為替・株式・商品マーケット概要

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 2010年4月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2010年4月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2010年4月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2010-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが強まった。3月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は予想に反して減少した。週末の3月米雇用統計に対する過度な期待感が後退したとの見方から、時間外のダウ先物や米長期金利が低下幅を拡大し円買いドル売りが優位に。その他の通貨にも円買いが波及した。ただ、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで年度末要因の円売りがまとまった規模で出たため、円全体が押し下げられた。その後は手掛かり材料難から安値圏で方向感のない動きが続いた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2010年4月 発言・ニュース

[2010-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが強まった。3月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は予想に反して減少した。週末の3月米雇用統計に対する過度な期待感が後退したとの見方から、時間外のダウ先物や米長期金利が低下幅を拡大し円買いドル売りが優位に。その他の通貨にも円買いが波及した。ただ、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで年度末要因の円売りがまとまった規模で出たため、円全体が押し下げられた。その後は手掛かり材料難から安値圏で方向感のない動きが続いた。

[2010-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、下げ渋り。31日の海外市場で円売りが進んだ流れを引き継いだ。ただ、日本株が高く寄り付いた後、一時上げ幅を縮小したこと背景に、短期筋から利益確定の円買いが入り下げ幅が縮まった。日銀が1日発表した企業短期経済観測調査(短観、3月調査)ほぼ市場予想通りとして直接の反応は目立たなかった。

[2010-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。手掛り難で暫く小動きが続いたが、日本株が引けにかけて上げ幅を広げると円売りが出て値を下げた。欧州勢参入後に時間外のダウ先物の上げ幅が広がると一段と円を売る動きが強まり下げ幅が広がった。

[2010-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は弱含み。明日以降、欧米がイースター休暇に入ることもあって、持ち高調整の円買い外貨売りが入る場面があったものの、追随する動きがなかったため円買いは早々に失速。時間外のダウ先物やコモディティ価格が上げ幅を広げると、対資源国通貨で円売りが進んだ。ドルに対しては米長期金利の上昇を背景にした円売りが膨らんだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は強含み。目先のレジスタンスとして意識されていた1月8日に付けた年初来高値1ドル=93円78銭前後を上抜けて損失覚悟の円売りドル買い注文を巻き込むと、昨年8月28日以来の高値となる93円90銭前後まで上値を伸ばした。
・ポンド円は堅調。22時過ぎに一時本日高値となる1ポンド=143円10銭前後まで値を上げた。世論調査で英国の野党・保守党が与党・労働党に対するリードを広げ英政局への不透明感が後退する中、3月英製造部門購買担当者景気指数(PMI)が予想より強い内容となったことが円売りポンド買いを促した。市場関係者からは「英系銀行からの買いが入った」との声が聞かれた。
・ユーロドルはイースター休暇を前にポジション調整のユーロ売りドル買いが出たほか、弱い独小売指標を嫌気した売りが見られた。ドル円の上昇を受けたユーロ売りドル買いや、対ポンドでユーロ売りが進んだ影響も受けた。21時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.3460ドル前後まで値を下げた。

[2010-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ユーロスイスフランは買いが優勢。しばらくは1.41スイスフラン台半ばでのもみ合いが続いていたが、0時45分過ぎに一時本日高値となる1.4320スイスフランまで急ピッチでユーロ高スイスフラン安が進んだ。市場関係者からは「SNBがユーロ買いスイスフラン売り介入を行ったのでは」との指摘があった。

[2010-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。商品相場が上昇し投資家のリスク選好度が高まったとの見方から、資源国通貨に対して低金利の円を売る動きが広がった。対ドルでは、前週分の新規失業保険申請件数や3月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想より強い内容となり、米長期金利が上昇幅を拡大したことが円売りを促した。市場関係者からは「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて円売りが出たのでは」との声が聞かれたほか、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)の介入と見られるスイスフラン売りでユーロスイスフランが急伸したため、ユーロに対して円が同時に売られた。その後は明日以降に欧米などがイースター休暇に入ることもあり、市場参加者が次第に減少し方向感に欠ける取引が続いた。

[2010-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は安く始まった後、下げ渋り。1日の海外市場で、株高や商品相場の上昇を背景にリスク志向の高まった投資家から円売りが進んだ流れを引き継いだ。ただ、東京勢からは急ピッチで円売りが進んだこともあって持ち高調整の円買いが入ったため下値は堅かった。ドルやユーロに対しては国内輸出企業からの円買いが入っていたようだ。その後は、アジアの主要市場がイースター休暇入りしているため徐々に値動きが細った。日本時間今晩に3月の米雇用統計の発表を控えていることも、取引の手控え要因となっている。

[2010-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一時売りに押されたが、下値は限られた。アジアオセアニアの主要市場がイースター休暇で休場となり商いが細る中、東京勢から対ドル中心にポジション調整の円売りが見られた。取引に厚みがなく値が振れやすいことも影響し、一時円安方向への振れ幅が大きくなった。もっとも、欧州市場も休場であるほか、日本時間今晩に3月の米雇用統計の発表を控えていることもあり、円売りの勢いは徐々に後退し、押し目買いなどで円は値を戻している。ドルに対する円売りについては「来週5日に米連邦準備理事会(FRB)が会合を開き、公定歩合を引き上げるとの憶測が流れた」との指摘があった。

[2010-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は下落。欧州市場がイースター休暇で休場となり商いが細る中、3月米雇用統計を前にした持ち高調整の取引が続いていた。その後、3月米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比16万2000人増と予想より弱い内容となったものの、政府部門の雇用者数が小幅な増加にとどまり、民間部門の雇用情勢が予想以上に改善しているとの見方が広がると、対ドル中心に円売りが優勢に。他の通貨に対しても円売りが波及した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は上昇。3月米雇用統計発表直後は一時本日安値となる1ドル=93円55銭前後まで売られたものの、民間部門の雇用情勢が予想以上に改善しているとの見方が広がるにつれて買い戻しが膨らんだ。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも見られた。一時昨年8月24日以来の高値となる94円70銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は下値が堅い。ドル円が売り込まれたタイミングで一時本日安値となる1ユーロ=126円89銭前後まで値を下げたものの、その後持ち直した。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、時間外のダウ先物の上昇を受けた買いが入った。一時1月26日以来の高値となる127円95銭前後まで値を上げた。ただ、ユーロドルが下落している影響で、一方的に円安ユーロ高が進む状況にはなっていない。
・ユーロドルは米重要イベントを前にした持ち高整理のユーロ売りドル買いに押される中、3月米雇用統計をきっかけに売りが加速した。心理的節目の1ユーロ=1.3500ドル前後を下抜けて、22時30分過ぎに一時1.3485ドル前後と本日安値を更新した。

[2010-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。グッドフライデー(聖金曜日)で米株式市場や欧主要市場が休場となり米債券市場も短縮取引で商いが薄い中、米労働省が発表した3月米雇用統計で、民間部門の雇用情勢が予想以上に改善しているとの見方が広がると対ドルで円売りが強まり他の通貨に対しても円売りが波及した。時間外のダウ先物の上昇に伴う円売り外貨買いも出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は上昇。3月米雇用統計発表直後に一時1ドル=93円55銭前後まで売られたものの、民間部門の雇用情勢が予想以上に改善しているとの見方が広がると一転買い戻しが強まった。目先のストップロスを断続的に巻き込んで、一時2009年8月24日以来の高値となる94円70銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は底堅い動き。ドル円が売り込まれたタイミングで一時1ユーロ=126円89銭前後まで値を下げたものの、その後持ち直した。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、時間外のダウ先物の上昇を受けた買いが入った。一時1月26日以来の高値となる127円95銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは3月米雇用統計で民間部門の雇用回復が意識されると、全般的にドル買いが強まった流れを受けた。欧州時間の安値1ユーロ=1.3544ドルや心理的節目である1.3500ドルを下抜けて、一時1.3475ドル前後まで売り込まれた。市場関係者からは「米連邦準備理事会(FRB)が5日に開く会合で、公定歩合を引き上げるとの観測が出ていた」との声が聞かれた。もっとも、「5日の会議は定例会議で、この会議で公定歩合の引き上げが決まった前例はほとんどない」との指摘もあった。

[2010-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前週の米国市場で、対ドルでの円売りが円全体を押し下げた流れを引き継いだ。利益確定の円買いや、対ドルでは国内輸出企業からの円買いが散見された一方、欧州オセアニア通貨がドルに対して買われたことにつれて円売り外貨買いが出たため、もみ合いの展開となった。

[2010-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対欧州通貨でドルが買われたことにつれて円売りドル買いが出たため円の上値が抑えられる一方、対ユーロで持ち高調整の円買いが入ったことが一時円全般の支えとなりもみ合いの展開となった。海外の多くがイースター休暇で市場参加者が減少しており商いは低調だ。

