2010年3月18日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は、17日米下院で行われる公聴会での証言原稿で「地方銀行を含む様々な銀行を監督する権限をFRBに与えることで、金融政策の立案と金融の安定への実現に大きく効力を高めることになる」と述べた。中小銀行に対する監督権限を、FRBから連邦預金保険公社(FDIC)に移行する金融規制改革案に異議を唱えるようだ。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャはEUに支援を求めていない」、「ギリシャの借り入れコストはなお高い」、「金利負担が重いためギリシャには他の選択肢もある」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャはユーロ圏を脱退するつもりはないし可能性もない」
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「大手銀行と同様、中小銀行もFRBが監督することを望む」、「FRBはウォール街だけでなく実体経済とも連携したい」
リチャード・フィッシャー[NP-5.8 HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP +0.2 CRHDP -0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「我々は文言や政策を変更する時期にない」「米景気回復は緩やかであり、停滞する可能性もある」
南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP HDP +0.1 CHDP -0.2 RHDP +0.1 CRHDP -0.2]
・南アフリカ中銀のモカテ副総裁が「キャリートレードがランド高の一因である」と述べたと伝えている。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
野田佳彦[NP-5.0 HDP -2.9 CHDP -0.5 RHDP -2.9 CRHDP -0.5]
・野田財務副大臣「場合によって景気刺激策は機動的で適切な対応が必要」
2010年3月18日のFX要人発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は、17日米下院で行われる公聴会での証言原稿で「地方銀行を含む様々な銀行を監督する権限をFRBに与えることで、金融政策の立案と金融の安定への実現に大きく効力を高めることになる」と述べた。中小銀行に対する監督権限を、FRBから連邦預金保険公社(FDIC)に移行する金融規制改革案に異議を唱えるようだ。
カナダ政府関係[NP HDP +0.0 CHDP -4.0 RHDP +0.0 CRHDP -4.0]
・クレメント・カナダ産業相「カナダの輸出業者はカナダドル高に対応する術を学んでいる」
ホセ・マヌエル・バローゾ[NP HDP -2.7 CHDP -0.2 RHDP -2.7 CRHDP -0.2]
・バローゾ欧州連合(EU)委員長「ギリシャとの完全な共同歩調をとっている」、「ギリシャはEUに支援を求めていない」、「ギリシャが2010年目標の財政赤字4%削減に取り組んでいる」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャはEUに支援を求めていない」、「ギリシャの借り入れコストはなお高い」、「金利負担が重いためギリシャには他の選択肢もある」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャはユーロ圏を脱退するつもりはないし可能性もない」
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「システミック上重要な企業はすべて監視が必要」
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「大手銀行と同様、中小銀行もFRBが監督することを望む」、「FRBはウォール街だけでなく実体経済とも連携したい」
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「システミック協議会の創設が、規制監督問題への取り組みを支えることになるだろう」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.1 RHDP -1.4 CRHDP +0.1]
・ボルカー経済再生諮問会議議長「適切な改革で、FRBのノンバンクへの融資は問題とならないだろう」、「FRBが破たんに直面した金融機関を救済するべきかどうかのジレンマに陥らないためのシステムが必要」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.1 RHDP -1.4 CRHDP +0.1]
・ボルカー経済再生諮問会議議長「上院の金融改革修正案はボルカー・ルールに向けて大きく踏み出したが、いくつかの分野では明確化が必要な可能性がある」
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「米国債の需要の減少は見られない。海外の需要は依然としてかなり強い」
リチャード・フィッシャー[NP-4.6 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP -0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「金融政策は強力な監督権限に依存している」、「FRBは危機対応の手段の拡大を必要としている」、「我々はより透明性を高めねばならない」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ブラジル中銀は18日、政策金利を現行の8.75%に据え置くことを決めたと発表した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は買い戻された。日欧市場で円売りが進んだ反動から、持ち高調整の円買いが入った。NY時間午後にかけて対ユーロでドル売りが出たためドルに対して円買いの勢いがつくと、他の通貨に対しても円買いが波及し値を上げた。もっとも、カナダドルに対しては1月カナダ卸売売上高が前月比3.0%増と市場予想平均よりも強かったため一時売りに押されたほか、米国株式相場一時堅調に推移したため上値が抑えられる場面があった。
リチャード・フィッシャー[NP-5.8 HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP +0.2 CRHDP -0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「我々は文言や政策を変更する時期にない」「米景気回復は緩やかであり、停滞する可能性もある」
