2010年4月21日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米株高で投資家のリスク志向が保たれる中、金利先高観の高まった豪ドルやカナダドルに対して円が売られたため、その他通貨にも円売りが広がった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍かった。前日の海外市場で円安が進んだ反動で利益確定の円買いが入ったほか、国内輸出企業などからの円買いが先行した。ただ、その後は売りに押される展開に。日本株の上昇を背景に投資家のリスク志向が高まるとの見方から、対欧州オセアニア通貨中心に低金利の円を売る動きが広がった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含んだ。しばらくは新規材料難からもみ合いの展開が続いていたが、日本株や上海株の上昇を材料に金利先高観のある対豪ドルやカナダドル中心に円売りが出ると円全体が押し下げられた。市場関係者からは「海外ファンド勢から円売り外貨買いが出た」との声が聞かれた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。21日の日本株や上海総合指数の上昇を背景に、欧州勢から金利先高観のある豪ドルやカナダドルに対して円売りが見られ、その他通貨にも円売りが広がった。対ポンドでは強い英雇用指標が円売りを誘った。もっとも、21日の英・独の株価指数が下げ幅を広げ、時間外のダウ先物が下げに転じると一転短期筋は利益確定の円買い戻しに動いた。ユーロに対してギリシャ問題を背景に円買いが続いたことも円全体の支えとなった。その後は現物の米国株が上昇していることを背景に再び円売りが出て上値は重くなっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=93円45銭前後と昨日高値93円40銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=124円28銭前後と日通しの安値を付けた。ギリシャの資金繰り懸念を背景にした売りが一時強まった。その後は、ダウ先物の下げ渋りや、現物の米国株高を背景に買い戻しが入り125円台を回復している。
・ユーロドルは軟調。20時30分過ぎに1ユーロ=1.3358ドル前後と9日以来の安値水準を付けた。21日のギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが504bpとユーロ導入以来最大水準まで拡大したと伝わったことや、パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相が21日、「ギリシャは、(欧州連合国際通貨基金のギリシャ支援に関する)協議終了する前に救済策を発動させる可能性がある」と述べたことなどが売りを誘った。ショイブレ独財務相が「ギリシャは救済策を要請すると予想している」と述べたと、独議員の話として報じるなどギリシャの資金繰りに対する懸念が根深い。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

アクセル・ウェーバー[NP+4.8 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ECBは時期が来たなら速やかに金利を正常にするべき」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「中央銀行は資産バブルに対応するために金利を用いるべきでない」

イングランド銀行(BOE)[NP+4.6 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.5 CRHDP -0.2]
・英中銀金融政策委員会議事要旨(4月7-8日分)「MPCはインフレ動向の監視を続ける」「何人かの委員は市場のインフレ予測の上振れを懸念」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
・ショイブレ独財務相「ギリシャは2010年後に更に救済を必要とする可能性がある」、「ギリシャが更にいくら必要となるか言及することはできない」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

西村清彦[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP -0.7 RHDP +0.0 CRHDP -0.7]
・西村日銀副総裁「必要な時期に必要な措置を取る」

2010年4月21日のFX要人発言・ニュース

ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP     HDP +6.4 CHDP +0.4 RHDP +6.4 CRHDP +0.4]
ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係・ブラジル中銀のメイレレス総裁は、「人民元の上昇は世界経済の均衡にとって重要」と述べ、人民元についてG20で議論される見通しとの認識を示したと報じられた。

アクセル・ウェーバー[NP-2.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.2 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ECBの金利は依然として適切な水準」

アクセル・ウェーバー[NP+2.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「短期的にインフレリスクは低いが、上方向を向いている」

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.2]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「危機前にリスクテイク制限に向けて行動したい」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「支援の枠組みは恒久的であってはいけない」、「EUによる融資金利はギリシャの改革の刺激となる」

ドイツ政府関係[NP-4.0 HDP -0.8 CHDP -0.6 RHDP -0.8 CRHDP -0.6]
ドイツ政府関係・トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事「ユーロ圏の経済や金融の安定へ進歩を求める。ただ、依然としてリスクが存在する。」、「ギリシャの状況は透明性や、勧告の受け入れの必要性を示している」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP +0.0]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「銀行にストレステストを継続していくことは有益となるだろう」

アクセル・ウェーバー[NP+4.8 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ECBは時期が来たなら速やかに金利を正常にするべき」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ギリシャ救済に国際通貨基金(IMF)が参加することで、ユーロ圏の金融政策に影響はない」、「ユーロ圏のどの国もユーロ圏を離脱する動機はない」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の間の協議は時間がかかる可能性がある」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP +0.0]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「デリバティブはリスクがあるが、依然として有益な経済的役割を与えている」

