2010年11月10日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
中国政府関係[NP HDP +1.4 CHDP -0.1 RHDP +2.1 CRHDP +0.3]
・新華社通信が報じたところによると、中国の格付け会社大公国際資信評価は米国の信用格付けを「AA」から「A+」に引き下げた。また、見通しは「ネガティブ」とした。なお、大公国際は格下げの理由としてFRBによる国債購入計画などを挙げている。
アラン・ボラード[NP-5.2 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「為替市場を注視している」「NZドルは長期間過大評価されている」「NZドル高が利上げの必要性を減少させる可能性」
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.2]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「我々はインフレを望んでいない」
中国人民銀行関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.1 RHDP +2.9 CRHDP -0.2]
・中国人民銀行アドバイザーが「米金融政策の緩和はドル安につながる」「米量的緩和は無責任」との認識を示した。
中国政府関係[NP+6.4 HDP +1.5 CHDP +0.1 RHDP +1.9 CRHDP -0.2]
・関係者の話として「中国の金融当局が複数の銀行に対して預金準備率を0.50%引き上げるように指示」と伝えている。
イングランド銀行(BOE)[NP-4.8 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2011年後にインフレは再び低下する可能性がある」
イングランド銀行(BOE)[NP+4.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.4]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「英国の景気回復は継続している」「2011年の消費者物価指数(CPI)は目標の上限にある」「2011年は成長が鈍化するだろうが、2年以内に3%を上回る水準まで回復する見通し」
中国人民銀行関係[NP+6.4 HDP +1.3 CHDP +0.1 RHDP +3.0 CRHDP +0.1]
・中国人民銀行(PBOC)は10日、11月16日付けで預金準備率を0.5%引き上げると発表した。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
アラン・ボラード[NP+2.0 HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP +0.0 CRHDP +0.4]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「NZドルは商品の高収益を背景に押し上げられている」「一部のNZ経済指標は誤って解釈された可能性がある」
2010年11月10日のFX要人発言・ニュース
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「通貨の歪みは世界経済の成長を弱める」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「G20は通貨の不均衡について協議する見通し」
マーク・カーニー[NP HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP -1.4 CRHDP -0.3]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「銀行の救済は大きなモラルハザードへと導く」、「金融改革への必要な政策について懸念している」(なお、経済見通しや金融政策については言及していない)
米政府関係[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.1]
・米財務省によると、10年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが2.636%、応札倍率(カバー)が2.80倍となった。
マーク・カーニー[NP+2.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -1.4 CRHDP +0.0]
・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「金に国際的な金融システムでの役割はない」、「世界的な為替市場の緊張はカナダやその他の国の経済にリスクとなる」、「カナダドルは最後に、経済のファンダメンタルズを反映するだろう」
オッリ・レーン[NP HDP -1.6 CHDP +0.2 RHDP -1.6 CRHDP +0.2]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「市場はまだ、アイルランドの予算案を判断していない」、「アイルランドは早期に行動することが重要」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「民間の債権者はユーロ危機メカニズムに参加するべき」
中国政府関係[NP HDP +1.4 CHDP -0.1 RHDP +2.1 CRHDP +0.3]
・新華社通信が報じたところによると、中国の格付け会社大公国際資信評価は米国の信用格付けを「AA」から「A+」に引き下げた。また、見通しは「ネガティブ」とした。なお、大公国際は格下げの理由としてFRBによる国債購入計画などを挙げている。
胡錦濤[NP HDP +0.0 CHDP +0.6 RHDP +0.0 CRHDP +0.6]
・フランスのメディアが報じたところによると、胡錦濤・中国国家主席は「G20首脳会議での合意のためにするべき全てのことを行う」「G20ではいかなる形の保護主義も撤廃するべき」との認識を示した。
アラン・ボラード[NP+2.0 HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP +0.0 CRHDP +0.4]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「NZドルは商品の高収益を背景に押し上げられている」「一部のNZ経済指標は誤って解釈された可能性がある」