[2010-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は小高い。特に新規の円買い材料は伝わっていないが、欧州市場がイースターマンデーの休場で参加者が減少し取引の厚みがない中で、持ち高調整の円買い外貨売りが入った。もっとも、米国勢の市場参入待ちの様相が濃く、一方的に円高が進む展開にはならなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小安い。一時1ドル=94円35-38銭前後まで下押しし、アジア時間午前に付けた日通し安値94円31銭前後に接近した。
・ユーロ円は安値圏でもみ合い。欧州市場の休場で薄商いとなる中、持ち高調整目的の散発的な売りが出ると、一時1ユーロ=127円12銭前後まで値を下げた。ただ、その後は現物の米国株の取引開始や23時の3月米ISM非製造業指数(総合)、2月米住宅販売保留指数の発表を前に、やや値を戻している。
・ユーロドルは下げ幅を縮小。21時前に一時本日安値となる1ユーロ=1.3461ドル前後まで値を下げた後は、ショートカバーで持ち直した。一時1.35ドル台前半まで値を戻している。時間外のダウ先物の上昇や原油高などが意識された格好だ。

[2010-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して方向感が定まらない。イースターマンデーに伴う欧州市場の休場で薄商いとなる中、持ち高調整目的の散発的な円買いが先行した。ただ、連休明けのニューヨーク勢が前週末の3月米雇用統計発表後にドル買いが進んだ反動から、欧州通貨などに対してドル売りで参入。同時に円も売られたため、円安が進行した。3月米ISM非製造業指数や2月米住宅販売保留指数が予想より強い内容となり、円売りドル買いが一時強まったことも円全体の重しとなったが、売り一巡後は買い戻しが優位に。市場関係者からは「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで円買いが入ったのでは」との声が聞かれたほか、米長期金利の上昇に伴い欧州通貨などに対するドル売り圧力が後退したことも、円の買い戻しにつながった。もっとも、さらに円を買う材料も見当たらず、終盤にかけてはやや弱含んだ。

[2010-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。6日前場の日本株が下落したことを背景に、これまでに積み上がった円売りポジションを利益確定目的で解消する動きが進んだ。ユーロに対してはギリシャが欧州連合(EU)で合意した支援計画の修正を求めたとの一部報道が材料視されて円買いが入ったほか、対ドルでは国内輸出企業からと見られる円買いも入ったようだ。

[2010-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。日本株安を背景に、リスクポジション解消目的の円買いが入った。豪準備銀行(RBA)の利上げを受けて対豪ドルで円売りが出たことが円の上値を抑える場面があったが、欧州勢が参入するとユーロやポンドに対して円買いが強まり円全般が押し上げられた。

[2010-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。アジア時間に伝わった「ギリシャが欧州連合(EU)で合意した支援計画の修正を求めた」との報道を蒸し返す格好で、欧州勢がユーロ売りで参入。ユーロに対して円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。時間外のダウ先物の下落も円の支援材料となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小安い。16時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=93円77銭前後まで値を下げた。ユーロ円中心にクロス円が下落したことにつれた円買いドル売りが相場の重しとなった。ただ、対ユーロなどでドル買いが強まった影響で、一方的に円高ドル安が進む状況にはならなかった。
・ユーロ円は下落。ギリシャとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入来最大となるなど、ギリシャ問題が再燃したことを受け一時1ユーロ=125円36銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはギリシャを巡る懸念が高まったことを受け、全般的にユーロ売りが強まった流れに沿った。心理的節目である1ユーロ=1.3400ドル前後を下抜けてストップロスを巻き込むと、一時1.3357ドル前後まで下げ足を速めた。格付け会社ムーディーズがアイスランドの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことも重しとなった。

[2010-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の米10年物国債利回りは低下幅を縮めた。2時13分時点では前日比0.0255%低い3.9603%前後で推移している。米財務省によると、3年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが1.776%、応札倍率(カバー)が3.10倍となった。この結果公表後、債券売り(金利は上昇)が出ている。

[2010-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して買い先行後、もみ合い。アジア時間に伝わった「ギリシャは国際通貨基金(IMF)の関与を回避するために欧州連合(EU)が合意した支援計画の修正を求めた」との報道を蒸し返す形で、ニューヨーク勢がユーロ売り主要通貨買いを持ち込んだ流れに沿って、円買いが先行した。ただ、買い一巡後は高値圏で方向感のない動きとなった。一方、円は資源国通貨に対して買い先行後、売りが優位となった。時間外のダウ先物や英・独の株価がさえない値動きとなったほか、円買いユーロ売りが先行した影響を受けた。ただ、安く始まった米国株が下げ渋りリスク志向の低下に歯止めが掛かる中、アジア時間に利上げが伝わった豪ドルを中心に資源国通貨を買って、ギリシャ問題が再燃したユーロや米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で米低金利政策の継続が再確認されたドルを売る動きが次第に優位に。円も同時に売られたため、円安が進行した。また、円はドルに対して小幅に買われた。FOMC議事要旨で「条件次第では緩和政策の一段の長期化の可能性もある」「景気見通しが悪化し、将来のインフレトレンドが低下すれば、長期にわたる低金利はかなりの期間続く可能性がある」との見方が示されたことを受けて、円買いドル売りが小幅に入った。

[2010-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。6日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を背景に、米低金利政策が継続するとの見方が広がったこともあり、ドルに対し国内勢から円買いが入ったため、その他通貨にも円買いが広がった。ユーロに対してはギリシャの財政問題が再燃していることも円買いを誘った。
 もっとも、日本と金利差の大きい豪ドルや資源高を背景にカナダドルなどに対して円売りが根強く、円の上値が限られた。円の上値が重いと見た短期筋から持ち高調整の円売りが出ると、ストップロスを巻き込み円は急ピッチで押し戻された。
 日銀は6-7日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.10%のまま据え置くことを決めたと発表したが、市場予想通りだったこともあって、反応は見られなかった。

[2010-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。後場の日本株が一時上げ幅を拡大したことを背景に円売りが出る場面があった。ただ、午前中の円の下値を下回らなかった上、日本株が引けにかけて伸び悩んだこともあり円は買い戻された。上海総合指数が一時下げ幅を広げたことも円の支えとなった。
 白川方明日銀総裁が7日、金融政策決定会合後の定例会見で「景気の2番底懸念はかなり薄らいだ」と述べたと伝わり、追加の金融緩和への期待がやや後退したことも円を下支えした面がある。

[2010-04-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、伸び悩み。ギリシャとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入来最大となるなど、ギリシャの信用不安が再燃したことを手掛りに、対ユーロで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及。ポンドに対しては、3月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下し予想を下回ったことを受けた円買いが入った。時間外のダウ先物の下落や商品相場安も円の支援材料となった。ただ、その後は上値を切り下げる展開に。急ピッチで上昇した反動で持ち高調整の円売りが出たほか、ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領欧州議会で「ギリシャの市場での資金調達が不十分なら、EUはギリシャを支援できる」などと述べたことが意識され、対ユーロで円売りが出た影響を受けた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は下げ渋り。ユーロ円やポンド・円の下落につれた円買いドル売りが強まると、2日の3月米雇用統計直後に下押しした安値1ドル=93円55銭前後を下抜けて一時93円47銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は売りが先行。ギリシャの資金繰りに関する不透明感が再燃していることを背景に、一時1ユーロ=124円63銭前後まで値を下げた。ただ、その後はファンロンパイEU大統領などの発言を材料に、いったんショートカバーが入ったため125円台半ばまで持ち直している。
・ユーロドルはギリシャを巡る懸念が高まったことを受け、全般的にユーロ売りが強まった流れに沿った。昨日の安値1ユーロ=1.3355ドル前後を下抜けてストップロスを巻き込むと、一時1.3326ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、売り一巡後はショートカバーで値を戻している。ファンロンパイEU大統領やパパンドレウ・ギリシャ首相の発言を受け、いったんユーロの売り持ちを解消する動きが出たようだ。

[2010-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。欧州の取引時間帯に伝わった弱い3月英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)を受けて円買いポンド売りが先行すると、その他の通貨にも円買いが波及した。ギリシャとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入来最大となるなど、ギリシャの信用不安が改めて意識されたこともあり、ユーロ中心にリスク資産圧縮目的の円買いが加速した。ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領パパンドレウ・ギリシャ首相が、欧州連合(EU)で合意したギリシャ支援計画の発動に問題がない旨を強調したため、円買いに歯止めが掛かる場面があったが、その後は再び円が買われた。米10年債入札後に米長期金利が急低下したうえ、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米景気に慎重な見方を示したため、円高ドル安が進んだ。また、2月米消費者信用残高が予想を大きく下回り、米国株が一段安となったため、その他の通貨にもリスク回避的な円買いが入った。

