月18日以来の高値を付けた。もっとも、米国株の上値が重くリスクポジションを解消する目的で売られたほか、今週上昇が目立ち週末であるため利益確定の売りも出て23時過ぎに1.4553ドルと本日安値をつけた。

[2009-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、伸び悩み。時間外のダウ先物やWTI原油先物相場が一時上昇し、対欧州通貨でのドル売りを受けた円買い・ドル売りが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及した。現物の米国株式相場が下げ幅を広げるとリスクポジション解消目的の円買いが加わり、上げ幅を広げた。ただ、米国株が下げ幅を縮めたため、円買いを進めた参加者からの利益確定の売りで上値を切り下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は対欧州通貨でのドル売りを受けた円買いドル売りや米金利が一時低下したことも重しとなり、2月12日以来の安値となる1ドル=90円21銭前後まで売り込まれた。
・ユーロ円はドル円の売りに連動したほか、米国株が下げ幅を広げると売りが膨らみ、一時1ユーロ=131円57銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは荒い値動き。時間外のダウ先物や原油先物相場が一時上昇したことを背景にしたユーロ買いドル売りが入った。ドルスイスフランが一時売られたことを受けた買いも支えとなり、1ユーロ=1.4636ドル前後と昨年12月18日以来の高値水準を付けた。ただ、米国株が下げ幅を広げリスクポジション解消目的の売りが出ると1.4556ドル前後まで売られる場面もあった。

[2009-09-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価や時間外のダウ先物の下落を背景に、リスク資産圧縮目的の円買いが優位だった。一方、円ドル相場では伸び悩み。早朝から短期筋の仕掛け的な円買いが先行したが、1ドル=90円00銭前後に設定されているオプションを意識した戻り売りに押し戻された。株安や原油安を受けて対資源国通貨中心にドル買いが進んだことも相場の重しとなった。

[2009-09-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。ロンドン勢から欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルの買い戻しが入ると円ドル相場で円売りドル買いが出たため他の通貨にも円売りが広がった。もっとも、対ドルで円の押し目を買う動きが根強く、円の下値は限られている。

[2009-09-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はさえない。序盤は欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルの買い戻しが強まったことをきっかけに、円ドル相場で円売りドル買いが広がり他の通貨に対しても円売りが出た。その後は、時間外のダウ先物や原油先物相場が下げ渋ったことなどを意識した円売り外貨買いが見られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時本日高値となる1ドル=91円14銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=132円74銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは、もみ合い。対欧州通貨全般でドルの買い戻しが進んだ流れを受けたユーロ売りドル買いが出る半面、ユーロ円の上昇につれた買いが相場を支えた。市場関係者からは「下値ではアジア勢からの買いが入ったようだ」との声が聞かれた。

[2009-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調。米国株式相場が底堅く推移したことや、WTI原油先物相場が一時持ち直したことなどを受けて円売りが出た。対欧州通貨でのドル売りを受けた円売り欧州通貨買いも重しとなった。一方、ドルに対しては一進一退。日欧市場の流れを引き継ぎ円売りドル買いが先行した。その後、対欧州通貨でのドル売りを受けた円買いドル売りが下値を支えた。ただ、米株高やドル以外の通貨に対しての円売りなどを受けて値を下げた。

[2009-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。英住宅指標の大幅改善を受けて対ポンド中心に円売りが先行したほか、日経平均株価が前日比100円近く上昇したことも売りを誘った。同株価が下げに転じた場面ではリスク志向の低下から買い戻しが入ったが、与謝野財務相から「急激な為替変動は好ましくない」「円高が進めば輸出環境が悪化」など円高をけん制する発言が伝わると、対ドル中心に再び円が売られた。

[2009-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。ロンドン勢から午前中に発表された英経済指標を蒸し返す格好で対ポンドで円売りが出ると、他の通貨にも円売りが広がる場面があった。ただ、小幅ながら持ち直していた時間外のダウ先物が再び弱含んだほか、対ポンドでの円売りが長続きしなかったこともあって円に買い戻しが入った。

