2010年4月9日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
白川方明[NP HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.3]
・白川日銀総裁と鳩山首相が9日に会談する、と日経新聞が報じている。日銀と政府が政策運営や経済情勢について意見を交換する定期協議の1回目になるという。
ベン・バーナンキ[NP-6.8 HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融危機は政策当局者に力強く創造的で、決定的な対応を必要とする」
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「バスに乗り降りするようにユーロ圏を参加したり離脱することはできない」、「イタリアの状況はギリシャと同じでないことははっきりしている」
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・ドイツ財務省報道官「ギリシャに対する支援策は、ラストリゾートとして残っている」「欧州圏や国際通貨基金(IMF)が必要なときはギリシャを救済することは疑いのないことだ」「ギリシャは独自に財政再建を行うと信じている」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ポーランド政府関係[NP-7.0 HDP -5.5 CHDP -1.5 RHDP -5.5 CRHDP -1.5]
・ポーランド中銀は9日、Eメールでの声明として外貨買い介入を実施したと発表した。
2010年4月9日のFX要人発言・ニュース
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は8日、「ギリシャ政府が下した財政決定は説得力がある」「ギリシャがデフォルトするとの憶測に正当性はない」との認識を示したと伝わった。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.1]
・米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は8日、米住宅ローンの30年物固定金利の平均が前週の5.08%から5.21%に上昇したと発表した。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.1]
・米財務省によると、30年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが4.770%、応札倍率(カバー)が2.73倍となった。
白川方明[NP HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.3]
・白川日銀総裁と鳩山首相が9日に会談する、と日経新聞が報じている。日銀と政府が政策運営や経済情勢について意見を交換する定期協議の1回目になるという。
ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.0 HDP +1.2 CHDP +0.4 RHDP +1.2 CRHDP +0.4]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「米国のGDP成長は今後2年間で3%」
ナラヤナ・コチャラコタ[NP-3.0 HDP +0.7 CHDP -0.5 RHDP +0.7 CRHDP -0.5]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「失業率の見通しは約束できないが、インフレは比較的抑制されている」
ナラヤナ・コチャラコタ[NP HDP +0.7 CHDP -0.5 RHDP +0.7 CRHDP -0.5]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「原油価格の上昇は景気回復の妨げになりそうにない」「FRBの銀行監督権限の制限は将来の危機対応能力の妨げとなる可能性」
ドナルド・コーン[NP-4.4 HDP -0.5 CHDP -0.2 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長「回復は段階的のためFRBは異例の低金利を維持するべき」
ドナルド・コーン[NP-4.6 HDP -0.7 CHDP -0.2 RHDP -0.7 CRHDP -0.2]
・コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長「経済の先行きは依然として不透明」
ドナルド・コーン[NP-5.4 HDP -1.0 CHDP -0.3 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・コーン米連邦準備理事会(FRB)副議長「米債務について非常に懸念している」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売り優位。欧州の取引時間帯には英政局不安やギリシャの財政問題を背景に、ポンドやユーロに対して円が買われた。米ニューヨーク・タイムズ紙が「中国の為替政策変更の発表が非常に近い」と報じたことも、人民元切り上げへの思惑から円買いを後押しした。ただ、買い一巡後は次第に円売りが優位に。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が政策金利発表後の定例記者会見で「IMFを含めたEUのギリシャ救済計画は有効な解決策」「ギリシャにとってデフォルトは問題にならない」などと述べたうえ、ギリシャ財務省が「ギリシャの第1四半期の財政赤字が前年比40%減」と発表したため、ギリシャ問題を手掛かりに円買いを進めた参加者が反対売買を行った。また、予想より弱い米新規失業保険申請件数を嫌気して安く始まった米国株が持ち直したため、リスク志向の改善を意識した円の戻り売りや利食い売りも出た。市場参加者からは「白川日銀総裁と鳩山首相が9日に会談し、デフレ脱却に向けた協議を行うと日経新聞が報じたことも、追加金融緩和を期待した円売りを誘ったのでは」との指摘があった。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ペルー中銀は9日、政策金利を1.25%で据え置くことを決めたと発表した。