[2010-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日の米国株安を背景に日本株が下落することを見越して、リスク資産圧縮目的の円買いが先行した。対ユーロではギリシャ問題が引き続き円買いを誘った。その後は、日本株が安く寄り付いた後、安値圏でもみ合いが続いたため、一段と円を買い進める動きは見られず、円は高値圏でもみ合いの展開となった。

[2010-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買いが強まった。午後に入り暫くもみ合いが続いていたが、欧州勢が参入すると、英政治の先行き不透明感やギリシャ問題などを背景に、ポンドやユーロに対して円買いが強まった。上海総合指数が下げ幅を広げたこともリスクポジション解消目的の円買いを誘った。ギリシャとドイツ国債の利回りスプレッドが過去最大となったと伝わると対ユーロ中心に円買いが加速した。

[2010-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は強含み。英政治の先行き不透明感やギリシャの財政問題などを背景に、対ポンドやユーロで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及。ギリシャとドイツ国債の利回りスプレッドが過去最大となったと伝わると対ユーロ中心に円買いが加速した。米ニューヨーク・タイムズ紙が「中国の為替政策変更の発表が非常に近い」と報じたことを受け、早期の人民元切り上げ観測が台頭したことも円買いを誘った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=92円83銭前後まで値を下げた。ユーロ円は18時30分過ぎに一時1ユーロ=123円43銭前後まで売られた。
・ユーロドルはギリシャの財政問題が引き続き売り材料とされ、17時過ぎに一時1ユーロ=1.3282ドル前後と3月26日以来の安値まで下げたものの、強い英経済指標を背景にポンド・ドルの買い戻しが強まると1.33ドル台を回復した。市場関係者からは「トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が記者会見で、欧州連合(EU)で合意したギリシャ支援計画に問題がない旨を示したことも相場を支えた」との指摘があった。

[2010-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売り優位。欧州の取引時間帯には英政局不安やギリシャの財政問題を背景に、ポンドやユーロに対して円が買われた。米ニューヨーク・タイムズ紙が「中国の為替政策変更の発表が非常に近い」と報じたことも、人民元切り上げへの思惑から円買いを後押しした。ただ、買い一巡後は次第に円売りが優位に。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁政策金利発表後の定例記者会見で「IMFを含めたEUのギリシャ救済計画は有効な解決策」「ギリシャにとってデフォルトは問題にならない」などと述べたうえ、ギリシャ財務省が「ギリシャの第1四半期の財政赤字が前年比40%減」と発表したため、ギリシャ問題を手掛かりに円買いを進めた参加者が反対売買を行った。また、予想より弱い米新規失業保険申請件数を嫌気して安く始まった米国株が持ち直したため、リスク志向の改善を意識した円の戻り売りや利食い売りも出た。市場参加者からは「白川日銀総裁鳩山首相が9日に会談し、デフレ脱却に向けた協議を行うと日経新聞が報じたことも、追加金融緩和を期待した円売りを誘ったのでは」との指摘があった。

[2010-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。ギリシャの財政問題に対する警戒感が緩和したことを背景に、ユーロに対して円売りが出ると、その他通貨に対しても円売りが出た。昨日の米国株が反発したため、日本株も上昇することを見込んだ円売りも散見された。もっとも、前場の日本株はさえない展開が続いたため円売り圧力は高まらず、徐々に下値を切り上げている。中国の人民元の切り上げを巡って憶測が広がっていることも、リスクを取りにくくしているとの指摘もある。菅直人財務相が「為替は一時より円安方向になり、経済界にも好ましい状況」と述べたことが伝わったものの、特に材料視されなかった。

[2010-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて軟調。15時過ぎから対ユーロで円売りが強まったため、その他通貨に対しても円売りが広がった。昨日、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が定例理事会後の会見で、ギリシャがデフォルトに陥る可能性が低い旨の発言を行ったことに加えて、本日も一部イタリア紙に対して「ギリシャ救済が必要ない」と述べたと伝わった。ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退し、欧州勢が対ユーロでの円買いポジションの解消を進めたようだ。後場の日経平均株価や上海総合指数が上げ幅を広げて取引を終えたことも、投資家のリスク志向の改善につながり、円売りを促した面がある。また、鳩山由紀夫首相白川日銀総裁との会談後に「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」と述べたと伝わると、追加の金融緩和が意識されて一段と円の下げ幅が広がっている。

[2010-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言やギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが縮小したことを受け、ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退。対ユーロで、持ち高解消の円売りが進むと他の通貨に対しても円売りが出た。鳩山由紀夫首相白川日銀総裁との会談後に「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」と述べたと伝わると、追加の金融緩和が意識されて円は下げ幅を広げた。ただ、中国の人民元切り上げの思惑が広がっている影響で、一方的に円安が進む状況にはならなかった。対カナダドルでは、3月カナダ雇用統計が予想より弱い内容となったことを受けた円買いが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に一時本日高値となる1ドル=93円79銭前後まで値を上げた後、失速。23時30分過ぎに一時本日安値となる93円30銭前後まで値を下げた。対ユーロ中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、93円80銭-94円00銭に観測されている売り注文をバックに戻りを売る動きが強まった。
・ユーロ円は一進一退。欧州勢参入後に買いが入ると、1ユーロ=125円79銭前後まで上げたものの、ドル円の失速とともに上値を切り下げた。その後、ユーロドルの上昇につれて一時125円83銭前後と本日高値を更新した。
・ユーロドルは欧金融当局者の発言を手掛りに、ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退すると、週末のポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが広がった。ユーロスイスフランがスイス国立銀行(SNB)のスイスフラン売り介入と見られる動きで急伸すると、一時1ユーロ=1.3473ドル前後まで値を上げた。市場関係者からは「EUがギリシャ支援で合意したとの噂がユーロの買い戻しを誘った」との声が聞かれたほか、「ECBが本日夜に政策委員会の電話会談を開催するとの報道がユーロ買いにつながった」との指摘があった。

[2010-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して買い先行後、売り優位。週末要因でアジア時間に進んだ円売りに対する買い戻しが先行したが、その後は再び売りが膨らんだ。市場関係者からは「影響力の大きいシンクタンクのリポートや欧州中央銀行(ECB)が9日夜に政策委員会の電話会談を開催するとの報道を手掛かりに、ギリシャ支援計画発動への期待感が高まった」との声が聞かれた。欧州連合(EU)関係者からギリシャ支援実施の際の具体的な条件が示されたことも期待感を後押ししたほか、米国株高を意識した円売りも出た。なお、格付け会社フィッチによるギリシャの格下げを手掛かりに円の買い戻しが入る場面があった。一方、円はドルやポンド、カナダドルに対して堅調。ギリシャ支援計画発動への期待感からドルやポンドに対してユーロを買う動きが優位に。円も同時に買われたため、円高が進行した。カナダドルに対しては弱い3月カナダ雇用統計を受けた円買いが入った。また、円はオセアニア通貨に対してもみ合い。ユーロ絡みの取引が中心となり、方向感が出なかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=93円75-78銭前後まで上げた。ただ、中国の人民元切り上げ観測がくすぶる中、日通し高値の93円79銭前後や93円80銭-94円00銭に観測されている売り注文をバックに戻りを売る動きが出た。市場関係者からは「モデル系からの売りが出た」との指摘があったほか、ユーロドルの上昇につれた円買いドル売りも強まり、93円10銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円はギリシャ支援計画発動への期待感から、1ユーロ=125円83銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは堅調。一時1ユーロ=1.3500ドル前後まで値を上げた。ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領サルコジ仏大統領など欧州要人からギリシャを支援する用意がある旨が伝わり、ギリシャの財政問題に対する過度な警戒感が後退した。ギリシャの格下げを嫌気して下押しする場面もあったが、英・独の株価や米国株の上昇を背景にリスク許容度が改善する中で、ギリシャ救済を期待させる材料が相次いで伝わったため、終盤にかけても買いが継続した。
・ユーロスイスフランは買い優位。一時1ユーロ=1.4395スイスフランまで上昇した。スイス国立銀行(SNB)の介入と見られるユーロ買いスイスフラン売りが入ったうえ、ギリシャ救済が近いとの見方が広がったことも相場の支えとなった。

[2010-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は安く始まった後、もみ合い。欧州連合(EU)は11日、国際通貨基金(IMF)を含めてギリシャに対し最大450億ユーロの融資を提供する枠組みで合意したと伝わった。ギリシャの財政問題に対する懸念が後退するとの見方から、対ユーロ中心に円売りが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、一段と円売りを進める材料に乏しかったほか、短期筋から持ち高調整の円買いが入ったため、円安が加速する状況にはならなかった。