中国政府関係[NP HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・「中国が投機家向け新規融資の停止を命令した」と中国新聞社が報じた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日の米国株高や18日の日本株相場の上昇を期待した円売りが先行したものの、仲値後はじりじりと値を戻している。日本の3連休を前に、3月決算期末に向けた国内輸出企業や機関投資家の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)とみられる円買いが散発的に入った。
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.0]
・日銀は18日発表した3月分の金融経済月報(基本的見解)で、景気の現状について「国内民間需要の自律的回復力はなお弱いものの、内外における各種対策の効果などから持ち直している」とし景気の総括判断を据え置いた。また、先行きについては「景気は持ち直しを続けるが、当面そのペースは緩やかなものにとどまると考えられる」とした。
日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・財務省の中尾国際局長は18日、「日本は基軸通貨としての米ドルを支えるべき」「ユーロや円、人民元は予想できる将来においてドルに並ぶ基軸通貨になるとは考えづらい」との見方を示した。
野田佳彦[NP-5.0 HDP -2.9 CHDP -0.5 RHDP -2.9 CRHDP -0.5]
・野田財務副大臣「場合によって景気刺激策は機動的で適切な対応が必要」
野田佳彦[NP HDP -2.9 CHDP -0.5 RHDP -2.9 CRHDP -0.5]
・野田財務副大臣「人民元上昇に向けた米経済制裁措置は望ましくない」「人民元の柔軟化は中国にとってもプラスであり期待を理解して欲しい」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「最初の課題は信用を回復することで、その後に構造改革を実行する」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャはドイツやフランス、イタリアに金融支援を要請していないが、政策的な支援は必要」
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャにとってIMFへ救済を求めることが必要なくなることを望む」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。3月決算期末に向けた国内輸出企業や機関投資家の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)とみられる円買いが進む中、ギリシャ政府当局者の話として「ギリシャ政府が国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請する可能性がある」との報道が伝わると、対ユーロ中心に円買いが強まったため他の通貨に対しても円買いが波及した。午後の日本株が下げ幅を広げたことも円の支援材料となった。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「IMFより欧州による解決が望ましい」
南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP HDP +0.1 CHDP -0.2 RHDP +0.1 CRHDP -0.2]
・南アフリカ中銀のモカテ副総裁が「キャリートレードがランド高の一因である」と述べたと伝えている。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.2 CHDP +0.1 RHDP -7.2 CRHDP +0.1]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「来週のEU首脳会合での支援を望む」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18日、インドの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的に」に引き上げたと発表した。なお、「BBB-」格付けは据え置きとした。
ギリシャ政府関係[NP HDP -3.0 CHDP -5.0 RHDP -3.0 CRHDP -5.0]
・ギリシャ財務省当局者の話として「米ダウ・ジョーンズ通信がギリシャは4月2~4日にかけてギリシャ政府が国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請する可能性がある」との報道は「冗談」であるとして記事を否定したと報じられている。
エリザベス・デューク[NP HDP -2.5 CHDP -0.2 RHDP -2.5 CRHDP -0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「金融政策や政策金利についてコメントは差し控える」、「FRBが大手金融機関のみ焦点を向けることなると権限が小さすぎる」
エリザベス・デューク[NP HDP -2.5 CHDP -0.2 RHDP -2.5 CRHDP -0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「FRBは銀行の監督で得た知識で、危機の間スムーズに流動性供給を行うことが出来た」
欧州連合(EU)[NP HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
・ギリシャ問題について、「状況を今解決する必要があると述べた」と欧州連合(EU)報道官の話として伝えた。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「EUは規制改革の加速が必要」
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「フランスはEUのヘッジファンド規制の採択が今年半ばまでに行われることを望む」、「デリバティブ取引は取引所で行われる必要がある」
エリザベス・デューク[NP HDP -2.5 CHDP -0.2 RHDP -2.5 CRHDP -0.2]
・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「経済はさらに正常な流動性に戻ることを必要としている」
ギリシャ政府関係[NP HDP -3.0 CHDP -5.0 RHDP -3.0 CRHDP -5.0]
・パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相「来週議会に税制法案を提出する見通し」、「ギリシャは失った信頼を取り戻しつつある」
トーマス・ホーニグ[NP HDP +2.1 CHDP -0.2 RHDP +2.6 CRHDP +0.1]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBが中小銀行の監督権限を失うことは信じられない」