[2009-09-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。対ドルでは、8月米小売売上高や9月NY連銀製造業景気指数が予想より強い内容となったことを材料に円売りが出たほか、米金利の上昇を背景にした円売りドル買いが出た。対カナダドルでは、原油先物価格の上昇を意識した円売りが見られた。一方、ポンドに対しては強含み。キング イングランド銀行(BOE)総裁が議会証言で「準備預金の金利の引き下げについて検討している」と発言したことをきっかけに、一段の英金融緩和観測が高まりポンド売りが膨らんだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日高値となる1ドル=91円65銭前後。
・カナダドル円は22時過ぎに1カナダドル=84円73銭前後まで値を上げた。
・ポンド円は20時30分過ぎに一時本日安値となる1ポンド=150円08銭前後まで下落した。ただ、売り一巡後はショートカバーでひとまず下げ止まっている。時間外のダウ先物の上昇なども下値を支えたようだ。
・ユーロドルは頭が重い。一段の英金融緩和観測を背景にポンド・ドルが下落したことにつれたユーロ売りドル買いが出たほか、予想を上回る米指標を受けて米金利が上昇したことが相場の重しとなった。22時前に一時本日安値となる1ユーロ=1.4561ドル前後まで値を下げた。9月独ZEW景況感指数が予想より弱い内容となったことも嫌気された。

[2009-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調。8月米小売売上高が前月比で市場予想平均より強かったことを受けて円売りが出た。その後、対ドルで利益確定の円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及し下値を支えた。ただ、米国株式相場が底堅く推移したため、対欧州オセアニア通貨でのドル売りを受けた円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが重しとなったほか、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で「リセッションは終了した可能性がある」と述べたことも売りを誘い下げ幅を広げた。一方、ドルに対しては一進一退。強い米経済指標を受けて米金利が上昇すると円売りが強まり値を下げたが、売り一巡後は利益確定の円買いが下値を支えた。ただ、米国株が底堅く推移しドル以外の通貨に対して下げ幅を広げると、つれて売りに押された。

[2009-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は夕刻に掛けて対ドル中心に買いが強まった。次期財務相の藤井民主最高顧問が16日、「為替は緩やかな動きである場合は介入には反対だ」「円安は日本の国益にならない」などと発言し、為替介入に否定的な姿勢を示すと対ドル中心に円買いが入った。もっとも、ユーロやオセアニア通貨に対しては、対ドルでユーロやオセアニア通貨が買われている影響を受けて円の上値は限られている。

[2009-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は買い先行後は伸び悩み。序盤は、藤井民主最高顧問が為替介入に否定的な姿勢を示したことなどを材料に、対ドル中心に円買いが入った。ただ、その後は1ドル=90円00銭に設定されたノックアウトオプションに絡んだ防戦売りが出たほか、時間外のダウ先物の上昇などを意識した円売りが出たため徐々に伸び悩む展開に。8月米消費者物価指数(CPI)や8月米鉱工業生産指数が予想より強い内容となったことを背景に、米長期金利が上昇したことも円売り・ドル買いを誘った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに一時2月12日以来の安値となる1ドル=90円12銭前後。
・ユーロ円は19時30分過ぎに一時1ユーロ=132円46銭前後まで値を下げた後、それぞれ下げ渋る展開となっている。
・ユーロドルはノックアウトオプションが設定されていた1ユーロ=1.4700ドル前後を上抜けて、一時昨年12月18日以来の高値となる1.4715ドル前後まで値を上げたものの、買い一巡後は利食い売りなどに押されている。米長期金利の上昇を意識したユーロ売りドル買いも見られた。

[2009-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。8月米鉱工業生産が前月比で市場予想平均を上回ったことを受けて米長期金利が上昇。対ドルで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。市場参加者からは「一部シンクタンクが米連邦公開市場委員会(FOMC)の早期利上げ観測を示したことが米金利の上昇(債券売り)に繋がった」との声もあった。米国株式相場が堅調に推移したことも重しとなり下げ幅を広げた。

[2009-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価の上昇や仲値決済に絡んだドル需要が意識され、対ドル中心に円売りが先行した。売り一巡後はやや下げ渋ったが、中国株式市場で上海総合指数が上げ幅を拡大すると対豪ドル中心に再び円が売られた。市場参加者からは「中国国家発展改革委員会の高官が中国の経済成長率に楽観的な見通しを示したことも上海株の支えとなったのでは」との声が聞かれた。