[2010-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。ユーロドルやユーロポンドが下落した影響で、ドルやポンドに対しては円売りが出た一方、オセアニア通貨に対しては、中国株式市場で上海総合指数が下落したことに伴う円買いが目立った。また、ユーロに対してはもみ合い。ドル円が上昇したことにつれた円売りユーロ買いが出た半面、ユーロドルが下落したことにつれた円買いユーロ売りが入った。

[2010-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は買い戻し。12日の英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物が上値の重い展開となったため、リスクポジション解消目的の円買いが入った。アジア時間に伝わったデベル豪準備銀行(RBA)総裁補佐の発言を背景に、来月の利上げ期待がやや後退した豪ドルに対しても円買いが続いた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=93円61銭前後まで値を上げたが、米10年債利回りの低下やクロス円の売りが重しとなり93円台前半まで押し戻されている。
・ユーロ円は欧州株やダウ先物が上値の重い展開となったことを背景に利益確定の売りが出た。21時30分過ぎに1ユーロ=126円73-78銭まで下げた。
・ユーロドルは利益確定の売りが優位。20時30分過ぎに1ユーロ=1.3565-68ドルまで下げた。ギリシャの資金繰りに対する過度の懸念が後退してアジア時間では買われていたが、急ピッチで上昇したこともあって、いったん利益を確定する動きが目立った。

[2010-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円はカナダドル以外の通貨に対しては強含み。ダウ先物や欧州株の上値が重かったため、リスクポジション解消の円買いが先行した。米国株式相場が高く寄り付きいったん円売りが出る場面があったが、米長期金利の低下を背景に対ドルで円買いが入ると、円全体の支えとなり値を上げた。一方、カナダドルに対しては弱含み。WTI原油先物相場が一時持ち直したことを受けて売りが出たほか、フラハティ・カナダ財務相が「カナダドルの上昇は秩序立っている」「カナダドルの上昇は強い経済のファンダメンタルを反映している」と述べたことも重しとなり値を下げた。

[2010-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。日本経済新聞が「日銀は4月末に公表する経済・物価情勢の展望で示す2011年度の消費者物価見通しを上方修正する方向で検討する」と報じたことを受け、円の売り持ち高を解消する動きが強まった。13日の日本株や中国株が下落したことに伴うリスク回避的な円買い外貨売りも入った。白川方明日銀総裁が参院財政金融委員会で「景気持ち直しの持続傾向が明確になっている」「今後も消費者物価の下落幅は縮小していく」との見通しを示したことも円の支援材料になったようだ。

[2010-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。日本経済新聞の報道や白川方明日銀総裁の発言を受け、日銀による追加の金融緩和観測が後退すると円買いが広がった。13日後場の日本株が下げ幅を拡大したことに伴うリスク回避的な円買いも入った。ただ、夕刻にかけては一転円売りが優勢に。民主党のデフレ脱却議員連盟のマニフェスト要望案として「購買力平価を参考に1ドル=120円前後を目安に相場が適切な水準を保つように努力」するよう求めることなどが報じられたことを受けた。中国国家発展改革委員会の徐氏が「目先の利上げはない」との見通しを示したと新華社が報じたことも、中国の金融引き締め観測が後退したとの思惑から円売りを誘った。

[2010-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。民主党のデフレ脱却議員連盟が13日、マニフェスト要望案で「購買力平価を参考に1ドル=120円前後を目安に相場が適切な水準を保つように努力を行う」と示したことを背景に円を売る動きが先行した。ただ、「『1ドル=120円前後』との表現が現在の水準とかけ離れているとして、表現を弱める方向で検討」との続報が伝わると、短期スタンスで円売りを進めた参加者から円を買い戻す動きが進んだ。ギリシャ国債の入札が好調だったと伝わった後には、材料出尽くしとして対ユーロで円を買い戻す動きが強まり、その他通貨に対しても円買いを誘う場面があった。その後、ドルに対して海外ファンドからと見られるポンド買いが入ったことにつれて、円売りポンド買いが続いたため一時円の上値が抑えられたが、弱い米貿易収支を受けて対ドルで円買いが強まると、円全体が押し上げられている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=92円72-75銭まで下げた。ユーロ円は18時30分過ぎに1ユーロ=126円10-15銭まで下げた。
・ユーロドルは荒い値動き。ギリシャ政府が13日実施した1年物、6カ月物の国債の入札が好調だったこと背景に1.3614ドル前後まで値を上げたものの、材料出尽くしとして一転売りが優位になり18時30分過ぎに1.3555ドル前後と昨日安値に面合わせした。その後は、昨日安値を下抜け出来なかったこともあって、短期筋から買い戻しが入ったほか、ポンドドルの買いもユーロ買い・ドル売りを後押しし1.36ドル台を回復した。弱い米貿易収支が伝わったことも買いを誘い22時過ぎに1ユーロ=1.3628ドル前後と日通しの高値を付けている。

[2010-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りに押し戻された。弱い2月米貿易収支を背景に対ドルで円買いが入るとその他通貨にも円買いが広がった。米国株が一時軟調に推移したことも円買いを誘った。もっとも、対ドルで円売りが強まったほか、その後の米国株が持ち直したため円全般が売りに押し戻された。

[2010-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。米半導体大手インテルの好決算を手掛りに日経平均株価が一時前日比で100円超上昇すると、投資家のリスク志向が高まるとの見方から対欧州オセアニア通貨中心に低金利の円を売る動きが広がった。また、1-3月期のシンガポール国内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったうえ、シンガポール金融通貨庁(MAS)がシンガポールドルの取引バンドを緩やかな上昇にシフトし、為替政策を引き締める方針を発表。事実上のシンガポールドル切り上げを受け、対シンガポールドルで円売りが強まった影響も受けた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。今日の高値は1ドル=93円37銭前後、安値は93円16銭前後で値幅は21銭程度と小さい。
・NZドル円は下値が堅い。NZ統計局が発表した2月NZ小売売上高指数が予想より弱い内容となったことを受けNZドル売りが先行。一時1NZドル=66円03銭前後まで値を下げた。ただ、昨日の安値65円90銭前後や心理的節目である66円00銭前後を下抜け出来なかったため、売り一巡後は買い戻しが優勢に。株高に伴う円売りNZドル買いも相場を支えた。
・ユーロドルは強含み。昨日の高値1ユーロ=1.3628ドル前後を上抜けて、一時1.3660ドル前後まで上値を伸ばした。日本株高を背景に買いが入ったほか、米ドルシンガポールドルの急落につれて、対主要通貨で米ドル売りが優位となった流れに沿った。

[2010-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含み。新規の取引材料に乏しい中、しばらくは動意の薄い展開が続いていたが、15時過ぎに対ドルで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及。日本株高に伴う円売り外貨買いも出た。ただ、市場関係者からは「日本時間今晩のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を前に、様子を見たい向きも多い」との声が聞かれ、一方的に円安が進む展開にはならなかった。

[2010-04-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。英・独の株価指数やダウ先物が上昇したことが、WTI原油先物相場が高く推移したことなどを背景に、対資源国通貨で円を売る動きが見られた。もっとも、ユーロに対してユーロ圏の財政問題に関する報道を材料に円買いが強まった影響で、円全体の下値は限られた。米長期金利低下を受けて対ドルで円が買い戻されたことも円の下値を支えた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米小売売上高が強い結果となったことを材料に21時30分過ぎに1ドル=93円73銭と本日高値を付けた。ただ、同時に発表された3月米消費者物価指数で変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が市場予想平均を下回ったことを受けて米長期金利が低下幅を拡大したため、93円35-38銭まで押し戻された。
・ユーロ円は欧州株高を背景に買いが入り1ユーロ=127円69銭前後と本日高値を付けた。もっとも、欧州連合(EU)が「ポルトガルの公的債務は2013年までにGDP比で約90%まで膨らむ可能性がある」との見解を示したほか、格付け会社ムーディーズのアナリストが「ギリシャの格付けを今後12-18ヶ月以内に引き下げる確率が50%以上ある」との見方を示したことが重しとなり、19時30分過ぎに127円14-19銭まで下げた。
・ユーロドルは一進一退。ユーロ圏の財政問題に関する報道を背景に売られたほか、強い米小売指標が伝わったこともユーロ売りドル買いを促し21時30分過ぎに1ユーロ=1.3595ドル前後と本日安値を付けた。ただ、対円でドルが売りに押されると、ユーロドルにはつられて買い戻しが入った。