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.2]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「予備的な資本が、金融危機の間に相当支えとなった可能性がある」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「中央銀行は資産バブルに対応するために金利を用いるべきでない」

アクセル・ウェーバー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.0]
アクセル・ウェーバー・ウェーバー・ドイツ連銀総裁「ギリシャが800億ユーロ必要と議員に話をしたことは決してない」

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.1]
米政府関係・米財務省の当局者が、今週開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の議題について、「世界経済の成長に向け、円滑なリバランスの進め方を議論する見通し」、「世界経済のリバランスに必要なものの内、為替についての議論も行われる見通し」と発言した。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・米ヤフーは20日、第1四半期決算を発表し1株利益は0.22ドルとなった。市場予想の0.09ドルを上回った。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・米アップルは21日、第2四半期(1-3月期)決算を発表した。1株利益が3.33ドルとなり市場予想平均の2.46ドルの利益を上回った。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.3 CHDP -1.3 RHDP -4.3 CRHDP -1.3]
ギリシャ政府関係・パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相「週末の訪米中に米財務長官とIMF専務理事に会う」、「米国での投資家説明会を依然として計画している」、「ギリシャの5月借入必要額は100億ユーロを下回る」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・20日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米株高で投資家のリスク志向が保たれる中、金利先高観の高まった豪ドルやカナダドルに対して円が売られたため、その他通貨にも円売りが広がった。

日本政府関係[NP+4.0 HDP -1.9 CHDP +0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
日本政府関係・財務省は21日、全国財務局長会議で、1-3月期の経済情勢報告をまとめた。地域別の経済動向では全11地域のうち関東など5地域で2009年10-12月期から基調判断を上方修正し、東海など6地域では据え置いた。総括判断は「厳しい状況にあるものの、生産活動を中心として持ち直しの動きがみられる」として、2期ぶりに上方修正した。

韓国政府関係[NP-7.6 HDP -7.1 CHDP -0.1 RHDP -7.1 CRHDP -0.1]
韓国政府関係・韓国為替当局は21日、ウォン高抑制のためにドル買いウォン売り介入を行った模様。市場関係者の話として報じた。

西村清彦[NP-2.0 HDP +0.7 CHDP -0.5 RHDP +0.7 CRHDP -0.5]
西村清彦・西村日銀副総裁「高校無償化が人々の物価感に与える影響に注意」「物価の基調に変化が見られ、金融緩和の効果は一段と強まる」

西村清彦[NP     HDP +0.7 CHDP -0.5 RHDP +0.7 CRHDP -0.5]
西村清彦・西村日銀副総裁「景気とインフレの変化の間におよそ1年の遅れがある」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍かった。前日の海外市場で円安が進んだ反動で利益確定の円買いが入ったほか、国内輸出企業などからの円買いが先行した。ただ、その後は売りに押される展開に。日本株の上昇を背景に投資家のリスク志向が高まるとの見方から、対欧州オセアニア通貨中心に低金利の円を売る動きが広がった。

西村清彦[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP -0.7 RHDP +0.0 CRHDP -0.7]
西村清彦・西村日銀副総裁「必要な時期に必要な措置を取る」

ロシア連邦中央銀行(ロシア中銀)関係[NP-9.2 HDP -8.8 CHDP +0.0 RHDP -8.8 CRHDP +0.0]
ロシア連邦中央銀行(ロシア中銀)関係・ロシア中銀は21日、対通貨バスケットでのルーブルの変動幅を33.55ルーブルに変更したと報じられた。また、ロシア中銀は変動幅変更前に33.60ルーブルでドル買い介入を実施したという。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・タイ中銀は21日、政策金利の1日物のレポレートを1.25%に据え置くことを決めたと発表した。

菅直人[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.1]
菅直人・菅直人財務相「外貨準備の売却は円高を招く可能性」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・ギリシャの10年物国債利回りが8%超す上昇となったと伝えている。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドが476bpと過去最高水準までワイド化した。

イングランド銀行(BOE)[NP-2.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -2.3 CRHDP +0.2]
イングランド銀行(BOE)・英中銀金融政策委員会議事要旨(4月7-8日分)「0.50%の政策金利と2000億ポンドの資産買い入れプログラムの規模の据え置きを全会一致で決定」