[2009-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。上海総合指数が2%超の上昇となったことや、時間外のダウ先物が一時50ドルほどの上昇となったことなどを背景にロンドン勢から円売りが出る場面があった。ただ、白川日銀総裁が、定例記者会見で「円高は中期的に経済を押し上げる力もある」などと円高容認とも受け取ることの出来る発言をしたと伝わると、利益確定の円買いが入り値を戻した。

[2009-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。序盤は、白川日銀総裁の「円高は中期的に経済を押し上げる力もある」との発言を材料に円買いが入ったものの、買い一巡後は一転売りに押される展開に。対ポンドでは強い英経済指標を材料に円売りが出たほか、対ドルではダウ先物の失速を材料に持ち高解消の円売りが出た。市場関係者からは「米系銀行からの円売りドル買いが出た」との声が聞かれた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に一時本日安値となる1ドル=90円52銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=133円44銭前後まで値を下げた後、それぞれ1ドル=91円64銭前後、1ユーロ=134円70銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは頭が重い。一時昨年9月25日以来の高値となる1ユーロ=1.4768ドル前後まで値を上げた後は、利食い売りなどに押されている。ドル円の上昇につれたユーロ売りドル買いも見られた。市場関係者からは「1.47ドル台後半では1.4800ドルに設定されたオプション絡みのユーロ売りが出やすい」との声が聞かれた。
・ドルスイスフランは上値が重い。21時過ぎに一時本日高値となる1ドル=1.0360スイスフランまで上昇した後は伸び悩んでいる。スイス国立銀行(中央銀行)は17日、政策金利である3カ月物銀行間取引金利の誘導目標中心値を現行の0.25%に据え置くことを決めたと発表。同時に発表した声明で、スイスフラン高の進行を防ぐために介入を継続する姿勢を示したが、これまでの声明と大きな変更がなかったこともあってスイスフラン売りでの反応は一時的だった。

[2009-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。前週分の新規失業保険申請件数や9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(フィリー指数)が市場予想平均よりも強かったことを受けて円売りが出た。ただ、一時上昇した米国株式相場が下げに転じたため円売り圧力は弱まり、値を戻した。

[2009-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円ドル相場は弱含み。仲値決済に絡んだ円売りドル買いが重しとなったほか、英金融不安の再燃を受けて対ポンド中心にドルの買い戻しが進んだ影響を受けた。一方、ドル以外の通貨に対して円は伸び悩み。時間外のダウ先物や日本株が下げ幅を拡大したほか、英金融不安の再燃もリスク資産圧縮目的の円買いを誘った。ただ、買い一巡後は戻り売りや利食い売りに押し戻された。

[2009-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してはしっかり。午後に入り暫く方向感が乏しかったものの、中国株式市場で上海総合指数が前日比3%超の下落となるとリスクポジション解消目的で買いが入った。対ポンドでは、英ロイズ・バンキング・グループが英金融サービス機構(FSA)による健全性審査を通過できなかったとの報道が引き続き円買いを誘った。一方、ドルに対しては、対欧州通貨でドルが買い戻されたことを受けて円売りが見られた。

[2009-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。対ポンドで、英ロイズ・バンキング・グループが英金融サービス機構(FSA)による健全性審査を通過できなかったとの報道を意識した円買いが先行。ただ、その後は円を積極的に買い進める材料に乏しかったため、徐々に円買い圧力は後退した。藤井財務相が一部通信社に対して「(これまでの発言を)円高容認と書かれるのはつらい」と述べたことも円の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分に一時本日高値となる1ドル=91円49銭前後まで値を上げた後、91円台前半でのもみ合いが続いている。
・ユーロ円は17時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=133円70銭前後まで値を下げた後、134円台前半での値動きとなっている。
・ユーロドルは行って来い。英ロイズ関連報道を背景にポンドドルが下落したことにつれたユーロ売りドル買いに押され、17時過ぎに1ユーロ=1.4648ドル前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後はショートカバーで値を戻す展開に。ポンドドルに米系金融機関からと見られる買いが入るとユーロドルもつられて買い戻された。