[2010-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が14日、議会証言で米低金利政策の長期化を示唆したことを受けて対ドルで円買いが強まると、その他通貨に対しても一時円買いが膨らんだ。ただ、米国株が堅調に推移し投資家のリスク志向が保たれていたため、上値では戻り売りが厚く押し下げられた。

[2010-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の米株高を受けて日本株が大幅に上昇すると、リスク許容度回復に伴って金利の低い円を売る動きが出た。対ドルでは、事業法人の決済が集中しやすい五十日とあって仲値決済に絡んだ円売りも見られた。中国国家統計局が発表した1-3月期の中国国内総生産(GDP)が予想より若干強い内容となったこと受けて、上海総合指数が底堅く推移したことも円の重しとなった。

[2010-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買いが強まった。ギリシャとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが拡大したことを受け欧州勢がユーロ売りで参入すると、ユーロ円が下落。他の通貨に対しても円買いが波及した。中国の早期金融引き締めに対する懸念が高まったことも円買いを促した。損失覚悟の円買いを巻き込むと上昇の勢いが増した。

[2010-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。ギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが400bp超に拡大したと伝わると、ギリシャの資金繰り懸念が再燃。対ユーロで円買いが膨らみ、円全体を押し上げた。「中国が15日に預金準備率を引き上げる」との憶測が広がったことも、投資家のリスク志向の後退につながり円買いを誘った。ただ、時間外のダウ先物や英・独の株価指数が下げ止まったため持ち高整理の円売りが出て円の上値は若干切り下がった。「中国の預金準備率の引き上げが現時点では行われていないこともポジション調整の円売りを誘った」との指摘もある。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=92円90銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=125円82銭前後まで一時売られた。
・ユーロドルは軟調。19時前に1ユーロ=1.3521ドル前後と本日安値を付けた。ギリシャ問題が再び意識されたことを受けた。その後は、短期筋からの買い戻しが入り下げ幅が縮まっている。パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相が複数年の経済政策計画で欧州連合(EU)欧州中央銀行(ECB)国際通貨基金(IMF)との協議を求めているとの一部報道も下値を支えた。

[2010-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回り、米金利が上昇すると対ドルで円売りが膨らみ、その他通貨に対しても円売りが広がった。ただ、米金利上昇は長続きせず、低下に転じた。一転対ドルで円が買い戻されたたため、円全体が上げられた。

[2010-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。中国の早期金融引き締めへの警戒感がくすぶる中、日本株安や時間外のダウ先物の下落を受け、円の売り持ちを解消する動きが強まった。対ユーロでは、英テレグラフ紙の「モルガン・スタンレーは、ギリシャの財政危機を受けてドイツがユーロ圏から離脱する恐れがあると警告した」との記事を蒸し返す格好で円買いが入った。

[2010-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。16日後場の日本株が下げ幅を拡大したことに伴うリスク回避的な円買いが入った。中国の早期金融引き締めへの警戒感やギリシャの財政問題などを手掛かりに、欧州勢が円買いで参入すると円全体が押し上げられた。

[2010-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は堅調。民主党のデフレ脱却議員連盟顧問の池田元久衆議院議員が16日、一部通信社に対して「為替レートを実勢に合わせることが必要。金融緩和や介入で円安にする必要がある。」と述べたことを背景に円売りが強まる場面があった。ただ、ギリシャ問題や英政治の先行き不透明感を背景にユーロやポンドに対して円を買う動きが根強く下値が堅かったため、短期スタンスで円売りを進めた参加者から買い戻しが入り値を戻した。ニューヨーク勢からも対ユーロで円買いが入ったほか、弱い米経済指標を受けて対ドルで円買いが強まっているため円は上値を伸ばしている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=92円23銭前後と3月30日以来の安値を付けた。4月の米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が69.5と前回値、市場予想平均をいずれも下回ったことを受けた。92円50銭前後から下の水準に観測されていたストップロスを巻き込んだ影響で下げ幅が広がっている。
・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=124円88銭前後まで下げた。ギリシャ問題を背景にした売りが出た上、対ドルで円買いが強まったことも円買いユーロ売りを促した。
・ユーロドルは軟調。アジア時間に、「ドイツがユーロを脱退する可能性があると米金融機関が指摘した」との英紙記事が話題となるなど、ユーロ圏の先行き懸念が意識される中、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が16日、「ギリシャの流動性状況は依然厳しい。悪化の可能性もある」との認識を示したことが嫌気された。22時過ぎに1ユーロ=1.3491ドル前後と本日安値を付けた。1.3500ドルに観測された通貨オプションに絡み、防戦買いが一時下値を支えたが、節目突破を狙った仕掛け的な売りも出たこともあって1.3500ドルを一時下抜けた。一方で、弱い米経済指標を背景にドル売りが出たほか、1.3500ドル割れ水準での下値の堅さも意識されたため、いったん下げ止まっている。

[2010-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。米証券取引委員会(SEC)が16日、米ゴールドマン・サックス(GS)をサブプライムローン関連のCDO取引に関し、詐欺で提訴したと発表すると米国株が急落した。投資家のリスク志向が低下し、対資源国通貨中心にこれまでの円売りポジションを解消する動きが膨らんだ。対ドルでは弱い米経済指標も円買いを誘う場面があったほか、ユーロに対しては引き続きギリシャ問題が円を支えた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=91円90銭前後と3月25日以来の安値。
・ユーロ円は1ユーロ=123円86銭前後と8日以来の安値まで下げた。
・ユーロドルは下落。一時1ユーロ=1.3472ドル前後まで売られた。ギリシャの財政問題を背景にした売りが出たほか、米国株の大幅安を受けてリスクポジション解消目的の売りも出た。

[2010-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は高い。前週末の米国株が大幅に下落したことを受け、リスク資産圧縮目的の円買いが進んだ流れを引き継いだ。その後、急ピッチで円高が進んだ反動や対ドルで仲値決済に絡んだ円売りが出ると、伸び悩む場面があったが、19日の日本株や上海総合指数が大幅安となったため円は底堅い展開が続いた。

[2010-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。しばらくは新規材料に乏しく動意の薄い展開が続いていたが、上海株が4%超下落したことなどを手掛かりに、欧州勢が円買いで参入すると円全体が押し上げられた。損失覚悟の円買い注文を巻き込むと、上昇に弾みが付いた。もっとも、安く始まった欧州株相場が一時持ち直したこともあって、買い一巡後はやや伸び悩んでいる。

[2010-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、徐々に上値を切り下げている。日本、中国の株安を背景に、欧州勢からリスク資産圧縮目的の円買いが先行した。仕掛け的な円買いも入り一時上値を伸ばした。もっとも、英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物がマイナス圏で推移しているものの、いったん下げ止まったため、一段と円買いが強まる展開にはならなかった。上値で短期筋から利益確定の円売りが出て徐々に上値が切り下がった。

[2010-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが続いた。前週末のゴールドマン・サックス提訴を受けて警戒感の高まっていた米国株相場は、ダウ工業株30種平均が堅調に推移し、ゴールドマンの株価も前週末比1.6%高となった。投資家のリスク志向の低下にいったん歯止めがかかったため、リスクマネーの収縮が継続することを見越して円買いを進めていた参加者が、円買いポジションの解消を迫られて値を下げた。

[2010-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。前日の米国市場で、米国株高を背景に持ち高解消の円売りが広がった流れを引き継いだ。対ドルやユーロでは、事業法人の決済が集中しやすいゴトー日とあって仲値決済に絡んだ円売りも見られた。ただ、中国株式市場で上海総合指数が下落したことや米国市場で急ピッチで円売りが進んでいたこともあって、一方的に円安が進む展開にはならなかった。

[2010-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、欧州勢参入後に円売りが優勢に。オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨を受け、利上げ継続の観測が高まった豪ドルに対して円売りが出たほか、欧州株が高く始まったことに伴う円売り外貨買いが出た。市場関係者からは「国内機関投資家などからまとまった規模の円売り外貨買いが出たのでは」との声が聞かれた。対ユーロでは、ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した4月の独ユーロ圏景況感指数が予想より強い内容となったことを受けた円売りが出た。