菅直人[NP+3.6 HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.1]
・菅直人財務相「デフレ脱却に向けて一層努力」、「(二番底懸念について)脱却できる可能性が強くなった」
菅直人[NP+4.4 HDP -1.9 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
・菅直人財務相「最近かなり経済指標が上向いている」
菅直人[NP-3.0 HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.3]
・菅直人財務相「為替は一時より円安方向になり、経済界にも好ましい状況」
ベン・バーナンキ[NP-6.8 HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.3]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「金融危機は政策当局者に力強く創造的で、決定的な対応を必要とする」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・韓国中央銀行は9日、政策金利を現行の2.00%に据え置くことを決めたと発表した。
日本政府関係[NP-6.4 HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP +0.0]
・亀井静香郵政・金融担当相「日本はデフレスパイラルで世界から取り残されていく懸念」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.2 HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・中曽・日銀理事「デフレ脱却が大変重要。粘り強く貢献していきたい。」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -1.4 CRHDP -0.1]
・中曽・日銀理事「超低金利を維持し潤沢な資金供給をして、極めて緩和的な金融環境を維持していく」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は報告書で、中国は短期的に為替政策を変更しないとしたものの、段階的に人民元の上昇を容認する可能性があるとの認識を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。ギリシャの財政問題に対する警戒感が緩和したことを背景に、ユーロに対して円売りが出ると、その他通貨に対しても円売りが出た。昨日の米国株が反発したため、日本株も上昇することを見込んだ円売りも散見された。もっとも、前場の日本株はさえない展開が続いたため円売り圧力は高まらず、徐々に下値を切り上げている。中国の人民元の切り上げを巡って憶測が広がっていることも、リスクを取りにくくしているとの指摘もある。菅直人財務相が「為替は一時より円安方向になり、経済界にも好ましい状況」と述べたことが伝わったものの、特に材料視されなかった。
白川方明[NP HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.3]
・白川方明日銀総裁「経済、金融情勢について一般的な意見交換をした」
白川方明[NP+4.4 HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.2]
・白川方明日銀総裁「(金融政策運営について首相から)要請はない」、「(国債の買い入れについて)話は出ていない」
菅直人[NP-4.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.1]
・菅直人財務相「日銀総裁から金融情勢を含めた説明があった」、「(政府・日銀との協議について)3ヶ月に1回程度やることで合意」、「政府・日銀が一体となりデフレ脱却と景気回復を実現したい」
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「バスに乗り降りするようにユーロ圏を参加したり離脱することはできない」、「イタリアの状況はギリシャと同じでないことははっきりしている」
ニュース[NP HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
・ギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが縮小し413bpとなったと報じられた。
鳩山由紀夫[NP HDP -2.8 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP -0.1]
・鳩山由紀夫首相「日銀としてはこれからも状況を見定めしっかりやるとの話があった」
鳩山由紀夫[NP HDP -2.8 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP -0.1]
・鳩山由紀夫首相「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」、「デフレ脱却に向けて政府としては財政的に努力」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて軟調。15時過ぎから対ユーロで円売りが強まったため、その他通貨に対しても円売りが広がった。昨日、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が定例理事会後の会見で、ギリシャがデフォルトに陥る可能性が低い旨の発言を行ったことに加えて、本日も一部イタリア紙に対して「ギリシャ救済が必要ない」と述べたと伝わった。ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退し、欧州勢が対ユーロでの円買いポジションの解消を進めたようだ。後場の日経平均株価や上海総合指数が上げ幅を広げて取引を終えたことも、投資家のリスク志向の改善につながり、円売りを促した面がある。また、鳩山由紀夫首相が白川日銀総裁との会談後に「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」と述べたと伝わると、追加の金融緩和が意識されて一段と円の下げ幅が広がっている。