[2009-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米長期金利の上昇を背景に対ドルで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。その後、対ポンドでの円買いが下値を支えたが、米国株式相場が上昇したことを受けた円売りが重しとなる場面もあるなど、もみ合って推移した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米長期金利の上昇を背景にした円売りドル買いで一時1ドル=91円55銭前後まで値を上げた。ただ、前日高値の91円64銭前後を上抜けることが出来なかったため一転売りに押された。
・ユーロ円は米株高を受けて一時1ユーロ=134円63銭前後まで買われた。
・ポンド円は軟調。英ロイズバンキンググループが英金融サービス機構(FSA)による健全性審査を通過できなかったとの報道を蒸し返す格好で売りが続いた。一時1ポンド=148円26銭前後まで下落した。
・ユーロドルはもみ合い。米長期金利の上昇やポンドドルの下落などを受けた売りで1.4700ドルを割り込む場面があったが、1.46ドル台では買いが厚くショートカバーで値を戻した。

[2009-09-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ポンドや豪ドル中心に円買いが先行。その後は円を積極的に買い進める材料に乏しかったため持ち高解消の円売りが出る場面があったが、中国株式市場で上海総合指数が一時3%超下落したことなどを材料に再び円買いが入った。もっとも、市場関係者からは「東京、シンガポール市場が休場で参加者が減少しているため、大きな動きは見られない」との声が聞かれた。

[2009-09-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してもみ合い。ドル円相場の上昇につれた円売り外貨買いが出る半面、対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が下落したことにつれた円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。一方、ドルに対しては軟調。15日の高値1ドル=91円65銭前後を下抜けて、損失覚悟の円売り注文を巻き込むと下げ足を速めた。

[2009-09-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は軟調。21日のアジア市場で対ドルで円売りが進んだ流れを引き継いだ。時間外の米株価指数先物が一時下げ幅したことが円売りを誘ったほか、ニューヨーク勢参入後、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル買いの勢いが増し対ドルでの円の下げ幅が広がったことも、円全体の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに一時本日高値となる1ドル=92円55銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は対ドルでの円売りに連動して円売りユーロ買いが出て21時過ぎに1ユーロ=135円49銭前後と本日高値を付けている。
・ユーロドルは軟調。21時30分過ぎに1ユーロ=1.4611ドル前後と本日安値を付けた。時間外のWTI原油先物相場が軟調だったことや、欧州株安を背景にリスクポジション解消目的でドルを買い戻す動きが見られた。ニューヨーク勢からもドルの買い戻しが入ると下げ幅を拡大した。米系金融機関からの売りが出ていたとの指摘があった。

[2009-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。序盤はニューヨーク勢から対ドルで円売りが強まると他の通貨にも円売りが波及した。ただ、米金利が一時低下し対ドルで円が買い戻されたことが円全体の支えとなったほか、米国株式相場が軟調に推移した場面でも円買いが入った。その後は、ニューヨーク時間午後は米国株の値動きが乏しかったため、動意の薄い展開となった。米経済指標への反応は限定的だった。

[2009-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円はオセアニア以外の通貨に対して強含み。4-6月期NZ経常収支の黒字転換や上海総合指数の底堅い動き、原油先物相場の上昇を受けてオセアニア通貨買いドル売りが膨らむと、円買いドル売りが強まった。また、欧州通貨に対しても円買いが波及した。一方、オセアニア通貨に対しては軟調。NZ経済指標の改善や原油高を背景に円売りオセアニア通貨買いが優位となった。

[2009-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。欧州通貨やオセアニア通貨に対しドル売りが優勢となった影響を受け、円買いドル売りが強まった。一方、対オセアニア通貨では弱含み。原油先物相場やダウ先物の上昇を背景に円売りオセアニア通貨買いが入った。また、対欧州通貨では伸び悩み。円ドル相場の上昇につれた円買い欧州通貨売りが支えとなった半面、対ドルで欧州通貨買いが優勢となったことを受けた円売り欧州通貨買いが上値を抑えた。

[2009-09-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。対ドルでは、欧州株高やダウ先物の上昇などを材料にドル全面安となった影響を受けて、円買いドル売りが断続的に入った。一方、ドル以外の通貨に対しては円売りが先行したものの、ドル円相場の下落につれた円買い外貨売りが入り徐々に下値を切り上げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時に一時本日安値となる1ドル=90円98銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は18時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=135円35銭前後まで値を上げた後、134円台後半まで下押しした。
・カナダドル円は頭の重い展開。一時本日高値となる1カナダドル=85円71銭前後まで上げた後、85円06銭前後の本日安値まで売られた。ドル円の下落につれた円買いカナダドル売りが入ったほか、カナダ統計局が発表した7月カナダ小売売上高が予想より弱い内容となったことが相場の重しとなった。
・ユーロドルは株高や原油高を背景に一時昨年9月23日以来の高値となる1ユーロ=1.4822ドル前後まで値を上げた。もっとも、1.48ドル台では利食い売りや戻り売りが厚く、買い一巡後はやや伸び悩んでいる。