[2010-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は軟調。午前中に発表された豪準備銀行(RBA)の議事要旨を受けて利上げ観測の高まった豪ドルに対し、欧州勢からも円売りが先行し、その他通貨にも円売りが広がった。英・独の株価指数や時間外のダウ先物が上げ幅を拡大するとリスク志向が改善し円売りが加速。 米ゴールドマンサックスが20日に発表した第1四半期決算で、1株利益が5.59ドルと市場予想平均の4.143ドルを上回ったことも円売りを誘った。その後、一本調子で円売りが進んだ上、英・独の株価の上昇が一服しダウ先物の上げ幅が縮小したこともあって、短期スタンスで円売りを仕掛けた参加者から利益確定の円の買い戻しが入り下値を切り上げた。ただ、利上げ期待の高まったカナダドルに対して円売りが強まったため、再び値を下げている。
【 通貨ペア 】
・ドル円はカナダドル円の買いにつれて22時過ぎに1ドル=93円18銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=125円68銭前後と日通しの高値まで上げた。
・米ドルカナダドルは急落。カナダ銀行(カナダ中央銀行)は20日、市場の予想通り政策金利を0.25%に据え置くことを決めたと発表した。もっとも、声明でこれまで示されていた「第2四半期終わりまで政策金利を0.25%で維持する」との文言が削除された。6月1日に控える政策金利発表での利上げ期待が高まったため、カナダドル買いが膨らんだ。米ドルカナダドルは金利発表前は1.0105-10カナダドルで推移していたが、22時過ぎに1米ドル=0.9978カナダドルと本日安値を付けた。また、カナダドル円は一時93円29銭前後まで上値を伸ばしている。
・ユーロドルは行って来い。英・独の株価指数やダウ先物の上昇を背景に買いが入った。ポンド・ドルの買いが強まったことや、4月のドイツ、ユーロ圏ZEW景況感指数が予想よりも強い内容だったことも買いを後押しし18時30分過ぎに1ユーロ=1.3523ドル前後と本日高値を付けた。もっとも、その後の株価の伸びが鈍り、短期筋から利益確定の売りが出たため押し戻された。対カナダドルでユーロ売りが膨らんだこともユーロ売りドル買いを促し1.34ドル台半ばまで値を下げている。

[2010-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米株高で投資家のリスク志向が保たれる中、金利先高観の高まった豪ドルやカナダドルに対して円が売られたため、その他通貨にも円売りが広がった。

[2010-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍かった。前日の海外市場で円安が進んだ反動で利益確定の円買いが入ったほか、国内輸出企業などからの円買いが先行した。ただ、その後は売りに押される展開に。日本株の上昇を背景に投資家のリスク志向が高まるとの見方から、対欧州オセアニア通貨中心に低金利の円を売る動きが広がった。

[2010-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含んだ。しばらくは新規材料難からもみ合いの展開が続いていたが、日本株や上海株の上昇を材料に金利先高観のある対豪ドルやカナダドル中心に円売りが出ると円全体が押し下げられた。市場関係者からは「海外ファンド勢から円売り外貨買いが出た」との声が聞かれた。

[2010-04-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。21日の日本株や上海総合指数の上昇を背景に、欧州勢から金利先高観のある豪ドルやカナダドルに対して円売りが見られ、その他通貨にも円売りが広がった。対ポンドでは強い英雇用指標が円売りを誘った。もっとも、21日の英・独の株価指数が下げ幅を広げ、時間外のダウ先物が下げに転じると一転短期筋は利益確定の円買い戻しに動いた。ユーロに対してギリシャ問題を背景に円買いが続いたことも円全体の支えとなった。その後は現物の米国株が上昇していることを背景に再び円売りが出て上値は重くなっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=93円45銭前後と昨日高値93円40銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=124円28銭前後と日通しの安値を付けた。ギリシャの資金繰り懸念を背景にした売りが一時強まった。その後は、ダウ先物の下げ渋りや、現物の米国株高を背景に買い戻しが入り125円台を回復している。
・ユーロドルは軟調。20時30分過ぎに1ユーロ=1.3358ドル前後と9日以来の安値水準を付けた。21日のギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが504bpとユーロ導入以来最大水準まで拡大したと伝わったことや、パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相が21日、「ギリシャは、(欧州連合国際通貨基金のギリシャ支援に関する)協議終了する前に救済策を発動させる可能性がある」と述べたことなどが売りを誘った。ショイブレ独財務相が「ギリシャは救済策を要請すると予想している」と述べたと、独議員の話として報じるなどギリシャの資金繰りに対する懸念が根深い。

[2010-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はポンド以外の通貨に対して小高い。21日の米国株が寄り付き後に一時上値を伸ばすと、リスク志向が改善したとして金利先高観の強い豪ドルやカナダドル、強い英雇用指標の伝わったポンドなどに対して低金利の円を売る動きが出て円全般が値を下げる場面があった。ただ、その後の米国株はマイナス圏に沈む場面があるなど上値の重い展開で、リスク志向は後退。円は買い戻された。

[2010-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。ギリシャ情勢への懸念が残る中、日本株や上海株が下落したことで投資家のリスク回避姿勢が強まるとの見方から円が買い戻された。対ドルやユーロでは、国内輸出企業からの円買いも見られた。また、日銀が30日に公表する「経済・物価情勢の展望」で、物価上昇率と成長率の予測を上方修正する方向で調整に入ったとの記事が改めて伝わった。市場関係者からは「日銀による追加の金融緩和観測が後退したとして、海外勢の一部が円買いを進めた」との声が聞かれた。

[2010-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。後場の日経平均株価が下げ幅を縮小すると、投資家のリスク志向の低下に歯止めがかかるとの見方から円売りが出た。鳩山首相の元秘書に有罪判決が言い渡されたと伝わると、日本の政局不安が意識され円の重しとなった面もある。格付け会社フィッチが「日本のソブリン信用と格付けは政府負債の増加により、下方リスクがある」との認識を示したと伝わると、円売りが加速した。

[2010-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。格付け会社フィッチが22日、「日本のソブリン信用と格付けは政府負債の増加により、下方リスクがある」と発表すると、日本の財政への懸念から円売りが一時強まった。もっとも、その後、欧州連合(EU)が2009年のギリシャの国内総生産(GDP)に対する財政赤字の比率を引き上げたと伝わり、ギリシャのソブリンリスクが一段と高まったとして英・独の株価指数やダウ先物がリスク資産圧縮目的で売られ、下げ幅を拡大。対資源国通貨中心に円売りポジションを解消する動きが進み、円全体は値を戻した。また、22日の現物の米国株が寄り付き後から軟調に推移すると一段と円買いが加速し、上値を伸ばしている。
【 通貨ペア 】
・ドル円はフィッチの発表を受けた円売りドル買いで18時前に1ドル=93円36銭前後と本日高値を付けた。ただ、欧州株やダウ先物、現物の米国株の下落を背景にリスク資産圧縮目的でクロス円が売られたことにつれて、ドル円も値を下げ93.00円を割り込んで推移している。
・ユーロ円も18時前に1ユーロ=125円18銭前後と日通しの安値を付けたが、ギリシャの資金繰り懸念を背景にした売りや、株安を受けた売りに押し戻された。22時30分過ぎに123円32銭前後と本日安値を付けた。
・ユーロドルは下値を探る展開。1ユーロ=1.3289ドル前後と8日以来の安値水準を付けた。ギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが一時562bpとユーロ導入来最大水準まで拡大したことや、欧州連合(EU)統計局がギリシャの2009年財政赤字(対GDP比)を前回の12.7%から13.6%に修正したことなどを受けた。株安を受けて投資家のリスク許容度が大幅に低下していることも重しだ。

[2010-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りに押し戻された。ギリシャ問題を背景に対ユーロで円買いが膨らんだほか、米国株安を受けたリスクポジション解消目的の円買いも入り、円全体が一時値を上げた。ただ、米国株は引けにかけて持ち直すなど下値が堅かったため、リスク志向の低下に歯止めがかかり、序盤に円買いを進めた参加者は持ち高調整の円売りに動き円全体が値を下げた。

[2010-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや強含み。ユーロドルの下落をきっかけにユーロ円が下落すると他の通貨に対しても円買いが波及した。対ドルやユーロでは、国内輸出企業などからの円買いが入ったほか、日本株がさえない値動きとなったことも円の支援材料となった。ただ、週末の重要イベントを前にポジションを傾けにくい地合いとなっているため、積極的に円買いが強まる状況にはならなかった。

[2010-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値の重さが目立った。週末に重要イベントを控えているとあって、午前中に円買いを進めた参加者が持ち高調整の円売りに動き、円全体が値を下げた。対ユーロでは、ギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが前日と比べて縮小したことや、4月独Ifo企業景況感指数が予想より強い内容となったことを手掛りに円売りが出た。日本時間夕刻に、ギリシャのメディアが関係者の話として「ギリシャは日本時間18時に欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)による支援計画の発動を要請する」と報じたことをきっかけに、ユーロに対して円売りが加速。他の通貨に対しても円売りが波及した。