イングランド銀行(BOE)[NP+4.6 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.5 CRHDP -0.2]
イングランド銀行(BOE)・英中銀金融政策委員会議事要旨(4月7-8日分)「MPCはインフレ動向の監視を続ける」「何人かの委員は市場のインフレ予測の上振れを懸念」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「商品市場の投機規制を望む」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含んだ。しばらくは新規材料難からもみ合いの展開が続いていたが、日本株や上海株の上昇を材料に金利先高観のある対豪ドルやカナダドル中心に円売りが出ると円全体が押し下げられた。市場関係者からは「海外ファンド勢から円売り外貨買いが出た」との声が聞かれた。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「ユーロ圏のギリシャ支援300億ユーロのうち、フランスは最大63億ユーロを保証する」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・21日、ギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが502bpとユーロ導入来の水準まで拡大した、と伝えた。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・リクスバンク(スウェーデン中銀)は20日、政策金利を予想通り0.25%に据え置くと発表し、2010年の夏もしくは初秋に利上げを開始するとの方針を維持した。また、国内金融機関に対し、流動性供給の一環として行なわれていた3ヶ月や6ヶ月の貸出を取り止めると発表した。この発表を受けて、当局が「出口戦略」を前進させる方針を固めたとの見方が高まり、スウェーデンクローナが主要通貨に対して買われる展開となった。一方で、「流動性供給の打ち切りによって金融引き締めの効果が期待出来るために、7月または9月の政策金利引き上げの可能性は薄れた」と指摘する向きも多い。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・米サントラスト・バンクスは21日、第1四半期決算を発表した。1株損益が0.46ドルの損失となり、市場予想平均の0.575ドルの損失より損失額が若干小さかった。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相が、ギリシャは救済策を要請すると予想していると述べたと、独議員の話として報じた。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.3 CHDP -1.3 RHDP -4.3 CRHDP -1.3]
ギリシャ政府関係・パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相「ギリシャは協議終了する前に救済策を発動させる可能性がある」

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・ウェルズ・ファーゴは21日、第1四半期決算を発表した。1株利益は0.45ドルとなり、市場予想平均の0.427ドルの利益を若干上回った。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・モルガン・スタンレーは21日、第1四半期決算を発表した。1株利益は1.03ドルと市場予想平均の0.571ドルの利益を上回った。

ドイツ政府関係[NP     HDP -0.8 CHDP -0.6 RHDP -0.8 CRHDP -0.6]
ドイツ政府関係・ドイツのブリューデル経済技術相は「国際通貨基金(IMF)からのギリシャ支援は約120億ユーロになる可能性がある」との認識を示したと報じられた。

国際通貨基金(IMF)[NP+3.6 HDP +0.5 CHDP +0.1 RHDP +0.5 CRHDP +0.1]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は21日、世界経済見通しを発表した。その中で、2010年の世界経済の成長率見通しをこれまでの3.9%から4.2%に引き上げた。一方で、2011年の成長率はこれまでの4.3%で据え置いている。また、個別では、米国の2010年の成長見通しを2.7%から3.1%へ、2011年を2.4%から2.6%に上方修正した半面、ユーロ圏は2010年は1.0%で据え置いたものの、2011年は1.6%から1.5%に下方修正している。また、日本の成長率を、2010年は1.7%から1.9%に引き上げた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・21日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。21日の日本株や上海総合指数の上昇を背景に、欧州勢から金利先高観のある豪ドルやカナダドルに対して円売りが見られ、その他通貨にも円売りが広がった。対ポンドでは強い英雇用指標が円売りを誘った。もっとも、21日の英・独の株価指数が下げ幅を広げ、時間外のダウ先物が下げに転じると一転短期筋は利益確定の円買い戻しに動いた。ユーロに対してギリシャ問題を背景に円買いが続いたことも円全体の支えとなった。その後は現物の米国株が上昇していることを背景に再び円売りが出て上値は重くなっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=93円45銭前後と昨日高値93円40銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=124円28銭前後と日通しの安値を付けた。ギリシャの資金繰り懸念を背景にした売りが一時強まった。その後は、ダウ先物の下げ渋りや、現物の米国株高を背景に買い戻しが入り125円台を回復している。
・ユーロドルは軟調。20時30分過ぎに1ユーロ=1.3358ドル前後と9日以来の安値水準を付けた。21日のギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが504bpとユーロ導入以来最大水準まで拡大したと伝わったことや、パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相が21日、「ギリシャは、(欧州連合国際通貨基金のギリシャ支援に関する)協議終了する前に救済策を発動させる可能性がある」と述べたことなどが売りを誘った。ショイブレ独財務相が「ギリシャは救済策を要請すると予想している」と述べたと、独議員の話として報じるなどギリシャの資金繰りに対する懸念が根深い。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「ギリシャが欧州連合(EU)に救済を求めるかどうか推測することはできない」、「デフォルトはユーロ圏の安定を脅かす可能性がある」、「ギリシャ救済策はユーロを守るために計画された」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「ギリシャは2010年後に更に救済を必要とする可能性がある」、「ギリシャが更にいくら必要となるか言及することはできない」

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