[2009-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後は伸び悩み。序盤は対ドルで円買いが膨らむと他の通貨に対しても円買いが波及した。米長期金利が低下したことや、高く始まった米国株式相場が伸び悩んだことも円の支えとなった。ただ、米国株が上げ幅を広げると円買いを進めた参加者からの利益確定の円売りで上げ幅を縮めた。

[2009-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上げ幅を縮小。4-6月期NZ国内総生産の前期比プラス成長が好感されNZドル買いドル売りが膨らむと円買いドル売りが優勢となったほか、対ドル以外の通貨にも円買いが波及した。ただ、上値では利益確定の売りや戻り売りが厚く、上げ幅を縮めた。

[2009-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円はじり安。新規の取引材料に乏しい中アジア時間の上昇に対する持ち高調整の売りが出た。時間外のダウ先物が上げに転じたことも円の重しとなった。

[2009-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、安い水準でもみ合い。序盤は、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルが買い戻されたことにつれて、対ドルで円が売られたことがその他通貨に対しても円買いを誘った。加えて時間外の米株価指数先物が持ち直し一時上げ幅を拡大したことがリスク志向の改善につながり円の重しとなった。中盤以降は対ドルで損失覚悟の円売りが強まったことや、イングランド銀行(英中銀、BOE)が公表した金融政策委員会(MPC)議事要旨で、資産買い入れプログラムの据え置きが全会一致だったことが明らかになり対ポンドで円売りが膨らんだことなどが、その他通貨に対しても円売りを誘った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=91円48銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円も22時30分過ぎに1ユーロ=135円16銭前後と本日高値を付けている。
・ポンド円は堅調。一時1ポンド=150円38銭前後まで上げた。英中銀金融政策委員会議事要旨(9月9-10日分)で「0.50%の政策金利と1750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模の据え置きを全会一致で決定」となったことが明らかとなった。資産買取プログラムの買取枠を250億ポンド拡大した際、キングBOE総裁などは500億ポンドの買入枠拡大を要求していたが、今回のMPCでは追加の買取枠拡大などの話が出なかったことで、更なる買取枠拡大観測が後退し買いが膨らんだ。
・ユーロドルは売りに押されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前にしたポジション調整の売りが出た。対ポンドや円でドル買いが進んだことや、ユーロポンドの売りが膨らんだことが重しとなっている。23時前に1ユーロ=1.4759ドル前後まで売られている。

[2009-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に対ドルで持ち高調整の円売りが出ると、他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、FOMCの結果を受けて米金利が低下し、対ドルで一転して円買いが強まったことが、円全体の支えとなった。上げ幅を広げた米国株式相場が下げに転じたことも円買いを誘った。

[2009-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。米国の低金利政策の長期化を背景にしたドルの先安観に基づく円買いドル売りが広がると、他の通貨に対しても円買いが波及した。市場関係者からは「対欧州オセアニア通貨などで、まとまった規模の円買い注文が入った」との声が聞かれた。

[2009-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。国内勢の一部から対外資産引き揚げ(リパトリエーション)目的の円買いが入ったほか、行天元財務官が一部通信社とのインタビューで「アジア共同体の構想で、結果的にドルの役割が減少することはありうる」と述べたことが円の支援材料となった。また、ポンドに対しては急伸。キング英中銀(BOE)総裁が一部新聞社に対して「ポンド安は英経済のリバランスのために必要」と述べたことが円買い・ポンド売りを誘った。英紙テレグラフの記事を材料に、一段の英金融緩和観測が高まったことも影響した。