スティーヴン・ハーパー[NP-4.8 HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・ハーパー・カナダ首相「G20はバランスのとれた持続的な成長を求めるべき」、「G20は景気刺激策を継続しなければならない」
サンドラ・ピアナルト[NP HDP -3.2 CHDP -0.2 RHDP -3.2 CRHDP -0.2]
・ピアナルト・米クリーブランド連銀総裁「FRBは中小銀行かつ大手銀行の監督にかかわり続けなければならない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ギリシャの財政懸念が再燃したことを受けた対ユーロでの円買いが、その他通貨に対しても円買いを誘った。3月末の決算期末に向けて国内勢の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)がらみの円買いも散見された。対ドルで損失覚悟の円買い注文を巻き込むと円全体の上げ幅が拡大した。ただ、対ドル中心に戻り待ちの円売りが厚く上値を抑えられると、短期筋が利益確定の円売りに動き値を下げた。2月の英財政赤字が予想よりも小さかったことを背景に対ポンドで円売りが強まったことも円全体の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円75銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=122円65銭前後とそれぞれ本日安値を付けた。
・ポンドドルは一進一退。ユーロドルの売りにつれてポンド売りドル買いが先行した。1ポンド=1.5241ドル前後と日通しの安値を付けた。ただ、2月の英公共部門負債が124億ポンド増加と市場予想平均の140億ポンド増加より強い内容となったと伝わると、英財政への警戒感がいったん後退し買いが強まり1.5328ドル前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャ政府当局者の話として「ギリシャ政府が国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請する可能性がある」と伝わると、ギリシャの財政懸念が再び高まり売りが先行。一時1.3648ドル前後まで下げた。その後は、強い英経済指標を受けてポンドドルの買いが強まったことをきっかけにショートカバーが入り1.3693-96ドルまで値を戻した。ただ、あくまでショートカバーの域を出ず徐々に上値を切り下げている。
バラク・オバマ[NP+3.6 HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.4 CRHDP +0.0]
・オバマ米大統領「雇用対策案は必要だが、雇用の創出に決して十分ではない」、「雇用は減少を終え、まもなく拡大する可能性がある」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP +0.6 CHDP -0.3 RHDP +0.6 CRHDP -0.3]
・国際通貨基金(IMF)の関係者が、ギリシャはIMFに金融支援を要請していないと発言したとが報じられた。ただ、「要請があればギリシャを支援する用意がある」と、これまでの見解を繰り返したとも伝えている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は買い戻された。日欧市場で円売りが進んだ反動から、持ち高調整の円買いが入った。NY時間午後にかけて対ユーロでドル売りが出たためドルに対して円買いの勢いがつくと、他の通貨に対しても円買いが波及し値を上げた。もっとも、カナダドルに対しては1月カナダ卸売売上高が前月比3.0%増と市場予想平均よりも強かったため一時売りに押されたほか、米国株式相場一時堅調に推移したため上値が抑えられる場面があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日の米国株高や18日の日本株相場の上昇を期待した円売りが先行したものの、仲値後はじりじりと値を戻している。日本の3連休を前に、3月決算期末に向けた国内輸出企業や機関投資家の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)とみられる円買いが散発的に入った。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。3月決算期末に向けた国内輸出企業や機関投資家の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)とみられる円買いが進む中、ギリシャ政府当局者の話として「ギリシャ政府が国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請する可能性がある」との報道が伝わると、対ユーロ中心に円買いが強まったため他の通貨に対しても円買いが波及した。午後の日本株が下げ幅を広げたことも円の支援材料となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ギリシャの財政懸念が再燃したことを受けた対ユーロでの円買いが、その他通貨に対しても円買いを誘った。3月末の決算期末に向けて国内勢の対外資産引き揚げ(リパトリエーション)がらみの円買いも散見された。対ドルで損失覚悟の円買い注文を巻き込むと円全体の上げ幅が拡大した。ただ、対ドル中心に戻り待ちの円売りが厚く上値を抑えられると、短期筋が利益確定の円売りに動き値を下げた。2月の英財政赤字が予想よりも小さかったことを背景に対ポンドで円売りが強まったことも円全体の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円75銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=122円65銭前後とそれぞれ本日安値を付けた。
・ポンドドルは一進一退。ユーロドルの売りにつれてポンド売りドル買いが先行した。1ポンド=1.5241ドル前後と日通しの安値を付けた。ただ、2月の英公共部門負債が124億ポンド増加と市場予想平均の140億ポンド増加より強い内容となったと伝わると、英財政への警戒感がいったん後退し買いが強まり1.5328ドル前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャ政府当局者の話として「ギリシャ政府が国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請する可能性がある」と伝わると、ギリシャの財政懸念が再び高まり売りが先行。一時1.3648ドル前後まで下げた。その後は、強い英経済指標を受けてポンドドルの買いが強まったことをきっかけにショートカバーが入り1.3693-96ドルまで値を戻した。ただ、あくまでショートカバーの域を出ず徐々に上値を切り下げている。