南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP-6.4 HDP -0.2 CHDP -0.2 RHDP -0.2 CRHDP -0.2]
・南アフリカ中銀のチーフ・エコノミストのモンデ・ミニヤンド氏は「インフレ目標は非常に柔軟であった」と述べた。また、為替については「中銀は通貨の上昇を監視し続け、必要な場合介入を行うだろう」との認識を示した。
ジョージ・ソロス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・著名投資家のソロス氏「ギリシャはデフォルトするはずがない。解決策がある。」
ジョージ・ソロス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・著名投資家のソロス氏「米国と中国は人民元の交渉で合意に達したと思う」
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・ドイツ財務省報道官「ギリシャに対する支援策は、ラストリゾートとして残っている」「欧州圏や国際通貨基金(IMF)が必要なときはギリシャを救済することは疑いのないことだ」「ギリシャは独自に財政再建を行うと信じている」
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP -5.0 CHDP 0.00 RHDP -5.0 CRHDP 0.00]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「EUはギリシャが我々に求めるなら、ギリシャ支援に介入する用意がある」
エワルド・ノボトニー[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -0.3 CRHDP -0.3]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ギリシャへの支援は直ちに必要ない」「ギリシャは非常に困難な状況に直面」「ギリシャについて市場が落ち着くことを望む」
欧州連合(EU)[NP HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
・トレス欧州委員会報道官は9日、ユーロは安定的で強い通貨であるとの認識を示した。また、欧州委員会はギリシャ支援メカニズムを発動する用意がある、とした。
ポーランド政府関係[NP-7.0 HDP -5.5 CHDP -1.5 RHDP -5.5 CRHDP -1.5]
・ポーランド中銀は9日、Eメールでの声明として外貨買い介入を実施したと発表した。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -2.0 CHDP +0.8 RHDP -2.0 CRHDP +0.8]
・サルコジ・フランス大統領「我々はいつ何時にもギリシャを支援する用意がある」
スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP HDP -3.9 CHDP -0.2 RHDP -3.9 CRHDP -0.2]
・9日、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)報道官の話として「スイスフランの下落についてコメントしない」と伝えた。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.3 CHDP -1.3 RHDP -4.3 CRHDP -1.3]
・ギリシャが13日に6ヶ月債と1年債入札を行い、合計12億ユーロの債券を発行すると伝えている。
アリスター・ダーリング[NP+4.0 HDP -2.2 CHDP +0.2 RHDP -3.0 CRHDP +0.0]
・ダーリング英財務相「英国の失業は低下を続ける見通し」
ニュース[NP HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
・市場関係者からは「EUがギリシャ支援を実施することで合意したとの噂もユーロ買いを誘った」との声が聞かれた。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -0.3 CRHDP +0.0]
・関係者の話として欧州中央銀行(ECB)は9日夜に政策委員会の電話会談を開催すると報じられている。
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+4.0 HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.5 CRHDP +0.3]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事(講演原稿で)「金融政策の主な目的は物価の安定」「物価の安定目標を変更することには反対」
欧州連合(EU)[NP HDP -0.3 CHDP +0.5 RHDP -0.3 CRHDP +0.5]
・欧州連合(EU)関係者の話として「EUがギリシャへの融資に対する条件に合意」と伝えた。また、「ギリシャへの融資に対する金利はIMFの条件とほぼ同じ」とした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言やギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが縮小したことを受け、ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退。対ユーロで、持ち高解消の円売りが進むと他の通貨に対しても円売りが出た。鳩山由紀夫首相が白川日銀総裁との会談後に「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」と述べたと伝わると、追加の金融緩和が意識されて円は下げ幅を広げた。ただ、中国の人民元切り上げの思惑が広がっている影響で、一方的に円安が進む状況にはならなかった。対カナダドルでは、3月カナダ雇用統計が予想より弱い内容となったことを受けた円買いが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に一時本日高値となる1ドル=93円79銭前後まで値を上げた後、失速。23時30分過ぎに一時本日安値となる93円30銭前後まで値を下げた。対ユーロ中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、93円80銭-94円00銭に観測されている売り注文をバックに戻りを売る動きが強まった。