[2009-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、伸び悩み。国内勢から対外資産引き上げ(リパトリエーション)目的の円買いが先行した。ただ、時間外のダウ先物が買い戻されると短期スタンスで円買いを進めた参加者から持ち高調整の円売りが出て上値を抑えられた。米雇用指標が強い内容で投資家のリスク志向が改善するとユーロやオセアニア通貨に対して円売りが一段と進んだ。ただ、23時に発表された米住宅指標が弱い内容で米国株が下げに転じると円売りの動きは後退している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=90円35銭前後と本日安値まで下げたが、ショートカバーで91円台を回復している。対欧州通貨やオセアニア通貨でドルの買戻しが強まっていることも支えとなっている。
・ユーロ円は売りが先行し1ユーロ=133円35銭前後と本日安値を付けたが、買い戻しが進んで134円台を回復した。
・ポンドドルは急落。1ポンド=1.6067ドルまで売られた。キングイングランド銀行(英中銀、BOE)総裁が一部新聞社に対して「ポンド安は英経済のリバランスのために必要」と述べたことを背景に仕掛け的な売りが膨らんでいる。米国株が下げに転じリスクポジション解消目的の売りも加わっている。損失覚悟のポンド売りドル買い注文を巻き込んで下げ足を速めた。
・ユーロドルは一進一退。強い米雇用指標を受けて1.4803ドル前後まで上げたが、米中古住宅販売件数が予想を下回り、米国株が下げに転じると一転リスク資産圧縮目的の売りが優位になった。23時過ぎに1.4997-1.4702ドルまで売り込まれる場面も見られている。原油先物相場が急落していることも重しとなった。

[2009-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては売り先行後は買い戻された。前週分の新規失業保険申請件数が市場予想平均を上回り、時間外のダウ先物が一時上げ幅を広げ円売りが出た。ただ、8月米中古住宅販売件数が前月比で市場予想平均よりも弱く米国株が下げに転じたため、リスクポジション解消目的の円買いが強まり値を戻した。一方、ドルに対しては高く始まった後、売りに押し戻された。弱い米住宅指標を受けて米国株が売られ、対欧州オセアニア通貨でドルが買い戻されると円売りドル買いが膨らんだ。

[2009-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジア・オセアニア外国為替市場で円は上昇。前日のキング英中銀総裁の発言や一段の英金融緩和観測を材料に対ポンドで円買いが広がると、他の通貨に対しても円買いが波及した。日本株相場の大幅下落も持ち高解消の円買いを誘い、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで上昇に弾みが付いた。市場関係者からは「国内勢から中間期末に向けた円買い外貨売りが入っている」との声が聞かれた。

[2009-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。午前中に急ピッチで円高が進んだ反動で持ち高調整の円売りが出る場面があったが、その後は円を積極的に売り進める材料に乏しかったため徐々に円売り圧力は後退。欧州勢参入後は対米ドルやカナダドル中心に円買いが優勢となっている。

[2009-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はしっかり。対ドルで円の先高観がくすぶる中で仕掛け的な円買いが膨らむと、その他通貨に対しても買いが広がった。対ドルの円買いに関して市場参加者からは「米金融機関からの円買いドル売りが入った」との指摘があった。8月米耐久財受注が予想を下回りダウ先物が売られると、ドル以外の通貨に対してはリスクポジションを解消する目的の円買いも入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=89円96銭前後と2月12日以来の安値水準をつけた。
・ユーロ円は弱い米耐久財受注やダウ先物が一時売られたことなどを背景に21時30分過ぎに1ユーロ=133円20銭前後と本日安値をつけた。
・ユーロドルは一進一退。対円でドル売りが加速したことを受けて一時1ユーロ=1.4721ドル前後と本日高値を付けた。米耐久財受注が予想を下回るとリスクポジションを閉じる動きが強まったため、21時30分過ぎには1.4632-35ドルまで下げたが、現物の米国株が一時持ち直すと、連動してユーロ買いドル売りが入り1.47ドル台を回復する場面もあった。