G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP HDP +0.9 CHDP -0.8 RHDP +0.9 CRHDP -0.8]
・英フィナンシャル・タイムズ(FT)が、韓国で11-12日に開催されるG20首脳会議で2段階式の銀行規制案を検討する見通しと報じている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調。米10年債入札の需給悪化を警戒し米金利が上昇すると、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが出た上、米10年債入札後に米金利が更に上昇幅を広げると損失覚悟の円売り注文を断続的に巻き込み、下げ足を速めた。
一方ドル以外の通貨に対しては一進一退。ドルに対する円売りが膨らみ円全体は一時押し下げられたが、引けにかけてダウ工業株30種平均が100ドル超安となる場面があるなど、米国株式相場が下げ幅を広げたため、投資家がリスク資産圧縮の買い戻しに動いた。
アラン・ボラード[NP-5.2 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「為替市場を注視している」「NZドルは長期間過大評価されている」「NZドル高が利上げの必要性を減少させる可能性」
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.2]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「我々はインフレを望んでいない」
G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP HDP +0.9 CHDP -0.8 RHDP +0.9 CRHDP -0.8]
・20カ国・地域(G20)首脳会合の報道官は10日、代理会合で為替相場や経常収支についての討議がかなり白熱していることを明らかにした。
ロバート・ゼーリック[NP HDP -0.5 CHDP +0.4 RHDP -0.5 CRHDP +0.4]
・ゼーリック世界銀行総裁「私の見解では人民元は上昇すべきと見ている」「為替以外にも目を向けるべき」
中国人民銀行関係[NP HDP +1.2 CHDP +0.1 RHDP +2.9 CRHDP -0.2]
・中国人民銀行アドバイザーが「米金融政策の緩和はドル安につながる」「米量的緩和は無責任」との認識を示した。
ニュージーランド政府関係[NP HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -1.4 CRHDP +0.4]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「NZドルは他の通貨の下落を反映しており、上昇する可能性」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。10日午前の日本株が上昇したことを背景に投資家のリスク許容度が高まって円を売る動きが出た。事業法人の仲値決済が集中しやすい5・10日(五十日)にあたり、仲値決済に向けて円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた面がある。ただ、下値では国内輸出企業などからの円買いが入り下値は限られた。対ドルで欧州・オセアニア通貨が売られていることにつれて円買い外貨売りが出たことも円を支えた。
中国政府関係[NP+6.4 HDP +1.5 CHDP +0.1 RHDP +1.9 CRHDP -0.2]
・関係者の話として「中国の金融当局が複数の銀行に対して預金準備率を0.50%引き上げるように指示」と伝えている。
米政府関係[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.1]
・ロック米商務長官「米国の企業は市場が為替レートを決定することを望んでいる」
米政府関係[NP+3.0 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP +0.2]
・ロック米商務長官「輸出増加の目標達成の軌道に乗っている」
ジョージ・オズボーン[NP HDP +0.1 CHDP +0.2 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
・オズボーン英財務相(香港での講演)「英国と中国は強固な関係にある」
ジョージ・オズボーン[NP HDP +0.1 CHDP +0.2 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
・オズボーン英財務相(香港での講演)「経常収支の問題の解決がG20にとって最も大きな問題であり、G20は不均衡に関する合意に向けて前進している」
ジョージ・オズボーン[NP HDP +0.1 CHDP +0.2 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
・オズボーン英財務相(香港での講演)「ロンドンや香港は人民元の市場を創設すべき」「ロンドンでの人民元取引の障害を取り除く」
ニュース[NP HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
・インド当局者が「最終的なG20声明は個別の通貨について言及しない」との認識を示したという。また、G20協議者は人民元が全ての問題の責任を追うことは出来ないほか、白熱した議論の後に経常収支の不均衡を取り上げるかについて協議された、とした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感の出ない展開となった。10日午前の中国株が下落したことや、一部通信社が関係者の話として「中国人民銀行が複数の銀行に対して15日から預金準備率を0.50%引き上げるように通達した」と伝えたことを受けて、後場寄り後の日本株が上げ幅を縮小すると、リスク回避姿勢が進むことを警戒しやや円が買い戻される場面があった。ただ、その後の日本株は引けにかけて上げ幅を拡大したほか、時間外の米株価指数先物が持ち直したため、リスク志向の低下は進まず、ポジション調整の円売りに押し下げられた。
欧州勢の参入後は打診的に円売りが出たものの、積極的に円売りを進めるには材料不足で直ぐに失速した。英・独の株価指数が安く寄り付いたことも円の買い戻しを誘ったようだ。
デーヴィッド・キャメロン[NP HDP +1.0 CHDP +1.8 RHDP +1.0 CRHDP +1.8]