[2010-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は軟調。対ユーロで、ギリシャが欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)に支援を要請するとの報道をきっかけに円売りが出て、その他通貨にも円売りが出ていた。更に、米連邦準備理事会(FRB)の当局者は「米公開市場委員会(FOMC)のメンバーの少なくとも6人が近くMBSなどの資産売却することを支持している」と述べたと、CNBCが報じると、米国の金融政策の正常化が早まるとの見方から米金利が上昇し、対ドルで円売りが加速したため、円全体が一段と下げた。3月の耐久財受注で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比で予想を上回ったことや、米新築住宅販売件数が予想を大幅に上回る内容だったことが伝わると、投資家のリスク志向が一段と回復。ドルや資源国通貨に対して円売りが加速している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=94円33銭前後と6日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は、ギリシャの支援要請報道をきっかけに買いが続いたほか、ドル円の買いや強い米経済指標に伴う米株高も買いを後押しし23時過ぎに1ユーロ=125円65銭前後と日通しの高値を付けている。
・ユーロドルは堅調。ギリシャがEUとIMFに支援計画の発動を要請するとの報道をきっかけに、昨日から膨らんでいたユーロ売りドル買いポジションを解消する動きが強まった。18時過ぎに1ユーロ=1.3347ドル前後まで上げた。ドイツやユーロ圏の強い経済指標が伝わったことも買い戻しを後押しした。

[2010-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後はもみ合い。対ドルで米金利上昇に伴う円売りが出たほか、ユーロに対してはギリシャが欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)に支援を要請したことが円売りを誘った。また、ギリシャの資金支援要請や米株高で投資家のリスク志向が回復したため、日本と金利差のある豪ドルや資源国のカナダドルなどに対して円を売る動きも見られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は強い米住宅指標や米金利上昇を背景にした買いで1ドル=94円43銭前後と5日以来の高値を付けた。
・ユーロ円はギリシャの資金繰り懸念が緩和したことを背景に1ユーロ=126円05銭前後まで上げた。
・ユーロドルは堅調。一時1ユーロ=1.3400ドル前後まで上げた。ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相(ユーログループ議長)が共同声明としてギリシャから支援要請を受けたことを明らかにしたことや、バローゾEU委員長が、「ユーロ圏諸国の(ギリシャ支援の)承認に問題はないようだ」などと述べたことなどを背景に、ギリシャへの支援の実現性が高まったとの見方が広がり買いが入った。ショイブレ独財務相がギリシャ支援にドイツが関わることが示されたことも支えとなった。

[2010-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。先週末、ギリシャが欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)に支援要請したことを背景に対ユーロで急ピッチで円売りが進んだ反動で、早朝取引ではユーロに対して円買いが入り円全体を支える場面があった。もっとも、週明けの日本株や中国株が堅調に推移するとリスク志向が高まって円売りが優位になった。対豪ドルでは、「中国が8月に4兆元規模の新たな景気刺激策を発表する予定である」との報道が円売りを後押ししたようだ。週末の20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)では、為替に踏み込んだ言及がなかったこともあり特に材料視されてない。

[2010-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで買いが目立つ展開。日本株高を背景にした円売りが一巡し、利益確定の円買いが散発的に入り値を上げた。ロンドン勢から対ポンドで円売りが膨らんだことが一時円全体の上値を抑えたが、ギリシャとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが前週末から拡大したと伝わると、ユーロに対して円買いが強まり、円全体が支えられた。ウェスターウェレ・ドイツ外相が「ドイツはギリシャ支援についてまだ決定していない」などと発言したと一部通信社が報じると、ギリシャ支援にドイツが関与することに障害が多いと判断されて、対ユーロでの円買いが一段と加速している。

[2010-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。ギリシャとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが前週末から拡大したと伝わると、ユーロに対しては円買いが先行。ウェスターウェレ・ドイツ外相の発言を受けギリシャ支援にドイツが関与することに障害が多いと判断されると、対ユーロでの円買いが加速した。一方、資源国通貨に対してはやや弱含んだ。対ユーロでの円買いにつれた円買い資源国通貨売りが入る半面、米キャタピラーの第1四半期決算が好感され、時間外のダウ先物が底堅く推移したことが円の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は頭が重い。18時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=125円06銭前後まで値を下げた。一方、豪ドル円はじり高。22時過ぎに一時1豪ドル=87円77銭前後と本日高値を更新した。
・ユーロドルはギリシャ支援にドイツが関与することに障害が多いとの見方が広がると一時1ユーロ=1.3291ドル前後まで売られたものの、その後はやや持ち直した。メルケル独首相がギリシャについて本日22時に声明を発表すると伝わったことが買い戻しを誘ったほか、「1.3300ドルには通貨オプションが観測されている」との指摘があり、オプションに絡んだ買いが入ったようだ。もっとも、メルケル独首相が「ギリシャ支援に関するドイツの合意は、数日かかる可能性がある」「ギリシャが事前の条件を満たせば、ドイツは支援プロセスを開始する」などと述べたと伝わると、ドイツ関与の進展に対する過度な期待感がはく落したため買い戻しの勢いは後退した。

[2010-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して上値が重い。メルケル独首相がギリシャについて日本時間22時に声明を発表すると伝わり、「ギリシャ支援に対するドイツの関与に進展があるのでは」との期待感が高まっていた。ただ、メルケル独首相が「ギリシャ支援に関するドイツの合意は、数日かかる可能性がある」「ギリシャが事前の条件を満たせば、ドイツは支援プロセスを開始する」などと述べると、過度の期待感がはく落して円買いユーロ売りが進んだ。もっとも、ウェーバー・ドイツ連銀総裁が「ユーロは“強い通貨”と認識されている」「ユーロ圏の景気回復は第1四半期より第2四半期のほうが強い」などの認識を示すと、引けにかけてユーロ・ドルの買いが優位に。つれる形でユーロに対して円が売られた。一方、円はその他の通貨に対して強含み。原油先物相場の下落が豪ドルやカナダドルに対する円買いを誘った。また、ユーロドルが引けにかけて上昇したため、円高ドル安が次第に進んだ。

[2010-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。27日の日本株が安く寄り付いたことを背景にリスクポジションを解消する目的で円買いが入った。日本株がやや下げ渋ると円買い圧力が弱まる場面があったものの、27日午前の上海総合指数が2%超の下落となるなど軟調に推移したため再び円が買われた。

[2010-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。後場の日経平均株価が持ち直し、引けにかけて上げ幅を拡大したことにつれてポジション調整の円売りが見られたが、15時以降の上海総合指数が一時3%超の下落となったためリスク資産圧縮目的の買いが出て値を上げた。対ユーロやドルでは国内輸出企業からの円買いを指摘する声もあった。上海総合指数が取引終了にかけて下げ渋ると円買い圧力はやや後退したが、ギリシャやポルトガルのソブリンCDS5年物のスプレッドが過去最大となったと伝わると、ユーロに対し円買いが膨らみ円全体が再び押し上げられた。

[2010-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は強含み。ギリシャやポルトガルのソブリンCDS5年物のスプレッドが過去最大となるなど、ギリシャの資金繰り懸念をきっかけにユーロ圏の信用不安が高まると、対ユーロ中心に円買いが広がった。欧州株価や商品相場の下落に伴うリスク回避的な円買い外貨売りも入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は弱含み。ユーロ円中心にクロス円が下落したことにつれて一時本日安値となる1ドル=93円38銭前後まで値を下げた。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも見られた。ユーロ円は軟調。ユーロ圏の信用不安が高まったことを受け売りが先行。昨日の安値1ユーロ=125円06銭前後を下抜けると、ストップロスを巻き込んで一時124円08銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルはギリシャとドイツ国債の利回りスプレッドが一時700bpを超えてギリシャの資金繰り懸念が一段と高まったほか、欧州株価が下落したことで投資家のリスク回避姿勢が強まるとの見方からユーロ売りドル買いが膨らんだ。昨日の安値1ユーロ=1.3291ドル前後を下抜けてストップロスを巻き込むと、一時1.3277ドル前後まで売られた。

[2010-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は上げ幅を拡大。ギリシャやポルトガルに対するドイツ国債のスプレッドが拡大するなど欧州の信用不安が高まる中、対ユーロ中心にリスク資産圧縮目的の円買いが先行した。4月米消費者信頼感指数が予想より強い内容となり、現物の米国株が持ち直した場面では持ち高調整の円売りが散見されたが、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がポルトガルの格付けを2段階引き下げたことを受けて円買いが再開。続けてギリシャの格付けも3段階引き下げられたため、円買いが加速した。急ピッチでの上昇に対する反動から円の戻り売りや利食い売りが一時進んだが、下げ幅を縮めた米国株が引けにかけて一段安となったため、円は再び上値を試す展開となった。