[2009-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。欧州市場で、9月中間期末に向けた国内輸出企業による対外資産引き揚げ(リパトリエーション)の円買いが出た流れを引き継いだ。8月米耐久財受注が前月比で市場予想平均より弱く、時間外のダウ先物が下げに転じるとリスクポジション解消目的の円買いも加わり値を上げた。米国株式相場が一時持ち直すと円売りに押されたが、対欧州オセアニア通貨でのドル売りにつれた円買いドル売りが膨らむと他の通貨に対しても円買いが波及し上げ幅を広げた。その後米国株が売られたことも円の支えとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は対欧州オセアニア通貨でのドル売りにつれた円買いドル売りやポンド円の売りが重しとなり、一時2月5日以来の安値となる1ドル=89円51銭前後まで下げた。
・ユーロ円は弱い8月米耐久財受注を受けて時間外のダウ先物が下げに転じたことや、ドル・円が下落したことなどを受けて、一時1ユーロ=131円52銭前後まで売られた。
・ユーロドルは一進一退。弱い8月米耐久財受注を受けてダウ先物の売られたため、リスク資産圧縮目的のユーロ売りドル買いが出た。WTI原油先物相場が一時下げに転じたことも売りを誘い、1ドル=1.4621-26ドル前後まで値を下げた。その後は現物の米国株が一時底堅く推移したことを受けて投資家のリスク志向が改善したため買い戻しが入り1.4725ドル前後まで値を上げた。ただ、米国株の売りが強まりマイナス圏で推移すると売りに押された。

[2009-09-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前週末のNY市場での円高進行で、輸出株主導で日本株が売られることを見越して、対ユーロやポンドなど中心にこれまでの円売りポジションを解消する動きが先行。介入警戒感が後退する中で、対ドル中心に仕掛け的な買いが入ると上げ幅が広がった。もっとも、上値では急ピッチで上昇したこともあり、利益確定の売りや持ち高調整の売りが出て上昇は一服した。藤井財務相が28日、「(為替相場は)一方に少し偏り過ぎており、注視している」「為替市場については安定的な動きが望ましい」などと述べたと伝わったことも円売りを誘った。もっとも、同時に「まだ過度な動きにはなっていない」「トレンドが変わったとは思わない」とも述べたとも伝わったため、円売りの動きは収まっている。

[2009-09-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジア・オセアニア外国為替市場で円は売りに押し戻された。午前中に急ピッチで円高が進行した反動で、持ち高調整の円売りが目立った。藤井財務相が28日午後の講演で「円高を放置するとは言ってない」「通貨安競争をやめようと言っただけで、円高是認とは言ってない」などと述べたと伝わったことや、28日の英独の株価指数が高く寄り付いたことなども円の重しとなった。

[2009-09-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。欧州株高や時間外のダウ先物の上昇などを背景に、対欧州通貨やオセアニア通貨で円売りが強まる場面があった。ただ、引き続き円の下値では押し目買い意欲が強いほか、新規材料難から除々に円売り圧力は後退した。鳩山由紀夫首相は28日、「為替が円高に振れ、そのこと自体で中小企業が困っていると思う」などと述べたと伝わったが、反応はなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=89円67-70銭。
・ユーロ円は1ユーロ=131円45-50銭まで値を戻したものの、買い戻し一巡後は再び売りに押されている。
・ユーロドルは戻りが鈍い。欧州株高やダウ先物の上昇を材料に一時1ユーロ=1.4667-70ドルまで値を戻した後は、やや売りに押されている。ドイツ統計局が発表した9月独消費者物価指数(CPI)速報値は前月比0.4%低下と予想より弱い内容となったものの、特に目立った反応は見られなかった。

[2009-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。原油など商品相場の上昇を背景に対資源国通貨での円売りが強まり、円全体の重しとなった。ダウ工業株30種平均が一時150ドルを超す上昇となったことも円売りを誘った。ドルに対しては、米株高やクロス円のショートカバーを受けて値を下げた。先週末終値の1ドル=89円62銭前後が下値の目処として意識され円買いが入る場面もあったが、対資源国通貨でドルが買い戻されると円売りドル買いに押された。

[2009-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。対ドルでの仲値決済に絡んだ円売りが他の通貨に対しても円売りを誘った。加えて、藤井財務相が「現在の為替の動きは急激過ぎる」「現在の為替水準は一方向に偏りすぎている」などと発言したと伝わったことも円の重しとなった。また、8月全国消費者物価指数(CPI)、9月東京都CPIが発表されたものの、反応はなかった。その他、行天元財務官や菅直人副総理・国家戦略担当相の発言が伝わったが、特に材料視されていない。