・ユーロ円は一進一退。欧州勢参入後に買いが入ると、1ユーロ=125円79銭前後まで上げたものの、ドル円の失速とともに上値を切り下げた。その後、ユーロドルの上昇につれて一時125円83銭前後と本日高値を更新した。
・ユーロドルは欧金融当局者の発言を手掛りに、ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退すると、週末のポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが広がった。ユーロスイスフランがスイス国立銀行(SNB)のスイスフラン売り介入と見られる動きで急伸すると、一時1ユーロ=1.3473ドル前後まで値を上げた。市場関係者からは「EUがギリシャ支援で合意したとの噂がユーロの買い戻しを誘った」との声が聞かれたほか、「ECBが本日夜に政策委員会の電話会談を開催するとの報道がユーロ買いにつながった」との指摘があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売り優位。欧州の取引時間帯には英政局不安やギリシャの財政問題を背景に、ポンドやユーロに対して円が買われた。米ニューヨーク・タイムズ紙が「中国の為替政策変更の発表が非常に近い」と報じたことも、人民元切り上げへの思惑から円買いを後押しした。ただ、買い一巡後は次第に円売りが優位に。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が政策金利発表後の定例記者会見で「IMFを含めたEUのギリシャ救済計画は有効な解決策」「ギリシャにとってデフォルトは問題にならない」などと述べたうえ、ギリシャ財務省が「ギリシャの第1四半期の財政赤字が前年比40%減」と発表したため、ギリシャ問題を手掛かりに円買いを進めた参加者が反対売買を行った。また、予想より弱い米新規失業保険申請件数を嫌気して安く始まった米国株が持ち直したため、リスク志向の改善を意識した円の戻り売りや利食い売りも出た。市場参加者からは「白川日銀総裁と鳩山首相が9日に会談し、デフレ脱却に向けた協議を行うと日経新聞が報じたことも、追加金融緩和を期待した円売りを誘ったのでは」との指摘があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。ギリシャの財政問題に対する警戒感が緩和したことを背景に、ユーロに対して円売りが出ると、その他通貨に対しても円売りが出た。昨日の米国株が反発したため、日本株も上昇することを見込んだ円売りも散見された。もっとも、前場の日本株はさえない展開が続いたため円売り圧力は高まらず、徐々に下値を切り上げている。中国の人民元の切り上げを巡って憶測が広がっていることも、リスクを取りにくくしているとの指摘もある。菅直人財務相が「為替は一時より円安方向になり、経済界にも好ましい状況」と述べたことが伝わったものの、特に材料視されなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて軟調。15時過ぎから対ユーロで円売りが強まったため、その他通貨に対しても円売りが広がった。昨日、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が定例理事会後の会見で、ギリシャがデフォルトに陥る可能性が低い旨の発言を行ったことに加えて、本日も一部イタリア紙に対して「ギリシャ救済が必要ない」と述べたと伝わった。ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退し、欧州勢が対ユーロでの円買いポジションの解消を進めたようだ。後場の日経平均株価や上海総合指数が上げ幅を広げて取引を終えたことも、投資家のリスク志向の改善につながり、円売りを促した面がある。また、鳩山由紀夫首相が白川日銀総裁との会談後に「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」と述べたと伝わると、追加の金融緩和が意識されて一段と円の下げ幅が広がっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言やギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが縮小したことを受け、ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退。対ユーロで、持ち高解消の円売りが進むと他の通貨に対しても円売りが出た。鳩山由紀夫首相が白川日銀総裁との会談後に「デフレ脱却に向けて政府・日銀一体で取り組む」と述べたと伝わると、追加の金融緩和が意識されて円は下げ幅を広げた。ただ、中国の人民元切り上げの思惑が広がっている影響で、一方的に円安が進む状況にはならなかった。対カナダドルでは、3月カナダ雇用統計が予想より弱い内容となったことを受けた円買いが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に一時本日高値となる1ドル=93円79銭前後まで値を上げた後、失速。23時30分過ぎに一時本日安値となる93円30銭前後まで値を下げた。対ユーロ中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、93円80銭-94円00銭に観測されている売り注文をバックに戻りを売る動きが強まった。
・ユーロ円は一進一退。欧州勢参入後に買いが入ると、1ユーロ=125円79銭前後まで上げたものの、ドル円の失速とともに上値を切り下げた。その後、ユーロドルの上昇につれて一時125円83銭前後と本日高値を更新した。
・ユーロドルは欧金融当局者の発言を手掛りに、ギリシャの財政問題に対する過度の懸念が後退すると、週末のポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが広がった。ユーロスイスフランがスイス国立銀行(SNB)のスイスフラン売り介入と見られる動きで急伸すると、一時1ユーロ=1.3473ドル前後まで値を上げた。市場関係者からは「EUがギリシャ支援で合意したとの噂がユーロの買い戻しを誘った」との声が聞かれたほか、「ECBが本日夜に政策委員会の電話会談を開催するとの報道がユーロ買いにつながった」との指摘があった。