[2010-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。ユーロ圏のソブリンリスクの高まりや米国株の大幅安を背景に、日本株安を見越して円買いが先行した。ただ、日経平均株価は一時300円を超す下落となったものの、前場の取引終了にかけて下げ渋った上、28日午前の上海総合指数が一時持ち直すなど底堅く推移したため、ポジション調整の円売りが出て伸び悩んだ。円の上値では、外貨建て投信の新規設定に絡んだ円売りや、国内輸入企業からの円売りを指摘する声もあった。

[2010-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。午前中の日本や中国の株価の底堅さを背景にしたポジション調整の円売りが一巡したため、散発的に円買いが入り値を戻した。ギリシャが株の空売りを禁止したと伝わると対ユーロで円売りが出て一時円全体が値を下げたが、本日もギリシャ国債の利回り上昇が続き、ソブリンリスクが意識されてユーロに対する円売り圧力は弱まったほか、ダウ先物や欧州株が下落していることが円買いを誘ったこともあり円は下値を切り上げた。

[2010-04-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は弱含み。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事メルケル独首相が会見を行うと伝わると、ギリシャ問題について何らかの対策が発表されるとの期待感が高まり、いったん円の買い持ちを解消する動きが出た。時間外の米株価指数先物が持ち直したことも円の重しになった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。昨日の高値1ドル=94円04銭前後を上抜けて、22時過ぎに一時94円19銭前後まで値を上げた。ユーロ円中心にクロス円が上昇したことにつれた。
・ユーロ円は底堅い動き。ギリシャ救済について支援増額への期待などから22時前に一時1ユーロ=124円92銭前後まで値を上げた。ダウ先物が持ち直したことで、投資家のリスク志向の低下に歯止めがかかるとの見方から買い戻しが入った面もある。
・ユーロドルは売り先行後、買い戻しが進んだ。ギリシャ問題をきっかけに欧州各国の信用不安が高まりユーロ売りが強まると、一時2009年4月29日以来の安値となる1ユーロ=1.3142ドル前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後はショートカバーが優勢に。欧州要人の会見予定が伝わったことで、新たなギリシャ支援策への期待が高まりユーロの売り持ちを解消する動きが出た。22時前に一時本日高値となる1.3266ドル前後まで値を上げた。もっとも、買い戻し一巡後はやや伸び悩む展開に。ストロスカーンIMF専務理事が会見で、ギリシャ支援の規模について具体的な額に言及しなかったことなどが嫌気された。

[2010-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は戻りが鈍い。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事メルケル独首相が記者会見を行う予定が伝わると、新たなギリシャ支援策への期待感から対ユーロ中心に円売りが先行した。独議員の話として「ストロスカーンIMF専務理事がギリシャ支援は3年間で1000-1200億ユーロ規模となると述べた」と報じられたことも円売りに拍車を掛けた。ただ、欧州要人の記者会見が新味に乏しい内容となり、ギリシャ支援への過度な期待感がはく落したため、持ち高調整の円買いが進んだ。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペインの長期格付けを「AA」に引き下げたことも、対ユーロ中心に円の買い戻しを誘った。もっとも、スペインの格下げを嫌気して下げに転じた米国株が持ち直すと、リスク許容度が改善したとの見方から円が再び売られた。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米低金利政策の長期化が再確認されたほか、労働市場と家計支出の判断も上方修正されたため、米国株は上値を伸ばす展開に。原油高も進んだため、資源国通貨中心に円が弱含んだ。

[2010-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。東京市場が昭和の日の祝日で休場のため取引参加者が少ない中、時間外のNY金先物相場が軟調に推移するなど、商品相場の下落を背景に対資源国通貨で円買いが入ると円全体の支えとなり値を上げた。対ユーロではユーロ圏の財政問題が依然くすぶっていることも意識され買いが入った。ただ、上海総合指数が高く寄り付くと投資家のリスク志向の低下に歯止めがかかるとの見方から円売りが出たため上げ幅を縮めた。

[2010-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが優位。ウェーバー・ドイツ連銀総裁が「欧州連合(EU)がユーロを安定化させることは可能」、「ギリシャを支援する以外の代替策はない」などと述べたことを手掛かりに、対ユーロ中心に円売りが広がった。時間外のダウ先物が上げに転じ、対ドルで円売りが出たことも円全体の重しとなった。ギリシャ2年物国債利回りが上昇して始まり、リスク回避的な動きが広がったため円買いが入った場面があったが、その後2年物国債利回りが上昇幅を縮めたほか、ソブリンCDS5年物のスプレッドが縮小し、再び対ユーロで円売りが出たため、円全体を押し下げた。欧州株高やWTI原油先物相場が持ち直したことも意識されたようだ。

[2010-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は弱含み。ギリシャ支援を巡る合意が近くまとまるとの見方からギリシャ情勢への過度の懸念が後退すると、対ユーロ中心に円売りが出た。時間外のダウ先物の上昇や欧州株高に伴う円売り外貨買いが出たほか、原油先物価格の上昇を手掛りに資源国通貨に対しても円売りが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。1ドル=94円00銭前後を挟んだもみ合いに終始した。
・ユーロ円はじり高。ギリシャ支援への期待などから、19時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=124円88銭前後まで値を上げた。ただ、買い一巡後はやや伸び悩む展開に。昨日の高値124円92銭前後をバックに戻りを売り動きが出たほか、レーン欧州委員の声明でギリシャ支援について具体的な言及がなかったことが嫌気された。
・ユーロドルは買い先行後、伸び悩み。ギリシャ情勢への過度の懸念が和らぎ、ギリシャ国債の利回りが低下するとユーロの買い戻しが進み、19時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3279ドル前後まで値を上げた。ただ、ギリシャ問題の先行き不透明感は完全には払しょくされていないため、その後は上値の重さが目立った。

[2010-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。ギリシャ支援を巡る協議の結論が数日中に出るとの見方が広がる中、ギリシャ国債利回りの低下やギリシャ株の上昇を受けて、対ユーロに円売りが先行した。英独の株価や原油先物相場、現物の米国株も上げ幅を拡大したため、リスク志向の改善を意識した参加者から資源国通貨中心に低金利の円を売る動きも目立った。ただ、売り一巡後は新規の取引材料に乏しく、安値圏で方向感のない動きが続いた。

[2010-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。ギリシャの財政問題に対する過度の警戒感が緩和したことや昨日の米株高を背景に、連休明けの東京勢から対ユーロや豪ドルで円売りが先行し、円全般が下げた。対ドルでは仲値決済に絡んだ円売りが強まる場面があった。その後は、新規の取引材料に乏しく積極的な売買は見られなかった。日銀の金融政策決定会合の結果発表待ちの空気もある。

[2010-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて売り優位。ギリシャ支援策が欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)の間で近くまとまるとの期待感から、対ユーロで円を売る動きが強まり、その他通貨に対しても円売りが広がった。時間外の米株価指数先物が持ち直し上げ幅を広げたことも、円と金利差の大きい豪ドルに対する円売りを促し、円全般を押し下げた。日銀の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」や、白川日銀総裁の定例会見での発言が伝わったが、目立った反応はなかった。

[2010-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は弱含み。財政支援を巡ってギリシャ政府と欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)との協議が早期に妥結する見通しとなったことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られた。市場関係者からは「対ユーロでは、モデル系ファンドからの円売りが出た」との声が聞かれた。ドイツ財務省の報道官は「IMFとEUのギリシャ支援に関する協議は週末に合意に達すると見込んでいる」との認識を示したと報じられたほか、EU報道官は「ギリシャを巡る協議は5月1日に終了する可能性がある」と述べたと伝わった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は買い先行後は上値が重い展開に。ユーロ円中心にクロス円が上昇したことにつれて一時1ドル=94円59銭前後まで値を上げた後、戻り売りなどに押されている。米商務省が発表した1-3月期の米国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比年率3.2%増と市場予想平均の3.3%増を若干下回ったことが嫌気されたほか、市場関係者からは「94円台半ばから上の水準には断続的に売り注文が観測されている」との声が聞かれ、上値の重さを嫌気した売りが優勢となった。米長期金利が低下したことに伴う円買いドル売りも入り、一時94円11-14銭前後まで下押しした。
・ユーロ円は強含み。ギリシャ支援策がまとまるとの見方から、19時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=125円97銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはEUやIMFのギリシャ支援策が近くまとまるとの観測から、全般的にユーロの買い戻しが強まった流れに沿った。22時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3343ドル前後まで値を上げた。米格付け会社ムーディーズがギリシャの銀行9行の格付けを引き下げたことで、一時1.3305-08ドル前後まで下押しする場面があったが反応は一時的だった。また、欧州連合(EU)統計局が30日発表した3月ユーロ圏失業率と4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値はともに市場の予想通りの結果となったため、特に材料視されなかった。

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