[2009-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。日本株が上昇したことが重しとなったほか、ロンドン勢から対資源国通貨中心に円売りが出たため円全般が値を下げた。もっとも、特に材料が伝わったわけではないが、対ユーロやポンドでまとまった規模の円買いが入ると、その他通貨にも円買いが波及した。財務省特別顧問の行天元財務官が「為替相場に特に大きな波乱があったと認識していない」「為替相場は急伸したわけではない」などと述べたと伝わり、介入警戒感が後退したことも支えとなったようだ。

[2009-09-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円はポンド以外の通貨に対しては底堅い動き。特に新規の円買い材料が伝わったわけではないが、対ユーロ中心にまとまった規模の円買いが入ると、他の通貨にも円買いが波及した。一方、対ポンドでは上値が重い。他の通貨と同様に円買いが強まる場面があったが買い一巡後は一転売りに押された。英国産業連盟(CBI)が発表した9月小売売上高が予想より強い内容となったことを受けた。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は頭が重い。17時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=130円72銭前後まで値を下げた。
・ポンド円は下値が堅い。18時30分過ぎに一時本日安値となる1ポンド=142円05銭前後まで値を下げた後、22時過ぎに一時本日高値となる143円96銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは、さえない。対ポンドでユーロ売りが進んだ影響を受けたほか、市場参加者からは「ロシア勢からの売りが出たようだ」との声が聞かれた。19時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4535ドル前後まで値を下げた。また、ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相はユーロ圏は強いドルを望んでいるとした上で、「米国側が強いドルは米国の国益と再び発言することを希望している」と述べたと伝わった。

[2009-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表した7月S&Pケース・シラー住宅価格指数が市場予想平均より強かったことを背景に米長期金利が一時上昇。対ドルで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。米大手民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した9月米消費者信頼感指数が市場予想平均を下回ると、米国株式相場が下げに転じたことを受けた円買いでいったん下げ止まったが、米国株の下値が限られたため徐々に円売りに押され値を下げた。

[2009-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後は買い戻された。対ドルで、仲値に向けて円売りが膨らむと他の通貨にも売りが広がった。五十日である上、中間期末でもあり仲値に向けた円売りが強まることを見越した仕掛け的な円売りも出たようだ。ただ、国内輸出企業からの円買いがまとまった規模で入ると買い戻しが強まり値を戻した。

[2009-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。半期末の仲値決済を通過したこともあり、暫く積極的な売買は手控えられていたが、対ドルで欧州オセアニア通貨が買われると、つられて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出て値を下げた。ただ、欧州市場の取引時間帯に入り、藤井財務相が「G7では最近の円高について取り上げる予定はない」などと述べたと伝わると介入警戒感が後退し対ドル中心に円買いが強まり値を戻している。

[2009-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。序盤は、藤井財務相が「G7では最近の円高について取り上げる予定はない」などと述べ、介入警戒感が後退したため円買いが入った。その後、時間外のダウ先物が上昇したことなどを材料に、持ち高解消の円売りが出る場面もあったが、9月シカゴPMIが予想より弱い内容となったことをきっかけに現物の米国株が下げに転じると、再び円買いが強まった。対スイスフランでは、スイス国立銀行(SNB)の介入観測を背景に円買いが膨らんだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は売り先行後、下げ渋り。9月ADP雇用リポートが予想より弱い内容となったことを受けて一時1ドル=89円35銭前後まで値を下げたものの、売り一巡後はショートカバーでやや値を戻している。対スイスフランでドル買いが進んだ影響を受けたほか、4-6月期米GDP確定値が予想より強い内容となったことを背景に米長期金利が上昇したことが下値を支えた。
・スイスフラン円は下落。一時本日安値となる1スイスフラン=85円94銭前後まで値を下げた。SNBによるスイスフラン売り介入観測を背景に円買いスイスフラン売りが膨らんだ。
・ユーロドルは、さえない。ダウ先物や原油先物価格の上昇を受けた買いが入ったほか、ロンドンフィキシング(日本時間24時)でユーロドルの買いが入るとの憶測を背景に、買いが広がった。18時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.4675ドル前後まで値を上げた。ただ、買い一巡後は売りに押される展開に。ドル・スイスフランの上昇につれたユーロ売りドル買いが出たほか、NYダウが一時100ドル超下落したことを背景にリスク資産圧縮目的の売りが強まった。23時過ぎに一時本日安値となる1.4575ドル前後まで値を下げた。

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