・キャメロン英首相「人民元の柔軟性は一夜では成り立たないが、向上しなければならない」
ブラジル政府関係[NP HDP -0.5 CHDP -1.5 RHDP -0.5 CRHDP -1.5]
・マンテガ・ブラジル財務相「米国の金融政策はドルを下落させ、通貨問題を悪化させる」「日米欧は需要の欠如に苦しんでいる」
ブラジル政府関係[NP HDP -0.5 CHDP -1.5 RHDP -0.5 CRHDP -1.5]
・マンテガ・ブラジル財務相「ドルは通貨バスケットに取って代わられるべき」
菅直人[NP HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・時事通信が報じたところによると、10日午後に菅首相と白川日銀総裁が会談した。なお、野田財務相と仙谷官房長官も同席したという。
白川方明[NP HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP -0.1]
・白川方明日銀総裁「菅首相と経済情勢について意見を交換した」
野田佳彦[NP HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.2]
・野田佳彦財務相「菅首相と日銀総裁の会談は定期的な会談で、海外出張の報告などを受けた」「日銀からはリスク資産買い取りに伴う健全性の問題について説明があり、しっかり対応する」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.2]
・オバマ米大統領がG20へ書簡を提出した、と一部通信社が報じた。書簡の内容として「ドルの強さは米国経済のファンダメンタルズの強さ次第」「需要のリバランスや市場が決定する為替レートが、活発でよくバランスのとれた景気回復にとって最も良いベースとなる」などと伝わっている。
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.0 CRHDP +0.1]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「債券保有者にペナルティーを課せば市場を不安定化し、危機を起こすだろう」
バラク・オバマ[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.2]
・ オバマ米大統領はG20へ提出した書簡の中で、G20財務相会合での不均衡や為替に関する合意について、早急に詳細をまとめるよう要請した。
パトリック・ホノハン[NP HDP -0.8 CHDP +1.2 RHDP -0.8 CRHDP +1.2]
・ホノハン・アイルランド中銀総裁「投資家はアイルランドの努力を十分に信頼していない」、「財政状況の弱さが信頼を損ねている」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「バーゼルⅢは大きな成功」、「too big to failの問題は2011年も続く」、「ドイツは経常収支の目標について容認しない」
G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP HDP +0.9 CHDP -0.8 RHDP +0.9 CRHDP -0.8]
・G20の関係者の話として「G20声明では数値目標を含まない見通しである」と伝えられている。また、各国に柔軟な為替相場を求めるほか、米国の量的緩和に関しては話し合われてないことも伝わっている。
イングランド銀行(BOE)[NP+1.0 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「インフレ期待は中期的には目標値付近にあることを示している」
イングランド銀行(BOE)[NP-4.8 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2011年後にインフレは再び低下する可能性がある」
イングランド銀行(BOE)[NP+4.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.4]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「英国の景気回復は継続している」「2011年の消費者物価指数(CPI)は目標の上限にある」「2011年は成長が鈍化するだろうが、2年以内に3%を上回る水準まで回復する見通し」
マーヴィン・キング[NP+4.0 HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.1]
・キング英中銀総裁「国内の支出はより緩やかに成長しそうだ」「生産は弱い水準にとどまる見込み」「インフレが中期的にどのように動くかを判断することは困難」
中国人民銀行関係[NP+6.4 HDP +1.3 CHDP +0.1 RHDP +3.0 CRHDP +0.1]
・中国人民銀行(PBOC)は10日、11月16日付けで預金準備率を0.5%引き上げると発表した。
ポルトガル政府関係[NP HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
・ポルトガル政府は10日、2016年、2020年償還債入札を実施した。平均落札利回りは6.156%と前回の4.371%を上回った。また、応札倍率は2.3倍と前回の2.1倍を上回った。発行高は5億5600万ユーロとなった。2020年債入札の平均落札利回りは6.806%と前回の6.242%を上回った。また、応札倍率は2.1倍と前回の4.9倍を下回った。発行高は6億8600万ユーロとなった。
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・ゼネラル・モーターズ(GM)は10日、7-9月期の決算を発表した。1株利益は1.20ドルとなった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。英中銀イングランド銀行(BOE)は9日、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)を発表。市場の一部では弱い内容になるとの観測があったものの、「インフレ期待は中期的には目標値付近にあることを示している」との認識が明らかになると、対ポンドで円売りが優勢に。他の通貨に対しても円売りが波及した。その後、米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが広がると、円は下げ足を速めた。損失確定の円売り注文を断続的に巻き込んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。心理的節目である1ドル=82円00銭を上抜けてストップロスを巻き込むと、21時45分過ぎに一時10月8日以来の高値となる82円42銭前後まで値を上げた。
・ポンド円はしっかり。英インフレリポートが弱い内容となるとの思惑からこれまでに円買いポンド売りを進めた参加者が反対売買を迫られると、一時1ポンド=132円54銭前後まで急速に値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。18時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.3826ドル前後まで値を上げたものの、その後失速。英インフレリポートを受けてユーロポンドが1ユーロ=0.85511ポンドまで売り込まれた影響を受けたほか、米長期金利の上昇がドル買い材料とみなされたため徐々に上値を切り下げた。一時1.37ドル台半ばまで下押しした。
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.7 CRHDP +0.2]
・ガイトナー米財務長官(米ウォールストリート・ジャーナル紙で)「G20は回復軌道が分かれる中でも貿易を支援するべき」、「先進国に高インフレのリスクはない」、「新興国の成長は商品価格を押し上げる」
オッリ・レーン[NP HDP -1.6 CHDP +0.2 RHDP -1.6 CRHDP +0.2]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「アイルランドからEUに金融支援の要請はない」
ニュース[NP HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
・欧州債券市場では、アイルランドとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが一時600bpまで拡大している。市場では「レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)がアイルランドからEUに金融支援の要請はないと述べたと伝わった後にストプレッドが拡大した」との指摘があった。
パトリック・ホノハン[NP HDP -0.8 CHDP +1.2 RHDP -0.8 CRHDP +1.2]
・ホノハン・アイルランド中銀総裁「ドイツが提案している債務再編メカニズムは将来に対してのもの」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調。米10年債入札の需給悪化を警戒し米金利が上昇すると、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが出た上、米10年債入札後に米金利が更に上昇幅を広げると損失覚悟の円売り注文を断続的に巻き込み、下げ足を速めた。
一方ドル以外の通貨に対しては一進一退。ドルに対する円売りが膨らみ円全体は一時押し下げられたが、引けにかけてダウ工業株30種平均が100ドル超安となる場面があるなど、米国株式相場が下げ幅を広げたため、投資家がリスク資産圧縮の買い戻しに動いた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。10日午前の日本株が上昇したことを背景に投資家のリスク許容度が高まって円を売る動きが出た。事業法人の仲値決済が集中しやすい5・10日(五十日)にあたり、仲値決済に向けて円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた面がある。ただ、下値では国内輸出企業などからの円買いが入り下値は限られた。対ドルで欧州・オセアニア通貨が売られていることにつれて円買い外貨売りが出たことも円を支えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感の出ない展開となった。10日午前の中国株が下落したことや、一部通信社が関係者の話として「中国人民銀行が複数の銀行に対して15日から預金準備率を0.50%引き上げるように通達した」と伝えたことを受けて、後場寄り後の日本株が上げ幅を縮小すると、リスク回避姿勢が進むことを警戒しやや円が買い戻される場面があった。ただ、その後の日本株は引けにかけて上げ幅を拡大したほか、時間外の米株価指数先物が持ち直したため、リスク志向の低下は進まず、ポジション調整の円売りに押し下げられた。
欧州勢の参入後は打診的に円売りが出たものの、積極的に円売りを進めるには材料不足で直ぐに失速した。英・独の株価指数が安く寄り付いたことも円の買い戻しを誘ったようだ。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。英中銀イングランド銀行(BOE)は9日、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)を発表。市場の一部では弱い内容になるとの観測があったものの、「インフレ期待は中期的には目標値付近にあることを示している」との認識が明らかになると、対ポンドで円売りが優勢に。他の通貨に対しても円売りが波及した。その後、米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが広がると、円は下げ足を速めた。損失確定の円売り注文を断続的に巻き込んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。心理的節目である1ドル=82円00銭を上抜けてストップロスを巻き込むと、21時45分過ぎに一時10月8日以来の高値となる82円42銭前後まで値を上げた。
・ポンド円はしっかり。英インフレリポートが弱い内容となるとの思惑からこれまでに円買いポンド売りを進めた参加者が反対売買を迫られると、一時1ポンド=132円54銭前後まで急速に値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。18時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.3826ドル前後まで値を上げたものの、その後失速。英インフレリポートを受けてユーロポンドが1ユーロ=0.85511ポンドまで売り込まれた影響を受けたほか、米長期金利の上昇がドル買い材料とみなされたため徐々に上値を切り下げた。一時1.37ドル台半ばまで下押しした。